映画『悪の教典』の口コミ・レビュー

悪の教典

[アクノキョウテン]
Lesson of the Evil
2012年上映時間:128分
平均点:5.51 / 10(Review 84人) (点数分布表示)
公開開始日(2012-11-10)
ホラーサスペンス犯罪もの青春もの学園もの小説の映画化バイオレンス
新規登録(2012-10-21)【+】さん
タイトル情報更新(2020-10-01)【イニシャルK】さん
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監督三池崇史
キャスト伊藤英明(男優)蓮実聖司
二階堂ふみ(女優)片桐怜花
染谷将太(男優)早水圭介
林遣都(男優)前島雅彦
浅香航大(男優)夏越雄一郎
水野絵梨奈(女優)安原美彌
山田孝之(男優)柴原徹朗
平岳大(男優)久米剛毅
吹越満(男優)釣井正信
荒井敦史(男優)加藤拓人
西井幸人(男優)高木翔
藤原薫(男優)田尻幸夫
永瀬匡(男優)鳴瀬修平
工藤阿須加(男優)松本弘
小島藤子(女優)阿部美咲
秋月成美(女優)柏原亜里
松岡茉優(女優)白井さとみ
菅野莉央(女優)高橋柚香
山崎紘菜(女優)塚原悠希
藤本七海(女優)林美穂
岸井ゆきの(女優)星田亜衣
山谷花純(女優)三田彩音
伊藤沙莉(女優)永井あゆみ
三浦透子(女優)横田沙織
篠井英介(男優)酒井宏樹
岩松了(男優)灘森正男
小島聖(女優)田浦潤子
滝藤賢一(男優)清田勝史
矢島健一(男優)下鶴
山中崇(男優)真田俊平
山口馬木也(男優)蓮実芳夫
眞野裕子(女優)蓮実佳子
貴志祐介(男優)蓮実の同僚教師(国語)
藤井武美(女優)清田梨奈
原作貴志祐介「悪の教典」
脚本三池崇史
森下佳子(脚本協力)
音楽遠藤浩二
撮影北信康
製作市川南〔製作〕
東宝(「悪の教典」製作委員会)
電通(「悪の教典」製作委員会)
OLM(「悪の教典」製作委員会/製作プロダクション)
東宝映画(製作プロダクション)
プロデューサー坂美佐子
山内章弘(エグゼクティブプロデューサー)
配給東宝
美術林田裕至
松井祐一(特殊造形)
編集山下健治
録音柴崎憲治(音響効果)
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💬口コミ一覧

84.ネタバレ まず原作未読です。何てことは無い、生まれ付いての反社会性人格であり、ハーバード大卒の純粋殺人者のお話。サイコパスとしてはこの上ない美味しい設定じゃないですか。ハスミンがなぜこうなったのか?そんな理由を回想で語る必要なんてない。生まれ付いての『サイコパス』だからだよ、という理由だけだ。。あの『レクター博士』にだって幼少期の妹との別れの事件がきっかけで殺人者になったという理由があるのに。伊藤英明の『ハスミン』はそのレクター博士に匹敵するキャラだと思いました。(彼のラストカットを見て)後半の殺戮の宴、ショットガンという凶器は強烈で、拳銃で撃つのとはわけが違う威力と、撃たれた瞬間の恐怖と衝撃は凄まじい。そして何よりハスミンが銃を構えて生徒を撃つ「間」が絶妙。ハリウッド映画でよく観るのは、被害者が懇願し、犯人の思考、または横やりがよく入るが、こちらはそれが全く無い。「タデを殺したの、アンタなんでしょ!?」と女子生徒が泣きながらハスミンに問う。何の間もなく、大きな黒目の無表情でショットガンでズドンっ!である。「あー、何にも言うなよぉ・・・。」と心で呟く間もなくこれだ。これが原作通りなら作者も監督も良く分かってらっしゃいます!文句なしに傑作だ!これを躊躇なく映像化してくれた三池監督、『ハスミン』を心地良く演じてくれた伊藤英明(鼻歌交じりにレインコートを羽織り薄ら笑みを浮かべてショットガンを放つ姿にゾクゾクっ!)に感謝!心理描写などに不満を持たず、邦画エンタメとして観れば近年稀に見る傑作だと僕は思いました。
mikiさん [映画館(邦画)] 10点(2012-11-15 09:19:57)
👍 2
83.ネタバレ いやぁ、傑作。
こういうのを待ってました。
海外には、ジェイソン・ボーヒーズやマイケル・マイヤーズなど、名だたるスクリーンの中の殺人鬼が大活躍してくれているのに、日本に生まれてくれないのを残念に思っていましたが、ついに「ハスミン」という傑物が生まれました。
まず、何の感情も込めない殺しっぷりがいいですね。死の確認のために、わざわざ点呼するところが素晴らしい。他のレビュワー様も書いてたように、殺す間も良いです。よいしょ、よいしょという感じでパンパン殺していきます。
見ているコチラは「ハスミン、頑張れ!」と応援せずにはいられません。
二人殺し逃した時には、「チキショー、この設定じゃ続編作れないじゃないか!逃げるなんて、何て酷いことするんだ!!」と憤りを感じましたが、「To be continued」で一安心。

減点ポイントとしては、途中、快楽殺人っぽく描かれたところ。あれはいけません。サイコパスはあくまで利己的に、邪魔な雑草を抜く感覚で人を殺します。相棒とかなんだかんだ言ってるのは余計です。彼らにとってはただの作業です。もう一つは、他のレビュワー様の仰るとおり、モブキャラ以外にはもう少し感情を込めたかったです。物理教師とかのくだりはバッサリいらないです。それよりももっと殺し方の幅をもたせたほうが楽しめたと思います。せっかく学校には凶器になりそうなものがいっぱいあるので、使って欲しかったです。さらに言えば、全員、点呼して殺して欲しかったと思います。

何はともあれ、スッキリしました。次回作があれば、劇場に見に行きます。
シン*トーさん [インターネット(字幕)] 9点(2014-11-09 17:11:42)
82.ネタバレ 生まれながらのサイコパスである英語教師が、ふとしたきっかけで本性を解放させ、担任するクラスの高校生たちを片っ端からショットガンで撃ち殺していくという、不謹慎極まりない映画である。
某トップアイドルのようにこの映画を観て激怒する人も多いのだろうけれど、それと同等以上に、この映画の「娯楽性」を堪能してしまう人も多いだろうと思う。

はじめのうちは、聖人君子の仮面を被った殺人鬼の教師が、生徒たちを何のためらいもなく、あたかも出席を取るように殺していく様に当然激しいおぞましさと嫌悪感を覚える。
しかし、彼の“鼻歌”に乗せられるように、次第にそのおぞましさがクセになり、一方的な殺戮をどこか楽しんでしまっている自分に気付く。
瞬間、自己嫌悪に陥り、「不謹慎」という言葉を持ち出してその感情を抑えようとするけれど、そんな言葉など意味がないという結論に行き着く。

非常にショッキングな映画であることは間違いないけれど、この映画のスタンスは見紛うことなくエンターテイメントであり、何の問題提起があるわけでもなく、ただただ主人公“ハスミン”の「狂気」を楽しむしかない映画なのだと思う。
主人公の人間性を疑うなんてことは完全にナンセンスなことで、ジェイソンやフレディ・クルーガーら名だたるホラー映画スターと同様に、“ハスミン”という新しい“モンスター”のキャラクターと恐怖を楽しむほかない。

というわけで、これまでの日本映画にはありそうでなかった、高い娯楽性を備えたバイオレンスホラー映画に仕上がっている。
この手の映画を作り出すにあたっては、国内には三池崇史以上の人材がいないことは明らかで、題材に相応しいバイオレンス描写を的確に導き出していると思う。

そして、何と言ってもこの映画の質を一段も二段も上積みしている要因は、伊藤英明の存在に他ならない。
キャラクター性の強い殺人鬼を嬉々として演じ上げた様は見事だったと言うしかない。
表裏のない真っすぐなキャラクターを演じることが多いこの俳優に、完全なる「裏」を演じさせてみて、凄まじい存在感を引き出したことは、監督にとっても俳優にとっても幸福なことだったと思う。

ラストは壮絶な死に様が見られるのかと思いきや……そうですかそうですか。
それじゃあ、更に暴走に拍車がかかった“ハスミン”の「二時限目」を期待しております。
鉄腕麗人さん [ブルーレイ(邦画)] 8点(2013-11-03 01:17:54)
👍 1
81.ネタバレ 実は大盛況の『ヱヴァ:Q』初日に入りきれずでの鑑賞だったのですが、これが大正解。不謹慎過ぎるエンターテイメント怪作、思う存分楽しませてもらいましたよ。何が良いってまずは伊藤英明。あの『海猿』を壮大な布石とした瞳孔開きっ放しの様がハマっています。普段の彼はお世辞にも演技巧者とは言えないと思いますが、これは単純にハマり役。文句無しです。そんな彼が水面下で変態性をチラつかせる前半を終え、いよいよ訪れるハンダゴテ蜂の巣処刑以降の異様なテンションの高さよ。階段の壁越しに漫画っぽくしぶきを上げる血のりの滑稽さよ。山田孝之のドラマーぶり&死に様よ。確信犯的に流れるTHE SECOND from EXILEのズッコケ感よ。2012年度マイベストのうちの一作です。
HIRABAYASHIさん [映画館(邦画)] 8点(2013-01-08 22:25:45)
80.中身?ないですよ、そんなもの。エンターテインメントです。ただジャンルがジャンルだけにこれを単純に楽しめる人はそう多くないでしょうね。ちょっとコンビニいってくるーぐらいの感覚でハスミンがバンバンバンバン高校生をぶっ殺してく様を観て楽しむ映画です。大島優子とは逆に自分は一人殺されるごとにワクワクしましたね。いや、こう書くといささか趣味が悪いように思えますがwまあ要はB級映画ですよ。B級ホラー好きにはもってこいの一本だと思います。洋画のあのノリを邦画風に良くアレンジした感じ。
ケ66軍曹さん [映画館(邦画)] 8点(2012-11-27 18:29:50)
👍 1
79.ネタバレ まず言及したいのがヤッパリ伊藤英明の怪演ですね。どう見ても善人にしか見えない外見を活かした見事なキャスティング、鑑賞後は蓮実役は彼以外に考えられないとまで思いました。三池監督は「十三人の刺客」でも稲垣吾郎に極悪人をやらせたりして観客の度肝を抜きましたが、今回も上手かった。この映画の主人公のキャラクターは共感性が欠落しているという演技が出来なければ成り立ちませんが、生徒が命乞いしても首を傾げて「なに不合理なこと言ってんの?殺さない理由がないだろ」って感じの顔はそれを説明するには十分過ぎる演技だったと思います。
またホラー描写も素晴らしいと思います。先生を信じて屋上前の階段で待っていた生徒を次々に射殺していく場面では、射殺される女子生徒は直接見せず、画面奥で銃声と共に飛び散る血飛沫で殺戮を表現したり、直接見せている場面よりずっと怖い。しかも主人公は"モリタート"を楽しげに口ずさんでいるというおまけ付き。歌を口ずさみながらの残酷描写ってのは『時計じかけのオレンジ』のアレックス以降お馴染みですが、不変しないホラー表現だと思います。
それから脚本もスマートでした。原作の『悪の教典』は「え?あれだけ色々描写されてた生徒が一瞬で殺されちゃうの?」という意外性が面白いのですが、映画化するにあたっては同僚教師や生徒の描写は基本的にカット。原作では釣井先生も蓮実と同様に結構人を殺してる人間なのですが、そういうエピソードは丸ごと切り、蓮実の話だけにしたのも良かったと思います。
ただご丁寧にAEDの録音機能について説明したり、清田梨奈の家の周りにありえないほどペットボトルを並べたりするのは説明過多なんじゃないかなと思います。観客はちゃんと勝手に考えて描写を補完するし、あれだけこれみよがしに見せられると観客をバカと思ってるのかなって気がしてしまいます。
民朗さん [映画館(邦画)] 8点(2012-11-12 23:43:36)
👍 3
78.ネタバレ  こーゆーサイコパス的な映画は結構好き。
 特に前半から中盤にかけての不穏な空気がたまらんです。
 何かが起こりそうな予感。あるいはもう起こってるんじゃね?っていう雰囲気。そのただならぬ雰囲気がクセになります。
 カンニング。不良。万引き。セクハラ。モンスターペアレンツ。
 問題ばかりの学校で、唯一まともな教師はすみ。
 ところがこいつが一番とんでもないサイコパスだった。
 ほとんど予備知識なしで見たから面白かったです。
 毒を以って毒を制するような展開になりそうだったところも好き。
 ただそこは期待していたほどには盛り上がらなかったです。
 映画の尺の関係上仕方が無いことなのかもしれませんが、3人とも一方的にやられちゃうのがもったいなかったかな。
 いや、それはそれで『はすみ』の圧倒的な恐ろしさを際立たせるのには一役買っているわけですが。
 子悪党が雁首並べたところで、本物の悪には傷一つつけられない、っていうことですかね。
 この映画のピークは『けいすけ』が拷問されるところまでかなぁ…。
 ラストの大量殺戮は何の芸もなくて面白味に欠けます。ただのスプラッタ映画に成り下がってしまいました。
 アーチェリーの少年。ゲイの少年。東大を目指しているヤなやつ。印象的な生徒がたくさん出たのに、ただ銃で撃ってまわるだけ。
 AEDの伏線があったんだから、それで局部を感電死させるぐらいのゴア描写があっても良かったんじゃなかろうか。終盤のたたみかけはもう一工夫欲しかったところです。
 『モンスターペアレンツ』『たで』『つりい』『けいすけ』までは8点から9点くらいつけちゃおうと思っていたのですが、最後の大暴れで減点です。
 正直最後はバトルロワイアルと何が違うのかと思ったり、思わなかったり…
たきたてさん [ブルーレイ(字幕)] 7点(2022-12-26 04:51:53)
77.表向きは好感度抜群だが内側には暗黒を抱えた高校教師が、一晩で生徒全員の抹殺を企む、という、現代版八つ墓村。ハスミ先生が生徒たちを血祭りにあげるだなんて、小説だからいいようなものの、映画だと、ちょっと違う意味に捉えられそうな。この業界には、もっとオソロしいハスミ先生が実在してますから、ねえ。
それはともかく、この「悪の教典」、原作には、「そのようなジェノサイドは実行可能か?」という疑問に対する思考実験みたいな側面があって。まず、血も涙もない暗黒の方程式に基づくハスミン氏の内面を描いて動機の部分を構築。そんでもって、恐怖の一夜が始まるのだけど、思えば13金のジェイソンなんて、無意味に神出鬼没だったり(絶対、ジェイソンはスタッフの手を借りてると思う)、はたはた急にドン臭くなったり、随分といい加減なヤツでした。しかし実際の人間は、あんなに神出鬼没の行動は取れないしスタッフの手も借りられない。襲われる方だって、逃げたり隠れたり、反撃を試みたりもするワケで。その中でいかにして殺戮を成立させるか、先生と生徒との命がけの知恵比べがそのまま作者の挑戦ともなって、一種の詰将棋みたいな小説になってます(そこが少し野暮ったくもあって。私の中での貴志祐介三大作品は、「黒い家」「天使の囀り」「ガラスのハンマー」。「悪の教典」や「新世界より」が、ちょっと劣ると思ってしまうのは、その三作があまりに圧倒的だからでもあるのですが)。
で、この映画化にあたっては、その辺りがうまく再構築されています。最初の方で「それもこれも伏線です」みたいな描写が連発されるのはいただけないけれど、それ以外の点では、描写の断片化によって理屈っぽさを排除し、シーンごとの映像の力、不穏な雰囲気で映画を引っ張っていて。原作の「小説としての魅力」はそぎ落とさざるを得なかった部分もあるにせよ、それを補う「映画としての魅力」があり、よく練られていると感じます。
伊藤英明も、役に完全にハマってます。もしかして彼をモデルにこの小説が書かれたんじゃなかろうか、と思えてくるほど。
ところで、最後にto be continuedと出てきますが、もしかしてあの文庫の最後に載っていたオマケ小説を映画化する? さらに映像化困難と予想されますが。
鱗歌さん [インターネット(邦画)] 7点(2021-05-16 23:49:31)
👍 1
76.ネタバレ こんなヒドイもん撮るな作るなって怒ってる側の御意見って意外と少ないんですね まさか意外。
しかし、こんなにも大量の生徒が学園内でバッタバッタと殺されまくる地獄絵図のような作品に撮影許可を出し、自校舎を貸し出した学校って一体何処のどんな学校なんだろうかって心配になってしまいましたよ。(学校側はこの内容を知っていたのかって意味でですね) 以降、それがずっと気になってしまい 最後、待ってましたとばかりにエンドロールを食い入るように見入ってしまってましたよ そしてロケ地(学校名)を確認。はい なになに 加藤学園 御殿場キャンパスですってか・・(そこからその加藤学園御殿場キャンパスについてウィキること数分。) はい なるほど 分かりましたよ ロケ地の名所でしたか つまりはちゃんと廃校使って撮影されてたわけですね はい わかりましたよ そりゃそうですよね 一般生徒が通う一般学校であんな撮影してるわけがないよね 貸し出す学校あるハズないよね はい 分かりましたよ 心配御無用 私の考えが浅はかでした バカでした。今回これを機会に一つ勉強になりました。
3737さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2015-03-02 23:42:59)
75.ネタバレ 伊藤英明はお決まりマンネリのヒーローをさせられるよりも、こういう歪んだ役をもらった方が本人も楽しめて良かったんじゃないかなと思いました。ハスミンのサイコぶりを観る映画なんだと思っていたので、それほど期待していなかったのですが「生徒のなかで誰が生き残るのか? 誰がハスミンをやっつけるのか?」という大詰めに入ってから『バトル・ロワイヤル』を思い出すような面白さを感じました。映画館で観たらおそらく『ターミネーター』をはじめて劇場で観た時のような緊張感が味わえたかもなぁとも思いました。でも、生き残りを見せるタイミングがどうしても早すぎます。それだけが、ものすごく勿体無いと思いました。なんで最後もう少し粘った演出しなかったんだろう? そしたら「うわぁ、完全犯罪やっちゃったよ~、こうしてまた別の学校に移るのか…」と思わせといて、ドンデン返しのふた山目を味わえたかも…といっても、今時「いやいや、これで終わるわけない。生き残りがいてバレるはず」くらい考えちゃうので、逆に潔くまとめちゃったのかな? だとしても、バレバレでもそうして欲しかったかなぁ。原作を読んでみたくなりました。山田孝之は存在感ある役者さんなのに、この映画ではあまりに小粒な役だったんですね。もうちょい活躍して欲しかったかな。
だみおさん [DVD(邦画)] 7点(2014-05-12 03:37:43)
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74.ネタバレ 伊藤英明演じる教師が教え子達を皆殺しにしていくという内容は知っていましたが、思っていた以上に容赦なく惨殺されていくので衝撃を受けました。逃げ場が無く、泣き叫んでいる生徒の集団を「海猿」の熱血ヒーロー像がある伊藤英明が無表情に一人一人銃殺していくシーンは圧巻でした。唯一の笑いどころは山田孝之演じるセクハラ教師の最期です。
nyarameroさん [DVD(邦画)] 7点(2014-04-16 13:06:25)
73.ネタバレ まったく予備知識無く見ればかなりおもしろい しかし予告編がおもいきりネタバレだ 後半の虐殺シーンの問答無用さは邦画では初かも ジャズの名曲「マック・ザ・ナイフ」にのせて次々に生徒たちを虐殺するシーンは秀逸 必ず二発撃ったら弾を補給するなど、上下二連のショットガンの扱いとかもリアル 三池物では久しぶりに面白い この人はムラがあるな まぁ、ほとんどハズレるんだけど(笑) 以前この類いの秀作「ホステル」にちらっと出演していたがその時にインスピレーションを得たのかもしれないな エンディングではAEDの録音で主人公が窮地に陥るならば生徒が二人生き残る必要はなかったんじゃなかろうか あの二人も生き残りそうで、でもやっぱりだめだった、みたいな方がAEDが再生されたときのカタルシスがあるし、主人公の目論みが成功したかに見えた方が、屋上から落ちた生徒が生きていそうだったのにも唯一の生存者として次に繋がりやすい 後、蛇足だが山田孝之のドラムのシーンは必要だろうか?なんかのサービスカットか 主人公が殺人鬼になる過程はほとんど描かれないので続編に期待する
にょろぞうさん [ブルーレイ(邦画)] 7点(2013-12-20 22:39:01)
72.ネタバレ 秀作。非常に映画らしく作られている映画だと思う。【ネタバレ注意】伏線がややわかりやすすぎるきらいはあるが、非常にオーソドックスな展開で、死ぬだろうなという人物、死なないだろうという人物が、そのままの結末を迎える。“善人を演じる悪人”を演じる伊藤英明はよかったが、脇役に酷い大根役者もおらず、教育的な配慮を何もしていないという点を割り切って見れば、映画としてはよくつくられたものだと思う。少し引いて考えれば、弾を込めなおす間にどうにかしろと思うし、とくに最後の犯人押し付け策は、実際には消炎反応とか、ロープなどに残る痕跡を考えれば無理があると思うが、息もつかせぬ展開で、そうした疑問を乗り切っている。なぜ最後のシーンが“アレ”なのかということや、エンディング曲にはいささか疑問もあり、何か心に残るという映画ではないが、この手のサイコサスペンス的なものが好きな人にはお勧めできる。
mohnoさん [CS・衛星(邦画)] 7点(2013-11-24 18:01:14)
71.ネタバレ 予告編であそこまでネタバレされてしまうとストーリー的には何を楽しみにしたらいいのかわからない状況だったけど、裸で懸垂し始めた頃から少し面白くなってきた。
出演者のネームバリューから考えて二階堂ふみは生き残りそうだなぁって思ってたら、きっちり生き残るし、AEDの録音機能は証拠になりそうだなぁって思ってたら、きっちり証拠になるし、1人くらいは殺し損ねてるのも居そうだなぁって思ってたら、きっちり1人生きてたりというよく出来た構成の作品でした。
唯一のがっかりはアーチェリー部の不甲斐なさでしょうか。
勝てないのは仕方ないけど、せっかく武器の所持を許されてるんだから率先して戦って欲しかった。
あと、山田孝之はイマイチ活躍の場が少なくて残念だったけど、最期の臭覚には感動しました。
もとやさん [DVD(邦画)] 7点(2013-10-30 14:51:22)
😂 1
70.ネタバレ このハスミンのキャラ、ある意味ノーカントリーのシガーよりもインパクトの強い殺人者かも。少なくてもこんなタイプは今まで見たことがない。
普通の凶悪殺人者キャラは、殺人モードになったときに狂ったように豹変するか、まったく感情を表に出さないかどちらかだった。
しかしこのハスミンは、いい先生のときとまったく同じテンションで、いい先生のままで生徒を殺しまくる。豹変しないところがすごく面白いしヤバい。
誰かも言ってたけど、瞳孔開きっぱなしの伊藤ちゃんがヤバすぎる。
この人、元々ちょっと怖いよな。何考えてるかわからない怖い目だよな。
この人を殺人者にキャスティングした時点でヤバい映画だなって思う・・・
あと、あの曲怖すぎ。
kosukeさん [CS・衛星(邦画)] 7点(2013-10-20 23:51:29)
👍 1
69.ネタバレ はい、すごく面白かったです。これはコメディだと思いました。
家庭の事情だの親子関係の問題とか教訓的、教育的なメッセージが一切排除されているのがいいと思います。
その上、生徒たちの誰一人として肩入れできるキャラがいません、いい年してこんなこと言うのはなんですが、しかしどいつもこいつも可愛げのないうざったい子ばかり、特に生き残った重苦しいおかっぱ頭の子が非常に最もうざかったです(笑)
「陰陽師」の伊藤英明はガタイもいいしイケメンなのに気の毒なくらい演技がヘタでした。でもイイ役者になりましたなあ、「海猿」のアクションシーンも迫力あってかなりイイし、サイコな殺人鬼まで魅力的に演じられるようになったんですねぇ。
本作は蓮見という人物を見せることに徹しているのが良いのです、レクター博士まで思い出させた本作、ラストのTo be continuedがなんかうれしい、ほんとに続編が観たいですね。
envyさん [CS・衛星(邦画)] 7点(2013-09-17 00:26:17)
68.ネタバレ 雰囲気作りが良く出来てますし伊藤英明の怪演も光ってますが、ハスミンの狂気と知性を描き切るにはちょっと時間が足りなかったかなと思います。まあ一クラス全滅させなきゃいけないわけですし、これが一杯一杯でしょうかね。しかし、あの大人数の生徒を一人一人殺していってマンネリに感じさせない伊藤英明の演技はすごいと思いました。
映画大好きっ子さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2013-09-08 23:37:28)
67.ネタバレ 論理力の強いハスミン。行動力あり過ぎです。勇気もある。実行力もある。手際もいい。
ベクトルは大幅にズレてるけど、自分にない所を沢山持ってて、羨ましく見えてもしまった...w。
デヴィッド・グローネンバーグのヴィデオドロームを彷彿とさせる。現実なのか幻想なのかわからない感覚。
後半の勢いが、真剣だけどちょっとふざけていて、そこが気に入りました。
VNTSさん [DVD(邦画)] 7点(2013-05-27 15:37:48)
66.ネタバレ 殺戮場面の多さに、色々なご批判はあるようですが、これも架空世界の娯楽(?)の一部と捉えれば、それなりの面白さはあると感じました。▼サイコパスを主人公にした映画は幾つか有るみたいですが、小生がみた「ハンニバル・シリーズ」の他に、史上最大の反社会映画と評されたカナダ製の「ザ・テロリスト」があります。本作も「ザ・テロリスト」
程過激ではありませんが、あの一見爽やかな「伊藤英明」が殺戮者を演じた面白さがありました。彼の「くず弁」でみせたコミカルなイメージがあったので、尚更その役者資質に驚嘆しました。▼ラストの「To be continued」について、パンフには原作者・貴志祐介氏が次のように書いていましたので一部御紹介を。「蓮実が捕まった後で・・・、問題はクライマックスなんですね。・・・それが私の中で成立した時、続編を書けると思います」。あの「羊たちの沈黙」では、途轍もない厳重な拘禁状態から、見事に抜け出してしまったハンニバル・レクター博士の例もあるので、大いに期待したいと思っています。
亜酒藍さん [DVD(邦画)] 7点(2013-05-26 07:32:42)
65.ネタバレ 「バトルロワイヤル」をバカバカしいな~、と笑って観られる人ならばこの映画も大丈夫。
殺戮シーンがダメな人はこの映画を観ないと思うけど
もし普通のサスペンスだと思って間違って観たら評価は低~くなるでしょうね。
警察に連絡してから来るまでがあまりにも遅すぎ&最初っから武装&大勢で来すぎ。
ひたすら撃つばかりなので殺し方にバリエーションが無い。
この2箇所は特に気になってしまった。
8点あげたいけどそれのせいで減点で7点。
虎王さん [DVD(邦画)] 7点(2013-05-16 22:47:56)
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【点数情報】

Review人数 84人
平均点数 5.51点
022.38%
100.00%
267.14%
367.14%
455.95%
51821.43%
61517.86%
72630.95%
844.76%
911.19%
1011.19%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 7.25点 Review4人
2 ストーリー評価 3.55点 Review9人
3 鑑賞後の後味 3.75点 Review8人
4 音楽評価 6.00点 Review5人
5 感泣評価 1.50点 Review4人

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