映画『009 RE:CYBORG』の口コミ・レビュー

009 RE:CYBORG

[ゼロゼロナインリサイボーグ]
2012年上映時間:103分
平均点:4.34 / 10(Review 32人) (点数分布表示)
公開開始日(2012-10-27)
アクションSFアニメシリーズものTVの映画化漫画の映画化3D映画
新規登録(2012-11-03)【ムラン】さん
タイトル情報更新(2022-10-26)【イニシャルK】さん
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監督神山健治
宮野真守009:島村ジョー
玉川砂記子001:イワン・ウィンスキー
小野大輔002:ジェット・リンク
斎藤千和003:フランソワーズ・アルヌール
大川透004:アルベルト・ハインリッヒ
吉野裕行007:グレート・ブリテン
杉山紀彰008:ピュンマ
勝部演之ギルモア博士
金光宣明
山根舞
原作石ノ森章太郎「サイボーグ009」
脚本神山健治
音楽川井憲次
製作Production I.G(「009 RE:CYBORG」製作委員会)
日本テレビ(「009 RE:CYBORG」製作委員会)
製作総指揮石川光久
制作Production I.G
配給Production I.G
作画荒牧伸志(メカニックデザイナー)
美術渡部隆(美術設定)
編集佐藤敦紀
録音トム・マイヤーズ(録音)(サウンドデザイナー)
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💬口コミ一覧

32.映像のカッコ良さは、今まで観たアニメ映画の中でも1・2を争うくらい。「彼の声」とか思わせぶりな謎も、いい感じ。まあ確かに最後の方は消化不良感あったけど、総じて素晴らしい映画だと思いました。
もんでんどんさん [インターネット(邦画)] 8点(2017-10-26 01:10:55)
31.ネタバレ みなさまが書かれているほど、「ひどいな~」とは感じませんでした(先にレビュー読んだから?)。どちらかというと、面白く観れました。ただ押井色(IG色)が散りばめられていて、そこから脱さない限り「押井監督版が観たかったな」と言われ続けるだろうなと思いました。【追記】いろいろな方のレビューを観て評価変えます。なんとなく「パトレーバー2」や「ビューティフルドリーマー」を思い出しました。「こんなの●○じゃねえ!」と公開時酷評された作品です。比べるのは失礼かもしれませんが、それらに対してより原作をリスペクトしている印象がある今作は、作歌性は弱いかもしれませんが(なんとなく中途半端なところが叩かれている感じがします)、その落としどころがしっかりと神山色だなとあらためて思いました。数年後にみると、じわじわっときそうな良作です。
月ひつじさん [DVD(邦画)] 8点(2013-06-18 00:44:29)
30.ネタバレ 009またやってるみたいなんで、その前に前作にあたるこれを拝見。わかります。わかりますぞ。このアニメが評価が低いのが。そりゃサイボーグ009ときて、この物語じゃ、納得しない人多いっしょ。全員揃わないわ、活躍しない人おるわ、クライマックスあんま盛り上がらんわ、なんか話が難解やわ、終わり方がお客さんの解釈にゆだねる系やわ、ダメっしょ。ただ当初の企画の押井監督版なら、001が犬で、003がおばーちゃんになってるそーなので、それもどーなんやろって感じやけど。でもね、でも、実は正直にゆーと、僕は、このアニメ、ちょっと好きです。攻殻っぽくアレンジされてる世界観、サイボーグたちがみんなリアルな感じになってるとこ、サスペンスタッチで、そこに現代のアレンジが施されて、最後まで結構ワクワクして観ました。009の加速装置のヒョエーーーな表現、なんか気持ちいい。003がエロくてしかも索敵能力サイボーグとゆう新たな解釈が素敵。002がアイアンマンみたいでかっちょいい。004のニヒルさ、001の超能力の頼もしさ、005のパワフルさ、なんかいい。監督は最後の解釈を、あの世界は002の脳内って言ってたらしいけど、そこは、見た人が好きにしたらえーんちゃう。恐らく、監督自身もテキトーにゆーて、本当は作った本人ですら、確実には決めてないっぽいし。天使の化石は、00ナンバーのサイボーグっぽくも見えるので、そこは狙いやとは思うけど。ラストは僕も、え?これで終わり?って肩透かしになったけど、全体的な雰囲気は好きです。この雰囲気のまま、攻殻みたいにテレビシリーズ化して、各話で、それぞれが、普通に悪を倒すのに活躍するってお話、作って欲しいなー。でも、次の009はこのイメージをそのまま引き継いだ感じなので、新作がちょっと楽しみなアニメでした。
なにわ君さん [ビデオ(邦画)] 7点(2016-12-08 18:36:55)
29.ネタバレ いやぁ、石森キャラクターをよくぞここまでリアルに創り上げたもんだよ。そのクリエイターの心意気の高さに拍手。そこにあの天使編を微妙にからませた展開にもう昭和世代のおじちゃんには、涙モンだった。ラストがあれなら、映画文化そのものの否定につながりかねない危険さはあるものの、まぁ天使編のアンサーだと思えば、石森氏に捧げた傑作ともいえるね。これをただの教育映画と思うような頭の固い人は、漫画「サイボーグ009」をまず読みましょう。この映画はあの作品に憧れを抱いて青春時代を送った者には分かるカタルシスがある。・・・な~んてね、003と009のラブシーンはファンの夢なんですね。いや、長いこと生きてるとこんな作品にお目見えにかかるもんだと思いましたぞい!
トントさん [DVD(邦画)] 7点(2016-02-07 21:08:29)
28.ネタバレ 00ナンバーたちがほぼ全員、能面でもかぶっているみたいだった。生身の体ではないというコンプレックスこそが彼らの持ち味だったのに、「攻殻機動隊」を手掛けた監督がかかわるとサイボーグはアンドロイド化するんだろうか。チームワークが魅力であるはずのメンバーたちが単独プレーで能力を使ったり、「超銀」のボルテックスのオチが使われたり、話の整合性がめちゃくちゃだったり、難解で長いセリフが多かったり(日本のアニメを日本語の字幕で見なければならんとは)と、突っ込みどころ満載だったけれど、仲の良かったはずの002と009が仲たがいをしていて、再会したらさっそく空中で取っ組み合いの喧嘩というノリは面白かった(その間に原爆を落とされちゃったから目も当てられないけど)。そもそも001が009を宇宙空間へテレポートできるくらいのベビーなら、ミサイルの発射に15分もあったんだから信管くらいどうにかできたんじゃないのと思うけど、それをいってはおしまいなんだろうか。
tonyさん [DVD(邦画)] 6点(2015-02-22 22:26:29)
27.ネタバレ 戦闘機のドッグファイトのシーンで、ふと気づいたのが、CGで描いた戦闘機の動きがリミテッドアニメのようにややカクカクしていること。CGなのにセルアニメの動きの「味」を出そうとしている。
最近の別の名作アニメのリメイク作品では戦艦の動きがいかにもCG特有のスルーっとした動きなのが違和感があった。
CGと従来のセルアニメの違和感を払しょくするために、CGのコマを落とすということは理屈としては難しいことではないと思っていたのだが、何故誰もやらないのかと思っていたら、見事にこの作品が試みていたことが実に嬉しかった。
キャラクターも全てCGで描かれているらしいが、この動きの考え方ひとつとっても、CGの使い方の可能性を感じた。
肝心の内容だが、あまり過去の作品に思い入れがないので、この作品単体で考えれば楽しめました。
しかし、神や天使と、テロや武器商人を結びつける構図は、監督が頭の中で構築した理論が空回りしている感じがして説得力に欠ける。
セリフ以上に、この理屈を絵が物語っていない感じがするのが残念だ。これは絵が緻密であるといった技術論と別の問題である。
やはり娯楽アニメとしてシリアスであっても爽快感やユーモアは欲しかった。
そう、今の映画って視覚的な刺激は強いが、特にユーモアの感覚がものすごく欠けていると思う。(単純にギャグっぽいセリフを言うという意味ではありません)
全ては表現のための技術であるが、この技術の志は高く評価したいです。


どっぐすさん [インターネット(字幕)] 6点(2014-07-12 22:47:50)
👍 2
26.ネタバレ 「天使編」に「地下帝国ヨミ編」の最後の方を混ぜたような内容。
描写も60年代の漫画を現代の3Dのシリアスアニメにすると色々無理が出てきちゃいます。物語の方も手抜きと難解が混ざってますね。
009たちが正義を成し得たモニュメントとして月の裏に天使、彼らは天使?に昇華して終わり。と解釈しました。
他の人が色々書いてるのであとは各メンバーについて。
001・・・003に抱っこもしてもらえません。テレポートマシーン
002・・・NYのチンピラ出身だった彼がアメリカ代表・世界の警察ぶってるのには失笑
003・・・高校生のジョーを襲う色魔ババア
004・・・活躍が少なくて悲しいです
005・・・他のメンバーが009と合流して和気あいあいとしてる中、いつまでも一人で戦っていて仲間からも忘れられていた悲しい存在
006・・・意外と活躍してる?
007、008・・・天使に拉致れれて見せ場なし。途中退場させられた意味もわかりません
009・・・加速装置の描写とマフラーかっこええ
博士・・・002,009を信頼せず銃を向ける一番おかしな人
ume0214さん [CS・衛星(字幕なし「原語」)] 6点(2014-02-14 19:09:39)
👍 1 😂 1
25.ネタバレ 見終わった後の感想は率直に「えっ!?」でした。
原作は申し訳ないですが未読です。だからかもしれませんが訳が分かりませんでした。

とにかく言葉で説明しすぎという印象。
その説明も「推測では~」「恐らく~」という感じで要領が掴めないまま最後まで突っ走るので
最後の意味不明空間とエンディング直前の月の裏側の映像がまったく理解出来ませんでした。

そして、何より残念なのは9人全員が揃わなかった事。
とくに008=ピュンマなんか、持ち味を何も発揮しないでフェードアウト…これはさすがにいかんでしょ。

加速装置の描写は凄かったと思います。
また(露骨すぎでしたが)003=フランソワーズのセクシー描写にはがっつり喰いつかせて頂きました。

でも、一番の山場はやっぱり研究所内での戦いと空中でのミサイル攻防戦だったと思うのです。
ここを活かすなら、分かりやすい悪の組織がいてそれに立ち向かう…って話でよかっような…。
今風になんか抽象的な感じで、オチは見る側に任せます!っていうやり方は009を見る人は求めていなかったんじゃないかなぁと思います。

未完作の最後は、やはり巨匠「石ノ森」ではないと描けないものなんだろうなぁ、と痛感しました。
HIGEさん [映画館(邦画)] 6点(2012-11-20 11:22:30)
24.ネタバレ やはり、目に見えるはっきりとした「悪」に対し「正義の戦士」が戦いを挑み、勝つというストレートな物語を描いて欲しかったです。そういうシナリオを書くことに抵抗感があるのでしょうか。みょうに観念的、ひねり過ぎで、私がシナリオを読んだら企画段階で却下しますが、よくぞ予算がおりて映画化されたと思います。アニメーションの技術は昔に比べ格段に素晴らしくなりましたが、原作(ヨミ編まで)の面白さ、素晴らしさをスクリーンで表現することは難しいようです。他にも不満はあって、9人戦闘服を着せて勢揃いさせるべきですし、007と008はほとんど活躍もせず、レーサーでないジョーなんてがっかりです。期待を裏切られるとわかりながらも、オールドファンは夢を求めて、映画館へ足を運んでしまったのでした。
ジャッカルの目さん [映画館(邦画)] 6点(2012-11-18 01:34:54)
23.ネタバレ 009は子供の時に観たアニメのみでした、何と闘っていたか全く覚えていません。最初の方は、攻殻を見ているような錯覚に陥りました、序盤はだらっとしていますが、キャラ紹介的で楽しめたんだけど、敵がぼんやりしてて気持ち悪い感じでした。キャラの能力描写、特に加速装置の描写はいい感じ、でもお話しの中身が難しいというか分かりにくいので、残念ですね。
ないとれいんさん [ビデオ(邦画)] 5点(2014-09-29 12:49:27)
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22.ネタバレ (ネタバレあります。未見の方はご注意ください) いきなりですが、私なりの解釈は以下のとおりです。 人間は進化の過程で脳内に神を創り上げた(=宗教)。それは種の繁栄のために都合が良かったから。世界各地で多発した爆破テロは、各人の脳内にいる神からの指令によるもの。繁栄を極めた人類の次なる選択は、自らの種のリセットでした。エピローグ“水面を歩ける世界”は命尽きる寸前のジョーの内面世界。それは人類のネクストステージ。あるいは、もっとポピュラーに“天国”と言い換えてもOK。月面の天使の化石は宇宙空間で果てた009でした。以上です。宗教や哲学の視点を盛り込んだ興味深いテーマで、所謂“難解映画”に違いはないでしょうが、散りばめられたヒントや伏線を掻き集め、真相を手繰り寄せる愉しみはありません。単純に004が劇中で披露した天使の化石関係の仮説(という名の講釈)を整理すれば、自ずと答え(らしきもの)が出る仕組み。残念ながらミステリーとしての面白味はありません。アニメーションの技術的な善し悪しについては、正直分かりません。空中降下~音速超え加速装置の描写は興奮しましたが、アクションで目を惹いたのはこれくらい。能面のようなキャラクターデザインで喜怒哀楽を封印しサイボーグの機械的側面を強調する一方、003と009の生々しいキスシーンで人間部分の心情も表現。上手いとは思いますが、感情移入したくなる魅力的なキャラは見当たらず。アニメに採点が甘くなる傾向がある私ですが、今回は例外ケースのようです。
目隠シストさん [CS・衛星(邦画)] 5点(2014-08-15 18:58:21)
👍 1
21.ネタバレ なんで神々との闘い編や天使編に絡めないとダメなんですかね…
巨匠の未完作品に手を出したけど結局自分でもよくわからないので
適当にオチをつけてハッピーエンドにしてみました、と
風呂敷を広げたはいいけどそのまま投げ散らかしましたね。
それともアレは超銀のオマージュとかパロディで古いファン世代のサービスだったのでしょうか。
後ろ座席にいたお嬢さん達は「予想外の終わり方だった」「これは続編あるでしょ」と
話してましたが、超銀知らない世代はアレが予想外かー…いやー続きはないでしょう…(笑)と内心苦笑いでした。
進行よく動かすために話に絡め辛いキャラの影が薄くなるのはよくありますが
それなら最初から絡めようとしなくていいです途中で行方不明って子供の脚本ですか。
もうね、細かいところからオチに至るまで「中途半端」につきるんです。
009は既に古典の領域に入る名作ですが
002や009をどうしても殺せないのは原作や旧ファン世代への配慮ですか?
そんなのいいんです。
観客を煙に巻くのと驚かせるのは意味が違います。
このオチには真の意味が含まれてまして後で解説しますね、実は裏があるんです
という監督自身だけがわかっているけど観客の皆さんには簡単には教えませんよ的
煙の巻き方って本当に嫌いです。台詞でオチを説明解釈するアニメももう飽きました。
それならいっそ王道だろうとベタだろうと「これが俺の009だ文句あっか」と
開き直れるくらいのインパクトを与えて欲しかったです。
ここら辺は完全にアメコミとか某エヴァのように何度だって
『なかった事にして最初からやっちゃうよ』的ふてぶてしさが足りないのではないかなと思います。

今回開拓できたのは大胆に脱いで大人の関係をみせつけてくれたフランソワーズと
もっと大胆に脱いであんなところやそんなところもご開帳して全裸で飛行しちゃうジェットくらいですかね…
そこで期待度が上がってしまったぶん後半の失速感はハンパなかったです。
今後も何らかのカタチで009は継承していくでしょうけど
大満足できる009作品に出会える事を心の底から願います。
どぶん子さん [映画館(邦画)] 5点(2012-11-16 13:13:05)
20.前半部分は雰囲気があって引き込まれましたが、結局それで終わりです。オチもよくわかりませんし、00ナンバーズ?も活躍に偏りがあって009以外は特別すごい人に見えませんでした。何よりも作品自体が攻殻機動隊に見えてしまって中途半端です。
アフロさん [映画館(邦画)] 5点(2012-11-04 10:38:19)
19.ネタバレ 
原作既読ですが色々と忘れてるので読み返そうかな。押入れから出すの面倒…。 冒頭の「はじめに声ありき。言葉は彼なりき。…」と出たところで、「あー、これは天使編や神々の戦い編の関係だな」と思いましたが案の定な内容。新規立ち上げ的な作品でいきなりコレは敷居が高いと思いますがね。シリーズ化する気なのかわかりませんが、今回はメンバーで巨大な悪に立ち向かうってベタな展開でも良かったかも。『彼の声』に突き動かされメンバーもテロ集団化しちゃってるし、やたらミサイル処理してるだけの印象でした。サイボーグ戦士の味方のギルモアもメンバーに対して妙に敵愾心があって好戦的だし違和感あったな。最後はメンバーの誰かの希望した再生された世界ってトコか。なんか逃げた感アリアリ。噂では押井監督の話だったそうですが宗教的な要素や啓示なんかは得意だと思うので押井版が観たかったかな。 ビジュアルは概ね良好なものの、視覚効果など演出面では既視感がある。特に視覚聴覚を強化された003:フランソワーズ絡みだと演出全て攻殻が浮かぶのは仕方がないのかね。002:ジェットの飛行シーンはリアリティを追求したんでしょうけど、飛行形態フォルムがチョットやりすぎでガッカリしたのは私だけですかねぇ。 石ノ森章太郎(石森章太郎)先生亡き後、未完の作品である009を完結させるため色んな媒体で作品が発表されている。この作品もその一環、というかこの作品が(シリーズ化したとして)決定打的な存在になるのかな。人類の本性が悪ならば、それを滅ぼすことは人類を滅ぼすということなのか、その時、サイボーグたちはどうするのか。先生は、どうケリを付けるおつもりだったんでしょうね。
ロカホリさん [映画館(邦画)] 5点(2012-11-03 22:07:29)
18.ネタバレ もう本当に「なんじゃこりゃ?」でした(素で出た言葉でした)。絵やアクションは素直にかっこいいと思いました。もう本当にこれだけ(絵とアクション)でよかったのに、変な理屈を捏ね出したせいで全てが台無しになってますね。もう本当に(こればっかだけど)、疑問しか出てこない・・・・。なんで009と002は助かったの?007と008は何してたの?最後の街は何なの?なんで003はあんなに助べえ(失礼)になったの?なんで001のテレポートでミサイルをどっかにやらなかったの?005だけで敵やっつけてんじゃん!!004の弾丸は切れないの?あげればキリがありません。どうせなら単純に影が薄かったあの悪徳企業との戦いだけに割り切って、最後は009がミサイルを破壊した後に002が助けに来るとか本当に単純なアクション映画にした方が1億倍マシだと思いました(あっ006だけ書いてないや・・・特にないからいいか・・・)。
わたたさん [ブルーレイ(邦画)] 4点(2014-01-25 03:02:47)
17.ネタバレ この監督が「攻殻」で取り組んでいた集団無意識をさらに掘り下げようとして、滑ってました。皮膚感覚から乖離した事件が起こり、狐につままれたように結果が流れて行きました。共感ポイントが無いフィクションはキツイです。「神」は何もしてくれないからこそ「神」なのに、安っぽい奇跡で締めてくれました。
ストーリーはアレですが、思い入れのあるサイボーグたちの能力描写は楽しめました。高空から落下し、加速装置で接地の瞬間を刻むシーンはちょっと興奮しました。やっぱり島村ジョーが最強ですね。そのジョーがランジェリー・フランソワーズの腰に手をまわすシーンも見どころなんだけど、ジョーの無表情には違和感が募りました。主人公であるはずの彼が9人のなかで最も人間味が感じられない。意図した演出かもしれないけれど、残念なアレンジでした。
横道に行きますが、石ノ森先生の連載が始まったのは1964年、ちょうど半世紀前。最高速度を競うような時代に、時間の圧縮でスピードを表現した加速装置のアイデアに恐れ入ります。1968年に制作された「2001年」の時代先取りが評価されますが、「009」のコンセプトワークもそれに匹敵すると思います。
アンドレ・タカシさん [CS・衛星(邦画)] 4点(2014-01-07 04:40:44)
16.キャラの扱いが突飛で冒頭は面食らいましたが、慣れればスピンオフ的に別物として観られました。009がレーサーじゃなく病んでる高校生なのが一番びっくりしたけれど。008ももう少し活躍させて欲しかったし、002の羽部品とかも。でも加速装置の描写はなかなか良かったな。私は昔の白黒時代少しとカラーアニメしか観ていない原作知らずで、天使編とか神の声編とかよく知らなくてすみませんが、それらを監督風に解釈したって事でしょうか。無駄なエロスやロリコン的な部分が余計でしたが、つまらなくは無かった。でもポリゴンっぽい動きが邪魔だったかな。普通のアニメーションの方が良かったね。
movie海馬さん [CS・衛星(邦画)] 4点(2013-12-28 16:22:48)
15.ネタバレ サイボーグ戦士たちのとんでもねぇスペックと、現実社会に照らし合わせたかのようなリアルで堅苦しい世界観が、思った以上にマッチしていない。

神山監督の嫌味なナルシズムが、悪い方向に反映されたアンバランスな作品。ラストのオチも、スッキリしないなぁ。

そして、石ノ森作品にエロスとか要らーん!と言いたい所なのだが…しかし、003の凝った下着&刺繍入りストッキングは、ナイスなので今回は大目に見よう。
aksweetさん [DVD(邦画)] 4点(2013-07-25 19:11:26)
14.ネタバレ  今作の話は何から連なる話なのか、よく分からんが、かつて武器商人たちと戦っていた戦士が、任を解かれたからと言って軍産関係に従事するなど、とても受け入れ難い設定だ。「武器は悪くない、要は使い方なのだ」という論理を捨てきれないアメリカ人が書いたホンなら、それもあるかもしれん。しかしこれは、石森章太郎が生み出した「サイボーグ009」のアニメーション化なのだ。
 しかも「世界の平和と自由を守ってきたのは俺たちアメリカ人だ!俺にとっての正義は俺の邪魔をするものを排除する事だ!」と、002ことジェット・リンク。
 何だ、これは?サイボーグ達が、様々な人種・国の人間で構成されているのを、台無しにするこのセリフは!彼はダークサイドにでも落ちたのか?

 百歩譲って、今回の話はそんなお子様正義の話じゃなく、もっとシリアスな「神」をめぐる物語なのだ、という主張があるのかも知れない。確かに、聖書の冒頭とバベルの塔の物語をあからさまに引用した、「彼」の物語が示すように、今回の事件の首謀者は「神」である。
 しかもこの神は、人間が頭の中で作り上げたモノ、人間の脳の働きソノモノという解釈だそうだ。実際、現実世界で言う神は、人の作った概念だ。だが、「死への恐怖により(脳が)作り上げた」神が、実行すると自らを死に至らしめる「人類のやり直し」を行うというのも、矛盾しており納得しがたい。
 ここまでなら、自ら作ったモノに自ら苦しめられる愚かさの物語、といういささかイタイ寓話と捉えることも出来よう。
 しかし、最後に神は超常的な力を発揮してしまう。支離滅裂である。

 …と考えてきて、ふと思った。何か、一回りしちゃった感はあるが、最後の超常現象を成したもの以外の神を、「彼の声」ではなく「悪魔の声」と読み変えれば、事はスッキリする。ずいぶんと振り回されはしたが、今まで通りの「サイボーグ009」と言えるような気もする。その代り、既存の宗教をすべて敵に回すことになるが…。
Tolbieさん [DVD(邦画)] 4点(2013-06-11 15:56:50)
👍 3
13.ネタバレ 008って、空気って名前だったか?

004の右手から撃ち出される銃弾なんだけど、
正面からの映像にしたときにばらばらの方向を向いてたんだよね。
いくら演出とはいえ、やり過ぎじゃないの?
あんな通路であれだけバラバラじゃあ当たらないよね。

009と003が抱き合うシーンなんだけど、必要か?
ジョーの手がフランソワーズの尻に伸びる描写が必要なのか?

なんかね、制作者の072。
自分たちだけで満足しちゃってるから、オチもあんなだし。

3点でもいいと思うし、2点でもいいと思うけど、
ときどき美しいシーンがあったから4点にしておく。甘いな~、オレ。
hyamさん [ブルーレイ(邦画)] 4点(2013-05-27 23:48:15)
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マーク説明
★《新規》★:2日以内に新規投稿
《新規》:7日以内に新規投稿
★《更新》★:2日以内に更新
《更新》:7日以内に更新

【点数情報】

Review人数 32人
平均点数 4.34点
000.00%
139.38%
213.12%
3721.88%
4721.88%
5515.62%
6515.62%
726.25%
826.25%
900.00%
1000.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 5.66点 Review3人
2 ストーリー評価 5.33点 Review3人
3 鑑賞後の後味 6.66点 Review3人
4 音楽評価 6.66点 Review3人
5 感泣評価 4.33点 Review3人

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