映画『映画 鈴木先生』の口コミ・レビュー

映画 鈴木先生

[エイガスズキセンセイ]
2012年上映時間:124分
平均点:6.24 / 10(Review 25人) (点数分布表示)
公開開始日(2013-01-12)
ドラマ学園ものTVの映画化漫画の映画化
新規登録(2012-12-08)【キムリン】さん
タイトル情報更新(2025-02-13)【イニシャルK】さん
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監督河合勇人
キャスト長谷川博己(男優)鈴木先生
臼田あさ美(女優)鈴木麻美
風間俊介(男優)勝野ユウジ
田畑智子(女優)桃井先生
でんでん(男優)川野先生
富田靖子(女優)足子先生
未来穂香(女優)中村加奈(2-A)
西井幸人(男優)岬勇気(2-A)
藤原薫(男優)竹地公彦(2-A)
刈谷友衣子(女優)平良美祝(2-B)
松岡茉優(女優)堀の内七海(2-A)
三浦透子(女優)樺山あきら(2-A)
土屋太鳳(女優)小川蘇美
松本花奈(女優)入江沙季
窪田正孝(男優)白井義夫
小野花梨(女優)河辺彩香(2-A)
浜野謙太(男優)田辺満
斉木しげる(男優)校長先生
山中聡(男優)岡田先生
赤堀雅秋(男優)江本先生
戸田昌宏(男優)石垣先生
森田想(女優)湯川
脚本古沢良太
音楽大友良英
製作テレビ東京(映画「鈴木先生」製作委員会)
角川書店(映画「鈴木先生」製作委員会)
双葉社(映画「鈴木先生」製作委員会)
ROBOT(映画「鈴木先生」製作委員会)
電通(映画「鈴木先生」製作委員会)
配給角川書店
テレビ東京
録音藤本賢一
あらすじ
2学期が始まり10月になって、緋桜中学では生徒会選挙や文化祭を控えて慌ただしいけど平穏な学校生活が続いていた。しかし、2年A組に不吉な影が迫っていた。
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💬口コミ一覧

25.1年半ぶりにドラマの面々に出会えて懐かしかったです。タイトルにもレッスン11とあって、独立した映画としてではなく、あくまでもテレビドラマの続編という前提で作られたようです。従って、登場人物の説明などは一切していないので、ドラマを見ていない人には何がなんだか分からなかったのではないかと思います。話の内容もテレビの雰囲気をそのまま残す形で進められていて、あくまでも映画としての作品を期待していたので、最初はちょっと物足りなさが感じられました。終盤の盛り上がりの中では逆に、ここまで引っ張ってきておいて、月並みな理屈で結論を出して終わらせられてしまうことが気がかりでしたが、ドラマの時と同様に最後に納得のゆくものを提示してくれていました。難しいテーマに正面から向き合ってこの映画を作成してくれたスタッフには感謝します。ただ、封切り後の連休中にもかかわらず観客がまばらな入りで、ドラマと同様に興行的には失敗作となってしまうのではないかがちょっと気がかりです。具体的な内容については、風間君は適役でしたね。小川さんは必殺蹴りをあと2,3発おみまいすれば校舎を飛び越えずに済ませられたのではないでしょうか。ナカちゃんは相変わらず可愛かったです。出水君のキャラはちょっと会っていないように感じました。平良さんはドラマの時と比べて別人かと思うくらい随分と大人びてしまったような。紺野君は映画ではほとんど出番がなかったですね。以上です。
キムリンさん [映画館(邦画)] 7点(2013-01-14 14:55:12)
24.ネタバレ タブーと言えるようなテーマに踏み込んでなく、ドラマの時より圧倒的につまらなくなっている。
これじゃ、何の変哲もない学園ドラマではないか…。
エキサイティングさの欠片もないダラダラとしたストーリー運びで、それを打破するのが「犯罪者の登場」という安易さ。しかも、打破できていないのが問題だ。
その犯罪者が鈴木先生と熱い討論してくれればいいんだけど、犯行の動機に全然説得力がないし、それに対して鈴木先生は華麗な切り返しができていない。上っ面なトーク(同調)なのだ。
これは、このドラマにおいて致命的だ。ドラマを楽しんだ人ほど失望するんじゃなかろうか。
しかも、相手が暴力を振るうので、それをされてしまうと鈴木先生はどうしようもないのである。
そもそも「第11話」ってつけてるところから志が低すぎする。
今後、ますますドラマの映画版は見なくなるだろう。
すべからさん [映画館(邦画)] 2点(2013-01-20 15:57:06)
👍 1
23.ネタバレ 毎日公園のベンチにやって来て、なんとか支え合っている2人の若者の行き場のない姿にまず泣けました。どうしても許せないことに対して、なんとか正当な方法で反旗を翻そうとする男子生徒の若さゆえの痛々しいまっすぐさにも泣けました。理想を追い求めて、それでも皆に解ってもらえるわけではなく、狭い部屋で煙草を吸っている鈴木先生にも泣けました。同じように理想を追い求めて、理解不能なものはシャットアウトすることで自分を保ち、最後に「私をおやりなさい!」と言って犯人の前に進み出る足子先生にも泣けました。
古沢良太の脚本と風間俊介目当てで行きましたが、ドラマを見逃したことを後悔しました。ラストは綺麗事のようでもありましたが、世の中、綺麗事を言わなくなったら、ダメになっちゃいますものね。
人には皆居場所が必要だけど、それは自分で見つけるべきもので、無いなら作っていかなくてはいけない、ということなのでしょうか。「鈴木先生の教え子は、みなそれぞれの場所で頑張ってるんだよ、きっと」という女子生徒の言葉に、最後またもや泣きました。
しかし、風間君の演技は、もはや違和感を感じないところがすごい。振り回した鎌が小川さんを傷つけた時の一瞬の表情は、見事の一言です。
showrioさん [映画館(邦画)] 8点(2013-02-21 10:52:39)
22.ネタバレ そもそも、タイトルに「11話」と出た自体でこの映画は、ドラマ寄りの感覚で観るものだと感じました。まあ、内容的にキャラ設定など、ドラマ前提ですね。2時間枠であんまりディープな話題に踏み込めないのは仕方が無いのはしかたないけど、このドラマらしくキャラがたっているので、お互いの価値観の相反とぶつかり合いからおこるもめ事、今回のトラブルは全て足子先生の現代の正論から発するのが皮肉、風間俊介はいい、適役、今回は鈴木先生は価値観の緩衝地帯グレーゾーンを提唱して、これから先の成長を語っていたが、あまり表には出すぎず、生徒間のやりとりがなかなか良かったです。
minさん [DVD(邦画)] 7点(2013-07-13 22:19:27)
21.ネタバレ ドラマの目新しさに惹かれて楽しんだ、鈴木先生の映画版。
ドラマの時に楽しみつつも、なにか引っ掛かってた違和感がこの映画版で顕になったような気がしました。
生徒たちと鈴木先生の論理的なやりとりは、いままでの学園モノにはないスキマ産業的な手法でその効果を存分に発揮していましたが、映画ではなかなか厳しいものがありますね。
大スクリーンに耐えうるだけのものがないといいますか(dvdで観ときながらこんなこというのもアレですけど)、どうも小手先だけの論戦に感じてしまいました。
そもそも思春期真っ只中の中学生たちが巻き起こす問題の発露は感情の爆発なのに、ああも理路整然と生徒たちに語られちゃあねぇ。
それも鈴木先生が言うところの成長ってやつでしょうか。
風間さんは与えられた『仕事』をきっちりこなしてらっしゃいましたが、やはり鈴木先生との論戦という展開に向かえずいかにも映画的なソミちゃんのハイキックに頼ったことは致命的な失敗でしたね。
ちょいと辛口なレビューになりましたが、閉塞的かつ思考停止になりがちな題材で、これまでにない冒険をしている『鈴木先生』は多くの人にみてもらいたいですね。

ろにまささん [DVD(邦画)] 4点(2013-07-15 19:56:12)
20.ネタバレ ドラマのほうは一度も観たことはないのですが、予備知識なしでもすんなりと入って観ることが出来ました。鈴木先生の論理的思考、生徒達との論理的会話、その表現方法、そういうのが面白さなのかな。生徒達のことをじっくりと考えている様子とか、各先生達のキャラを楽しく拝見することが出来ました。頭のいい学校なのかな。投票制度そのものに異議を唱えて熱弁を振るう様子とか、僕なんかは「そんなの別にどうでもいいじゃ~ん」とか思ってしまうのですが(笑)、そういったことにみんなで熱くなる様は見ていて微笑ましかった。そんな投票の展開から突如、事件への展開になるのだが、それがちょっとかみ合ってないような感じがするし、犯人を説得する鈴木先生にもいまいち説得力を感じなかった。まぁでも映画としてはそれなりに面白いです。あのジャンプ力とか、そんなアホなって感じだけど(笑)。
あろえりーなさん [DVD(邦画)] 6点(2013-07-17 21:28:06)
19.テレビドラマ時から好きな作品であり、感想をメモしていたのでそれを元に投稿。
メモ故に断片的な感想になっているかもしれないが、悪しからず。

劇中で主張される、「闇雲に投票率を上げればいいのではない」という考えに賛成。
現代日本でも、選挙の投票率を上げる為に“ネット投票”などが議論されているが、リテラシーの無い層が簡単に投票できるようになるシステムには反対である。ただの人気投票になる恐れがある為。
「厳しく取り締まればいいというものではない」というのも同意。

いい子・教師が扱いやすい子が社会で上手くいかないのは仕方ないのではないか…そういう子達には“面白味”がないから。
かといって社会は、個性がありすぎる、集団から逸脱した子も受け入れない。
今の日本社会が受け入れる人間像が狭すぎるのではないか?とは常々感じている。
教師など上の立場の人間の言うままに動くだけではなく、ある程度の個性は持ちつつも、かといって職場の上司に反抗するほどの個性は要らない…今の日本社会はそういった窮屈な状態にあると感じる。

一定数、社会に受け入れられない(こぼれ落ちてしまう)人間が生まれるのは仕方ないのかもしれない。特に男性は、IQの分布図からもわかるように出来る人と出来ない人の差が激しいので(女性は平均に集中しており、男性の半数は女性平均より低い。しかし天才的な人間は女性より男性に多い)一定数の、学校に適応出来ない人たちが存在するのは仕方ないのでは。
そういう人間をどう活用するのかが大事なのだと思う。昔はそういう人はブルーカラーの仕事に就き、それなりの生活を送れていたが、今は不況でブルーカラーの待遇も変わり、そういう人たちの「行き場」が無くなっていると感じる。
(昔はヤンキー→ブルーカラーと進んだ人たちが今はひきこもりやニートになっているという説も)
日本社会が、女性や障害者といったマイノリティに厳しいのは周知の事実だが、そういった、社会(初期段階では学校)に適応できない子達もマイノリティであり、居場所がないから引きこもるのではないか。

最後に、エンドロールにおいて、あくまでも主役は生徒なんだなーと実感した。
鈴木先生は骨太な学園ドラマであり、社会派ドラマであると感じている。「映画ではなくドラマの延長だ」という批判があるのはわかるが、そういった前評判にとらわれずに内容を吟味して欲しい。
Sugarbetterさん [DVD(邦画)] 9点(2013-10-06 19:48:56)
18.ネタバレ ドラマを見た後に鑑賞。映画も良かった。小川が飛び移るシーンはちょっとリアリティがなかった…。
hum7en-j%:?#?さん [DVD(邦画)] 7点(2013-11-11 23:42:48)
17.前知識はまったくない状態で鑑賞しました。ドラマの延長らしいですが、これはこれでかなり面白かったです。出水くんの選挙演説やグレーゾーンの必要性など、常日頃から自分が感じていることを随分と代弁してくれたので、映画の出来そのものより、原作者の主張に9点です!正論を振りかざす女性教師、あれが現代社会の象徴であり、その正論が生み出す弊害によって窮屈な思いを強いられる人々、たくさんいますよね。規制やルールでがんじがらめの社会って、一見、社会生活や文化水準が向上しているように感じますが、実は鎌を持って暴れる男=歪みから生まれる毒の塊の温床そのものなんだと思います。また、鈴木先生のセリフの数々、最初は「ギャグか?」と思えたほどでしたが、何か問題があるたびにあれほど瞬時に的確な切り返しができるキャラ設定、とても魅力的でした。
ramoさん [CS・衛星(邦画)] 9点(2013-12-29 23:02:36)
16. 前半ちょっとだらだらしていましたが、そういう演出なんでしょうね。バカバカしい話ながらもちょっと考え込ませる内容を含んでいました。
海牛大夫さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2014-01-26 11:37:21)
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15.何の予備知識もないままに見始めたので、この作品がふざけた学園コメディなのか、真面目な教育ドラマなのかすらわからず観賞していましたが、とても面白かったです。
序盤のコメディ部分に関しては、登場人物の背景などよくわからない部分もあったけど、結構笑えました。
奥さんや復帰した女教師の設定を自分なりに想像しながらでしたが、いろいろあったんだろうなぁって感じで笑えました。
中盤くらいから単なるコメディ作品じゃなさそうだぞって雰囲気が漂ってきて、真面目を通り過ぎて、やや不謹慎なくらい踏み込んだ教育論が展開されて興味深かったです。
今更ながら、ドラマの方も見てみたいと思いました。
もとやさん [DVD(邦画)] 8点(2014-05-14 17:52:55)
14.面白かった。学園モノにはまだまだ可能性があるなと感じた。生徒の演技も民放ドラマにありがちな過剰感や演技指導感もなくて実に好感が持てた。演技達者も多い。長谷川土屋風間の演技はこの作品に相応しい好演だった。教育に対する提案が面白い角度からでも本質的になされており、脚本の力を感じさせる。
タッチッチさん [CS・衛星(邦画)] 7点(2014-09-14 19:35:46)
13.ネタバレ 結局二人を犯罪者に仕立て上げてしまった脚本に落胆を隠せません。しかも、彼を性犯罪者に仕立てあげる必要があったのでしょうか 単に拉致犯とか暴行犯ということでいけなかったのかしら 彼に無理矢理性的欲求押し付けて 見処作ったとしか思えない。その証拠に彼をよく見てごらんよ 『僕はあなたをレイプします』 って実は彼にその気はさらさらないよ あるならさっさとズボン脱いで パンツ脱ぐだろ 脱がなきゃ始まらないんだから それ以前までギリギリ普通の人間性をちゃんと保っていたのに 彼が気の毒。なにもここでいちいち性犯罪にもっていかなくたってよかろうに。学校内選挙の投票論議だとかそのへん面白かったのにとても残念でならなかった最後のほう。しかし、その最後のほう、アクションシーンに力を入れず、まさかジャンプシーンのほうに力をねじ込ませてくるとは いやはや、お口あんぐり ここらへんの出鱈目さは狙いだったのだろうか なんだったのだろうか そのせいか、なんか変な終わり方になってしまってたんだよな~
3737さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2014-10-14 22:35:21)
👍 1
12.カッコいいセリフは多いけど、いかにもステレオタイプ的なものが目立つため、心に響いてこない。真面目な人が損ばかりするわけじゃないし、学校でいわゆるいい子ちゃんが立派になるのも当たり前にあるし。もっと深いとこまで突っ込んで欲しかった。
nojiさん [地上波(邦画)] 5点(2014-12-28 14:57:46)
11.コメディなのかシリアス(とは言えないか)なのかよく分からない展開で、ちょっと不思議な映画。
前半はちょっとダレたけど、後半から意外な展開もあり、最後までみせる力がある作品になっている。でも好き嫌い分かれそうだな、とは思う。
simpleさん [地上波(邦画)] 6点(2014-12-29 23:01:59)
10.ネタバレ 連続ドラマ版の「鈴木先生」があまりにも面白かったので、それと比べてしまうと、だいぶん見劣りしてしまうんですが、単体の映画としてみれば、十分すぎるクオリティがあったと思います。ただ、導入部の妄想はいらなかったし、後半の事件はうまく機能していなかったですね。小川が屋上から飛ぶシーンとか、本当にこの映画に必要なのか疑問です。しかし、それ以外の部分は、やはり鈴木先生らしいロジカルなメッセージに満ちていて、とても面白い。「選挙の投票率を上げよう」なんて、現実の大人の世界でも未だにやってるんですから。世の中、いかに無考えな人間が多いか・・。「逃げ場を残す」というテーマも、いろいろなシチュエーションにうまく絡めてあって、見事でした。この映画で興味を持った人は、ぜひ連続ドラマのほうを観てほしい。ドラマは、さらに深く、面白いですから。
コウモリさん [DVD(邦画)] 8点(2014-12-30 14:59:35)
9.ドラマの良さがなくなってます。映画だと話を膨らまして仰々しくしないとイケナイので、冗長になってしまいテンポが悪くなってる。
東京50km圏道路地図さん [地上波(邦画)] 5点(2015-01-04 08:56:00)
8.真面目で良い人はなぜレイプしなくちゃいけないのか?ロジックがこんがらがってしまいました・・・
東京ロッキーさん [ビデオ(邦画)] 5点(2015-01-30 18:02:16)
7.ネタバレ これは酷い。やみくもな取締りに対する反発、逃げ場にもなるグレーゾーンの有用性、投票率の矛盾など、おもしろい視点もあって期待したけれど、学校に乗り込んで公開レイプしようとするあたりから一気にシラケた。小川が屋上から別の校舎に飛び移った時点ではもうゲンナリ。
現代的、社会的な問題を扱っているように見せかけているが、扇情的で底が浅い。専門的なことを中途半端にちょっとカジって、メッセージ性を持たせたドラマに仕立てたように思える。おそらく現場に立つ人間が見れば呆れるのではないか。教育の現状にメスを入れるなら、もっと徹底的に真面目に掘り下げてほしかった。おちゃらけているのかと感じる部分さえある。それも最初から『ごくせん』くらいコミカルに振り切れれば、それはそれで楽しめるのだが、これは変に真面目な問題提起やメッセージ性をチラつかせているので、結局どっちつかずの印象。
手の掛からない良い子が一番ワリを食っているというリアルな現実を、しっかり掘り下げれば面白かったのに、校内公開レイプなんてエロゲーみたいなノリを入れたものだからブチ壊しに。衝撃的な内容にとの制作意図が優先して見え、中身が伴わなくなってしまった。漫画を原作とした連続ドラマの映画化で、漫画もドラマも未見なので詳しいことはわからないが、映画だからセンセーショナルにしたのだろうか?
学園ものは好きなジャンルで、すぐに感動して評価も甘くなるのだけれど、あまりのリアリティのなさ、心に響くもののなさにガッカリ。どうして映画化されるまでに評価されたのか、逆にドラマや漫画のほうを確認してみたくなった。他のレビューを見ても、ドラマのときのほうが良さそうだし。
飛鳥さん [地上波(邦画)] 3点(2015-06-14 01:02:55)
6.ネタバレ 原作への尊重と、映画という媒体への導入という作業を両立させることの難しさがうかがい知れる。

原作漫画のメッセージ性はそもそも行間に含まれた意図が複雑で、さらにいうとこの漫画でテーマになっているような側の人間にとってことさら痛い物だ。教育者というキャラクターを使うからには、その周辺の分野も取材したのであろう事が覗われ、その成果が出ていると言える。精神医学的なことや発達学などの心の構造を上手に作中にも表現方法にも反映していた。

この映画にも、表面的な面白さと、行間の構造両面での試行錯誤が幾つも発見できるのだが、恐らく受け手全員がそれを発見できる、あるいはそれを快く思うかは分からない。

感受性の維持や、ステレオタイプを切り替える事、自分だったらこうした。と言うような事は人によってはその能力の維持が難しい事だ。だが、そうした事の低下に気がつかなければ色々な映画の表面的な部分しか理解できずスカスカに見えてしまう事だろう。この映画はそうした危険性を気にせず作られている様に感じたが、読み取る事が出来なかさそうな人には見てもらわなくても良いような仕掛けをどこかで設けるべきではなかったかと、テレビ東京に感じた。

が、ここは映画の出来とはまったく関係無く、むしろ色々な人がちゃんと見られれば問題ないところではある。
黒猫クックさん [映画館(邦画)] 8点(2015-06-14 02:38:51)
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マーク説明
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【点数情報】

Review人数 25人
平均点数 6.24点
000.00%
100.00%
214.00%
314.00%
414.00%
5624.00%
6416.00%
7520.00%
8520.00%
928.00%
1000.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 7.00点 Review1人
2 ストーリー評価 6.00点 Review2人
3 鑑賞後の後味 7.00点 Review2人
4 音楽評価 7.00点 Review1人
5 感泣評価 5.00点 Review1人

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