映画『華麗なるギャツビー(2013)』の口コミ・レビュー

華麗なるギャツビー(2013)

[カレイナルギャツビー]
The Great Gatsby
2013年上映時間:142分
平均点:6.26 / 10(Review 50人) (点数分布表示)
公開開始日(2013-06-14)
ドラマラブストーリー小説の映画化3D映画
新規登録(2013-01-17)【放浪紳士チャーリー】さん
タイトル情報更新(2021-10-01)【イニシャルK】さん
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監督バズ・ラーマン
キャストレオナルド・ディカプリオ(男優)ジェイ・ギャツビー
トビー・マグワイア(男優)ニック・キャラウェイ
キャリー・マリガン(女優)デイジー・ブキャナン
ジョエル・エドガートン(男優)トム・ブキャナン
アイラ・フィッシャー(女優)マートル・ウィルソン
ジェイソン・クラーク〔男優・1969年生〕(男優)ジョージ・B・ウィルソン
エリザベス・デビッキ(女優)ジョーダン・ベイカー
ジャック・トンプソン(男優)ウォルター・パーキンス医師
アミターブ・バッチャン(男優)マイヤー・ウルフシャイム
カラン・マッコーリフ(男優)ジェイ・ギャツビー(若年期)
アデレイド・クレメンス(女優)キャサリン
ヴィンス・コロシモ(男優)ミカエリス
ジャセック・コマン(男優)(ノンクレジット)
内田夕夜ジェイ・ギャツビー(日本語吹き替え版)
加瀬康之ニック・キャラウェイ(日本語吹き替え版)
白石涼子デイジー・ブキャナン(日本語吹き替え版)
てらそままさきトム・ブキャナン(日本語吹き替え版)
東條加那子マートル・ウィルソン(日本語吹き替え版)
小松由佳ジョーダン・ベイカー(日本語吹き替え版)
勝部演之マイヤー・ウルフシャイム(日本語吹き替え版)
林真里花デイジーの母(日本語吹き替え版)
志村知幸アンリ(日本語吹き替え版)
河西健吾(日本語吹き替え版)
原作F・スコット・フィッツジェラルド「グレート・ギャツビー」
脚本バズ・ラーマン
クレイグ・ピアース
音楽クレイグ・アームストロング
撮影サイモン・ダガン
製作キャサリン・マーティン〔美術〕
ダグラス・ウィック
バズ・ラーマン
ルーシー・フィッシャー
製作総指揮バリー・M・オズボーン
制作ACクリエイト(日本語版制作)
配給ワーナー・ブラザース
特撮アニマル・ロジック社(視覚効果)
ILM/Industrial Light & Magic(視覚効果)
美術キャサリン・マーティン〔美術〕(プロダクション・デザイン)
カレン・マーフィ[美術](プロダクション・デザイザー補)
イアン・グレイシー(美術監督スーパーバイザー)
ダミアン・ドリュー(美術監督)
衣装キャサリン・マーティン〔美術〕
録音スティーヴ・マスロウ
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💬口コミ一覧

50.「華麗なるギャッツビー」このタイトルは昔から知っていた。でもずっと化粧品会社マンダムの映画だと思っていた。そんな知識しかない僕が、なぜ、今、この映画を見ようかと思ったかは、この映画が1920年代のニューヨークを描いていると知ったからだ。僕は、今の最新の技術で昔の時代を描く映画が好きである。特に、最近、1920年代には興味があった。で、感想はというと、多分、原作や昔の映画を見たら、退屈で途中で放り出していたかもしれない。そんくらい本質のストーリーには興味がない。でも、この映画の、スタイリッシュな描き方、今の時代と昔の時代の融合したような見せ方、幼稚な僕には全然ピンとこないストーリーを、派手で幻想的でサスペンスチックに仕立てた表現方法などに、最後まで画面に釘付けで、おもしろかった。ギャッツビーは浮かれて沈んだニューヨークそのもので、貴族階級とそうじゃない者の融合していく世界そのものがニューヨークで、そーいう事がすんなり頭に入ってきて、いつもはこーゆう系のストーリー、おもしろくもなんとも思わないけど、スゲーおもしろく感じた。緑の明かりの不気味さと切なさ、昔の車が今のスポーツ―カーのように走る疾走感、フラッパースタイルが魅力的な女性たち、ギャッツビー登場のドヤ顔と花火、もちろん音楽とダンス、ワクワクしっぱなしでした。
なにわ君さん [DVD(字幕)] 10点(2014-10-13 04:58:59)
49.ネタバレ 基本的にレオは好きなんだけど、、、この作品、、、喜劇として作ったのか、、、判断に迷いますね、、、。レオが全編において、薄ら笑いをしているように見えて仕方ない、、、それは太ったから、、、それとも意識的にそうしているから、、、。確かに、、、彼女も美しい、、。でも、女性は、、、お金持ちになびくし、、、ずるい男が好きなもんなんですよね、、、。どうして、それが、、、ギャッビーは、わからないのだろう、、、。貧乏人から生まれて、あそこまでの成功、、、その間に、、、他の女性、、、を知らなかったのだろうか、、、高校生のようなギャッツビーが悲しすぎます。もう、それだけ生きたから、、、と言えば、、、それまでなのでしょうけど、、、一度、、、2度も最高の愛に恵まれたのだから、、、願いが叶わない方が良いのかも、、、ずっといれば、、、絶対、、、自分達の老いや彼女のずるさに、いずれは気づくはずだと思います、、、この話は世界恐慌の前位の話なのか、、、レオは素敵でした、、、その彼女も本当に素敵だった、、、そして、良いところにあったあのメガネの看板、、、あれは、、、トビーを食っていたと思います。最高に楽しめた。あの黄色い車、、、あの時代にスーパーチャージャーは既にあったのか、、、それこそが驚きますよね。先日、、、地元で見たブガッティー1935年製かな、、話を聞くと、あれにもスーパーチャージャーが着いていたらしい、、、その価格が、現在、、、8000万円とか、、、道ですれ違ったブガッティーが、、、牛マークの車より遥かに高い、、、想像し難い、、、映画、最高に楽しめました。 できればラブソディーインブルーとかエンターテイメント、とか、流して欲しい、と思うのは、私だけなのかな?。
yasutoさん [ビデオ(吹替)] 10点(2014-06-07 02:55:09)
48.何も考えずあら煮を食べながら観るといい映画。

わけあって嫁さんが入院して1歳児のシングルファーザーを初めて早一月。
今日は会社が盆休みで子供の保育園が再開‥(・∀・)
てなわけでようやく訪れた夏休み。
やることもないしとりあえずとってたCSの映画でも観るか‥長編に挑戦!
 
これで面白くないわけないじゃないか!とお膳立てされた環境においてではあるが
いやはやさて、名作でした。
 
こんな環境下でよく作ったなという業務スーパー140円で丼2盃なあら煮をむしむししながらなんも考えずに観てるとなんとも映画らしい映画。ドラマがあって俳優はカッコいいし美人だし、一生懸命考える必要もなく、精一杯作られた豪華絢爛な虚飾虚構に酔いしれてあらを食べているとあっという間の2時間強。

なんなら見終わってもまだ残ってるあらの方がクドい!
なんだこの140÷2=70円!
 
昔書かれた殊勝な話なので あまり凝ったストーリーを期待するとずっこける
なんとなく沈む夕日を見て 今日も夕日が綺麗だぜ‥と意味もわからずカッコつけられる人にはお勧めできる映画。
あと ヴィンテージとか好きな人には好まれるだろう時代感。
おでんの卵さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2017-08-17 14:08:13)
47.野望、欲望、羨望……言い方は様々だけれど、人間は誰しも大なり小なりの「望み」を抱えて生きている。

この映画は、世界中の誰よりも、自分が抱いた「望み」を追い求め、そのすべてを実現しかけ、つい果てた男の物語だ。
絢爛豪華に見える人生の中にひた隠されたこの男の本質は、あまりに哀れで、哀しく、だけれどもほんの少し羨ましくも思う。

虚栄と退廃に塗れた“クソ”のような世界において、ギャツビーという男の生き様にこそ唯一無二の「価値」があった。
その生き様は、時に笑ってしまうくらいに無様だけれど、そこにはたった一つの「目的」のために生きた人間の、人間らしい純粋さが満ちていた。
だから、世の中のすべてに馬鹿にされようとも、最後の最後まで「望み」を信じ続けた彼に羨ましさを感じるのだと思う。

ただその一方で、彼以外の、クソのような世界で生きるクソのような人間たちのことを無下に否定することもできない。
ギャツビーにとって最大にして唯一の「望み」であり「夢」であった“麗しの君”も、結局は卑怯で醜い人間の一人であったわけだけれど、誰が彼女の“選択”を否定出来ようかと僕は思う。

自らの娘の将来を案じて「女の子は美しくて馬鹿なほうがいい」と、彼女は言う。
それは彼女自身が、虚栄の極みの中で生き、それに頼らざるを得ない人間であるということを自覚していることに他ならない。
ある意味では、彼女もまた己の「望み」を貫き通した人間の一人だったのだと思う。

結局、彼女は孤独に果てたギャツビーに一瞥もくれずに去っていく。
非常に冷淡で愚かしく見えるけれど、あの時代、あの環境において、そのスタンスこそが彼女にとっての生き抜く術だったのだとも思える。


愚かな程に美しいこの映画のすべてのシーンがオーバーラップしてくる。
「夢」に対してすべての手筈を整えたギャツビーの満面の笑み、ニックが抱いた尊敬と羨望の眼差し、愛する人のキスを待つデイジーの麗しさ……。

誰もがただただ「望み」に対して懸命に生き、結果として大きな大きな“悲哀”が残ったということ。その人間ならではの、儚くも果てしない無情さに感極まった。

最高の演技、最高の音楽、最高の映画世界。もう他に何も要らない。
鉄腕麗人さん [映画館(字幕)] 9点(2013-06-27 12:33:02)
46.原作は「ロスト・ジェネレーション」と呼ばれる作家フィッツ・ジェラルドの『The Great Gatsby』で、20世紀アメリカ文学の最高峰といわれている。
舞台は1922年アメリカ。空前の好景気に湧いていたが、華やかさの中に退廃的な空気が共存している時代。
小説を読むと、衰廃していこうとしている西部と、成長目まぐるしい東部とのコントラストがはっきりと描かれているが、映画ではその説明がないのでやや分かりにくいかも知れない。
ディカプリオが演じる主人公ギャッツビーはどこか秘密めいていて、トビー・マグワイア演じるニックはギャッツビーに興味を抱いていく。見ている側もニック目線になると思う。中盤以降、彼の正体が明らかになると、ラストまで一気に物語が進むという、ちょっとしたミステリー仕立てになっている。

華やかだけどどこか影があるギャッツビーという人物は、ご多分に漏れずレオナルド・ディカプリオのはまり役で、トビー・マグワイアの味のある淡々とした演技がさらにそれを引き立てている。

この作品が文学たるゆえんは、小説の冒頭に書かれている一文に集約されていると思う。
『まだ大人になりきれなかった私が父に言われて、ずっと心の中で思い返していることがある。「人のことをあれこれ言いたくなったら、ちょっと考えてみるがいい。この世の中、みんながみんな恵まれてるわけじゃなかろう」』(『グレート・ギャッツビー』(小川高義訳))
めたもんさん [インターネット(字幕)] 8点(2021-10-23 11:20:28)
👍 1
45.1974年版未見、初ギャツビーでしたがとても良かったです。あっという間の2時間半。Jギャツビー(プリオ氏)の成り上がり感(何となく育ちが良さそうな感じ + たまに見せる下品な感じ + 得体の知れない感じ + 純な感じ etc)などさすがの演技力。マリガン嬢に対してマイナス意見が多いですが、嬢のフワキラ感、意志の弱さなどはなかなか魅力的で、ギャツビーが人生を賭けるに足る可愛さだったと思います。そもそも女という生き物はいつの時代でも現実的なものです。脇のトビー・マグワイヤ、エドガートン、エリザベス・デビッキ(Elizabeth Debicki)、アイラ・フィッシャーらも濃い容姿の割にはあっさりした立ち回りで、映画をより見やすいものにしていると思います。

内容を指して”三流”と切り捨てているレビュアーもいらっしゃいますが、このドラマは主人公の純愛と悲劇にスポットが当たっているものでしょうから、”ストーカー的で幼稚で純粋”これで正解だったと思います。ストーリーが複雑では恋愛ドラマでなくサスペンスドラマになってしまいます。シンプルな流れですがそれでも十分にサスペンスしていますし、終盤の悲しい展開へシフトしていく流れも非常にスマートです。ギャツビーがついに爆発した直後から事故の流れは泣かせますが意外とあっさりしています。何となく全体的に浅めに描いて軽快な仕上がりを意識したような気もします。

音楽に関しても賛否ありますが私はアリだったと思います。ヒップホップなど若干鼻につく演出もありますが、これのおかげでダウントン・アビーのような古典にならずクールに仕上がっています。”バカバカしいほどのパーティ”=これくらい過剰な表現で正解だったと思いますし、原題も邦題も最高にCoolで素晴らしいです。これほどカッコいいタイトルって意外とないです!
ただ・・ これほど持ち上げておいてアレなんですが、内容的には「だからどうした?」の典型で、さして深い映画ではないとは思います。実際問題、世の中に掃いて捨てるほどある普通の浮気話な訳ですが、これを特別なものにしているのはやはりJギャツビーの成金感でしょうか。このお金持ち感と派手目の監督のセンスがベストマッチした奇跡の作品といえます。

【追伸・・】
1974年版映画と、原作本(野崎訳、村上訳ともに)読みました。2013年版映画(本作)は原作と比べると少々ケバ過ぎる向きもありますが、それでも本作のキャスティングはパーフェクトでしょう。対する1974年版映画は原作の古典感は感じられるものの、やはりキャスティングがあまり合っていないように感じられる点、全体的に冗長でドラマチックさに欠ける感じが退屈さを助長してしまっているようでした(もう45年も前の映画ですし)。 総括すると2013年版の映画を見て、ハマったなら村上訳の原作本を読むのがベストではないかと思います。

【さらに・・】
2001年TV映画版も見ました。こちらは原作本に非常に忠実なセリフや映像が多いのですが、2013年版のキャスティングがあまりにも素晴らし過ぎる点と2013年版の音楽とドラマチックな映像を比較するとやはり霞んでしまいます(なんだかんだ言ってもバズ・ラーマン監督は一流ですし)。また、あまりにも本に忠実なセリフ回しは時には滑稽でおかしな感じになるところも多数ありました。最初のシーン、デイジーが突然小指がどうとか言い出して笑ってしまいました。(本の中では情緒的なシーンなのですが)

やはり2013年版を見てから村上訳の本を読むのが正解です。。(確信)
アラジン2014さん [インターネット(字幕)] 8点(2018-06-19 10:21:54)
👍 1
44.ネタバレ 村上春樹に、もし無人島に一冊だけしか本を持っていけないとしたらまず間違いなくこの本を選ぶとまで言わしめた有名な小説(僕はそこまでではないですけど、間違いなく10冊のなかには入る)を、なんとあのバズ・ラーマンが映画化、そしてギャツビー役はまさにはまり役としか思えないディカプリオと聞いたとき、もうそれだけで7点付けちゃうくらいテンションあがっちゃいました(笑)。そして期待に胸を高鳴らせながらこの度鑑賞。おい!いつまで経ってもギャツビー(ディカプリオ)出てこねーぞ!と思っていたら、もう焦らしに焦らせて30分近く経過したころ、満を持して不適な笑みを湛えたギャツビーがこちらに振り返ったときに、もう思わずテレビ画面に向かって拍手しそうになっちゃいました!いやー、やっぱカッコいいっすね、ディカプリオ。まかり間違えてニコラス・ケイジがキャスティングされなくてホント良かった(笑)。そして肝心の内容のほうも、異常なまでの情熱でもってたった一人の女性を愛し、彼女が結婚しようが子供を作ろうが「いや、デイジーはおれの事を絶対に愛して待っているはずだ!」と戦場で武勲をあげ、ビジネスで成功し時には違法な行為にまで手を染め、彼女の家の対岸に大豪邸を建てて帰ってきて、そして夜な夜な人も羨むパーティーを彼女の気を惹くためだけに開くという、まさに全ての男の敵にして全ての男の憧れでもある、愛情と情熱と狂気がせめぎ合うギャツビーの類稀なる魅力が見事に描けていたと思います。特に、デイジーが夫に別れを切り出すシーンの、居合わせた4人の四者四様の思惑がぶつかり合う心理戦の息を呑むような緊迫感といったら凄かったです。欲を言えば、バズ・ラーマンらしいどこか下品で猥雑だけど最高にエネルギッシュな歌唱シーンをもっと見たかったかな。でも、女性はこれをどう見るんだろ?一度はここまで男に愛されたいと思うんだろーか。やっぱりひく?でも、ディカプリオだったらアリなのか?などと、クリスマス(投稿日付注目↓笑)だというのに、たった一人でそんなこと考えてる自分という現実にいま気付いた…(泣)。
かたゆきさん [DVD(字幕)] 8点(2013-12-24 18:07:41)
👍 1
43.In my younger and more vulnerable years..川端康成の「雪国」さながらの印象的な冒頭。映画でも小説の文章そのままに始まりを迎える。そうでなくちゃいけない。
ミュージカルのようにテンポ良くリズミカルに物語が進み、相当な量の話を140分に詰め込んでいるが、それを感じさせない。この辺りの演出はさすがというべきだろうか。比較的長時間の映画の部類に入るが、ヒューマンドラマであるにも関わらず息つく暇がなく、気づいたときにはエンディングを迎えている。映画を彩る華麗な音楽と華麗な映像、華麗な出演者達。GREAT(華麗)という言葉がよく似合うGOOD(笑)な映画だ。
ばかぽんさん [DVD(字幕)] 8点(2013-12-24 04:07:48)
42.ネタバレ 大昔に小説を読んでいるがストーリーを完全に忘れていた。というか当時読後はモヤッとしたイメージで自分の中では消化不良の小説だった。村上春樹訳で再読しようと思っていたが、その前にビデオ鑑賞。「こんなお話だっけ?」というのが正直な感想。映像の助けもあるが、分かりやすい展開で当時のモヤッと感を払拭できた。CGもセンス良く使われ音楽も今様(さすがJay-Zか)。ディカプリオ主演は承知していたが、大好きなT・マグアイア、そして今一番好きな女優のキャリー・マリガンが出ていたのが思わぬ収穫でした。
kaaazさん [ブルーレイ(字幕)] 8点(2013-10-19 00:06:15)
41.ネタバレ レオ様演じるゴージャスでエレガントな富豪ギャツビーの光と影。他人妻の気を引くため毎晩派手なパーティーを開催。自分の弱さ・臆病さを大盤振る舞いで覆い隠しているかのようです。深い愛憎の末に待つあまりにも悲しく切ない結末。まるで人物がすぐそこにいるかのような臨場感あふれる3D映像が、モダンな香りを醸し出しています。今年有数の傑作。
獅子-平常心さん [映画館(字幕)] 8点(2013-07-09 01:40:09)
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40.ネタバレ 「ムーランルージュ」大好きなのでバズ・ラーマン監督作品だと大喜び。
オープニングからマグワイヤさんの演技力に引き込まれました。
こんなシチュエーションのは現実には無い感じだけど・・と思う気持ちをマグワイヤさんの演技によって、ああ、そうか、どこかには有るかもと信じられるようになりました。
そしてディカプリオさんの演じるギャツビーの登場です。
二人の真剣なやり取りが良かったなぁ。
エドガートンさん演じるトムとの衝突も面白かった。

もちろん、ラーマン監督ならではの映像美も堪能しました。
パーティシーンの豪華でこってりして派手で一見の価値あり。
女性たちの曲線美のドレスも見所です。

でもちょっと残念だったのは、助演女優さんたちが物足りない気持ちがして。
ジャツビーの心の葛藤に感情移入するには、ため息がでるほどの女性だったら良かったのになぁと感じました。
アメリカやヨーロッパでは評価されている方なのでしょうけれど。

サントラは是非欲しいです。
美しく素晴らしい音楽に感動。
それだけでも魅力的な作品です。
たんぽぽさん [映画館(字幕)] 8点(2013-06-30 21:08:12)
39.ネタバレ “世界で唯一ピンクのスーツを着こなせる男”ジェイ・ギャツビー=ロバート・レッドフォード版から約40年後に、彼の功績を継いだのはレオナルド・ディカプリオでした。ディカプリオはロバート・レッドフォード版が製作された1974年生まれ、これも何かの因縁ですかね。 『ムーランルージュ』のバズ・ラーマンが撮ったのでちょっと期待しましたが、ギャツビー邸の乱痴気パーティーのシークエンスは意外なほど短く、そしてラーマンにしては大人しげだった印象があります。そういったミュージカル的な要素は最小限で、ガッツリとドラマ部分に注力したって感じです。このころのディカプリオ演技に嵌まりこんでいたというか力み返っていた頃なので、熱演ではあることは否定できないがあの眉間に皺を寄せる表情だけはなんか鬱陶しくなっちゃいます。脚本自体もギャツビーの悲恋物語という要素が強くなっています。デイジー=キャリー・マリガンは74年版のミア・ファローより遥かに良かったかなと思います。ミア・ファローのデイジーは最後にはギャツビーを冷酷に見捨てた嫌な女という印象でしたが、キャリー・マリガンは最後まで社会的な地位を捨ててギャツビーのもとに走るかの葛藤に苦しむデイジー像だったんじゃないかと思いました。 レッドフォードの74年版とは上映時間はほぼ一緒なんですが、本作の方がダイジェスト感は希薄で掘り下げた物語になっていたと思いますよ。
S&Sさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2025-06-06 22:40:25)
38.ネタバレ 個人的にはこの単純明快なストーリーは好きです。一途に人妻に想いを寄せるのは道徳的にいかがなものかと思われますが、人妻でなければ物語にならないのだから仕方ない。とにかく画と音楽だけでも楽しめそうな豪華さがありました。
いっちぃさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2022-06-10 00:17:45)
37.ネタバレ きらびやかなパーティシーン…これだけでも見ごたえあります。後はがっかりなストーリー。
ゆっきーさん [DVD(字幕)] 7点(2018-05-04 13:05:11)
36.あまり期待しないで観たら、意外(?)にもかなり引き込まれた。
作り物っぽいものの風景も美しいと思ったし、超バブルな状態がそれなりにうまく伝わってくる。哀しさも残りつつ、まあいい出来だと言える。
simpleさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2014-09-29 22:57:35)
35.ネタバレ とにかく派手!!
豪華絢爛さが、しっかりと面白さとつながっていたのがよかった。
大抵の映画のパーティーシーンは退屈だが、ここまでやられると圧倒される。
すべての映像がきらびやかすぎる前半から、不穏に転がっていく後半から結末まで、全部面白い。銃撃戦も世界崩壊もないのに、こんなに派手になるものなんだな。
語り手のトビー・マグワイアや黒髪の綺麗なお姉さんが完全に傍観者だったり、キャラクターに愛情が感じられない映画でもある。
とても面白かったけど、もう一回は見なくてもいいような作品。
すべからさん [映画館(字幕)] 7点(2014-02-05 00:33:38)
34.ネタバレ 何度も見たくなるような映画ではないが、予想に反して引き込まれました。豪華なパーティは度を超えているし、一途な愛は想像以上。一度、女性に魅了されると頭から離れない気持ちはよく解ります。それが人一倍強かっただけでしょうね。終盤の雲行きは怪しくなり、どん底への階段を降り始めます。そんな中の最後のコール。デイジーからと思い、死ぬことができたのは、ある意味ハッピーエンドなのかも知れません。それにしても貴族の方々は、庶民とは相いれることが出来ない生き物だと思いました。それと利害関係がなくなると人が去る現実。これは私の周りでもリアルに感じることです。仕事上での付き合いは、退職すると消えていきます。後味の良い映画ではありませんが、完成度の高い作品です。
マーク・ハントさん [DVD(字幕)] 7点(2013-12-19 11:58:45)
33.ネタバレ バズ・ラーマンの映画って、ヴィジュアル的に派手だけど中身が薄いようなイメージがあったので、本作も最初見始めた時はその短いカットの羅列や前屈みのテンポ等、パーティーのシーンまで見て「あぁ、これもやっぱそんな感じなのかぁ」なんて思いながら鑑賞してたわけです。しかし、パーティーの「絢爛豪華なキッチュさ」や「虚無的な薄っぺらさ」はそのまま後半の内容に繋がってくる。いわば彼の映像センスが、この話に見事に相まってくるわけですね。それで話が進むごとにどんどん面白くなっていった。5年ぶりに遭った彼女とのドジっ子的なジャツビー。ギャツビーとデイジーの関係に気づいたブキャナンの反応とギャツビーとの言い争い。ギャツビーとニックの友情、そのどれもが印象深い。確かに、ギャツビー築いた豪華な住まいや生活はハリポテで空しいものであった。しかしそれらは目的ではなく、あくまでも手段であった。ただ一人の愛する女性を手に入れる為だけにすべてを賭けた男。その究極的に一途で全身全霊に突っ走った彼の気持ちはハリポテでも空虚でもなく、まさに本物の人生であた。それはある意味、男にとって羨ましくもある。ニックは、そんな彼の生き様に惹かれたのだろう。バズ・ラーマン作品の中では、本作は一番の出来だったと思う。
あろえりーなさん [ブルーレイ(吹替)] 7点(2013-10-26 01:52:53)
32.ネタバレ ◇映像や衣装が美しく豪華絢爛。でもその美しさはどこか刹那な感じで、それがギャツビーの脆さ・危うさを表していた。◇ギャツビーは、デイジーこそが自分の幸福の象徴であるという勝手な像を作り上げ、崇め、要求はエスカレートしていく(現代ならストーカー級)。◇レオナルド・ディカプリオの、ちょっとハニカミながら、でもプライドを保とうとする、二人の再会のシーン。「バカだな、男って」と思わせる演出がよかった。
ハクリキコさん [映画館(字幕)] 7点(2013-08-03 11:36:33)
👍 1
31.ネタバレ 冒頭の「In my younger and more vulnerable years...」っていうトビーの台詞を聞いて、学生時代に読んだ原作がフラッシュバックのように蘇ったわ。 昔はアタシも若かったから、一途な愛を貫いたギャツビーとその彼をいとも簡単に裏切る悪女デイジーっていう印象だったけど、今回この映画を見て結局は階級の違う二人はどうしたって結ばれることはない運命だったのかな…と。 ギャツビーのデイジーに対する盲目の愛は一見純粋で美しいものに思えるけど、実は貧しい幼少期を過ごした彼にとってのデイジーは上流階級への強い憧れの一部に過ぎなかったのかも。 病的なまでの富への執着とデイジーへのストーカー並に強引な愛情はほぼイコールな気がするっていうか。 愛のない結婚生活に疲れたデイジーは、自分を猛烈に愛してくれるギャツビーに確かに惹かれてはいたと思うけど、ギャツビーが待ってくれって言ってたのに無視して金持ちのオトコとの結婚を選んだようなオンナだもの、どうあったってあの脳ミソ筋肉オトコと別れたりしないわよ。 上流階級の彼女がそんな体裁の悪いことするわけないし。 …ようやくデイジーから電話が来た!って思った瞬間に撃たれるラストはもちろん悲劇ではあるんだけど、ギャツビーにとってはある意味一番幸せだったのかも。 身分相応で満足するってホント大事なことね。
梅桃さん [映画館(字幕)] 7点(2013-07-07 08:38:47)
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《更新》:7日以内に更新

【点数情報】

Review人数 50人
平均点数 6.26点
000.00%
100.00%
212.00%
324.00%
436.00%
5816.00%
61632.00%
7918.00%
8714.00%
924.00%
1024.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 10.00点 Review2人
2 ストーリー評価 8.33点 Review3人
3 鑑賞後の後味 8.66点 Review3人
4 音楽評価 9.50点 Review2人
5 感泣評価 9.50点 Review2人

【アカデミー賞 情報】

2013年 86回
美術賞キャサリン・マーティン〔美術〕受賞 
衣装デザイン賞キャサリン・マーティン〔美術〕受賞 

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