映画『クロユリ団地』の口コミ・レビュー

クロユリ団地

[クロユリダンチ]
2013年上映時間:106分
平均点:4.46 / 10(Review 26人) (点数分布表示)
公開開始日(2013-05-18)
ホラーアイドルもの
新規登録(2013-04-07)【目隠シスト】さん
タイトル情報更新(2017-08-23)【イニシャルK】さん
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監督中田秀夫
キャスト前田敦子(女優)二宮明日香
成宮寛貴(男優)笹原忍
勝村政信(男優)二宮勲
西田尚美(女優)二宮佐智子
並樹史朗(男優)二宮武彦
筒井真理子(女優)二宮栄子
佐藤めぐみ(女優)槇村ひとみ
柳憂怜(男優)石塚
高橋昌也〔男優・1930年生〕(男優)篠崎老人
手塚理美(女優)野々村早苗
吉倉あおい(女優)
青山草太(男優)
岩松了(男優)
朝加真由美(女優)
諏訪太朗(男優)
片岡富枝(女優)
脚本加藤淳也〔脚本〕
三宅隆太
音楽川井憲次
撮影林淳一郎
製作日活(「クロユリ団地」製作委員会)
松竹(「クロユリ団地」製作委員会/製作幹事)
ハピネット・ピクチャーズ(「クロユリ団地」製作委員会)
電通(「クロユリ団地」製作委員会)
企画秋元康
日活
配給松竹
美術矢内京子
衣装宮本まさ江
録音柴崎憲治(音響効果)
照明中村裕樹
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💬口コミ一覧

26.ネタバレ B級ホラーマニアとしては「今すぐ見に行かなくちゃ」、という思いで見に行きました。前売り券まで買って。周りの反対を押し切って。
ええ、もう、前半までは楽しく見させていただきました。
伏線も十分に張ってるし、前田敦子は意外に演技上手いし、映像の不気味さも出てるし、ちょっと強引な展開もあるし、前田敦子は意外とアップが厳しいし。
特に前半の伏線回収は見事でした。あれ?面白い?何で?とか思ってしまいました。
そして後半。
彼女は真実を知りながらも"みのる君"に負けてしまい、家族と共に暮らす妄想の世界へ戻る事を選択してしまう。そして、彼女は誰もいない食卓で幸せな笑顔を浮かべるのだった。弟だけがみのる君に入れ替わって…。
そうか、あの老人も、結局幸せな妄想の中で死んでいったのか…。
狂気の妄想の中、時間が止まってしまった彼女は、そんな人々は幸せなのか!?という現代社会に対する啓示を受け、私は帰途につくのでした。
あ、嘘です。
後半のネタバレも全部。
みのる君めっちゃつえー。
玉葱さん [映画館(邦画)] 3点(2013-05-20 00:53:38)
👍 1
25.前半は結講ハラハラドキドキして楽しめたけれど、後半にいくにつれて失笑ポイントが増えて行きビミョーな感じになってしまいました。「いま団地が流行ってるしこれでホラーやればいけるんじゃね?」的な安直さも同時に感じてイヤーな気分になってしまいました。秋元康企画のホラーってそういうの多いような気がする。後半は2ちゃんの「死ぬ程洒落にならない怖い話」でよくあるパターンで、ガッカリは頂点に。やはり寺生まれのTさんがいないとダメだな。改めてそう思った。
ゆうろうさん [映画館(字幕)] 3点(2013-05-21 00:29:13)
24.ネタバレ  見終わって思い浮かんだのは『巨人の星』。

 前半は、というか後半に霊媒師が出てくるまでは意外に魅せてくれる映画で。
 どこか不自然な家族、不自然な日常。それがある事件をきっかけに徐々に真実が見えてくる。失われた人、止まった時間、崩れてゆく日常、耐え難い孤独、そして、そこからなんとか時間を動かしてゆこうとする気持ち。
 サイコホラー、サイコサスペンスの様相を呈しつつ、近作の『ももへの手紙』『ファミリー・ツリー』『虹色ほたる』『幸せへのキセキ』に連なるテーマを抱えた、そんな映画。
 壊れそうな、繊細に揺らぐ役を前田敦子が好演しております。

 で、そんなテーマやメッセージやドラマや切なさや哀しさが置かれたちゃぶ台を「てーい!」とばかりにひっくり返して台無しにする「Jホラー」と言う名の星一徹。
 クライマックスで「全部もう無しだ。何故ならこれはJホラーだからな。恐怖がドーン!とやってきて終了するのがセオリーだからな。」って激しく暴力的で無神経な終わり方で何もかもすっ飛んでしまって。

 結果的にホラー映画だけどホラーが激しくジャマっていう困った映画でした。これじゃ明子、いや敦子姉ちゃんが可哀想だ。
あにやん‍🌈さん [映画館(邦画)] 5点(2013-05-22 22:56:55)
23.ホラーとしてはつまらないと思います。
本作が描いているのは、「死」というものに向き合う登場人物です。
作中では「孤独死」にかかわる話題が登場します。
主人公が介護の仕事を目指していたり、彼女を救おうとする男性が遺品整理の仕事をしているのも、そのような孤独死を迎える可能性がある現代社会に警笛を鳴らしているからなのでしょう。
タイトルであり、作中でイメージとして挿入される花「黒百合」の花言葉は「呪い」です。
主人公が「呪い」「死」のために葛藤し、そこにはどういう真相があるのか、彼女はどう行動するのかーそこが見所になっているのです。
どうもこのことは、観客が望むものと一致していない気がします。
この映画を観に来る若い観客は、恐がれて、面白くて、驚ける内容を期待していると思います。
しかし、肝心の内容は淡々としていて、登場人物の会話シーンが長くて、そしてあまり怖くないのです。
本作の評判があまりよくないのは、そうした作り手の目指していたものとの不一致があるからでしょう。
では、心理描写を描いたドラマと言えばどうか?と問われればそれも物足りませんでした。
「孤独死」のテーマは描ききれているようには思えないし、ちょっと常識では考えられない登場人物の行動もあったりしてどうにも煮え切りません。
結果的にホラー作品としても人間ドラマとしても中途半端になっているのは残念でした。
しかし、序盤から張った伏線、徐々に壊れていく日常の描写、そして明かされる真相は面白かったです。
映画のはじめは普通とは違うカメラワークになっているのですが、そのことにも意味があります。
そして作中で一番恐ろしかったのが「日常でもありえること」というのもよかった。
恐怖描写は凡庸なものが多かったのですが、ここは唸らされました。
ヒナタカさん [映画館(邦画)] 5点(2013-05-23 01:15:14)
22.ネタバレ 
団地というと経済成長期に建てられた物が多く現代ではかなり老朽化していますね。でも、団地住まいの友達も多くいたので、完全に庶民派な私なんかは愛着があるというか親近感が湧きます。5階の友達の家に遊びに行って留守だった時の徒労に終わったガッカリ感も疲労感も良い思い出です。 で、クロユリ団地。現代の日本の最大の問題かもしれない超高齢化社会における孤独死なんかを絡めつつ、主演二人のバックグラウンドも悪くないので面白くなりそうな雰囲気はあったものの非常に雑な作りだったかな。点と点が線にはならなかったという印象。 全く無意味で不能な霊能者には失笑だったし、あのミノルくんも、あれだけ凶悪な力(別世界に引きずり込んだり念動力じゃ飽き足らず、身内に化け心理攻撃をする5歳児ってのも凄い)を身につけるコトが出来たのは何故だろう?勝手にゴミ箱に入って焼かれただけで恨みも怨念も呪いもそこまで無いでしょうに。友達と遊べなくなった悲しみだけでアレだけの力を得られ悪霊化するなら、世界中悪霊だらけで大変だわ。リングの貞子にしろ呪怨の伽耶子にしろ強烈な思いがあったから、アレだけの存在になった。このミノルくんにも幼児虐待を受けてた、などの説得力を持たせるモノが欲しかった。それが無いのが作品として浅いなと思わせる点。最後、明日香は現世に残ったものの家族に囲まれ幸せな頃に幼児退行、もう一人はどこぞに引き込まれ行方不明。ミノルくんはこれからも弱い心を持った者にとり憑き引き込んでいくのだろうか。なんいせよ悲哀が感じられないし何でもアリの化物になっていて面白みのないキャラクターでした。 音楽だけ雰囲気あって良かったな。川井憲次のムダ使い。
ロカホリさん [映画館(邦画)] 3点(2013-05-24 22:43:51)
👍 1
21.ネタバレ 兎に角、冒頭から伏線張り巡らしまくるのだが、とりあえずすべて回収している。
100分ちょいでこれだけやるわけだから、流石中田秀夫だというところ。
手持での主観と客観の切り替えという伏線の張り方は上手いが、
そこから更に台詞の反復があり、しかも何度も、流石にあざとすぎるだろう。
分かり易さとか、ましてや観客が望むのや期待しているのものへと媚び売る作りは
作品の質を落とすだけでまったく効果的ではない。
わからないやつなど放っておけば良いのだ。
誰でもわかるように作る必要性などない。
そんなものはテレビの子供番組くらいにしておけば良いのだ。
であるからこそ、公園での前田敦子と子供の会話が全部アフレコなのは
完全なる見事な伏線であり、あんなものは気付かないひとは気付かない。
しかし、どこかおかしいという違和感を覚える。
その違和感こそが映画を映画館で観る面白さだろう。
それにしても手塚里美の登場シーンの数々には笑えた。
あれこそがホラー映画の醍醐味というかなんというか。
霊を祓うなどという無力さが炸裂し、最後は吐血するという見事な出来栄え。
幽霊なんて、結局最後は暴力でしか解決できないからね。
この映画ではそういうものが一切ないのだが、
これはなんだか主役を替えて続編でも作ろうとする企画力なのか、
秋元康といえば『着信アリ』とかもあるわけで、ふーんと思った。
すぺるまさん [映画館(邦画)] 6点(2013-05-25 01:47:49)
20.ネタバレ まずもって言いたいのは、クロユリは貴重な高山植物であり、ホラーのタイトルに使うのはかわいそう。ていうか団地にクロユリなんて名前付けるか?ふつう。
次に、私はホラー苦手です。何も考えずに観たら物語に引きずり込まれるという恐怖感から、もう序盤から「ふつう若い女子が好き好んで団地に引っ越してこないよな」「あぁ~この家族疑似家族だぁ~」「ふつう開けないところ開けるからホラーなんだよね」「いやいや、おじいちゃん本命じゃないでしょ」「成宮クン最後はヒロイン守って死ぬかも」などと理論武装して臨んだので、映画館でギリギリ取り乱さずに済みました(^_^;)
で、ホラー的要素に関しては概ね予想通りにコトが進んでしまい、結果期待したほど怖くなかったのが残念です。途中までは面白かったんだけど、「本命」との対決がなんだか雑な感じでした。一人で寂しかったんだろうけど、この子の家族はどうなったの。その辺りがまるっと説明なし(続くのか?)。
あんな終わり方ヒロインがかわいそうだよ。解決してないじゃん。一番のホラーは前田敦子が自滅していく様ということかもしれませんが、だったら半ばギャグのようなオカルト部分は要らなかったな。

追記;本編を観た後でCM見ました。これって致命的なネタバレですね。先入観なく観られた私は楽しめた方なのかも。
denny-joさん [映画館(邦画)] 6点(2013-05-30 14:57:05)
19.ネタバレ 中高生向けに作っているからだろうか、とてもわかりやすい作りになっている。目の肥えた人にとっては、おいおいそこまで教えてくれなくてもわかるから、なえるわーってなりかねないくらいわかりやすい。
なのに、ラスト、前田敦子が床を全力でスクラッチする行動と、孤独死した老人のスクラッチとの一致性を説明していない。まあ、本当は全体を通してこれくらい説明なしのほうが見ごたえあっていいんだけど、たとえば前田敦子がスクラッチしまくった床板の傷を最後映したほうが、Jホラーおなじみの輪廻性が醸し出されたに違いない。さらに、下の階に住んでる人が「なんか、上の人がりがりうるさいんだけど・・・」とか言えば、『クロユリ団地2』が作れる。僕は見に行かないけど。
言わなくてもわかるだろうが、冒頭、なぜ老人が壁をスクラッチしていたか、それはあの少年が、おばあちゃんを壁の奥へ連れてってしまったからだ。
誰が見ても中途半端だっただろ、あの霊能力者。あれはもうマクガフィンみたいなもんなんだから、『TRICK』のインチキな香ばしい霊能力者でよかった。前田敦子の物まねする人でいいじゃん。いちおうヘンテコ除霊してるから、あそこで我々は映画館でげらげら笑ってあげればオッケー。そもそもあの霊能力者自体必要なかった。最後血吐くし。なんで?
だいいち、あの少年、恨み呪いを残すのは構わないけど、あの死因はある程度自己責任だろ、引っ越してきた無辜の少女を呪うのはよくないだろ。せめてあのゴミ箱を設計した区の人とか、焼却場の人とかを呪ったほうがいいんじゃないか。なぜあの少年はゴミ焼却場に出現しないのだろう。団地にしてみればとんだとばっちり。水面みたいな変な照明まで使って。海の中か?
ただし、前田敦子に「お友達たくさんいるんだね」と言われたとき、少年が「みんな引っ越しちゃった」と答えたのには背筋が凍った。この少年、お友達全員ヤリヤガッタナ。
no_the_warさん [映画館(邦画)] 5点(2013-08-27 01:41:33)
👍 1
18.さすがはJホラーを代表する監督・中田秀夫による作品だけあって、伏線の張り方や落とし方は非常にしっかりとしています。Jホラー特有の陰惨な空気も見事に醸成されており、丁寧に作りこまれた良作だと言えます。主演の前田敦子も、小慣れてはいないものの演技を全力でやりきっており、役作りのために自分を相当追い込んだことが伺えます。最初は、アイドル映画だと思って舐めた目で見ていたのですが、実際にはかなり本格的なホラー映画だったことは嬉しい誤算でした。。。
以上、褒めるべき点の多い作品ではあるのですが、ひとつひとつの場面が妙に長いために、全体としてチンタラした映画だという印象を受けたこともまた事実。静かな場面の積み重ねからいきなりショックシーンで観客を驚かせることはホラー映画の常套手段なのですが、観客の眠気を誘うほど静かな本編では、ショックシーンの勢いも削がれてしまいます。
ザ・チャンバラさん [ブルーレイ(邦画)] 6点(2013-11-06 01:11:45)
17.ネタバレ 序盤、隣の部屋がどうもおかしい、そこに恐る恐る入ると、老人の死体が、、、そして実は自分の家族はもうすでに、、、という風に話が進んでいくのだが、実にわかりやすいストーリーでそれなりに見れるのだが少なくとも怖くはない。う~ん、なんだろう、このまま消化不良で終わるのかと見ていると、妙な霊能力者が出てきてヘンテコな祈祷を始める始末。このへんは、ホラーというよりコメディすれすれな感じで、鑑賞してる自分も戸惑ってくる。と思いきや、「みのるくん」がついに声色を変え、家族に扮しだした!ドアを開けたくなる誘惑。それを必死に止めようとする笹原。すると、今度は笹原の婚約相手に扮するみのるくん。何ということ、、、、。なるほど、要はこれがやりたがったんだな、と気づく。実際、ここが本作の一番の見せ場。ある意味、みのるくんは一種の恐ろしい妖怪みたいな存在になってくる。ドア開けちゃって部屋に入ってきた彼は、いよいよチャイルドプレイのチャッキー化してくる。そして地獄で火あぶりにされる笹原。それを恐ろしい形相で見下ろすチャッキー。じゃなかった、みのるくん。このへんの映像はなかなか良かったのだが、それにしても救いようがない話だ。二宮さんにしろ笹原君にしろ、何も悪いことしてない。むしろ、自分を責め続けるという罪悪感に捕われてるだけなのに。もう少し、光のある終わり方にしても良かったのでは、なんて思ったりもする。
あろえりーなさん [ブルーレイ(邦画)] 5点(2013-11-13 16:41:24)
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16.ネタバレ これ牡丹灯籠だ もともとあまりホラーぽくないと聞いていたので中々おもしろかった ただ予告編通りのJホラーを期待して見たら裏切られるな 評判が悪いのはその辺か? あるいはおしい要素が沢山あってそこに皆が気が付いてしまうので見ていてイライラするのかも 前半で妙なPOV視線とか、ヒロインの家族のおかしな会話とか、ショッパなに出て来るぼろい段ボールなどでヒロインと家族の関係が見えてしまう しかもそのへんてこな会話を何度も繰り返す、演出過剰じゃないか 想像通りの「意外な展開」にはカタルシスは無い なのでそれが分かった時にもまったく驚きが無い そこは狙い通りの演出だろうがもうちょっとなんとかできなかったのか 前半ヒロインの前田敦子はぼんやりした覇気のない人物の芝居 実は取り憑かれた人間の最初の状態なのだが、説明が無いのでただの大根役者にしか見えないのがかわいそうだ この役は非情に難しいはず 前田の演技をけなす人が多いのはこれが原因に違いない 後半になって取り憑かれ方が半端じゃなくなるとなかなかうまいのがわかる 全然美人に見えないし損な役だ それに反して成宮くんは元々下手な役者の部類に入るのでラストの突然の乱心に説得力が無い ここが作品中一番の違和感があるところなのでよほどうまい芝居が出来る人をキャスティングするべきだったと思う もともと前田敦子以外のキャスティングはいまいちだ 特にミノルのキャスティングは失敗だ 霊能力者の存在とかへんてこな祈祷の演出、ヒロインの憔悴メイクやらおどろおどろしいライティングなどが、いかにも定番Jホラーの演出なのがこの映画を安っぽくした感がある エンディングは何か大事な表現が抜け落ちた感じ 唐突に終わらせた様にも見える トラブルでもあって端折ったのだろうか 尺もさほど長く無いのでここでもう一つドラマがあってもなんの問題も無いはず このラストでこの映画が普通のホラーになってしまったのはおしいと思った いろいろおもしろくなる要素があったのに残念だ
にょろぞうさん [ブルーレイ(邦画)] 7点(2013-12-24 12:58:13)
15.ネタバレ 全然期待してなかったけど、案外面白かった。
前田敦子が、憔悴する、放心する、泣く、過呼吸…そして、そんな生々しい顔を惜しげも無くスクリーンにさらす。
そんなブサイクな表情映さないで!!なんてところは、以前のAKBのドキュメンタリーでさんざん映されているので、とっくにクリア済み。彼女に映しちゃいけない顔など存在しないのだ。女優として、正しいぞ!頑張れ前田敦子!

ストーリーは、2段階の構成になっていて、前半の思わせぶりな違和感(不穏感)は上質。

しかし、ラストの方のホラー演出はどうだろう。
陰陽師シーンはコントみたいで、イチイチ恐怖が和んでしまう。後ろのお弟子さんの一人が九字(りんぴょうとうしゃーの手)を
切れていなかったのが気になった。だから、血反吐はいちゃったのかしら。

そして、邦画ってのは、何でこんなにCGがヘッポコなんでしょうか。炎があんなんじゃダメだよ。笑っちゃうよ。色付きの照明があたったみのるくんと火傷の描写も怖さの欠片もなく、逆効果。
すべからさん [映画館(邦画)] 6点(2014-02-05 00:25:32)
14.ネタバレ “かきむしり”の秘密が解明された点のみ、わずかに感慨がありましたが、ミステリーとしての醍醐味はほぼゼロです。如何せん、伏線の張り方が丁寧過ぎました。この辺りのさじ加減は本当に微妙で、ヒントが少なければ、それはそれで批判されるワケですし難しいところです。個人的には黒沢清やデヴィッド・リンチくらい難問の方が好みですけども。さて、前田敦子について。彼女がヒロインを務めた映画は『もしドラ』『苦役列車』くらいしか鑑賞しておりませんが、本作も含めて実感したのは“前田敦子は主演女優向きではない”ということ。天下のAKB48の元絶対センターに対して失礼な見方かもしれませんが、AKBの基本コンセプト(クラスで○番目に可愛い子を集めた)と照らし合わせてみれば、さほど的外れな感想ではない気もします。たぶん、彼女に女優の素養はある気がします。単なるアイドル人気だけの女優ではなく、演技派として大成することも可能ではないかと。ただし、主演を張るのに必要な“華”は感じられません。意外と地味目のルックスも然ることながら、他人より前に出ようとするオーラが足りないような(これでAKBの看板を背負っていた事に驚きます)。沢尻エリカと真逆。ですから彼女がヒロインのTVドラマが歴史的な大敗を喫したのも仕方のない道理。そもそもヒロイン向きの女優ではないのですから。あとは彼女が(というより彼女の周りが)元AKBのセンターという肩書を外して女優業を本格化させた時が勝負かと。有能なバイプレイヤーになれる気がしますが、どんなものでしょうか。別に主演女優の方が脇役よりも偉いワケではないでしょう。密かに期待しています。(『Seventh Code』を鑑賞したら、また意見が180度変わるかもしれませんが……)
目隠シストさん [DVD(邦画)] 5点(2014-02-24 18:59:20)
13.ネタバレ ありきたりなホラーっぽいが、これは孤独を描いた作品。出色なのは主人公の明日香に漂う孤独感。看護学校ではクラスメイトと気さくに話をするものの、実習中、幻覚に襲われた時に明日香の名前を呼ぶ者はいない。劇的な出会いとも思えた笹原との関係も、心を通わせるシーンはない。他人の距離を保ったまま。冷徹な脚本に前田敦子が放つ「ぼっちオーラ」が合わさって、かなりの寂しさなのだ。それだけに取って付けた様なJホラー的なクライマックスが残念。
Robbieさん [CS・衛星(邦画)] 6点(2014-04-20 22:15:37)
12.ネタバレ 夏なので涼しくなりたいと思って借りましたが、心の底から怖くなかったです。
ドラマを観てなかった人の方が、多少なりとも怖さを感じられるかもしれません。
ドラマを観ていた人は肝心のところを知ってしまっているため怖さを感じられないと思います。
ただ、前田敦子さんはちゃんと演技が出来る人なんだとわかりました。
昔のアイドルと比べて、断然、良いです。
たぬき野郎さん [ブルーレイ(邦画)] 3点(2014-08-04 22:40:35)
11.ネタバレ インパクトばかりのグロ描写満載のアブノーマルホラー映画に慣れてしまうとこういう正統派のジャパニーズホラーにホッとします。正直怖さはそこまで感じませんが、マジメで上品に作ってるから嬉しくなったり。主演のあっちゃんもこれまでの出演作品よりずっと頑張ってたし、内容もけっこう面白かったです。事故に遭い、自分ひとり生き延びて心理的に孤独を抱えている彼女が狙われたのかーと。回収しきれてない部分は、ヒットしたら続編作る気満々であえてそうしてるのかなと思いましたが、手塚理美率いる除霊隊のおばちゃん達はいったいなんだったんだろう。あとさすが中田監督、焼却炉の息苦しさがリングの井戸にシンクロしました。
まさかずきゅーぶりっくさん [DVD(邦画)] 7点(2014-11-09 16:52:44)
10.ネタバレ あっちゃん もっと作品選べばいいのにとか思ってしまった。選んだ作品が悪いよ キャリア的に言ってまだなんでもかんでも飛びつかなきゃいけないって時期でもないでしょーに、もっと落ち着いて作品選べばいいのにとか思ってしまった。とにかく前田敦子にしては これって不運じゃないか ホラーにちびっ子が積極的に絡んでる時点でろくなことはない。
3737さん [CS・衛星(邦画)] 3点(2015-02-14 23:50:23)
9.ネタバレ 困った。
怖くなかったよぉ。
ろにまささん [CS・衛星(邦画)] 4点(2015-06-21 23:16:47)
8.ネタバレ 住人が減って高齢化の進んだ団地という設定は、右上がりの時代が終わって少子高齢化と人口減少が進行する現代にふさわしいと思えなくもないが、実際それがあまり生かされていないようなのは面白くない。
例えば問題の事件が起きたのがこの団地の最盛期だったとすれば、団地そのものの衰退と、そこにいつまでも一人で残る少年の孤独が重なる形になっただろうが、実際は13年前(西暦2000年頃?)とのことでそういう取り方はできず、単に主人公が孤立しがちな舞台を用意しただけに終わっている。または「仄暗い水の底から」(2001)の舞台設定を再利用しただけに思えなくもない(エレベータはないが)。また主人公が介護の学校に通っていたのも、高齢化の時代の表現というより隣室の老人を発見するきっかけだけで、ストーリー展開上の都合でしかないように見える。そういった設定と主人公の負った心の傷にも直接関係がないようで、全体として散漫な構成になった印象がある。

ところで普通一般のホラー映画でよくあるように、登場人物が自分からわざわざ危険に近づいていくという制作側に都合のよい(観客にとっては苛立たしい)展開に、この映画ではまともに理由づけして開き直ったように見える。祈祷師は「優しい」という言い方だったが、それよりも感情面で割り切りのできない性格ということだろうし、また自分で言っていたように怖いものから目を逸らせなくなり、逆にまじまじと見つめてしまうタイプだったのではないか。それでは今回のような受難も仕方ない気がするわけだが、これも「仄暗い…」の虚弱な主人公のイメージを流用したように思えなくもない。劇中では、すぐに部屋を出ろと言われたのに待っているかのようにまだ部屋にいて、予定通り入れてしまったあたりでこれはもう見捨てるしかないと思われて、あとは応援しないから勝手に破滅してしまえという投げやりな気分だった。

なお主演女優に関しては、個人的に愛着はないので特に感想もないが、ここを見ると皆さん好意的なようでもあり、どうか今後とも頑張っていただきたいと一応書いておく。
かっぱ堰さん [DVD(邦画)] 4点(2015-07-23 00:26:23)
👍 1
7.ネタバレ かくれんぼでゴミ箱に隠れ、気づかれないということが、もうすでに考えられない。

申し訳ないけど、お祓いのところは爆笑してしまった。

救いようのない終わり方だった・・・
新しい生物さん [インターネット(字幕)] 3点(2015-10-02 15:34:56)
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【点数情報】

Review人数 26人
平均点数 4.46点
000.00%
113.85%
227.69%
3726.92%
427.69%
5519.23%
6623.08%
7311.54%
800.00%
900.00%
1000.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 6.00点 Review2人
2 ストーリー評価 3.66点 Review3人
3 鑑賞後の後味 2.66点 Review3人
4 音楽評価 3.00点 Review1人
5 感泣評価 1.00点 Review1人

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