映画『勝手にしやがれ』の口コミ・レビュー(4ページ目)

勝手にしやがれ

[カッテニシヤガレ]
À bout de souffle
1959年上映時間:90分
平均点:6.36 / 10(Review 121人) (点数分布表示)
公開開始日(1960-03-26)
ドラマラブストーリーモノクロ映画犯罪もの
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2024-07-21)【Olias】さん
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監督ジャン=リュック・ゴダール
キャストジャン=ポール・ベルモンド(男優)ミシェル・ポワカール
ジーン・セバーグ(女優)パトリシア・フランキーニ
ダニエル・ブーランジェ(男優)ヴィタル刑事
ジャン=ピエール・メルヴィル(男優)パルビュレスコ
ジャン=リュック・ゴダール(男優)チクる男
フィリップ・ド・ブロカ(男優)ジャーナリスト(ノンクレジット)
ジャン=ルイ・リシャール(男優)ジャーナリスト(ノンクレジット)
前田昌明ミシェル・ポワカール(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
真山知子パトリシア・フランキーニ(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
寺島幹夫ヴィタル刑事(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
勝田久パルビュレスコ(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
野田圭一(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
田中信夫(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
原作フランソワ・トリュフォー(原案)
脚本ジャン=リュック・ゴダール(ノンクレジット)
撮影ラウール・クタール
製作ジョルジュ・ド・ボールガール 
配給新外映配給
フランス映画社(リバイバル)
その他クロード・シャブロル(テクニカル・アドバイザー)
あらすじ
自動車泥棒のミシェル(ジャン・ポール・ベルモンド)は、追跡してきた白バイ警官を殺害してしまう。パリへ逃亡した彼は、アメリカ娘パトリシア(ジーン・セバーグ)と恋を楽しむのだが、警察の手は間近に迫ってきていた・・・。ゴダールの処女長篇にして、ヌーベル・バーグを代表する一本。映画のあり方を根底からひっくり返した、映画史上に燦然と輝く傑作。
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💬口コミ一覧

61.ネタバレ たぶん3度目の鑑賞。これまではつまらないとしか思いませんでしたが、今回はちょっと面白かった。ワンシーンを細かくつないだ編集。複数のテイクを使ったのか、あえてつなぎをおかしくしてリズムを崩してあります。かと思うと、ミシェルとパトリシアの場面では、長回しを使ったり。あとは、アメリカがモチーフとなっているようです。パトリシアはアメリカ人だし、ミシェルはハンフリー・ボガートにあこがれている様子。それと、アメリカ車がたびたび話題になっています。アメリカに倣ったということで、暗にアメリカを揶揄しているとも思えます。
ただし、それ以外は相変わらずつまらない。特にミシェルとパトリシアの会話は退屈。話の流れも、警官を殺して警察に追われているのだということが、今回初めてわかったような。多少の面白さはありますが、個人的には「ジャン=ポール・ベルモンドが人気スターになった」という以上の価値は感じられません。
アングロファイルさん [CS・衛星(字幕)] 6点(2011-03-22 21:39:16)
60.ラストだけは違うなと思いましたが、全編にわたるおしゃれな雰囲気と、なぜかぶつ切りの編集に惹かれました。ただ、画面越しにも煙たいなぁという煙草が少し気になりました。
色鉛筆さん [DVD(字幕)] 6点(2010-09-19 23:13:24)
59.映画ファンとしてゴダールは押さえておかないとならないと思い、初ゴダールです。
とりあえず59年にこの映像感覚は凄い、というのが第一印象でした。
ただ初回鑑賞時は斬新な演出以外に本作に面白みを見出せず、正直退屈でした。
しかし、映画の内容を把握した2回目以降の鑑賞では、驚くほど自然に内容を受け入れる事が出来、この世界に浸ることが出来ました。
初回鑑賞時はこの映画を「理解」しようと努めすぎていたのかもしれません。
台詞の言葉ひとつひとつ、映像ひとつに意味を、いちいち見出そうとしていたのかもしれません。
ストーリーはとてもシンプルで、悪く言えば中身の無いストーリー。
台詞もクセはあるが中身の無い、会話というよりは投げっ放しの言葉がそのまま宙に浮かぶようなもの。
ただその映画全体に漂う「投げっ放し感」は、どうしようもないダメ男ミシェルが放つ雰囲気そのままに、どこか不思議な魅力を感じずにはいられません。 
映像、台詞回し、パトリシアとミシェルというキャラクター、音楽など、映画を構成するもの全てが個性的で、そのアナーキーで洒落た感覚は今見ても古さを感じませんでした。

むしろ新しいものを、今更この59年作モノクロ映画から与えられた気がします。
おーるさん [DVD(字幕)] 6点(2010-09-17 18:49:57)
58.ネタバレ 主人公ミシェルはおしゃべりな男だ。盗んだ車を運転しながら、彼はくだらない独り言をのべつまくなし語り続ける。時に確信犯的カメラ目線さえこちらに向け語られる空疎で冗長なその戯言。やがて彼が美しいパトリシアと出会い、独白が対話となってもそれは変わらない。気怠い昼下がり、陽光差し込むホテルの一室でとりとめなく垂れ流される二人の美しいフランス語は、対話のようで、しかし対話ではない。饒舌に言葉を用いる彼らは、抜け殻のような独り言を、ただそれぞれに実りなく発しているに過ぎない。そんな彼らの意思が疎通することは決してない。二人が虚空に放つ過剰な言語がまるきり有用な意味をなさぬまま、じわじわと彼らの溝=空洞=孤独を拡げていくさまを、映画監督ジャン=リュック・ゴダールは冷徹にカメラに捉え続ける。この退屈な映画に素直に退屈するのは、ある意味とても正しい。ゴダールがここに描いているのはまさに救いようのない不毛な退屈、それそのものだからだ。退屈と孤独、そしてその不毛。「“二人で眠る”と言うけれど眠っているときは一人よ」というパトリシアの後の台詞が示すように、彼らは二人でありながら、けれどどこまでも一人だ。彼らが孤独でないこと、二人でいること、その実感がもしそこに存在するのだとすれば、それはパトリシアのスカートをめくり尻を撫でるミシェルの手のひらの感触と、彼のその不作法に平手打ちを食らわすパトリシアの手のひらの感触、ただそれだけだろう。つまりは言語など用いぬ肉体的接触だけが、不毛な言語では決して他者と結びつき得ぬ孤独な彼らをかろうじて媒介できる。だがそうした接触をパトリシアは冷淡に拒み続ける。彼女があっけなく密告という裏切りに転じ、ミシェルと“二人でいること”を気まぐれに終えるのは、その意味で至極当然の成り行きと言える。あなたを裏切ったのだから私はあなたを愛していないと饒舌なパトリシアは言う。だがそれは詭弁だ。彼女はただ、愛していないから彼を裏切った、それだけのことだ。そしてその詭弁が再び、彼らのかわし続けてきた言語の不毛を炙り出す。ミシェルは舗道に横たわり自らの指でまぶたを閉じる。そうしてその瞳から愛していたはずの女の姿を自らの意志で永遠に遮断する。不毛な言語はそれでも時に真実を言い当てる。パトリシアの言った通り、人は眠る時“も”やはり一人だ。それは確かに
最低だ。
BOWWOWさん [CS・衛星(字幕)] 6点(2010-08-08 20:16:51)
👍 2
57.ベルモンドは猿みたいだが、個性溢れる筋肉マン。
にじばぶさん [ビデオ(字幕)] 6点(2007-09-03 16:25:31)
56.映像がぶつ切りだったり、ゲリラ的な撮影だったりと何かとインパクトが大きかった。しかし何と言っても単語と映像を並べ連ねただけの予告篇がもっとも衝撃的だった。
こまごまさん [ビデオ(字幕)] 6点(2006-12-26 11:02:11)
55.なるほど映像的にはかなり凝ってます。ストーリーはそんなに面白くないけど、こういう感じは好き。
MARK25さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2006-06-14 19:30:47)
54.海が嫌いなら、山が嫌いなら、都会が嫌いなら、勝手にしやがれ!というセリフが印象的!原題は『息切れ』という意味みたいですね。でもこの『勝手にしやがれ』という邦題、とってもステキ。この映画の本質をグッとつかんでいるような気がします。
ふぉんださん [DVD(字幕)] 6点(2006-05-30 12:48:37)
53.カッコよけりゃいいじゃんって感じの映画なのかな。男と女の乳繰り合いがこんなオシャレな映画になるのね。
ゆうろうさん [CS・衛星(字幕)] 6点(2006-04-17 16:35:32)
52.ヌーベル・バーグも4.50年経ってしまうと、ヌーベルじゃなくなってくるようですね。
チビすけさん [DVD(字幕)] 6点(2005-12-11 14:58:22)
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51.恋人は恋をして、殺し屋は人を殺し、レビューを書きたいオレはレビューを書く。半世紀近くも前の映画という事を考えれば、このシニカルで退廃的な主人公のキャラクター性は今見ても古臭さが無く、自己中心的な現代人に通じる普遍性がある。客観的に見ればただの犯罪者であり、齎される結果のすべてが自業自得であるものの、この作品からはまさにタイトルが示す通り、「オレは勝手に生きるから、お前も勝手に生きろ」というような、しょせん人間関係の成立なんて虚構とする、ある意味、諦観めいた人生観を突きつけられる。自分の人生を好きに生きるのも勝手、他人の人生に巻き込まれるのも勝手。その結果はすべて自己責任として受け止めればいいだけの事。人生なんてそんなものさ。
FSSさん 6点(2004-06-22 17:55:48)
50.すごく仏教的だ。海も、山も、都会も嫌い。何もかもが嫌い。生きてることすら嫌い。全体を通して貫かれるこの「無常観」。ひどく仏教的だ。だからといって、何かを「悟る」といった境地にまでは至らない。なぜなら、これはフランス映画だから。このアンバランス感に妙な引っかかりを覚えてしまう。「時代と寝た作品」という指摘。確かにその通りだろう。いわゆるヌーヴェルバーグだ。時代色は極めて強い。しかし、それだけでは語り尽くせないサムシングを本作には感じる。はたして、それは何なのだろう?アンバランスな感覚の上で答えを探すのは、さぞや難しい。
給食係さん 6点(2004-01-28 23:19:06)
49.音楽とかキャラとかなんか涼しげなとこは確かにある。なんかパッパッてコマ飛んでるみたいなんがやりすぎかなあと。無理矢理な感じします。
ようすけさん 6点(2003-10-18 00:30:35)
48.これ以前の映画の作られ方へのカウンターとして優れた映画。普遍的な価値を目指した作品ではないため、同時代に観た人以外でこの映画を褒めている人は、自分に嘘をついている可能性が高い。
だいこんさん 6点(2003-04-10 19:58:58)
47.「おしゃれな映画」が好きな人には勧められる。ノリノリ映画好きなあたし的には退屈だったが、もう少し成長したらまた見てみようかな、と思う。それにしてもフランスって何か他の国と違うんだよなぁ。
さん 6点(2003-02-21 19:18:06)
46.ちょっとよさがよくわかんないです。あなたが目をそらすまで見つめるわってジーン・セバーグがとてもキュート。
バカ王子さん 6点(2003-02-05 20:03:00)
45.あの美学は理解できなかった
Ruahさん 6点(2002-10-28 16:59:25)
44.ネタバレ 主人公の自動車泥棒が、追ってきた警官を銃殺し、指名手配されながらも、ほれた女を口説いて、というような話。序盤、主人公が車に乗って悪態ついてるところは、時代と国を隔てても、なんら変わらないものだと面白く見ていたのですが、銃を撃つシーンのカット割が非常に悪くて、誰が誰を撃ったのかもわからないくらい。雑な感じ。その後は、若干ねちっこい男と女のやりとりの雰囲気を楽しめるか楽しめないかという感じ。フランスで起こったヌーヴェルヴァーグの記念碑的作品と言われていますので、発表当時は、斬新だったのだと思いますが、半世紀経った今見ると、驚きがないですね。パリの街の雰囲気は悪くなかったです。
camusonさん [DVD(字幕)] 5点(2024-12-04 20:06:56)
43.要するにヌーベルバーグというのは、「雑に撮りました」ってことですかね。配管むき出しやコンクリート打ちっぱなしの建物がかえってカッコいいみたいな。
ヒロインが魅力的だったのでずっと見続けましたが、ストーリーがどうのこうのより、撮影すること自体を楽しんでいる感じ。実験は実験室だけで完結してほしかったという気がしないでもありません。
そして何より、時代が違うとはいえ、チェーンスモーカーぶりがひどい。まるでこちらの周囲まで煙たくなりそう。もしかすると、それも実験の一部だったのかな。
眉山さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2021-10-05 01:50:28)
42.ネタバレ ~À bout de souffle~息が続かない、息切れ。内容と結びつきにくいタイトルだ。
車を盗んで白バイに追われ、警官を撃ってしまうミシェル。セフレから金を盗み、元カノの部屋に勝手に入ってイチャイチャ。
何とも場当たり的でいい加減な主人公だ。でもこういう男はモテる。…まぁ映画を見てない女性にミシェルのマネをしても、ウザがられるだけだろうけど。
仕事に勉強に頑張ってるインテリっぽいパトリシアと、ヤりたい感アリアリな、ちょっと幼稚なミシェル。会話も噛み合ってるんだかズレてるんだか。
パトリシアとのイチャラブが延々と続き、見ていてなんかもう勝手にしろよ…って気持ちを邦題にしたんだろうか?
だけどカメラワークや音楽の入り方は印象的で美しく、ミシェルの見せ方は格好良く、パトリシアの仕草は可愛いのだ。
パトリシアがエスカレーターに乗るシーンがやけに心に残ってる。何でかはわからないけど。
そうそう、灰皿あるんだから、使えよ。
タイトルは知っていた。ヌーベルバーグも何となく知っていたが、作品自体観るのは今回初めて。どんなレビューを書けば良いのか難しい作品だった。
映画を料理に例えると、この映画は料理全体の完成度より、使われた調味料の新しさが話題になったのかもしれない。
胡椒、ターメリック、マヨネーズ、パクチー…後年どの家庭にもある調味料。
今ではもう当たり前に口にしている味なので衝撃は受けないけど、最初に世の中に登場した時は凄かったんだろうな…なんて。
そんな感じで観たけど、万が一こういうのが映画の主流になっていたら、私は映画について行かなかったかも。
イメージビデオっぽくもあって、間接照明の部屋とかで垂れ流してたらお洒落そう。
K&Kさん [CS・衛星(字幕)] 5点(2021-03-06 23:58:55)
👍 1
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マーク説明
★《新規》★:2日以内に新規投稿
《新規》:7日以内に新規投稿
★《更新》★:2日以内に更新
《更新》:7日以内に更新

【点数情報】

Review人数 121人
平均点数 6.36点
010.83%
121.65%
232.48%
343.31%
4108.26%
52419.83%
61915.70%
71814.88%
82218.18%
964.96%
10129.92%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 7.66点 Review6人
2 ストーリー評価 5.71点 Review7人
3 鑑賞後の後味 6.00点 Review7人
4 音楽評価 7.20点 Review5人
5 感泣評価 6.00点 Review3人

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