映画『地獄でなぜ悪い』の口コミ・レビュー

地獄でなぜ悪い

[ジゴクデナゼワルイ]
Why don't you play in hell?
2013年上映時間:129分
平均点:5.91 / 10(Review 54人) (点数分布表示)
公開開始日(2013-09-28)
アクションコメディヤクザ・マフィアバイオレンス
新規登録(2013-08-28)【3737】さん
タイトル情報更新(2022-05-30)【イニシャルK】さん
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監督園子温
キャスト國村隼(男優)武藤大三
堤真一(男優)池上純
長谷川博己(男優)平田鈍
星野源(男優)橋本公次
二階堂ふみ(女優)武藤ミツコ
原菜乃華(女優)武藤ミツコ(10歳)
友近(女優)武藤しずえ
坂口拓(男優)佐々木鋭
板尾創路(男優)増田
尾上寛之(男優)田中刑事
渡辺哲(男優)木村刑事
永岡佑(男優)吉村みつお
ミッキー・カーチス(男優)昭和座の映写技師・小野
神楽坂恵(女優)ジュンコ
岩井志麻子(女優)マサコ
山中アラタ(男優)鈴木剛
土平ドンペイ(男優)吉田國広
でんでん(男優)中華料理屋の店主
水道橋博士(男優)警官
石丸謙二郎(男優)木下プロデューサー
つぐみ(女優)池上の女
諏訪太朗(男優)住田
中泉英雄(男優)飯塚信弘
北村昭博(男優)ヒットマン
江波杏子(女優)昭和座のモギリ・大谷
深水元基(男優)マスター
成海璃子(女優)ヨシコ
黒田大輔(男優)
波岡一喜(男優)
古藤ロレナ(女優)大月まゆ
裵ジョンミョン(男優)佐藤
脚本園子温
音楽園子温
作詞星野源「地獄でなぜ悪い」(ビクターエンタテインメント)
作曲星野源「地獄でなぜ悪い」(ビクターエンタテインメント)
津島利章「仁義なき戦い」テーマ曲
編曲星野源「地獄でなぜ悪い」(ビクターエンタテインメント)
主題歌星野源「地獄でなぜ悪い」(ビクターエンタテインメント)
撮影山本英夫〔撮影〕
製作キングレコード(「地獄でなぜ悪い」製作委員会)
配給キングレコード
ティ・ジョイ
美術稲垣尚夫
編集伊藤潤一
照明小野晃
あらすじ
極道・武藤組の武藤大三(國村隼)と池上組の池上純(堤真一)は激しい抗争を繰り広げていた。そんな中、武藤は娘・ミツコ(二階堂ふみ)を主演にした映画の製作を決意する。映画監督に間違えられた橋本公次(星野源)が撮影を開始するが、困り果てた公次は映画マニアの平田鈍(長谷川博己)に演出の代理を頼み込む。
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💬口コミ一覧

54.いやあ狂ってる。「サイアク」な映画だ。でもだからこそ「サイコー」過ぎる。

こんなにも悪趣味極まりなく、とっ散らかった馬鹿映画なのに、目柱が熱くなっている自分に笑ってしまった。
自分自身がこの映画を楽しめる「馬鹿」だということに、幸福感を覚えた。

事実や現実という言葉ばかりが重要視される世の中。「虚像」というレッテルを貼られたものは、社会から一方的に排除される。
偽ることは褒められたことではない。でも、本当に真実だけを見ることばかりが正しいのか。
つくられた世界を愛しては駄目なのか。
この世そのものが、“作り物”で埋め尽くされた地獄なんじゃないのか。

作り物でなぜ悪い?地獄でなぜ悪い?

もうそれは理屈じゃない。馬鹿と蔑まれようが、社会から排除されようが、その思いを貫き通したいすべての人々の、まるで怨念のように揺るがない信念だ。
その思いを「映画」という宝箱にぶち込み、撹拌し、無様な型で捻り出したこの映画を、愛さずになんていられない。

ミツコ(二階堂ふみ)の魔性と、平田(長谷川博己)の狂気を思い出しつつ、公次(星野源)の主題歌が延々とリフレインする。
しばらくはそういう日々が続きそうだ。
鉄腕麗人さん [DVD(邦画)] 10点(2014-03-30 16:43:42)
53.ネタバレ あまりの面白さに、映画館を出たあとすぐに受付に走り、次の回も連続で見ちゃいました。それくらい面白かったです。
最初見た時は、なぜ星野源扮する男が登場するのだろう?長谷川博己扮する映画監督一人に役割をまとめちゃってもいいのでは?と感じました。が、「エンタメでもありつつ監督の個人的な映画」だとして見れば納得。恐らく監督は「映画を撮りたい!」という感情と同時に、「オレこんな所で何してるんだろう・・・」という感情を同時に持ってるんでしょうね。そして、映画なんて全然わからない星野源でも、心の中で彼自身のための「映画」を思い描いていた場面はグッときました。金も知識も無かったとしても、誰にだって心の中だけにある自分のためだけの映画を持ってるんじゃないでしょうか。
そして國村準扮する組長の、「こんなとき(抗争中)なのは分かってるが、それでも映画を撮ろうじゃねえか!」という心意気も胸が熱くなります。震災を題材にした映画を撮っている園監督の心意気のようにも感じられました。
細かいところで言えば、録音部担当のヤクザが妙にリアリティがあって面白かったです。映画を作ってる人たちが作ってるんだから、当然といえば当然ですけど。多分、実際の撮影でも、ああいうベテランの渋いオヤジがタバコを咥えながら機材に向かってるんでしょうね。で、ときどき役者がブラブラ近寄ってきて「いや~、ここは平和だねえ」なんて言うのでしょう。で、「なにが平和だ。こう見えてもこっちは仕事してんだぞ!」とか思ってそう。プロの人が見たら「撮影あるある」満載の映画かもしれません。
他にも、ここが良かった、あそこが良かったと言いたい場面が盛りだくさん。最近の邦画を皮肉るネタもいっぱいでした(とくに星野源のビックリシーンは傑作)。サイコーに楽しい映画です。けど、一番映画を楽むなら、自分で作るのが一番なんでしょうね。自分のための、もしくは大切な人のためだけの映画を。
ゆうろうさん [映画館(邦画)] 10点(2013-09-29 20:58:03)
👍 2
52.ネタバレ <超ネタバレ注意>映画のラスト。平田は道を走り続け、そして画面の左に見切れます。
そして「カット」とという声が響きます。
その後もカメラは、しばらくそのまま道を映し続けました。
これは「カット」があっても、まだ物語が続くことを示しているように思えます。
また、映画というフィクションを超えて、「それ以上撮り続けてなぜ悪い?」と監督に問いかけられているようでした。
この物語ではほぼ全ての登場人物が死に至ります。
それだけだとものすごく悲惨な物語に思えますが、実際に映画を観たときの後味は爽快感に溢れています?(疑問形)
なぜかといえば、全員が「映画を撮れたのだから(目的を達成できたから)死んでもいい!」という目的に溢れているからだと思います。
大三は娘の晴れ姿を撮れたのだから!
池上は大ファンであるミツコと共演できたのだから!
ミツコはしっかり「女優」としての姿をスクリーンに残せたのだから!
公次は愛しきミツコに寄り添い、彼女のために戦うことができたのだから!
そして平田らファッ〇ボンバーズは、「伝説に残る一本」を撮ることができたのだから!
このことが達成されたのは、登場人物がみんなどこかで、互いに影響を与えていたからのことでした。
ここまでできたら悔いはない!死んでもいいぞ!というパワーを感じるのです。
ヒナタカさん [映画館(邦画)] 9点(2013-12-18 23:17:05)
51.ネタバレ キャストの演技が振り切っていて良いですね。國村隼、二階堂ふみ、堤真一の表情が良いですね。そして、ふみちゃんのテーマソングが頭から離れない。胸の露出も高く、本作では非常に魅力的でした。髪型からして初め蒼井そらかと思うほど、似てましたね。ガラスの口づけシーンは強烈です。序盤は、作品のチョイスをミスったかなと思うほど、場面の切り替えが早かったですね。中盤以降から話に入り込め、終盤のはっちゃけぶりは最高でした。血は構わないけど、汚いのは苦手でゲロのシーンは苦手。量もありえないですし・・・。個人的には超お勧めですが、人を選ぶ作品。
マーク・ハントさん [映画館(邦画)] 9点(2013-11-17 02:58:57)
50.ネタバレ 園子温監督は自伝の中で、如何に現在の日本映画界で「泣ける」「感動できる」映画が持て囃されていて、観客に「泣かせること」を至上命令とするような映画が溢れていることに憤りを顕にしていました。そして黒澤明や深作欣二など日本を代表する名匠の映画には、唯々泣ける映画は殆ど無く、自分はそういう映画を作りたいと熱い思いを吐露していました。
そして完成した映画が『地獄でなぜ悪い』です。いや、園監督は実質的デビュー作『自転車吐息』から基本的に常に同じ路線で突っ走っていると思います。「どうしたら観客にショックを与えられるか?」「自分が作りたい映画とはどういうものなのか?」、という問を追求されてきた監督です。しかも下手をすると単なる自慰行為とも呼べる映画になる所を、園監督は観客を満足させるサービスも忘れずふんだんに盛り込んで映画を作り上げる。これは別の芸術家の言葉ですが、芸術作品は畢竟「混沌(コンフュージョン)」と「秩序(オーダー)」のバランスが大事なのだ。園監督はそのバランスの取り方が実に上手いと思います。
本作も正にそういう作りで、クライマックスではヤクザ同士の殺し合いが只管に続き、血が其処此処にビュービュー飛び出て、首がポンポンすっ飛び、銃声がガンガン鳴り響き、怒号が飛び交う。これは観客に向けたサービスと取るべきでしょう。オープニングから『仁義なき戦い』のテーマが流れる通り、この映画は深作欣二監督のタッチに非常に近いと思います。迫力のある残虐描写と気の抜けたギャグが連続する。正に深作欣二の世界。観客は地獄の乱痴気騒ぎに身を委ねるのみです。そこに園監督の映画への熱い思い、一生に一本の映画を取れるなら命なんて要らない!いい暮らしをして平凡な映画を作り続ける位なら死んだ方がマシ。そんな話が展開していく。
ある種の観客や映画の作り手にとってはこれ程のサービスは無いでしょう。そのサービスを全く有難がらない方がいらっしゃるのも当然です。私には最高のサービスでした。
民朗さん [映画館(邦画)] 9点(2013-10-11 22:04:14)
👍 1
49.ネタバレ 地獄でなぜ悪いって なぜ悪い?  
・・って、そんなこと言ってないですやんかー  むしろ、いいよ 
毎度のゆらゆら帝国。 
卑怯だなんて全然思わないよ あれでめちゃめちゃ掴みはオッケーなんだから。

その他、いいよ 國村隼が全開でしたが。
卑怯だなんて全然思わないよ 顔が面白いんだからさ あと派手なコスプレこそ相当面白いんだから。

その他、いいよ センス。
いや、人によっては悪いというかも知れんが、それはそれ。
とにかく娯楽感で溢れてますよね 至るところでパワー全開 とにかくアッパレだった。恐るべし、園子温。恐るべし、渡辺哲。(≧∇≦)アハハ! 

ところで園、いや、ところでその ・・・ 
この日、上映始まる前に例の NO MORE 映画泥棒のCM やってたんですが、、、
まさか、この映画のラストにフィルム泥棒いたぞ 町内走り回って逃げてましたが あれっていいのか 通報すべきか するまいか? ・・・ ^ ^;
3737さん [映画館(邦画)] 9点(2013-10-04 21:16:55)
👍 1 😂 1
48.ネタバレ  2日続けて観に行くほどこの映画にはまってしまいました。「愛のむきだし」におけるアクロバティック盗撮のくだらないコメディパートが好きだった自分としては、久々の笑い全開なノリが最高でした。監督自信初の娯楽作と言うだけあって、とにかく観客を純粋に楽しませることに徹底しているからこれは楽しんだもん勝ち。全く飽きさせないテンポの良さは素晴らしい。ストーリー的にはありえない展開の連続だが、それを納得させてしまう強引な演出力と説得力のある画はさすがである。出会うはずのなかったヤクザと映画バカ集団、これが如何にして奇跡の合体を果たすのか?ワクワクしながら見ていたら・・・星野源がゲロを吐いて偶然にも祀ってあった木箱から願い事を書いた札が云々・・・って、書いてて馬鹿らしくなってきた。何この安い香港映画みたいな展開。バカバカしくって最高よ(笑)
 また、キャラクターも皆魅力的だった。嫌いなキャラが1人も見当たらない。特に最高だったのが、監督の分身とも言える映画バカを演じた長谷川博己である。これまでのイメージを一新する型破りな役を見事に演じきっている。念願かなってついに映画を撮れる、しかも最高のシチュエーションで!という時に発せられる「フォォーーー!!」という雄叫びは忘れられない。ラスト、気が狂ったように髪を振り乱し、疾走する姿は不気味さを超えて妙に清々しさを感じた。というか、アンガールズ田中にしか見えなかった(笑)
 最後に、掟破りとも言えるラストシーンについて。あれはカットの声がかかっても尚も走り続ける田中・・・もとい長谷川博己を走り終える最後までスクリーンに映したかったからなんじゃないかなぁと。監督がどうせフィクションなんだしカットの後を見せたってなぜ悪いと言ってるような気がしてならない。
ヴレアさん [映画館(邦画)] 9点(2013-10-03 16:47:04)
👍 1
47.ネタバレ 久しぶりだ、先の展開が読めるんだけどもワクワクする体験は。なんでやねんと突っ込みたくなることばかりだったが、それを振り切って圧倒的に面白いと言わしめるエネルギーがある映画、明日を生きる勇気をもらえる映画。
人がバカスカ殺されてるのに、みんなでゲラゲラ笑いあえるのが映画館の良さ。このよさを「don't think, feeeeel!」

no_the_warさん [映画館(邦画)] 9点(2013-09-29 00:47:10)
👍 1
46.ネタバレ 映画愛とコメディに全てを振り切った思いきりの良い映画。ラストの血液ドバドバ首チョンパ残虐アクションシーンは痛快で、センスが爆発している。この作品から有名俳優をじゃんじゃん使い始めるが、作風が微動だにしないのは素晴らしい。今や人気者の星野源が演じるヨゴレ役も見所か。やはり園子温は良い。
eurekaさん [ブルーレイ(邦画)] 8点(2017-09-02 08:43:23)
45.おもしろい!が…。園子温だから、これくらいじゃぁ鮮烈さがない。

愛のむき出しのセンセーショナルさが薄味にしてしまった。
のだが、単体として観たら十分面白い。
映画撮りのぶちこわれっぷりは本人の心象そのものなんだろうかな。
なにより、アンニュイなイメージの二階堂ふみがこんなにエロかわいいとは思わなかった。
 
以上
おでんの卵さん [DVD(邦画)] 8点(2015-03-01 16:53:45)
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44.ネタバレ ジョン・ウォーターズが『セシル・B ザ・シネマ・ウォーズ』でインディーズ魂やカルトムービー愛を炸裂させたが、我が日本にも園子温がいた!
細かいことは抜きにして、ここまでのエネルギーに満ちた、センス溢れる爆発的な映画を作る園子温監督の映画愛には、思わず感服いたしました。
TMさん [DVD(邦画)] 8点(2014-08-31 00:41:02)
43.●終盤の30分間は一見の価値あり。死に様の大博覧会です。ブルース・リーさんですが、「怒りの鉄拳」風の最後を期待しましたが残念でした。●長谷川博己のキャラがありえないけど楽しいです。不良も暴力団も映画への情熱の前では大したものではない…スゴイ。
次郎丸三郎さん [DVD(邦画)] 8点(2014-06-07 10:49:32)
42.園子温・・どれだけ映画に熱いんだ。もう、面白くて堪りません。
役者が良い、それこそ名前も知らないFボンバーズのメンバーや後ろにいる組員までみんな映画が大好きなんじゃない?「この映画絶対面白くなるよ」と思って演じてるのが観ているこっちに伝わるぐらい良い。
この話、映画監督として一生に1度しか撮れない内容だと解っているからか、全てをブチ込んでやるぞ!の意気込みが凄い、そして実際ブチ込まれていた、後に何も残らないほどに。
無名時代の園子温が主役も無名のキャストで撮っていたら、とてもダサくて臭い映画だったろうが、これだけの役者を揃えてこの企画を実現できる大監督になったのだろう事が、とても素晴らしいと思える。
もしかしたら意図があるのかもしれないが、返り血のないCG血しぶきがとても不自然だったのがちょっと不満。それ以外は2013年度上位ランク堂々入賞の傑作でした。
カーヴさん [映画館(邦画)] 8点(2013-10-09 13:45:14)
👍 1
41.ネタバレ ★東映系シネコンでジャンル関係なく予告が流れていたので凄く気になっていた。予告だけで何回見た事か。かなり力入れてるみたい。★中身はぶっちゃけ「アウトレイジ」+「8時だよ全員集合」血糊付き、と言う感じ。映画に思い入れのない人もたぶん大笑いできるのでは。残虐に見えるシーンもあるが、映倫が『すべてパロディ』と言い切っているのできっと大丈夫。腕も頭も飛ぶし脳天に日本刀突き刺さってたりするが、わざと安っぽく作る事でマイルドに見えるのは監督の作戦勝ち。今時のB級ホラーでもやらない表現がかえって可笑しくて笑える。★キャストもみんなそれらしい味を出しながら、崩すところは大きく崩して笑わせる。國村隼に横っ飛びガンアクションやらせたかと思えば、堤真一を和装のアイドル好きヤクザにしていじってみたり。★一方で、話の端々に映画界への皮肉をちりばめつつ、夢や希望を持ち続ける事の苦しさや家族への思いを描いたりと、深くはないけどほんわか暖かいメッセージを混ぜてみたり。話の引き出しの段数が多い映画だと感じた。★監督が撮りたいように撮って、観客も楽しみながら、その奥底のメッセージも嫌みにならない程度に伝わる。そんなバランスの取れたおもしろい作品と言えるのでは。
ばびぃさん [映画館(字幕なし「原語」)] 8点(2013-10-07 11:28:29)
👍 1
40.長谷川博己、星野源、二階堂ふみ、この3人に10点。主題歌も突き抜けていて気持ちが良い。
前半少し退屈だったが、後半の盛り上がりが気持ちいい。

全力歯ぎしりレッツゴー♪
tamecatさん [映画館(邦画)] 8点(2013-10-05 01:12:53)
👍 1
39.ブッ飛んでて面白かったです。
黒ネコさん [映画館(邦画)] 8点(2013-10-01 21:36:03)
👍 1
38.ネタバレ いろいろと賛否があるだろうが悪くは無い ただ園子温なのだからと思うともう少しハードルを上げて見てもいいかと思った 役者の芝居にしても堤真一の浮きまくりの怪演をどう評価するのかがネックだと思う 私的には有りじゃないかなと思った ただ他の人達がほとんど素人なので浮きまくってる この映画、他にもキレてる芝居をする人がいれば良かったんじゃなかろうか 長谷川博己が同じく浮いた芝居だが、あの人はあれでいつもの長谷川なのでさほど違和感が無い(笑) しかし、展開は他に類を見ないほど徹底したグロバカで、メインキャストをバカバカ消費するラストバトルは、同時期のオバカ映画「マチェーテ・キルズ」を思い出したが、出来は何故か「地獄~」のほうがずっと良い スラプスティクな不条理さもこちらの方がだいぶ上回っている これまでに似た様なグロバカな映画をずっと撮り続けてる井口昇ら、SUSHI TYPHOONレーベルの映画を軽く超えているのは流石に園子温と言うべきか まぁ、園子温の映画もSUSHI TYPHOONにラインナップされているので当たり前なのか しかしエンディングは、投げっぱなしな上に安易なファンタジーになってなければ、もっと点数を上げてもいいかなと思ったぐらい酷いエンディング 微塵もカタルシスが無い 「ヒミズ」のパロディーのつもりだったらふざけるなって思った SUSHI TYPHOONと言えば看板俳優の坂口拓がこれで引退らしいが、近年の坂口はギャグに向かない割に存在がギャグで見ていて非常に痛々しかった ファンだったので残念だ
にょろぞうさん [ブルーレイ(邦画)] 7点(2014-04-09 11:40:58)
37.ネタバレ 海外の映画作家は自身の映画愛を吐露するような作品を撮ることが多いですが、邦画ではそういう私的な映画はほとんどないというか撮ることを許してもらえないという感じです。でもそこは園子温、まさに『映画に愛をこめて/アメリカの夜』ならぬ『セシル・B/ザ・シネマ・ウォーズ』という感じで映画愛をぶつけてきました、つまり彼は日本のジョン・ウォーターズということ?でもホントにやりたかったのは、『キル・ビル』青葉屋の死闘の再現だったみたい(笑)。 前半を観ている段階では、「この映画はいったいどこに向かっているのだろう?」という疑問しか浮かばず当惑しかないです。だって武藤組VS池上組の抗争と映画バカ集団ファック・ボンバーズとの接点がまったく見出せず、まるで違う映画のストーリーを交互に見せられているかのような感じです。まあ武藤組組長・國村隼が二階堂ふみを主演にした映画を撮ろうとしていることが伏線なのかもしれませんが、これをどう回収するのかと思いきや、お社で星野源が見つけた10年前の願い文が魔法の様に武藤組とファック・ボンバーズを結びつけるという強引な脚本!だいたい星野はなんで長谷川博己のことを知ってるんだよ!でもそこからの怒涛の展開はまさに園子温の本領発揮としか言いようがありません。園子温の映画では実力派俳優に怪演させるのがお家芸みたいなところがありますが、本作では堤真一がまさにそれ。あの表情というか顔芸はほとんどアホ芸という領域です。星野源もいまと違ってどちらかというとサブカル界隈の人というイメージで、これもかなりの怪演です。 閉幕近く長谷川博己の妄想の中で、首や脚など喪失した部位を包帯でつなぎ直した(?)死者たちが完成した映画にスタンディング・オベーションを送るところは、まるで『タイタニック』の感涙のラストみたいで良かったです。でも、ここで終わればいいのにあのメタフィクショナルな幕の閉め方は、いったいどういうつもりだ!でもこのずれたセンスがまた園子温らしいんだよな…
S&Sさん [CS・衛星(邦画)] 6点(2020-10-13 21:16:49)
36.アホな感じで良いんだけど、まだ振り切りが足りないと思う。園監督はもっとできる子だよね。
センブリーヌさん [インターネット(邦画)] 6点(2020-04-10 11:32:02)
35.まず思ったのは長谷川博己の魅力でどうにかなった映画と言った所でしょうか。
最初の90分ぐらいは園子温っぽいというか、言葉を選ばなければただただつまらない映画。
仕込みが無駄に長すぎ。だが伏線回収し始めてからはなかなかどうして。良かったじゃないの。
ただまぁ振り切った映画にするための手法が悪ノリってのが安直というか安っぽいというか。
何とも付き合い切れないというか2回見る気が到底起こらない映画でした。
デミトリさん [DVD(邦画)] 6点(2019-08-31 15:19:25)
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【点数情報】

Review人数 54人
平均点数 5.91点
000.00%
100.00%
247.41%
335.56%
4611.11%
51120.37%
61324.07%
711.85%
8814.81%
9611.11%
1023.70%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 6.75点 Review4人
2 ストーリー評価 5.75点 Review4人
3 鑑賞後の後味 5.25点 Review4人
4 音楽評価 6.33点 Review3人
5 感泣評価 2.00点 Review2人

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