映画『テス』の口コミ・レビュー(2ページ目)

テス

[テス]
Tess
1979年上映時間:190分
平均点:6.44 / 10(Review 59人) (点数分布表示)
公開開始日(1980-10-25)
ドラマロマンス小説の映画化
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2022-03-01)【イニシャルK】さん
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監督ロマン・ポランスキー
キャストナスターシャ・キンスキー(女優)テス
ピーター・ファース(男優)エンジェル
リー・ローソン(男優)アレック
アリエル・ドンバール(女優)マーシー
岡本茉利(日本語吹き替え版【日本テレビ】)
角野卓造(日本語吹き替え版【日本テレビ】)
津嘉山正種(日本語吹き替え版【日本テレビ】)
筈見純(日本語吹き替え版【日本テレビ】)
松岡文雄(日本語吹き替え版【日本テレビ】)
嶋俊介(日本語吹き替え版【日本テレビ】)
北村和夫(日本語吹き替え版【日本テレビ】)
鈴木れい子(日本語吹き替え版【日本テレビ】)
京田尚子(日本語吹き替え版【日本テレビ】)
横尾まり(日本語吹き替え版【日本テレビ】)
原作トーマス・ハーディ
脚本ロマン・ポランスキー
ジェラール・ブラッシュ
音楽フィリップ・サルド
撮影ジェフリー・アンスワース
ギスラン・クロケー
製作クロード・ベリ
配給日本ヘラルド
美術ジャック・スティーヴンス〔美術〕
衣装アンソニー・パウエル
あらすじ
自分が由緒あるダーヴァビル家の末裔だと知った怠け者の農夫ダーバーフィールドは美貌の長女テスを利用して一家を再興しようと企む。テスはダーヴァビルの名前を買った成金の家を訪ね、後継息子のアレックの口聞きによって家禽の世話係になるが、アレックの追求に嫌気がさして実家に戻り、アレックの子を生む。赤ん坊が洗礼を受けずに死んだ後、テスは悪い評判が立った故郷を去り、乳搾りに従事するうちに理想主義者で牧師の息子のエンジェルに初めて本当の愛情を抱き、過去の過ちをエンジェルに告白するか否かで悩む。
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💬口コミ一覧

39.ネタバレ まったく退屈することなく3時間。さすがポランスキー。冒頭に「シャロン・テートに捧ぐ」ってあるから、余計に凍ってしまう。ああ、ポランスキーはこの美貌の少女の不幸な生涯を、チャールズ・マンソン一味に殺害された自分の妻に重ね合わせていたのだね。
いのうえさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2007-05-15 23:04:35)
38.美人は得だ、というのは必ずしも真ならず、という映画ですね。話自体は悲惨極まりないのに、見ていて暗さをあまり感じなかったのは、それでもやっぱりナスターシャ・キンスキーの美しさによるものでしょうか。それにしてもエンジェル、迎えに来るのが遅すぎるよ(怒)。
すねこすりさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2007-03-25 00:32:32)
37.貧しい農村の中でひときわ輝く清楚な美少女の中に、苺を食べるシーンや口笛の練習のシーンで強調された唇の描写で女を映し出してゆく。はるか昔のことを「異教の時代」と言うこの作品はキリスト教世界に被われている。そしてその世界が一人の女を悲劇へと導く。牧師の要らぬ一言が悲劇の発端となり、私生児には洗礼を受けることが許されないだとか秘密を持った結婚は許されないだとかという戒律に、またその戒律に従う信仰心に翻弄されて悲劇の道を転がり落ちてゆく。エンジェルがテスの告白を受け入れることができなかったのは、単なる嫉妬心以上にキリスト教世界の中で生きているという大前提があったからではなかろうか。宗教でもなく合理主義でもなく愛を選んだテスが行きつくところがストーンヘンジという異教の遺跡というのが皮肉である。太陽を神と崇める石の遺跡の前で太陽が昇る前に連行されてゆくというのも二重の皮肉だ。幸薄いヒロインを演じたナスターシャ・キンスキーの純朴な中にも意志の強さを漂わせる瞳が印象的。
R&Aさん [ビデオ(字幕)] 7点(2005-04-20 16:35:44)
👍 2
36.トーマス・ハーディの原作小説をポランスキーが映画化、ということで原作にはかなり忠実に作っています。19世紀イギリスの美しい風景、そしてヒロインをN・キンスキーが演じている事が原作の雰囲気を十分に伝える事に成功していると思います。原作の名シーンもしっかりおさえてありますし。結局、彼女にとって一番の悲劇は自分が貴族の一族だった、ということではないでしょうか。ただ、原作に比べて惜しい、と思うところは妹のライザの存在がまったくと言っていいほど無視されている事。原作ではテスが最後ストーン・ヘンジでエンジェルに死後、彼女と結婚するよう頼む貴重なシーンがあったのです。それともう一つはエンジェルの苦悩のシーンがないこと。あれがないせいで、この映画は原作を知っている私にとってもエンジェルがよけい身勝手なだけに思えてしまいました。ラストもどうせならエンジェルが義理の妹のライザと去っていくシーンで終わったほうがよかったです。そういうことで、評価は7点にしときます。
マイカルシネマさん [ビデオ(字幕)] 7点(2004-10-24 10:44:35)
👍 1
35.重いテーマですが、主人公のナスターシャと映像が美しい。運命の哀しさも良く描かれていた。男のずるさにも困ったもんだ。
ボビーKさん 7点(2004-02-15 00:32:06)
34.ナスターシャ・キンスキーの美貌だけが印象に残った。


アクアさん 7点(2003-12-25 01:10:25)
33.時代が時代とはいえ、女性の立場の弱さに腹が立つ!でも美貌ゆえに不幸へ転がっていくヒロインの運命に引き込まれた。ナターシャの美しいこと!一大悲劇ロマン、ポランスキー監督の力作です。
キリコさん 7点(2003-05-10 22:35:49)
32.映画館で見た。と思う。何歳の時かも忘れているのに、主人公の美しさと切なさとダンスシーンの音楽が頭に残っていた。去年のいつだったか、深夜、テレビで見た。やっぱり美しくて、非常にやるせなくて、男ってものに、この時代の女性の扱いに腹が立った。他人に薦める気は無いが、自分の中では高いランキングに入る。
KIYOMIさん 7点(2003-02-08 22:43:56)
31.ナスターシャ・キンスキーの「美」と、田舎町の風景が良く溶け込んでいる。映像美を楽しむ映画でしょう。話の内容は、展開が突発的で、終わり方も劇的に作りすぎな感があり、映像が素晴らしいだけに首を傾げる。波瀾万丈を描くのではなく、前半でみせた貧しいながら、輝きを放つテスをもっと生かして欲しかった。
ゆたKINGさん 7点(2003-02-08 10:33:31)
30.ナスターシャ・キンスキーが一番輝いていた頃だと思う。えらいズルズルと長ったらしい映画のような印象もあるが、とにかくナスターシャが良く、気付いてみれば「この映画、一生終わらないでくれ!」と心で叫んでいる自分がいた(笑)。
3Mouthさん 7点(2002-05-14 18:34:24)
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29.ナスターシャの美しさに脱帽!!
Megさん 7点(2002-04-18 20:01:54)
28.ネタバレ 長い映画。不気味な雰囲気を持つポランスキー作品。退屈はしないが、ワクワクもしない。ナスターシャキンスキーの魅力も不十分。
にけさん [映画館(字幕)] 6点(2019-01-09 17:15:27)
27.どうも一昔前の文芸作品はべったべたの愛憎劇が多くて肌に合わない。この映画もストーリー云々より記憶に残るのは映像美と、ナスターシャ・キンスキー。ああ、彼女から発光されるのは美の極致。この世のものではないような。すっかり魂を抜かれたワタクシ。弱冠15歳の美の女神に手を出したというポランスキー監督。この小男を私は絶対許さない。
tottokoさん [ビデオ(字幕)] 6点(2011-10-03 23:48:14)
26.3回くらい観てる。テスの運命をそのまま受け入れることしかできなく、ただ「かわいそう」としか思えなかった昔。しかしこの年になってやっと自分なりの感想が言えるようになりました。
これは昼下がりのTVドラマ「奥様劇場」みたいな壮大なメロドラマだと思う。映像の素晴らしさはその比ではなく、それだけで叙情詩みたいな風情を醸し出すことは確か。
当時ポランスキーは肉体関係のあったナスターシャ・キンスキーを映画の中ではあるけれどこれでもかと打ちのめした、後にはエマニュエル・セニエにも同じことをした。よってポランスキーは筋金入りのドSなんだと確信した次第です。それに応えた彼女たちもまた筋金入りのドMなんでしょう。
時代とか宗教色もあるにはあるけど、そんなもの人間のというか、この世の全ての有機生命体の本能、欲望の前ではなんの効力もありません、法律だってそうです。もう、わけわかんない、極限状態という状況においてなのかもしれないけどね。
物理的なフェミニズムにはまったく興味ありません、男も女と同じように家事育児しろなんて思いませんが、これこそひたすら男目線で女の生涯を描いた映画といっていいと思う。
ポランスキー作品を全て観てるわけじゃないです、特に最近の作品は未見ですが、私が観た限り、ポランスキーの作品でいたって正常な精神状態で制作した、娯楽として観られるといえる映画は「フランティック」ではないかと今になって感じる次第です
envyさん [CS・衛星(字幕)] 6点(2010-04-20 21:12:52)
25.ネタバレ 女性が秘めた愛への情念の深さを思い知らされました。どことなく恋愛展開のドロドロ感がドクトル・ジバゴや風と共に去りぬに似ているかも。
獅子-平常心さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2009-12-03 00:20:11)
24.ネタバレ 時代、家柄、血筋に翻弄されながら、自らの運命に身をまかせるテス。その加速の始まりが、名門の家柄だと知った時からだというのがなんとも皮肉。あの牧師の一言から彼女の人生はズレていく。その後は、ズレ、ズレ、ズレ・・・。そしてついに最後には、そのズレを強引に元に戻すかのように天井が赤でにじむ。捕らえられた後に昇る太陽がズレを象徴しているかのようであった。牧師の一言がなかったら彼女の人生は幸せだったのか、その一言があって彼女は不幸せだったのか。それはきっと誰にもわからない、と思う。
彦馬さん 6点(2004-03-21 01:15:09)
23.ネタバレ キリスト教徒は自殺ができないということに、悲しみを感じた。自殺なんて肯定できることではないのだけど、消せない過去を持つに至る顛末や、その後も続いていく悲しい転落が、とても切ない映画だった。キンスキーの笑顔も素敵で、ソフトフォーカスの画と非常にマッチしている。その時のキンスキーの表情が見たかったので、テスの殺人や絞首刑をきちんと描写して欲しかったと思うのだが、79年ということでしょうがないかなとも思う。ちょっと長いが総じて満足。
feroさん 6点(2003-11-08 23:03:54)
22.まず何より、あの主人公の女の人、すごい綺麗!びっくりしてしまいました。ストーリーも、何となく綺麗な感じでした。でも、綺麗なだけに、もっと伝えたいことがあったんだろうけど、そういうのが前面に出てこれなくなったような気がします。(偉そうなこと言ってますが・・)美しいことは罪、ということでしょうか・・(?)
しゃぼんだまさん 6点(2003-11-03 14:49:45)
21.とにかく映像が美しいです。そして、テス(ナスターシャ・キンスキー)の清楚な美しさ、しかしその美しさ故の悲劇・・・素晴らしい作品ではありますが、現代の自立した女性が見たら、拒絶反応を起こすのでは?とも思いました。酒びたりで働かずそのくせ子供ばかり作る父親、金の力で全てを手に入れようとする貴族、自分のことしか考えずテスを受け入れなかった夫。あの時代だからしょうがないと言えばそれまでだし、ポランスキーの境遇を考えれば、かなり深い作品ですが、どうも私にはテスが身勝手な男達の犠牲者だったという切なさのみが残りました。
クロマスさん 6点(2003-01-25 22:53:39)
20.とにかく映像が綺麗。特に、主人公の女の人はすごく綺麗でびっくりした。見終わった後の印象も悪くはなかったが、「何かが足りない」感じがした。強烈に心に訴える何かがほしかったのかも
kyoさん 6点(2003-01-22 18:38:54)
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マーク説明
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【点数情報】

Review人数 59人
平均点数 6.44点
011.69%
100.00%
211.69%
335.08%
423.39%
5915.25%
61220.34%
71525.42%
8711.86%
9711.86%
1023.39%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 Review0人
2 ストーリー評価 8.00点 Review2人
3 鑑賞後の後味 7.00点 Review1人
4 音楽評価 9.00点 Review1人
5 感泣評価 8.00点 Review1人

【アカデミー賞 情報】

1980年 53回
作品賞 候補(ノミネート) 
監督賞ロマン・ポランスキー候補(ノミネート) 
撮影賞ジェフリー・アンスワース受賞 
作曲賞(ドラマ)フィリップ・サルド候補(ノミネート) 
美術賞ジャック・スティーヴンス〔美術〕受賞 
衣装デザイン賞アンソニー・パウエル受賞 

【ゴールデングローブ賞 情報】

1980年 38回
主演女優賞(ドラマ部門)ナスターシャ・キンスキー候補(ノミネート) 
外国語映画賞 受賞 
監督賞ロマン・ポランスキー候補(ノミネート) 

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