映画『アバウト・タイム 愛おしい時間について』の口コミ・レビュー

アバウト・タイム 愛おしい時間について

[アバウトタイムイトオシイジカンニツイテ]
About Time
2013年上映時間:124分
平均点:6.84 / 10(Review 67人) (点数分布表示)
公開開始日(2014-09-27)
SFコメディロマンス
新規登録(2014-09-07)【目隠シスト】さん
タイトル情報更新(2025-04-06)【イニシャルK】さん
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監督リチャード・カーティス
キャストドーナル・グリーソン(男優)ティム
レイチェル・マクアダムス(女優)メアリー
ビル・ナイ(男優)ティムの父親
リンゼイ・ダンカン(女優)ティムの母親
トム・ホランダー(男優)ハリー
マーゴット・ロビー(女優)シャーロット
ヴァネッサ・カービー(女優)
トム・ヒューズ(男優)
渋谷はるかメアリー(日本語吹き替え版)
伊藤和晃ティムの父親(日本語吹き替え版)
高島雅羅ティムの母親(日本語吹き替え版)
甲斐田裕子シャーロット(日本語吹き替え版)
脚本リチャード・カーティス
製作エリック・フェルナー
製作総指揮リチャード・カーティス
美術ジョン・ポール・ケリー
編集マーク・デイ[編集]
字幕翻訳稲田嵯裕里
その他電通(提携)
フジテレビ(提携)
あらすじ
イギリス南西部コーンウォールに住むティム・レイク(ドーナル・グリーソン)は21歳の誕生日に、父親(ビル・ナイ)から一家の男性にはタイムトラベル能力があることを告げられる。恋人を得るためにタイムトラベルを繰り返すティムは、やがて魅力的な女性メアリー(レイチェル・マクアダムス)と出会う。
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💬口コミ一覧

67.ネタバレ 現実世界では過去に戻れないのだから、いまこの瞬間を、毎日を、大切に悔いなく生きよう。それが一番の幸せなんだよ・・・的なメッセージを人々にうまく伝えるための良作映画だと思います。

タイムトラベルを絡めた軽いタッチの恋愛コメディ風の前半は前フリ、後半からは家族のつながりを描いた、心があたたかくなるヒューマンドラマでした。
タイムトラベルで失敗を何度もやり直して人生を軌道修正するティム、タイムトラベル能力がないために人生を台無しにしそうになる妹のキットカット。フィクションと現実とを見比べることで、人生における時間の大切さが、くっきりと浮き立っています。
そして、父親との最後のエピソードは泣けました。私自身、昨年父を亡くし、結局その4~5年前に帰省した時が父との最後の会話でした。「あの時が最後の会話になるとわかっていたら、もっと話すことがあったかも・・・」と思い出し、心が痛みました・・・。

この映画におけるタイムトラベルは、こうしたメッセージを伝えるための一手段で、いわば添え物。設定が甘かったり都合が良過ぎたりしますが、そんなことでこの映画に対する評価は変わりません。自分の「心の琴線に触れた」こともあって、とても印象に残った映画でした。
ramoさん [CS・衛星(字幕)] 10点(2022-06-22 22:12:07)
👍 1
66.ネタバレ 映画館から出た私の顔はきっと『アメリ』の主人公アメリが、世界と調和して晴れやかな気分で街行く障害者の方を満面の笑顔で道案内をした時の表情に似ていたかもしれない。本当にいい映画に出会うと笑うしかないのだ。帰ってきて暫く経ってもニヤニヤが止まらない。
まず、タイムトラベルものでありながら、決してチープにならない世界観と設定の妙。脚本のうまさは元より何より主人公が素晴らしく魅力的!そして彼を取り巻く人々も皆いい人。タイムトラベルに頼らなくても彼の周りには幸せが満ち満ちているではないか!
彼にとっては平凡な幸せが1番であり、能力はそれを得るための手段であり、決して楽して人生を送ろうとしない所が良い。こんな能力の使い方もあるんだなと感心した。
もし、これが『BTTF』のビフみたいな主人公だったら大変でぃす。父親の言うことなんて聞かずに金儲けに走ったり、やりたい放題でしょう。ラブストーリー所ではありません。そんな事になったら、それを阻止しに新たなタイムリーパーがあらわれたりしなきゃならないんで、もうジャンルが変わってしまいます。逆にこんなSF要素を持ちながら基本的にはラブストーリーを貫いている所が気に入った。とにかく、観終わって人生って素晴らしいと思える作品だった。

もし、自分にタイムトラベル能力があったらどうするか?
この映画の主人公みたいに平凡な幸せを手に入れ、毎日を2回づつ体験して、人生の素晴らしさに気付くだろうか。
いや、絶対馬券とか買っちゃう(笑)
ヴレアさん [映画館(字幕)] 10点(2014-11-01 18:46:52)
👍 3
65.ネタバレ 「時間について」ラブコメではなくラブストーリーを考え続けてきたリチャード・カーティス監督が幾多の作品を集約させたかのような一本を引退作としたのが本作。時間。この壮大なテーマを監督は、極めて普遍的なレベルに落とし込み、全人類が体現出来る形でその尊さと重大さを惜しげもなく雄弁に詰め込んでおられる。エピソードが断片的であることや時勢が行き交うことも、極めてテーマに忠実。目を閉じた時に瞼の裏に映る光景が我々の財産。まるでぼくの人生を観ているかのように思えるのは、彼らや彼女らの想いが、親や子や兄弟や親友や恋人がいる全ての人の心と重なるからだと思う。ラブストーリーとは、男女のいちゃいちゃを観るだけのものではなく、親子の愛も、友人との愛もその中の一つだ。この映画はぼくの理想なのかもしれない。
(P.S. 放題の"愛おしい"は蛇足。痛みの時間もまた人生における重要な財産。痛みがあり、それを乗り越えるから人は強くあれる。監督は、はっきりとそこまで描いていらっしゃる。だからAbout Timeなのだ)
ボビーさん [試写会(字幕)] 10点(2014-09-25 17:34:12)
👍 2
64.ネタバレ これはいい。是枝裕和監督風(ふう)とも思う家族の物語。過去にだけ行けるタイムトラベル能力って、実は、ワタシたち、誰しも持っているんじゃないでしょうか。後悔したり、回顧したり、追憶したり。あいや、タイムトラベルという事象について、ことさら今までの作品のように、タイムパラドクスを持ち出したり、科学的理屈をつけたりしない、まるで、「個人のクセ」みたいに位置づけている本作に、そんな風に思ったりしました。そして、父親の結婚式での言葉。「人生は結局、同じなんだ」。振り返ってみても、同じこと。であれば、目の前にいる人に感謝し、慈しみあい生きるほかないのではないでしょうか?…なんちゃって。そういう説教くさいところがイヤなので、1点引いて、それでも9点です。
なたねさん [インターネット(字幕)] 9点(2021-07-10 08:28:49)
63.ネタバレ 「ラブアクチュアリーの監督」×「レイチェル・マクアダムス」×「タイムスリップ系映画」この組合せで面白くない訳がない。

切ないけど、後味良い優良映画。
バッジョさん [DVD(字幕)] 9点(2018-06-09 21:08:41)
62.ネタバレ SFとかコメディのトッピングはまさしく添え物で、家族を持つ喜び、平凡な普通の日々を過ごせる幸せというテーマでズバッと貫かれてます。子供を持つという喜びの表現は何にも増して心に響きました。最初は軽い感じの作品かなと思いましたが、観終わった時には思うところたくさんありました。良作です。そして主演女優のレイチェルマクアダムスのかわいい彼女、奥さんの表現はまことに素晴らしいものでした。
タッチッチさん [ブルーレイ(字幕)] 9点(2015-11-20 18:40:06)
61.イギリスのラブコメ職人、リチャード・カーティスがユーモアと感動にあふれた素晴らしい人生賛歌を撮り上げました。
主人公の青年は祖父、そして父から過去にだけタイムスリップできるという特殊な能力を受け継ぐ。
この能力を背景に、一目惚れした運命の女性に対し「あっ!だせえな俺。やっちゃったなあ…。」と思ったら、
そのちょっと前に戻って今のとこ、もう1度やり直し!という展開が続く前半はちょっとドタバタのラブコメといったところ。
笑いドコロも十分です。しかし彼がその女性と結婚するあたりから、少ししんみりとしますが、
登場人物ぞれぞれの色んな家族愛と人生賛歌のドラマへと、実に自然に作品の空気を入れ替えていく。
主人公の男にこの特殊能力を決して無駄遣いさせないのがいい。
愛する女性のため、愛する家族のため、彼は過去と現在を行き来します。
後半から終盤は、こういう家族のドラマには滅法弱い僕ですが、本作に関しては涙は出てこなかった。
それは本作の持つ独特の清々しさや、終盤のしんみりとした空気の中にも、本作の根底にあるユーモアの精神が常にあったからだと思う。
何気ない日常の中にあるささやかな幸せというものを感じさせてくれる、作品の中の空気のブレンド具合も見事な作品でした。
とらやさん [映画館(字幕)] 9点(2014-12-17 18:16:26)
👍 2
60.ネタバレ 前半はベタな恋愛ストーリーだが、後半からは家族の物語。女性より男性の方が主人公に感情移入できて泣けるのではないかな。自分と父親との関係を再確認できる映画です。まちがいなく今年1番の映画です。
エイドリアン・モンクさん [映画館(字幕)] 9点(2014-12-02 22:25:44)
59.ネタバレ 自分の生き方を変えさせてくれるような、圧倒的傑作です。タイムスリップものは、その奇抜な設定を存分に使い切るか、サスペンス方向に転がっていくか、どちらかの展開になるケースが多い。でも本作はそれらとは一線を画す、希望に満ちた素晴らしい落としどころを用意しています。悪人がいない登場人物、みんなそれぞれに短所と長所がある、そんな世界観が最高です。映画館を出たときに、きっと見える景色が少し変わっている。とても素敵な作品。
j-hitchさん [映画館(字幕)] 9点(2014-10-24 16:01:32)
👍 3
58.飛行機で鑑賞。涙が止まりませんでした。なんでもない日常のありがたみがしみてきます。すばらしかったです。
HRM36さん [インターネット(字幕)] 9点(2014-09-25 18:00:00)
👍 1
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57.ネタバレ 最初は恋物語かと思いました。時を戻す過程で、恋人を失っていく…みたいな。タイムトラベルの旅に、ほんの少しのハラハラ感がありました。しかし、後半になると、もっと深い話に。そして、一日一日をいかに大切にするかというしめ。本当にいい映画にまとめたなぁと思います。とてもやさしい気持ちになる作品でした。
snowmanさん [ブルーレイ(字幕)] 8点(2022-01-10 22:27:39)
👍 1
56.ただのタイムトリップものじゃなかった。
ひねり方がおもしろかった。

タイムトリップして過去をやり直せる。
だからこそ、返ってやり直すことができない。
タイムトリップ自身のアンチテーゼ。

家族と人間ドラマの素晴らしい映画。
タイムトリップができないからこそ、
毎日の愛と幸せを噛み締めることのできるのだ、と。
普通の人間が毎日生きていく幸せを教えてくれる。
フィクションなのに、返って逆に現実の糧となる映画でした。
愛野弾丸さん [インターネット(字幕)] 8点(2021-04-21 23:42:09)
55.日日是好日。人生とは日常とは幸福とは…色々考えさせられる作品てす。
tonaoさん [DVD(字幕)] 8点(2018-12-30 12:23:36)
54.とても愛らしい映画だった。この映画が多くの映画ファンに愛されている理由がよく分かる。

タイムリープ能力を有した主人公のラブストーリーといえば、傑作「バタフライ・エフェクト」だったり、クリストファー・リーブの「ある日どこかで」だったり、今作同様レイチェル・マクアダムスがヒロインの「きみがぼくを見つけた日」など、古今東西多々あり、個人的に好きなジャンルでもある。
それらの多くは、主人公たちの悲恋の切なさや美しさを、練り込まれたストーリーテリングの中で描き出すが、今作はそういうジャンル性の中において一風変わっている。
“変わっている”というよりは、想定外に“どストレート”なストーリー展開が逆に特徴的に感じたのだと思う。

この手の映画の多くは、“タイムトラベル”とういアイデアをどう活かして、独創的なストーリーを紡ぎ出すかに注力するものだが、この映画において、“タイムトラベル”という要素は、一つの小道具に過ぎない。
ストーリーの妙ではなく、あくまでも主人公が織りなす恋愛模様、家族模様、それらすべてをひっくるめた人生模様の素晴らしさをストレートに、真っ当に描き出すことを最優先にしている。
そこに映画作品としての新しさや、特筆する発見はないけれど、てらうことなく、人を愛することの素晴らしさ、家族を持つことの素晴らしさを真っ直ぐに伝えてくれるからこそ、この映画はあまりに愛おしいのだと思える。

ふいにタイムリープ能力を得た主人公は、ひたすらに誰かを愛することに没頭し、文字通り時間を駆け巡る。
そして、人生と、それを司る「時間」という概念に対するひとつの真理にたどり着く。
それは、「綺麗事」などと片付けてしまうには、あまりに勿体ない僕たちの人生に備わっている「価値」だ。

秋深まる深夜、映画を観終え、清々しく床に就く。
思わず、すでに眠っている妻にキスをし、娘を抱きしめ、息子の頭を撫でてやりたくなる。
明日はみんなで、ごはんを食べよう。
鉄腕麗人さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2018-10-21 17:39:11)
👍 1
53.ネタバレ こら、インチキな手を使って幸せを手に入れよってからに。とか野次やチャチを入れるコト大いに可能。でもそんな気にはさらさらならない。真面目なタイムトラベル。自分に好都合となるよう細工するのは当たり前のことであって その中で、妹:キットカットをなんとかしてあげたい 助けてあげたい 守ってあげたいという兄貴としての愛が特段素敵に感じました。自分の色恋沙汰だけではナシに家族皆の幸せ願う。とても良質なファミリームービーでしたね
●出会いが暗闇喫茶であったというところが意外と面白かったポイントだ。
●過去をいじったせいで自分の娘がまるでかわゆくない?(笑)息子に摩り替わっていたところが一瞬ホラーっぽかった。ギョッとした。でもここも面白かった大事な一つのポイントだ。
3737さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2018-08-12 20:11:56)
👍 2
52.ネタバレ SFの部分が雑だし、タイムスリップの代償をそこまで払うことなく幸せを享受してずるいけど
最後のタイムスリップで、父親と浜辺で一緒に石を投げるシーンでボロ泣きしてしまった。
親子愛、家族愛は作中での描写が少なくても、普遍的な人生経験なので見た人の心を大きく動かしやすいのかも。
Donatelloさん [DVD(字幕)] 8点(2017-07-22 07:33:28)
51.ネタバレ SFではあるが、そこにストーリーの力点をおかないところがおしゃれ。故に起伏にかけるところはあるが、最後は優しい気持ちに。
kaaazさん [ブルーレイ(字幕)] 8点(2015-05-01 22:59:32)
50.ネタバレ 主人公がタイムトラベルをいろいろいじり始めたところで、気がつけば、レイチェル・マクアダムスが別の男とくっついている。これではいかんと即座に修正して、ちゃっかり自分に出会いを向けている。厳密にいえば、これは恋愛競争としては「卑怯なやり方」なのだが、リチャード・カーティスはそんなことは気にせず、話をどんどん先に向けていく。彼は主人公には何としてもハッピーになってもらいたいのだし、これはみんなが夢想する「あんなことができたらなあ」の具現化なのだから、作品としてはそれが正解なのだ。そして、いろいろあったけど結びついてハッピー、で収束するかと思いきや、さらに後半は話を飛翔させて、人生全般の次元まで包み込んでしまう着実さ。
Oliasさん [映画館(字幕)] 8点(2014-12-31 21:16:03)
👍 1
49.ネタバレ  タイムトラベルものとしては、とっても初歩的なところで破綻しちゃってます。飛ぶ「場所」が決まっているのならば、飛んだ時点で瞬間移動してしまう訳で、周囲の常識的な生活はあっという間に崩壊しますね。

 でもこれ、SFではないですし。

 これはタイムトラベルの能力を持っていない人々に向けて人生について語る映画。

 やり直しが利かない一発勝負の人生、というのは人生丸々を取り上げた時の大局的な見方。若い時は失敗しても何度でもやり直すチャンスがあります。それだけの時間があって、自由があって。歳を重ねて自分の生活が、そして周囲の物事が固まってくると、安易にやり直す事はできなくなってきます。地位や立場や責任が生じ、良き事も悪しき事も受け入れなければならない、選択の余地は少なくなってきます。
 最後に振り返って後悔の少ない、これで良かったと思える人生を送るにはどうしたらいいのでしょう?
 これは、そんな事を語りかけてくる映画です。

 主人公とヒロインの微笑ましいエピソードの数々もいいのですが、イギリス映画らしく家族や友人との繋がりを大切に描いていて、そこから人生の物語が紡がれてゆきます。その繋がりが優しく温かく。

 タイムトラベルができない人にとって、この映画のタイムトラベルは「回想」「反省」「選択」「決断」に置き換える事ができます。タイムトラベルができてもできなくても、実は大きな差はないのです。
あにやん‍🌈さん [映画館(字幕)] 8点(2014-11-05 22:32:35)
👍 1
48.リチャード・カーティスが描くロマンティックなコメディがとっても好きです。私と笑いのツボが合ってるのでしょう。タイムトラベルができるだなんて、下手するとキワモノ映画になりそうなところを、うまくそちら側へ行かないような作りにしてます。過去のカーティス作品を気に入っていれば、安心して見られると思います。ハリウッド式のコメディが1番好きって人には向かないかも。
shoukanさん [映画館(字幕)] 8点(2014-10-20 17:43:07)
👍 1
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マーク説明
★《新規》★:2日以内に新規投稿
《新規》:7日以内に新規投稿
★《更新》★:2日以内に更新
《更新》:7日以内に更新

【点数情報】

Review人数 67人
平均点数 6.84点
000.00%
111.49%
211.49%
322.99%
422.99%
534.48%
61319.40%
72537.31%
81014.93%
9710.45%
1034.48%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 6.00点 Review2人
2 ストーリー評価 5.33点 Review3人
3 鑑賞後の後味 5.66点 Review3人
4 音楽評価 9.00点 Review1人
5 感泣評価 5.00点 Review2人

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