映画『ベイマックス』の口コミ・レビュー

ベイマックス

[ベイマックス]
Big Hero 6
2014年上映時間:108分
平均点:6.68 / 10(Review 91人) (点数分布表示)
公開開始日(2014-12-20)
SFアドベンチャーファンタジーファミリー漫画の映画化CGアニメ3D映画
新規登録(2014-12-10)【DAIMETAL】さん
タイトル情報更新(2023-09-25)【イニシャルK】さん
Amazonにて検索Googleにて検索Yahooにて検索
Twitterにて検索
ブログに映画情報を貼り付け
監督ドン・ホール〔脚本・アニメ監督〕
クリス・ウィリアムズ〔脚本・アニメ監督〕
マーヤ・ルドルフキャスおばさん
T・J・ミラーフレッド
ジェイミー・チャンゴー・ゴー
ジェネシス・ロドリゲスハニー・レモン
ジェームズ・クロムウェルロバート・キャラハン教授
アラン・テュディックアリステア・クレイ
エイブラハム・ベンルービ将軍
スタン・リーフレッドの父
川島得愛ベイマックス(日本語吹き替え版)
小泉孝太郎タダシ・ハマダ(日本語吹き替え版)
菅野美穂キャスおばさん(日本語吹き替え版)
山根舞ハニー・レモン(日本語吹き替え版)
金田明夫ロバート・キャラハン教授(日本語吹き替え版)
森田順平アリステア・クレイ(日本語吹き替え版)
立木文彦ヤマ(日本語吹き替え版)
甲斐田裕子女ボス(日本語吹き替え版)
中田譲治将軍(日本語吹き替え版)
大木民夫フレッドの父(日本語吹き替え版)
浅野真澄ゴー・ゴー(日本語吹き替え版)
武田幸史ワサビ(日本語吹き替え版)
音楽ヘンリー・ジャックマン
主題歌AI「Story (English Version)」(日本版エンドソング)
製作総指揮ジョン・ラセター
配給ウォルト・ディズニー・ジャパン
あらすじ
近未来。サンフランソウキョウに住む14歳のヒロ・ハマダ(ライアン・ポッター/本城雄太郎)は、兄・タダシ(ダニエル・ヘニー/小泉孝太郎)の影響で工科大学への飛び入り入学を決意する。ヒロはロボット工学の第一人者であるロバート・キャラハン教授(ジェームズ・クロムウェル/金田明夫)をうならせるプレゼンを成功させるが、直後に火災事故が発生、キャラハン教授を助けようとしたタダシが亡くなってしまう。兄の死に疑問を持ったヒロは、兄が生前作ったケアロボット・ベイマックス(スコット・アツィット/川島得愛)と共に謎を探る。
スポンサーリンク

💬口コミ一覧

91.ネタバレ  感動しました。
 実はこれより先にリメンバー・ミーを見まして。
 リメンバー・ミーより平均点が低かったので、どーかなーって思っていたのですが、すごく良かったです。
 妻はこちらのほうが良かったと。私も同意見です。
 ヒロとベイマックスだけが活躍するアニメかと思っていたのですが、実は戦隊ヒーローものみたいなノリ。原題を見てなるほどと思いました。他の方もおっしゃっているように、Mr.インクレディブルにテイストが近いかなー。
 ベイマックスのキャラは最高です。こんなケアロボット、我が家にもほしい…。いてくれるだけで癒されます。
 中盤からはゴリゴリのアクションものになってしまいましたが、ベイマックスが世のため人のために活躍するほのぼのストーリーでも良かったかもしれません。それぐらい、ベイマックスのキャラクターは魅力にあふれています。
 とはいえ、アクションはアクションでとても楽しい。それぞれ個性的な技やギミックの数々。それを多彩で立体的でスピーディーなアニメーションで観せる魅せる。
 最初のうちは上手く連携が取れない、そんなシーンもあります。じゃあ終盤の戦いでは、個人技だけでなくチームとして連携のとれたアクションがあっても良かったかもしれない。
 質の高いアニメーションとベイマックスのキャラにおんぶにだっこというわけでもなく、シンプルながらストーリーもしっかりしているのは高評価。
 ただねぇ、お兄さんは殺してほしくなかったかな・・・。最近のディズニーはやたら「陰謀」でサプライズを演出し、「尊い犠牲」で涙をさそう。
 いや、そーゆー作品があってももちろん良いのですが、せっかくDisneyが作り出した世界に浸りたいのに、「陰謀」が雑味になっちゃうこともありまして・・・。ディズニー映画に求めているのはそこじゃないっていうか・・・。ねえ・・・。
たきたてさん [ブルーレイ(吹替)] 9点(2023-05-15 04:04:50)
90.完璧なエンターテイメントだった。おそるべし、ディズニー。おそるべし、ピクサー。これからの新作は映画館で観よう。
ようすけさん [インターネット(字幕)] 9点(2016-10-29 23:15:55)
89.面白かった。笑えたし泣けたし燃えた。
まめさん [映画館(吹替)] 9点(2015-02-04 00:32:34)
88.ネタバレ 108分にしては少々長く感じた。
もう少し整理できたかもしれない。
が!!
劇場は至るところで女性のすすり泣き。ガキも多かったがシーンと見ていた。
ベイマックス=兄
つまりヒロは最後に兄を切り捨てるのだ。もうだいじょうだよって。
これは泣くでしょ!
そして、
「教授を殺せば心が落ち着きますか?」
「そうだ!いや、違う!」
この葛藤。素晴らしい。
良作でした。
うさぎさん [映画館(吹替)] 9点(2014-12-27 21:01:00)
👍 1
87.ネタバレ 日本愛に満ちているという触れ込みですが、物語は紛れもなくアメリカ産であり、日本ぽいのは主人公の名前と時々画面の端々に映る景色くらいだと思います。
ベイマックスの姿かたちがアレを思わせるとか、迫力ある飛行シーンから二人で夕焼けを見つめるシーンとか、宮崎駿にリスペクトしているなぁという印象は持ちました。

ディズニーですがおとぎ話というよりもSFに近いです。
が、アナ雪よりずっと完成度が高く、万人に受け入れられやすい物語だと思います。
最後、そうやって終わるのがいかにもアメリカンでちょっとモヤっとしたけれども。

ベイマックス、実際に存在したら人々はきっともっと優しくなれるのに。
denny-joさん [映画館(吹替)] 9点(2014-12-21 22:50:33)
86.ネタバレ  東京国際映画祭で鑑賞。

 「宣伝では感動を前面に押し出してアメコミ原作、戦隊ものである事を隠してる」と批判されておりますが、アメコミものを売りにしたって30億が限界の今の日本じゃ、そりゃ260億『アナと雪の女王』層にアピールした方が賢いですよね。

 さて、でも中身はちゃんとアメコミもので、戦隊もので、そしてちゃんとディズニーです。さすがに『アナと雪の女王』みたいなキラキラプリンセスの世界ではないですが、好みにうるさい御仁もディズニー大好きなちびっこも同時に満足させちゃう驚異の世界。印象としてはデキが良い時の『ドラえもん』映画。

 物語は戦隊ものの雛形に沿っている感じで、悪に対抗すべく仲間が集い、協力し、挫折やすれ違いもあり、って。その中心になるのが主人公ヒロの兄タダシが遺したロボット、ベイマックスの存在。ヒロとベイマックスに焦点が当たり過ぎていて、他メンバーの存在感が薄めなのはちょっと残念なのですが(ゴーゴーをもっともっと見ていたいわ)、そのドラマは情感に溢れていて感動的です。

 そして圧巻なのはそんな世界を描出するための膨大な量のありとあらゆるデザイン。画面の隅々まで詰まったハンパない情報量に目が回ります。そして、そのデザインの世界こそがこの映画のキモ。あらゆる人を釘付けにしてしまう魅力ある意匠の数々。
 サンフランシスコと東京がブレンドされたサンフランソーキョーの街並は無論の事、未来志向のガジェットの数々、キャラクターに与えられた個性、エフェクトやモーション、カメラワークの1つ1つに至るまで血が通っています。
 視覚情報に流れ込む『ベイマックス』の世界は、まるでその中に入り込んでキャラ達と触れ合うような感覚。それはディズニーランドにも通じる感覚。ディズニーの精神。

 ディズニーの驚異的なデザイン力の前にひれ伏すしかない、そんな圧倒的な映画でした。

【追記】4DX版は世界とのシンクロ感が更に大幅に向上します。これまでに見た4DXは人称に対するエフェクトが曖昧だったりして必ずしも映像とエフェクトとの親和性が良いとは言えなかったのですが、これは見事。特にカーチェイスシーンと飛行シーンでの「そこに一緒にいる」感の強さ。機会があれば是非4DX版をご覧ください。
あにやん‍🌈さん [試写会(字幕)] 9点(2014-12-15 22:15:14)
👍 2
85.ネタバレ 感動路線が強いと思いましたが観てみると戦隊ヒーローもの色が強かったです。最後はどうにか助けに行って欲しかったなぁ。
とむさん [映画館(吹替)] 8点(2015-05-11 22:24:28)
84.なかなか良く出来ています..子供向け映画としては、10点満点です..脚本が秀逸! 映画館で、大迫力、大画面で観るべき作品ですね! ちょっと甘めの、8点 献上..
コナンが一番さん [DVD(吹替)] 8点(2015-05-09 16:14:29)
83.ネタバレ 映像と題材が好みの映画。●たぶん客の想定は「十歳までの男の子」がメイン。そんな子供向け映画に、大人が難癖つけたらいかん。だけど書かせて頂く。●主人公は超天才少年のヒロ。性格が良いと思うが、まずそこが引っかかる。超一流大学に合格できる中学生は、尊大なはずだから。兄の親友たちも、ヒロにすごく協力的。自分たちが着るバトルスーツを任せるのがすごく変。大ケガや死亡の危険が頭にないのか。仲良しグループで、喧嘩しないのも変だよ。まるで児童向けコンテンツの人間関係(あ、子供向けアニメだから当然なんだ)。

●危険なアクションの連続で、ラストにヒロは未知の異空間に侵入する。「怖い」という感情がないとしか思えない。勇気じゃなくて無謀。●そして映画ラスト、カードを発見した所で終わるのがベストなのに残念。

●スタッフロールの後の、フレッド親子のエピソード。スタン・リーが声で私は好きだけど、映画のバランス的におかしい気がした。「オタク万歳!」なのは嬉しいけど。★正直いって、脚本もキャラも平凡で魅力はない。でもベイマックスのキャラが好きだし、映像が百万点。だから大好きな映画。8点!(2018年2月28日、10点から8点に変更)。
激辛カレーライスさん [DVD(字幕)] 8点(2015-05-04 10:54:29)
82.ディズニー&マーベリックでハズレなわけがない。日本版のトレイラーが良くなかったのでスルーしていたが、ネット等の評判が良かったので鑑賞する気になった。そう考えるとCMやパッケージはホント大切ですな。自身の仕事でも教訓になります。
kaaazさん [ブルーレイ(字幕)] 8点(2015-04-28 23:26:19)
スポンサーリンク
81.ネタバレ 前作の『アナと雪の女王』に辟易していたため食わず嫌いだったが、意外にも大当たり。硬派なマーベルのテイストを見事にディズニーの世界観に溶け込ませることに成功しており、これほどの熱狂と感動に包まれるとは思っても見なかった。日本に対するディテールもしっかりしており、往年のロボット及び特撮ヒーローへの敬意が払われ、当作品への本気が伺える。黒幕のミスリードが象徴するように復讐の連鎖を如何に断ち切るか、ややご都合主義とはいえ、生前の兄の映像で上手く切り抜ける。努力というものをよく知っている教授が、失敗を繰り返しながらもベイマックスを完成させた兄の姿を見ていたら、ダークサイドに堕ちなかったかもしれない。日本テイストを最高の形で再現させ、尚且つ面白い"ジャパニメーション"をディズニーという米国のアニメスタジオが成し遂げてしまった。宮崎頼りのジブリの衰退を見ても分かる通り、近い将来、日本のアニメが必要とされなくなる時代が来るかもしれない。
Cinecdockeさん [映画館(吹替)] 8点(2015-02-15 17:57:21)
👍 2
80.ネタバレ 笑いあり、涙ありの、ディズニーの映画。やっぱり外れがないなー、と思いました。ただ、兄弟ものとしてのストーリーと、戦隊誕生としてのストーリーのバランスはいまいちよくなかったかもしれません。最後の方の「もう大丈夫」のせりふ。あれはいろんな意味を考えました。よくよく考えると、あの教授も切ないし。ハッピーエンドじゃなかったような気もしますが、それはそれで面白かったです。でも、ピクサーじゃなかったたんだ。
木村一号さん [映画館(吹替)] 8点(2015-02-11 22:12:45)
79.ネタバレ アナが女の子向けだとしたらベイマックスは男の子向け。そしてそれが見事に成功している。あなたを守ります。ってキーワードが時空間の脱出でうまく活かされたのは高評価。でもラストはいらない。ベイマックスの電源がつくところで終わりでよかった。その予感だけで十分です。
とまさん [映画館(吹替)] 8点(2015-02-08 13:35:37)
78.シンプルで大人もしっかり楽しめた。
マンデーサイレンスさん [映画館(字幕)] 8点(2015-01-25 21:46:03)
77.「面白かった?」「うん!」

シアターを出て手洗いに行った。すると、同じ回を観ていたらしいとある父親と3〜4歳と見られる彼の息子が、そんなやりとりをしていた。
「ああ、とても良い映画体験をしたんだな」と、全くの他人の彼らを微笑ましく、また羨ましく思い、多幸感に包まれた。

映画を観るということの意味、特に映画館で映画を観るということの価値は、こういった多幸感に尽きる。
そしてそれを70年以上に渡って世界中に提供し続ける“ディズニー”というブランドの、相変わらずの底力と更なる可能性に、またしてもしてやられた。

何と言っても“良い”のは、ベイマックスの造形とキャラクター性だろう。
まんま風船が膨らんだようなボディが表すものは、見紛うことなき“癒やし”と“愛着”。
このキャラクターの言動や質感の一つ一つを見ているだけで、安らぎ、思わず笑みがこぼれてくる。
メインとなるキャラクターのその存在感だけでも、このアニメーションの価値は揺るぎないものとなっていると思う。

魅力的なキャラクター性にすがっただけの底の浅い癒し系映画は数多あるが、勿論ディズニー映画がそんな範疇に収まっているわけがない。
優れたバランス感覚とエンターテイメント性を伴ったストーリーテリングによって、ほんとうに誰が観ても「楽しい!」と言うしか無い作品に仕上がっている。

映像的なクオリティーの高さはもはや特筆する必要もないほどに圧倒的。
ベイマックスという新キャラクターの質感の素晴らしさに視線は集まりがちだろうが、普通の人間の造形やアクションにおいても、アニメーション技術の進化の極みが見られる。
サンフランシスコと東京が文字通り融合したような架空都市のデザイン性も素晴らしかった。

過去作を例に出して安直な表現を敢えてするならば、「ヒックとドラゴン」+「Mr.インクレディブル」+「ドラえもん」=「ベイマックス」といったところか。
舞台となる架空都市と同様に、今作はとても幸福な“和洋折衷映画”と言えるかもしれない。

他の名作アニメ映画と同じく、繰り返し見るほどに愛おしさが増す映画となるだろう。
少なくとも、父親と初めて映画を観に来た男の子にとっては生涯忘れられない映画となるに違いない。
鉄腕麗人さん [映画館(吹替)] 8点(2015-01-25 00:42:42)
👍 1
76.ネタバレ 「単純に」面白い作品だと思う。正直、内容は極めて分かり易いのでお勧め。
ただ、私個人として途中で「こんな展開になるのでは…?」と思っていたら、案の定そうなってしまった。つまり、人によっては途中で展開が分かってしまうかも。
最後の場面を観るからに、どうも続きもあるのだろうか?
ただ、ベイマックスは可愛らしいし、登場人物も悪くない。純粋に楽しみたい作品が観たいのなら、これがちょうど良いのかもしれない。ただ、この作品がアカデミー賞の長編アニメーション部門にノミネートされている現状を垣間見るかぎり、私の正直な気持ちとして同じくノミネートされている「かぐや姫の物語」の方がクオリティも内容も上だと思うので、クオリティや内容の濃さで判断すれば、そちらをお勧めしたい。
功聖良さん [映画館(吹替)] 8点(2015-01-21 22:39:27)
75.ネタバレ 一点だけ不満があって、それはラストシーンで。ヒーローが全員そろって決めポーズして、「ベイマックス!!!」て文字が出るととこ、そうじゃないだろと。原題通り「BIG HERO6!!!」だろと。なぜそこ変えた?日本制作者の方、本当にここだけ反省してください。ここで泣けたので。もっとかっこよくできたと思うので。
コダマさん [映画館(字幕)] 8点(2015-01-19 03:29:17)
74.いい映画でしたよ!もうちょっとがちゃがちゃしてない方が観やすかったかなとは思いましたが。最後は泣けました。
よしふみさん [映画館(吹替)] 8点(2015-01-11 20:18:28)
73.ネタバレ マーベルとディズニーが見事に融合しているように感じました。前半の盛り上げはディズニー。後半のアクションはマーベル。ベイマックス2.0なんて、まんまアイアンマンだし。それぞれの長所を活かし、日本では絶対に作ることが出来ないアニメの傑作が生み出されたのだと思います。登場人物の動きはもちろん、美術の完成度には本当に驚きました。雲、埃、海……一番関心したのは、タダシが亡くなり、悲しみにくれるヒロが階段で佇むシーンの壁です。雨に濡れる窓の、細やかに変化する影が実写か?と勘違いしてしまうほど再現されている。こんなの、凄すぎます。また、お面の男がスクリーンに映ると、実写としか思えないような雰囲気がありました。やべえ、3Dやべえっすよ。日本の3Dじゃあ一生追いつかないっす。日本独自の色さえ消えつつあるアニメーション界も、今後ディズニーには絶対にかなわないのでしょう。ディズニーは学んだ。アジアに対する偏見は消え去り、日本のアニメーションから多くを学んだ。近年のディズニー映画の勢いたるや、低迷期からでは考えられません。学んだから復活した。日本アニメは?
カニばさみさん [映画館(吹替)] 8点(2015-01-05 18:22:03)
72.子供たちと一緒に楽しませていただきました。本作におけるベイマックスってのは、疑似的な人間としてのロボットではなく、あくまで“モノ”なんですね。人を癒す道具として、“モノ”としてのベイマックス。人間の痛みに対する理解は、あくまで十段階のデジタル方式。人の感情の捉え方は、体内分泌物の量としての生理学的な分析。決して感情と呼べるものを持ち合わせている訳じゃない。そもそも顔なんて、大半のシーンでは表情らしきものはまるで無い、記号のような顔だち(「鈴」を元にしたらしいけど)。体は風船、ケガしても空気が漏れるだけ、とにかく滑稽な存在だけど、人間に手を加えられりゃ、なすすべも無く「戦闘マシーン」にもされてしまう。という、“モノ”に過ぎないベイマックスだけど、人間に尽くす愛すべき愚直さがあって、時には機械的であるが故に鋭い人間に対する反問があって、そして何よりも、その“モノ”であるベイマックスに投影された兄の想い、また兄に対する弟の想いがある。ベイマックス自体は“モノ”に過ぎなくとも、それは人間の想いを具現化した、かげがえのない“モノ”であり、観ている我々もまたいつのまにか、ベイマックスから離れられなくなっている……。最後の方では、ベイマックスが自らにプログラムされたルーチンから自由となるような含みも見せたりしますけれど、あくまで“モノ”であり、まあそれ故に製作者も最後は堂々と、人を食ったような厚かましい(?)ラストを準備している訳で、この終わり方、どうなんでしょうね???
鱗歌さん [映画館(吹替)] 8点(2015-01-04 20:57:56)
スポンサーリンク
マーク説明
★《新規》★:2日以内に新規投稿
《新規》:7日以内に新規投稿
★《更新》★:2日以内に更新
《更新》:7日以内に更新

【点数情報】

Review人数 91人
平均点数 6.68点
000.00%
100.00%
200.00%
344.40%
411.10%
51112.09%
62123.08%
72729.67%
82123.08%
966.59%
1000.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 7.60点 Review5人
2 ストーリー評価 6.50点 Review8人
3 鑑賞後の後味 7.60点 Review10人
4 音楽評価 7.14点 Review7人
5 感泣評価 6.83点 Review6人

【アカデミー賞 情報】

2014年 87回
長編アニメーション賞 受賞 

【ゴールデングローブ賞 情報】

2014年 72回
アニメ映画賞 候補(ノミネート) 

■ ヘルプ