映画『恐怖のメロディ』の口コミ・レビュー

恐怖のメロディ

[キョウフノメロディ]
Play Misty for Me
1971年上映時間:112分
平均点:6.12 / 10(Review 49人) (点数分布表示)
公開開始日(1972-04-15)
ドラマサスペンス
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2023-03-15)【TOSHI】さん
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監督クリント・イーストウッド
キャストクリント・イーストウッド(男優)デイブ・ガーバー
ジェシカ・ウォルター(女優)イブリン
ドナ・ミルズ(女優)トビー
ジェームズ・マクイーチン(男優)アル
クラリス・テイラー(女優)バーディ
ドン・シーゲル(男優)マーフィー(ドナルド・シーゲル名義)
山田康雄デイブ・ガーバー(日本語吹き替え版)
上田みゆきトビー(日本語吹き替え版)
神田隆マッカラム巡査部長(日本語吹き替え版)
筈見純アル(日本語吹き替え版)
金井大マーフィー(日本語吹き替え版)
沼波輝枝(日本語吹き替え版)
宮内幸平(日本語吹き替え版)
平林尚三(日本語吹き替え版)
原作ジョー・ヘイムズ(原案)
脚本ディーン・リーズナー
ジョー・ヘイムズ
主題歌ロバータ・フラック"The First Time Ever I Saw Your Face"「愛は面影の中に」
撮影ブルース・サーティース
製作ロバート・デイリー
ユニバーサル・ピクチャーズ
製作総指揮クリント・イーストウッド(ノンクレジット)
ジェニングス・ラング(ノンクレジット)
配給CIC
美術アレクサンダー・ゴリッツェン(美術監督)
ラルフ・S・ハースト(セット装飾)
編集カール・ピンジトア
録音ウォールドン・O・ワトソン
字幕翻訳高瀬鎮夫
スタントジュリー・アン・ジョンソン〔スタント・1939年生〕(ノンクレジット)
その他ジェニングス・ラング(プレゼンター)
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💬口コミ一覧

49.この映画、以前から題名だけは知ってたけど初めて観た。1971年の上映時には新鮮だったのでは。たしかに怖い。精神医学の対象になるような現代人・白人社会の病理が古典的に描かれてる。それを際立たせているのが黒人の多用。主人公の仕事上の相棒も身代わりに被害にあう手伝いさんもそして最後に難を逃れて主人公たちが安らぎを得る黒人集会。音楽のせいだけではないだろう。このころまでは黒人対白人の対立はシンプルだったということか。保守派のイーストウッドはそういうことをしっかり踏まえて出てきたということがわかった。そして後の彼の作品の原型をなすように、複雑な問題を最後の一撃で解決する。もっとも本質的で正当な暴力によって。
さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2016-12-25 12:27:20)
48.ネタバレ 主人公は詩を朗読し、リクエスト曲をかける人気DJという設定。詩を朗読する男というのが、ある種伏線となっている。ストーカー女から告げられる謎の言葉はエドガー・アラン・ポーの詩「アナベル・リー」の一節。この詩はアメリカの子どもの教科書に載っている有名なものなのだが、ストーカーの口から発せられるとなんとも意味深な趣きを帯びてくる。最後のストーカー女が波間に漂っている光景も、この詩の最終行「ひびきを立てて波の寄せくる彼女の墓所に」に一致する。日本人だとピンと来ないが、アメリカ人だと誰でも暗誦できる詩なので、最後のシーンでなるほどと思うに違いない。ストーカー女の願いは「アナベル・リー」のように、彼がいるすぐそばの海で永遠に横たわることだったのだ。
こころはタマゴさん [DVD(字幕)] 8点(2015-04-05 06:23:52)
47.ネタバレ 初見は小学生だったかもしれない。この度20数年ぶりに真面目に再見しました。
イブリンは今まで観た女ストーカーの中で群を抜いてる、何がって怖さよりもねっとりイライラの鬱陶しさ、小賢しさ。ナイフ持って襲いかかる時のあのわけわかんない叫び声はもうホラーです。とにかくその後のストーカー女の原型となったようなイブリン、凄かったですね。
ヤバイ、怖いって思ってるのになんだかんだと相手のペースに巻き込まれ完全に拒絶しないデイヴにもイライラ。警察にも協力的じゃないし危機感もイマイチ薄いし。
これといって対策もとらずにいたらますます相手は暴走。で、最後の最後にやっとげんこつでぶん殴った。たった一発でケリがついちゃった、男の腕力には女はかないません。
ついに敵をぶん殴ったイーストウッド、よくぞここまで我慢したなんてラストシーンで思ったのでした。
まったく初監督とは思えない、安心して観ていられるし今でも充分面白い。バーでの会話、家政婦さんのキャラとかちょこっと出てくる脇役がいい。
ただトビーとの森の中のイチャイチャシーンは長すぎるし、まるで学園青春モノの初体験ラブシーンみたいで辛かったです。
envyさん [CS・衛星(字幕)] 8点(2010-04-12 20:29:10)
46.ストーカー女性にすごい迫力がありました。危なっかしい雰囲気をうまく出してて。
RTNEE USAさん 8点(2004-09-06 02:19:31)
45.記憶の中では、たぶん一度も拳銃が出てこなかったのでは? あのイーストウッド作品なのに?? で、包丁振り回す女ストーカーにさんざんいたぶられる主人公という、ある意味実に情けない主人公を、初監督で自身に演じさせるこの男っていったい…。そういったアブナサ加減といい、唐突にモントレー(イーストウッドの家があるカーメルの御当地)のジャズ・フェスティバルの風景を盛り込むあたりといい、監督デビュー作にして100%完全無欠のイーストウッド映画!
やましんの巻さん 8点(2003-05-21 18:55:19)
44.イーストウッド初監督作品はかなりヒッチコックを意識した造りにはなっているが、例えば、主人公が女にだらしなく、ジャズが好き(原題は「プレイ・ミスティ・フォー・ミー」=エロール・ガーナーの名曲が重要な役割を果たす)という作風が既にこのころからある程度確立されていたんですね。けど、確かにラストはあまりに淡白かな。
ダイさん 8点(2001-07-07 02:10:33)
43.昔テレビで見て意外に面白かったので、再見したかった作品。途中、メロドラマ風のラブシーンは、監督の自己満足?
ジャズフェスのシーンは記録映画ぽく(というか本当のジャズフェスで撮ったのかな?キャノンボールアダレイバンドが出演)
ジャズ好きの私としては大満足。しかし、これほどいいレベルの映画を監督し、同年ダーティハリーを演じるとは、馬力あり
ますね。結構ドキッとさせられるので、ホラー苦手な方は要注意です。 
代書屋さん [インターネット(字幕)] 7点(2020-08-11 21:09:35)
42.ネタバレ 普通のサスペンス映画なら、か弱き女性主人公が、ヘンタイ男に付きまとわれ、襲われ、逃げ回る、ってところ。しかし本作は、主人公がムキムキ大男で、付きまとってくる逆上女を、パンチ一発で撃退してしまうという・・・。いやはや。
露骨なネタバレ、どうもすみません。
それにしても、これぞまさにイーストウッド・パンチ。彼の必殺技のひとつとなりました(ホンマかいな)。
しかしこの、男が女に襲われるという逆パターンに加え、その主人公がなかなかにいい加減なヤツでちっとも同情できない、ってのが新機軸。そういう主人公を監督自身がふてぶてしくも自信満々、演じてる。サスペンス一辺倒ではなく、音楽を巧みに・・・ではなくって全面的に取り入れているのがユニークで、雰囲気出してます。主人公とストーカー女を音楽が繋いでいるだけではなく、途中、音楽祭の場面ではもはやサスペンスそっちのけ。映画の寄り道。
あと、電話も重要な役割を演じておりました。
鱗歌さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2016-08-25 20:51:10)
41.悪女映画には不思議とハズレが少ない印象を受けるが、本作のイブリンは、『氷の微笑』や『白いドレスの女』のような知的な悪女ではなく、『ミザリー』や『危険な情事』のような直情型。世の女性にはこういう傾向が少なからずあるのではないかな?イーストウッドも最初は「ちょっと面倒な女に関わってしまったな」くらいの軽い気持ちでいたら、どんどん行動がエスカレートしていき手に負えなくなる。同じイーストウッドの女難映画では、同年の『白い肌の異常な夜』よりも実際に有りそうでリアリティがある。監督第一作としては上出来の部類だろう。音楽フェスや大自然でのラブシーンなどは、イーストウッドが(趣味で)撮りたかったんだろうな。
フライボーイさん [DVD(字幕)] 7点(2009-10-09 19:22:08)
40.日本でのクリントイーストウッドの印象があまりにも本国と違うがために、イーストウッド監督作品の持ち味が誤解され、その誤解されているというフィルターで鑑賞されてしまう代表的な作品ではないかと思う。

基本的に日本で見られるイーストウッド監督作品評には必ずマグナムやアメリカの象徴とアメリカ的な悪との対決と言うような文章がついて回るが、多種多様な人種や国の人が書く本国のレビューでそういう語られ方をしているのをあまり見かけないことを考えると日本独特の考え方なのかなって言う気がしないでもない。
テレビ東京で昼に放送される映画のみでそういう評価がなぜか固まってしまったローカルなイーストウッド評ではないかと思う。堺正章がオーストラリアで、孫悟空を演じる日本人人気アクターという評価をされていた(最近である)とかという話があるけどそれ以上の偏向かもしれない。

そういうことを全く考えずに観たとき、ソリッドな脚本と相まって持ち味が強く引き出されていると思う。
初監督とはいえ、同年ダーティハリーの時にも映画的なフィルタをかけつつも写実的に見せる独特のドキュメンタリ的写実的絵作りを見せていて(一部シーン代打)、すでに技能的な習得をしていることをうかがわせる。
DVDの特典などによく入っている、監督としての評価や手法にかんする評論にしても高技能な職人という言葉がしっくりくると思う。

イーストウッドは80年代にはすでに高評価を受け、ペイルライダーでフランスの文化勲章を受勲している。同作品は日本で一番誤解されているイーストウッド作品でもあると思う。
そういう背景を踏まえ恐怖のメロディをみると、また違った評価になるのではないか。
黒猫クックさん [DVD(吹替)] 7点(2009-04-30 00:59:19)
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39.最初の断崖絶壁のような景色がきれいです。古い映画はあまり観ないのですが、惹きこまれました。
frhunさん [ビデオ(吹替)] 7点(2008-03-06 14:52:01)
38.監督処女作とは思えないほどの安定感がある。オープニングの空撮で崖からゆっくりとテラスに立つ主人公にカメラが落着くところでまず感動。この作品に限らずイーストウッドの映画にはこの空撮をはじめ「セットではない」と言いたげな情景を大きくとらえたシーンが多い。このイーストウッド流リアリズムはアンチ・ハリウッドを宣言しているようにも感じる。下からのショットも効果的。車を運転する主人公の横顔を見上げるように映す、コレかなりきまってる。寝ている主人公の視点でとらえた暗闇に照らし出される女の顔もドッキリ効果大。カメラは面白いようにきまる。ところがどっこい、この人はいつも自分のラブシーンを入れちゃう。これさえ無けりゃといつも思う。特にこの作品でのソレは長ーい!なんかこだわりがあるんだろうか?
R&Aさん 7点(2004-08-31 12:31:01)
👍 1
37.怖いですねぇ~、あの女ストーカー!あれはミザリーに匹敵する偏執狂的ヒステリック女ですねぇ~。
きのすけさん 7点(2003-11-15 22:29:45)
36.まじ怖いストーカー映画。ミザリーの原型か?という気もしてくる。初めはチャーミングな女性かと思いきや、突然豹変するあたりからヤバさが伝わってくる。執拗に追ってくる構成には恐怖を感じる。間に挟まれたジャズフェスの映像や、恋人と愛し合う映像は若干間延びした感じもあるが・・・。いずれにせよ、これがイーストウッド「監督」の処女作というのは驚き。
あでりーさん 7点(2003-06-26 21:55:05)
👍 1
35.ストーカーの女が怖い、話がよくできていて見飽きない。山田康雄さんの吹き替えはやっぱりいい、DVDに吹き替えを入れてほしかった。
まさるす12さん 7点(2003-01-05 18:27:59)
34.あの女、凄い。 ラストの死に方はあっけなかったけど、あの怪演は光ってました。
プレデターさん 7点(2001-06-14 20:55:45)
33.ネタバレ イーストウッドの初監督作品ということで注目した。
ストーカーという概念があまりない時代で当時はスリラーとして新鮮味があったと思う。
只、今見ると、既視感があり、先が予想できるので、少し退屈である。
演出的には、女が最初に傷害事件を起こしたあと、モントレージャズフェスティバルのシーンが挟まれるが、緊張感が切れてしまい、流れが悪い。
最後の対決シーンも割とあっけなく終わってしまう。
とれびやんさん [CS・衛星(吹替)] 6点(2024-09-15 18:27:28)
32.ネタバレ ストーカー規制法が整備された現在においては、特に目新しさのない内容ではあるが、当時はそれなりに新鮮だったのかもしれない。
メンヘラストーカー女に殺されそうになる話。

イーストウッドの初監督作。
キスシーンが多過ぎる。
そしてモテ過ぎる。
自分で監督して、モテる男を演じる。
やっぱりイケすかない!
にじばぶさん [インターネット(字幕)] 6点(2022-09-18 00:20:14)
31.やや表現は過剰にも思えるが、こういうストーカーものは当時としては先進的な内容だったのだろう。ただし、吹き替えで見ると少々コメディにも思えてしまうが。ラストはあっさりしすぎかな。
東京50km圏道路地図さん [地上波(吹替)] 6点(2021-01-09 16:54:09)
30.今やハリウッドの生ける伝説、巨匠イーストウッドの初監督作です。
この時代に既にアメリカではストーカーが世間に広く知られるものになっていたのかは分かりませんが、
「危険な情事」といった、その後の作品に影響を与えたと思われる内容になっていることに驚きます。
中盤あたりはテンポが悪くなりますが、イーストウッドの音楽の趣味が垣間見えてそれもまた良しです。
まだまだ西部劇でも強い男を演じていた頃でもあり「ダーティハリー」の記念すべき第1作と同年の初監督で演じた男が
女に対してちょっと脇が甘く、ここまで女に追いつめられる男であったというのが今に見直すと少々意外な感じがします。
とらやさん [CS・衛星(字幕)] 6点(2020-11-13 20:56:35)
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マーク説明
★《新規》★:2日以内に新規投稿
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★《更新》★:2日以内に更新
《更新》:7日以内に更新

【点数情報】

Review人数 49人
平均点数 6.12点
000.00%
100.00%
200.00%
312.04%
412.04%
51122.45%
62040.82%
71020.41%
8612.24%
900.00%
1000.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 6.25点 Review4人
2 ストーリー評価 6.75点 Review4人
3 鑑賞後の後味 6.25点 Review4人
4 音楽評価 7.00点 Review4人
5 感泣評価 5.66点 Review3人

【ゴールデングローブ賞 情報】

1971年 29回
主演女優賞(ドラマ部門)ジェシカ・ウォルター候補(ノミネート) 

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