映画『遠い夜明け』の口コミ・レビュー(2ページ目)

遠い夜明け

[トオイヨアケ]
Cry Freedom
1987年上映時間:158分
平均点:7.74 / 10(Review 62人) (点数分布表示)
公開開始日(1988-02-27)
ドラマ実話もの
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2022-01-15)【Olias】さん
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監督リチャード・アッテンボロー
キャストケヴィン・クライン(男優)ドナルド・ウッズ
デンゼル・ワシントン(男優)スティーヴ・ビコ
ペネロープ・ウィルトン(女優)ウェンディ・ウッズ
ジョン・ソー(男優)クルーガー警視総監
ティモシー・ウェスト(男優)警部
ジェラルド・シム(男優)警察の医師
ジュリアン・グローバー(男優)ドン・カード
イアン・リチャードソン(男優)検事
アレック・マッコーエン(男優)高等弁務官
津嘉山正種ドナルド・ウッズ(日本語吹き替え版)
山寺宏一スティーヴ・ビコ(日本語吹き替え版)
脚本ジョン・ブライリー
音楽ジョージ・フェントン
撮影ロニー・テイラー
製作リチャード・アッテンボロー
配給UIP
美術スチュアート・クレイグ[美術]
衣装ジョン・モロ
録音ジェリー・ハンフリーズ〔録音〕
字幕翻訳戸田奈津子
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💬口コミ一覧

42.ネタバレ 重厚な内容にグイグイ惹かれました。不条理な人種差別と抵抗を描いた前半、それらを伝えるための故郷を捨てての逃亡劇を描いた後半では確かに色合いが全く違います。この映画の伝えたいことは前半の内容のはずなので、逃亡劇に半分時間が割かれていることにふと疑問も抱いたのですが、どちらも命を賭けた尊い行動であり、この逃亡劇の成功がなかったらそもそもこの映画は存在しなかったのでしょう。そう考えると、逃亡劇が半分となっていることに納得がいくような気がします。一見の価値がある映画だと思います。
川本知佳さん [DVD(字幕)] 8点(2014-12-07 13:58:58)
41.ドキュメントとしては最高だと思います。キリングフィールドと並ぶ作品だと思います。
トメ吉さん [ビデオ(字幕)] 8点(2011-05-09 20:19:00)
40.ネタバレ Afrikanerの友人がいるので非常に興味深く見ることができてラッキーでした. タクシーを捕まえるシーンでDutch系白人言語のAfrikaansが聞けます. 映画は娯楽として楽しめる造りになっていてよかったと思います. あのおぞましい場面 ... Soweto Uprisingの起こった日は「若者の日」として現在では休日になっているそうです.
RTNEE USAさん [DVD(字幕)] 8点(2009-12-20 12:36:24)
39.この映画を見たおかげでビコという人物を知ることができた。パワーのある映画だ。
雪駄さん [DVD(字幕)] 8点(2009-06-16 18:43:36)
38.アパルトヘイトによって多くの人が犠牲になり、それを命を賭けてまで伝えようとした物語。ひとりでも多くの人が見なければならない。忘れられない、忘れてはならない事実。
茶畑さん [DVD(字幕)] 8点(2008-09-22 22:30:07)
37.ネタバレ 公開当時(南アフリカでは劇場が爆破されたとのこと)も続いていたアパルトヘイト政策に真っ向から立ち向かった、歴史の真実を伝えるためにも大変意義のある作品。後半の脱出劇は娯楽作品としても楽しめる。ラストのテロップが胸にずしりと響きました。
すたーちゃいるどさん [DVD(字幕)] 8点(2008-08-12 22:46:30)
36.デンゼル・ワシントン、この頃から存在感抜群ですね。アパルトヘイトの悲惨さを学ぶとともに、今の南アの現状を考えると、非常に考えさせられる作品でした。
コスッタルイさん [DVD(字幕)] 8点(2007-07-30 19:57:12)
35.描かれる歴史的な事実は置いておいて、主人公とビコが静かに語り合うシーンなどが、置かれている状況と強烈に対比されていて、映画全体は静かなトーンなのに、すごい緊張感があって、すばらしいです。内紛もの(?)は、テーマがテーマなだけに、商業映画として作るのは難しいと思うのですが、うまくサスペンス映画の要素もとり入れて、成功していると思います。エンディングの、青空の中を飛びすぎていく飛行機の長いカットが映画の内容とともに、忘れられません。
かねたたきさん [CS・衛星(字幕)] 8点(2007-06-02 19:02:20)
34.こわーい映画でした。アパルトヘイト政策や、人種差別について学べる映画。 白人が好きなように黒人を利用する法律、又はその社会。その地域の白人も真実が語られず、差別がおこってると知らされていない。多数の考えは、少数の権力者、マスコミ、武力よって制御される。。
ホットチョコレートさん [DVD(字幕)] 8点(2006-04-30 13:01:46)
33.名作である事は変わりないが、、ビコの後の話をもうちょっと詰めて先の話を織り交ぜて欲しかった。
oO KIM Ooさん 8点(2005-02-27 10:23:12)
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32.ネタバレ 重い題材を扱っていながら、ビコの言動そのものと同様に、決して声高になったり仰々しくなったりせずに、誠実に力強く主張を伝えてきているのが素晴らしい。だから、この作品は、観衆のそれぞれに普遍性を持ってこの問題を認識させることができるのである。中盤までの充実ぶりに比べ、後半がロードムービーみたいになってやや主題から外れ気味なのがちょっと残念。●と、思っていたのだが、再見して気づいた点。この作品は、「ビコという偉大な人がいました」というだけで終わらせてはいない。それを受け取った者が何をするか、がむしろ主題なのである。ウッズの場合は、すべてを捨て去り、家族まで命の危険にさらしての国外逃亡であった。だから、前半以上に時間が投入されているのも理解できる。そして、クラインもデンゼルももちろん素晴らしいが、ぎりぎりのところで冷静さを保つ妻の立場を的確に表現したペネロープ・ウィルトンの演技も素晴らしい。
Oliasさん [DVD(字幕)] 8点(2005-01-01 03:39:09)
👍 1
31.あれだけ毎日、理不尽な暴力(貧困も、暴力の一種だと言っていた)を受けていたのに、復讐や怨嗟に走らず、壮大なビジョンを仲間達に唱え続けていたビコ。理性を失わない闘い。尊敬され、護られるべき文化。白人に迎合しない、黒人としての誇りを持ち続けられるコミュニティーの建設。彼の目には、未来が見えていた。だから、彼の言葉はポジティヴなエネルギーを失わない。それこそが人間の神髄だと思うのだ
水の上のハイウェイさん 8点(2004-03-11 11:22:55)
30.人種差別の根深さを感じた。
ジョー大泉さん 8点(2003-05-02 11:13:54)
29.監督としてのアッテンボローの作品との出会いは多分「遠すぎた橋」だったと思う。マーケットガーデン作戦という第二次世界大戦における連合軍の恥部ともいうべきものをモチーフにした後は,何とアパルトヘイトにメスを入れた。その勇気と覇気を賛嘆したいと思う。今年,確か主人公が亡くなったはずである。そう,これは実話だった。
koshiさん 8点(2001-12-23 13:54:22)
28.中1のとき観た。感動した!
ケン太さん 8点(2001-07-23 20:54:55)
27.基本プロットを無批判に受け入れ、映画として楽しんでしまった(という訳でもないことは後述)ことを反省したい。と言うと、傲慢かもしれませんが。
「リベラル白人の亡命劇に移行してしまう」「しかも長が過ぎる」「いや、映画の成立上止むを得ない」等の皆さんの考察に大きな示唆を受けました。感謝。
見ていて、あまりの理不尽さに怒りがふつふつと湧いてきます。ぶっ殺してやる、みたいな。というわけで、実力抵抗はなかったのかと調べたりしましたが、軽く調べただけではあったことは分かりましたが十分な情報は得られませんでした。情勢決定要因にはならなかったということでしょうか?。
傲霜さん [地上波(吹替)] 7点(2024-01-27 22:07:53)
26.ネタバレ “Cry Freedom”『自由を叫ぶ』。邦題も良いタイトルです。
社会科の授業で、アパルトヘイト政策なんてものが、この世の中にまだ存在していることに驚いたっけ。大学時代、ピーター・ガブリエルにハマり、ビコの存在を知ったんだわ。そしてこの映画の7年後に政策が撤廃されたのにも驚いたっけ。ただこの映画、私は相当怖い映画だと思っていました。実話系の人種差別モノ=人を人と思わない殺人描写がいっぱい。そんな先入観から、鑑賞したのは今回初です。

私はこの映画の、前段に興味が湧きました。貧しい家庭に産まれたビコが、如何にして反アパルトヘイトに目覚め、活動の中心人物になっていったのか。それとアパルトヘイト真っ只中の南アフリカ生まれのウッズが、如何にして黒人に対し中立なスタンスを取ることが出来たのか。人間は弱いもので、自分が優位な立場でいる以上、自分を貶めてまで他者を救う行動は取りにくい。まして差別対象の黒人に対し、白人のウッズはどうしてあそこまで戦えたのか。

前半のドキュメント映画な展開から、ビコが殺され、今度はウッズがビコと同じ監視される立場になります。後半は家族の脱出劇に変わります。原作の著者自身の物語だけに、映画的にスリリングな展開です。
時系列的に最初の方に出てくるべきソウェト蜂起は、映画の最後の方、ウッズの回想として出てきます。蜂起の映像にはビコもウッズも出てこないけど、映画的にはそれぞれの当時の感情や動きなどを描いてもらえると、2人の人物像がより解りやすかったかと思います。

この映画で妙に印象に残ったのがクルーガー長官の歴史の話。「1652年にこの地に白人が来て、荒れ地を耕し町を作った。この地を植民地にしたのではなく築き上げたんだ。それをビコは手放せという。」確かに、300年以上掛けて、白人が住みやすい街に作り上げたのが、今の南アフリカ。白人が1994年まで、時代錯誤なアパルトヘイト政策を続けた根深い理由が、そこにあるんだなぁ。
この映画を観て平等の大切さ、差別される側から観た人種差別の理不尽さを学ぶとともに、昨今の過剰なポリコレ風潮には嫌悪感を抱いてしまう私って、根底ではこの映画の時代の白人と大差無いのかもしれません。
K&Kさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2023-07-26 23:42:36)
25.ビコの死が、あまりにもさりげなく流れていく。

それが時間の流れ、戦おうとするに思う気持ちを
ぐらぐらと揺らつかせる。

正直いって、マスコミの男は出来すぎた男である。
出来すぎているがゆえに、
映画としては国内脱出に至るまで、緊張感が損なわれる。

とはいえ、真摯なスピーチを繰り広げたビコの姿。
ただただ、その姿を認めたマスコミという描写は
当時(はたまた今も)情勢を考えると異様なのだろう。

この映画のサビ/ピーク というものはわかりづらかったが、
人権の獲得に至る過程、その描き方としては
これくらい分かりづらい経過が良いのかもしれない。
元祖さん [インターネット(字幕)] 7点(2022-01-15 21:43:45)
24.ネタバレ すばらしい映画。
後半のウッズ家族脱出劇が間延びしており、それを20分程短縮すれば、評価8点にしていただろう。
cogitoさん [DVD(字幕)] 7点(2016-09-10 20:53:36)
23.ネタバレ 普通に見てれば非常にいい映画。前半は黒人たちの受けているひどい境遇とその訴えに心動かされ、後半ではサスペンスフルな脱出劇。実際見ている間はすごい引き込まれて、時間の長さが全く気にならなかった。

■けどすごい気になったのは「あれ、この映画ビコとウッズが力を合わせて戦い抜く映画じゃないんだ!」ってこと。途中でビコがあっさり死んでしまい、いつの間にか話がウッズの脱出劇になっている。そこを不自然に思わせないのは演出の巧さなのだろうが。

■しかし考えてみる。もともとの目標は「黒人の受けているひどい扱いを打破すること」のはず。いつの間にか目標が国外逃亡に変わってしまっていいのか!?しかももともとならウッズは好き勝手に海外に行ける身だったんだから、落ち着いて考えてみればさっさと国外に文書だけでも送っておけばよかっただけじゃないか、という話になる。

■そして重要なのは、ウッズのような白人は国外に亡命する資金も行く場所もあるが、現地の黒人はそうはいかないということだ。ウッズとビコは似たような境遇になったとはいえ、この点が決定的に違う。そこら辺を意識していないあたりがこの映画の弱さだと思う。同じアフリカ国外亡命系の映画ならその点「ブラッド・ダイヤモンド」の方がおススメか。
θさん [DVD(字幕)] 7点(2010-01-01 00:42:04)
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【点数情報】

Review人数 62人
平均点数 7.74点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
400.00%
569.68%
634.84%
71829.03%
81524.19%
91422.58%
1069.68%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 8.00点 Review1人
2 ストーリー評価 9.00点 Review1人
3 鑑賞後の後味 8.50点 Review2人
4 音楽評価 7.00点 Review1人
5 感泣評価 7.00点 Review2人

【アカデミー賞 情報】

1987年 60回
助演男優賞デンゼル・ワシントン候補(ノミネート) 
オリジナル主題歌ジョージ・フェントン候補(ノミネート)"Cry Freedom"
作曲賞(ドラマ)ジョージ・フェントン候補(ノミネート) 

【ゴールデングローブ賞 情報】

1987年 45回
作品賞(ドラマ部門) 候補(ノミネート) 
主演男優賞(ドラマ部門)デンゼル・ワシントン候補(ノミネート) 
監督賞リチャード・アッテンボロー候補(ノミネート) 
作曲賞ジョージ・フェントン候補(ノミネート) 

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