映画『進撃の巨人 ATTACK ON TITAN』の口コミ・レビュー(2ページ目)

進撃の巨人 ATTACK ON TITAN

[シンゲキノキョジンアタックオンタイタン]
2015年上映時間:98分
平均点:4.11 / 10(Review 47人) (点数分布表示)
公開開始日(2015-08-01)
アクションホラーSFアドベンチャーファンタジーシリーズものパニックもの特撮ものモンスター映画漫画の映画化
新規登録(2015-04-24)【DAIMETAL】さん
タイトル情報更新(2023-11-29)【かっぱ堰】さん
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監督樋口真嗣
キャスト三浦春馬(男優)エレン
長谷川博己(男優)シキシマ
水原希子(女優)ミカサ
本郷奏多(男優)アルミン
三浦貴大(男優)ジャン
桜庭ななみ(女優)サシャ
松尾諭(男優)サンナギ
渡部秀(男優)フクシ
水崎綾女(女優)ヒアナ
武田梨奈(女優)リル
石原さとみ(女優)ハンジ
ピエール瀧(男優)ソウダ
國村隼(男優)クバル
清野菜名(女優)立体機動兵
仁科貴(男優)
諏訪太朗(男優)
原知佐子(女優)
高橋みなみ(女優)
神尾佑(男優)
橋本じゅん(男優)
屋敷紘子(女優)
原作諫山創「進撃の巨人」(講談社コミックス)
脚本渡辺雄介
町山智浩
音楽鷺巣詩郎
北原京子(音楽プロデューサー)
編曲SEKAI NO OWARI「ANTI-HERO」(トイズファクトリー)
鷺巣詩郎(音楽編曲)
主題歌SEKAI NO OWARI「ANTI-HERO」(トイズファクトリー)
撮影江原祥二
市川修(Bカメラ)
製作市川南〔製作〕
東宝(「進撃の巨人」製作委員会)
講談社(「進撃の巨人」製作委員会)
電通(「進撃の巨人」製作委員会)
ホリプロ(「進撃の巨人」製作委員会)
博報堂DYメディアパートナーズ(「進撃の巨人」製作委員会)
朝日新聞社(「進撃の巨人」製作委員会)
読売新聞社(「進撃の巨人」製作委員会)
東宝映画(製作プロダクション)
プロデューサー山内章弘(エグゼクティブプロデューサー)
配給東宝
特殊メイク梅沢壮一
特撮尾上克郎(特撮監督)
大屋哲男(テクニカルプロデューサー)
佐藤敦紀(VFXスーパーバイザー)
三池敏夫(特撮セカンドユニット 美術)
白組(VFX)
美術清水剛
西村喜廣(特殊造形プロデューサー)
竹谷隆之(キャラクターデザイン)
貞本義行(キャラクターデザイン)
衣装柘植伊佐夫(扮装総括)
編集石田雄介
録音柴崎憲治(音響効果)
照明杉本崇
あらすじ
100年以上前、突如現れた巨人たちに人類の大半が捕食され、文明は崩壊した。かろうじて生き延びた人々は巨大な壁を三重に築き、その中で暮らしていたが、ある日突如壁が壊され、巨人たちが攻め込んでくる。その混乱の中でエレン(三浦春馬)は幼馴染のミカサ(水原希子)とはぐれてしまう。2年後、調査兵団に志願したエレンら一行は農業地区を取り戻す為、夜間に車両部隊で廃墟と化した門前地区を移動するが、巨人たちの襲撃に遭う。
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27.ネタバレ 原作(最新話も見ている)+アニメを全部見ているのに
「なんでそんな行動取ってんの」って何度も思ってしまう映画でした。

がっつりネタバレしますが、

・海の絵を見て「海あるで!」とマジで考えるアルミン。
・壁が壊されて直撃したら即死しそうな落石が落ちてきてるのに、とりあえず待機する主人公たち
・巨人がガンガンに入ってきてるけど、とりあえず待機する住人達
・壁や街を壊す巨人が来てるのに建物に立てこもる住人達
・さらに閂を外せば出れるのに、特になにもしない住人達
・訓練したと思えない兵士達。(訓練が足りてない設定ですが、それでも酷い)
・立体機動装置をほとんど使わない兵士達
・餓死がでるぐらい活動範囲が狭いのに、トラックや照明をガンガンに動かせる燃料を保持
・トラックや照明があるぐらい文明が進んでるけど、斧とか弓と剣で戦う兵士達
・声を出すなって言ってるのに、やたら騒がしい
・声を出すなって言ってるのに、いちゃつき出す兵士達
・赤ちゃんの声につられて単独行動ちゃう兵士
・うなじが弱点って教えられてるのにそこ以外を攻撃する兵士達
・「これがエレンだよ」と、ちぎれた腕をミカサに見せるサイコパスなアルミン

と、ぱっと浮かんだだけでもこんな感じに出てきました。

原作を変えるのは面白ければ良い派なのですが
この映画は悪い方向に向いちゃってますね。

「駆逐してやる」ってセリフがこの映画でも登場してますが

エレンの母が一話で食われた(力があれば助けられた)事が前提にあるので
巨人の駆逐しか考えてないので
「巨人を駆逐する」という行動原理は理解できるのですが、

この映画のエレンはそうでもない。ので、
「駆逐してやる」って言われても、「いやいやいや」。お前それほど思ってないだろ」ってなってしまう訳です。

登場人物だけでなく背景を含めた話の掘り下げがあまりなされていないので
軍の作戦も、思いつきだなぁって思いますし
兵長ぽいシキシマも小物感がやばいのです。

兵長やミカサが突出して強いのは
原作ではヒントがありますが、後編ではそこら辺の説明があるんですかねぇ
(前編をみる限り教えてもらったので強くなったみたいな印象が)

とはいえ、良いところもありました。

・超大型巨人の描写と巨人が人々を襲うシーン(実写になるとグロいだろうなぁって思ってましたし)
・アニメのハンジさんに一番近かった石原さとみ
・汚れようが可愛さが全然消えきれないハンジさん

あと、アニメ版の音楽を担当した澤野弘之は偉大だと思いました。
シネマレビュー管理人さん [DVD(邦画)] 4点(2016-05-11 11:53:53)
26.ネタバレ この映画を見るために、DVDを全部みて、まんがを全部読んで、さあ映画館だあ。と思ったのですが、このサイトをみて、やめました。しかし、評判よりはまあまあでした。〈4点で高めです〉ただ、はまったのは石原さとみさんだけでした。こんなに失敗すると、原作通り作った方がよかったんではないかと思います。しかも、10作以上作るという暴挙にでるのです。または、この作品なら、成人映画にして、水原さんの濡れ場を作り、愛憎をキチンとえがいた方が良かったと思います。ただし、次も見ます。最後までみないとね。作った人の根性が少しでも感じたいからです。エンディングの曲も良かったです。ただ、エバンゲリオンのように、途中で流れた方が合うと思いました。また、壁を壊した巨人が出るときは、ゴジラのような音響が聞きたかったです。なんせ東宝なのだから。第2のゴジラになれずに残念です。まあ、ゴジラの時は原爆に対する怒りがきちんとありました。この作品にはなんの哲学も感じません。魚だって、大きな魚は小さな魚を食べるのです。人間だけが自然の摂理に逆らっているのです。地球の怒りがあれば良かったのにと思います。
matanさん [DVD(邦画)] 4点(2016-02-22 20:51:19)
25.ネタバレ 原作はほぼ未読。アニメはほぼ鑑賞。映画では話が飛ぶから抜けたところをアニメの話で補完しようとすると、映画とアニメは設定が違うことに気づいて混乱します。どうやらエレンたちの隊は最後の隊で訓練もろくにやっていない部隊のようです。統率も取れず、部隊から抜ける人や自分の世界に入ってしまう人が多く、立体機動も使ったことがないらしい? 敷島隊が途中から出てきますが何人いるのかよく分からない。巨人の特撮はよくできているし、エレンが巨人化したあとの爽快感はあるので、特撮巨人に+2点。
Banjojoさん [映画館(邦画)] 4点(2015-11-22 21:10:49)
24.ネタバレ 原作未読、アニメ未見のカラッポ状態、酷評の噂は知りつつ
後輩から「リアルタイムでデビルマンを観るチャンスですよ」と言われ行ってきました

いやーよかったですよ!デビルマンよりは!

原作を全く知らないので最後の展開も「おぉ!」となってしまいました
巨人の描写は全くの情弱からすると驚けるもので、薄気味悪さ、残虐さは非常に出ていたと思います

しかしながらカラッポ状態の私からすると話の展開という点で興味は持続しますが、
繰り広げられるアクションや人物描写、ドラマ、世界観というものには惹かれませんでした
特に立体起動装置の描写はもう少し丁寧にしてもらわないとボバ・フェットも理解できません
この世界は見張りの概念がないのかなとか巨人は人の声に敏感だから大声は出すなと大声で言うとか

ただ残念な面が多い映画でしたが非常に頑張っている映画だということは感じました
もちろんこれを面白い!人に勧められる!としてしまうと今後人に映画を勧められなくなるので出来ませんが
非常に頑張っている映画ということは断言できます!なので私も頑張って後編を見に行こうと思います!
HARD PUSHさん [映画館(邦画)] 4点(2015-08-28 22:21:10)
23.ネタバレ 一般常識的にやってはいけないこと、するべきではないこと。
それは映画内でこそどんどんやればいい。現実の場ではないのだから。
軍律的におかしな行動だろうが何だろうが、それが出来るのが映画の特権だ。
そもそもこれは荒唐無稽な『怪獣映画』の一種ではないか。

騒いで、性交して、規律違反して、トラブルを積極的に呼び込み、周囲をそれに
巻き込んでこそ戦争アクション映画のキャラクターの王道だ。
話題の前田某らは数々の戦争映画主人公のアナーキーな迷惑キャラぶりも知らぬのかと。
最前線での性愛シーンなどだって、普通にいくらでもあるだろう。

『英霊』、『内地』などの単語に大して意味は持たせていないようが、
そもそもこの未熟な軍隊の有様は図らずも現在日本の世代批評と見れなくもない。

ここで三浦春馬がみせる直情径行、情緒不安定、喧嘩早さなど映画史の中では実に可愛いものだが、
そのような性向の描写と彼に降りかかる理不尽とがあって、
クライマックスの呪詛と化身が一応はカタルシスとなるわけである。

と、誰でも批判出来る評判の悪い脚本をとりあえず擁護はしてみるが、
世評のよろしい空中飛行のショットはまるで不出来である。

夜明け前の設定によって照明は薄暗く、重量と飛翔の感覚も活きていない。
人間と巨人の、見上げる-見下ろすの視線処理も不全である分、恐怖感を削ぐ。
ユーカラさん [映画館(邦画)] 4点(2015-08-22 01:26:50)
22.映像は頑張っているのに、みなさんがおっしゃられる通り脚本がダメダメです。
オリジナルストリーにするのはいいんですが、知性を感じさせない主人公や脇役にも感情移入が出来ないし、
元ネタの『フランケンシュタイン対地底怪獣バラゴン』や『サンダ対ガイラ』のようなトラウマになりそうな
恐怖感、絶望感もあまりないです。
リヴァイ兵士長役で岡田准一が出てたらもっと違ったかな・・・それだと『永遠の0』になっちゃうが、
いっそ終戦70周年ということで、戦うことの残酷さ理不尽さをもっと表現して欲しかったです。
『進撃の巨人』17巻が最近稀に見る傑作だけに残念ですが、後編も見るんだろうな。
あと、sekai no owariのエンディングは今ひとつでした。
SHOGOさん [映画館(邦画)] 4点(2015-08-10 20:18:32)
21.いつになくハイテンションな役づくりでキャラクターに挑んでいるらしい石原さとみが、「こんなの初めてーーーー!!」と絶叫する予告編を観て初めてこの作品に対しての食指が動いた。
脇役を演じる女優の台詞一つが気になって、映画館まで足を運んだことは記憶に無い。まあこういう“きっかけ”もあって良いと思う。

原作は“ほぼ”未読。話題の漫画として売れ始めていた頃に、一度第一巻を手に取ったが、絵柄の趣味と展開の稚拙さがあまりにも合わなくてすぐに読み進めるのを止めてしまった。
不気味な巨人の群れが人間を襲う描写とストーリーテリングは、斬新な表現だとは思ったが、そんなに騒ぎ立てる程のものとは思えなかった。
以来、益々拡大していったブームをスルーしたまま、今作の鑑賞に至った。

原作のストーリー展開を知らない分、対比による不満を避けられたことは、ある意味幸運だったと思う。
日本特有の“特撮映画”として楽しめる要素は充分にあったと思う。
特にこの“前編”のクライマックスである“ある展開”は、原作を読んでいなかったからこそ素直に楽しめた。
原作の持つ雰囲気とはテイストが大いに異なってはいたが、特撮で映し出された巨人は、善し悪しは別にして禍々しさは際立っており、それなりの恐怖感を醸し出せてはいた。
そもそも“特撮映画”を観るつもりで映画館に足を運んだ者として、最低限の満足感を得られたことは間違いない。

ただし、やはりその他の大部分においては、とてもじゃないが一つの映画作品として褒められたものではない要素が多すぎた。
冒頭のシーンを筆頭にドラマパートは総じて、演出面、演技面両面において稚拙過ぎる。
どんなにスペクタクルシーンで力を入れようとも、人物描写がこれ程までにお粗末では、結局白けてしまう。
今作は“前編”とはいえ、ストーリー展開的にも腑に落ちない点は多く、一々突っ込むことすら馬鹿らしくなることも否めない。

どう転んだとしても結局「批判」は避けられなかった難しい企画であることは間違いなく、それでも日本映画としてこの映画化に挑戦した意義と価値は確実にあったことは認める。
少なからず「後篇を観たい」という気持ちを持たせただけでも、良しとすべきだろう。

「後篇」にも期待はしたい。
でも、おそらくそれを観た後には、「やっぱり、大人しくギレルモ・デル・トロ監督あたりに権利を譲渡すりゃあよかったのに」とか思ってしまうのだろうな……。
鉄腕麗人さん [映画館(邦画)] 4点(2015-08-07 23:26:18)
20.話題作というだけで衝動的に鑑賞してきました。
原作の漫画はチラッと読んだことがある程度ですが、大まかな概要は把握しておりました。
観終わった感想を単刀直入に申し上げるなら、「非常に残念な仕上り」と言わざるを得ない。

これは単に、製作費の問題や監督の力量の無さだけに留まらず、根本的な部分で言えば、脚本が失敗している。
映画の良し悪しは、脚本で決まるというくらい大事なもの。ダメな脚本でも莫大な資金、監督の手腕、センスで良い映画はできるけども、監督は明らかな人選ミスでしょう。これが第2の失敗。
挙げればキリがないためこれ以上は申し上げません。

昨今の邦画界は、テレビドラマや漫画・アニメの映画化ばかり。
確かに、作品の知名度もメディア露出も良い上、他媒体とのコラボもあったりと、劇場以外での収益の見込みが立て易いのも確か。

しかしながら、これだけは言わせて頂きたい。
お金目的以外に実写化させる意味・意図がないのならば、少なくとも私はこれならアニメでも充分じゃんって感じました。
(ハッキリ言って頑張ってはいるけどCGレベルは低い。予算の問題もあると思うけど、この出来栄えでGOしてしまうあたり、作品に対する愛情は感じられない)細かい演出ひとつとってもベタ過ぎてプロ監督なのか疑うレベル。
本当に、これなら、、アニメで充分である!

決してつまらなくはない。上映時間も短いのが幸いして、チープで滑稽な演出・シーンをダラダラと見ずに済む。
ただ、これに満足しちゃったら日本の映画界に未来はない。
シネマブルクさん [映画館(邦画)] 4点(2015-08-04 09:53:11)
19.ネタバレ 言わずもがなの原作に加え、傑作の誉れ高いアニメまでを背景に抱え、この実写版はいかにして負け戦を戦い抜くのかという点に感心があったのですが、監督はかなり良い仕事をしています。エッジの立った世界観の醸成には成功しているし、残酷描写からも逃げていません。どうやって実写で表現するのか見当もつかなかった立体機動装置での戦闘シーンは期待以上によくできており、ビジュアル面では問題を感じませんでした。邦画の厳しい制約条件下でこれだけのものを作れたのであれば、成功と言えるでしょう。ビジュアル面ではの話ですが。
問題は、ドラマパートの出来が致命的に悪いこと。今どき青春ドラマでもやらないような臭いセリフの応酬戦には失笑の連続でした。これは役者や監督のせいではなく、マンガやアニメでは成立しても、実写でこれをやらせるとおかしいという判断ができなかった脚本家の手落ちです。脚本を務めたのは渡辺雄介氏と町山智浩氏。渡辺氏は『20世紀少年』『GANTZ』『ガッチャマン』といった粗悪品を連打している邦画界の要注意人物。一方の町山氏は映画秘宝のゴッドファーザーであり、彼の起用により、批判の急先鋒となるであろう映画秘宝を取り込み、渡辺氏に対して映画ファンが抱く懸念を中和しようとした製作陣の奇策は面白いと感じましたが、当の町山氏は映画評論家としては高名であっても脚本家としては素人同然であるため、作品のクォリティには貢献できていません。
作戦中にフラフラと個人行動をとったり、大声を出してはいけない場所で叫んだりして危険を呼び込むという、この手のパニック映画でやって欲しくない行動が多くてイライラさせられます。一応は自らの意思で志願して訓練まで受けた職業軍人でありながら、登場人物達には恐ろしく規律がなく、巨人が支配する危険地帯に足を踏み入れているという緊張感もありません。挙げ句の果てには、どうでもいい痴話喧嘩まで始める始末。エレンがミカサに惚れているのを知って「ミカサとヤってんだぜ」自慢するシキシマ、そんな二人の関係を知って落ち込むエレンに擦り寄り、「子持ちの女はお嫌い?」と言って胸を揉ませるヒアナと、もうメチャクチャなのです。安全の確保された基地でならともかく、最前線でいつ巨人から襲われてもおかしくないシチュエーションでこれをやってるのだから呆れます。
一応、完結編も見ますが、相当頑張らないと挽回は厳しいと思います。
ザ・チャンバラさん [映画館(邦画)] 4点(2015-08-02 00:48:28)
18.ネタバレ  不安定な足元の世界でキャラ達がもつれるように動いてゆきます。明確な前進のベクトルの無い、運命に囚われた世界。
 だけど映画自体が足もつれまくっちゃってるような状態で。

 特撮に期待しましたが周囲がヨイショし過ぎたせいか「結局こんなモンか」って。革新的な映像!とか視覚的興奮!とか、そういうトコには行ってなくて。「大きい巨人キタわ~!・・・って『学校の怪談2』のラスボスに似てね?」みたいな。小型サイズの巨人は普通の日本人の方々が演じていらっしゃいます、ってのがよーく見えてちょっといたたまれなくなっちゃいますし。立体機動はハニメーションみたい、つーか『キャシャーン』あたりからちっとも変ってない感じ。

 でもね、そんなでも結構面白く見られました、巨人シーンと立体機動シーンは。
 問題はドラマ部分で、これがもう面白くもなんともなくて。なんでしょ、ドラマがちゃんとドラマとして昇華されていかない感覚、キャラにちっとも心が動いていかないもどかしい感じ、様々なエピソードや表現が上滑りしまくってる印象、脚本とか演出とか編集とか音楽とか、もうちゃんとまとめようって気が無いのかいな、っていう分裂症気味なシーンの連続なんですよね。カットごと、いや1つのカット内でも画面上のキャラごとにテンションやリズムがバラバラなの。流れが無くて混沌としていて。それは狙った混沌とは違う混沌が生じてるんでないかと。

 樋口監督は役者さんを上手く撮る人ではないので、そこを改善できないかなぁ。唐突なスローモーションに頼ってもそれが印象的になるって訳ではないですしねぇ。とりあえず目線、なのかなぁ。もっと印象的な目があれば。
 っていうか、それは巨人も同じで。平成ガメラも敵怪獣には目線が存在してないんですよね。ギャオスも成体レギオンもイリスも黒目が無いの(群体レギオンにはあったような気がしてきた・・・確認すんの面倒クサイ)。巨人は黒目があるのですが、その目で見られる恐怖ってのが薄かったなぁ、と。『大魔神』の恐ろしい目、アレが欲しかったなぁ。
 人の目を見て話しましょう、って、過去作から見てもそこら辺がウィークポイントになってるのかな。

 ただ、IMAXで見るだけのサイズ感はある映画だと思います。邦画には稀有ですから、その点だけは、はい。
あにやん‍🌈さん [映画館(邦画)] 4点(2015-08-01 19:15:05)
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17.ネタバレ 中島哲也監督の「告白」の次回作として製作が発表された時にはすごく楽しみだったのが、監督以下スタッフの交代で一気に興味が失せてしまっていた映画であるが、評判の悪さを承知のうえで、全然期待せずに今になってようやく見た。原作漫画も未読ならばアニメも全く未見という状態で見ても見事な駄作としか言い様のない映画で、きっと漫画やアニメは面白いのだろうという一語に尽きてしまうのだが、最初に巨人が登場して人を捕食するシーンは「サンダ対ガイラ」を少し思い出して多少のインパクトはあった。しかしその後は最後までグダグダな印象で、こういう映画に不可欠な緊迫感もまるでなく、登場人物たちも魅力を感じられずにただギャーギャー言っているだけのアホにしか見えず、見ていてすごくイライラした上にヒロインであるミカサ(水原希子)をめぐる恋話が中途半端に差し込まれるのは本当にどうでもいい感じしかしない。映像的にも暗いシーンが多く、セリフも聞き取りづらいなど二部作映画の前編とはいえテンポも異様に悪く退屈で、エンドロール含めて約100分が長く感じる。脚本的にももちろんツッコミどころだらけであるが、冒頭で巨人に襲われて行方不明になったミカサが生還するのは無理がありすぎで完全にこの後の展開のためのご都合主義まっしぐらな感じしかしないのがこの時点で既に本作の脚本の悪さをすべて物語っている感じがする。後編で挽回するとは全く思えないのだが、取り合えず後編も間を置かずに見るつもり。
イニシャルKさん [DVD(邦画)] 3点(2023-03-31 02:09:11)
16.ネタバレ やはり西洋風のキャラクターを日本人が演じるのは無理があるのではないでしょうか。ミカサの設定の改変も納得がいきません。エレンが巨人に変身してからの終盤はなかなか良かったですけどね。
いっちぃさん [CS・衛星(邦画)] 3点(2017-06-12 00:42:23)
15.飛行機の中で視聴。
これはネタだよね?どうしてこの企画が通ったんだろう。。
雲の上からさん [DVD(邦画)] 3点(2016-12-12 00:36:45)
14.ネタバレ 特異な設定だけを取り上げて映画にしたみたいです。でも、原作の面白さは巨人がヒトを食うだけじゃなくて、細かく作り込んだ訓練学校の同期生キャラの関係性や会話劇にもあると思っています。本作は後者を全く無視して作られています。なのでドラマが存在しない。原作を知る者にはどうしても辛い見え方になります。もっと悪いのは、原作設定を適当に残しながら、面白くないアレンジが為されてる部分。ミカサを巡る三角関係、いらんやろ。この作品にそんなものを持ち込むのは無粋な雑音です。リヴァイさんモドキを演じる長谷川博己のスカした人物像にもイライラしました。ミカサとリヴァイは主人公を凌駕する個性を持つキーパーソンなのに、それを改悪しています。あくまで原作を知る者の意見になりますけど、ストレスが溜まる作品でした。
アンドレ・タカシさん [CS・衛星(邦画)] 3点(2016-07-17 01:22:14)
13.CGやら特撮部分はよくできていると思うけど、脚本が悪い(原作を読んでいるので余計そう思ってしまうのだが)。
しかし、軍艦島でよく撮影できたな。
あきぴー@武蔵国さん [DVD(邦画)] 3点(2016-06-29 23:14:29)
12.ネタバレ 良い点
・巨人VS人、巨人VS巨人の描写は良かった。グロさも絶望感を醸し出して良い感じ。
・もっと浮いちゃってる感が出てるかと思ったが立体機動の映像はまあまあ迫力あり。

悪い点
・エレンが自己中過ぎる。自分の行動で巨人に襲われたにも関わらず
 仲間にスーパー膝蹴りをかます。
・ミカサのキャラが崩壊。尻軽女になっているし、原作のクール、無双感が出ていない。
 序盤でも赤ちゃん食われ、ミカサはちょい噛みでなぜ助かってる?
・シキシマもそんなに無双感が出ておらず、芝居がかり過ぎ。
・人間側が穴だらけ。なぜかほとんどの人がまともに立体機動を使えない。
 「巨人は音に敏感」をほぼ無視し、戦地の色んなところで人間がお盛んになっている。
 偵察もしていないのか、大きくノロい巨人共に不意打ちにあい過ぎ。
・ハンジのギャーギャーにイライラ。
・なぜか巨人一本背負い。アイツ最強じゃないかな。
・銃は巨人に効果はない→弓矢は効果あるの??
とむさん [DVD(邦画)] 3点(2016-05-26 01:12:51)
11.ネタバレ どれだけ酷い出来かと思っていましたが、視覚的にはさほどガッカリ感はありませんでした。しかし、ミサイルやヘリや電気を使う道具が存在していたことを、人々が知っているという設定。原作ではおそらく遮断しているはずの情報を市民が知っている。ライトはあるし、移動は馬でなく自動車。科学が遮断されている中であの立体機動装置があるという原作設定が違和感を生み「もっと発達した首筋カットマシン作れるやろ」と感じてしまう。目の前で母を食われた設定は目の前でミカサを助けられなかった設定に変更。どうにもならない状況下だったのに、主人公を責めるような眼差しと態度のミカサには魅力なし。このストーリー運びでの「世界は残酷」も説得力無し。まるで「見ているだけで助けてくれなかった」とひねているような見え方しかしない。エレンが巨人化してミカサを襲うシーンは、このストーリーだと理由が分かりやすいが、原作やアニメでの「制御不能感」のスリルはゼロ。巨人化エレンは筋肉ではなくケロイドに見せたパフパフスーツを着ている感じで興醒め甚だしい。カッコ良くなくゾンビだ。奇行種はギャグになってしまうからか出てこない。巨人たちは最初から女もいる。ということは、この映画版では男性型ばかりの巨人の中に突如現れる女型の巨人のインパクトは予定されていないと思われる。仕方がないことではあるが、全員日本人なのも、古い西洋の街並みではなくなっているのも、正直残念。巨人初登場シーンも、その後の巨人と人間の追いかけっこも、人間側がボケーとつっ立ってたり、しゃがみ込んだままだったりで緊迫感ゼロ。ミサイルに描かれた海を見て「本当にあるんだ」はおかしすぎ。空想を描いたのではなく現実を描いたとは限らないのだから。ミサイルに立つエレンは「未来少年コナンか!」だし、ミカサをつかむ巨人エレンは「キングコングか!」という感じでした。とっても薄っぺらいドラマになってしまっていて残念でした。
だみおさん [DVD(邦画)] 3点(2016-04-16 03:51:43)
10.不評なのは知っていましたが、評判通りでしたね。ドラマパートがぐだぐだで苦痛でした。脚本を原作とかなり変更しているのですが、
これも成功しているとは思えませんね。
pokobunさん [映画館(吹替)] 3点(2015-09-13 20:23:43)
9.ネタバレ 邦画の超大作そのものの映画でした。それも悪い意味で。ともかく、酷すぎる脚本に尽きると思います。冒頭のだらだらと意味のない話が続く展開から嫌な予感がしましたが、その予感が的中。この酷すぎる脚本のせいで演じている方達の演技まで棒読みに思えてくるほど酷いもの。展開や人物設定にも大きなハテナがいくつも。CGに関してはまあ及第点と言えるのではないかと思います。唯一良かった点としては、批評家が決して優れた制作者になれる訳ではないことが判明した点でしょうか。これに懲りて制作に回るのは金輪際やめて欲しいと思います。
kirieさん [映画館(邦画)] 3点(2015-08-20 21:53:39)
8.いやぁ………酷かった。 見る前に、酷評を受けているのを知っていたので、「と、言う程酷くはないのでは…」と思っていましたが、これは…原作ファンは怒りますし、納得出来ないのも頷けます。薄い恋愛要素や、無駄なケンカシーン。原作で大事なセリフやカットは沢山あるのに…大事な部分が蔑ろにされている。 大きなアレンジをするのなら、セリフも実写劇場版用に作ってもほしかった。言葉だけ引用しても、その言葉の裏側にある「重み」は、このシナリオでは絶対に心に響かない。 映像が頑張っている分、勿体ないし、残念感も大きかったです。
sirou92さん [インターネット(字幕)] 3点(2015-08-19 00:17:48)
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【点数情報】

Review人数 47人
平均点数 4.11点
012.13%
112.13%
248.51%
31123.40%
41225.53%
5919.15%
6510.64%
748.51%
800.00%
900.00%
1000.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 3.50点 Review2人
2 ストーリー評価 2.50点 Review2人
3 鑑賞後の後味 3.00点 Review2人
4 音楽評価 3.33点 Review3人
5 感泣評価 1.50点 Review2人

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