映画『ナイトクローラー』の口コミ・レビュー(3ページ目)

ナイトクローラー

[ナイトクローラー]
Nightcrawler
2014年上映時間:117分
平均点:7.24 / 10(Review 54人) (点数分布表示)
公開開始日(2015-08-22)
ドラマサスペンス
新規登録(2015-07-12)【+】さん
タイトル情報更新(2019-09-19)【Olias】さん
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監督ダン・ギルロイ
助監督マイク・スミス[スタント](第二班監督)
演出マイク・スミス[スタント](スタント・コーディネーター)
キャストジェイク・ギレンホール(男優)ルイス・ブルーム
レネ・ルッソ(女優)ニーナ・ロミナ
リズ・アーメッド(男優)リック
ビル・パクストン(男優)ジョー・ロダー
アン・キューザック(女優)リンダ
マイケル・パパジョン(男優)警備員
脚本ダン・ギルロイ
音楽ジェームズ・ニュートン・ハワード
編曲ピート・アンソニー
撮影ロバート・エルスウィット
製作トニー・ギルロイ
ジェイク・ギレンホール
ジェニファー・フォックス
配給ギャガ
美術ケヴィン・カヴァナー〔美術〕(プロダクション・デザイン)
衣装エイミー・ウェストコット
編集ジョン・ギルロイ
あらすじ
学歴と職歴のないルイス・ブルーム(ジェイク・ギレンホール)はある夜、自動車事故をカメラに収めるパパラッチを偶然見かけた事に触発され、自らも機材を揃えスクープを狙い始める。ローカル局に映像を売ったルイスは、ディレクターのニーナ(レネ・ルッソ)により刺激的な映像を要求される。ルイスはリック(リズ・アーメッド)という若者を助手として雇い、より積極的な行動を取るようになっていく。
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💬口コミ一覧

14.ネタバレ そもそも大きいジレンホールの目が9kgの減量によりギョロギョロ感倍増で、ファーストショットの時点で「何だかアル・パチーノっぽいな」と感じたのですが、あることないこと大袈裟にしゃべりまくる様や、やたら態度がデカくてハッタリと勢いでのし上がろうとする様はまんま『スカーフェイス』のトニー・モンタナでした。本作は、一義的には俗物的な犯罪報道を批判する内容となっているのですが、それと同時に悪い奴が普通ではありえない方法でのし上がっていく様を楽しむピカレスクロマンでもあり、邪魔者を排除しながら目的達成に向かって突き進む主人公の活躍には、爽快感すらありました。しがらみの中で生きる社会人ほど、自由自在に動き回る主人公の姿にある種の憧れを抱き、有言実行で成功を収めるその凄さを実感できるのではないでしょうか。
この主人公、とにかく行動が早いことに感心させられます。報道パパラッチという職の存在を知り、儲かりそうだと感じた翌日には資金調達をしてカメラと無線受信器を入手。最低限の装備を整えるとすぐに街へ飛び出し、他のパパラッチに仕事の進め方や報道機関への売り込み方法を聞きながら事業化を進めていきます。このフットワークの軽さは社会人として見習いたいものです。取引先であるローカル放送局に入るや否や、決裁権を有し、かつ、自分と同様の価値観を持っていそうなプロデューサーを即座に見つけ出し、その人物の抱え込みに入ります。90年代には美人女優として多くの大作に出演していたレネ・ルッソ(監督の奥さん)が、歳の割に派手でケバケバしいプロデューサー役を熱演。この人も、若い頃には手段を選ばず何でもやってこの地位を得たんだろうなぁという匂いをプンプンさせています。そんな二人の出会いの場で主人公が披露するのはネットや自己啓発本で得たような浅知恵なのですが、ターゲットであるプロデューサーも彼と大差ないレベルの人間であるためか、二人の会話はそれなりに噛み合うのです。
そんなこんながありながらも主人公は着実に成果を挙げていき、会社はそれなりに軌道に乗りますが、従業員に対する文句は多いが給料は少ないというブラック企業ぶりが笑わせます。従業員に向かって「なんで俺がこんなに成功したか分かるか」と、説教とも自慢話とも付かない講釈を垂れ始める様は、典型的なブラック企業の経営者なのです。報道パパラッチという一般的に馴染みの薄い業界を扱いながらも、多くの人がイメージしやすいワンマン経営者の話としてこれを描いた点に、本作の優位性があります。
また、本作は『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』でオスカー受賞歴もあるロバート・エルスウィットが撮影監督を務めているだけあって、低予算の割にはビジュアル的にも見応えのある作品となっています。犯罪現場を臨場感たっぷりに映し出し、見ている我々も主人公と同じく倫理的な罪を犯しているという感覚を抱かせるのです。主観で描かれるクライマックスのカーチェイスは、同じくジレンホール主演の『エンド・オブ・ウォッチ』をも上回る迫力であり、さらには「もの凄い特ダネを入手した」という高揚感もプラスされ、映画全体が異常なテンションで疾走します。
ザ・チャンバラさん [ブルーレイ(吹替)] 7点(2016-03-04 15:57:20)
👍 1
13.ネタバレ J・ギレンホールの演技は秀逸。目に表情がなく不気味な行動、言動が恐怖を煽る。でもそれだけかなあ。もう少し特別なエンディングを期待しました。
kaaazさん [ブルーレイ(字幕)] 7点(2016-02-05 22:37:13)
12.ネタバレ 良く出来てます。ジェイク・ギレンホールの怪演は見ごたえ充分。逆に言うと見どころはここしかない。いくらなんでもそりゃやり過ぎだろう、こいつ、なんのお咎めもなし?と疑問を感じる人にはすっきりしないラストでしょう。思うにこの男、最初から怪物ですね。モラルも思いやりもカケラもない。この怪物が自分にぴったりの仕事に出会い、見事に大成する話です。でも誰が見ても明らかに常軌を逸している。彼が大成したのは同じくらいモラルに欠けたプロデューサーがいたから。このまま行けばどこかで破滅するでしょう。そこまで見たかったと思うのも充分に下世話ですかね。ジェイク・ギレンホールも「デイ・アフター・トゥモロー」の頃はまだ青二才だったけど、こんな男を演じられるくらい見事な変人に育ちましたね。これは褒め言葉として言ってます。それにしてもあの部下の男、副社長にしてやる、給料は言い値でと言われて「1日75ドル」とは。小者と言うかわびしすぎる。彼がかわいそうになりましたね。
ぴのづかさん [映画館(字幕)] 7点(2015-08-22 19:55:57)
👍 2
11.倫理に反している映画
だからこそドキドキもするが、あまりに主人公に都合が良すぎる終わり方
Renさん [CS・衛星(字幕)] 6点(2018-11-25 02:21:45)
10.緊迫感やスピード感があり飽きさせない作りになっていると思うが、いまいち盛り上がりがなかった。
スカッとしたものもないし、ちょっと肩透かしを食らった映画だった。
misoさん [地上波(字幕)] 6点(2018-09-20 19:11:49)
9.終始全く共感出来ない主人公。是非とも地獄に落ちてほしい。
ケンジさん [ブルーレイ(字幕)] 6点(2018-07-30 18:37:45)
😂 1
8.30代で見てたら7点をつけてた気がするけど、すりきれたおっさんにとっては刺激が足りなかった。
ジャイク・ギレンホールはよい俳優だね。いろんな役に挑戦をしてほしい。
センブリーヌさん [インターネット(字幕)] 6点(2018-05-10 00:18:19)
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7.ネタバレ  いろんな意味で、“ある意味”凄い映画。
 ギレンホールのクズっぷりが凄い。とくにこれ見よがしな派手さは無いのに、いや、無いからこそ、イッちゃってる人の怖さが滲み出る。人の顔色などお構い無しで自分勝手に取って付けたような正論を滔々と捲し立てる鬱陶しさは、コミュ障なんてもんじゃない。ホント面倒くさくて怖い。ってか、あの腕時計の件はハッキリ描写されて無いが、アレは警備員を殺して奪ったもんだよね? 冒頭数分の時点ですでに殺人犯なんだよな、ブルームって。
 レネ・ルッソが凄い。この映画の時点で60歳? 見えねぇ。怖ぇ~っ。40歳って言われても信じるよ。やっぱハリウッド女優怖いよぉ!
 まったくカタルシスの無い終わり方が凄い。基本的に悪は滅んで終わるのがハリウッド流のモラルだった数年ほど前なら考えられない終わり方。今はこれくらい捻じ曲がってなきゃ刺激が得られん世の中なんだな。怖いコワイ。
 まあお話としちゃあ、テレビ屋のモラルなんてモンがこれっぽっちも無いことは今更言うまでもないことで、ネタ自体に新鮮味は無いんだけれど。久しぶりに豊田商事の社長が惨殺された事件を思い出した。
 ラストシーンでブルームが言う。「俺は、自分がやらないことまで君たちに強要することはない」。ってことは、裏を返せば『俺がやる程度のことはヤッてもらう』ってことか? ああ~怖すぎる。
TERRAさん [CS・衛星(字幕)] 6点(2017-11-05 19:33:48)
👍 1
6.珍しく悪が残りましたね。冒頭の何でもパクってすぐ売るところが印象的です。
すたーちゃいるどさん [ブルーレイ(字幕)] 6点(2016-12-01 19:21:31)
5.ネタバレ ギレンホールのちょっと異常者っぽい雰囲気を醸す目の演技が印象的でした。このキャラの駆け引きの上手さなども引き込まれました。段々サイコに拍車がかかっていくのも面白かったです。が、こいつが行き過ぎて結局墓穴を掘るのだろうと思っていたので、オチにはポカーン…でした。劇場公開を観るつもりで見逃した作品でしたが、それで良かったと思いました。
だみおさん [DVD(字幕)] 6点(2016-02-28 09:14:32)
4.平たくいえば最初から最後まで想像通りなのですが、リアルな映像と迫真の演技に予想を裏切られます!12kgも体重を落としたギレンホールの演技が素晴らしいのはいうに及ばず、脇を固める俳優陣、特にレネ・ルッソもやたら演技が上手になっていて驚きます。(老け具合もなかなかリアルで怖かったですが)

夜のLAの不気味さ、カーチェイスのリアルさ、現場の怖さなどが非常によく表現されています。パパラッチ系の話なので地味になりがちですがラストの食堂からの流れは凄い迫力で、近年稀にみる完成度だったと思います。このリアルな完成度はカメラワークと編集のセンスが良いからでしょうねおそらく。エンディングもアッサリしていて私は好みでした、いやほんとに素晴らしい映画でした。

難点は、これほど素晴らしい仕上がりなのに何度も見たくならない点です。不思議なもんで映画は何度も見たくなるものとそうでないものがありますが、この映画は後者でした。よってこの点数とします。
アラジン2014さん [ブルーレイ(字幕)] 6点(2016-02-24 18:09:10)
👍 1
3.後味が悪い映画です。
ルイス(ジェイク・ギレンホール)、ニーナ(レネ・ルッソ)には反吐が出そう。二人の演技はすごいと思うが・・・
ワイドショーとかに興味がないから余計かもしれません。
あきぴー@武蔵国さん [DVD(吹替)] 5点(2017-05-15 21:11:17)
2.罪の意識も問題意識もなく「もっと刺激的映像を!」と求めるTV視聴者を批判している作品であることは確か。

だからこそ、ルイスがサクセスするストーリーなのだ。だってルイスを生み出したのは、一般大衆なんだから。ワイドショー好きな人間に、この男ルイス・ブルームを批判する権利なんぞないのだ。

たぶんアメリカの視聴者は、日本人よりさらに刺激的なニュース映像に貪欲なのだろう。

視聴者がエキサイティングな番組を求めるほど、番組側はそれに応じてもっと激しいものをもっときわどいものをと極端な方向へ走っていく。
ルールも道徳も倫理も麻痺して消えて、残るのはルイスのようにただ偏執的にひたすら目的に向かう欲求だけ。上へ向かうのではなく、下へ堕ちていくだけ。きっと彼らの行く先は地獄なんだろうなぁ。でも視聴者も同罪、地獄で一緒だから。

人や社会の欺瞞に気づいている人間なら、ルイスをただ批判することはできないだろう。
人のエスカレートして行く暗い欲求をかなえるため、形になったのがルイスなのだから。ルイスを嫌うのは、自分の影を嫌悪するようなものだものね。

だからもっと高得点でもいいんだけど、ルイスがホントに気持ち悪かったので…すみません、この点数で。
りりらっちさん [DVD(吹替)] 5点(2017-02-15 20:40:47)
👍 1
1.ネタバレ ただただ話がつまらない。
淡々と主人公の行動を描いただけでメリハリなし、起承転結なし。面白みに欠ける。
反抗してきたアルバイトくんを罠にはめて殺すというエグい展開だけは面白かったが、ほかは終始退屈であった。
世間では高い評価を得ているようだが、それを見ると、概ね主人公を演じた役者の演技力を高く評価するばかりだった。確かにそこはいいとは思うが、あんな脚本では駄目だ。
犯罪があった家に不法に侵入し、被害者を撮影する。あろうことか、それをテレビ局が放映する。そんなことは日本ではありえないことだが、アメリカで許されることなの?とずっと疑問に思いながら見ていた。それがこの映画のリアリティを損なわさせ、楽しめない一因になった。
ところで、あの役者はデイ・アフター・トゥモローに出てた人だな。あの人、わざと目を見開いているの?それとも元からあんな顔なの?あの顔だけはすごい。
椎名みかんさん [インターネット(字幕)] 4点(2023-09-18 04:48:02)
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マーク説明
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《新規》:7日以内に新規投稿
★《更新》★:2日以内に更新
《更新》:7日以内に更新

【点数情報】

Review人数 54人
平均点数 7.24点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
411.85%
523.70%
6814.81%
72138.89%
81629.63%
9611.11%
1000.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 7.50点 Review2人
2 ストーリー評価 7.00点 Review3人
3 鑑賞後の後味 6.00点 Review3人
4 音楽評価 8.00点 Review1人
5 感泣評価 2.00点 Review1人

【アカデミー賞 情報】

2014年 87回
脚本賞ダン・ギルロイ候補(ノミネート) 

【ゴールデングローブ賞 情報】

2014年 72回
主演男優賞(ドラマ部門)ジェイク・ギレンホール候補(ノミネート) 

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