映画『キングスマン』の口コミ・レビュー

キングスマン

[キングスマン]
Kingsman: The Secret Service
2014年上映時間:129分
平均点:6.82 / 10(Review 92人) (点数分布表示)
公開開始日(2015-09-11)
アクションコメディシリーズものスパイもの漫画の映画化バイオレンス
新規登録(2015-07-20)【8bit】さん
タイトル情報更新(2023-03-28)【TOSHI】さん
Amazonにて検索Googleにて検索Yahooにて検索
Twitterにて検索
ブログに映画情報を貼り付け
監督マシュー・ヴォーン
演出ブラッドリー・ジェームス・アラン(スタント・コーディネーター)
キャストコリン・ファース(男優)ハリー・ハート / ガラハッド
マイケル・ケイン(男優)アーサー
タロン・エガートン(男優)ゲイリー・“エグジー”・アンウィン
マーク・ストロング〔男優・1963年生〕(男優)マーリン
ソフィア・ブテラ(女優)ガゼル
サミュエル・L・ジャクソン(男優)リッチモンド・ヴァレンタイン
ソフィー・クックソン(女優)ロキシー
マーク・ハミル(男優)アーノルド教授
ジャック・ダベンポート(男優)ランスロット
ハンナ・アルストロム(女優)ティルデ王女
ラルフ・アイネソン(男優)警官
コーリイ・ジョンソン(男優)教会のリーダー
森田順平ハリー・ハート / ガラハッド(日本語吹き替え版)
佐々木敏アーサー(日本語吹き替え版)
木村昴ゲイリー・“エグジー"・アンウィン(日本語吹き替え版)
加藤亮夫マーリン(日本語吹き替え版)
玄田哲章リッチモンド・ヴァレンタイン(日本語吹き替え版)
沢城みゆきガゼル(日本語吹き替え版)
後藤哲夫ディーン・ベイカー(日本語吹き替え版)
桐本琢也ランスロット(日本語吹き替え版)
佐古真弓ティルデ王女(日本語吹き替え版)
浦山迅(日本語吹き替え版)
脚本マシュー・ヴォーン
音楽ヘンリー・ジャックマン
作曲エドワード・エルガー「威風堂々」
撮影ジョージ・リッチモンド
製作アダム・ボーリング
マシュー・ヴォーン
製作総指揮クラウディア・シファー
配給KADOKAWA
衣装アリアンヌ・フィリップス
ヘアメイククリスティン・ブランデル(ヘア・デザイナー / メイクアップ・デザイナー)
編集エディ・ハミルトン
ジョン・ハリス〔編集・1967年生〕
あらすじ
アーサー(マイケル・ケイン)が率いるスパイ組織「キングスマン」の一員・ランスロット(ジャック・ダベンポート)が殉職したため、ハリー・ハート/ガラハッド(コリン・ファース)は、かつての恩人の息子・エグジー(タロン・エガートン)をキングスマンの候補生に抜擢する。一方その頃、IT富豪のリッチモンド・ヴァレンタイン(サミュエル・L・ジャクソン)は、地球規模の人口削減計画を企てていた。
スポンサーリンク

💬口コミ一覧

92.古典へのリスペクトと現代風のオリジナリティー、そしてユーモアとスリルの完全なる調和。
普段はダラダラと長文レビューを書く私ですが、本作についてはコネる理屈も思い浮かばないほど夢中になって鑑賞しました。
最高!!以上!
ザ・チャンバラさん [映画館(字幕)] 10点(2015-09-11 21:06:03)
👍 1
91.ネタバレ タロン・エガートンが鏡に映る自分自身を見つめるシーンの反復。
当初の自虐と卑屈の入り混じった眼差しから、敵地に乗り込む直前の自信と尊厳に満ちた眼差しへ。
この視線のショットが細部ながらも彼の成長を物語って感動的だ。

クライマックスでは三段四段と状況を転がし、通路を駆け回りながらのガン・アクションでもアイデアを凝らした立ち回りと動きを披露する。
さらにはソフィア・ブテラとのアクロバティックな格闘もしっかりと見せ場にするあたり、サービス精神も抜かりない。
それらアクションシーンの露骨なコンピュータ処理もご愛嬌、ショット繋ぎのシャープなテンポによってケレン味十分に仕上がっている。

仲間は決して売らない、動物は殺さない、手癖の悪さに運動神経の良さ、そういう布石をあくまで主人公の行動レベルで
序盤から律儀に配置しておく語りも丁寧かつスマートだ。

時代はもはやグラス・タイプのウェアラブル端末。本作での携帯電話は大量破壊兵器となる。そのシニカルなアイデアも良し。
ユーカラさん [映画館(字幕なし「原語」)] 8点(2015-09-11 21:30:43)
90.ネタバレ 予告編が面白く出来ていて『キック・アス』のマシュー・ヴォーン監督最新作ということで、かなり期待をもっていました。「マナーが人間を作る」をモットーに高級スーツ店を拠点にする諜報組織キングスマン。古き良きスパイ映画を思わせる紳士然とした佇まいから繰り出されるスマートかつエグいアクション、扱う武器は紳士の小物アイテム風なスパイの七つ道具。往年のスパイ映画をスタイリッシュにカヴァーした作りでなかなかカッコいいですね。コリン・ファースは伊藤俊人に見えてしょうがなかったですが60年代英国紳士風でキマってました。 敵は無料で通話やインターネットを利用できるSIMカードをバラ撒き、それを利用した装置で理性を失わせ互いに争い殺し合い人類を滅ぼそうとするIT長者のエコテロリスト。良い人だけど極端でバカっぽいサミュエル・L・ジャクソンは存在感たっぷりだったし、その片腕ガゼルは義足の陸上選手のようなモノを装備していてキャラも立ってて相手に不足なかった。 ただ、いつも余裕綽々だった諜報部員ハリーはその相手に薬を盛られ気が付かない上にアッサリと居場所がバレるわ、その装置に踊らされ米国の某教団そのままの人たちをスパイ仕込みの殺人フルコースで片づけてしまうわで、一流のエージェントと思えないお粗末さで釈然としないですね。あまりにもブラックすぎるのもありますが、何の落ち度もない(不快な教団の信者だけど一切描写はないし)一般市民へのいきなりの虐殺と場にそぐわない音楽にもテンションダダ下がりでした。「それはやるなよ?」というコトをやってしまうある種お笑いのようなモンですが倫理観や道義的に外れてる気がする。イギリス映画だからアメリカを笑ってるんだろうけど、どうもノレなかったですね。その挙句に殺され、以後まったく姿を現さないのも大きくガッカリしました。ある日突然的にスカウトされたエグジーも良いキャラをしてたので、彼の成長を影から見守り最後にはフォローする流れが見たかったですね。全体的に悪くないんだけどその2点だけどうにかして欲しかったな。
ロカホリさん [映画館(字幕)] 5点(2015-09-11 23:50:18)
👍 1
89.ネタバレ 率直に面白かったです。ただ、全体的にやり過ぎ。
英国紳士がマナーを説きつつ敵をぶち殺す。ブラックジョークなんだろうけど、本作は悪ノリしすぎに見えた。
キックアスはファンタジーとして受け入れることも出来たが、本作はさすがにファンタジーじゃない。
ホラー映画を微笑みつつ鑑賞する紳士たるホラーファンの一人として、この映画を諸手を挙げて歓迎するわけにはどうしてもいかないのです。
ぴのづかさん [映画館(字幕)] 6点(2015-09-12 13:39:31)
88.ネタバレ  コリン・ファースの退場の仕方、あんなんで良かったと思います? あれ、納得できます?

 どうにも面白いと言ってしまえないひっかかりどころが結構あって。
 マイケル・ケインは頭部爆発の原因が判明して以降も普通に傷晒していて結果的にどんだけ大穴よ?ってくらいの墓穴掘るし。
 サミュエル・L・ジャクソンの思想と計画のオリジナリティの無さ(それは作品全体を貫くモノのオリジナリティの無さに直結します)、その軽薄な描かれ方には悪意を感じるし。
 アクションシーンは例によってコマ切れで見づらく。

 でも、それらよりも個人的にはせっかくのスタイリッシュなスパイアクション映画がグロテスクな映像とグロテスクな精神で汚されている感じがとても嫌で。
 教会のシーンと『威風堂々』のシーンには嫌悪感しか湧きません。アレを笑って見られる神経が私の中にはありません。
 007や『それゆけスマート』『おしゃれマル秘探偵』(あるいはそのリメイクの『アベンジャーズ』・・・マーベルのでなくレイフ・ファインズとユマ・サーマンのアレ)などのオマージュのようでありながら、それらが築いた伝統をも汚してしまっているような感覚を受けてしまって。

 キングスマンの基本設定は良いのにそれをわざわざバカ映画にしてしまった感じでガッカリでした。
あにやん‍🌈さん [映画館(字幕)] 4点(2015-09-16 22:23:38)
👍 1
87.ネタバレ マシュー・ヴォーンやっぱりいいセンスしてるなぁ。楽しませ方分かってるなぁ。上から目線はこれくらいにして、オープニングから一気に惹きつけられ、ラストのエグジーの復讐のワンシーンまで存分に楽しませて頂きました!コリン・ファースはアクションもスーツの決まり具合もキレッキレでカッコよかった。コリン・ファースのあの退場の仕方は斬新で面白かったけど、少し寂しかった。でもこれがしっかりと後半のエグジーに生かされてるので良かった。サミュエル・ジャクソンが人を殺せない、っていうのが新鮮で(大半がイギリス人俳優に対してのアメリカ人という意味でもナイスキャスティング)、またキャラ自体新しいタイプの悪役だなと感じた。あとマーク・ストロングのマーリン、こいつが劇場で一番笑い取ってました(笑)。劇場で観た中では、久しぶりにかなり満足のいく映画と出会えました。結構な数の人が死にますが、、、(観終わって気付いたけど、ポスターに載ってる人ほとんど死んでる笑)
あとSIMカード発動シーンで、一瞬劇場内の観客と殴り合いするのを想像してしまったんですけど僕だけですかね?笑
素晴らしき哉、映画!さん [映画館(字幕)] 9点(2015-09-17 17:05:41)
👍 1
86.ネタバレ 劇場ポスター左端の女性が昔付き合っていた人に似ていたので観に行きました。人体マイクロチップ埋め込みや人口削減を題材にしたイルミナティの映画でした。コリン・ファースの武装紳士っぷりが本当に好みだったので、後半は子供が主役の違う映画になってしまい残念です。教会とポポポポ~ンは良かったです。ヴァレンタインがマックでもてなしたり、スウェーデン王女の台詞も品がなく残念でした。最後のシーンもくどいし蛇足だと思います。ロキシーのスーツ姿がキマッていて第二のハリーではなくても、ヒットガール的な役割を期待したので、終盤はエグジーと役割が逆だと良かったです。宇宙ではソルテッカマンみたいでした。栗山千明が演じるガゼルが観たいです。
DAIMETALさん [映画館(字幕)] 7点(2015-09-18 01:20:58)
85.コリン・ファースとサミュエル・L・ジャクソンが対峙する会話シーンは見物!ストーリー的にも、映画ファンとしても、ゾクゾクさせられる名場面。クライマックスはアクションてんこ盛りで楽しい。けど、それ以前に主人公の葛藤や成長が済んでしまっていて(ここまでは面白い)、ストーリー展開的にドラマチックなものが無いのが物足りなかったかな。コリン・ファースの意思が継承されるが如く、スパイグッズが実戦で活躍する様は気持ち良かったけれど。「ジャンゴ」とちょっと似てるけど、「ジャンゴ」の方が自分は好きだな。
ゆうろうさん [映画館(字幕)] 6点(2015-09-18 18:13:43)
84.好みの分かれる映画でしょうね。私は好きです。でも、ダメな人はこの映画だけでなく、マシュー・ヴォーン監督作は全部ダメなんじゃないでしょうか?我々とは感性がかなり違うので、その違いが心地良ければ気に入るでしょうし、そうでないなら残念、ということになるでしょう。勧善懲悪ものではない、ダークなヒーローものを探しているなら、丁度いいかも?
shoukanさん [映画館(字幕)] 7点(2015-09-18 22:46:37)
83.ネタバレ 普段は理にかなった作品や、頭を使う考えさせられる作品が好きですが、
今回のキングスマンのようにぶっ飛んだ作品も映画のだいご味だなと感じました。
また、予告で見たコリン・ファースのアクションが楽しみで仕方ありませんでした!
そして、ほぼ主人公なコリンがまさかの途中で死亡。。。
大体の映画は有名な俳優は最後までいるので、この展開は度肝を抜かれました。
理屈を追求すれば低めの点数な映画ですが、この映画はただただ見て楽しむ映画だと思います。
残念なところは、コリン・ファースのアクションが最高だったのに、そのアクションのシーンが少なめだったところです。
映画泥棒さん [映画館(字幕)] 7点(2015-09-18 23:29:19)
スポンサーリンク
82.ネタバレ マシュー・ヴォーン監督最新作ということで期待して鑑賞。当たりでした。テンポのよいアクション、ストーリー素晴らしいです。人間花火と威風堂々最高です。ただ、教会での大虐殺はやりすぎな気もしましたが…間違いなく今年一番の作品です。でも見る人を選びますね。
エイドリアン・モンクさん [映画館(字幕)] 9点(2015-09-21 18:41:35)
81.ネタバレ この映画には興味がなかった。しかし、あるラジオで今年のベスト5に入るといわれて観ることにした。久しぶりにすっきりした映画であった。本当に今の指導者には腹が立つ。憲法を無視し戦争法案を通した。アメリカがおしつけてきた憲法をないがしろにする行為をアメリカが称賛している。アメリカは民主主義を広げるといいながら、民主主義を踏みにじる行為を支援している。つまり、アメリカには正義がないのだ。もちろん今の与党にも正義はない。これだけ反対者がいるのだから、せめて信を問うべきである。しかしそれもしない。派遣法も戦争法案と一対なのにマスメディアは報道しない。アメリカも貧しい町をつくりそこで軍隊の勧誘をする。日本も派遣になったら二度と正社員になれず貧しい人びとをつくる。そして自衛隊に勧誘する。もしそれに失敗したら徴兵制をするのだろう。人間には金でかえないものがある。愛、友情、慈しみの心、そしてここで扱っているジェントルマンの心意気、最後にあなたの命。そういうことを思い出させてくれる映画であった。
matanさん [映画館(字幕)] 10点(2015-09-22 20:34:27)
👍 2
80.“英国王”もとい“英国紳士”然としたコリン・ファースが、いかにもスパイ映画風の魅力的なギミックを駆使して小悪党どもを小気味よく打ちのめす。
この白眉のアクションシーンをはじめ、映し出される映像の娯楽性は極めて高く、楽しい。

この映画が、マシュー・ボーンという英国出身の新人監督のデビュー作というのであれば、娯楽映画史におけるエポックメイキング的な作品として手放しで評価できたのかもしれない。
しかし、そういうわけにはいかない。マシュー・ボーンという名前はもはや大きくなり過ぎている。
「キック・アス」で大出世を果たし、「X-MEN:ファースト・ジェネレーション」を成功に導いた今最も最新作が期待される映画監督の一人となった彼の最新作として、「駄作」と言わざるをえない。

ハリウッドの超大作のしがらみに疲れた映画監督が、その鬱憤を晴らすかのように母国で自由に作った“悪ノリ”映画なのだと思う。
“ジョーク”として笑い飛ばす映画なのだろうし、そのブラックでキツいジョークの部分は確かに笑えた。
“悪ノリ”が過ぎる映画は、時に傑作になり得る。「キック・アス」はその顕著な例だろう。

でもね、悪ノリが過ぎるからと言って、ストーリーテリングそのものの雑さが許されるわけではないと思う。ストーリーが雑な映画は、当然ながら傑作にはなり得ず、きっぱり駄作だと思うのだ。

コリン・ファースの“退場”の仕方があまりに雑だったり、主人公が“キングスマン”として認められるための最終試験の顛末はおざなりだし、大体他のキングスマンは何をしているんだといったように諸々の設定があまりに大雑把で腑に落ちない。
主人公が裏切り者を出し抜くくだりや、そこから始まるクライマックスの“面白げ”な雰囲気も、引いて見てしまうと特段の新鮮味はなく、ただのマスターベーションに見えてしまう。

悪ノリの中で暗に国際的な批判精神を盛り込んでいるからこそ、ストーリーの些細な部分が引っかかってしまい、非常に気持ち悪かったのだと思う。

世間的には好評の様子でどうやら世界的にも大ヒットしているようなので、続編の製作は既に確定しているのだろう。
根本的な悪ノリ自体は決して嫌いではないので、次作はストーリー的にも練り込んだ問答無用の悪ノリスパイ映画に仕上げてほしいものだ。
鉄腕麗人さん [映画館(字幕)] 4点(2015-09-22 22:51:18)
👍 1
79.ネタバレ カセットテープのどアップで始まり、流れる曲はよく聴いていたダイアー・ストレイツの「Money for Nothing」。あまりに懐かしい! これだけで僕はつかみにはまりました。あとはとにかくテンポよくのせられ楽しみました(DVDじゃそうはいかないだろうけど、だからこそ劇場で観た甲斐がありました)。この映画、絶対にポスターが失敗です! この映画の面白さを微塵も匂わせていない。「コリン・ファースが銃持ってアクション…面白いの?」としか思ってませんでした。これは昔々のアメリカン・リアル・イラストレーションで動きも派手なポスター作ったら良かったんじゃないかなーって思います。STAR WARS 一作目の主役ルーク・スカイウォーカーを演じたマーク・ハミルの登場もGood! この人スターウォーズ以外でほとんど観ませんから、この人選も「メチャクチャなつかしー!」なのです。さらさらヘアーの若きジェダイ騎士は髭生やして小太りのオジサンになってるー。映画ってストーリーだけじゃない、こういう楽しませ方があるのがイイです。サミュエル・Lジャクソンて人は僕はどちらかというと苦手で「あまりにもいろいろ出まくり、そのわりにどれもイマイチ光らず、どれも似た感じ」と思っていましたが、今回のキャラはわりと印象に残りました。コリン・ファースのアクション・シーンはカメラワークが面白かったです。「カメラマンどうやってるの?!」と思いながら観ました。きっとデジタルでいろいろ加工制御できちゃうから見せられる映像なんでしょうけどね。教会での大虐殺は「やり過ぎ」感ありますが、僕は『キック・アス』よりは痛々しく気味悪くなかったと思います。カルト宗教集団をコリン・ファースが全滅させちゃうのはうまい演出だなと思いました。大っぴらには絶対良くないことは分かり切っているので「これは悪玉のマイクロチップのせいなんです」という釈明がついているわけですが、この劇中のカルトのオバさんとか『ミスト』のカルトおばさん同様に狂った善を振りかざす迷惑者なので「そういう集団なのね」と思えば、スッキリする人はスッキリすると思いますよ。近頃は躾の悪い女も増えたので、女も容赦無く殺しちゃうのはいいかも。だって男女平等でしょ。
だみおさん [映画館(字幕)] 8点(2015-09-24 20:49:35)
78.ネタバレ やり過ぎ、悪のりのしすぎが目立って引いてしまいました。教会での皆殺しまでは若者の成長物語として楽しく見られましたが、皆殺し後は良くある展開と悪のりしすぎのお寒い展開が目立ち、げんなり。古き良きスパイ映画を目指しているといっても、ほどほどで抑えておかないと寒さばかりが目立ちます。全体的に見てみてもイマイチ低調かなと。
kirieさん [映画館(字幕)] 5点(2015-09-25 15:06:27)
77.ネタバレ 終わっても、映画館の椅子からすぐには立てないほど面白かったですねえ。
ずらりと顔をそろえた渋いところの英国男優の面々。本格派の予感。ブリティッシュの伝統も薫り高き高級な調度品。仕立ての良いオーダーメイドのスーツ。その麗しい姿でまさかコリン・ファースがあんな見事な殺陣(?)を見せるとは。でもって、コレ タランティーノだっけか?と呆然とするような展開になだれ込むとは。呆然となったけど、しかしこれが確かに爽快であったのだ。人の頭が次々吹っ飛ぶ場面でカタルシスを覚えるとは私は疾患か?
こと切れる前に自分の血をみて嘔吐するS・L・ジャクソンの唯我独尊なヒール感も素晴らしく、息もつかせぬ展開にここ数年007でもMIPでも感じることがなかった、はらはら・どきどき・わくわくを堪能しました。
ダイアー・ストレイツで始まり、ブライアン・フェリーで締める。平民クラスの者が、”マナー”を身につけ教養人となる、キングスマンとなるための成長の意味合いを秘めた選曲だとしたら、これまた粋じゃありませんか。
tottokoさん [映画館(字幕)] 10点(2015-09-30 00:45:59)
76.マシュー・ヴォーン流エンターティメントの表現、あるいは自分のモラルに対する「踏み絵」のような感覚を持ちました。
というのも、この映画の面白みのエッセンスはそのまま「キック・アス」のそれと感じたからです。(音楽も似た感じではなかったですか?)
しかも悪趣味さはややエスカレートしています。
「キック・アス」のインモラルをクロエ・グレース・モレッツが可愛かった、そのただ一点で許してしまった自分としては、
この映画に低評価をしてしまっては、ただのロリコンということを認めるに等しいではないか!
と、いうことで同じ点数にしておこう。
Northwoodさん [映画館(字幕)] 7点(2015-09-30 00:55:44)
75.作中に何度か引用された、おてんば花売り娘がレディへと華麗なる変身を遂げていく「マイ・フェア・レディ」。
本作ではグレかけていた主人公の青年が、最後は今は亡き父と師匠の遺志を受け継ぐかのように立派な英国紳士になっていました。
数々の秘密兵器も革靴に傘に、どれもこれも英国紳士然としていて、いちいち凝っている。
コリン・ファースはますますこんな英国紳士然とした渋みのある役が様になってきました。
しかし作品の世界観はなかなかブッ飛んでいます。それを体現するサミュエル・L・ジャクソンの狂気の大富豪キャラもいい。
僕が苦手とする結構グロい描写もあるのですが、それでも面白い映画でした。
終盤の手に汗を握る大作戦、そこにホッと一息つかせるようなユーモアの挿入もまた良し。
特に拉致された王女様。最後はあんな使い方をするとは思いもよらなかったです。
ここで使われる挿入曲”slave to love”の使い方、いいセンスしています。イギリス映画らしい選曲。
でもこの曲を聴くと、なぜかいつもワインかブランデーグラスを傾け、1人悦に入っているブライアン・フェリーの姿が思い浮かんでしまう。
とらやさん [映画館(字幕)] 7点(2015-10-01 17:57:06)
74.ネタバレ 僕はたぶんマシュー・ヴォーン監督の魅力を取り違えているのだと思います。昨今、007も真面目シリアス一辺倒になってしまった中で、「スパイ・コメディ」ではなく「おバカなスパイ映画」の再構築という意味で、序盤〜中盤の展開には本当に引き込まれた。コリン・ファースやマイケル・ケインなどの渋い英国俳優を起用して、スタイリッシュな殺陣やシーンが次々と飛び出す展開は、新しい時代の到来を感じさせる、すばらしい出来だったと思います。ただ、残念なのは、やはり教会の大虐殺以降・・。いや、ヴォーン監督が、こういうの得意だっていうのはわかるし、ラストの頭花火も楽しんでるのは伝わります。ただ、今や「ポップな音楽をバックに大虐殺」とか「テンポよく吹っ飛ぶ頭や腕」とかっていうのが「新しい表現」といえる時代なのかっていうのは、やはり疑問で、「誰も見たことのない映像を見た」というよりは、「ああ、またこの展開か」という食傷気味な感覚が勝ってしまったのも確か。序盤は丁寧な構成を感じたのに、ラストはどんどんバランスを失って、最後はなんだかどうでもよくなってしまう。ただ、007最大のおバカシーンといえる『ムーンレイカー』の宇宙シーンを、ロキシーにやらせたのはマル。あそこで新しい「おバカなスパイ映画」を創るんだという気合いは感じました。あとスウェーデン王女もナイス。こういう魅力が詰まっていたのに、なんだか惜しいなあ、という一本でした。
ころりさんさん [映画館(字幕なし「原語」)] 6点(2015-10-02 16:17:36)
73.ネタバレ マシュー・ヴォーンの作品は毎度驚かされると同時に非常に満足のいく映画体験をさせてもらえるので、今回も楽しみにして鑑賞しましたが、今回も想像以上の快感を味わせてくれました。それは単なるアクションの演出法という以上に、ストーリーがキチンと積み重ねられている上に成り立っていると個人的には思います。(勿論、マシュー・ヴォーンのアクションの撮り方は、それはそれで卓越した物があるのですが)
前監督作の『X-MEN:ファースト・ジェネレーション』では、ナチスドイツの生き残りであるセバスチャン・ショウというヴィランを徹底的な滅ぼされるべき悪として描いたからこそ、主人公たちX-MENの面々の活躍を心の底から応援できた。そういう勧善懲悪となるべき悪役の描き方がマシュー・ヴォーンは非常に巧いのだと思います。毎回脚本としても参加していますし。
で、本作のヴィランとなるヴァレンタインなのですが、今回の敵の性質は至極単純。それは「選民思想」です。その考えの範囲は、イギリスの「階級社会」でもあり、世界的な「貧富の差」でもあり、宗教的な「排他主義」も含んでいる。「自分が良ければ他人はどうなっても構わない、他人の死は自分が良き場所に行くための供物である」という考え方の、まあクソの様な奴らです。そんな奴らが、うなじに仕掛けられた爆弾で「威風堂々」の有名なメロディーに乗せて吹っ飛ぶシーンは、本作の最高に“ザマミロ&スカッとサワヤカ”の笑いが出てしょうがない名場面でした。
かと言って単純に英国的なマナーや伝統を否定している訳ではなく、紳士としての嗜みや立ち振る舞いが真の人を作るって感じだったのも、すごく良かったです。なんだかんだ言ってスーツに身を包んで、細身の傘を携えて、スコッチやマティーニを嗜む英国紳士は格好いいですよ、ええ。
民朗さん [映画館(字幕)] 8点(2015-10-02 20:05:37)
スポンサーリンク
マーク説明
★《新規》★:2日以内に新規投稿
《新規》:7日以内に新規投稿
★《更新》★:2日以内に更新
《更新》:7日以内に更新

【点数情報】

Review人数 92人
平均点数 6.82点
000.00%
111.09%
211.09%
322.17%
444.35%
588.70%
61718.48%
73234.78%
81314.13%
988.70%
1066.52%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 6.33点 Review3人
2 ストーリー評価 5.57点 Review7人
3 鑑賞後の後味 6.16点 Review6人
4 音楽評価 6.33点 Review3人
5 感泣評価 6.00点 Review2人

■ ヘルプ