映画『うなぎ』の口コミ・レビュー

うなぎ

[ウナギ]
the eel
1997年上映時間:117分
平均点:6.65 / 10(Review 68人) (点数分布表示)
公開開始日(1997-05-24)
ドラマコメディ小説の映画化
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2024-02-25)【イニシャルK】さん
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監督今村昌平
助監督井上文雄
キャスト役所広司(男優)山下拓郎
清水美砂(女優)服部桂子
柄本明(男優)高崎保
常田富士男(男優)中島次郎
倍賞美津子(女優)中島美佐子
市原悦子(女優)服部フミエ
哀川翔(男優)野沢祐司
田口トモロヲ(男優)堂島英次
河原さぶ(男優)郷誠太郎
佐藤允(男優)高田重吉
深水三章(男優)医師
上田耕一(男優)刑事
光石研(男優)刑事
小沢昭一(男優)初老の医師
中丸新将(男優)
平泉成(男優)刑務官
石堂淑朗(男優)
北村一輝(男優)
小西博之(男優)監察官
寺田千穂(女優)山下恵美子
原作吉村昭「闇にひらめく」(新潮文庫「海馬」より)
脚本冨川元文
天願大介
今村昌平
音楽池辺晋一郎
製作奥山和由
ケイエスエス
松竹ブロードキャスティング
企画成澤章
制作IMAGICA(制作協力)
配給松竹
松竹富士
特殊メイク松井祐一
特撮坂美佐子(デジタル合成)
美術稲垣尚夫
赤松陽構造(題字)
編集岡安肇
録音紅谷愃一
北田雅也(音響効果)
照明岩木保夫
舘野秀樹(照明助手)
木村明生(照明助手)
あらすじ
妻の浮気を目撃した山下(別所広司)は発作的に妻を刺殺し自首する。8年後、仮出所した山下は極度の人間不信に陥っていた。彼は他人とは関わり合いを持とうとはせず、唯一、うなぎだけが話し相手であった。あるとき山下は自殺未遂を起した女(清水美砂)を助ける。彼女もまたこの世に失望していた。
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💬口コミ一覧

68.ネタバレ 主人公はモテる外見で、社交性もあり、妻を愛していた。しかし、自宅で妻と愛人の激しいプレイ(浮気)を観て逆上し、刃物で刺し殺す(何度も何度も刺しまくる!)。人間だもの、浮気をするのは仕方ないかもしれない。だが妻が、自宅のベッドでやるなんて、夫を馬鹿にしてる以外に有りえない。

主人公は血まみれのまま自首し、刑務所に行って8年後に出所するが、それがスピーディな描き方で素晴らしい。

色んな人が関わってきて、主人公は再生する。
とても良い映画だと思う。

ところで、私はこの映画を女性蔑視と全く思わない。妻が浮気したいなら、妻と愛人がラブホに行けばいい。愛人の男には自家用車もあるし、ラブホに週一で行く程度の金だってあるはずだ。つまり、妻と愛人は二人して夫(主人公)を思い切り馬鹿にしていたのだろう。思いっ切り強く殴ったら、それ以上に殴り返されることがある。それだけのことである。主人公は全く悪くない。ただ法律上、主人公が刑務所に行くのは仕方ない。日本は法治国家だから。

余談(バグ報告?)。
10回くらいやっても「この感想」が書けなかった。だから試しに、旧デザインにしたら書けた。バグだと思う。サイト側か、私の側か、何が悪いか知らないが。
激辛カレーライスさん [DVD(邦画)] 10点(2018-07-09 12:56:28)
👍 1
67.
しゅうさん 10点(2003-06-03 01:14:12)
66.なんか1番好きな映画になってしまった
ネイルさん 10点(2003-01-18 13:55:57)
65.非常にレベルの高い日本映画であると思います。人はうなぎのように、子供を生み、育て、汚い川で死んでいく。誰の子かも知らないものを。日本昆虫記で描かれていた、監督のメッセージがよりわかる気がしました。人間はなんなのか?生きるとはなんなのか?我々に鋭く見せつけておきながらも娯楽的。良作であると思います。
ジョンさん 10点(2002-09-07 00:46:51)
64.ネタバレ ハッピーエンドに向かうのか、はたまたバッドエンドへと向かうのか、不安な状態続きましたが、時の経過が無駄に感じない。男と女の行方を気にしつつ、じっと見ていられるドラマです。
今さらですが、役所広司、今まで見てきた中で一番良いと思える役柄でした。
ただ彼に関しては、ここ最近では、ガソリンスタンドの店員や交通誘導員など一般労働者になりきった気安いオッサン役で、そう、ソニー損保のCM、あれが意外とお気に入り。


ところで自分も一生に一度でいいいから清水美砂をジャイアントスイングしてみたい。
3737さん [CS・衛星(邦画)] 9点(2022-03-13 12:43:14)
63.ネタバレ 妻を刺し殺した夫と、肉欲に溺れて自殺未遂を起した不倫女の「再生」の物語です。私は、罪を抱えた人間が再生していく物語が好きです。だからこの映画の「再生」というテーマには当然のごとく惹かれます。嫉妬により妻を刺し殺した男は、人間不信になり、物言わぬうなぎだけにしか心を開かないようになってしまいますが、その男が床屋を開業しようという発想はかなり笑えます。 このセンスの良さは買います。 そして刑務所で知り合った柄本明が扮する高崎は、主人公が作り出した幻想だったと考えても良いのではないかと思います。 つまり、主人公がなぜ妻を殺したのか?ということを延々と語り続けさせるために高崎は必要だったのです。 「自問自答」という自分の内面と向き合って行う行為を、劇的に読者に魅せようとする手法は日本の映画にはあまりないようですが、それを見事に表現しているところが私は素晴らしいと感じました。人を救うことによって自分が救われる。この世の中の普遍的な原理を、再生の物語として映画に取り上げた時点ですでにこの映画の勝利を確信していました。
花守湖さん [DVD(字幕)] 9点(2006-01-15 21:05:42)
62.正直、今村監督って知らなかったんで、期待値ゼロでとりあえず観たって感じだけど、ハマった。スゴイよ、この映画。何がスゴイかよくわかんないけど、人間てそういうモンかもなって、素直に観た。
エミールさん 9点(2003-01-09 08:13:04)
61.監督の人間性が伝わる映画。ゆったりとした空気のユーモア、父性の象徴たる近所の船大工、母性の象徴たる女性、そして幼児性に逃避した主人公の感情を現実へ引き戻す、自分自身の影でもある自分の過去を知る男。社会の隅っこで生きる人々への限りなく優しい視点。猥雑で優しくて楽しくて切なくて。これぞニンゲン!って感じ。
おさるさん 9点(2001-09-19 15:35:54)
👍 1
60.ネタバレ ショッキングなはじまりから、ゆるーく描かれる人間ドラマ。
じーっと観てられるのは、監督や演者のうまさか。
佐原という土地柄も作品に良い影響を与えてる気がしました。
20年前の作品ながら、古いんだか新しいんだかわからない不思議な作品でしたね。
ろにまささん [CS・衛星(邦画)] 8点(2017-08-26 15:11:45)
59.ネタバレ 誠実な夫を裏切り、不貞を働く妻。そんなショッキングな冒頭から始まる。この夫婦に何があったのかは描かれてない。しかし、夫の役所広司にしてみれば、この妻はつかみどころのない(理解できない)うなぎのような存在だったのだろう。だから、この劇中のうなぎは、元妻である。しかし、そんな現実逃避を周囲がほっとくわけない。やがて幸せが手の届くところに来たところで、主人公はうなぎ(元妻)を河に離す。そんな話である。この映画で、ラスト刑務所に行く役所に弁当を渡す清水美砂。この二人がその後、幸せになったことを今村昌平監督の中で整理するために遺作「赤い橋の下のぬるい水」をこの同じカップルで創ったのかもしれない。本作は大人のラブストーリーである。しかも人間ドラマが重厚で見ごたえのある作品である。カンヌ映画賞受賞もうなずける。つまらない男の、子どもを宿した清水美紗の幸せを祈る映画観客のハートを掴んだからだろう。どこの世界も、いい人は幸せになってほしいという気持ちでいっぱいなのだ。そして映画というものもそういう祈りからできた総合芸術なのだと思う。
トントさん [ビデオ(邦画)] 8点(2016-10-01 19:58:21)
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58.ネタバレ なるほど「うなぎ」なのですね。わかったようで、わからないようで、妙に納得。幸福の黄色いハンカチや遙かなる山の呼び声のように、わたし待っていますとか待っていていいですか言われると弱い。お子様にはちょっとというシーンもあるが、良い映画というか好きな映画だ。
ESPERANZAさん [DVD(邦画)] 8点(2012-03-27 17:20:16)
57.ネタバレ 今村さんの晩年の作品は、よくも悪くも一般的なストーリーラインに乗っ取った、まとまった映画になってるけど、これはやっぱり息子の天願さんが脚本に関わる様になったからなんでしょうね。独特な笑いや、UFO青年なんかにそういうものを感じます。こういう、過去に影を持った男が再出発を図るも、その呪縛からうなぎのごとくもがいて逃れようとしながら、いろいろあって前進していくという、そういう生き様に私はシンパシーを感じますし、また、どれだけ泥にまみれようとも、その姿を慈愛溢れる目で見つめ続ける今村さんの一人の作家としての寛大さが見て取れる様な気がします。それにしても、今村映画に出てくる女性というのは、やっぱり「男の目から見た女」という印象が強い、いわば古風なタイプですよね。こういう風な古風な女性像というのは、もう今の映像作家が作る作品にはまずお目にかからない。なんだか時代の違いみたいなものを感じてしまいました。
あろえりーなさん [DVD(邦画)] 8点(2008-12-29 22:44:03)
56.真面目な男はつまらないけどクソ真面目な男は面白い
junneisanさん [DVD(字幕)] 8点(2006-05-08 16:15:55)
👍 1
55.ネタバレ 湿っぽいのに枯れている独特の映像と世界観が新鮮だった。
嫉妬心で妻をも殺してしまう幼稚な主人公が、メスウナギの話を聞き、
人生経験を積むことで、他人の子をも育てようというほど寛容になる。
変な映画ですが、監督の人間(生き物)に対する温かい眼差しが感じられました。
Rubyさん [DVD(邦画)] 8点(2006-04-23 02:10:37)
54.なーんかへんな映画ですね。導入がすばらしいです。
no_the_warさん [DVD(字幕)] 8点(2006-02-09 22:51:31)
53.潔癖で妻の裏切りも許せなかった男が、不倫して妊娠して金融とトラブル起こした女とやり直す。人間の汚さを受け入れられるようになってようやく安住が訪れ、うなぎと会話する生活から脱却できるようになる。テーマとしてはシリアスなんだけど、笑えます。いくら人間不信だからって、うなぎが友達かよ! 高崎の言う通り、幼稚園児レベルだと思います。いやなやつでしたが、なんだかんだいってあの変態の罵倒が山下にとって一番ためになるアドバイスだったんじゃないでしょうか。
no oneさん [ビデオ(字幕)] 8点(2005-05-24 11:27:58)
52.なんとなくカンヌでとるっぽい作品だと思いました。抽象的で、比喩的で。不思議な世界観はとてもいい。ストーリーはハチャメチャなところがあるんですが、全体をやんわり包んでいるコメディの雰囲気がそれを緩和しているような気がします。
スー・ミー,スー・ユー・ブルースさん 8点(2005-02-28 06:41:05)
51.後半夜 役所の床屋に柄本が酔っ払って来て、口論となった時、話の流れで初めは柄本明がすごい悪人に見えたけど、冷静に後で考えて見ると、柄本明の言っていたことの中にもいくつかの真理があるのかなあと思いました。
役所は、不倫していた奥さんを許せなかったのですが、同様に不倫関係していた清水と結ばれるという皮肉でありながらも、最後にやっと安息の境地にたどり着いたのでしょうか。人間は、変に知恵があるため、逆にいろんな学習経験をしなければならないのでしょうか。でもこの「いろんな学習経験」が人の一生をダイナミックなものにしておもしろくしているのだろうか。なんだかよく分からなくなってきました。
やまさんさん 8点(2004-08-10 07:29:15)
👍 1
50.ネタバレ 最後がハッピーエンドなのに驚いた。あんなにドロドロした作品なのにこうも後味がいいとは。好きな作品です。日本映画らしい
ガムさん 8点(2004-06-07 01:07:05)
49.役所さんの演技良いですね。題材も雰囲気も結構好きな映画です。期待しないで観たんですが、結構見入ってしまいました。
恥部@研さん 8点(2002-12-06 15:10:29)
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マーク説明
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【点数情報】

Review人数 68人
平均点数 6.65点
000.00%
100.00%
200.00%
322.94%
411.47%
51420.59%
61826.47%
71217.65%
81319.12%
945.88%
1045.88%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 8.33点 Review3人
2 ストーリー評価 7.25点 Review4人
3 鑑賞後の後味 7.00点 Review4人
4 音楽評価 7.00点 Review4人
5 感泣評価 6.66点 Review3人

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