映画『レクイエム・フォー・ドリーム』の口コミ・レビュー(2ページ目)

レクイエム・フォー・ドリーム

[レクイエムフォードリーム]
Requiem For A Dream
(Delusion Over Addiction)
2000年上映時間:102分
平均点:7.18 / 10(Review 114人) (点数分布表示)
公開開始日(2001-07-07)
ドラマサスペンス犯罪もの小説の映画化
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2019-08-03)【Olias】さん
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監督ダーレン・アロノフスキー
キャストエレン・バースティン(女優)サラ・ゴールドファーブ
ジャレッド・レト(男優)サラの息子 ハリー・ゴールドファーブ
ジェニファー・コネリー(女優)ハリーの恋人 マリオン・シルヴァー
マーロン・ウェイアンズ(男優)ハリーの友人 タイロン・C・ラヴ
クリストファー・マクドナルド(男優)TVのダイエット番組の司会者 タピー
ルイーズ・ラサー(女優)サラの女友達 エイダ
ショーン・ガレット(男優)精神分析医 アーノルド
ピーター・マローニー(男優)ダイエット専門医
キース・デヴィッド(男優)ビッグ・ティム
ベン・シェンクマン〔男優〕(男優)サラを診察する精神科医
マーク・マーゴリス(男優)中古品売買店店主 ラビノウィッツ
ディラン・ベイカー(男優)ハリーの腕を診察する医師
スザンヌ・シェパード(女優)サラの女友達
ヒューバート・セルビー・Jr(男優)笑う警備員
ダーレン・アロノフスキー(男優)(ノンクレジット)
佐久田修ハリー・ゴールドファーブ(日本語吹き替え)
久保田民絵サラ・ゴールドファーブ(日本語吹き替え)
湯屋敦子マリオン・シルヴァー(日本語吹き替え)
乃村健次タイロン・ラヴ(日本語吹き替え)
原作ヒューバート・セルビー・Jr「夢へのレクイエム」(河出書房新社刊)
脚本ヒューバート・セルビー・Jr
ダーレン・アロノフスキー
音楽クリント・マンセル
撮影マシュー・リバティーク
製作エリック・ワトソン[製作]
製作総指揮ニック・ウェクスラー〔製作〕
配給ザナドゥー
特殊メイクヴィンセント・J・ガスティーニ
特撮ジェレミー・ドーソン(視覚効果監修)
衣装ローラ・ジーン・シャノン
字幕翻訳寺尾次郎
あらすじ
ハリーは恋人マリオンの部屋に入り浸ってヘロイン三昧のプータロー。一方孤独な母サラは、TVショウに出るために病院でもらったやせ薬をスピード(覚醒剤)と知らずに中毒になってゆく。ハリーはクスリ友達のタイロンとヤクの商売を始めるが、初めのうちは順調だった。しかしヘロインが手に入らなくなった時、すべてが崩壊しはじめ、最悪のシナリオへ…「π」のアロノフスキー監督が「エクソシスト」のバースティン、ジェニファー・コネリーで送る最強のドラッグムービー。これさえ見れば、あなたはヤクに溺れることは決してない!
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💬口コミ一覧

94.ヤヴァイ。疑似ジャンキー体験。
ウメキチさん 9点(2003-10-21 01:21:04)
93.ガンガンと迫り来る恐怖。はっきり言ってそこらの下手なホラー映画なんかよりはずっと怖いし、映像の撮り方や編集もピカイチだと思った。登場人物たちの絶望をかつてここまで完璧に描き切った作品が他にあったでしょうか?実を言うと僕はこれを観た後、あまりの絶望感に2~3日は素で凹んでいました(汗)。でもそれだけこの映画の魅力にハマってしまったというのもまた事実。雰囲気を盛り上げるクロノス・カルテット演奏の音楽がこれまた素晴らしいのですが、何故だか今では「ロード・オブ・ザ・リング 二つの塔」のCMテーマ曲(?)になっていますね。あれはあれで合っていて良いんですけど・・・。
かんたーたさん 9点(2003-08-20 13:04:16)
92.絶望的なストーリー展開もさることながら、ビデオクリップ的な視覚効果&音響効果が印象に残る。リズミカルなドラッグ摂取シーン、ディレイの効いたトリップ映像に、ドラッグ経験者なら軽いフラッシュバックを感じるかも。ぬるーい感じのアシッドテクノでブレイクダンスするシーンが最高にカッコ良かった。激ダウナーなプロモーションサイト( www.requiemforadream.com )も最高DEATH。
makotoさん 9点(2003-05-12 11:34:23)
91.音楽が良かったです。最初の方に流れた時はあまり気にならなかったけれど、ストーリーが展開していく内にこの映画のタイトル通り鎮魂歌の様に頭の中にまで響いてきました。主人公たちの堕落して行く様が悲惨過ぎる・・・個人的に好きなシーンは、ハリーが留置所からマリオンに電話をかけるシーンです。あそこの、ハリーが「今夜中に帰るよ。」というのを聞いてマリオンが涙をこぼす所で泣きそうになりました。
レクイエムさん 9点(2003-04-03 23:24:42)
90.見てよかったです。予備知識もなく期待もしてなかったので楽しめました。音楽が好きです。でも、若干退屈な部分もあったような。
アイアム琳子さん 9点(2002-08-10 10:49:41)
89.監督は、題名から想像される弱者への同情の余地など全く与えず、そして観てる側の予想以上に、この作品を冷静に撮ってるなと思います。4人の主人公全員に立ち直る可能性を与えないまま終わっている事からも、それが感じられました。私のように「常に上を向いているっていうタイプではない人間」にとっては、嫌~なトコを抉られてるような気分でもあり、その意味でツボにハマってもいました。ー1点は、編集でいじる部分があまりにも多い点が、少しルーズ過ぎると感じたからです。最後に、母親役の女優の演技が本当に素晴らしかったです!
woodさん 9点(2002-03-17 22:46:48)
88.絶望的な映画でしたね。麻薬に関しては非日常的な風景というか、アメリカで問題視されている感覚がイマイチ私には分からないのですが、主人公達の孤独さ、特に未亡人の母親の痛々しい姿は、もう嫌という程に伝わってきました。麻薬や錠剤を飲む画を繰り返す手法の効果の程は分かりませんが、挿入しなくても良さそうなシーンもあったし、ガチャガチャいじらなくても映像としてのパワーは感じられたので、個人的にはやり過ぎなんじゃないの?って思いましたけど。・・・私も、もう1回観る勇気は無いですね。
ワイプアウトさん 9点(2002-03-03 16:36:46)
87.(注:ネタバレありです)衝撃的と言う点でこの映画は最近2~3年で間違いなく一番だと思います。確かに見終わった後に残るなんとも言えない不快感は拭えませんが、見ている人に与える影響は莫大なものであるに違いありません。↓にも書いてありますが、終始繰り返されるドラッグの注入から瞳孔が開くまでの映像は、初めは「面白い撮り方だな」と感心してみていましたが繰り返されるうちに恐怖感が増していき、最後には直視出来なくなってしまったくらい精神的に入り込んでくる巧妙なストーリー展開に驚き、最後ドラッグに溺れた4人の結末映像が効果音とともにフラッシュする場面で完全に圧倒されてしまって見終った時点で口が開いたままになった自分にもしばらく気付かなかったぐらい強烈なインパクトでした。人間心理と社会風刺を深く鋭く表現した傑作だと思います。
DELさん 9点(2001-09-10 18:06:53)
86.主人公たちの"堕ちていく様”を、かつてこれほど徹底的かつ冷徹に描いた作品などなかったのではないだろうか。劇中、薬が注入され瞳孔が開くといったドラッグのイメージ映像が繰り返し挿入されるが、だんだんその間隔が物語の進行につれて短くなってくる。彼らの中毒状態を我々観客が否応なしに体感させられる気分になる実に効果的な映像だ。エレン・バースティンの演技と言うにはあまりにも物凄い形相の、その迫力には圧倒されてしまう。何か見てはいけないものを見てしまったという感想だが、でもやっぱり見ておいて良かった、今年一番の衝撃作だ!
ドラえもんさん 9点(2001-07-22 17:20:30)
85.ネタバレ 脳天を強く殴られたような強烈な映画で、その後味はともかく一度観たら死ぬまで絶対に忘れない、という意味での高評価です。確かに、薬物を打った時の創造性溢れる映像表現は面白い。でもそんなことはおまけに思えてくるほど、ストーリーそのものが放つ破壊力が凄まじい。この映画では、薬物依存者たちの物語は二つのチームに分かれます。お互いに薬物をけしかけ合って自滅した三人。孤独なゆえに依存症の蟻地獄に堕ちたサラ。その堕ち方こそ対象的でしたが、実は共通点が一つあります。彼らは、救う者がないまま、とうとう最後まで孤立無援だったということ。そもそもこの映画って、薬物依存者による破滅の物語ではなくて、薬物依存者に寄り添うべき良識ある者が誰もいないという恐怖、を描いています。絶対に堕ちるしかないという・・。だから主要な登場人物以外は人間に感情が宿っていない、というか全体的に空虚で無機質な感じがします。おばさんの集団、冷たい医者たち、ブラウン管の向う側で笑う者たち、レストランの男、、。そしてどことなく近未来的な空気があって、私は「時計じかけのオレンジ」を思い出しました。(もちろんお母さんの髪の色に電気ショックも、、) 全編通して、暗示的な海辺の風景が印象的ですが、それは夢か現実か、あるいは幻覚症状なのか、とても曖昧です。そしてその風景は、不思議と美しくなっていくように見えます。でも実は何一つ変わってはいません。それが美しく輝きを増していくように見えたのは、彼らが破滅して普遍的な正しい人生とは無縁になったから。海辺の美しい風景は、もう決して手が届かない幸せや夢の象徴だからです。
タケノコさん [DVD(字幕)] 8点(2019-09-29 17:51:27)
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84.ネタバレ 分割画面、コマ送り、ヒップホップ・モンタージュ、スローリーカム撮影といったMTV演出が新鮮さと軽快さを生み出すが、それが却って終盤に向かうほど薬に慣れていく感覚に似ていて戦慄した。甘美な快感がやがて地獄へ真っ逆さまになるドラッグと同じだ。心の弱さ・寂しさを埋めるために尊厳すら捨て去り、ドラッグに全てを捧げた四人は、手を染めなければ別の結末もあったかもしれない。特につまらない日常を送る未亡人のサラは自分自身には何もなく、テレビ番組に参加する夢を持つことで生きている実感を浴びたかったのだろう(ただし、イタズラ電話ならともかく、痩せようと本気で努力しようとしない)。息子ハリーがドラッグについて言い返せなかったのも、何もない自分から逃げた同じ中毒者としてブーメランを突き付けられたからだ。ドラッグだけでなく、熾烈な現実を紛らわすためにテレビ、オンラインゲーム、過食、爆買い・・・何が何でも身に縋る夢のコンテンツは身近に存在している。一部の成功者を除けば、その他大勢はどこにでも転がっているコンクリの欠片だ。そんなもの誰も見やしない。自覚しなければ身を滅ぼしてしまう。足元の幸せに気付かず、目先の夢に簡単に飛びついて砕け散った四人に春は訪れることはない。叶わない夢をいつまでも見続ける。
Cinecdockeさん [DVD(字幕)] 8点(2016-09-06 19:42:58)
83.おそらく低予算で作られた映画だろうが、アロノフスキー監督の実力がよく分かる傑作。カメラワークとこの音楽と役者陣の熱演で一気に見せる。芸術的反麻薬映画。美しい。
枕流さん [DVD(字幕)] 8点(2012-11-15 23:04:52)
82.ネタバレ あらすじ欄にパブロン中毒さんが書かれた「これさえ見れば、あなたはヤクに溺れることは決してない!」とのコメントはダテではない、超絶鬱ムービーです。お彼岸名物「火垂るの墓」の如く毎年地上波放送すれば、日本国内において麻薬をやる人間は激減することでしょう。。。物語の顛末は衝撃的であり、それを見せるビジュアルの作り込みはハンパではない。怖くて気持ち悪いんだけど、とにかく見せる見せる。脚本・演出には観客の目を背けさせない圧倒的な牽引力があります。そして、この映画はキャラクター造型が非常に巧い。多くの観客が登場人物のいずれかとの共通点を見出せるように作られており、対岸の火事では終わらせないことが後味の悪さをさらに助長しています。地獄に墜ちるキャラクターのうち若者達は自業自得と言えばそれまでなのですが、それでも彼らは根っからの悪人ではなく、人並みに親を思う気持ちもあれば、将来の幸せを願う気持ちもある。ただ彼らは心が弱く、「ドラッグ中心の生活を続けているとどうなるのか?」という想像力に欠けているだけなのです。そんな彼らが行き着いたのは完全な破滅なのですが、マリオンが麻薬を抱えて眠りに就き、その脇には夢だった服飾のデザイン画が散らばっているというラストカットはドラッグというものの本性をよく表しています。しかし、そんな彼らもハリーの母親サラに比べればまだマシ。「麻薬でひとヤマ当てる」という完全に腐り切った発想ではあるが、それでも将来のための行動を起こしているのですから。一方サラは将来に向けての一切の行動を諦め、「大事なひとり息子がヤク中である」「自分自身もヤク中である」という事実からすら目を背けます。ひとり暮らしの老人である彼女の毎日はただひたすらに退屈で、高齢であるため将来に対する漠然とした夢も希望も抱けない。「何の生き甲斐もないのなら、せめて幻想に溺れたっていいじゃないか」と自分を許容してしまうのです。久しぶりに実家に戻った息子は母親の変化に気付くのですが、母親を幸せにする力を持たない自分では「せめて幻想は見させてよ」と訴える母親を止めることができず、帰り道で涙します。母親が破滅する様を見てしまったことのショック、そしてそれを止めることができない不甲斐なさ、このカットには胸が苦しくなりました。
ザ・チャンバラさん [DVD(吹替)] 8点(2011-01-18 21:57:07)
👍 2
81.改めて言うまでもなく、これはやべぇっす!鬼気迫りまくってますよね、怖いっすよ!間違えてクリスマスに観ちゃったけど、作中に漂う狂気じみたリズム感に、ある種の恍惚のようなモノを感じてしまいました。やべぇっす。
sava1100さん [DVD(字幕)] 8点(2010-12-27 21:23:41)
80.ネタバレ  先頃、めでたく英エンパイア誌で落ち込む映画ベスト1に選ばれて、それで興味を持って見ました。
結論としてそうは落ちこまなかったです。というのは、これって自業自得だからじゃないだろうか。
 
 ダンサーインザダークの自業自得じゃないのに地獄をたっぷり見せつけ、最後にほんとに地獄に突き落とすといった変質者的な悪趣味とはちがう。きわめて真っ当な作品と感じました。
ところでダンサーインザダークの私の評価がいつの間にか×になっていたが、なぜなのか今もわからない。理由くらい説明してほしいところだ。なんかの間違いじゃないだろうか。 

 ま、それはおいといて映像はなんか青臭い映像科の学生の実験映画みたいで、ところどころチープだが、それを補ってあまりあるのが女優陣の演技。エレン・バースティンといい、ジェニファー・コネリーといい凄まじい。ほんとに二三回はドラッグ経験があるんじゃないか?と思うくらいリアルな演技。たぶん日本の女優でこんな演技ができるのは皆無だと思う。多くはただのヒステリー女になってしまいそうだ。
特にジェニファー・コネリーの演技は冴えに冴え、無表情のときでさえ、ものすごい演技をしてしまってます。
しかし、清純女優だった?彼女がこれほどの汚れ役をやるとは。 
こういうプロ根性のある女優も日本ではどれほどいるのか。
音は、ドラッグムービーなんだからもっとサイケにはじけてもよかったかも。
一方音楽はちとしつこい。
難はいろいろあるけど、妙な魅力がある作品。
うさぎさん [DVD(字幕)] 8点(2009-04-12 01:43:20)
79.ネタバレ 四人の人生。四つの夢。四つの失敗。四つの鎮魂。繰り返される覚醒シークエンス。現実と幻覚と夢の交錯。幸福と孤独。善と悪。繰り返される覚醒シークエンス。子供のため、親のため、自分のため、恋人のため、野望と自分の人生の確認と。体を蝕むドラッグ、心を蝕むドラッグ。繰り返される覚醒シークエンス。崩れた夢への鎮魂。(この映画の斬新的コラージュを模した文体で)
K-Youngさん [DVD(字幕なし「原語」)] 8点(2008-01-15 21:09:19)
78.映画を観終わってこんなに嫌な気持ちになった作品は初めて。でもこれは直視しないといけないものだと思った。日本で生活に困って覚せい剤に関わっていく人はいないと思う。大半が「かっこいい」「悪ぶって」から始まるのではないかと思う。あらゆる高校生に義務化にでもして見せたい思った。どんな反覚せい剤のCMより効果があるだろう。
MIUMAXさん [DVD(字幕)] 8点(2007-08-02 23:53:04)
77.オォ、こんな現実が・・・・・
Michael.Kさん [ビデオ(字幕)] 8点(2007-02-25 16:44:35)
76.これは学校で見せるべき映画でしょう。でもRー15なんだよなぁ。
θさん [DVD(吹替)] 8点(2006-12-18 19:16:48)
75.スリリングでショッキングだけど、後味は悪くない。何故か?繊細なカメラワークや、視覚効果も気持ち悪くない。何故か?練りに練られた秀逸な脚本と監督に拍手。
Andrejさん [DVD(字幕)] 8点(2006-10-04 23:12:24)
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マーク説明
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《更新》:7日以内に更新

【点数情報】

Review人数 114人
平均点数 7.18点
010.88%
132.63%
200.00%
332.63%
465.26%
576.14%
697.89%
72723.68%
82925.44%
91815.79%
10119.65%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 6.00点 Review3人
2 ストーリー評価 6.83点 Review6人
3 鑑賞後の後味 3.66点 Review6人
4 音楽評価 6.40点 Review5人
5 感泣評価 4.80点 Review5人

【アカデミー賞 情報】

2000年 73回
主演女優賞エレン・バースティン候補(ノミネート) 

【ゴールデングローブ賞 情報】

2000年 58回
主演女優賞(ドラマ部門)エレン・バースティン候補(ノミネート) 

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