映画『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』の口コミ・レビュー

シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ

[シビルウォーキャプテンアメリカ]
Captain America: Civil War
2016年上映時間:147分
平均点:6.57 / 10(Review 47人) (点数分布表示)
公開開始日(2016-04-29)
アクションSFアドベンチャーシリーズもの漫画の映画化
新規登録(2015-12-22)【DAIMETAL】さん
タイトル情報更新(2025-05-12)【イニシャルK】さん
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監督アンソニー・ルッソ〔監督〕
ジョー・ルッソ〔監督〕
キャストクリス・エヴァンス〔男優・1981年生〕(男優)スティーヴ・ロジャース/キャプテン・アメリカ
ロバート・ダウニー・Jr(男優)アンソニー・"トニー"・スターク/アイアンマン
スカーレット・ヨハンソン(女優)ナターシャ・ロマノフ/ブラック・ウィドウ
セバスチャン・スタン(男優)ジェームズ・"バッキー"・バーンズ/ウィンター・ソルジャー
アンソニー・マッキー(男優)サム・ウィルソン/ファルコン
エミリー・ヴァンキャンプ(女優)シャロン・カーター/エージェント13
ドン・チードル(男優)ジェームズ・"ローディ"・ローズ/ウォーマシーン
ジェレミー・レナー(男優)クリント・バートン/ホークアイ
チャドウィック・ボーズマン(男優)ティ・チャラ/ブラック・パンサー
ポール・ベタニー(男優)ヴィジョン
エリザベス・オルセン(女優)ワンダ・マキシモフ/スカーレット・ウィッチ
ポール・ラッド(男優)スコット・ラング/アントマン
フランク・グリロ(男優)ブロック・ラムロウ/クロスボーンズ
ダニエル・ブリュール(男優)ヘルムート・ジモ大佐
ウィリアム・ハート(男優)サディアス・"サンダーボルト"・ロス
トム・ホランド〔男優・1996年生〕(男優)ピーター・パーカー/スパイダーマン
マーティン・フリーマン(男優)エヴェレット・ロス
マリサ・トメイ(女優)メイ・パーカー
ジョン・スラッテリー(男優)ハワード・スターク
ホープ・デイヴィス(女優)マリア・スターク
スタン・リー(男優)フェデックスのドライバー
ケリー・コンドンF.R.I.D.A.Y.(フライデー)
中村悠一スティーヴ・ロジャース/キャプテン・アメリカ(日本語吹き替え版)
藤原啓治アンソニー・"トニー"・スターク/アイアンマン(日本語吹き替え版)
米倉涼子ナターシャ・ロマノフ/ブラック・ウィドウ(日本語吹き替え版)
白石充ジェームズ・"バッキー"・バーンズ/ウィンター・ソルジャー(日本語吹き替え版)
溝端淳平サム・ウィルソン/ファルコン(日本語吹き替え版)
宮迫博之クリント・バートン/ホークアイ(日本語吹き替え版)
行成とあワンダ・マキシモフ/スカーレット・ウィッチ(日本語吹き替え版)
木内秀信スコット・ラング/アントマン(日本語吹き替え版)
加瀬康之ヴィジョン(日本語吹き替え版)
御沓優子シャロン・カーター/エージェント13(日本語吹き替え版)
水内清光ブラック・ラムロウ/クロスボーンズ(日本語吹き替え版)
内田夕夜ヘルムート・ジモ大佐(日本語吹き替え版)
菅生隆之サディアス・"サンダーボルト"・ロス(日本語吹き替え版)
森川智之エヴェレット・ロス(日本語吹き替え版)
佐々木敏ティ・チャカ国王(日本語吹き替え版)
仲野裕ハワード・スターク(日本語吹き替え版)
安藤麻吹メイ・パーカー(日本語吹き替え版)
榎木淳弥ピーター・パーカー/スパイダーマン(日本語吹き替え版)
永宝千晶(日本語吹き替え版)
脚本クリストファー・マルクス
スティーヴン・マクフィーリー
音楽ヘンリー・ジャックマン
デイヴ・ジョーダン(音楽監修)
撮影トレント・オパロック
製作ケヴィン・ファイギ
マーベル・スタジオ
製作総指揮ルイス・デスポジート
ヴィクトリア・アロンソ
スタン・リー
配給ウォルト・ディズニー・ジャパン
美術オーウェン・パターソン
衣装ジュディアナ・マコフスキー
編集ジェフリー・フォード
マシュー・シュミット
字幕翻訳林完治
あらすじ
『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』から約1年後、アベンジャーズの戦いによって発生する人的・物的被害は甚大な規模となっていた。彼らを国際的な政府組織の管理下に置き、組織の許可なしでの活動を禁止する「ソコヴィア協定」が作られ、米国務長官サディアス・ロス(ウィリアム・ハート)はメンバーに署名を求める。トニー・スターク/アイアンマン(ロバート・ダウニー・Jr)はウルトロン計画の後悔から署名するが、スティーヴ・ロジャース/キャプテン・アメリカ(クリス・エヴァンス)は「個人の行いは個人で責任を持つべき」という信念から、協定に強く反対する。
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💬口コミ一覧

47.キャプテンアメリカシリーズですが、完全にアベンジャーズシリーズに融合しており、実質、アベンジャーズ3と言っても過言ではない状態になってます。シネマティック・ユニバースシリーズは一応、全部観てきた自分としては、今回ほど、今までシリーズを追いかけてきてよかったーと思ったことはありません。それぞれの各ヒーロー同士の対決は単純に燃えました。特にアントマンのあの伏線がここにつながってくるのかーと感心したり、アントマンが小さくなって、アイアンマンの中に入って機械を壊すくだりは最高です。アントマン本編シリーズでもなかった裏技には驚きで、なんてワンダーな戦いなんだろー、ワクワクしっぱなし。今回、初登場したスパイダーマンとブラックパンサーも味があって、かっちょよくて、今後、展開するであろう単体シリーズが楽しみです。シネマティック・ユニバースシリーズは今後ますますクロス展開していくみたいで、次の目玉は今作以上の登場キャラが予想されるインフィニティ・ウォー二部作。乗り遅れないためにも、今のうちに、全シリーズをおさえておくといいかも。
なにわ君さん [ブルーレイ(字幕)] 10点(2016-10-04 21:21:00)
👍 1
46.ネタバレ 最近、アメコミヒーローものがインフレ気味で。少々の「夢の共演」程度ではほとんど心に響かなくなってきました。映像や音響にも免疫ができてしまい上映中もついうとうと・・・ところが本作はそんな中だるみを一気に打開してくれました。素晴らしい作品に仕上がっていると思います。  
前半は「アベンジャーズ」を凌ぐかのようなキャストがオールスターゲームばりに躍動。
これだけ沢山出しているのにどのキャラクターも印象に残る、という非常にバランスのとれた作りをしていると思います。その一方で、ただのお祭り騒ぎにならずドラマが渋くて熱い! いい意味で意外な終わり方をしてくれました。う~んまさにカカオ90%(意味不明^^;)  次回作への期待が俄然高まりました。
午の若丸さん [映画館(字幕)] 9点(2016-05-16 22:55:55)
45.ネタバレ キャプテンの拳がアイアンマンを叩く、アイアンマンの拳もキャプテンを叩く。
悲愴感しかない絶え間ない“殴り合い”を目の当たりにして、ただただ心が痛かった。
愛するヒーロー同士が傷つけ合っているという悲しさもさることながら、この「正義」と「正義」のぶつかり合いの根底にあるものが悲しい報復の螺旋であることが、現実世界の混沌そのものを表しているようで、殊更に悲しく、この世界に生きる者としての虚無感を感じにいられなかった。

マーベル映画のヒーローたちは、「悪」と戦い続けてきた。「悪」を叩き、打ち勝つことが、彼らが司る「正義」の存在意義だった。
しかし、この映画に限っては、明確な「悪」は存在しない。真に憎むべき悪への矛先が見当たらなくなり、ヒーローたちは揺らぎ、対立する。
動揺するヒーローたちの姿は、自国の正義を主張し、ぶつかり合い、傷つけ合い、混迷を突き進むこの世界そのものではないか。

ついに彼らは、相容れぬまま袂を分かつ。
己に対する無力感と復讐心に苛まれ続けるアイアンマンは、キャプテンの象徴である「盾」を奪った。
憧れのヒーローが、この愚かな世界と同様に怒りと悲しみに屈して膝をつく様には、失望と絶望が渦巻く。


この重く、悲しいストーリー展開の中で、マーベル映画らしさを保ってくれたのは、頼もしい“新人”二人。
“アリ男”の“大”活躍と、“クモ男”の軽妙なティーン節によって、映画ファンがいろいろな意味で救われたことは間違いない。
両者の存在感が光った空港での“大乱闘シーン”は、「馬鹿馬鹿しい」と言われればそれまでだけれど、諸手を上げて楽しかったのだから何の問題もない。
えげつないまでに痛々しいストーリーテリングを描きながらも、決してスーパーヒーロー映画そのものの“楽しさ”を忘れていないのがマーベルのエライところだ。(そういう部分で“DC”は大きく溝を開けられている‥‥)


スティーヴ・ロジャースも、トニー・スタークも、スーパーヒーローである前に一人の人間である。道を見誤り失墜することもそりゃあろう。
でも、「復活」こそが、ヒーロー映画の醍醐味でもある。この世界が抱える混沌の答えを彼らは見出してくれるはずである。
きっとその時には、再び“スターク”から“スティーヴ”へ「盾」が手渡されることだろう。

心の痛みは残る。この痛みを抱え続けて、ただひたすらに“彼ら”が率いるチームの帰りを待とう。


(2018.5.27 再鑑賞)

タイトル的な位置づけは「キャプテン・アメリカ 3」だが、むしろ、「アベンジャーズ 2.5」。

下手な監督が撮ったならきっと酷く馬鹿みたいなシーンになったであろう、飛行場での“陣取り合戦”を、圧倒的な娯楽シーンとして成立させてみせたルッソ兄弟の手腕は見事。このシーンに限らず、全編に渡って散りばめられたアクションシーンとしてのアイデアが、“VSサノス戦”に活かされていることも明らかだ。

トニーとスティーブは、この“殴り合い”以来、「インフィニティ・ウォー」を経てもなお、「対面」していない。
「アベンジャーズ4」の“胸熱”に向けての布石は、十分過ぎる程に打たれている。
鉄腕麗人さん [映画館(字幕)] 9点(2016-05-07 23:36:47)
44.ネタバレ 今回はヒーローvs敵ではなく、様々な危機を救うも各地に甚大な被害をもたらしているという難しくも現実的なヒーロー映画の先といえるお話。チームへ資金を出し管理運営をしつつ各国との調整や補償など政治面でも大きくバックアップして矢面に立ってきたであろうトニー。ポッツも失い精神的にも拠り所も無く、前作「アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン」で大きな失敗をしたため疲弊しきっている彼が政府のヒーロー管理案に乗るのも分かる。それに異を唱え自らの行動は自らが責任を取るべきと考える、正義に関して強い信念を持った高潔なキャップの意見も一理ある。「キャプテン・アメリカ/ウインター・ソルジャー」での味方組織に裏切られ全て敵になるという体験も加味されているんだろう。そこにヒドラに洗脳され暗殺者として活動してきたキャップの旧友バッキーが絡んでチームの亀裂がどんどん大きくなっていく流れ。図式期には型にハメようとするトニー(親父)vs自由でいたいキャップ(子供)だけど単純に解決させないのがさすがマーベルという感じだった。厳しく辛い話で悲壮感に苛まされそうになると合間に挟まれるユーモアのあるシーンで緊張が解けたかな。アクションやドラマのバランス感覚が良く緩急が上手く出来ている。トニーは様々な思いがあるだろうけど最後のキャップの手紙で救われたかな。 「マーベル・シネマティック・ユニバース」は長い時間をかけ丹念に作り上げてきただけに他の追随を許さないレベルに仕上がってきている。今回新登場のスパイダーマンやブラック・パンサーも違和感なく溶け込んでいていて単独映画や集合映画がますます楽しみになった。アクションやギミックは言うまでもないが、数多くのヒーローが出ているものの誰一人埋没することなくスポットを当て描き切れているのは、ネタ振り効果とキャラクターの心情も丁寧にしている脚本や演出の上手さなんだろう。ただ、トニーの悲壮感を増そうと思ったのか分からないけど妙にキャップとバッキーは強すぎたな。アイアンマン・スーツをなんなく握り潰して壊したりしてるのは力量的にヤリ過ぎ。多くの映画でもそうだけど明らかに能力差があっても簡単に吹っ飛んだりするワンパターンな描写は控えた方がいいと思う。マーベルなら出来るはず。
ロカホリさん [映画館(字幕)] 9点(2016-04-30 21:15:10)
👍 1
43.ヒーローを対立させる構図がムリヤリ。
TERUさん [ブルーレイ(吹替)] 8点(2025-05-26 21:44:20)
42.ストーリーのハチャメチャさを補って余りある程のお祭り騒ぎっぷりが楽しい。
キャプテンアメリカの映画なのにもはやアベンジャーズと言っていいぐらいヒーローが集結しているのも見物。
おまけに今作からスパイダーマン、アントマン、ブラックパンサーまで合流しているから熱い。
アベンジャーズ内で対立が起き、味方同士が戦うという展開もこれまでにない感じで新鮮。
ヴレアさん [ブルーレイ(字幕)] 8点(2019-04-23 16:26:46)
41.ストーリーももはや無茶苦茶で子供同士の喧嘩をひたすら見せられている感じではあるのですが、それでもいろんなキャラクターが登場してくるのでただ見てるだけで十分面白かったです。キャプテンアメリカと題名がなってますが完全にアベンジャーズの映画ですね。
映画大好きっ子さん [CS・衛星(吹替)] 8点(2017-03-24 23:20:17)
40.ネタバレ キャップのシリーズとしては前作の「ウィンターソルジャー」には及ばないものの、やはり高値安定のマーベルシネマティックユニバース。その中でも面白さ、興奮度はかなり上位。まずこの手の作品にありがちな、なあなあになってもっと悪いやつを一緒に倒すという展開にならず、いつぞやの高山×ドン・フライばりに最後までお互いをボッコボコ。バッキーとの友情タッグでアイアンマンをこれでもかとボッコボコ。最高っす。
そして正義と正義の戦いになりどうしても暗くなりがちなところをアントマンや、会社間の歴史的合意で遂に電撃参戦したスパイダーマンが明るくしてくれるあたり、やはりディズニーマーベルのバランス感覚は素晴らしい。
ただいかんせん、作品が出すぎてさすがにこの作品単体では楽しめなくなってきている。基本的にハズレがないので全部観て損はないと思うんですけどね。
けんじマンさん [映画館(字幕)] 8点(2016-08-30 07:34:13)
👍 2
39.ネタバレ 4Dにて鑑賞。
キャプテンが敵をボコボコに殴る度に椅子が振動しました。
アクションの量が多いので、見る方は気をつけたほうがいいレベルです(笑)

内容に関してですが、神レベルが2人いないだけで「ほぼアベンジャーズ」でした。
一応ウィンター・ソルジャーがメインにそえられてはいるけど、今までのシリーズと比べて「キャプテン・アメリカ」単体では収められない。
とりあえずアイアンマンシリーズを見た上でアベンジャーズシリーズを見ておかないと相当置いてけぼりです。

他のVSシリーズとは違い、本気でヒーロー同士で戦いあってくれます。…とは言っても超パワーがある方は申し訳程度でした。
空港の戦いがメインどころでしたね。それぞれ自分の技をところ狭しと発揮してくれたのには圧巻。
ただ、アイアンマン側が本気だったら格納庫の飛行機をぶっ壊せばよかったんじゃないのかなぁ…とか思いましたけど。

満を持して登場したブラックパンサーがいい味出してます。
仲違いしたキャップ側のスポンサーとして、自作以降も活躍してくれることを期待。
…というか、次回ソーが帰ってきた時はどっちにつくんでしょうか?第3軍として活躍するのかな?

とりあえず、エンドクレジット後におまけがあるのはいつも通りなので立たない方が懸命。
X-MEN以上に無かったことにされてる蜘蛛の未来やいかに!?
HIGEさん [映画館(吹替)] 8点(2016-05-23 10:19:44)
38.一連のアベンジャーズ・シリーズをすべて把握することはもう不可能です。これが何作目だかわかりませんが、10本以上にはなっています。すべて見てはいますが、すべての物語を記憶しているわけではないので、単純に楽しめたかどうかで判断すると、とても楽しめました。戦闘シーンがとても多く、退屈する暇がありません。多少物語についていけなくなっても、これだけすごいアクションが続いてくれれば、文句を言うどころか、うれしいくらいです。アメリカがどこかの地域に軍を派遣するかどうか話題になっているときは、この映画でも語られていたようなことが実際に語られているのでしょう。自分たちが本当に善であるのか、誰にとっての良い行いであるのか。漫画が原作とは思えないくらいの重たいテーマですが、それを楽しい映画にできるのですから、大したものです。
shoukanさん [映画館(字幕)] 8点(2016-05-21 00:31:14)
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37.ネタバレ 安定の盛り上がり。新キャラも含めてほぼ勢ぞろい。内部抗争でこれだけ派手にやったら次回への楽しみは半端ない。ただ分裂したアベンジャーズが今後どうなるのかすごい気になる。しかしまぁ今回の敵といえるキャラは影が薄い。その代わりと言っては何だがスパイダーマンは濃かった。今後のスパイダーマンの処遇はよくわからんが次回以降も是非参加してほしい。
ぷるとっぷさん [映画館(字幕)] 8点(2016-04-30 01:03:55)
36.ネタバレ 【超・ネタバレあり!注意!】


いや~めっちゃ面白かった!もうサイコーでした。思ってた以上にストーリーも良くって、なんだよいいじゃんかよ、でした。予告でいやっちゅうほど見せられてきたキャプテンとアイアンマンが戦う理由も、単に意見が合わないとかコイツ気に入らないとか、そんな単純なことだけじゃなく、裏で巧妙に罠を仕掛けていた奴がいたのには正直一本取られた気分でした。ここで私事ですが、この罠を仕掛けていた人物を演じたのがドイツの俳優でダニエル・ブリュールっていう人。この人がとにかくトビー・マグワイアにどことなく似ていて、何度もあれ?あれれ?ん?トビーなのか?ってなっちゃいました。だって今作には新たなスパイダーマンが登場するんですもん。そりゃあね、トビーが出てたらビックリこきまくりでしょ。もう鑑賞中は気になって仕方なかったです。帰宅して調べて違ってたんで、ホッとしたのとちょっぴりガッカリの何とも言えない気分になりました。

話がトビーで脱線しましたが、冒頭で発言したようにとにかくめっちゃ面白かったです。新キャラで登場するブッラクパンサーやスパイダーマンも人物描写に手抜きがなく、必要最小限の情報で上手くまとめてました。まあスパイダーマンはある程度知ってるテイですが。それに新シリーズも始まるのでそっちでどうぞ的な感じでした。エンドロール終わり後に告知があります。

そして一番の目玉であるアベンジャーズ同士のバトルですが、これがもう言うことなし!チームバランスもいいし、誰と誰がどんな戦い方をするのかもアイデア満載で飽きることがない!とくにアントマンがいい活躍っぷりなんですよ。小さくなったり大きくなったりをうまいこと利用して戦ってるんです。小さくした車を相手に投げて元の大きなサイズに戻したり、アイアンマンスーツの中に潜り込んだり、そして極めつけはな、なんと!巨大化ですよ!戦隊ものかよ!って思わずツッコんじゃいましたw この巨大化が予想外過ぎて、あたしゃニンマリが止まりませんでしたね。スパイダーマンが「帝国の逆襲」をオマージュした戦いを見せてくれたのも、さらにニンマリでした。この辺のコミカルさが、後に発覚するキャプテンとアイアンマンの因果な確執に対して、いい感じで清涼剤的な役割を果たしてくれて、明と暗のバランス良い仕上がりになってます。

でそのキャプテンとアイアンマンの確執ですよ、いっちゃんうわっ!ってなったのは。まさかね、ウインターソルジャーがトニーのお父さんとお母さんを殺害してたなんてね。ビックリです。これが裏で巧妙に仕掛けられた罠への隠し玉だったんですよ。ソコヴィアでのアベンジャーズVSウルトロンとの戦いで家族を失った普通の人間が、どうやって復讐をするのか。超人的パワーも待たない人間が。その答えがこれ、仲間割れ。同等の能力を持つ者同士を戦わせ破滅させる。トニーが家族との最後の別れのシーンを演説した件がここにきてうまい伏線となって効果を表すんですよ。もう感情は沸点に!聞く耳持たない状態に。アイアンマンの暴走がとにかく痛い、哀しい、切ない。アイアンマン、トニー・スタークも心のどこかでは分かってると思うんです。洗脳されてて仕方なかったってことは。ただその仕方なかったを素直に受け止めきれないんでしょうね。気まずいまま両親と永遠に会えなくなってしまったそのモヤモヤが、もしかしたら邪魔してるのかも。人間の弱さってやつですかね。

キャプテン・アメリカの冠が付いた作品ですが、これはもう立派な裏アイアンマン4です。はい。トニーが別れ際にキャプテンに言った「その盾は父が作ったものだ!お前に持つ資格はない!」もうね、この台詞が精一杯の抵抗で、ほんと、ここまでさらけ出した姿にたまらなく哀愁を感じちゃいました。

今回のこの作品で、アベンジャーズシリーズが提示したいテーマが分かった気がしました。正義ってなんだろう?ですね多分。人それぞれが持ってる正義がある。どの正義が正しいかなんて正直分からない。人の正義に従うのか。自分の正義を貫くのか。正義に対する責任はどうするのか。いろんな形の正義を問題提起として投げ掛け、観客に委ねてるんでしょう。わたしは優柔不断なので決めかねませんw

さてさてアベンジャーズシリーズ、まだまだ新キャラ新シリーズ待ってるようですが、漫画漫画な面白部分と、深く暗く悩める人間ドラマ、その両方をうまいこと融合させていってほしいです。この「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」のように。

最後に、もし前作「ウインターソルジャー」の内容を忘れてるようでしたら、見返すことをオススメします。なぜなら、誰だっけこの人?みたいな人物が何人か登場しますので。観ておいたほうが絶対いいです。あと出来れば「アントマン」も、ね。
Dream kerokeroさん [映画館(字幕)] 8点(2016-04-29 15:38:52)
👍 1
35.ネタバレ いや、これはもう、空港の6対6ですよ。このシーンを撮りたいがために、そこから逆算してストーリーを構築しているようなものです。逆にここから後はただのオマケです。しかもわざわざ、ちゃんと6人ずついますよということを強調するために、それぞれが横一列に並んで、まるでGメン75のごとくその横一列のまま前進するのです。ここだけでこの作品はOKです。ウルトラシリーズでいえば、エースキラーとかヒッポリト星人、ムルロアとかババルウ星人という名前を聞いただけで心のときめきを感じる方々であれば、このシーンの贅沢な価値を存分に味わえるはずです。●で、シリーズ全体を見て改めて分かったのは、ソーやハルクの不在にもきちんと意味があるということ。ホークアイやアントマンの帰趨についても、後々にしっかりつながっていること。そして、キャップとトニーの対立軸という全体の再構成によって、シリーズのステージを一段も二段も上げており、これがあったからこそ「インフィニティ・ウォー」や「エンドゲーム」が可能になったということ。
Oliasさん [ブルーレイ(字幕)] 7点(2021-12-22 21:54:16)
👍 1
34.ネタバレ あ、これは良いですね。「スーパーヒーロー」が現実にいたらどうなるか、どんな問題が起こるか、世界はどう対処するか、そいつら同士が争ったらどうなるか、全部ぜ~んぶ真面目に考えている。

アクションは「マーシャルアーツ殺陣」から一歩進んでわざと見づらくしてある。そりゃ一般人に目で追えるものではないはずでしょう。そしてそれぞれが抱える問題、性格からくる選択、葛藤、衝突、執着の全てが描き出される。その結果どうなるか?を全部逃げずに描ききる。

この作品は自分たちが生み出した世界を真剣に突き詰めたように感じる。そこが僕のようなアメコミ・ヒーローに全く思い入れがない人間にも刺さってくる。スパイダーマンがあれでいいのかといういう問題はあるけどね(笑)。
tubirdさん [インターネット(字幕)] 7点(2021-05-05 23:24:36)
👍 1
33.ネタバレ  今回は単純ながらも、ちょっと深い話でしたね。『ヒーローの存在意義』。『正義』。それはつきつめればベンサムが提唱したイギリスの功利主義『最大多数の最大幸福』の理念へと行きつくのでしょう。アメリカの基本思想。それに警鐘を鳴らす国連及びスターク。対立するのはキャプテン・アメリカ。どちらにしろ強大すぎる刃は諸刃の剣ということでしょう。ヒーローたちは『核』や『軍事力』にだって置き換えることができます。それを『世界で管理させろ』というのか、『わが国で管理させろ』というのかの違い。
 まあそんなことはさておき、『ヒーローもだいぶ増えてきちゃったので、ここらで一回整理しましょうか。』っていう側面もありそうな気がする作品。最たるものが、中盤、本作のクライマックスと言ってもいい『6対6』の総力戦。なるほど、今これだけいるわけね。って感じでわかりやすい。そしてここのバトルがアツい。
 正直テーマが割と暗くなりがちなので、アントマンとスパーダーマンをここで参戦させてくれたのはすごくありがたい。やっぱこーゆーお祭り騒ぎ的バトルがないと楽しくない。
 スタークの主張も、キャプテン・アメリカの主張も、どちらもそれぞれの正義に基づいたものであり、私にはどちらの意見も正論に見えます。ただ、今作は『バッキーの誤認逮捕』ってのがちょっともやもやするわけです。最先端の科学力を有するアベンジャーズが、防犯カメラの映像一つでバッキーと決めつけ、それが原因で対立構造を作っちゃうってのはいささか乱暴すぎやしませんか。キャプテン・アメリカだってもうちょっと頑張って説明してほしい。
 対立構造を作りたいのはわかるのですが、今回のテーマの根幹にあたる部分ですから、もう少し脚本を練ってほしいところですね。
 ジモ大佐がソコヴィアで家族を失った一般人だった。演技が上手なので、最後の告白は胸に迫るものがあります。家族の留守録を何度も聴くシーンが泣ける伏線。アベンジャーズシリーズで唯一極悪人の出ない作品。いつものお気楽なお祭りムービーとは一線を画しています。
 ただ、ラストのキャプテン・アメリカからの手紙に希望の光が・・・!次作に期待。
たきたてさん [インターネット(字幕)] 7点(2020-05-03 19:19:08)
👍 2
32.ネタバレ 実は何度か飛行機で見ようとしたのですが、MCUの真面目な観客ではない私は、そのたびに寝落ちして結局よく覚えていないので、『アベンジャーズ』シリーズ完結に向けた復習の流れで再見。ちゃんと見たら面白かった! 『エイジ・オブ・ウルトロン』で誰もが思った「やりすぎじゃね?」というツッコミは、今作への壮大な伏線だったというのに感心。っていうか真面目そうにやってるけど、昔ウルトラマン見たあとの小学生のツッコミ「ビル壊しすぎじゃね?」を、これだけ哲学っぽく話広げて、大真面目に語るところが好きだ。キャプテン・アメリカの行動だって、少年漫画的な「友情」第一主義で考えればよくわかるし、みんな難しい顔してるけど、言ってることややってることは小学生でもわかる。でも面白いのは、それがちゃんと大人にも大人の物語として受け止められるところだ。キャップはこれまでの経験から国家や組織というものを信じていない。これは天才社長にはわからない感覚だろう。この「生き方」の違いが、ちゃんと二人の対立のベースにあるから、小学生みたいな仲違いをしててもちゃんと深みが生まれるのだ。ただ、そこを(たとえばノーランのように)掘り下げる方向にはいかず、基本的にはバカバカしいアクションで語らせる、というルッソ兄弟の哲学もよい。二人の対立は、陳腐な言葉を積み重ねるよりも、殴り合いでその思いは十分に伝わる(それはやっぱり少年漫画だ)。この物語の主軸部分だけだったら満点の出来だった。ただ、どうしようもないことだけれども、これはヒーロー大集合祭りでもあるので、その対立にいろんなキャラを絡ませなくちゃいけない。当然、話も長くなる。ただ、もう私の頭はルッソ兄弟のような情報処理能力を備えてはいないようで、正直なところ、ブラックパンサーもスパイダーマンもアントマンも「そこにいなければいない理由」を見出すことができず、ただただバタバタとめまぐるしく展開する絵の洪水に身を委ねるだけでした。まあ、それがマーベルだ、と言われてしまえばそれまでなんだけど、個人的にはそこを「惜しい」と思ってしまう。もっと上質な体験が出来たはずなのに、と思ってしまう。なんともやりきれない一作でした。その意味では極個人的には『ウィンターソルジャー』のほうが完成度は高かったなあと思ってしまいます。
ころりさんさん [ブルーレイ(字幕なし「原語」)] 7点(2019-08-18 09:53:56)
👍 2
31.誰もが一度は見てみたいと思う、ヒーロー同士の戦いを存分に楽しめる。
キャプテンアメリカシリーズというより、アベンジャーズシリーズ。
アクアマリンさん [ブルーレイ(字幕)] 7点(2019-04-30 17:54:43)
30.ネタバレ アベンジャーズの面々が悪いよ。確かに多くを救うために一部が犠牲になるのは仕方がないという考えも一理あるかも知れない。が、その犠牲になる一部は関係のない人であってはいけない。アベンジャーズの面々が犠牲になって世界を救わねばならないのだ。そう、アルマゲドンのように。だってヒーローだもの。
いっちぃさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2017-09-12 20:37:29)
29.ネタバレ 関連作品を大体観てると思うのですが、色々観ておいた方が楽しめるかと思います。スーパーパワーで解決できない中身ですね。やっぱりキャプテンだけだと地味になっちゃうので、アベンジャーズ風味にしないといけなかったんですかね?まあ、それにしてもたくさん出てくると楽しいですね。額からビームでる赤い人ってどの作品に出てきた人?でしたっけ?

【追加】マーベル時系列鑑賞中です。アントマン ~ 本作 ~ ブラックウィドウの流れです。
ヒーローvsヒーローでシンプルに楽しめますね、犯人をバッキーに決めつけるってのがイラっとさせますね。これがある意味内戦の発端というのも残念な感じです、裏を返すと見えない所でヒーローは冤罪しまくりな危うさも感じました。

作品多すぎてアベンジャーズとの違いがまるでわからない。
時系列鑑賞中って事もありますが観ておく方がより楽しめるかなと思います。
ないとれいんさん [DVD(字幕)] 7点(2017-08-01 12:05:32)
28.面白かったですよ。けど、根本的に、かなりの量がある前作、関連作ををしっかり見ておかないとだめな映画って、どうなんでしょ。アベンジャーシリーズも含めると、何が何だか…。それと、生身での戦いはそろそろ無理が出てきてますよね。ホークとか、ブラックウィドウとか。でも、次のシリーズも見ちゃうんだよね。
木村一号さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2017-03-20 22:42:01)
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マーク説明
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《更新》:7日以内に更新

【点数情報】

Review人数 47人
平均点数 6.57点
012.13%
100.00%
200.00%
312.13%
424.26%
548.51%
61225.53%
71531.91%
8817.02%
936.38%
1012.13%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 5.66点 Review3人
2 ストーリー評価 5.50点 Review4人
3 鑑賞後の後味 4.00点 Review4人
4 音楽評価 5.66点 Review3人
5 感泣評価 2.00点 Review1人

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