映画『マネー・ショート 華麗なる大逆転』の口コミ・レビュー

マネー・ショート 華麗なる大逆転

[マネーショートカレイナルダイギャクテン]
The Big Short
2015年上映時間:130分
平均点:6.25 / 10(Review 40人) (点数分布表示)
公開開始日(2016-03-04)
ドラマ実話もの小説の映画化
新規登録(2016-01-23)【DAIMETAL】さん
タイトル情報更新(2020-09-19)【S&S】さん
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監督アダム・マッケイ
キャストクリスチャン・ベール(男優)マイケル・バーリ
スティーヴ・カレル(男優)マーク・バウム
ライアン・ゴズリング(男優)ジャレッド・ベネット
ブラッド・ピット(男優)ベン・リカート
マリサ・トメイ(女優)シンシア・バウム
レイフ・スポール(男優)ダニー・モーゼス
ハミッシュ・リンクレイター(男優)ポーター・コリンズ
メリッサ・レオ(女優)ジョージア・ヘイル
トレイシー・レッツ(男優)ローレンス・フィールズ
カレン・ギラン(女優)イーヴィ
宮内敦士マイケル・バーリ(日本語吹き替え版)
飛田展男マーク・バウム(日本語吹き替え版)
堀内賢雄ベン・リカート(日本語吹き替え版)
根本泰彦ヴィニー・ダニエル(日本語吹き替え版)
出演マーゴット・ロビー本人
セレーナ・ゴメス本人
脚本アダム・マッケイ
音楽ニコラス・ブリテル
挿入曲メタリカ"Master Of Puppets"
レッド・ツェッペリン"When The Levee Breaks"
撮影バリー・アクロイド
製作ブラッド・ピット
アーノン・ミルチャン
製作総指揮ケヴィン・J・メシック
配給東和ピクチャーズ
編集ハンク・コーウィン
あらすじ
リーマンショック直前のアメリカでの、経済破綻に気付いた金融マンたちの実話である。金融トレーダーのマイケル(クリスチャン・ベイル)は、サブプライムローンの危機を指摘し、破綻した場合の保険に着目する。しかしバブルに浮かれるウォール街では誰も聞く耳を持たない。一方、この動きに関心を持ったのは、銀行家ジャレド(ライアン・ゴズリング)だった。さらに、ファンドマネージャーのマーク(スティーヴ・カレル)や、若手の投資家に相談された伝説の銀行家ベン(ブラッド・ピット)も、この金融危機は避けられないと確信するようになる。第88回アカデミー賞脚色賞受賞。
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💬口コミ一覧

40.ネタバレ 私もトレードを少々やっているのだが、天井で買って、底で売って、を繰り返している。あの規模で、逆張りのショートを二年間続けるなど信じられない。しかも顧客からのプレッシャーに加えて、債務不履行が増えているのに、値段が上昇するという不可解。ルールも何もあったもんじゃない。作中でも触れていたが確かに昔は、銀行員は真面目でお堅いというのが一般的なイメージであった。証券会社の方が悪名高かったと思う。いつからこうなったのだろうか。いきなり役者が説明を始めたり、テロップが出たり、こういう『アウトサイド』な演出は割と好きです。ドキュメンタリー映画が一般化しているが、その影響なのかな。四人とも(というか六人?)強烈なキャラクターだが、彼らの憤りと葛藤には誰もが共感できるだろう。何故、愚行が繰り返されるのか。派遣切りとかブラックにも通じるところがあると思うのだが、良心の欠如というより、想像力の欠如が問題のような気がする。ある種の集団心理だ。そっちの方向から分析すれば、再発も防げるのではないだろうか。リーマンの社内に潜入するシーンが切ない。私もアベノミクス崩壊に賭けて、全力ショートしよう。
わいえすさん [映画館(字幕)] 10点(2017-01-12 01:47:09)
39.ネタバレ この手のジャンルの映画を観るたびに実感するのは、複雑な経済事件を判りやすく映画化することにかけてはハリウッドはほんとに上手いということです。リーマン・ショックについては、日本人はおろか最大の被害を被ったアメリカ庶民ですら良く理解していないのが現状ですからね。とは言っても、リーマン・ブラーザースやベア・スターンズと言った投資銀行の名前とヘッジファンドというものの存在などを最低限知っていないと、ちょっときついかも。 物語はサブプライムのインチキに気が付いた三組のヘッジファンドが軸になって進行します。この中でもクリスチャン・ベイルの怪演が光りますけど、やはり軸となるのはスティーヴ・カレルだということには皆さん異存はないでしょう。劇中ずっとキレまくっているかのような迫力、そういや彼が笑うシーンはなかったんじゃないでしょうか。彼らはけっきょくリーマン・ショックで大儲けするのですが、三組とも後味が悪い勝利で『華麗なる大逆転』なんてカタルシスはどこにもないエンディングです。「俺たちが勝つということは沢山の人たちが破滅することを意味するんだ」と説教するブラッド・ピットのセリフには、製作者の思いが込められていると思います。それにしても、脇役ながらも劇中でもっとも無欲そうでこんなカッコよいセリフを宣うブラピ、これもプロデューサーとしての特権行使なんでしょうかね(笑)。 恐ろしいのは、『ウルフ・オブ・ウォールストリート』のディカプリオが演じたジョーダン・ベルフォートが特異な人物だったわけではなく、実はウォールストリートはジョーダン・ベルフォートだらけだったという事実でしょう。そう考えると、日本の金融業界はほんと甘ちゃんです、ウォールストリートに食い物にされるわけです。
S&Sさん [CS・衛星(字幕)] 8点(2020-07-12 19:43:31)
38.これは傑作。金融商品というのはモノではなく数字(価格)でしかないので、おそらく映像にしにくいテーマだと思います。ましてMBSとかCDOとかCDSとか、複雑な商品の仕組みをいちいち説明するのも面倒。しかしあの手この手でドキュメンタリー風にサラリと紹介しつつ、人間ドラマに落とし込んでいくところはなかなか見事です。
主役はほぼスティーヴ・カレルだと思いますが、孤高のクリスチャン・ベールがすばらしい。たまたま少し前に「バットマン」の3部作を見たばかりだったので、あまりのギャップに驚くばかり。一気にファンになりました。対象的にブラッド・ピットは相変わらずですが、出番が少ない割にカッコいいところを独り占めした感じ。さすが権力者です。
しかし他の方も指摘していますが、この邦題はダメですね。ディカプリオが麻薬まみれになりながら大暴れしそうなイメージですが、まるで違います。せいぜい「世紀の空売り」で良かったんじゃないかと。
眉山さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2019-11-24 23:47:20)
👍 1
37.ネタバレ 面白かった。サブプライム・ローン問題についての最低限の知識と関心があれば、ついて行ける作りにはなってる。これをみれば、そもそもリーマンショックに結びついた金融バブル自体が、「今日ある繁栄は明日も続くはずだ」「みんなで言ってるんだから、そうに違いない」という非科学的な思い込みが、「事実」から目を反らして問題を先送りする制度をつくり出した結果であるというのが、本当によくわかる。そして、その「事実」に気づくのは、どこか現実世界になじめない人びとだったというのも面白い。とくに、スティーヴ・カレル演じる、善悪の判断にはこだわるのに空気を読まない偏執狂的モラリスト、マークのキャラ造形はお見事で、初登場シーンでは「絶対友達にはなれない」と思ったのに、最後にはその人間らしい表情に心を打たれてしまうのだから、映画って面白い(クリスチャン・ベイルのマイケルは僕には現実離れしすぎていたけど)。あと、金髪美女や国際的スター(笑)に金融問題を解説させるなどの面白い仕掛けも、重く難しくなりすぎない工夫として評価できる。でも、この映画の本当にすばらしいところは、現実問題に直接対峙しない、癒着と腐敗で凝り固まった金融業界を批判しながらも、主人公たちの「成功」が数百万単位の人たちの「破滅」を意味するという「大不況」の恐ろしさをしっかりと描いているところ。ブラピにそれを指摘されて思わず固まる若者投資家や、自分の予測があたったのに沈痛なマークやマイケルの表情、そして何よりも家を追われる人びとの映像などが、この映画が描いたのは「華麗なる大逆転」なんかじゃなくて、責任をとるべき人たちが取らない(取れない)金融業界の仕組みと、なぜこんなことが起きてしまったのか、という社会派ど真ん中のテーマだってことを物語ってる。いや、単にサブプライム問題だけじゃなく、根拠のないまま希望的観測だけで問題を見過ごしてしまう、いまの時代が背負ってる雰囲気(日本の少子高齢化とか、原発問題とかもそうだ)を描ききった映画だったと思う。だから、コンゲーム的なものを連想させる邦題は本当に最悪です。配給会社は猛省してほしい。
ころりさんさん [CS・衛星(字幕)] 8点(2017-01-22 18:19:44)
👍 3
36.リーマンショックが起こるまでをいろいろな人の視点から見た映画です。経済用語が難しいですが、映画の途中で例えを使った用語解説を行ってくれます。この解説でなんとなーくわかった感じになるので深く考えずに見たら楽しめると思います。テンポがいいのでそのノリを楽しむ感じで。
しっかりと理解したい人は事前に「モーゲージ債(字幕ではMBSと表記)」「CDO」「CDS」の意味を調べていくとより楽しめると思います。
xyxsxkxさん [映画館(字幕)] 8点(2016-04-03 21:06:51)
35.ネタバレ 金融の詳しい仕組みがわからなくても、「空売り」の意味だけでも理解すればけっこう内容に入っていける。株などの金融商品は、安いときに買い値上りしたら売って利益を得るのが一般的だが、空売りはこの逆をする取引だ。値下がりすると思われるような商品を、まず借り受けて売ってしまう。そして、実際に値が下がったら買い戻して、その差額の利益を得るのだ。バブルで実態をはるかに超えて高い値となっている商品は、バブルが弾ければ必ず下がる。そう見込んだ、あのリーマンショック前の金融ブローカー達の欲とモラルの葛藤が描かれている。だが、ただ儲かればいいというものではない。そのことで被る国家的損害は膨大で、その穴埋めには、国民の税金が投入されるのだ。欲に駆られた連中の放蕩三昧の尻拭いを、善良な国民が知らないうちにさせられる。儲けたはずの当事者達が苦悩する姿に、資本主義の矛盾と限界が重なる。結果を知って観るほろ苦さや、反省を促す過剰と思われる演出も、確かにそうだったという歴史の裏付けがあるから不自然さがない。バブルを経験した日本では、余計にそう感じる。
パセリセージさん [映画館(字幕)] 8点(2016-03-29 23:06:50)
34.人の行く裏に道あり花の山、みんなで渡れば怖くない、歴史は繰り返す、そんな格言が頭をよぎります。
詐欺まがいの債権に群がる普通の人たち、大多数の人はなかなかバブルに気付かないんでしょうね…
突然変異の繰り返しによる40億年の生命の進化なんかを考えると、経済破綻に自然災害、核戦争も含めて想定外の事態が起きるのは至極当然ですね。
ProPaceさん [インターネット(吹替)] 7点(2022-07-31 10:50:35)
33.ネタバレ 自分でも体感した低所得者向けサブプライムローンによるリーマンブラザーズの破綻。
時代の懐かしさと復習、そしてバブル崩壊を予測し世界経済の破綻に賭けた男たちがいるなんて天才的でスリリング。
非凡な思考の投資家や運を持つ投資家たち。ハイリスクハイリターンがリアルでおもしろい。まさに勝者。
経済に無頓着な人はおもしろくはないでしょうね。
mighty guardさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2021-06-18 23:45:53)
32.ネタバレ 激震級の経済破綻、リーマン・ショックが何故起こったのか、その数年前からの金融界の動きを複数の投資家らの「読み」を交えながら解説してくれる本作、勉強になりました。
住宅市場の健全性を疑う‟先見性”を持った人たちは存在していて、それがすでに賢すぎて凄いんだけど同時に自分の読みを信じて大量の空売りをかける、その度胸の強さにもまた小心者の私は驚嘆した次第です。
恐ろしいのは、破滅が来ることを判っていたのはごく少数の人だけだったこと。大銀行も大手マスコミも彼らの訴えを相手にしない。だって格付けがAAAなんだもの。住宅債権が超優良物件なのは常識なんだから。クリスチャン・ベールが取引成立のあとメガバンクの連中に大笑いされていたように。
経済市場ってなんだか生き物のようで不気味にも感じましたねえ。ビビるのは債務不履行が明らかになったのに債権が値上がりする現象が起きたこと。まるで心臓が止まったのに血流が流れ続けているようではありませんか。なにこの生き物。さすがにクリスチャン・ベールもスティーブ・カレルも意味分かんなくて取り乱してましたね。もちろんその後予想以上の大破綻は発生するのですが。最終的にベールの会社の利益率が+411%だって(!!)
我々が暮らす資本主義社会の暴走した結果が2008年のこの事件。人類の英知をもってして、この繰り返しは是非とも避けたいものです。
tottokoさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2020-06-18 23:18:45)
31.演技していた俳優が、いきなりカメラへ向かって、当該シーンの解説を始めるという演出。
面白かった。 違和感があるけど、お芝居から急にドキュメンタリーになって実話なのを思い出す。
若者二人が勝ち組へ転じて大喜び・・を叱り付けるベン。
我々が大儲けしてる一方で、地獄へ堕ちる国民が大勢居ると判っているのか? が重い
スティーブ・カレルのお笑いではない演技は、どうでしょうか?
いつギャグってくるか、常時不安でした。結果ギャグは一切なし。シリアスに徹しています。
DVDの字幕と吹き替えで、CDSとCDOが混乱していて余計にややこしい。
一時停止して、ウィキってから再開が何度も。これは映画館で観るには、金融通でないと無理。
残ったのは映画に対する感動ではなく、資本主義社会の暗部への悶々たる感情でした。
でも、映画製作者の意図がそこにあったのだろうと勝手に解釈して良しとします。
ショートって、資金不足の意味じゃなくて、金融用語だったのですねえ。まずはここから・・?
グルコサミンSさん [DVD(字幕)] 7点(2017-05-07 21:19:15)
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30.ネタバレ ~億ドルの損得に悲喜交々するモラルのモの字も無い世界が描かれた実話。孤高のマイケルが巨利は得たが顧客との信頼関係は得られずファンドを閉じたエピソードのみ心に残る。華麗なる大逆転という邦題は不適切。爽快感はどこにも無い。
The Grey Heronさん [DVD(字幕)] 7点(2017-01-14 22:24:51)
👍 1
29.ネタバレ 金融用語は少し難しいですが、理解できればじわじわくる面白さです。淡々と描いていますが、起こった事実を重ねると、いろいろと考えさせられます。「サブプライム問題とは何か アメリカ帝国の終焉」を読んでから見ると、より深く理解できると思います。
はりねずみさん [DVD(字幕)] 7点(2016-12-13 14:19:38)
👍 1
28.ネタバレ 個人的にこの手の金融系には興味があって、原作も読みました。なので一通りの専門用語には付いていけました。リーマンショックの時はいかに巨大な金融機関が崩壊したかが焦点でしたが、その裏で「その崩壊に賭けた」人達がいたってのが面白いです。賭けに勝って巨額の富を得たにも関わらず、大喜びをするでもなく、むしろ淡々としている彼らが印象的でした。
珈琲時間さん [DVD(字幕)] 7点(2016-10-14 08:34:21)
27.すこし変わった編集&脚本で構成された作品(ドキュメンタリー風の視聴者側を意識した演出)..予備知識なしだったので、内容を理解するために、必死 で観る(字幕を読む)ハメに..詳しいことは分からないけど、簡単に言えば、世の中の大部分が大損害(大損)する一方で、暴落すればするほど、儲かるっていう仕組みがあって、それで大儲けした奴がいた! っていう物語.. 何も生まない、何も作らない..所詮、机上で繰り広げられる、マネーゲーム!! 金融、証券業とは、一般庶民には想像すらできない世界.. “世の中 狂ってる!” としか言いようがない.. 私の大好きな格言、「働かざる者 食うべからず!」...
コナンが一番さん [DVD(字幕)] 7点(2016-10-03 22:35:12)
26.ネタバレ ○ものすごい情報量の映画。しかも2時間ちょっとほとんど休憩なく進む。株関係の知識が多少ないとしんどかな。○各所に出てくる演者の演技もそれぞれ楽しめる。
TOSHIさん [映画館(字幕)] 7点(2016-05-08 23:11:14)
25.多大な利益を出しながら爽快感はゼロ。挿入歌のセンスは素晴らしい。
kaaazさん [映画館(字幕)] 7点(2016-03-13 15:35:35)
24.ネタバレ いかにも、グリーングラス御用達のバリー・アクロイドらしいラフな手持ちカメラが実録風を演出する。
クリスチャン・ベールの表情にズームしつつピントを合わせてみせる手つきなどが相変わらずワザトラシイ。
当時の風俗のスチルが目まぐるしくコラージュされ、饒舌なビジネス台詞の応酬に嫌でも集中させられる。

システムのいかがわしさに次第に焦燥を表していくクリスチャン・ベールの神経症気味の芝居も相変わらず達者なら、
頑固一徹を体現するスティーブ・カレルの気難しい表情も次第にヒューモアを醸していく。

当初はクセのある身振りを見せる主人公らの姿が逆に真っ当さに転換し、業界全体のアブノーマルを炙り出していく。
ユーカラさん [映画館(字幕なし「原語」)] 7点(2016-03-13 08:28:36)
23.ネタバレ 誰から何度聞いても「デリバティブ」ってものの理屈がよくわからないので、CDS、CDOなどの単語が出てきて大混乱しました。だけど日本のバブルを30代で体験した年寄りなので雰囲気はわかった。わが国の場合、破綻したけど一部を除いて94年くらいまでは緩やかな崩壊だったんだけどね。とくにマイアミの金融屋のあんちゃんたち、あの手合いは80年代後半の不動産屋、銀行の手下だった街金にいっぱいいてブイブイいわせてたもん。画面からこちらに向かって話しかけてくる演出は、最近では「ジャージー・ボーイズ」、古くはボブ・ホープや森繁久弥がよくやってましたね。それより、ほとんどタイムボカンシリーズの「説明しよう」みたいな演出がアメリカ映画にもあることにビックリ。出演者の多くが“いつもの”役とかけ離れた役柄を演じてたのはおもしろかった。ただブラピは自分がプロデューサーに入ってる作品では“もうけ役”ばっかやっててちょっと鼻白む。ところで、「アルゴ」に続いて本作でもZepの「堤防が決壊するとき」がフィーチャーされてるけど、その歌詞が作品に見事にマッチしてて感動です。大音量で聞くボンゾのキックは腹に染みわたるなぁ。
shintaxさん [映画館(字幕)] 7点(2016-03-12 06:19:34)
22.ちょっとドキュメンタリー然としている趣はあるけれど
面白かったです。

途中から怒涛のCDS、CDO の言葉の乱舞で混乱極まりながら
言葉を覚えてしまう感じ。

ただ、本当に覚えている痛みが、あらゆる民から発せられているはずであり
それを痛恨悔恨しているはずなのに
多くの痛みの描写、は無かったなと思いました。
元祖さん [インターネット(字幕)] 6点(2022-01-12 21:48:04)
21.ネタバレ  難しい。話の半分くらいしか理解できんかった。
 とりあえず「空売り」のことは調べてみました。
 現物は持っていない。でも持っていることにして売っちゃう。数年後にそのときの相場でその商品を買い戻す約束をするのが「空売り」。例えば1000ドルで売ったものが10ドルにまで値下がりしていたら買い戻すときに支払う額は10ドルで済むわけで、その差額分の990ドルが利益となる。
 で、その空売りで儲けようとしているのかと思ったらどうやら違うらしい。CDSやらCDOやらモーゲージ債やらが出てきて、それを買ってそれに対する保険も買ってってとこで、何をどうしてどーやって儲けようとしているのかがわからなくなり、ついていけなくなりました。
 ただ、サブプライムローンをはじめとした住宅ローンの債務不履行がアメリカ全土で起こり、株価が急落すれば、それにいちはやく気付いていたマイケルやらマークやらが大儲けするっていうのはなんとなくわかりました。
 ほぼ無審査で通っちゃうサブプライムローン。格付け企業は銀行とズブズブの関係。ろくに調査もしないまま危険な金融商品にもAAAをつける始末。なんとも怖い世界だということだけは感じました。
 この映画は面白いとか面白くないとかではなく、経済史の教科書的作品だと思います。
 
 
たきたてさん [ブルーレイ(字幕)] 6点(2021-11-17 14:42:22)
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マーク説明
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《新規》:7日以内に新規投稿
★《更新》★:2日以内に更新
《更新》:7日以内に更新

【点数情報】

Review人数 40人
平均点数 6.25点
000.00%
100.00%
200.00%
312.50%
425.00%
5922.50%
61025.00%
71230.00%
8512.50%
900.00%
1012.50%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 6.00点 Review1人
2 ストーリー評価 6.50点 Review2人
3 鑑賞後の後味 6.00点 Review2人
4 音楽評価 6.50点 Review2人
5 感泣評価 5.00点 Review1人

【アカデミー賞 情報】

2015年 88回
作品賞 候補(ノミネート) 
助演男優賞クリスチャン・ベール候補(ノミネート) 
監督賞アダム・マッケイ候補(ノミネート) 
脚色賞アダム・マッケイ受賞 
編集賞ハンク・コーウィン候補(ノミネート) 

【ゴールデングローブ賞 情報】

2015年 73回
作品賞(ミュージカル・コメディ部門) 候補(ノミネート) 
主演男優賞(ミュージカル・コメディ部門)クリスチャン・ベール候補(ノミネート) 
主演男優賞(ミュージカル・コメディ部門)スティーヴ・カレル候補(ノミネート) 
脚本賞アダム・マッケイ候補(ノミネート) 

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