映画『リップヴァンウィンクルの花嫁』の口コミ・レビュー(2ページ目)

リップヴァンウィンクルの花嫁

[リップヴァンウィンクルノハナヨメ]
2016年上映時間:180分
平均点:6.98 / 10(Review 41人) (点数分布表示)
公開開始日(2016-03-26)
ドラマ小説の映画化
新規登録(2016-02-09)【8bit】さん
タイトル情報更新(2023-08-21)【イニシャルK】さん
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監督岩井俊二
キャスト黒木華(女優)皆川七海
Cocco(女優)里中真白
地曵豪(男優)鶴岡鉄也
和田聰宏(男優)高嶋優人
野間口徹(男優)
中島ひろ子(女優)
浅見姫香(女優)
大友花恋(女優)
桜井美南(女優)
郭智博(男優)
中村ゆり(女優)
紀里谷和明(男優)
野田洋次郎(男優)
軽部真一(男優)
玄理(女優)
原日出子(女優)鶴岡カヤ子
毬谷友子(女優)皆川晴海
金田明夫(男優)皆川博徳
りりィ(女優)里中珠代
綾野剛(男優)安室
芹澤興人(男優)堤啓介
原作岩井俊二
脚本岩井俊二
撮影神戸千木
製作東映(RVWフィルムパートナーズ)
ポニーキャニオン(RVWフィルムパートナーズ)
木下グループ(RVWフィルムパートナーズ)
プロデューサー杉田成道(エグゼクティブプロデューサー)
配給東映
美術部谷京子
編集岩井俊二
録音岩井俊二(ミキサー)
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💬口コミ一覧

21.ネタバレ 長時間の映画ですが一気に見ることが出来ましたが・・・。
しっかりしたシナリオですが、同時につかみ所が無い話しでもある。
たまに超大作の夢をみて、あの夢何だったんんだろうと朝起きた時思う事があるがそんな話を見たような印象でした。
黒木華もCoccoも綾野剛も全員現実感がない人間たちだからかもしれません。
自分の生き方を見つけられず流され生きる黒木華は不幸も幸せも廻りの環境に与えられ
ゲスで軽薄な綾野剛は金の為なら黒木華を不幸にもするが同時にフォローも忘れない誠実さの矛盾は
自分の為だろうか。Coccoは満たされぬ思いを金に置き換えて綺麗なまま死ぬ事を選ぶ。
どの登場人物も現実味がなく矛盾に溢れているが、それが不思議と見る者を引きつける魅力がある。
結婚式の代理のように、皆どこか演じながらこのかりそめの世界を生きて居るのかもしれない。
Coccoの死で綺麗なまま幕引きせずに親のシーンまで入れたのは良かった。
脱いだのが良いとかではなく、自分の世界に生きたCoccoは親に理解されず否定されながらも
それでもやはり親の心の中で生きて居たと言う事だろうと思った。
デミトリさん [DVD(邦画)] 7点(2017-04-11 01:09:34)
👍 1
20.なんだか腑に落ちないところが結構あって、素直に高評価できない。感動的な気もするし、そうでもないような気もする。深いような気もするし、そうでもないようも気がする。そんな感じだ。純文学的な感じなのに安室や里中のキャラがどこか不自然に作り物っぽくて「う〜ん」と首をかしげてしまう。でも黒木華は素敵だった。なんだか不思議な雰囲気をまとった女優さん。なんか好き。
ばかぽんさん [DVD(字幕)] 7点(2016-11-23 09:34:00)
19.主要登場人物3名の演技に引き込まれる映画。
演技の拙い役者がやると一気に映画の雰囲気が崩れてしまう繊細なお話なので
この3名でとてもよかった。
尾をひく映画。
aimihcimuimさん [DVD(邦画)] 7点(2016-10-29 23:39:51)
18.ネタバレ 『大丈夫であるように』、『KOTOKO』に続いて映画に登場するCoccoに関する芝居やキャラクター設定はあて書きとしか思えない。
彼女本人の素のイメージにかなり近いのではないか。
黒木華のイメージについてもそんな印象だが、インタビューによると性格的には全く違うらしい。
が、何気ないシーンで彼女が見せるまるでアドリブのようなナチュラルなリアクションの数々は、俳優イメージとすんなりシンクロする。
くしゃみやしゃっくりの芝居などは実はかなり難しいものだと思うのだが、そうした些細だが人間的な生理を自然体でこなしてしまうところもポイントが高い。
森田童子を歌う彼女もなかなかにハマっている。

映画冒頭の待ち合わせシーン。携帯端末画面上の文字を羅列して、それをさらに音読するという流行りの表現にはどうしても馴染めない上に、
待ち合わせの映画的処理としても相応しくないと感じるのだが、その後にノートPC上での(相手を見せない)対話を幾度も重ねる演出を
鑑みると、これもまた歪なコミュニケーションの表現手段ということなのだろう。

誰と誰は向かい合って座るか、誰と誰は横並びに隣り合って座るか、そうした配置もよく考慮されているようだし、
浅い深度ながらも水槽や窓や鏡を使ってところどころで画面を重層化している。
そしてラストは木々が揺れる窓外へと踏み出す、と。

絵面的には全般的に弱いように見えるけれど。俳優らの佇まいと物語の流転に惹かれる形で見飽きない。
ユーカラさん [映画館(邦画)] 7点(2016-06-08 23:50:08)
17.ネタバレ 佳作。180分という長尺ながらダレることもなく最後まで見られる。とくに黒木華さんをはじめとする主役3人のキャスティングが絶妙で、まさに適材適所という印象がある。【ネタバレ注意】序盤は主役の“アホさ”にいらだちすら感じるし、結局最後までまったく成長しないのだが、そういう“流される”性格をうまくドラマ化している。途中、代理出席サービスで新婦側だったアムロが、どうして“別れさせ屋”側になったのかという点は、「代理出席を見破った新郎側がサービス提供者を突き止め、その行きがかりで別れさせる仕事を引き受けることになった」と考えたのだが、そこには明確な答えがなかった。またホテルでの成り行きは偶然に頼りすぎて不自然な面は否めない。マシロの母親が脱ぎ始めるだけでなく、これまで“仕事”と割り切って描写されていたと思っていたアムロまで、というのもちょっと驚いた(あそこは酔った“フリ”をしているのかと思ったが、そうではないようだ)。こうした後半の展開はややファンタジーだが、そこは岩井ワールドと割り切れば許容範囲。ウェディングドレスを着たベッドでの会話の長回しとか、ぐいぐい引き込まれた。
mohnoさん [映画館(邦画)] 7点(2016-04-17 23:17:21)
16.ネタバレ 前半の回りに流されて自ら騙されていく主人公にイライラした。
声が小さいことでからかわれる事も自業自得。
教師やるならもっと前のめりでやらないと。
道に迷った?自ら迷ったようにしか思えない。

真白が登場してから少しずつ良くなってきた。
ただちょっと演出過多かな。
おかげで非現実的なフワフワした作品になった気がする。
いろいろ詰め込もうとしたからかもだけど長くなってしまった。
Dry-manさん [DVD(邦画)] 6点(2020-12-12 18:12:42)
15.最初は、ひどい映画だな〜ということでやめそうになった。しかし途中から面白くなって納得感が出てくる。ちょっと不思議な作品。でももういいかな。
simpleさん [インターネット(邦画)] 6点(2020-05-24 21:30:56)
14.ネタバレ 七海という心優しいが、少しトロい子が安室という男に食い物にされる話。彼女は職も家も旦那も全て嵌められて失ってしまうのに、結局安室が最後までのほほんといるのには正直予想を裏切られた。途中から女優の真白と住むようになり、落ち着いた生活を取り戻したかに見えたが、実は安室の手の中だった。七海が最後まで知らずにいるのが不憫でならない。
SUPISUTAさん [地上波(邦画)] 6点(2019-04-06 19:59:04)
13.ネタバレ 前半部分は現実感を求めてしまったがために、救われることにも不幸にもなり得るようなSNSのミステリアスな展開に引き込まれますが、中味の方はちょっと肩透かしでした。ヒロインの優柔不断さと人間関係の曖昧さに次第にイラついてきますが、こういう流されてしまうような愚直さに日頃の計算高い左脳が癒されます。最後の裸になって泣きながら酒を酌み交わすコメディ(?)には思わず吹きだしますが、彼らの気持ちが分かったような錯覚(?)を覚えてしまう不思議な映画でした。
ProPaceさん [CS・衛星(邦画)] 6点(2019-04-02 17:27:57)
12.ネタバレ 主人公としては物足りない女性。自身が置かれた状況を他者に説明できず、疑問を持った相手に問い質すことも出来ない。周囲のスピードに付いて行けずに受動的な生を繰り返す。まぁイライラしますな。でも、彼女は特に頭が悪い人ではなく、悪意や企みが無さすぎる人と云う印象です。積極的に応援する気にはならないが見放すことも出来ず、3時間に付き合わされる(笑)。
主人公の物足りなさを補うのが綾野とCocco。個人的には特にアムロ行きまーす綾野。その偽名が示す通りのふざけた奴だけど、この人物像が秀逸です。奴の内面を描写するようなシーンがほとんど無くて行動から類推するしかないが、一概に悪人と断じることが出来ない深みを担保した謎の人物。
映画はアムロに翻弄され続ける主人公を追いかける。悲惨な境遇の主人公だけど、彼女にはその自覚が無い。少し皮肉を込めて言うが、幸せな人なのである。
タイトルが示す通り、現世から距離を置いたような女性のおとぎ話。そこに現実の厳しさに対応する方法論のひとつを見せられた気もする。捉えどころが無くて明確なテーマが見えてこないフワフワした作品ですが、不思議な見応えが残る。岩井監督らしい映画だと思います。
アンドレ・タカシさん [CS・衛星(邦画)] 6点(2018-01-26 22:15:24)
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11.ネタバレ 岩井俊二は妄想系雰囲気映像を楽しむべし、という過去作の教えは十分に活かされました。ストーリー自体はなかなか酷い内容ですが、一つ一つの場面の美しさや即興的な楽しさはピカイチ。ただ、ちょっと趣味押し出し過ぎではないか、という場面もちらほら。(物語上は綾野剛さんに操られる)黒木華さんがなんというか、映画全体を通して監督の道具にされているようで、正直なところあまりいい気がしなかった。序盤の残念な黒木華、スーツケース2つで突然世の中に放り出される黒木華、メイド服でCoccoと絡む黒木華、そしてウェディング・ドレス姿、ラストの溌剌とした表情まで。さすがに3時間詰め込まれると、なんだかおかしな趣味に付き合わされているような気分になる。また、Coccoも彼女のパブリックイメージに頼りすぎじゃねーかというキャラ設定。もちろん、のびのびやることは大切ですが、そこにいるのは「真白」ではなく「Cocco」にしか見えない。とくに、歌声聞きたくなるのは当然だけど、やっぱり歌わせるべきじゃなかったように思う。綾野剛さんはうまいよね。いつもの綾野剛でした。というわけで、物語上の人物や心情よりも、黒木華とCoccoと綾野剛を見た、という3時間でした。ただ、その甘ったるいアンサンブルに肉弾で飛び込んできたりりイさんはすごかった。あの笑っていいのか泣いていいのかわからない酒宴のシーンは、本作の白眉でした。
ころりさんさん [インターネット(邦画)] 5点(2022-09-16 13:28:13)
10.ネタバレ 安室の予想では、七海は心中の相手として死んでいたはず。
最初から殺されると知ってあてがっていたのだから恐ろしいプロだ。
ところで、ガンダムでは、ランバラルは最後は自決する。そこまでオマージュしていれば面白いのだが。
チェブ大王さん [インターネット(邦画)] 5点(2021-06-27 02:02:30)
9.岩井俊二監督らしいと言えば、らしいけどあまり理解できる映画ではないです。
特に主人公の行動がね。
ただ、映像は美しい。
あきぴー@武蔵国さん [DVD(邦画)] 5点(2020-04-25 21:23:45)
8.監督はこういう映像を撮りたいんだろうなとつい思ってしまうほど、映像にこだわっているのがわかる。でもさ、あの主人公。大丈夫か?と。受動的、純真無垢では済まないでしょ。それに最初の展開を皮肉ったようなSNSと、その後の彼女の言動とはちょっと違和感がある。
nojiさん [インターネット(邦画)] 5点(2019-10-17 23:10:47)
7.ネタバレ いかにも胡散臭い何でも屋に、簡単に騙される世間知らずな女。
浮気を仕組まれて離婚させられたり、末期がん患者との心中相手にされたり。
普通ならありえないような話だが、役者がハマっているのもあってそれなりに成立して見える。
ただ、3時間は長い。
飛鳥さん [DVD(邦画)] 5点(2017-08-28 20:06:06)
6. 見て損したという感じはしないけれど、得もしていない。とらえどころのないフワっとした作品です。
海牛大夫さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2017-04-22 09:28:14)
5.ネタバレ 七海の母親、勤めていた学校の生徒、元旦那とその母親。社会にある悪意の代表としてこの人々を配置したのだろうが、言動が極端な悪意に満ちていてステレオタイプすぎるのではないか。
社会の闇、人間の弱みや闇、隙間に入りこむ天使とも悪魔ともつかない安室、言葉からは伝わらない人生の深みを感じさせる真白の母親という魅力的な人物二人とは対照的に、旦那らの描き方が浅薄であり、話しの展開の為に人が配置されている印象が際立った。
結婚式に関して言えば、式直前の七海と鉄也のとってつけたような会話、観ているこちらが恥ずかしくなるような両親への花束贈呈シーン、あの場面ではノイズにしかならない司会の軽部アナなど結婚式場面の演出はどれも酷かった。
そして物質的(人里離れた屋敷)にも精神的にも文字通り社会と断絶し、夢のような世界で真白と生活する後半。
ホモソーシャル的で社会への潔癖性を全開にした後半は、岩井監督特有の世界観であり映画と言うより、小説や詩、PV的とも言える。
病的なまでに抽象化された、二人だけの結婚式から真白の死がその最たるもので、この雰囲気に依る所も大きい作家性は、好みの問題であり是非を語るのは野暮なのだろうか。
現実世界との糸である、引きこもりの生徒とのやり取りを最後まで丁寧に描いたのは素晴らしい。
このやり取りやその変化で、かろうじて繋がる七海と社会との距離感を図る事ができる。
夢のような時間が終わり、陽の光が差し込む部屋の中から七海は再び社会へと踏み出す事が出来るのか。
空へと解放されたカメラ、視点は彼女の行く末を語っているかのようだった。
ちゃじじさん [DVD(邦画)] 5点(2017-01-21 20:52:40)
4.ネタバレ なんだか不思議な映画でした。
主人公は成長、、、したんですかね。
出会い系からのスピード結婚の後の転落劇。
結納の後から旦那の母親は動いていたんでしょうかね。
雇われたのはランバラル=安室行舛。
そうなると、真白に依頼を受けたのはどのタイミングだったのでしょうか。
3時間はあまり長くは感じませんでした。
小説は、、、読まなくてもいいかな。

泣く人が多かったみたいだけど、泣くポイントが全くわからない、、、、
あきちゃさん [DVD(邦画)] 5点(2016-11-21 15:59:01)
3.ネタバレ とにかく長い。ダラダラ長い。一場面一場面が長い。内容がいっぱいある話なので長くなりました、ではなく30分の話を3時間の映画にしてます。これは本だと「純文学」とかのジャンルでしょうか。それも上中下巻の。
紫電さん [DVD(邦画)] 4点(2016-09-16 16:50:34)
2.ネタバレ 長いよ。退屈で久しぶりに途中で止めようかと思った。主人公は終始ただ流されるだけで見るに堪えない。真白やAV女優の描きかたも気持ち悪い。前半はテンポも良くて謎めいていて、楽しみに感じたんだけど。
ラグさん [インターネット(邦画)] 3点(2024-06-15 01:30:36)
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マーク説明
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【点数情報】

Review人数 41人
平均点数 6.98点
000.00%
100.00%
200.00%
324.88%
412.44%
5819.51%
6512.20%
7614.63%
81024.39%
9614.63%
1037.32%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 8.66点 Review3人
2 ストーリー評価 7.75点 Review4人
3 鑑賞後の後味 8.00点 Review4人
4 音楽評価 8.00点 Review4人
5 感泣評価 6.50点 Review4人

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