映画『IAM A HERO アイアムアヒーロー』の口コミ・レビュー

IAM A HERO アイアムアヒーロー

[アイアムアヒーロー]
I Am a Hero
2016年上映時間:127分
平均点:6.95 / 10(Review 82人) (点数分布表示)
公開開始日(2016-04-23)
アクションホラーSFコメディパニックもの漫画の映画化バイオレンスゾンビ映画
新規登録(2016-02-25)【DAIMETAL】さん
タイトル情報更新(2020-10-01)【イニシャルK】さん
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監督佐藤信介
演出下村勇二(アクションコーディネーター)
キャスト大泉洋(男優)鈴木英雄
有村架純(女優)早狩比呂美
長澤まさみ(女優)藪(小田つぐみ)
吉沢悠(男優)伊浦
岡田義徳(男優)サンゴ
片瀬那奈(女優)てっこ(黒川徹子)
片桐仁(男優)中田コロリ
マキタスポーツ(男優)松尾
塚地武雅(男優)三谷
徳井優(男優)アベサン
風間トオル(男優)千倉
村松利史(男優)田村
栗田恵美(女優)みーちゃん
高橋洋〔俳優〕(男優)
原作花沢健吾「アイアムアヒーロー」(小学館)
脚本野木亜紀子
音楽志田博英(音楽プロデューサー)
作曲ヨハン・シュトラウス2世Op.410 ワルツ「春の声」
製作市川南〔製作〕
久保雅一(共同製作)
東宝(映画「アイアムアヒーロー」製作委員会)
エイベックス・ピクチャーズ(映画「アイアムアヒーロー」製作委員会)
小学館(映画「アイアムアヒーロー」製作委員会)
電通(映画「アイアムアヒーロー」製作委員会)
WOWOW(映画「アイアムアヒーロー」製作委員会)
博報堂DYメディアパートナーズ(映画「アイアムアヒーロー」製作委員会)
小学館集英社プロダクション(映画「アイアムアヒーロー」製作委員会)
東宝映画(製作プロダクション)
プロデューサー山内章弘(エグゼクティブ・プロデューサー)
配給東宝
特殊メイク藤原カクセイ
特撮神谷誠
美術大坂和美(装飾)
藤原カクセイ(特殊造形統括)
衣装宮本まさ江(衣装デザイン)
編集今井剛
あらすじ
漫画家アシスタントの鈴木英雄(大泉洋)はある日、ウイルスに感染して狂暴化した恋人・てっこ(片瀬那奈)に自宅で襲われる。英雄は趣味で所持する散弾銃を手に外に飛び出すが、街はZQN(ゾキュン)と呼ばれる感染者で溢れていた。英雄は女子高生・早狩比呂美(有村架純)とアウトレットモールに逃げ込み、そこで生存者たちを統率する伊浦(吉沢悠)とサンゴ(岡田義徳)、勝気な看護師・藪(長澤まさみ)と出会う。
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💬口コミ一覧

82.ネタバレ 原作未読です。
NHKの「ファミリー・ヒストリー」での大泉洋の回を観て "これは何か彼の出演作を観てみたい”と思い、ゾンビ物好きの私が選んだのが本作。
選択した理由は微妙なものだったが、予想を大きく裏切り物凄く面白い作品だった。
大泉洋、拍手喝采の大活躍である。
どちらかと言うと社会の底辺に近い位置にいた主人公が、常軌を逸した世界で自らの「利=狩猟免許所有」を活かし生き延びて行く様は、一風変わったサクセスストーリーの様だった。
本作が白眉な所は、ゾンビの基本的習性の一つである「生前の記憶・習慣に倣った行動をする」のを大胆に解釈して映像表現している所。
特に後半の元高跳び選手が(脳は無いのに)人間達の束の間の秩序をぶち壊すきっかけになる描写は凄かった。
聞く所に因ると、原作は映画で描かれた内容以降もかなり濃い展開をする様だが、私は本作に留めおこうと思う。
たくわんさん [インターネット(字幕)] 10点(2025-01-08 14:16:47)
81.ネタバレ 日本映画でここまで出来るかと思えた作品。アクションだけでなく雰囲気もすごく良く久しぶりに今映画を見てるなという特別な感覚に浸れました。パニックシーンの長回し撮影の迫力はすごいですね。予算も限られてる中でよくここまで出来たなと賞賛したいです。最後の終わり方もいい感じで日本最高のゾンビ映画を作ってくれたことと大泉洋好きなので9点にちょっとおまけして10点つけます。
映画大好きっ子さん [CS・衛星(邦画)] 10点(2017-02-15 16:37:11)
80.ネタバレ 普段はうだつのあがらないダメ男でも、何か一つとりえがあるかもしれない。それは例えばそう、ゾンビの群れから2人の女性を守りきれるような、そんなダメ男のゾンビ映画。ゾンビ映画は色々観てきましたが、原作ありきとはいえ、邦画ゾンビでこれくらいキモくて怖いゾンビ造形を出してくれるなら、もう、それだけでヒーヒーしちゃって映画にのめり込めます。でも、それだけじゃなくて、この映画、さらに迫力もグロさも十分で、邦画でもやればできるんだぜ感がめちゃくちゃ伝わってきて、なんかゾクゾクきました。それに、日本が舞台なので、日本人であるこっちの感情移入率も高い。印象的なのは何度も繰り返される妄想シーン、ダメ男が本気をふりしぼるのがいかに難しいかを、こんな感じで表現してくれると、とってもわかりやすい。次は本気か?、次は本気か?を何度も繰り返すんやもん。そーだよね、中々出てこないよね、本気は。でも、あんな魅力的な女性二人なら、最終的には本気と共にロッカーからも出てくるよね。きっと。あと、最後の銃撃ドログチャシーンも、テンション上がります。何十体も出てくるゾキュンが、みんな個性的やし、特にラスボスのキモさっていったら、あーた、ずっと高跳びやりまくって、それで頭へこんで、しかも顔がマジなスポーツマンの顔、こえーよ。怖すぎるよ。街中の長マワシシーンもよかったなー。街で突然、謎の危機に遭遇する感じがしっかり体感できて。展開的には、過去の有名なゾンビ映画のおいしい部分をつないだ感じですが、ゾンビ映画って、なんかそれで演出とかちゃんとやってくれたら、僕は大満足なんです。きっと。
なにわ君さん [インターネット(字幕)] 10点(2016-12-01 02:52:36)
👍 1
79.ネタバレ この映画、もしくは原作の漫画が話題になっていたときは全く興味がなく、しばらくしてから漫画を読み、そこで初めてゾンビものストーリーだと知りました。数年前に漫画を、映画を本日鑑賞しました。

漫画の方もかなり面白かったですが、映画も最後まで違和感なく楽しめました。個人的にはアニメの実写化は苦手な方なのですが、これは全く抵抗なかったですね。キャストがみんなハマっていたし物語のテンポも良くて中だるみしなかったからかな。

生活感のある序盤の描写、好きです。漫画の仕事がうまくいかなかったり、彼女のてっこともマンネリ状態で…てっこを誰がやってるのかと思ったら片瀬那奈さんでした。好きな女優さんです。まさか片瀬さんがあんなことになってしまうとは。いや、漫画で知ってましたけどね。ゾキュンが現れ始めてる兆候は出てるのにそれと気付かず日常が進んでいく描写は視聴者をドキドキさせますね。てっこがゾキュン化した後に街の異変が一気に噴出するのもとても緊張感のある場面でこれもドキドキしました。
途中で出会ったひろみちゃん(=有村架純さん)は可愛いのですが、『君の膵臓〜』の浜辺美波さんよろしく、女の子があざとすぎて「いやいや、そんなやついねーだろ」感が半端ない(笑)
アウトレットの男軍団はなんか演技が鼻についた感がありましたが、薮役の長澤まさみさんは抜群でした。魅力的だし役にピッタリハマっていました。良かったです。

ゾンビ映画って必ず生き残りの人たちで揉めて結局ゾンビにやられてしまうのが定番ですが、映画の面白さとは別に、なんか現実世界見てるみたいで若干ゲンナリしてしまいました。なんかもう、人が人を攻撃するようなものは映画でも現実でも見たくないな。そんなところで少し気疲れしてしまった映画でした。すみません、ただの個人的感情です。

映画自体はとてもおすすめ。ゾンビもの好きは是非ご覧ください!
TANTOさん [インターネット(邦画)] 9点(2021-04-18 01:15:23)
78.原作もよかった(途中まで)ので、この作品が原作と同じぐらいのパワーとクオリティを持っていたのはうれしかった。大泉洋はまりすぎ。
リニアさん [映画館(邦画)] 9点(2017-11-12 01:42:21)
77.日本を舞台にしたゾンビ映画。
かなり良かった。
日本でもこれくらいの高いクオリティの作品作れるんですねー。
Dry-manさん [映画館(邦画)] 9点(2017-11-11 22:53:03)
76.ネタバレ はじまりは、平凡な日常に入り込む些細な違和感。種火はボヤを吹っ飛ばして瞬く間に大火へ。同棲彼女のアクロバティックな急襲に端を発した地獄絵巻は、半径3メートルのアパート室内から、煙幕上る阿鼻叫喚の市街地編まで、ドミノ倒しの如く、いやタクシー大爆走で、悪化拡大していきます。そうかと思えば、一転、主人公とJK2人の静かなひと時。心の交流を手際よく挟み込み、緩急をつけるニクイ展開。その後は当該ジャンル“らしさ全開”のショッピングモールを舞台に、ゾンビより恐ろしいヒトの集団が登場と。およそ定番と思しきプロットを漏れなく押さえた正統派ゾンビ映画の趣で、ゾンビ映画好きとしては、非情に好感度が高いです。JKを“半人半ゾンビ”に位置づけた点は、クロかシロかを問うゾンビ映画には通常存在しない特異点で、ホラー・スプラッター祭りの中の“良心”を担う“核”でもありました。極限下においても、弱者(あるいは障碍者)を切り捨てることを正義としないヒューマンドラマは、弱肉強食を旨とする無法世界に対するアンチテーゼ。胸に響きました。上戸『あずみ』の百人斬りを彷彿とさせる英雄渾身の銃撃戦は、ZQNについて絶妙なパワーバランスの調整が効いていてこそ。アクティブに動くゾンビ(いわゆる走るゾンビ)だらけでは到底耐え切れませんし、オールドタイプ(スローモースタイル)ばかりでは戦う必然性が担保されません。ZQNに個性を認めたことで成立した壮絶なクライマックスは見応え十分。徹底したゴア描写も正統派ゾンビ映画としての自己主張であり、それでいて汚らしい印象がない点も評価したいです。物語としては尻切れトンボな印象ですが、そもそもゾンビ映画とはそんなものでしょう。これ、続編を期待しない方が野暮というもの。私の中では「快作」認定です。有村架純も可愛かったし、言うことナシであります!
目隠シストさん [CS・衛星(邦画)] 9点(2017-02-10 00:29:02)
👍 1
75.ネタバレ 原作は途中から読んでいるので最初の方は未読。
…ということで、世界観は知っているけど映画にされた部分は知らない状態。それにしても楽しめた。

まず、大泉洋がいい!原作の英雄同様、普段は頼りなく、それでいて憎めず、いざという時はやってくれる、英雄になりきれない凡人を演じきってくれる。
そしてZQN。邦画にしては(というのも失礼かもだけど)グロくていい!動きもさることながら、造形、目がずれていく様、血しぶき…う〜ん、スプラッタ!

ストーリーに関してはほとんどあって無いようなもの。
王道というか、パニックに継ぐパニックの合間に人間ドラマが挿入されている感じ。
その人間ドラマが少し弱かったかな、と感じた。特にもう少し英雄と比呂美の関係性を描いて欲しかったな。
最後の銃撃戦もてっきり比呂美が助けてくれるのかと思ったら、結局何もしなかったのに拍子抜け。

予想通り(というか原作はまだ終わっていませんし)俺達の旅はこれからだ!みたいな終わり方でした。
続きが出るとしたら原作終了後希望ですね。ガンツみたいなのは勘弁して欲しいです。

グロ耐性がない方は注意してください。
ご都合主義耐性がない方もご注意を。
HIGEさん [映画館(邦画)] 9点(2016-05-23 11:46:35)
74.ネタバレ 「バイオハザード(ゲーム)大好き!ゾンビ映画は数本…」という程度のゾンビキャリアですが、
ゾンビパニック物として素直に「凄い!」と思えたし、一人のダメ男の成長物語としてもグッときました。
途中までは「英雄(えいゆう)と書いて英雄(ひでお)です」と、英雄(ヒーロー)とは程遠い自分を自虐的に自己紹介していた主人公が…
「世界が引っくり返っても自分は何もできない、何にも変われない」と悔し涙を流していた情けない男が…
なけなしの勇気を振り絞って二人の女性を救った時、今まで自分を”メガネ”と呼んでいた相手に自分の事を
「鈴木英雄。ただの英雄(ひでお)です」と、あっさり名乗る。
そう、本物のヒーローになった男は、決して自分の事を「ヒーロー」とは口にしないのです。
大鉄人28号さん [映画館(邦画)] 9点(2016-05-08 17:13:21)
👍 1
73.ネタバレ 原作は20巻まで読みました。原作をうまくアレンジしてあって配役や演技もとても良く面白かったです。特に序盤からタクシーまでの展開は神懸っていました。徹子の部屋も素晴らしかったです。本人はあまり気に入っていないようですが、2年前の有村さんの演技も可愛かったです。サンゴの死に様も良かったです。これ以降は久喜編を経てエヴァやガンツのようになってしまうので、続編はなくて良いと思います。緊張感がずっと続いてとても良い映画体験でした。パンフレットのインタビューで「樹海での撮影は数日に及び、有村さんも本当によく頑張った」と言えば良いのに「僕が有村ちゃんを思う気持ちと、英雄が比呂美を思う気持ちがリンクした」と言えちゃう大泉洋も本当にキモ過ぎて良かったです。
DAIMETALさん [映画館(邦画)] 9点(2016-05-01 21:45:47)
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72.ネタバレ なかなかのゾンビ映画でした。
ゾンビとしての定番をきちんと押さえつつ
いろんなエッセンスを取り入れている感じはしました。

なお、漫画原作は読んでいませんでしたが
ゾンビものであることはなんとなく知ってました。

彼女がゾンビ化するシーン非常に良かったです。
ゾンビもの好きなところは、日常から非日常に切り替わる部分ですので
そこの映像はかなりスリリングでした。

後半も誰そうでしたが、上手く押し切りましたねぇ。
最後ヒーローになった画もなかなか良かったです。

長澤まさみも実は感染してましたエンドになるかと思ってましたが
それもなく、ある意味良い終わり方でした。
有村架純も可愛い。

あと、地味に伏線が巧みだなぁ。と
特にローレックス。

と、脚本はアンナチュラルとか逃げ恥の野木さんでしたが、さすが。

あと、地味に芸人出てますね。
メイプル超合金とかザ・パーフェクトのピンボケたろうとか。
色々小ネタも面白い作品でした(テレ東とか)

ゾンビものが無類に好きな自分はだいぶあたりな気がしました。
邦画もやりますね。
ってことで8点で。
シネマレビュー管理人さん [インターネット(邦画)] 8点(2019-06-03 19:40:45)
71.ネタバレ 原作は最終話まで読んでるんですが、この映画版は未見でした。
とはいえ評判がいいのは聞いていたので楽しみにしてたんですが、いやこれはなかなか素晴らしい出来です。

映画化するにあたり一部のキャラ設定を変えあるいはキャラごと削除、イベント削除あるいはかなり変更し…と、実は原作から大きく違ってる映画なんですが、トータルで原作の空気感が(少なくともあのショッピングモールまでの空気感が)きっちりと描かれているのは、これは製作スタッフに拍手、というところでしょう。原作を大事にしてるのが観ていてびんびんに伝わってきます。
邦画のゾンビ物なんかしょぼいに決まってるだろう…という先入観が我々にはあるわけですが、この映画は見事にその先入観を打ち破ってくれてやりきってるのもお見事。
なんだよ、やればできるんじゃん!
まさか邦画で海外のもの以上のゾンビ映画にお目にかかれるとは…

ちなみに劇中、伊浦が駐車場でZQN化するときに、藪(小田つぐみ)に対し「セックスしよう」「嫌がってるふりしてたけどお前も喜んでたろ」みたいな事を突然言いだし、映画しか知らない人には「うわ、キモイ男」と思わせるわけですが、これ原作も読んでると、藪がZQN化するときに「伊浦〇ンポいい」と連呼するのを知ってるわけで、原作を知ってるかどうかであのシーンの解釈は違ってきたりします(笑)

というか、もしこの映画の続編が作られる事になれば長澤まさみがそのセリフを言う事になるわけで、そうなるとさらなる日本映画の金字塔としての地位を確立すること間違いなしなんじゃないでしょうか。ドキドキがとまりません。
あばれて万歳さん [インターネット(邦画)] 8点(2018-09-01 17:27:37)
👍 1
70.ネタバレ  原作漫画あり、ってところが影響してるのかは定かではありませんが、なんか「絵が綺麗」だと感じました。いやゾンビ映画なんで映像は血まみれ、肉片まみれで鬼気極まる汚らしさなんですけど。「絵になる」って表現の方が正しいか?ZQN化した恋人がベッドから転げ落ちた後ブリッジの姿勢で起き上がるシーンとか、落下してきた高跳びゾンビが死体の群れの中からこれまた起き上がるシーンとか、これまた死体の海の中で自死を選んだオッサンの姿がシルエットで浮かび上がって見えるシーンとか。人物の動きを止めて静止画としてみたときもひとつの作品として「絵になる」シーンというか、カットが多い映画だったなと思います。こういう映画はなかなかお目にかかった記憶がない(ゾンビ映画だとなおさら)ので新鮮でした。
 そして主演の大泉洋もまた「絵になる」俳優でした。ショットガンを撃ってZQNを倒した後の残心(?)の姿勢や銃身フルスイングで高跳びゾンビの顔面を木っ端微塵にした後のフォロースルー、どちらも顔がよく見えなかったりカメラに背を向けてたりだったんですけど、立ち姿が何かのモデルかと思うくらいにカッコよかった。で、そのあと顔がアップで映るシーンで「ああ、やっぱり大泉だ」ってなるあの落差、ただの二枚目俳優じゃ絶対真似できないし、演じたとしてあそこまで映える絵になっていたのかどうか。顔面や服装が冴えなくてもカッコよく映るってやっぱり稀有な才能だと思う。
 しつこく「絵になる」を連呼したけど、私のこの映画に対する感想は、「とにかく絵的にカッコいい!」の一言に尽きる。
あなたのはレビオSir.さん [DVD(邦画)] 8点(2018-07-26 22:43:11)
69.ネタバレ 前半の恋人のゾンビ化、職場の惨劇、高速道路の暴走あたりまでは「これぞゾンビ映画」っていう展開で最高にボルテージが上がった。アウトレットモールで有村架純をカートに乗せるあたりゾンビ好きならニヤニヤが止まらないと思う。さらに嫌な感じの集団に加わりリーダーがイカれてるのも鉄板。でもその後のエピソードが少し弱くて失速したのが残念。ラストのドンパチはいらないから、もっといろんなエピソードを積んでほしかった。
54dayoさん [ブルーレイ(邦画)] 8点(2018-01-08 02:19:15)
68.ネタバレ  とうとう日本にもゾンビ映画の傑作が誕生したんだなぁ……と、感無量。

 邦画にも面白い作品は沢山あるけれど、その中で「ゾンビ映画」というジャンルは非常に頼りなく、胸を張って「面白い」と言える作品は、これまで無かったように思えますからね。
「火葬の風習がある日本では、死者蘇生がイメージし難い」
「銃器が身近に存在しない」
 等々、ゾンビ映画を作る上では不利なお国柄なのに、そんなハンデを乗り越え、これほど面白く仕上げてみせたのだから、もう天晴です。

 二時間という尺の都合上、どうしても原作漫画の要素は色々と切り捨てられてしまう訳だけど、その取捨選択も見事でしたね。
 原作においては、丸々一巻分かけて「売れない漫画家の鬱屈とした日常を描いた漫画」と思わせておいて「実はゾンビ漫画だった」と一巻ラストにて種明かしするという、非常に面白い構成となっているのですが、これを再現するのは潔く諦め、十五分程で「ゾンビ物ですよ」と種明かし。
 謎の存在「来栖」や妄想の産物「矢島」も登場させず「主人公の英雄」「ヒロインである比呂美と小田」の三人を中心とした作りにして、分かり易く纏めてある。
 英雄の恋人である徹子の描写が大幅に削られており、彼女を殺してしまった事への葛藤すらも失われているのは気になりましたが……まぁ仕方ないかなと、納得出来る範囲内でした。

 そもそも原作においては作者自身が「作中に散りばめられた謎を解く事」を放棄したフシがあり「適当にそれっぽい言葉を並べておけば、信者が勝手に深読みしてくれる」と、作中人物に嘯かせているくらいですからね。
 よって、原作における「来栖とは何なのか?」「ZQNとは何なのか?」という謎解き部分を徹底的に排除したのは、もう大正解だったかと。

 日常がゾンビの発生によって崩壊する様も、真に迫って描かれていましたし「日本」という身近な世界が舞台になっている分だけ、その臨場感も倍増。
 ここの辺りのスピーディーさ、動きを伴うからこその迫力は、漫画には出せない、映画ならではの魅力だったと思います。

 ロレックスの伏線が三重、四重になっている脚本にも、非常に感心。
 「原作では準主役格だったりする中田コロリ先生が、ロレックスを付けている」→「それを気にしていた英雄が、文明崩壊後の世界では簡単にロレックスを拾える事に拍子抜けする」と、ここで伏線の回収が済まされたと油断していたところで「英雄がロレックスを大量に装備し、それが腕のガードになっていたお蔭で、噛まれても助かる事になる」「最終的には、我が身を守る虚栄心の象徴のようなロレックスを外して、射撃に専念する」ってオチに繋げてみせたのには、もう脱帽です。

 ボス格の敵キャラとして「高跳びゾンビ」をチョイスするセンスも良いし、そして何といっても……終盤のショットガン描写が、素晴らしい!
 それまで発砲する事が出来ず、躊躇い、怯えていた英雄が、ヒロイン達を守る為、ラスト二十分程で、とうとう引き金をひいてみせるんだから、本当に痺れちゃいましたね。
 溜めて、溜めて、解き放つというカタルシスがある。
 連射系の武器ではない、一撃の威力が大きいショットガンと、非常に相性の良い演出だったと思います。
 襲い来る大量のゾンビに対し、素早くリロードしながら迎え撃つ英雄の姿も恰好良かったし、最後は「弾切れの銃で、敵の頭部にフルスイング」という倒し方なのも、実に痛快で良い。

 原作においては「富士山に行けば助かるというのは、ガセネタだった」「実は英雄も感染していた」などの情報が明かされ、この後どんどん絶望の匂いが濃くなっていく訳ですが、本作においては「富士山に行けば、何とかなるかも知れない」「比呂美の存在によって、ワクチンが作れるかも知れない」という希望を残した段階で完結しており、その点でも好みでしたね。
 最後の台詞通り「ただのヒーロー」になった英雄なら、きっと彼女達を守り抜けるだろうなと思える。
 良い終わり方の、良い映画でした。
ゆきさん [DVD(邦画)] 8点(2017-12-01 04:19:50)
👍 2
67.ネタバレ やっぱり日本映画界はできる子だったんですよ、でもこれだけグロかったら地上波放送は絶対に無理ですね。と思ってよくクレジットを眺めたら、この映画にはTV局が製作委員会に加わってないんですよ。日本映画界をここまでダメにしちゃったのは、製作委員会に大手TV局が名を連ねていることなんだなと、確信した次第です。 主人公とJKが山に迷い込むまでのこの世の終わり感は半端なくて、ここだけでもハリウッドのゾンビ映画と真っ向勝負ができるでしょう。「テレ東が通常放送をやめたら日本は終わり」というネットギャグを盛り込んでいるところなんか苦笑ですが、これも製作にTV局が絡んでないから可能な脚本だったのかも。半面、モールにたどり着いてからのモタモタ感は残念です。確かに立て籠もり軍団の構成には違和感があります。男女とも平均年齢が若すぎるし、とくに男は徳井優を除くとヤカラみたいなのがほとんど。その中でニートみたいな吉沢悠がリーダーとして采配を振るえたというのは、なんか説得力がないんですよね。大泉洋のヘタレぶりは観ていてイライラさせられるほど上手いです、銃刀法違反を極端に気にする訳の分からない小心さも笑えました。まあなんでこんな漫画アシスタントがクレー射撃用ライフルを持っているのかは謎ですけど(笑)。 これは原作ありきなんでしょうけど、有村架純の身に何が起こっていたのかは、すごく気になるところです。続編製作を希望です。
S&Sさん [CS・衛星(邦画)] 8点(2017-10-15 20:04:14)
66.ネタバレ 大泉洋に告ぐ。
何年にも渡り愛されつづけ待たせつづけた女性が目の前でお亡くなりになったのです。そこで放置は人としてどうなのかと。
最後にラストキッスくらいしてあげなさいってばさ 
そして最後にベッドにでも寝かしてあげなさいってばさ (その際、もちろんお姫様抱っこしてあげってってのが理想です。)

総評:MVPは片瀬那奈だと思う。
いや、てっこだと思う。
気色の悪さは群を抜いていた。
二時間超えの たかがゾンビ映画に付き合うこと決めれたのは冒頭での彼女の存在あったからこそと言っても過言ではないです。(CS録画において)

尚、他にコメディ部門においての受賞は30年間無事故無違反でのタクシー運転手:村松利史氏であったとそう思う。
でもコメディ部門においての大賞は・・デュルルルル・・ 発表です 
やはり、大泉洋様 ご本人であったと思います。
3737さん [CS・衛星(邦画)] 8点(2017-09-17 21:31:19)
👍 1 😂 1
65.ネタバレ ゾンビ映画と知らずに鑑賞。主人公が恋人のアパートに戻ったシーンでは腰を抜かしました。ゾンビ映画に免疫がなく、評価基準を持ち合わせていないため、他の方々のレビューに多く見られる「世界に通用するレベル」とか「邦画とは思えないクオリティ」とかいう感想ではありませんが、ただ純粋にとても怖く思いっきりグロく、よくできた映画だと思います。チャチな感じは全くありませんでした。
あと、有村架純さんですが、彼女がものすごくカワイイとおもいました。この場合、綺麗ではなくカワイイです。あまちゃんブレイク以降よく見かけますが、現在放映中の朝ドラ含めて、この映画ほどカワイイと感じたことはありませんでした。彼女にならすこしくらいかじられても・・・という気持ちがよくわかります。
la_spagnaさん [DVD(邦画)] 8点(2017-08-15 14:04:55)
👍 1
64.ゾンビを観て以降、さまざまなゾンビ映画を観ましたが、ついにちゃんとした和製のゾンビ映画を観られたことが感慨深いです。
原作は途中まで読みましたが、映画用のアレンジも上手だと思いました。
大泉洋は、他に似た人が思い浮かばない唯一無二の俳優さんですね。見事に主人公になりきっていました。
有村架純の女子高校生もとても可愛かったですし、長澤まさみも役にはまっていました。
たぬき野郎さん [DVD(邦画)] 8点(2017-06-17 23:19:46)
👍 1
63.漫画の実写化は、アクション要素が強くなるほど失敗する可能性が高くなるように思うけど、これはアクション系なのに成功してる。
原作ファンなので、いつもなら細かい違いが気になるものなるのに、これはあまり気にならない。
原作よりも上手に改変されてるところもいくつかあって感心した。
ストーリーに関してはよくあるゾンビものなの。
大量のゾンビと戦うクライマックスシーンは圧巻。
日本映画もこれからはこのアクションのクオリティが当たり前になってほしいものです。
ネギ寿司さん [CS・衛星(邦画)] 8点(2017-03-05 14:41:56)
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《更新》:7日以内に更新

【点数情報】

Review人数 82人
平均点数 6.95点
000.00%
100.00%
200.00%
322.44%
411.22%
5910.98%
61619.51%
72631.71%
81821.95%
978.54%
1033.66%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 7.50点 Review2人
2 ストーリー評価 6.75点 Review4人
3 鑑賞後の後味 7.20点 Review5人
4 音楽評価 6.66点 Review3人
5 感泣評価 4.66点 Review3人

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