映画『日本で一番悪い奴ら』の口コミ・レビュー

日本で一番悪い奴ら

[ニホンデイチバンワルイヤツラ]
2016年上映時間:135分
平均点:6.55 / 10(Review 29人) (点数分布表示)
公開開始日(2016-06-25)
ドラマ犯罪もの刑事もの実話ものヤクザ・マフィア小説の映画化
新規登録(2016-05-10)【DAIMETAL】さん
タイトル情報更新(2024-11-17)【イニシャルK】さん
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監督白石和彌
キャスト綾野剛(男優)諸星要一
YOUNG DAIS(男優)山辺太郎
矢吹春奈(女優)田里由貴
瀧内公美(女優)廣田敏子
田中隆三(男優)
中村倫也(男優)
斎藤歩(男優)
青木崇高(男優)
音尾琢真(男優)国吉博和
ピエール瀧(男優)村井定夫
中村獅童(男優)黒岩勝典
松岡依都美(女優)
地曵豪(男優)稲嶺
脚本池上純哉
音楽安川午朗
津島玄一(音楽プロデューサー)
作詞谷中敦東京スカパラダイスオーケストラ feat. Ken Yokoyama「道なき道、反骨の。」
主題歌東京スカパラダイスオーケストラ東京スカパラダイスオーケストラ feat. Ken Yokoyama「道なき道、反骨の。」
製作木下直哉
遠藤茂行
日活(「日本で一番悪い奴ら」製作委員会)(製作幹事)
東映(「日本で一番悪い奴ら」製作委員会)
ポニーキャニオン(「日本で一番悪い奴ら」製作委員会)
木下グループ(「日本で一番悪い奴ら」製作委員会)
企画日活
配給東映
日活
美術今村力
衣装宮本まさ江
編集加藤ひとみ
録音柴崎憲治(音響効果)
照明金子康博
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💬口コミ一覧

29.結構面白い。
最初は結構コメディタッチで、ブラックジョークみたいなの織り交ぜながら見れるのですが、どんどんしんどい展開になっていきます。チャカも金にもならないのに、明らかに労力かけすぎてしまってます。そしてやっぱりシャブ頼みになっていき、少しずつ状況がおかしくなっていくという、スコセッシ映画みたいな展開です。
ちなみに個人的なお気に入りシーンは、序盤に登場する明らかにエロバカ要素でしかない常見とウェイトレスによる「アンタ常見?電話だよ」「かわいー」「チッ、うっせーな」というしょーもないやりとりと、その常見がボッコボコにされた顔で「すみませんでした」と奥に引っ込んだ代わりに出てきたすげー怖いヤクザの黒岩による「はいこんにちはー。旭真会の黒岩です」からの一連の流れですね。「はいこんにちはー」って登場するヤクザ初めて見たと思います。すんげえ迫力です。最高。
あと余談ですが、黒岩消えた後で諸星達が散々痛めつけられるという非常にシリアスなシーンの後のTKO木下氏のセリフが「ハッハッハ。流石は道警のエース」というベッタべタな悪役のセリフみたいでちょっと笑ってしまいます。
Fukkyさん [インターネット(邦画)] 8点(2022-10-29 17:32:03)
28.ネタバレ 舞台は昭和後期から平成中期の北海道警。ちょうど私も昭和に生まれて学生時代を過ごしたくらいの時期です。まあその頃くらいの日本なら家庭でも学校でも体罰なんて当たり前でしたし、このくらいの汚職があってもそれ自体にはそれほど驚きはありません。まだ携帯も出たか出ないかくらいのSNSと呼べるようなものはまだまだなかった時代。そんな時代だったからでしょうか、諸星さんがこのように自分の周りの世界に取り込まれ囚われてしまったのは。今思えばインターネットなどなく、良くも悪くも自分の周りの世界しか見えてなかったこの時代にはこういう風に誰かの影響や何かの思想に染まりやすかった時代なのかもしれません。この諸星さんもそうで、道警に入りたての新人時代には課のエースで先輩でもあった村井に可愛がられ影響されてその生き方を模倣し、その後道警に新設された銃器対策課に配属されそこから彼は特に銃の摘発に力を注ぐようになる。思想に染まった彼の考え方は本当に極端であり、銃摘発のためにロシアから銃を輸入することすら彼の中では是であり、彼に言わせれば「チャカさえあげられればシャブなんてどんだけ出回ったって関係ないでしょ!」ですから。本当にそこまで事実だったのかはわかりませんが、麻薬の所持使用で道警に逮捕されてもなお道警に恩義を感じていると述べた最後の語りはなんだか考えさせられます。人はあそこまで何かに夢中になり、視野が狭くなれるものなのでしょうか。昭和後期から平成中期、複雑な思いで振り返ることになりました。
TANTOさん [インターネット(邦画)] 8点(2022-01-13 22:54:32)
👍 1
27.ドキドキした。笑えるし、エロいし、暴力的。飽きずに最後まで楽しませてくれるエンターテイメント味が強すぎて、実話なのに考えさせられるとか、社会派っぽい感じがあんまりしない。逆にその説教臭さがないところがいいところなのかも。
ブラック武藤さん [インターネット(邦画)] 8点(2020-06-22 16:09:39)
26.いやいやいやいや、まったく笑えない!なのに、笑えて笑えて、困る!!
実際の警察不祥事事件をモチーフにしたこの犯罪映画は、想像以上に胸クソが悪くて、想像以上に面白くて、とても困った映画だった。

こういう“感覚”を、日本の映画ファンが体感する機会は少ない。
その理由は明確で単純だ。こういう映画があまりにも少ないからだ。
現代社会において実際に巻き起こった事件、事故、スキャンダルを映画の「題材」とすることはあっても、それらを真正面から捉えた上で“エンターテイメント化”する文化的土壌が、この国の映画業界には備わっていない。
その昔は、そういうことをまかり通すだけの肥えた土壌があったのかもしれないけれど、今はすっかり痩せ衰えていると言わざるを得ない。
それは何も映画業界だけの問題ではないだろう。この国の文化的な民度とリテラシーそものもが矮小化し、弱体化してしまい、許容し得る度量がないのだ。

そんな中で、今作と、これを描いた白石和彌という映画監督は、明らかに特異な存在と言えよう。
事実を事実として捉えた上で、「娯楽映画」としての暴力性、可笑しさ、エロさ、猥雑さ、それらすべてをひっくるめたエンターテイメント性から逃げない姿勢が先ず素晴らしい。

日本の映画業界と比較し、映画文化の土壌が肥えているハリウッドでは、作品の善し悪しは別にしてこの手の映画作品で溢れている。
マーティン・スコセッシの映画などはその頂点の一つであろう。決して過言ではなく、今作は、かの巨匠の作品の空気感を彷彿とさせた。近年の作品で言えば、序盤の主人公が悪徳メンターと交流するシーンをはじめ、「ウルフ・オブ・ウォールストリート」に映画的な展開と性質がすごくよく似ていると思えた。

看過できない社会性と、直視しづらいほどの毒性、そして観る者を釘付けにするエンターテイメント性の混在。
それはまさに映画的「快楽」であり、日本でもこういう映画が作られるようになったことがとにかく嬉しい。


公開当時から観たい作品の筆頭であったが、劇場鑑賞の機会を逃したまま、期待値が高まるあまり鑑賞のタイミングを掴みそこねてきた。
ようやく鑑賞に至った動機は、この国の映画ファンにとってあまりに悲しい「ピエール瀧の逮捕」だった。
ピエール瀧が俳優としての類まれな存在感と価値を爆発させた最大のきっかけこそ、白石和彌監督の「凶悪(2013)」だったと思う。
今作においても、彼は序盤の少ない登場シーンで、前述の悪徳メンター役を嬉々として見事に演じ切っている。

無論、彼が犯した罪を擁護する気持ちは毛頭ない。一報を聞いたとき、一ファンとして、憤りと悲しみで打ちひしがれそうになった。
「作品に罪はない」という意見は概ね正しいと思うが、それがイコール「作品の価値が下がらない」ということではない。ピエール瀧の逮捕後に今作を観て、少なからず彼の演技を訝しく観てしまったことは否めなかったし、それはたとえ“過去作”であっても、この映画にとって決して小さくないマイナス要因だった。

ただそれでも、この映画がエネルギーに満ち溢れた良作であることは揺るがないし、今作に限らず、一人の演者の罪によって作品自体が蔑まされたり、日の目を見ないなんてことは間違っていると思う。
詰まるところ、重要なのは我々受け手一人ひとりの「意識」のあり方なのだ。
先に呈したこの国全体の文化的リテラシーの低下にも関わることだけれど、この社会の文化意識そものもがもっと成熟しなければならない。
その上で、「現実」と「作品」との境界線をきちんと認識し、個々人が適切な判断と評価をするべきだ。
そうでなければ、アグレッシブでオリジナリティに溢れた創造活動などできるわけもなく、結果本当に面白い映画なんて生まれるはずもない。

これからも、今作のように「現実」を「娯楽」で笑い飛ばすような映画が生まれ続けてくれることを切に願う。
鉄腕麗人さん [インターネット(邦画)] 8点(2019-03-17 11:48:18)
👍 1
25.ネタバレ 綾野剛がとにかく素晴らしく、日本映画界にはこれだけ出来る役者がいるのかと驚かされました。脳筋風からチンピラ風、大物ヤクザ風、しがないおじさん風と絶え間なく姿を変えながらも、純粋無垢な彼の根本部分は常に同一であるということを見事に表現できています。また、笑わせる間の取り方のうまいこと。中村獅童演じる黒岩とのファーストコンタクト。詫びに来いと言われ内心はビクビクしながらヤクザの事務所に入り、案の定、黒岩に怒鳴られて困った諸星。何やら口をもにょもにょ動かし始めて何をするのかと思いきや、次の瞬間「かー、ぺっ」と痰を吐き、黒岩に負けじとあることないこと大声で叫び始める場面には涙が出るほど笑わされました。それに続き、黒「お前が気に入った!この鮫エキス食ってみろ!」、諸「おお!(瓶一本分の鮫エキスを全部口に入れる)」、諸「まずい!」、黒「そうだろ!全然売れねぇんだ!」。まったく理解不能ですが、初対面でさっきまで対立していた二人が、次の瞬間にはとても気が合うベストパートナーになったということが一発で分かる見事な掛け合いでした。
演出のテンションも絶好調。『ウルフ・オブ・ウォールストリート』や『グッドフェローズ』などのスコセッシ作品とよく似た作風となっているのですが、本家スコセッシと比較しても遜色ないほどのエネルギーに溢れており、やや長めの上映時間中にもダレ場は一切なし。その絶倫ぶりには恐れ入りました。
気になったのはタイトルであり、「日本で一番悪い奴」ではなく「日本で一番悪い奴”ら”」なんですね。複数形。すなわちこのタイトルは諸星ではなく、諸星に不正をやらせていた北海道警を指したものだと考えられます。ものすごく間違った成果至上主義が敷かれており、「俺のだぁ!」と言いながら犯人を刑事同士で取り合う、拳銃の押収件数を増やしたいのでヤクザから拳銃を買ってくる、それでもノルマを達成できなければロシアにまで銃を買いに行かせる、さらには拳銃の密輸ルートを作るなど、そもそも論を無視した行為を組織ぐるみでやっているのです。上司:「諸星、今月の数字何とかならんか?」、諸星「はい、何丁か買ってきます」、こんなやりとりをしているのです。これには驚かされましたが、本作は諸星のモチーフとなった稲葉圭昭氏自身による著作を原作としており、かつ、捜査や裁判過程でその内容の一部は裏づけられていることから、これは実際にあった話。さすがに驚きました。しかも諸星に指示を出していた上層部はお咎めを受けておらず、それどころか出世した人間までいるようであり、まさに「日本で一番悪い奴ら」。こんな面白い話をなぜ他のクリエイター達やジャーナリストは放置してきたのだろうかと不思議になったほどです。
ザ・チャンバラさん [ブルーレイ(邦画)] 8点(2017-01-14 15:50:17)
24.ネタバレ 綾野剛。すごい役者だ。中盤のシャブを打つシーンはディカプリオを超えたのではないか。後、中村獅童。「はいこんちは〜」から退場まで魅力抜群。彼のベストアクトだと思う。俳優陣のテンションに引っ張られたのか、映画自体のテンションも終始フルスロットルで飽きずに一気に観れた。日本映画で全盛期のスコセッシみたいな映画が観れるなんて、こんなに嬉しい事はない。
bolodyさん [映画館(邦画)] 8点(2016-09-24 01:29:55)
23.ネタバレ 130分の映画とは思えないほどあっという間。面白い。
綾野剛のシャブ打った時の演技がさすが。人生落ち目の演技もリアルに感じられた。
他の役者の演技も世界観壊すことなくすばらしい。(世界のTKとTKOの演技は微妙ではあったが)
この映画には伏線も愛もないんだけど、感情にずっしりくるものがある。面白い。良い
Keytusさん [インターネット(邦画)] 7点(2025-01-03 21:55:57)
22.ネタバレ まあまあ面白かった。
環境に影響をうけすぎた刑事の末路が悲惨。
ピエール瀧は役者としては存在感あるなと思いました。
綾野剛さんもよかったです。
まっかさん [インターネット(邦画)] 7点(2022-05-05 09:57:49)
21.ネタバレ 刑事・ヤクザバイオレンス、ウソのようなホントの話。北海道警の刑事がヤクザにモグってホシをパクる。「アメとムチ」とは「シャブとチャカ」のコト。この道で生きるにはヤクザよりもワルく、ずる賢く、そしてエロくなるコトや。前半に散りばめられたすすきのシーンはなかなかリアルで印象的やな。綾野剛はちょっと無理してたけど、必死の形相で怪演。中村獅童に青木崇高、ピエール瀧、高坂剛まで脇を固める方々は強面ばっか。だけど、公共の安全を守るためには何をしてもええんかな。スカっとした爽快感はないけど良作。
獅子-平常心さん [DVD(邦画)] 7点(2020-02-24 20:00:42)
20.ネタバレ なるほど、タイトルの「日本で一番悪い奴ら」ってのは、北海道警察全体のことを言っているのか。。。
rain on meさん [インターネット(邦画)] 7点(2019-08-26 20:59:18)
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19.ネタバレ 明らかに「本末転倒」になっているのにどんどん深みにハマって行ってしまう、いかにもな組織のなかの論理を描いたものとしては秀逸。冒頭の真面目な体育会系バカの主人公には微笑ましさすらあるのに明らかに「道」を外していく過程は、真面目で「規範」には忠実だけれど「倫理」を欠いた結果として何が起きるのかを示してそら恐ろしい。劇中、主人公が自分のやってることがおかしいってことに気づくチャンスはいくつもあったのに、その都度間違った方向へとフルスロットルで舵を切ってしまう。その結果としてのラストの面会シーンは空虚で怖いホラーだった。綾野剛は、体育会っぽい風貌ではないし、好きな俳優ではないけれど、間違った方向へと全力で向かってしまう感じは見事に演じていたと思う。「エス」の3人も、本当の「一番悪い奴ら」の北海道警の面々も個性的でよかった。一方、作風的にしょうがないんだろうが、女性陣がセクシー系一辺倒だったのがちょっと残念。まあ、それも含めて、日本的な「組織文化」を描いてるんだとすれば(でも、あんなセクシー婦警、現実にいるんかな?)、それはそれで成功しているのだろう。
ころりさんさん [CS・衛星(邦画)] 7点(2018-07-14 10:26:29)
18.ネタバレ 原作は北海道警察の不祥事である稲葉事件の真相を書いた同名のノンフィクション。その映画化。どこかコミカルタッチに描かれているが、いやはや、どこまでが本当か知らないが、これがマジなら、北海道警察、ヤバすぎでしょ。そして主人公の諸星、どんな性格してねんねん。オモロすぎでしょ、こんな奴。ある意味、純粋とゆーか、頭のネジがぶっ飛んでるとゆーか、銃で点数上げるために、薬とゆうリソースを消費するその感覚、金で銃を買い漁るその感覚、本末転倒すぎでしょ。これ。すげーなー、主人公、そして北海道警察。ものすごくヤバイ事してんのに、普通に警察署で会議してるのが、しかもヤバイ事の全てを、普通にそこでみんなでお話してるのが、日常と非日常のごったまぜとゆーか、なんなんやろこの世界観。税関まで巻き込んでの薬の大量密輸にいたっては、おいおい、大丈夫か日本と、この国の倫理観が心配になってきます。もちろん映画として、退屈はしませんでしたが、最後まで見ると、悪徳でもうお腹いっぱいって感じになりました。役者はみな素晴らしく、特に主役の綾野剛、この変なキャラを魅力たっぷりに表現してて、本当にお腹いっぱいになりました。
なにわ君さん [インターネット(邦画)] 7点(2017-05-18 17:00:36)
👍 1
17.ネタバレ スピード感があって長く感じない。やってることは本当にクズなのに、どこか憎めなくて笑える。私のハイライトは昨年より下回ってりゃいいんじゃないからの、幹部の落胆と諸星のそれはどうでもいいだろうの対比です。
ラグさん [ブルーレイ(邦画)] 7点(2017-04-29 00:31:08)
16.綾野剛の演技が凄くて引き込まれる。初めてヤクをやるシーンは鬼気迫るものがあった、というよりむしろ上島竜平に似てた。
ヴレアさん [DVD(邦画)] 7点(2017-04-12 00:29:36)
15.135分もあるんですね。物語はそれほど起伏がある訳ではないのですが、全然長くは感じませんでした。
事実を知らなくても展開は簡単に予想でき、そしてその通りに進んでいくのですがそれでも観続けられるのは綾野剛の演技あってのものですね。
東京ロッキーさん [DVD(邦画)] 7点(2017-02-02 15:54:55)
14.ネタバレ 組織の中でポイントを稼ぐべく必死の綾野剛ら刑事と、追われる被疑者が路上で乱闘紛いの捕り物を繰り広げる。
引きの長廻しでかなり本格的な擬斗を行っているので、怪我もあったかもしれない。
アスファルト上で柔道の投げ技をかけられて、かなり危険な受け身のとり方をしているし、ナイフの振り回し方も本気に近い。
総じて、乱闘シーンの気迫が映画の主たるパワーでもある。
その合間合間に、チームの面々が埠頭で黄昏たり、薬中毒となったホステスの薄暗い部屋で性交したりのいいショットも出てくる。
中村獅童らのヤクザ、ピエール瀧の悪徳刑事像も堂に入っていて、綾野との丁々発止のやりとりが楽しい。

ただ綾野のメイクの中途半端さが、少々混乱を招くところがある。
ユーカラさん [映画館(邦画)] 7点(2016-07-02 23:33:39)
13.ネタバレ 面白かったです。
いわゆる「変な人」を扱った映画のひとつ。あんなことをしながら「治安を守るため」に働いていると本人は本気で思っていたようです。道警の予算で銃器を買い取り、摘発や押収扱いにして点数を稼ぐ。市井に流通する銃器数が減るのは確かだけど、密輸密売組織を肥えさせる見識はありません。登場人物たちの本気ぶりが滑稽に映る作品は、コメディとして上質です。
序盤、刑事部屋に「努力目標」のタイトルで映される摘発の点数表は興味深かった(ホンモノかどうかは分かりませんが…)。傷害にしろ過失にしろ強姦にしろ、人が死んでいる案件は一律18点。公然わいせつは1点。あれが組織内の出世の目安なら、ストーカーなどに身の危険を覚えて通報してもスルーされる理由が理解できます。
余談。30年ほど昔の話ですが、スピード違反で免停・罰金8万円を払わされたことがあります。そのとき、板橋警察署の交通課巡査がやったことを記しておきます。首都高速5号線の下の道路を走っていたときでした。ニッサン・スカイラインがバックミラーで急拡大しバンパーぎりぎりまで接近されました。気持ち悪くてアクセルを踏んで逃げました。すると再びぎりぎりまで接近されました。さらにアクセルと踏んだところでサイレンが鳴り、そこで初めて覆面パトカーだったことが分かりました。その場でも抗議はしましたが、アクセルを踏んだ私が悪いと決めつける態度で違反切符を切る太った巡査がもの凄く憎らしかったです。あれって、今なら完璧な「アオリ運転」として逆に提訴できる行為です。その当時で私と同年齢くらいの巡査だったので、もしかしたら組織内でそれなりに出世しているかもしれませんね。もしそうなら、自宅を突き止めてピンポンダッシュしてやりたいです。
アンドレ・タカシさん [CS・衛星(邦画)] 6点(2022-01-08 20:20:59)
👍 1
12.ピエール瀧がクスリじゃなくて淫行で逮捕されたので、実話じゃないような気がした。
中盤まではコメディタッチで面白かったけど、終盤は気が滅入る展開で切なくなりました。
登場する人たちは良い人ではないけど、一番悪いというほどでもなかった。
少なくとも人殺しはしてなかったので、二番目くらいの悪さでしょうか。
あと、どうでもいいことだけど、一番エロい女は婦人警官だった。
もとやさん [インターネット(邦画)] 6点(2021-11-20 00:18:37)
11.綾野剛はちょっと無理してる感があって、柔道チャンピオンにも見えないしミスキャストかと。警察もノルマで大変だな。
nojiさん [インターネット(邦画)] 6点(2019-06-17 00:54:47)
10.最後まで飽きずに楽しめました。 なんかもっと悪いやつが他にいっぱいいそうな気がします。悪いというよりセコイ感じです。
紫電さん [ブルーレイ(邦画)] 6点(2019-05-02 18:16:34)
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【点数情報】

Review人数 29人
平均点数 6.55点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
426.90%
526.90%
6931.03%
71034.48%
8620.69%
900.00%
1000.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 8.00点 Review1人
2 ストーリー評価 6.00点 Review2人
3 鑑賞後の後味 6.00点 Review2人
4 音楽評価 4.00点 Review1人
5 感泣評価 4.50点 Review2人

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