映画『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』の口コミ・レビュー(2ページ目)

ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅

[ファンタスティックビーストトマホウツカイノタビ]
Fantastic Beasts and Where to Find Them
2016年上映時間:133分
平均点:5.65 / 10(Review 40人) (点数分布表示)
公開開始日(2016-11-23)
公開終了日(2017-04-19)
アクションアドベンチャーファンタジーシリーズもの小説の映画化3D映画
新規登録(2016-06-20)【DAIMETAL】さん
タイトル情報更新(2025-07-12)【TERU】さん
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監督デヴィッド・イェーツ〔監督〕
演出木村絵理子(日本語吹き替え版)
キャストエディ・レッドメイン(男優)ニュート・スキャマンダー
キャサリン・ウォーターストン(女優)ポーペンティナ・ゴールドスタイン
ダン・フォグラー(男優)ジェイコブ・コワルスキー
コリン・ファレル(男優)パーシバル・グレイブス
カーメン・イジョゴ(女優)セラフィーナ・ピッカリー
エズラ・ミラー(男優)クリーデンス・ベアボーン
サマンサ・モートン(女優)メアリー・ルー・ベアボーン
ロン・パールマン(男優)ナーラク
ジョン・ヴォイト(男優)ヘンリー・ショー・シニア
ジェンマ・チャン(女優)マダム・ヤ・ジョウ
ゾーイ・クラヴィッツ(女優)リタ・レストレンジ
ジョニー・デップ(男優)ゲラート・グリンデルバルド
ダン・ヘダヤ(男優)レッド
宮野真守ニュート・スキャマンダー(日本語吹き替え版)
伊藤静ポーペンティナ・ゴールドスタイン(日本語吹き替え版)
間宮康弘ジェイコブ・コワルスキー(日本語吹き替え版)
遠藤綾クイニー・ゴールドスタイン(日本語吹き替え版)
津田健次郎グレイブス長官(日本語吹き替え版)
佐々木優子メアリー・ルー・ベアボーン(日本語吹き替え版)
深見梨加ピッカリー議長(日本語吹き替え版)
堀勝之祐ショー・シニア(日本語吹き替え版)
平田広明ゲラート・グリンデルバルド(日本語吹き替え版)
土田大ショー議員(日本語吹き替え版)
小島敏彦ビングリー(日本語吹き替え版)
大友龍三郎ナーラク(日本語吹き替え版)
水野龍司イギリス代表(日本語吹き替え版)
落合福嗣サム(日本語吹き替え版)
原作J・K・ローリング「幻の動物とその生息地」(静山社ペガサス文庫)
脚本J・K・ローリング
音楽ジェームズ・ニュートン・ハワード
作詞J・K・ローリング“Blind Pig”
作曲ジョン・ウィリアムズ[音楽・1932年生]“Hedwig’s Theme”
撮影フィリップ・ルースロ
製作デヴィッド・ハイマン
J・K・ローリング
スティーヴ・クローヴス
制作東北新社(日本語版制作)
配給ワーナー・ブラザース
美術スチュアート・クレイグ[美術]
アンナ・ピノック
衣装コリーン・アトウッド
編集マーク・デイ[編集]
字幕翻訳岸田恵子
日本語翻訳岸田恵子
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💬口コミ一覧

20.ネタバレ 可もなく不可もなし、という映画。見てる分には楽しめるのですが、本当に印象に残らないです。魔法動物にも登場人物にもあまり魅力を感じなかったからかなぁ。
はりねずみさん [CS・衛星(字幕)] 5点(2023-07-02 11:56:17)
19.ネタバレ Amazonprimeで評判が良さげだったので気になり、ハリーポッターのスピンオフとは知らずに観始めました。最初観始めたのは実は2の方で、あまり乗り切れずに途中放棄しており改めて観ようと検索したら、シリーズと気が付き本作にたどり着いた次第です。
普通に面白しろかったけど、序盤の主人公が天然系?でいちいちイラつかせるキャラなので少し乗り切れない感は否めません。ノーマジのおっちゃんの方が良いキャラですね。ハリーポッターを観ていたら、お?と気づくネタとかあったんでしょうか?

ハリーポッター自体は未読だし、映画の方は1しか見ていないと思う(レビューしてなかった。。。)このシリーズとは相性が良くないかもしれませんね。wikiによると、ハリーポッターよりも70年前との設定の様ですね、間もなく3が公開で全5部作らしい。

寝落ちしてしまって見終えるのに1週間ほどかかりました。Amazonでの評価を頼りに観たんですけど、こちらの評価を知っていたらスルーしてたかもしれない。
ないとれいんさん [インターネット(字幕)] 5点(2022-03-30 16:34:43)
18.ネタバレ ハリーポッターのスピンオフ作品
登場人物のあらゆることに対する動機が見えてこない
壊れた街を修復する魔法が簡単に使えるのに 動物と追いかけっこしている不思議
凄腕の魔法使いが集まって諦めた記憶操作を簡単にできる少量の薬
住宅内にいる人にも明らかに効いているのにコワルスキーにだけは聞かない謎

意味の分からないことだらけで つまらなかった
メメント66さん [インターネット(字幕)] 5点(2022-01-09 19:35:39)
17.ネタバレ びっくりするくらいつまらなかった。途中何度も見るのをよそうと思いながら、がんばって最後まで見たけど、やっぱりつまらなかった。登場人物に魅力がなさすぎる。また、どうしてスキャマンダーとコワルスキーが友情を感じるようになったか、なぜコワルスキーと女性(名前覚えられず)が愛情を感じるようになったのかの説得力もない。

端役でジョン・ヴォイトが出てたので、ひょっとして後で重要な役になるのかと思ってたら、その後は出てこず、町が元に戻っても、ジョン・ヴォイトの息子が生き返ったのかはわからず、もやもやした感じ。

ハリポタ好きの子どもが楽しんで見られるような映画ではありません。たぶん退屈すると思います。ハリポタマニアなら好きかもしれません。
チョコレクターさん [CS・衛星(字幕)] 5点(2019-09-23 13:03:10)
16.もなく不可もなく。エディ・レッドメインの好演である程度楽しめるものの、ハリポタのような熱狂が感じられない。魔法で何でも出来ちゃう、既に見慣れてしまった世界観に予想できる展開ばかりで、ワクワクが長続きしない。新しい基軸を打ち出せず惰性で作らざるを得ないところに、J.K.ローリングの限界を感じてしまった。
Cinecdockeさん [地上波(吹替)] 5点(2018-12-24 21:52:47)
15.ハリーポッターと比べて、主人公含めカッコよくなったけど、魔法に対するワクワク感がなくなった。
魔法生物が暴れるお話なので、ナイトミュージアムを思い出してしまう内容だった。
misoさん [地上波(吹替)] 5点(2018-12-05 14:48:07)
14.ネタバレ シリーズ化されるのかどうか気になるところですが、ハリポタがきちんと完結した今、ハリポタの世界観に少しでも触れることができる作品は貴重なのかなとは思う。ただ、大人を主人公に据えてしまったためにハリポタのようにシリーズと共に成長していくという楽しみ方ができないのが残念です。
いっちぃさん [CS・衛星(字幕)] 5点(2017-11-06 00:50:13)
13.物語、画像、進行、いずれも5点ほど、演技が唯一のすくいか。派手に宣伝してたものね、エディ・レッドメインさんえらかったなあと思ってしまう。
HRM36さん [インターネット(字幕)] 5点(2017-10-02 13:43:58)
12.最初から最後までずっとニューヨークなので旅してる感はない。
魔法動物はとても愛らしいのに物語に活かせてないのが残念。
勝手に持ち込んで、逃がして、街を破壊して、怪我人も出して、挙句の果てに魔法動物は悪くないとか言われても説得力がない。
確かに魔法動物は何も悪くなくて、無責任に持ち込んだのがすべての元凶だと思えた。
魔法動物愛護団体が騒ぎ出しそうなくらいの愚行です。
最終的には魔法動物とは関係ない魔法合戦になってしまってるのにも呆れ返る。
世界観だけは完璧に構築されてるので、もう少しマシな物語を用意すれば面白くなりそう。
もとやさん [DVD(吹替)] 5点(2017-05-13 17:25:24)
11.ネタバレ エディ・レッドメインが魅力的だったので助かってるけど、どんだけお前のワガママで他人に迷惑かけんだよ。そして毎度のことながら魔法省が無能すぎ。良識を持ったマトモなヤツは魔法が弱いんだろうか。考えてみればこのシリーズ全般クレイジーか性格悪いヤツしか出てこないし。ジョニー・デップも「皆さん、もうお分かりですね?ひっそりと伏線張ってきたコイツです!」みたいな感じで出てくるんだけど、突然のことすぎてついていけなかった。
けんじマンさん [DVD(字幕)] 5点(2017-04-11 07:45:56)
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10.うーん、スピンオフ作品だけにどうしても蛇足感がつきまとうなぁ。
声優は良かったけど、しばらくしたら内容思い出せないだろうな。
おとばんさん [映画館(吹替)] 5点(2017-01-29 21:51:09)
9.この映画って、ハリー・ポッターの続きなんでしょうか?ハリー・ポッターのシリーズは1本も見たことがないので、本作に出てくる言葉や人物名がわからず、理解できない箇所がいくつもあります。物語の始まりと結末がハッキリとした形になっていない印象です。そのため、主人公が何のためにいるのか、何をすればこのお話が終わりになるのか、曖昧に感じられました。映画のタイトルもそうですが、映画の結末も2作目、3作目が待っているよと言いたげで、あまり感心しません。そこそこ面白い映画を3本作るくらいなら、ものすごく面白い映画を1本作って欲しいです。ストーリーやアクションシーンはいまひとつでしたが、CGはすごかったです。こういうところは子供にはウケそうに思います。
shoukanさん [映画館(字幕)] 5点(2016-11-29 17:40:33)
8.ネタバレ お話としては可もなく不可もなくといったところ。謎めいた主人公の過去と、今後も暗躍しそうな悪役。ハリポタとほぼ同じような脚色なので、目新しさはさほどない。一番の売りである魔法動物たちも、これといった斬新さはなかった。だからと言って別につまらないわけではなく、そこそこは楽しめた。ゆえに可もなく不可もなくである。
主人公の魅力がちょっと中途半端だった。つかみどころがなくどういう性格なのか分かりづらかった。それに対して脇役は味があった。捜査官のティナは垢抜けない感じでちょっと野暮ったく見えてたが、最後には不思議とチャーミングに見えた。心が読める妹・クイニーは本作品の中でダントツの可愛らしさ。心が読めちゃうという本来なら辛い力を持ちながら、天真爛漫なあどけなさで前向きで明るく、何よりも誠実である。本当に愛くるしいキャラである。そんな彼女が恋する相手もまた魅力的である。ノーマジ・普通の人間でパン屋を夢見るコワルスキー。ポッチャリ体型で口ひげがトレードマークの彼は、心が読めるクイニーが恋するのだから心が清らか。機械で大量生産されるパンよりも、一つ一つ心を込めて作るパンを食べてもらいたいと願ってやまない。とにかく憎めないキャラです。このクイニーとコワルスキーの恋模様が、本作唯一の救いでしたw まあでも思い返してみればハリポタも、ロンとハーマイオニーのサブキャラがロマンス担当でしたね。

死刑執行が回りくどい。魔法を使ってイギリスからN.Y.まで瞬間移動や何らかの方法で移動できないものなのか?雨降ったら傘さすか室内に待機するから、全員の記憶を消せたかは疑問。グレイブスが結局何をしたかったのかと、魔法議会の長官という職をあえて投げ出す行動に出たのかが不鮮明。





【超ネタバレ 注意!】

 まさかのジョニー・デップ様登場にはブッたまげました。今後も登場するんでしょうか?
Dream kerokeroさん [映画館(字幕)] 5点(2016-11-23 21:07:54)
👍 1
7.ネタバレ これ、コワルスキー視点で統一した方がずっと面白かったと思うんですけど。●CGはもちろん頑張っているのですが、とにかくカメラが慌ただしく動きすぎて、きちんと見せていないので、ごまかしているようにしか見えません。●肝心の動物たちが、ただその場にいて動いているだけであり、生態や性能なんかがまったく作り込まれていないのもダメ。面白かったのは、カマキリみたいな動物が手錠の鍵を外すシーンくらい。●エディ・レッドメインがこんなお間抜け役も意外に合っているという新発見に4点。彼が登場するだけで画面のダレを大幅に減らしており、この存在感は貴重です。
Oliasさん [CS・衛星(字幕)] 4点(2019-04-09 02:06:22)
6.世界観は出来ているが、物語には何故か入りきれない。
主人公や登場人物に感情が向かないからだと思う。もう観ないかな、多分。
simpleさん [地上波(吹替)] 4点(2018-12-02 18:55:05)
5.全体的に詰め込みすぎかな・・ハリーポッターは原作読破してから挑んでるから気にならなかったけど、やっぱりこの作者の作品において、原作読まないでは辛い。。全体的にCGの映像美は素晴らしいし、ふふふと笑ってしまう愛すべきキャラクターも満載。ファンタジーに欠かせない異世界ならではの設定は緻密で、さすがのJKクオリティといえる。でもその世界観を忠実に再現しようとして、追うべきストーリーがぼやけてしまい、見飽きてしまう。ベーシックなストーリに関係ないところは、もう少し削っても良かったかな。私は、映画館で眠くならないタイプですが、ドラゴンの部屋のシーンでは、睡魔というビーストと戦い負けていました。
うらわっこさん [映画館(字幕)] 4点(2017-03-12 19:18:45)
4.ネタバレ 実は、ハリーポッターシリーズははっきり言ってあまり好きではないのです。
しかし今度のこの作品については、可愛らしいかつての子役たちが(大人の役者としては微妙ながら)行きがかり上そのまま演じ続けていた前シリーズと違い定評ある大人の俳優たるレッドメインが主演であることだし、20世紀初頭という時代背景もいい感じなのでそれなりに期待していたのですが、いやはやとんだ期待倒れの作品でした。
まず、先のレビュワーのお二人が仰っているように、主役にほとんど魅力が感じられません。そんなに腕のある魔法使いにも思えない。さりとて不器用ながら愛すべきキャラクターってわけでもない。思わず笑ってしまうような気の利いたユーモアもない。
ワキを固めるのも、いかにもありがちな権威的なお偉いさん、その中にいかにも「ひそかに潜んでいる」のだかすぐに「こいつがラスボスだな」と気が付いてしまうような悪役、不器用ゆえ上に評価されないいかにも生真面目なヒロイン(?)と、なんだかどれもこれもどっかで見たことあるものばかり。
つまりこの映画は登場人物たちのキャラではなく、タイトル通り「ファンタスティック・ビースト」たちが売りなのか?とも思うのですが、それも……うーんどれもこれも微妙…。最初のほうの動物たち捕獲ための追いかけっこなんて、なんだか長すぎて「ワクワクする」というより「イライラさせられ」てしまいました。

なにが駄目だったんだろう?
結局「ハリポタ」人気の遺産をあてこんで安易に作っちゃった結果ってこと?やっぱり脚本とテンポかな?もっとスピーディーに気の利いた笑いをちりばめてグイグイ観客を巻き込んでいかないと、なかなか感情移入できないです。
そういう意味では、今回満を持して脚本を手掛けた感のある原作者ですが、脚本は専門家に任せたほうがいいのかもしれませんね(そのそもこの方の紡ぎ出す「思わせぶりな謎をちりばめて引っ張っていく手法」自体がどうも私には合わないようです)。つまり役者は関係なかったってこと、今作ではっきりわかりました。
ぞふぃさん [映画館(吹替)] 3点(2016-11-24 18:16:22)
3.ネタバレ この映画最大の売りであるはずの魔法動物がいまいち活かしきれていない印象だったのが残念。種類はそれなりに出てくるが、物語上特に必要でもないのに、ウケ狙いというか無理矢理引き延ばす為に出したような感じを受けた。
ストーリーも「ハリーポッター」なんかと比べるとスケールが小規模でご都合主義満載の展開が目立つ。
また、主人公のキャラが掴み所のない奴で好きになれない。動物を保護して集めようという気概は良いのだが、なんせすぐに動物に逃げられる言わばアマチュアであり、周りに迷惑をかけまくっているのに、終始涼しい顔でクールに決めてる所がムカつくぜ!(笑)
ヒロインは全然印象に残らないし、悪役に関しても無理矢理用意しました感を受ける。唯一良かった点は恋愛パート担当が主人公ではなく太ったおっさんだった事(笑)これは意外性があって良い!

「ハリーポッター」が万人向けなのに対し、こちらは同じ世界観ながら、子供には少々退屈だろうし、大人が観ても微妙な感じだと思った。
恐らくハリーポッターの続編というだけで大ヒットは約束されているだろうから点数は厳しめ。
ヴレアさん [映画館(字幕)] 3点(2016-11-24 00:33:51)
2.ネタバレ 下の人も言っているけど、びっくりするほどつまらない。
登場人物が魅力的でない、派手なバックミュージックがずーっと流れていて耳触り、面白くない会話ばっかりと、見ているのが苦痛になるレベル。
ハリウッドのドタバタ映画はもうとっくに見飽きてるんだよ。
このシリーズを見る人はハリポタ好きな人が多いだろうけど、それでも平均点がここまでしか上がっていない時点でダメなんだろう。おすすめしない。
mhiroさん [CS・衛星(字幕)] 2点(2020-04-13 14:52:16)
1.あれだけ動員数がありながらこのレビュー数の少なさは「ハリポタブランドならとりあえず見るか」という、だましのきく観客がほとんどだったからだろう。

結論からいえば、この作品はハリポタの”まずかったところ”を踏襲、いやむしろレベルをさらに下がった作品であった。

JKローリングの手法は、第一章のイントロダクションでは【目新しいものを台に並べて叩き売りした内容にさえすればOK】とする所。

でもストーリ-は実は稚拙で中身がカラッポ。
どこかで見聞きした、単純すぎる勧善懲悪。(オチが最初から分かる)

でもファンタジーというナンデモアリなジャンルがゆえに、それまで人々が見聞きしたことのない架空の物(組み分け帽子、動く階段、みぞの鏡、架空のスポーツ等)をズラズラダラダラとこれでもかこれでもかと垂れ流しっぱなし続けることで、目くらましのように、何か傑作のように錯覚させるのがJKローリングのやり方だ。

その目くらましから覚めた人達が、ハリポタシリーズの回を重ねるたびに生まれ、ハリポタ脱退者が増加。結果的にシリーズ8作品の国内興行成績は分かりやすいほどに右肩下がりをして終わった。

けして子役が大人になってしまったことだけが人気が落ちた理由ではない。
第一章でしつこいほど見せまくった”お話のイントロダクション的な珍しいもの”で客をひきつけるのには成功したが、2章以降は”イントロダクション的珍しいものの叩き売り”がなくなり、代わりにストーリーのほうで勝負をかける段階で、見事に失敗してきたからだ。


第一章ではバレなかったストーリーのからっぽさ加減が、2章以降でむきだしになって露呈したからなのである。

実際、「ファンタビが面白かった」と喜ぶ人達が挙げる良かったところが<かわいい動物たち>だの<コレコレなダレソレ>だの、登場する動物や人間がどういうものだったかにばかり終始している。
ストーリーも<ハラハラする><ワクワクドキドキする>という感情表現ばかりで、ストーリーそのものがどう面白かったかの説明ができないのは当然。

ものめずらしいものを見てハラハラドキドキ・・・なら見世物小屋と変わりない。


ちなみに私はファンタジーは嫌いなのではなく、たとえば「ロードオブザリング」シリーズは絶賛だ。
あのシリーズは、しっかりとストーリーをねりあげたうえで、話を進める中で少しづつ上手に”珍しい架空のもの”を見せている。
ストーリーが根幹としてしっかりしているからこそ、3作目がアカデミー賞史上初のファンタジー作品での<作品賞>でオスカーを得たのである。
(その他の部門含め11部門でオスカー取得は史上3作目の最多部門受賞)
これぞホンモノの見るに値するファンタジーの作品である。

一方のJKローリンズは人気があるだけの目くらましがうまい稚拙な大衆作家に過ぎない。
(たとえるなら、パサパサで甘ったるいスポンジに、表側だけ豪華なクリームデコレーションとフルーツを盛っただけの安くて不味いケーキだ)

そんなわけで、ただでさえ稚拙なストーリーを”珍しい架空のもの”で隠してごまかすお話を書くJKローリングが、何を血迷ったかファンタビではいきなり脚本を書くのだから、この映画が駄作になるのはもう分かっていたとはいえる。

それでもあえて鑑賞したが、予想は的中。
ハリポタ第一章同様、これでもかこれでもかと、CGで架空の動物をあれやこれやとダラダラと登場させて観客を目くらましする手法で、実は中身がカラッポな内容を何かスゴイ作品に見せかけているだけであった。

私は子供の頃、つがいのハムスターが産んだ赤ちゃんを含めて10匹くらいのハムスターを1つのケージで飼っていたのだが、ある晩うっかり扉にカギをしめわすれ、一夜にして全員逃亡してしまったことがあった。
その時、ハムスターをつかまえるためにリビングにエサをまいておびきよせたり、本棚の中に棒を突っ込んで追い込んだりしていてイライラしながらグッタリした記憶があるが、ファンタビを見終わった後はまさにその時の気分に似ている。

ファンタビは全部で3作品作られるそうだが、ハリポタを下回る興行成績となり2作目以降はガーンと右肩下がりになることは間違いないと確信させる第一章であった。


最後に、主人公は魔法のカバンを持ち歩き、そのカバンにカバン以上のサイズのものが出入りする設定について。
そういう不思議カバンと、そのカバンを主人公のトレードマークにしていることそのものが「この設定おもしろでしょ!?」と押し付けがましい。

名作「メリーポピンズ」のメリーが持ち歩いていろんなものを取り出す魔法のカバンの二番せんじでしょうに。
フィンセントさん [映画館(字幕)] 1点(2016-11-29 13:01:33)
👍 3
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【点数情報】

Review人数 40人
平均点数 5.65点
000.00%
112.50%
212.50%
325.00%
437.50%
51332.50%
6615.00%
7922.50%
8410.00%
912.50%
1000.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 6.00点 Review5人
2 ストーリー評価 5.83点 Review6人
3 鑑賞後の後味 7.66点 Review6人
4 音楽評価 7.60点 Review5人
5 感泣評価 5.60点 Review5人

【アカデミー賞 情報】

2016年 89回
美術賞スチュアート・クレイグ[美術]候補(ノミネート) 
美術賞アンナ・ピノック候補(ノミネート) 
衣装デザイン賞コリーン・アトウッド受賞 

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