映画『スター・トレック/BEYOND』の口コミ・レビュー

スター・トレック/BEYOND

[スタートレックビヨンド]
Star Trek Beyond
2016年上映時間:122分
平均点:4.77 / 10(Review 31人) (点数分布表示)
公開開始日(2016-10-21)
公開終了日(2017-02-22)
アクションSFアドベンチャーシリーズものTVの映画化3D映画
新規登録(2016-07-11)【DAIMETAL】さん
タイトル情報更新(2018-08-27)【たろさ】さん
Amazonにて検索Googleにて検索Yahooにて検索
Twitterにて検索
ブログに映画情報を貼り付け
監督ジャスティン・リン
キャストクリス・パイン(男優)ジェームズ・T・カーク
ザカリー・クイント(男優)スポック
ゾーイ・サルダナ(女優)ニヨータ・ウフーラ
サイモン・ペッグ(男優)モンゴメリー・“スコッティ”・スコット
カール・アーバン(男優)レナード・“ボーンズ”・マッコイ
アントン・イェルチン(男優)パヴェル・チェコフ
ジョン・チョー(男優)ヒカル・スールー
イドリス・エルバ(男優)
ソフィア・ブテラ(女優)
ジョー・タスリム(男優)
阪口周平ジェームズ・T・カーク(日本語吹き替え版)
喜山茂雄スポック(日本語吹き替え版)
東條加那子ニヨータ・ウフーラ(日本語吹き替え版)
根本泰彦モンゴメリー・“スコッティ”・スコット(日本語吹き替え版)
宮内敦士レナード・“ボーンズ”・マッコイ(日本語吹き替え版)
浪川大輔ヒカル・スールー(日本語吹き替え版)
原作ジーン・ロッデンベリー
脚本サイモン・ペッグ
ダグ・ユング
ロベルト・オーチー
音楽マイケル・ジアッキノ
製作J・J・エイブラムス
ロベルト・オーチー
ジャスティン・リン
製作総指揮ジェフリー・チャーノフ
デヴィッド・エリソン
配給東和ピクチャーズ
スポンサーリンク

💬口コミ一覧

31.ネタバレ  『スター・トレック』の魅力はキャラクターにあると思っているので、完全なキャラものと化した今回はかなり楽しく見られました。不時着によってクルーを分断する事によって幾つものコンビを作り、それぞれの道中を通してキャラの魅力を見せる、っていう作りはファンサービスになっていると思います。映画の展開はかなり慌ただしいですが。

 ツッコミどころはいっぱいあって、あれだけの戦力(エンタープライズ号を短時間のうちに破壊してしまうような)があれば、別に細菌兵器に頼らなくてもアレだけでヨークタウン制圧できちゃうんじゃね?とか、あんなデカい戦艦を視覚だけで隠しておけないだろ(敵側もその存在を知ってるハズですし)とか、異星人女性キャラ3人のデザインが似過ぎとか、微弱な放射線でも素肌に密着してちゃマズいだろとか・・・

 でもノリの良さっていうのか、押しの強さというのか、エンタープライズのクルー達の獅子奮迅っぷりで見せ場を連ねてぐいぐいと映画を推進してゆくパワーが心地良いです。

 それからエンタープライズや宇宙ステーションを舐めるようにぐりぐり動くカメラワークを3Dで見るのも気持ち良くて。これまで150本くらい3D映画見てきて、すっかり3D慣れしちゃって効果が薄く感じられるようになってましたが、この映画の立体感は久しぶりに3D見た!って感じがして。エンタープライズをフェティッシュなくらいに撫でまわすが如く撮る、っていうのはロバート・ワイズの映画版第一作目を思い出したりもして。ただ、上下左右がグルグルする系3Dなので、3D酔いしやすい人にはヤバいレベル、つーかエンドロールは3D慣れしてても酔います。

 ご贔屓マイケル・ジアッキノの音楽は作品によって好不調の波がハッキリしてる感じですが今回は好調な方でしたし。

 でもアントンはやっぱり悲しかったですね。ラストの「亡きクルーに」の次のカットに映るアントン。『ターミネーター4』の舞台挨拶の時に場内グルリと回ってハイタッチしてくれたアントン。もっともっとあの笑顔をスクリーンに刻んで欲しかったです。
あにやん‍🌈さん [映画館(字幕)] 8点(2016-11-06 21:03:48)
30.ネタバレ スタートレックらしい自由奔放な面白さが◎

長年ミスター・スポックを演じてきたレナード・ニモイ、事故で亡くなったチェコフ役のアントン・イェルチンはこれが最後の出演となっています。
ジャスティン・リン監督って誰?ワイルドスピード?観たことない・・・と舐めてました。新監督のスタートレックは、ドタバタ喜劇のようにハイスピードな展開と、予想外の斬新なビジュアルが新鮮で私にはジャストフィットでした!

辛口な評価が多いのは、スピーディーな展開を重視して説明を極力省いているからかも…ヒントは散りばめられているので想像力で補えばいいかと。
元々ハードSFではなく、理屈抜き、かなりトンデモな宇宙冒険物語だったスタートレックTVシリーズ。そのセンス・オブ・ワンダーなムードが復活した印象です。宇宙ステーションのビジュアルや、えっ!それは無いだろう!って奇想天外なアクション、日本のSFアニメの影響とも思える戦闘シーンまで、てんこ盛り大サービス!
前作までは、旧劇場版を引きずって凝った設定が逆に物語を縛ってしまい息苦しい感じでしたが、今回は自由奔放(笑)いい感じで肩の力を抜いて楽しめて、ようやく若いクルーの新たなスタイルにリブートが完了した感じです。
宇宙空間や架空の惑星が舞台なので、広がりを感じられる劇場で観て欲しい映画です。

【追記】救援出動時は、緊急発進だったので最低限のクルーと考えれば総員で100名以下かと。
墨石亜乱さん [映画館(字幕)] 8点(2016-10-24 17:57:27)
29.ネタバレ IMAX3D鑑賞。各俳優がスタトレに馴染んでいて安心して見れました。エンタープライズはもう少し長く飛んでいて欲しかったなー。映画版はエンタープライズが良く壊れますね。
Banjojoさん [映画館(字幕)] 7点(2017-03-19 19:56:30)
28.「亡き友へ」
と、死んでいったクルーたちを悼み、カーク艦長が献杯をする。
このラストシーンのシークエンスは、一体どの段階でシナリオに組み込まれていたのだろうか。
劇中、襲撃されたエンタープライズ号の多くのクルーたちが命を落としてしまう展開はあるので、最初から用意されていたシーンなのかもしれないが、このシーンの持つ「意味」が悲運にも深まってしまったことに、映画ファンとして泣くしかなかった。
往年のTVシリーズからスポックを演じ続けたレナード・ニモイの死、そして、不慮の自動車事故で今作の撮影直後に亡くなってしまったチェコフ役のアントン・イェルチンの死に、惜別の思いばかりが募った。

二人の俳優の死が重なってしまったことも多分に影響しているのかもしれないが、リブート版第三弾となる今作には、全編通して「死」そのものと、それに伴うそこはかとない“別れ”の悲しさが漂っている。
「宇宙」というあまりに壮大で果てしない空間の中で突如として生じる空虚感と望郷の念も、冒頭のカーク艦長の心情描写に端を発して随所に表されており、表面的な大エンターテイメントのすぐ裏に垣間見える「宇宙」そのものの“深淵”が興味深い仕上がりだった。

僕自身は、この新しいリブート版シリーズからのファンで、残念ながらTVシリーズは観られていないのだが、その宇宙に対する深淵なる哲学性こそが、「スター・トレック」の本質的な魅力なのだろうと思える。
そして、いつの日か“人類”が宇宙で生命を紡ぎ蔓延ることに想像をめぐらし、そうなった時に、我々人類が辿り着く「境地」までもを創造したことが、このシリーズの凄さなのだろう。

J・J・エイブラムスから引き継ぎ新監督を務めたジャスティン・リンは、想定以上にそつなくシリーズ3作目を纏め上げたと思う。
「ワイルド・スピード」シリーズで磨き抜かれたチェイスシーンの安定感は言わずもがなの出来栄え。
また、アジア系キャラの“ヒカル・スールー”の見せ場を増やし、彼のキャラクターにゲイという要素を加味したことなどは、新鮮だったし、そのキャラクター像の広げ方は、長きに渡り“多様性”をテーマとして謳ってきた同シリーズにとって相応しいものだったと思う。

英語を理解しない日本人として少々残念だったのは、今作から脚本にも参加しているサイモン・ペッグが繰り広げているのであろう台詞回しの妙が、字幕では今ひとつ伝わらなかったことだ。きっと随所で意味深で愉快な言い回しがあったに違いない。

喪失し、破壊され、それでもエンタープライズ号は旅を続ける。
引き続き、最新作を心待ちにはしたい。
しかしながら、もうそこにはチェコフ君がいないことを思うと、やはり寂しくて仕方がない。
鉄腕麗人さん [映画館(字幕)] 7点(2016-10-29 23:27:11)
👍 1
27.ネタバレ  相変わらずワクワクさせてくれるオープニング。オープニングの出来が一番良いんじゃないかっていうくらい楽しい。
 5年探査の旅に出て3年目。その他大勢のモブクルーのみなさんの日常や人間関係をちらっとでも見せてくれるのが嬉しいじゃないですか。
 そしてもうひとつワクワクさせてくれたのがヨークタウン。これは映画館や3Dで見てみたかったです。最高の未来都市。公衆転送装置とか、アトラクションのような動きを見せる乗り物とか、面白そうな仕掛けにワクワクが止まりません。でも結局このヨークタウン、あんまり見せてはくれないんですよねー。
 さて、ストーリーが動き出す中盤。ここがはっきり言ってつまらない。
 まずいくらなんでも一方的にやられすぎ。バリアも効かない。フェザー砲も効かないんだっけ?あまりに相手がチートすぎて、逆に手に汗握らない。ただただ不快な気分にさせられるだけです。
 で、惑星に不時着したあと夜のシーンがくるのですが、もう暗すぎて何やっているのかわかりません。そして眠くなる。
 後半になるとみんな合流、反撃開始。なのでちょっとだけ面白くなります。ホログラム映像のおとりや、茶色のなんかよーわからんやつなど、便利ギミックも楽しい。
 更には、原理はよーわかりませんが、ロックを流して敵を撃破していくのがスーパーご都合主義で爽快。
 ヨークタウンの重力が不安定になっているところでのバトルも見た目に楽しい。
 よってアイデア満載で、これぞSFっていう楽しさが感じられるのは良いところ。
 ただやっぱ中盤はひどくて、絶賛はしづらい映画。他の人にも勧められない。ピンチになるにしても、ピンチのなり方ってもんがあると思います。
たきたてさん [ブルーレイ(字幕)] 6点(2023-07-27 03:29:19)
26.ネタバレ 前2作に比べると、全体的に落ち着き無くガチャガチャしてるという印象でした。
戦闘シーンは、もう少しじっくり一人一人の奮闘振りを見せても良いのにと思いました。
敵も味方も目まぐるしく動き過ぎて、映画じゃなくてゲームの画面を見てるようでした。

他には、カークの船を降りたいという悩みや葛藤が描き足りなかったのと、
ウフーラがあのビデオで何故クラールがわかったのか説明不足なのと、
また復讐の話だし、その動機も弱いというのが不満な点です。

良かったのは、スコットとマッコイの掛け合いが楽しかったこと、
レギュラーメンバーがしっかりクルーとして馴染んできて、カークも貫禄が出てきたこと。
そして一番は、ヨークタウンがとても綺麗だったことでした。
こればかりは映画館で3Dで見たかったと思いました。
nanapinoさん [インターネット(字幕)] 6点(2020-07-24 14:55:57)
25.ネタバレ クリス・パインはとうとうシャトナーの演技をなぞる気はなかったね。まあそれでもいいが、あのベッタベッタした喋り方で「カークだ」と言われましても。

大げさな演出や矛盾に満ちたプロットはJ・J・エイブラムズ版と何も違いがない。シーンの都合に合わせて増えたり減ったりする敵、簡単に死ぬ人々、対して滅茶苦茶な状況で確実に生き残る主人公たち、無意味に追加されるピンチ、そして相変わらず隠された謎に根拠なく突然気付くクルー。あの禍々しい超兵器は最初友好の贈り物だったよな?なんでまたそんな物騒なものを?人間がエイリアン化してたなんていう超展開の説明は一言だけ。若スポックが未来の自分である老スポックを他人のように尊敬したりその死を「普通に」悲しむのも非論理的で意味が分からない。

あと音楽がくどい。スター・ウォーズはずっと音楽が流れてオペラっぽいのだが、こっちでそれやられてもね。妙に叙情的なテーマは決して悪い曲ではないが、ちょっと大仰で何度も繰り返されると恥ずかしくなってくる。

まあハードロックで敵を殲滅していくのは面白かったね。ヨークタウンの映像は凄かったね。ジェイラは可愛かったね。正直途中呆れながらも観終わった後味は(JJ版と違って)そう悪くない。でももうこれいい加減終わりにしようぜ。次はTNGのプリークエルとかにしてくれ。
tubirdさん [インターネット(字幕)] 6点(2017-08-12 00:00:16)
👍 1
24.ネタバレ 自分は熱心なトレッキーではないため、本リブートシリーズもそんなに嫌悪感なく、むしろ最新のSFXとビジュアルでスタートレックの世界を楽しめるという理由で好意的に楽しんでいる。
本作も然り。
冒頭のカークとエイリアンとのネゴシエーション(決裂)場面も、きちんとオチがついていて楽しい導入部だったし、宇宙基地ヨークタウンの描写も秀逸。
ただアルミタット星での敵のあまりに圧倒的な攻撃に、エンタープライズ号がほぼ「瞬殺」されてしまう展開には疑問符がついた。
あれほど強力な攻撃力をもってすれば、ヨークタウンの破壊など新兵器に頼らずともたやすくできてしまうと観客に思わせてしまう。
その後の展開もご都合主義の連続ではあるが、新キャラクターのジェイラは魅力的であり、今後のクルーとして活躍が期待できる。
もうひとつ、エンタープライズと多数のクルーを失ったにも関わらず、ラストのパーティーシーンでのハッピーエンド感にも少々違和感を感じた。そしてすぐさま新しいエンタープライズが建造されてエンドとなるわけで、こんなご都合主義を繰り返していると、この先どんな危険に陥っても、誰も心配しなくなるぞ(笑)
それらを踏まえてハードルを下げて観れば、本作は場面展開も早く、それなりにアクションの見せ場もあるので、退屈することなく楽しめる。
田吾作さん [インターネット(字幕)] 6点(2017-06-12 13:33:32)
👍 1
23.ネタバレ 昔はスター・トレック派とスターウォーズ派がいた。私はスター・トレック派だった。しかし、気が付けばどちらも同じ監督になってしまった。私としてはちょっと悲しい。スター・トレックはとても知的で、深い動機付けがかかせない。しかし、今回の悪党には深い動機付けは見つけられない。キャプテンが舟から降りる理由も釈然としない。スポック代理も同じ。しかも味付けがスターウォーズと同じに思える。監督を変えるべし。(JJの事)
matanさん [ビデオ(字幕)] 6点(2017-02-25 14:25:01)
👍 1
22.ネタバレ 前作、前々作と観ているがどうも記憶に残らない。今回も面白い作品ではあったが、おそらく記憶には残らないと思う。それでも次があればまた観る。
ぷるとっぷさん [映画館(字幕)] 6点(2017-01-07 21:05:32)
スポンサーリンク
21.ネタバレ 若手キャストによるシリーズ第3弾。未踏の星に不時着したカーク艦長とスポックらの冒険。スケール感ある宇宙戦争、ワイルドなバイクチェイスなど今作はアクション重視で、映像や音響の迫力を全面に押し出す。もう一度観る。
獅子-平常心さん [映画館(字幕)] 6点(2016-11-17 00:42:01)
20.ネタバレ クラルたちクルーがなんで連邦に見放されたのか?未開の惑星で遭難して連絡が取れなくなったからなのか?クラルたちクルーは3人しか生き残らなかったのに、現在のあの大量の部下たちはどうしたのか?アンドロイドなのか?てか連邦に攻撃しかけられるだけの技術や方法あるなら、普通に帰れたじゃんか!あのエンタープライズもどきはクラルたちの船なのに、なんで放っておいたのか?壊れたから?でも住居兼基地に使えるし、いろいろと用途はあったはず。実際直して飛ばしたじゃん!ジェイラーの父親を殺したあんにゃろうは結局生き残ってるんだよね?あの星で?敵討ちぐらい完結させて欲しかったよ。

とまぁあれやこれやと言いはしましたが、わたくしこの作品、嫌いじゃないです。むしろウエルカムです。とにかく徹底した大衆娯楽の冒険活劇は観ていて気持ちがいい。童心に返れて、なんだか「仮面ライダー」や「ウルトラマン」に熱中していたあの頃のようになれる。1作、2作とどちらかというとマニア寄りな作風だったのに対して今作は、とにかくエンターテイメント色の強い仕上がりに。監督が変わり、配給会社から一般向けにと軌道修正させられたこともあって、とにかく分かりやすいし疲れない!特撮もCGも出血大サービスで、視覚的に飽きることがない!圧巻はあの宇宙コロニー。いや~凄すぎっしょ!わたしゃああいう映像を大スクリーンで観れるだけで、すでに4,5点は献上しちゃってますから。

旧クルーたちの写真が出てきた時、うわあ~結構老けてたんだな~、ってそんなこと全く思いもせずに観ていたあの時の自分が、懐かしくもあり、微笑ましくもなった。

新キャラで新クルーになったジェイラーちゃん。好きになったので次回作は彼女目当てで観に行こうっと!(笑)
Dream kerokeroさん [映画館(字幕)] 6点(2016-10-26 17:18:47)
19.ネタバレ 他レビュアー諸氏もご記載の通り、既視感満載のシナリオ。
「惑星連邦に反旗を翻す輩が現れる~何らかの星や基地(人が沢山住んでいる所)が危機に陥る~エンタープライズ号のクルーがその危機を救う」
リブート3作は基本この流れを崩す事無く、毎回予定調和で能天気に終わる。
これもスター・トレックの一つの良さなのかも知れないが・・・
潤沢な予算に物を言わせた映像を堪能したい方にはうってつけ。
TVシリーズの哲学的な深さを味わいたい方には物足りないでしょうね。
たくわんさん [CS・衛星(字幕)] 5点(2017-08-10 12:44:21)
18.ネタバレ 1が良かったのですが段々とつまんなくなりますね
osamuraiさん [ブルーレイ(邦画)] 5点(2017-04-28 00:29:36)
👍 1
17.ネタバレ 主人公を襲う危機を脱するにはどうすれば良いか?敵の最終兵器が起動したらどうなってしまうのか?それをどうすれば止めることができるのか?
等々、アクションを盛り上げるためのこれらの「約束事」を観客に説明することを放棄してしまったこの作品は、画面のにぎやかさや俳優の熱演の割に、全くハラハラドキドキできない作品になってました。
また、凝りすぎるカメラの動きのために、序盤のエンタープライズ墜落のシーンでは、何がどうなっているのか全く分からず、誰がどこにいて、脱出できたのか出来なかったのか?カークが円盤部にいるのか、自ら犠牲になって本体部に残ったのかも直ぐには判断できないような始末でした。実はウフーラが自分を犠牲にしてカークを助けて本体部に残るんですが。結局両方落ちちゃうし。しかも両方生きてるし。
そもそも、主要クルーはことごとく生き残ってはいたが、最初の危機でカークが艦橋を放棄したのは、クルーの大量戦死(推定数百人)を招いた明らかな判断ミスだと思うし、英語をしゃべる都合のよいお助けキャラの登場もどうかと思うし、いろいろがっかりすることが多かったです。
前作まで同様元気がよいのはマッコイとスコット、スールー、それと俳優さんは死んじゃったけどチェコフで、なぜか肝心のカークとスポックがなんだかしょぼくれていて、おかげで映画全体が少し陰気。チェコフは大部分画面に登場してはいたけど、キャストみんなでアントン・イェルチン(およびレナード・ニモイ)のお通夜でもやっている感じでした。
ということで、Beyondというタイトルの割に、逆に後ろばっかり向いている感じで、このシリーズをこのキャストでやるのも、これで終わりかな?好きなシリーズだったんですけどね。
Northwoodさん [映画館(字幕)] 5点(2016-10-25 00:47:51)
👍 1
16.ネタバレ IMAX 3Dにて鑑賞。前作『イントゥ・ダークネス』に続いて3D効果を実感しやすい見せ場が多く、3D料金を払うだけの価値はありました。
ただし、内容の方は難ありです。JJエイブラムスが『スター・ウォーズ』の引き抜きに遭って監督選びが難航した新シリーズ第3弾ですが、娯楽作の経験豊かなジャスティン・リン(ここんとこの大作の監督候補にはとりあえず彼の名前が挙がる)という人選が本作では裏目に出ていました。彼の演出は常にせわしなく、じっくり見せて欲しい画を全然見せてくれないのでSF向きではないのです。例えば宇宙基地ヨークタウンなんて実に素晴らしいデザインだったのに、その全体像が見られるのは登場場面のほんの10秒程度。もったいない限りです。戦闘に入るとさらに画面は忙しくなり、もはや誰が何をやっているのかがサッパリわかりません。危険区域にいるのは誰で、その人はどっちを目指さなければならないのかという基本的な情報すら伝わってこないため、スリルも何もあったもんじゃないのです。
お話の方もイマイチです。無軌道な生き方をしていたカークが宇宙での仕事に生き甲斐を見出した前々作、大失敗の後にリーダーとしての本分を見出した前作と、本シリーズはカークの成長物語でもあったのですが、本作ではその要素が弱いために作品を貫く主軸を失っています。一応は、長い航海に飽きが来て転属を希望してたけど、いろいろあってまた仕事の楽しさが分かりましたって話はあるものの、大事なエンタープライズを破壊され、多くのクルーを殺害され、しかも敵は自分自身の将来像かもしれないという鬱展開の多かった今回の冒険でどんな楽しみややりがいを見出したんだよと思ってしまいました。これだけの災難を経験すれば、普通は艦長辞めたくなるでしょ。話の内容とドラマの方向性が一致していないため、こちらでも感じるものが少なくなっています。
また、今回は敵も微妙。「実はジャミラでした」というクラールの正体が明かされた瞬間だけはちょっと面白かったものの、連邦が生み出したテロリストという設定は前作のカーンと重複しているためにその存在意義は薄くなっています。また、終盤まで彼の正体を隠していたために、劇中のほとんどの時間においてその行動原理が不明であったことも作品のテンションを落とすことに繋がっており、監督や脚本家の意図が悪い方向に出てしまっているように感じました。細かい点をつっこむと、中盤にてカーク達が拠点として使用していたUSSフランクリンは敵に場所を知られていないということになっていたものの、そもそもクラールがフランクリンの艦長だったのならその場所を知らないはずがなく、なぜ彼はフランクリンを攻撃しに行かなかったのかと不思議に思いました。
「スタートレックは偶数回が当たり回、奇数回が外れ」と言われていますが、その伝統通り、今回はハズレ回でした。ただし、次回は傑作になるはずなので、新作が出ればまた見に行きます。
それはそうと、前作で意気揚々とエンタープライズクルーになったアリス・イヴは一体どこへ消えたんでしょうか。
ザ・チャンバラさん [映画館(字幕)] 5点(2016-10-21 22:59:02)
👍 4
15.ネタバレ 子供のころに観たスタートレックは意味が分からなくて面白くなかった記憶です。改めて観ようかなと思ったのが適当に選んだのが本作です。
寝落ちしてしまって3日ほどかかりました。うーん、どうにも相性が悪いかと思ったけど、世評通りなのでそうでもなさそう。
印象も悪いので昔のを再鑑賞する気力が無いですね。
スタートレックあんまし知らないけど、圧倒的にギャラクシークエストの方が面白いかも?
ないとれいんさん [インターネット(字幕)] 4点(2023-03-16 14:39:13)
14.JJの新シリーズを3本続けてあらためて観たわけですが、(そして観て痛感したわけですが)この3作目、監督が変わったのが本当に致命的です。
シンプルに面白くない。いろいろ詰め込みすぎな上に撮り方が下手なので何が起きてるかわからないシーンが散見され、しかもご都合主義というなかなか痛々しいものになってしまってます。

自分のつけた点数で新シリーズは9→7→4と急落しているんですが、要はそういう事です。
あばれて万歳さん [インターネット(吹替)] 4点(2019-12-27 11:55:04)
13.ネタバレ トレッキーでないから思うのか?これは、つまらない。前作は、リブートが上手く行っていたのに。台無し。凡作。
にけさん [映画館(字幕)] 4点(2019-01-29 22:34:07)
12.トレッキーです。宇宙ステーションの映像は、未来的で夢があり、最新の映画ならではでした。しかし、ストーリーはマンネリ化してますね。パンフレットやジャケットで目立っていた。顔に模様のある宇宙人。もっと見せ場があるのかと思ったら、全く存在感ありませんでした。出て来た時だけ。新シリーズで感動したのは最初だけかな。そろそろ、スタトレも別の展開を考えないと。もう、このシリーズは終わりで良いと思います。
♯34さん [DVD(吹替)] 4点(2017-10-07 00:21:50)
👍 1
スポンサーリンク
マーク説明
★《新規》★:2日以内に新規投稿
《新規》:7日以内に新規投稿
★《更新》★:2日以内に更新
《更新》:7日以内に更新

【点数情報】

Review人数 31人
平均点数 4.77点
013.23%
100.00%
200.00%
3619.35%
4825.81%
5412.90%
6825.81%
726.45%
826.45%
900.00%
1000.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 4.75点 Review4人
2 ストーリー評価 4.00点 Review6人
3 鑑賞後の後味 6.20点 Review5人
4 音楽評価 6.20点 Review5人
5 感泣評価 4.20点 Review5人

■ ヘルプ