映画『スノーデン』の口コミ・レビュー

スノーデン

[スノーデン]
Snowden
2016年上映時間:134分
平均点:6.43 / 10(Review 30人) (点数分布表示)
公開開始日(2017-01-27)
ドラマ犯罪もの実話もの伝記もの
新規登録(2016-11-25)【にゃお♪】さん
タイトル情報更新(2023-03-28)【TOSHI】さん
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監督オリヴァー・ストーン
キャストジョセフ・ゴードン=レヴィット(男優)エドワード・スノーデン
シェイリーン・ウッドリー(女優)リンゼイ・ミルズ
メリッサ・レオ(女優)ローラ・ポイトラス
ザカリー・クイント(男優)グレン・グリーンウォルド
トム・ウィルキンソン(男優)イーウェン・マカスキル
スコット・イーストウッド(男優)トレバー・ジェイムズ
ローガン・マーシャル=グリーン(男優)ドローンのパイロット
ティモシー・オリファント(男優)CIAエージェント
ベン・シュネッツァー(男優)ガブリエル・ソル
ラキース・スタンフィールド(男優)パトリック・ヘインズ
リス・エヴァンス(男優)コービン・オブライアン
ニコラス・ケイジ(男優)ハンク・フォレスター
ケン・トーマス[1961年生](男優)ワーレントンの門番
ジョエリー・リチャードソン(男優)ジャニー・ギブソン
ニコラス・ロウ(男優)ガーディアン紙の編集補佐
ベン・チャップリン(男優)ロバート・ティッブロ
内田夕夜エドワード・スノーデン(日本語吹き替え版)
たかはし智秋リンゼイ・ミルズ(日本語吹き替え版)
木内秀信グレン・グリーンウォルド(日本語吹き替え版)
長克巳イーウェン・マカスキル(日本語吹き替え版)
井上和彦コービン・オブライアン(日本語吹き替え版)
大塚明夫ハンク・フォレスター(日本語吹き替え版)
脚本オリヴァー・ストーン
音楽クレイグ・アームストロング
編曲クレイグ・アームストロング
主題歌ピーター・ガブリエル"The Veil"
撮影アンソニー・ドッド・マントル
製作モリッツ・ボーマン
フェルナンド・サリシン
エリック・コペロフ
配給ショウゲート
美術マーク・ティルデスリー(プロダクション・デザイン)
編集リー・パーシー
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💬口コミ一覧

30.ネタバレ 衝撃のドキュメント映画。
見終わった後、しばし放心状態でした。

私のような、お花畑の極楽思想には、インパクと充分です。

スパイ系、IT系好きな人にはたまらない映画ですね。
映画に込められた、メッセージがとても深いです。

視点を変えると、スノーデンはスーパーハッカーです。

それを、お国のためにやると正義となる。
しかし、お国のためってどこまでなのか?!
そこにパラドックスが生じます。

世界は、統治する側とされる側に大別されます。
さらには社会もこの構図が存在します。
経済、会社、学校、さまざまなコミュニティに管理する側とされる側があります。

ここに、羊飼いと迷える子羊というか、飼われる羊の絵図が完成するわけですね。
そんな世の中を、孤高の狼スノーデンがスッパ抜いた。
そんなスノーデンは凄い!

お国側、統治する側の羊飼いとしての正義、そして大衆という、統治される羊側の正義、その正義の葛藤の中で、スノーデンは「自分が信じた正義」を選んでいく。
スノーデンは群れることをせず、ただ一人決断し実行していく決意が凄い。
同志を集めそうなものですが、そこはCIAでの勤務経験があったからなのか、誰も信じず一人立ち向かう精神力がハンパない。

彼女にすら、その葛藤を話せず、本当に孤独を感じさせますね。
なんなら、彼女との関係に亀裂を入れながらも、貫く精神力は如何程のものか辛かさが伝わってきます。

そんな中、あえてイバラの道を選び進んでいく決意に、共感し難い共感があるから、感動したんだと思う。

統治しコントロールしようとする「羊飼い」にとって、民衆大衆はおバカな「迷える子羊」でいて欲しいわけですね。
そうおバカで、世界の未来よりも茶の間の平和に浸り、今を楽しんでくれてればいいわけです。
その中で、クレーバーな正義の狼が存在することを証明した映画とも言えます。

羊飼い、飼われる羊、狼、こんな構図が見えてきます。
その中にも、詐欺師にシロサギとクロサギが存在するように、ホワイトな存在か、ブラックな存在かにも別れるわけです。

ブラックな羊飼の側面を持つ、アメリカに対して一石を投じたわけです。
これって凄いというか、難易度スーパートリプル級のことをやってのけたわけですね。
そんな感覚を見終わった後、感じました。

狼になろうと、
YouTubeで配信している人
SNSで発信している人
地道に活動している人
たくさんそのような存在はいますが、所詮は羊飼いには敵わない、そう感じさせる世相に殴り込みをかけたわけです。
しかも、一人で。

とはいえ、一流のジャーナリストや、ごく少数の方々の協力もあったわけです。
このような協力者も、賞賛に値します。

まさしく、スノーデンは孤高の一匹狼として、清々堂々と羊飼いに立ち向かって行ったと言えます。

「正義の反対は、相手側の正義」という構図が世の常です。
どちらの、どういう目線で見るのか?!
そんな問いも含まれてますね。

このようなテーマを映画化した、オリバー・ストーン監督に敬意を表します。

現代社会に、一石を投じた痛快な映画として私の中に刻まれました。

それにしても、この映画なんか可愛く見えるよなうことが、世界では起こっている・・・そう思えてならないです。
レスポーラさん [インターネット(字幕)] 9点(2022-02-18 09:59:00)
29.遠隔会議の大画面に大写しにされる上司の顔面の威圧感、向かいのビルディングに巨大に浮かぶ主人公の影、乱視のような投影、不穏さと居心地の悪さを想起させるコンピューターの背景音……作品全編において御年70歳の大巨匠の映画術が冴え渡る。
監督オリバー・ストーン。この人もまた老いて尚益々精力的な映画人であることを思い知った。

そして、“エドワード・ジョセフ・スノーデン”を描き出すことにおいて、彼以上に相応しい映画監督はやはり居なかっただろう。
かの国の大いなる混沌を伴う政権交代により、ロシアからの“贈り物”としての「強制送還」も現実味を帯びてきている。
このタイミングで、この題材を、このような方法で描き出した今作の「意義」は、あらゆる側面で大きい。

映画という表現方法においては、それがノンフィクションであれ、ドキュメンタリーであれ、映し出されたものがそのまま「真実」だとは思わないように個人的に意識している。
映画が作品として優れていて、傑作であればあるほど、創作と現実の境界をしっかりと認識するべきで、その境界を曖昧にしたまま情報を鵜呑みにしてしまうことは、危険で愚かなことだと思う。

だから、この映画で描かれたエドワード・ジョセフ・スノーデンという人物の実態が、そっくりこのままだとは思わない。
もっと脆く危うい人物かもしれないし、逆にもっと完全無欠な人物かもしれない。
または、過剰なまでにナイーブなギークの青年に過ぎないのかもしれないし、もし生きる環境が違っていたならばスティーブ・ジョブズにもマーク・ザッカーバーグにもなれた天才なのかもしれない。
それは、スノーデン氏本人、もしくは彼と直接関わり合った人にしか分かりようがないし、彼のことを知りもしない人間が推し量ることはあまりに無意味だ。

ただし、彼が起こした「行動」と、それに対する世界の「反応」は事実である。
その「事実」それのみを知って、この事件が露わにした真実と影響は、極めて重要な事だと改めて思った。

「諜報機関を持つ国ならどの国でもやっていることだ」
と、時の最高権力者は見解を示した。
そこには、ある種の開き直りと、そうする他無いじゃないかという本音が入り交じる。
実際、スノーデン氏が明るみに出した事実に対して、世界はその善悪の判別を下せていない。
それは即ち、彼の行動が「正義」なのか否か結論付けられていないことを表している。

そもそも「正義」とは何か?「正義」ではないとするならばそれはイコール「悪」なのか?それとも「別の正義」なのか?

エドワード・ジョセフ・スノーデンが“起こした事”の本当の「意義」は、その“答えが出ない問い”を世界に投げかけたことに他ならない。
そして、彼がこの先どのような人生を送るのか。オリバー・ストーンが紛れもない「今」を描いたからこそ、我々はこの先もその現実のドラマを追うことができる。
示された事実を受け取り、たとえ明確な答えが出なくともその是非を考え続けること。それが、これからの時代を生き続ける我々の責務だと思う。
鉄腕麗人さん [映画館(字幕)] 9点(2017-02-15 09:53:22)
28.まだ本邦公開前なのでネタバレ無しで、全体の印象のみで…。
オリバーストーンは良作・不作の振幅が多い映画監督だが、今回は間違いなく“アタリ”。
ポリティカルスリラーとして成立させた脚本は秀逸だし、その演出にブレは全くない。
そしてジョセフ ゴードン・レビットの役造りがとても深い。
公開されたら観賞することを強くお勧めする作品である。
crushersyuさん [インターネット(字幕)] 9点(2016-11-29 05:39:42)
27.現代社会に生きる誰もが見ておくべき映画だなと思いました。
20代でこの勇気ある行動をしたスノーデン氏に乾杯。
ドキュメンタリーが好きな自分にとっては映像作品としても楽しめたので8点。
南雲しのぶさん [ブルーレイ(字幕)] 8点(2018-07-02 17:47:55)
26.リアルドキュメントでも面白く作ってくれるのがオリバーストーンのいいところ。映画にでもしてくれないとスノーデンのことも知らないまま生活しちゃいます。それを教えてくれるのが、映画の一つの役割でもある。楽しいだけじゃない映画もたまにはいいなと思わせられます。
木村一号さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2018-02-18 23:10:01)
25.監視社会怖っ!素直にそう感じた。
オリバーストーンの映画は社会派過ぎてちょっと苦手な分野だったけど、今作はかなりエンタメ重視というかテンポよく進むし、サスペンス要素満載で飽きさせない作りだったので気に入った。
「500日のサマー」で好きになったジョセフ・ゴードン=レヴィットの演技がとにかく素晴らしくて終始引き込まれた。
ヴレアさん [映画館(字幕)] 8点(2017-04-12 00:25:32)
24.ネタバレ この映画が実話というのはよく知られてると思います。アメリカがネット上の国民の情報を収集して管理しようとしていた驚愕のニュース。
だけど、私も一般人のはしくれ。正直、個人情報に敏感なほうじゃありません。だから、フェイスブックもやるし、ブログも実名で書いています。だから、ニュースも、いまいちピンときてませんでした。スノーデン氏、やるなあ、とは思ったけど。
だけど、アメリカが国ぐるみでどんなふうに個人のデータを収集してたかのリアルを見せつけられたら、私が無邪気に入力してるFBやブログだって、いつこうなるか、いや今こうなのか、真相はわからない、とゾッとしました。スノーデンが見事ゲートをすり抜けたときは、すり抜けるとわかっていてもハラハラしたし、元からリベラル派だった彼女との恋のすれ違いは、恋愛ものとしてだって十分に見ごたえがあったと思います。相手役は私が最近注目してる女優さん。きれいで迫力があって、若手の注目株だと思います。スノーデン役の彼は子役からやってた人なのね。演技上手で、ちょっとした表情にも風情があって、おばさん、グッときちゃいました(笑)。なので、私にはエンタテイメントとしても二重丸でありました。
ちょっと感じたのは、やっぱりいつものオリバー・ストーン節だなあというとこ。クサイほどに「俺は社会派だ!」という自己主張ね(笑) 嫌いな人には、それだけで毛嫌いされるだろうなあ、と。そこが惜しいかな。
おばちゃんさん [映画館(字幕)] 8点(2017-02-22 09:27:29)
23.ネタバレ 有名な実話なのでストーリーも当然予想通り。内容に驚きはなかったが、改めて恐怖を感じた。最後本人が出てきたときはちょっとびっくり。
kaaazさん [映画館(字幕)] 8点(2017-02-05 10:31:58)
22.ネタバレ  実話もので、華やかなシーンや銃撃戦もないのに、飽きずに最後まで見てしまいました。
そして、とり急ぎ、スマホのインカメラに目隠しテープ貼っときましょうか・・・
 国家を危険に晒した暴走ITオタクとの報道の方が多かったように思いますが、映画の中では結構マトモな感覚を持ち合わせ、一人の女性を長く大切にしている、ピュアな天才・・・。立場が変われば見方も変わるでしょうし、完璧な人物でもないでしょうが、私個人としては、大変、興味を惹かれる内容であり、人物でございます。今度ドキュメンタリー映画の方も見てみよう・・。
まーごさん [CS・衛星(吹替)] 7点(2021-02-03 22:25:26)
21.海外ドラマの「グッドワイフ」によくNSAの盗聴シーンがでてくるので、
このスノーデンの告発で、それはアメリカの常識くらいになっているのだろう。
うちに、Xbox oneのキネクトがあるが、ほんとよく勝手に起動する。
以前から、監視のウワサ話聞いていたので、必ずカメラが家の中を移さない方向に置いているのだが。
最近はAmazonアレクサを家においている家庭が増えいていると思うが、常に電源が入っていて、
インターネットにつながっている状態なのだから、気をつけなければならない。
彼らはいつでも監視できるのだから。
そう思わせる映画である。
シネマファン55号さん [インターネット(字幕)] 7点(2020-06-24 15:29:55)
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20. 期待もせずに見始めたが、ぐんぐんひきつけられた。
 以前はスノーデンという人がどういう人なのかもよくわからなかったが、今は少しわかった気がする。ただ、映画的な盛り上がりはなかったかも。
海牛大夫さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2019-02-09 09:58:57)
19.オリバー・ストーン監督作品..ハズレはないと思い、期待して鑑賞..映画の中で語られる、内部告発事件は知っていたが、主人公スノーデンが、選りすぐりのプログラマーだったとは知らなかった..映画としての評価は、7点かな..物語として、起伏が少なく、ドラマチックさに欠け..感情移入できなかった..当事者たちは、ハラハラ、ドキドキ、なんだろうけど、観ている側には伝わりにくい..そもそも主人公に共感してないし、国家が水面下で色んな悪いことをしていることは、心の奥底では「これくらいのこと、やってるだろ~」って思っている..とてもシリアスに創ってはいるけど、映画として、凡作..残念...
コナンが一番さん [DVD(字幕)] 7点(2017-11-19 16:09:08)
18.ネタバレ オリバーストーン、久々の新作。相変わらずの反骨(?)映画。スノーデンがどのようにして国を敵に回すにいたったかの心情変化の様子がもう少し丁寧に描かれていれば・・と思った。
特に自己否定の強い性格でもないのに、自分の仕事を何故ここまで冷静に見つめられたかがポイントだと思う。オリバーストーンはそこを、愛する人の存在、そして中東の戦争でゲームのように人を殺しているアメリカという国の実態に置いてる。もう一つ、忘れてはならないのがてんかんという持病。この病気とともにあるだけで大変なのに、スノーデンはそこに天才的なコンピュータースキルを持っていたのだ。
国を敵にするというのは相当なこと。僕はやはりてんかんの存在が大きかったと思う。この主人公は、かなりこの持病の存在に葛藤していたから、そんなことができたのではないか?
でもまぁオリバーストーンの映画は、大きい存在に疑問を呈する社会派が大きな持ち味。久々のオリバー節、健在で安心しました。
トントさん [DVD(字幕)] 7点(2017-10-07 23:07:59)
17.オリバーストーンといえば重たい作品が中心というイメージで、プラトーン、ウォール街、7月4日くらいしか好きな映画がありませんでしたが、今作はなかなかライトで良かったです。

どこまで真実かは判りませんが、監視社会の怖さとアメリカならやりかねん的な雰囲気も存分に味わえました。ただ、全体的に事実を淡々と見せられただけ的な流れでしたので、もう少し脚色してデータ持ち出しのハラハラ感を楽しみたかったような気はしました。また、スノーデン自身がどこまで正義感を持って行動したかは眉唾で、鵜呑みにできない部分が結構あったようにも感じました。まあ、総合して悪くない映画でしたが。
アラジン2014さん [インターネット(字幕)] 7点(2017-08-16 16:29:17)
16.久しぶりに途中で飽きないで,眠くらならないで一気に見られました.アメリカの彼女以外,全員本物の方が外見が魅力的なのは,ちょっと笑えました.リベラルってやっぱりお金持ちなんだなあ,という妙な感心をしました.
みんな嫌いさん [映画館(字幕)] 7点(2017-03-07 20:35:58)
15.ネタバレ インタビューから過去に遡り、ラストが講演会で、スピーチがあって、感動の拍手があって、というメッセージ発信型の定番の構成である。
この演説というのが大抵映画をつまらなくするところなのだが、ロボットの動きと、語り部の交代という仕掛けが奏功して
スノーデン氏本人の寡黙な横顔がラストを静かな緊張で締めくくっている。

主義主張が前面に出そうな題材ながら、フィクションを大胆に織り交ぜたサスペンス演出が絶妙に中和している。
会議室の大画面に映し出される上司の威圧感。床に落ちたSDカードを巡る、同僚との視線劇と手話の
感動的なやりとり。そのカードをゲート外に持ち出すシーンの緊迫感と、外の世界の光。
そしてホテルから脱出する際の、メリッサ・レオとの別離のやりとり。特に映画後半はドラマティックなシーンの数々で盛り上がる。

監視の映画として、眼やカメラファインダーをモチーフとしたショットも充実している。
ユーカラさん [映画館(字幕)] 7点(2017-01-31 23:37:22)
14.どこまで信じていいのか?という問題はあるが、米国も中国もロシアも、本質は変わらないんだろうなぁと落胆させされる作品。一人でアメリカを告発するスノーデン氏にはただただ頭が下がります。自分だと…と考えると安定した生活を選んでしまいそう。面白い映画ではないが、見てよかったです。
はりねずみさん [DVD(字幕)] 6点(2019-11-17 14:55:36)
13.スノーデンが行ったことは、その覚悟と決断において瞠目すべきものであるし、作品としても、それを要領よくまとめている。ただ・・・この問題を扱うときは、国や政府に対して、この監視体制は何なんだ!という前に、そもそも国民に対して、こんなに監視されてて平気なんですか?という意識を広めないといけない。街角の防犯カメラにも、すでに広まったSNSにも、どこにでも紐付きになっているクレジットカードにも何も感じなくなった国民に対して。したがって、スノーデンの「行動」を描く前に、まず、その監視体制が、一般生活レベルにおいてどこにどのようになっているのか、というところに、もっと重点を置かなければならなかった。この作品はそこが弱いので、映画としてもやや平坦になり、また発信力を弱める(「でも仕方ないんじゃない?」と思わせてしまう)結果となっている。
Oliasさん [ブルーレイ(字幕)] 6点(2019-02-20 01:13:59)
12.ネタバレ この事件、アメリカの不正義を何が何でも許さないオリバー・ストーンが手を出さないわけがない。CIAのやりすぎ監視システムに個人として疑問を抱き内情をリークしたスノーデン氏の心情を細かく追い、”国家反逆罪”に問いたいCIAの主張をふざけんな、と一蹴。100%スノーデン氏寄りの清清しい描写です。
人の権利を侵害して尚エラそーなアメリカの態度にむかつく国々に匿われて逃亡生活を送るスノーデン氏。彼がラストに元気で登場したのはうれしい驚きでした。
J・G・レヴィットの緻密な演技は見事で、ドキュメント作品としての品位をキープしてますが「起こったこと」をなぞる展開はちょっと起伏に欠ける気もします。娯楽サスペンスじゃないのでまあそこは仕方ないのですが。氏のキャリア前半にあった国家の陰謀によって人生を踏みつけにされたパキスタン人銀行家のエピソードは一市民としては心胆寒々とするものがあり、この手の実例をあと一つ二つ入れてたら、こちらもぐっと盛り上がったのにな、とは思います。
tottokoさん [CS・衛星(字幕)] 6点(2018-08-25 01:12:53)
11.ネタバレ テロ対策の名の下に、全国民を対象とした監視システムを秘密裡に構築したCIA。本作は、それを暴露したことで全世界に衝撃を与えた元職員スノーデンの姿を実話を基にして描いた社会派ドラマです。監督はこの分野の巨匠オリバー・ストーン、そして秘密保持法違反に問われいまやロシアでの事実上の亡命生活を余儀なくされているスノーデン役には人気俳優ジョセフ・ゴードン・レヴィット。社会派ドラマとしてはなかなか見応えのある作品に仕上がっていたと思います。普通に考えて怖いですよね、これ。いつでも誰かに見られていると思うと空恐ろしい。それでもテロ対策のためにはこれくらいの監視システムは仕方ないと見るのか、やり過ぎだと捉えるのか、なかなか考えさせられる力作でした。ただ、映画としての面白さがもう少し欲しかったかな。サスペンスとしてはちょっと物足りなさが残りました。それにしてもスノーデン氏はこのままロシアで一生を終えるのでしょうか。そう考えるとやぱ怖いですね。
かたゆきさん [DVD(字幕)] 6点(2018-03-04 08:23:28)
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【点数情報】

Review人数 30人
平均点数 6.43点
000.00%
100.00%
213.33%
313.33%
413.33%
5516.67%
6620.00%
7826.67%
8516.67%
9310.00%
1000.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 7.00点 Review1人
2 ストーリー評価 6.00点 Review1人
3 鑑賞後の後味 7.00点 Review1人
4 音楽評価 6.00点 Review1人
5 感泣評価 5.00点 Review1人

【ゴールデンラズベリー賞 情報】

2016年 37回
最低助演男優賞ニコラス・ケイジ候補(ノミネート) 

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