映画『紳士協定』の口コミ・レビュー(2ページ目)

紳士協定

[シンシキョウテイ]
Gentleman's Agreement
1947年上映時間:118分
平均点:6.26 / 10(Review 42人) (点数分布表示)
公開開始日(1987-10-09)
ドラマモノクロ映画小説の映画化
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2023-11-29)【Olias】さん
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監督エリア・カザン
キャストグレゴリー・ペック(男優)フィリップ・グリーン
ドロシー・マクガイア(女優)キャシー・レイシー
ジョン・ガーフィールド(男優)デーヴ・ゴールドマン
セレステ・ホルム(女優)アン・デトリー
アン・リヴェール(女優)ミセス・グリーン
アルバート・デッカー(男優)ジョン・ミニフィ
ジェーン・ワイアット(女優)ジェーン
ディーン・ストックウェル(男優)トミー・グリーン
サム・ジャッフェ〔男優〕(男優)フレッド・リーバーマン教授
ロバート・ワーウィック(男優)アーヴィング・ワイズマン(ノンクレジット)
城達也フィリップ・グリーン(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
平井道子キャシー・レイシー(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
田中信夫デーヴ・ゴールドマン(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
沢田敏子アン・デトリー(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
脚本モス・ハート
エリア・カザン(脚本修正・ノンクレジット)
音楽アルフレッド・ニューマン
編曲エドワード・B・パウエル
撮影アーサー・C・ミラー〔撮影〕
製作ダリル・F・ザナック
配給東宝東和
特撮フレッド・サーセン(特殊撮影効果)
美術マーク・リー・カーク(アート・ディレクター)
ライル・ウィーラー(アート・ディレクター)
ポール・S・フォックス(セット・デコレイター)
トーマス・リトル(セット・デコレイター)
衣装チャールズ・ル・メイル
編集ハーモン・ジョーンズ(編集監修)
字幕翻訳進藤光太
あらすじ
ライターのフィル(グレゴリー・ペック)は、新聞社から依頼を受け反ユダヤ主義に関する記事を書くことになった。社会正義のため、迫力ある、人の心をうつ記事にしたいと考えた挙句、フィルはユダヤ人になりすまし、自らの差別体験を書くことに決めた。 ユダヤ人であると名乗ったフィルとその家族は差別にさらされ、徹底してユダヤ人として振舞うフィルの行動は、やがて愛し合う婚約者との関係にも暗い影を落とすことになるのだった。
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💬口コミ一覧

22.日本にも様々な差別が昔からある。それは人種差別だけではなく同民族内にだって差別はある。人は自分より劣っていると思う人を知らず知らずに見下したり哀れんだりしている。そして少しの優越感に浸ったりしているものだ。身近なところで言えば、イジメもそうだろうと思う。イジメをする者、される者、関わる者、そして関わりたくない者。この図式が大きくなって人種差別や下手すると戦争の様な規模になるのだと思う。自分はキャシー同然に"関わりたくない者"だったけど、できるだけ関わる者で有りたいとは思っている。でも声高々に言いすぎても逆に差別を意識しすぎる様な、うーんー、、、って事を改めて考えた作品。そしてグレゴリー・ペックのハンサム感がピーク時かも!!かっこいい!
movie海馬さん [地上波(字幕)] 6点(2013-01-21 02:38:23)
21.ネタバレ 「反ユダヤ主義」なるものがどこから来ているのか、そのあたりがよくわからないので、見ていてもピンと来ません。一応、それにとどまらず差別一般に当てはまる内容にしてありますが。キャッシーの使い方などうまいと思いますが、ややロマンス過多という気がします。また、キャッシーに問題点を理解させるのが結局ユダヤ人であるというところが、この映画の限界を示しているように思いました。本当にユダヤ教徒になるつもりはないのだから、ある意味主人公の「負け」でしょう。最後に提示される問題点はいまだに生き続けているので、そこは評価すべきというか、結局人間はそういうものなのだというべきか。それと、アンの扱いはひどいなぁ。
アングロファイルさん [CS・衛星(字幕)] 6点(2012-03-29 10:36:54)
20.40年代後半がひしひしと匂い立つ。アメリカとしては戦勝後の高揚、アメリカの正義の確認。ユダヤ人にとってはアウシュビッツの被害記憶がまだ生々しく、シオニズム運動の加速からイスラエル建国への高揚(この年にパレスチナの分割を国連が決議し、翌年独立)。と1947年に生まれるべくして生まれたフィルムかもしれない。その年の限界も当然あり、ホテルの前に立ち止まっただけで排斥されていただろう黒人はまだ視野に入ってなく、一人も登場しない。「見て見ぬふり」どころか「見えている」ことにも気づいていない(さらに海の遠くのパレスチナ人も)。また主人公をユダヤ人ではないWASPに設定してあるところも、絶妙の趣向のようでいて隔靴掻痒の感もあり、「自分たちの問題と捉えてほしかったからだ」という言い訳を用意しているだろうが、多くの観客であるWASPがユダヤ人に説教されることへの心理的抵抗を配慮したからではないか(こういうふうに異教徒であるべき主人公が強引にWASPに設定されるのは、最近の『アバター』にまで続く)。そういう40年代のアメリカの良心とその限界を知ることができる貴重な作品である、しかし映画としては面白くない。キャシーが「お説教は聞き飽きた」と怒るところで唯一ドラマとしてワクワクしかけるのだが、深くえぐるまでには至らず、けっきょくG・ペックの正義に飲み込まれていく。ペックが言ってることは実に正論で、そうやって少しずつ社会は良くなっていくのだろうし、こういう主張の映画が作られるアメリカの社会を尊敬はするが、贅沢を言うなら映画に期待するのは、演説よりもその正論を阻んでいるものの解析のほうなんだ。それは「正義を行なう勇気の欠如」だけで片づけられるほど簡単なものだろうか。それとあと一つ、アメリカ映画における母親の強さには独特の芯のようなものがあるなあ。開拓時代の「一家を守った母」の記憶にまで通じているのか。
なんのかんのさん [CS・衛星(字幕)] 6点(2011-09-12 09:55:20)
👍 1
19.描写自体は至って観念的であり、楽天的とすらいえるかもしれないが、この作品に強烈な印象を残しているのは、なりすましの案を思いついたときの一連のペックの演技。それが、設定に溺れないある種の生々しさをその後まで残している。それと、作品テーマの本質をついたタイトル(邦題も含め)が見事。
Oliasさん [CS・衛星(字幕)] 6点(2010-04-18 01:08:09)
18.グレゴリー・ペックの婚約者の描写がよくできています。自分もああいう偽善者なんだよな、なんて思います。世の中の反応みたいなものを最後に入れてほしかったです。
色鉛筆さん [地上波(字幕)] 6点(2009-01-20 20:05:25)
17.ネタバレ ユダヤ問題に切り込んでいったという点では革新的な映画だったのかもしれないが,出された結論があまりに一般的すぎてインパクトがなかった。差別偏見の問題に恋愛要素がかなり加わったことで,見やすくなった反面,どちらの点でも焦点がずれてしまい,中途半端で終わったような印象を受けた。グレゴリー・ペックにもっと熱く語らせて,もう1次元上のメッセージへ到達させるか,最高にいい女を演じたセレステ・ホルムに恋の勝者になってもらうかのどちらかにはっきりさせてほしい!
さそりタイガーさん [DVD(字幕)] 6点(2008-06-26 21:38:17)
16.ネタバレ 無宗教な人が多い日本人にとって宗教映画を見せて理解せぇと言っても無理なんだよねぇ実際は。グレゴリー・ペックの演技はいいんだけどもユダヤのことについてはあんまり知らないので真剣にのめり込むということが出来ませんでした。アメリカにもユダヤ差別があったんだぁという驚きと社内の仲のいい人がユダヤ人だと知ると避けたくなる風景はちょっと都合よするような・・感じです。テーマが重いだけに内容がついていってないように思えます。
M・R・サイケデリコンさん [DVD(字幕)] 6点(2008-06-24 10:45:16)
15.ご立派。ひねくれた見方をすれば、傲慢。つまり、差別する側の人間(主人公)が、被差別側(ユダヤ人)のふりをするというのは、結局上から見下ろしている、低いところへ下りていくという印象を禁じえない。「差別の実態を知る」なんていっても、そんなことはユダヤ人にしてみたら「何を今さら」だろうし、身をもって体験しないと分らないということ自体が問題。ユダヤ人のふりをすることによっていかに屈辱的な扱いを受けようと、正体を明かしてしまえば彼はまた以前の生活に戻れるのだから、所詮それは疑似体験に過ぎないわけで。なんだか動物愛護団体のような不遜な感じを受ける。乱獲するのも人間の傲慢、保護するのも人間の傲慢でしょ?それとも罪悪感? まあ、根が深い問題だけに、エリア・カザンのその後も含めていろいろ考えさせられる作品なのは間違いない。
愚物さん 6点(2003-05-02 12:21:42)
👍 1
14.ネタバレ 「反ユダヤ主義」について書くためユダヤ人になりすます、まさに体を張った潜入突撃取材。我々単一民族には理解しづらい内容でした。長身で独特の声色を持つグレゴリー・ペックの存在感が際立っていました。米アカデミー作品賞受賞作。
獅子-平常心さん [DVD(字幕)] 5点(2012-09-05 00:43:47)
13.このテーマに取り組んだことは評価できますが、訴えるインパクトに欠けたような気がします。
ラストは安易な終わり方に落ち着かせていますが、このテーマはそんな簡単なものではないはず。
肝心の主人公の体験する描写が思ったより少なく、もっと泥にまみれさせてほしかったです。
午の若丸さん [DVD(字幕)] 5点(2010-05-04 13:37:38)
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12.本当は退屈過ぎてもっとマイナス評価したいんだけど、この時代の映画を評価するのは難しいので、無難なこの点数。

テーマは重いのに、ストーリーが単調で奥行きも無くベタベタ。ラストも「そんなもん?」って感じで終わってしまう。
美男美女の在り来りの台詞と演技を延々と見せられて疲れた。

まあ、この時代の映画はたいていこんな物だけどね。
稀にそれをカバー出来るだけの超秀作もあるけれど、この映画はそこまでではなかった。
♯34さん [DVD(字幕)] 5点(2007-09-12 10:41:52)
11.テーマはいいんですが、いまひとつ敷居が高い感じで楽しめませんでした。評価が分かれそうな気がします。
H.Sさん [ビデオ(字幕)] 5点(2005-12-24 00:47:31)
10.いやぁ……熱い映画だぜっ! もっと「うおりゃあぁぁ!」って感じの主人公が好きだけど、彼は育ちがいい人だからね。やっぱり、こういうメッセージを投げかける人が平均以上の生活を営んだ上で「大きな志」を持って「これはいかんのだっ!」って言っても悲しいかな説得力はダウンするでしょ。そこがこの映画の「あと1歩」な感触を残してしまう理由だと思う。でもこういう人がこういうメッセージを投げかけるというのはとても素晴らしいことだと思う。とにかく!熱い映画なんです!
ようすけさん [CS・衛星(字幕)] 5点(2005-11-21 01:50:01)
9.ネタバレ 何か中途半端な感じだ。
グレゴリー・ペックはもともと、これから受けるだろう差別を記事にするために、ユダヤ人になりすましたはずだ。それなのに、実際に差別を体験したグレゴリーの過剰な反応には違和感を感じた。親の仕事でいじめられた子供に「あなたは本当はユダヤ人じゃないから大丈夫」となぐさめる婚約者の言葉が印象的だった。そういう女性とヨリを戻してしまうグレゴリーがよくわからない。
michellさん 5点(2004-07-12 22:54:34)
8.うーん、どうでしょう・・・。
しまうまんさん 5点(2004-06-12 12:40:41)
7.作品としては悪い作品じゃないと思うけど、どうも読み取るのが難しかった。ユダヤに関しての問題が世界のあちらこちらであるのは知っていても、アメリカでも問題がある(あった?)とは知らなかったし。確かに就職できない、ホテルに入れない等の不当な扱い、さらに罵倒だったり・・・その差別を訴え、ユダヤ人差別に一石を投じた作品だとは思う。しかし、なぜそのような差別が行われるのか、その理由の掘り下げが希薄な感があった。差別がなくなるに越した事はないだろう。しかし、物事には様々な側面がある。その背景も分からないと共感もし辛い。なんだか子供の喧嘩を理由も聞かずに「喧嘩をやめなさい」と仲裁しているような感じ。それは場をいさめただけで問題の解決にはならない。そんなことでは子供は喧嘩はやめても分かり合うことはできないだろう。この作品もそんな片方の側面に"蓋をしてしまった"ような感が否めない。社会性を持った作品にしては奇麗事が過ぎたかも。ただ、当時としては問題提起にはなったんだろうし、そういう意味じゃアカデミー賞もありなのかな?まあ半世紀以上も前の作品だし、その背景を知らないとやっぱり評価は難しいかも。
さん 5点(2003-09-23 16:55:22)
6.ハリウッドはもともとユダヤ移民が作り上げたアメリカンドリームだから、その啓蒙活動みたいな1本。芸能に秀でていたユダヤ人と、「正論」派の新聞社とは水と油。WSAPのペックを使ってユダヤ人系の主張を映画にして、オスカーをさらったのは、啓蒙活動の「上がり」でした。同年の「殺人狂時代」と見比べるのも一興。
FOXさん 5点(2003-06-22 21:33:20)
👍 1
5.ユダヤ人差別を告発するために主人公の作家さんが、しばしユダヤ人としての生活を送ってみる、というオハナシ。当時としてはこのテーマを取り上げたのは画期的だった、と言われればそうなのかも知れないし、またこれが当時の限界だった、と言われればそうなのかも知れないけれど。でもやっぱり「浅すぎる」よね。時代の切り込み隊長を買って出るなら、それこそ“肉を斬らせて骨を断つ”というような、相応の覚悟が必要なのでは。「根深い問題でもありますし、まあこの程度から始めてみましょう」的なヌルさが、完全に作品をスポイルしているように思え、豪華で手の込んだ映画の作りが、かえって虚しくもあり。要するにオスカーを獲っちゃう程度の「手加減」が本作の泣き所。コメディとして笑いの中に風刺を効かせるでも無し、生真面目な作りの一方で、冒頭から「パパ、再婚しないの?」なんぞと、通り一遍の恋愛モノを予告してみたり。肝心の差別問題については、映画の中で映画的に描写されることも殆ど無く、軽いイジメラレ体験を息子に語らせてみるあたりが関の山。んなコトばっかりやってるから、後で(不本意であったとは言え)赤狩りにも加担するんでしょうが、と言いたくもなる。石をぶつけられる覚悟が無ければ、時代に楔を打つことはできない。この作品の存在自体が、“紳士協定”の上に乗っかっているような感じがして仕方が無い。無論、かく言う私こそ、そんな大それた勇気など持ちあわてはいないが、その勇気の無さをしっかり自覚して生きていきたいとは思っている。
鱗歌さん [CS・衛星(字幕)] 4点(2011-12-04 10:16:54)
4.キリスト教とユダヤ教の違いにほとんど言及してないのは、
欧米ではそれが常識だから。
日本ではとても理解されない内容です。
なぜユダヤ人は差別されているのか?
それがわかってないと語られる言葉の全てが茶番。
そこに人がいる限り、差別はなくなりません。
Skycrawlerさん [DVD(字幕)] 4点(2006-04-11 21:33:34)
3.グレゴリー・ペックに限らず、この時代のアメリカ映画の主役ってやけに傲慢で自己チューなところがあってあまり好きではない。しかも内容がないようなだけに、よけいにそれが気になってしょうがないのである。これといい『シンドラーのリスト』といい、ユダヤ人問題は難しい。
とかげ12号さん [CS・衛星(字幕)] 4点(2005-11-20 20:39:33)
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マーク説明
★《新規》★:2日以内に新規投稿
《新規》:7日以内に新規投稿
★《更新》★:2日以内に更新
《更新》:7日以内に更新

【点数情報】

Review人数 42人
平均点数 6.26点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
4511.90%
5921.43%
6819.05%
71330.95%
8511.90%
912.38%
1012.38%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 10.00点 Review1人
2 ストーリー評価 5.50点 Review4人
3 鑑賞後の後味 2.50点 Review2人
4 音楽評価 5.00点 Review1人
5 感泣評価 0.50点 Review2人

【アカデミー賞 情報】

1947年 20回
作品賞 受賞 
主演男優賞グレゴリー・ペック候補(ノミネート) 
主演女優賞ドロシー・マクガイア候補(ノミネート) 
助演女優賞セレステ・ホルム受賞 
助演女優賞アン・リヴェール候補(ノミネート) 
監督賞エリア・カザン受賞 
脚色賞モス・ハート候補(ノミネート) 
編集賞ハーモン・ジョーンズ候補(ノミネート) 

【ゴールデングローブ賞 情報】

1947年 5回
作品賞(ドラマ部門) 受賞 
助演女優賞セレステ・ホルム受賞 
監督賞エリア・カザン受賞 

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