映画『若おかみは小学生!』の口コミ・レビュー

若おかみは小学生!

[ワカオカミハショウガクセイ]
2018年上映時間:94分
平均点:7.28 / 10(Review 32人) (点数分布表示)
公開開始日(2018-09-21)
ドラマファンタジーアニメファミリー小説の映画化TVの映画化
新規登録(2018-09-18)【たろさ】さん
タイトル情報更新(2025-04-23)【Cinecdocke】さん
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監督高坂希太郎
演出高坂希太郎
小林星蘭関織子(おっこ)
水樹奈々真月(秋野真月)
松田颯水ウリ坊(立売誠)
小桜エツコ鈴鬼
一龍斎春水関峰子(おばあちゃん)
一龍斎貞友エツ子さん(田島エツ子)
てらそままさき康さん(蓑田康之介)
薬丸裕英関正次(お父さん)
鈴木杏樹関咲子(お母さん)
設楽統神田幸水
小松未可子神田あかね
山寺宏一木瀬文太
折笠富美子木瀬寅子
花澤香菜関峰子(おっこ)(少女時代)
脚本吉田玲子
音楽鈴木慶一
挿入曲小林星蘭「ジンカンバンジージャンプ!」
製作テレビ東京(「若おかみは小学生!」製作委員会)
講談社(「若おかみは小学生!」製作委員会)
マッドハウス(「若おかみは小学生!」製作委員会)
イオンエンターテイメント(「若おかみは小学生!」製作委員会)
制作マッドハウス(アニメーション制作)
配給ギャガ
作画高坂希太郎(絵コンテ)
本田雄(原画)
美術矢内京子(美術設定)
高屋法子(ハーモニー)
男鹿和雄(背景)
編集瀬山武司
録音三間雅文(音響監督)
あらすじ
両親を事故で亡くした関織子(おっこ)は、ひょんなことから祖母の温泉旅館で若おかみを目指す事になった。周囲の大人達と変わった友達に支えられながら奮闘するおっこだったが、やってくるお客さんはどうやらワケありのようで・・・
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💬口コミ一覧

32.ネタバレ 傑作。ネットの反響の凄さから、見てよかった作品。おっこが健気で、そして厳しい現実の直面。許しのメッセージ。すごい作品。
にけさん [映画館(邦画)] 10点(2019-01-08 14:09:36)
31.タイトルやぱっと見のイメージで敬遠するのはもったいなさすぎる、とんでもない大傑作!言いたいことは以下です。
1.ジブリ映画を彷彿とさせるアニメとしての魅力が満載!『茄子 アンダルシアの夏』の高坂希太郎監督の“こだわり”を感じて!
2原作小説にはない映画オリジナルの展開に感動!『聲の形』の吉田玲子による原作を尊重した脚本が完璧!
3.涙腺決壊必至のクライマックスとラスト!
4.決して児童労働を推奨するような内容ではない!『魔女の宅急便』が大好きという方こそ必見!
この4.について→主人公のおっこは強制的に働かされる訳でもなく、女将の仕事を始めるにあたっては“小学生が働く”ことに対しての疑問もしっかり提示されている。映画で描かれているのは、“(子供の視点を通した)普遍的な仕事への向き合い方”。この(幽霊が登場するという)ファンタジーを交えながらも、実は現実的にある仕事を真摯に描いているというのは、宮崎駿監督の『魔女の宅急便』に通じている。ジブリ映画ファンにおすすめしたいという意見も多い本作は、特に『魔女の宅急便』が大好きという方こそ必見!
5.そして、予備知識が全くなくても楽しめる、しかも観る人を選ばない、老若男女に超おすすめ!
ヒナタカさん [映画館(邦画)] 10点(2018-10-08 00:39:21)
👍 1
30.ネタバレ 珍しくネットの評判通り傑作と思いました。泣けました。ただ、かわいい絵柄で和まされてますけど、小学生には滅茶苦茶ハードなシチュエーションですね。自分が働いている旅館に不幸の原因を作った一家が泊まりに来るとか、どれだけ試練を与えるんや!?と感じましたね。主人公の将来が心配になりました。それと良い誤算は真月です。お金を持っているだけのヘボライバルかと思ったら、責任感があり、能力もあるという人間でした。「ジョジョの奇妙な冒険」で見た『精神的に貴族』という表現を思い出しました。
次郎丸三郎さん [DVD(邦画)] 9点(2020-05-06 20:06:18)
😂 1
29.ネタバレ 最近、ネットでジョーカーとテーマが同じとか言う人が出てきてるが、まったくのこじつけ。
そんなこというなら鉄腕アトムやウルトラマンでもなんでもこじつけられる。

ウリ坊の造形は漫画版のほうが好き。
旅館なのに鼻ばっかほじくってるキャラは汚い。

ラストのおまけの?原画にはびっくり。
本編よりモロジブリ。
こっちの絵でやればよかったものを・・・・。ダメ?

文句ばっかつけたが、実は秀作。
結論はこんな「朝ドラ」が見たい。

元気が出る。
うさぎさん [CS・衛星(吹替)] 9点(2019-11-05 13:00:09)
28.ネタバレ いやあ、参った!絵柄からは考えられない感動作品です。子供向けでありながら大人が見ても楽しい上に感動する素晴らしい作品です。まず何よりおっこの健気さ、両親を事故で失なったにもかかわらず、前向きに生きてるのが素晴らしい。そんなおっこと関わる幽霊ウリ坊と美陽、子鬼の鈴鬼とのやりとりも楽しい。旅館に泊まりに来る客との会話、やりとりも良い。どんな人でも受け入れる。全てにおいてこの映画は優しい。温かい。おっこと最初は仲悪く、喧嘩ばかりしてるライバル旅館の娘にしても単なる意地悪な人物として描かれていない。おっこが助けを求めてくれば応えてみせる。両親の事故の原因、両親を死なせたお客さんに対しても他のお客さんと同等に扱う。差別しない。正にどんな人でも受け入れるという花の湯のモットーである。子供向けでありながらも人生において大事なことを教えてくれる作品として、大人にも是非、見て欲しい。むしろ、大人の方が泣ける作品ではないだろうか!つい、一週間前に偶々、車運転中に何かのラジオ番組で紹介されていたのを聴いて、この映画の存在を知って、今日から私の住んでる地域でも公開すると知って観て来ましたが、何故、土曜日の昼間なのに私の他にお客さん2人なんだ?誰もが知ってる。大ヒットハリウッド大作も悪くは無いがこういう作品こそ大ヒットして欲しい。もっと沢山の人に観て欲しい作品です。絵柄だけで、無視されたり、敬遠されてるのかもしれないけど勿体無いです。よくよく聞いたらこの映画の脚本、ガールズ&パンツァーの人らしい。あれといい、今作といい、絵柄からは想像できない素晴らしい作品ですね。
青観さん [映画館(邦画)] 9点(2018-12-29 19:29:35)
👍 1
27.すごくよかった。
ただ,私は大人なので大人としての感想しか書けないです。
子どもとして子どもの目線から観た映画感想は,また違うのかもしれないなと思いました。

大人の登場人物を気にしてしまうのも,大人目線になってしまっているなと思いつつ……
とくにおばあちゃんの心情を思うと,おっこちゃんとは別に泣けてしまう。
配偶者と別れ(死別か離別かはわからないけれど),自分の子どもが亡くなって残された孫を引き取り,その孫は元気に振る舞っていて心配だけど,経営者として叱咤する必要もあり……
そんなことを観終ってから考えてしまいました。

物語は長いシリーズを一本の映画にするときにありがちな,ちょっと不思議なストーリー展開でした。
でも無理があるわけでもなく,とてもよかったです。
原作小説をしっかり読みたくなりました。

丁寧さ真摯さが,物語からも画面からも伝わって来て,とてもいい映画だったと思います。
プランクトンさん [映画館(邦画)] 9点(2018-11-19 15:49:26)
👍 1
26.ネタバレ  交通事故で両親を亡くしたおっこ、でもずっと涙を見せないの。
 その気持ちを抑え込んでるのがわかるので泣けて、それが絶対どこかで破裂しちゃうのでしょう、ってわかるので泣けて。そして・・・
 おっこが泣かないのは、泣いてしまったら両親の死を認めてしまうことになっちゃうから。でも、そのクライマックスが、あまりに過酷な運命の巡り合わせで、もう。

 でも、そんなおっこを包む世界の優しさに癒されて。
 おっこが暮らすことになる温泉旅館の人々とお客さんたち、温泉街の人々、学校の友達、そして、おっこにしか見えない幽霊と子鬼。
 様々なふれあいを通しておっこが両親の死を受け入れ、乗り越え、成長してゆく姿が描かれるのね。

 2人の幽霊は劇中では実際に存在しているのだけれど、おっこのイマジナリーフレンドの象徴で、その姿が見えづらくなる、別れがやってくるというのが、おっこの成長を示していて。それはとても切ないのだけれど・・・

 最初はイヤなクラスメイトに思えた大ホテルの令嬢なピンふりも、真面目で精いっぱいに生きていて、おっこに真剣に接してくれる良いコだし、ここに出てくる人々みんなが本当に魅力的。

 『のんのんびより ばけーしょん』に続いて脚本はさすがの吉田玲子。
 群像の中で人と人との繋がりを、甘いだけでなく、時に厳しく、時に切なく描いてみせるのは彼女の真骨頂と言えるのかも。

 蛇足だけど水領がソフトトップを走行中に開けちゃって「!」ってなったのだけど、最近のポルシェって時速50km以下ならオープンできるのね。私が乗ってたクルマとは時代(と価格)が違うわ。

  ジブリ的という評価もあるけれど、少なくともおっこはジブリのヒロインよりももう少し現代的でおバカなカンジなのが良いわ。絵柄もエンドロールのイメージボードにはまだジブリ臭があるけれど、実際の映像はジブリとは違った魅力があるし。中盤のショッピングモールなんかはジブリ映画には出て来ない要素でしょうねぇ。ジブリ的なるモノをトレースせず、独自性があるからこそいいの。
 色々と模索されている「ジブリの後継」の中ではこの映画のスタッフはかなりいい線を行ってる気がするわ。
 ここ数年公開された様々な家族向けのアニメ映画の中でも抜きんでた良質な作品ね。
あにやん‍🌈さん [映画館(邦画)] 9点(2018-09-28 16:36:27)
👍 1
25.昨年の劇場公開時から世の好事家たちからも絶賛の嵐だったアニメ映画をようやく鑑賞。
原作となった児童文学はシリーズ全20巻(2003〜2013)が刊行されている人気作品らしいが、世代的に全く重なっていないこともあり、タイトルすら聞き覚えがなかった。
前評判が無く、このタイトルとポスタービジュアルだけを見聞きしただけだったとしたら、絶対に鑑賞に至らなかっただろう。
が、そういうあり得なかった「機会」を生んでくれるから、現代社会は有り難い。

評判通り、期待通りに、真っ直ぐに良い作品だった。
その混じり気のない純粋な“良い映画感”は、まさしく児童文学を原作にしているに相応しく、これから色々なものに成長していく多くの子どもたちに観てほしい映画だと素直に感じる。

純粋な少女の成長を描いた瑞々しい作品であることは間違いないが、幅広い映画ファンからも激賞を引き出しただけあって、描き出されるストーリーは、実のところあまりにも重く、悲しい。
何の罪もない少女のふとした瞬間に訪れた「不幸」は、理不尽で、只々辛い。
ただ、その不幸は、理不尽だからこそ、実はこの世界に生きる誰にでも起こり得る類のものであり、事程左様に身につまされる。

自分の大切な愛しい人たちといつものように笑い合っている次の瞬間に、突如としてすべてが叩き潰される。
そんな不幸の可能性は、いつだって、誰にだって、人生と隣り合わせで存在している。

もしそんなことが我が身に起きたなら……と、考えただけで辛くてたまらない。
でもね、そんな人生の普遍的な辛苦を、この映画の主人公は、明るく、やさしく、懸命に乗り越えていく。
とんでもなく悲しく、辛い運命を、その小さな体と笑顔で受け止めていく主人公。
それはもう幼気な女児の健気さなどではなく、ただひたすらに強く、魅力的な“女性の姿”だった。

人間、傷つかずに生きていけたならば、それに越したことはないのかもしれないけれど、そういうわけにもいかないのが、人生というもの。
泣いたっていい、当たり散らしたっていい、ふさぎ込んでもいい、ただその先に、そういう自分を拒まずに受け入れてくれる存在に出会えるかどうか。
人生の価値は、そういうところで表れてくるものだと思う。めちゃくちゃ泣いた。
鉄腕麗人さん [インターネット(邦画)] 8点(2019-12-08 01:22:48)
👍 2
24.ネタバレ 「ハァァ?高坂希太郎の劇場版アニメが、小学生の若女将モノ?」と、最大限の訝しみを以って今作に挑んでみたわけですよ私。

とりあえずテレビ版での予習をしてみた所「萌えみ満載な少女がマジカルなナニでキャハウフフするアニメ」ではないようで、一安心。

というか令丈ヒロ子原作の児童小説をアニメ化との事。見当違いな杞憂も甚だしいわ私よ!失礼。で、劇場版を改めて鑑賞。

…なんだろうなぁ。単なる「かわいい!」や「かなしい!」「たのしい!」でもなく、端的に「ハートフル」と言ってしまうのも、なんか違うような気がする。そうさのう…健気で静かなエネルギッシュ、とでも言えばいいのかな。そこに純朴でありながら美しい作画や美術、練られた脚本、演者の熱意なんかも合わさって、とんでもなく卓越されたなエンタメに仕上がったというか。

ラストシーンで神楽を舞うオッコ、真月、ウリ坊、美陽、それらを見守る観客の慈愛あふれる視線が、圧倒的な感動を呼んだように思う。

鑑賞者に彼女らのその後に思いを馳せさせるようなサッパリとしたエンディングも、見事だった。
aksweetさん [DVD(邦画)] 8点(2019-04-15 01:13:10)
👍 1
23.TVアニメの映画化には大きく分けて二種類ある。
一つはTVスペシャルの延長線上として、
もう一つは映画向けに再構成したものとして。
本作は明らかに後者。

タイトルに反してシビアな設定から視聴に消極的だったが、
子供も見るためか重くなりすぎずサラッと描き、
シリアスとコメディのバランスが丁度良く、テンポ良くて見やすい。
良くも悪くも王道の予想通りの展開に終始しながらも、
ギョッとする捻りを加えてくるのでズシンと心にくる。

既に指摘されている通り、90分弱で一年間を描くには駆け足気味で、
終盤のアクシデントでご都合主義が目立つ。
鳴り物入りの企画だったかもしれないが、2時間じっくり描いてくれれば、
終盤の展開が活きて納得できただろう。
描き切れなかったエピソードがあるなら、是非完全版も作って欲しい。

なお、TVアニメは見なくても十分楽しめるが、成り行きや作風が微妙に違っていて、
映画ではカットされた多数の人間関係に焦点を当てているあたり、
お互いの足りない部分を補完し合っているようで面白い。
Cinecdockeさん [映画館(邦画)] 8点(2018-11-01 22:29:14)
👍 1
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22.タイトルや、デフォルメの強い絵のタッチから子供向けの印象を受けるかも知れませんが、この映画で一番感動できるのは大人の方だと思います。私が観たシアターでは沢山の親子連れがいらっしゃいましたが、お子さんはケロッとしていて親御さんの方がボロ泣きされていました。両親を亡くしているおっこの心境を想像出来る歳になると、彼女の健気さがたまらないと思います。

本作が気に入ったのでTVアニメ版も見ましたが、そちらはおっこの成長より花の湯温泉全体や人間関係がフォーカスされており、子供向けになっています。大人が見るなら断然劇場版の方です。
alianさん [映画館(邦画)] 8点(2018-10-27 11:30:43)
👍 1
21.ネタバレ 楽しくも忙しい現実とファンタジーな世界で小学生なのに旅館の若女将というあり得ない生活を送るおっこ。
旅館の女将として成長して行きながらも、その下地には両親の死という受け入れられない現実が根付いている。忘れられるわけがない両親との思い出、若女将として立派になるため受け入れようと努力しつつももまだ甘えていたかった子供ながらの思いが混ざり合う。時にはトラックを見てパニックを起こす。おっこの毅然とした態度と成長、賑やかなファンタジーのような側とは裏腹に本作はとにかく容赦が無い。最後には、おっこの両親を事故に巻き込んだ一家まで出てきてしまう。
その容赦の無い現実をいろんな人に支えられながら受け入れ、立ち向かうおっこに胸を打たれないわけがない。
本作はもう完全ノーマークでしたが、ネットの評判が良いため急いで映画館へ。
結果、いい大人が終始ボロボロ涙を流す羽目になりました。素晴らしい。
えすえふさん [映画館(邦画)] 8点(2018-10-11 21:09:43)
👍 2
20.ベストセラーの児童文学を映画化した作品なんだけど、子供向けだと思って侮っていたわ。これは面白いし、泣ける。

主人公のおっこが小学生ながら「春の屋」という旅館を継ぐために若おかみとして奮闘するという物語なのだが、まずその境遇に涙する事請け合い。

また、泣けるだけじゃなくて、ライバルの旅館の娘であるクラスメイトとのバトルや、幽霊や妖怪といった類いが登場する奇想天外な展開にグイグイ引き込まれた。かと言ってファンタジーよりな物語でもなくて、恐ろしいほど厳しい現実もちゃんと描きつつ、旅館における礼儀作法や接客を学んで成長していくおっこを応援しながら、その頑張る姿には素直に感動させられる。

脚本が吉田玲子ということで、やっぱり構成が巧いし安定感があった。原作もテレビアニメも未見の私でも問題なく楽しめた。作画もとても丁寧で綺麗な画作りだった。子供にも大人にもオススメの作品。
ヴレアさん [映画館(邦画)] 8点(2018-09-24 13:35:35)
👍 1
19.明るい作風なのに想像以上に深刻な物語が展開されて驚いた。
登場人物がいい人ばかりで、ラストも救いのある感じで安心しました。
真月と美陽ちゃんを会わせてあげたかったけど、見守られてることは感じていたようで良かった。
もとやさん [地上波(邦画)] 7点(2022-09-02 18:26:20)
18.あの、「鼻クソほじり感」とでもいうのか、バっちい感じが見事に迫ってきて、これはもうアニメという枠を超えているのではないか、と。
それを素晴らしいと言うのかどうかは知りませんけれど。
いや、鼻クソがこの作品のすべてだと言う訳では勿論なくって、踊りなどの細かい動き、こちらの方が本来の見どころと言えましょう。好感が持てます。
ただ、ストーリーはというと、無理にキャラとエピソードを盛り込んでとっ散らかした感じは否めず、ラストも取ってつけたような「エエ話」になってて、そんなキレイなまとめ方でいいのか~と思わんでもないのですが、こういうのを「手際の良さ」と言うなら、確かにこれは大したものだ、とも思います。変則的と見せて、最後は直球勝負。
鱗歌さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2020-12-02 21:37:24)
17.良作の噂を聞いて、前知識ゼロでの鑑賞。
能天気なタイトル、絵柄、音楽から微笑ましく見始めると、いきなり超ハードな展開に度肝を抜かれる。
ただ好き嫌いでいえば、はっきり言って嫌い。
そりゃあいきなり人が死ぬとこ見せれば、客は集中するけど、楽しくはならない。
それを子供向けアニメでやるってどうなの?って思うし。
それから主人公、小学生のくせに、働くことに真面目過ぎだし、疑問なさすぎ。
子供らしくない。
この辺、おそらく小学生女子なら抵抗ないだろうが、小学生男子はまったく共感できないだろうなあ。
男子はバカだから、男子が主人公じゃないと共感できないし、冒険話がないと集中力続かないし。
それでも、数々の暖かいキャラがうまいこと話を進めて、まとめて、確かにまずまずの良作。
数あるキャラの中でも、自分は断然ピンフリが好き。
暗くなりがちな物語の中で、彼女には何度も笑わせてもらった。
救われたと言っていい。
まかださん [DVD(邦画)] 7点(2020-07-13 21:29:25)
16.ネタバレ 萌え系?キャラデザインに敬遠ぎみだったのですが、NHK地上波放送を機に初鑑賞しました。率直な感想は「思っていたのと違う!(良い意味で)」。物語冒頭から主人公を襲う悲劇。さらには幽霊、妖怪の出現。ほのぼのホームドラマを想定していたので、いきなりのトップギア&急カーブに度肝を抜かれました。とはいえ、基本はオーソドックスな少女の成長物語。人との出会い、様々な体験を通じて、主人公は人間性を高めていきます。それにしても、おっこは良い子でした。いや良い子過ぎたかもしれません(全裸監督の口調で)。私の人間観と照らし合わせると、いくら早熟な女子でも、あの物分かりの良さ、聞き分けの良さは出来過ぎと感じました。小学生なら、自己中で、我儘で、怠け者で、甘えん坊で、当たり前。ゲーム機が欲しくて、でんぐりがえるくらいで正常です。失礼。これは私の子ども時代の話。恥を晒してしまいました。一般的なお子さんは、もっとちゃんとしてます。とはいえ、元来子供は未熟なもの。長い年月日をかけて、徐々に心を成型していくものです。一気に大人になった(ならざるを得なかった)子どもは、やはりどこか歪なのではと心配になります。建材だって急いで乾燥させたら、割れたり曲がったりしますから。おっこにとって女将は天職に違いありません。だからこそ、無理せず、少しずつ、立派な女将になって欲しいと願います。そういう意味では、本作で感じた違和感は、主人公の年齢設定に対するものと言えるでしょう。「若女将は女子大生!」せめて「若女将は女子校生!」くらいなら、素直に納得できた気がします。何やら安めのAVタイトルのようですが、予期せず全裸監督の伏線を回収出来たので、個人的に満足した感想文となりました。
目隠シストさん [地上波(邦画)] 7点(2020-06-05 18:58:43)
👍 3
15.ネタバレ なるほど。面白かったですというか、なんか好感を持ちましたというか。基本的なフォーマットは、幼気(いたいけ)で、元気な女の子(チョット勉強は苦手)が、大きな不幸にも負けず(健気)に、周囲の心を動かしていくってやつ、つまりNHKの連ドラのアレ、往年のケンちゃんシリーズのソレなわけで。まあ、この式に馴染みがあるオトナにとっては、外さない仕組みなわけです。ですからこれ、今回は映画でやりましたけれど、続編はNHKの深夜にドラマとして、半年に一回くらいのペースでやったらいいんじゃないでしょうか。おっこの成長をもう少し見守りたいような気になっています。旅館屋のおっこちゃん。【追記】ああ。テレビで日曜の朝に15分枠で子供用にやってたのですね。しかしそれでも、NHKの深夜枠で、少し屈託のある内容でアニメドラマとしての続編。ノスタルジーに浸りたい大人向け。需要ないっすか。
なたねさん [地上波(邦画)] 7点(2020-05-31 22:50:00)
14.無駄のないしっかり話を詰め込んで暗い背景もありながら終始明るい映画で思った以上に良かった
ラスウェルさん [DVD(邦画)] 7点(2019-11-17 01:22:43)
13.ネタバレ えらく話が凝縮してるから、飽きることなく観れた。

宮崎アニメのようなこだわりで、
緻密に創られた子供向けアニメ。
日本の情緒たっぷりに描かれてて、好感触。

面白かったです。
トントさん [DVD(邦画)] 7点(2019-06-16 20:00:51)
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【点数情報】

Review人数 32人
平均点数 7.28点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
439.38%
500.00%
6412.50%
71237.50%
8618.75%
9515.62%
1026.25%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 10.00点 Review1人
2 ストーリー評価 9.00点 Review2人
3 鑑賞後の後味 10.00点 Review2人
4 音楽評価 7.50点 Review2人
5 感泣評価 8.66点 Review3人

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