映画『ガス燈(1944)』の口コミ・レビュー(3ページ目)

ガス燈(1944)

[ガストウ]
Gaslight
1944年上映時間:114分
平均点:6.41 / 10(Review 49人) (点数分布表示)
ドラマサスペンスモノクロ映画ミステリー戯曲(舞台劇)の映画化
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2022-02-04)【イニシャルK】さん
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監督ジョージ・キューカー
キャストイングリッド・バーグマン(女優)ポーラ・アルキスト・アントン
シャルル・ボワイエ(男優)グレゴリー・アントン
ジョセフ・コットン(男優)ブライアン・キャメロン警部
メイ・ウィッティ(女優)ミス・ベッシー・スウェイツ
アンジェラ・ランズベリー(女優)ナンシー・オリバー
エドモンド・ブレオン(男優)ハドルストン将軍
ハリウェル・ホッブス(男優)マフィン氏
テリー・ムーア(女優)14歳時のポーラ
ギブソン・ゴーランド(男優)使用人(ノンクレジット)
日野由利加ポーラ・アルキスト・アントン(日本語吹き替え版【PDDVD】)
仲野裕グレゴリー・アントン(日本語吹き替え版【PDDVD】)
檀臣幸ブライアン・キャメロン警部(日本語吹き替え版【PDDVD】)
池田昌子[声]ポーラ・アルキスト・アントン(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
納谷悟朗グレゴリー・アントン(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
堀勝之祐ブライアン・キャメロン警部(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
高村章子ミス・ベッシー・スウェイツ(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
浅井淑子(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
岸野一彦(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
鈴木れい子(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
増岡弘(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
原作パトリック・ハミルトン(原作戯曲)
脚本ウォルター・ライシュ
音楽ブロニスラウ・ケイパー
撮影ジョセフ・ルッテンバーグ
ハリー・ストラドリング・Jr(アシスタント・カメラ〔ノンクレジット〕)
製作MGM
配給セントラル
特撮ウォーレン・ニューカム(特殊効果)
美術セドリック・ギボンズ(美術監督)
エドウィン・B・ウィリス(セット装飾)
振付チャールズ・ウォルターズ(ノンクレジット)
衣装アイリーン〔衣装〕
編集ラルフ・E・ウィンターズ
録音ダグラス・シアラー
その他デヴィッド・O・セルズニック(スペシャル・アドバイザー〔ノンクレジット〕)
あらすじ
19世紀の末、ロンドンのソーントン通りで有名な女性歌手が殺される事件が起きたが、未解決のまま時が過ぎた。その女性歌手の姪であるポーラ(バーグマン)は、事件を忘れるためにイタリアに歌のレッスン留学に出るが、伴奏者グレゴリー(シャルル・ボワイエ)と恋に落ち、歌手になるのはどうでもよくなってしまった。グレゴリーと結婚したポーラは、殺された叔母の遺産であるロンドンの家に住むことになったが、事件後手つかずの部屋で殺される2日前に受け取った手紙を発見する。
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💬口コミ一覧

9.カビ臭そうで退屈するかなと思いきや、まったく杞憂でした。ヒロインを心理的にギリギリと追い込んでいく様子は、まさにサスペンスの王道。予備知識ゼロのせいもあってダンナの意図がなかなかわからず、不気味さに惹きつけられました。「ガス燈」という小道具(大道具?)の使い方もシャレています。
ただし、イングリッド・バーグマンほどの美人より価値のある宝石がこの世に存在するとは、私にはどうしても思えませんが。
眉山さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2017-02-27 01:27:26)
👍 1
8.ネタバレ 1940年の古いモノクロ映画。オリジナルがさらに古くてそのそのリメイク版だった。
オリジナル版は未見だが、もともとは舞台の映画化。しっかりしたサスペンスで後のお手本になるような内容だった。
夫が怪しいのはすぐにわかるけど、それでも最後まで目が離せない。
見る前はタイトルとスチール写真でなぜか勝手にロマンティックなラブストーリーかと思い込んでいたので、良い意味で意表をつかれた。

正統派美女で思い浮かぶ歴代ハリウッドスターといえば、ニコール・キッドマン、シャーリーズ・セロン、ティア・レオーニといるが、時代をもっと遡ればイングリッド・バーグマン。その整った気品ある容姿に、思わず見入ってしまう。
主役のバーグマン以外のキャラとキャストもちゃんとハマっていて、いかにも胡散臭い新郎、仕事のできるイケメン警部のほか、小生意気な若いメイド、ヤジ馬根性丸出しのお婆さん等の脇役もいい味を出している。
飛鳥さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2018-01-27 22:46:02)
7.気の強さに鼻白む事が多々あるイングリッド・バーグマンを骨抜きにする伊達男シャルル・ボワイエ。とびきりのメロドラマに今日もキュンキュンと思ったのが、まさか、あんな形で骨抜きにするとは。威圧感満点のボワイエの酷薄な表情に見惚れたものの、生来の品の良さで極悪になり切れないところが何とも歯痒い。また、いたぶられるバーグマンの一本調子な演技に興に乗れず。
The Grey Heronさん [DVD(字幕)] 7点(2018-12-01 00:57:18)
6.ネタバレ 古いメロドラマ。ストーリーうんぬんよりも、若きバーグマンの気品、美貌を愛でる映画。それしか覚えていない。
にけさん [映画館(字幕)] 6点(2019-01-16 11:11:03)
5.ネタバレ 往年の名画だろうが、現在は文化的価値とは別の面で有名らしいのでどういうものかと思って見た。
公開時期はニューヨークが1944年5月4日、ロンドンでは同年7月とのことで戦時中の映画ということになる。アメリカではまだしも内地は平穏だったろうが、ロンドン市民は空襲におびえながら映画館に行ったということなのか?? 主人公がロンドンからイタリアへ留学したのも公開時には現実離れしたことだったろうが、劇中でヨハン・シュトラウス2世の「こうもり」(1874初演)を「新作のオペレッタ」と言っていたことからすれば、映画の時点から70年くらい前の話だったらしい。そもそもガス燈自体が相当昔のものということかも知れない。

物語に関しては、主人公が最初から中年男(役者は当時40代中盤)とラブラブ状態で、こんな怪しげな男で大丈夫なのかと思わされる。マエストロの言葉からすると恋は盲目という意味かも知れないが、本人が生来の甘ちゃんだからということも当然あったはずで、下町育ちらしいメイドとの対比が際立っている。ただ、ちゃんとしまったはずのものがなくなるというのはなくもないことなので(実際ある)、こういう弱味を衝かれると危ないとの警告をくみ取るべきかも知れない。
個人的趣味としては精神的虐待の話など好んで見るものでもないが、しばらく我慢すれば爽快なラストを迎えるはずと信じて期待していたところがそれほどでもない。終盤いきなり反転攻勢に出たところが見せ場だったのだろうが、疲れ果てていたはずの主人公が、あらかじめ仕込んだような台詞で的確に相手を追い込んでいたのは出来すぎである。その割に、終幕の時点でまたロンドン警視庁の男にさりげなく暗示をかけられていたようで、こういう相手なら騙されてもいいということなのか(心理操作の正しい使い方?)。
またその最後の締め方は、当時はこれで普通だったのかも知れないが、今までの男が抜けたあとをすぐ別の男で埋めようとする態度は安易というしかない。しかし男の立場としては少年時代からの夢がかなうということらしいので、ダルロイ夫人に賛成してもらえるならいいかも知れない。

ほか主人公が取り乱した場面のうち、息を止めていてプッと噴き出した(ように見えた)ところは笑ってしまった。音楽会での出来事自体はそれほど大ごとでもなかったが、非常に気まずい雰囲気になっていたのは周囲が上流階級の人々だったからだ。
かっぱ堰さん [DVD(字幕)] 6点(2019-04-06 09:59:36)
4.ネタバレ 何が面白いのか理解に苦しむ作品でした。
イングリット・バーグマンがどうしてこんな男と恋に落ち、結婚したのか、それが全く描かれていないので、冒頭から登場人物全員に感情移入できませんでした。
で、結局、夫は過去に叔母の愛人でもあったという、それをどう捉えていいのかわからないオチで、最初からコイツは犯人だろうと思って見ていた1時間55分、無駄な時間を過ごしたという、喪失感しか残らない作品だった訳であります。
クロエさん [CS・衛星(字幕)] 3点(2020-08-22 01:24:37)
3.ネタバレ 今でも十分通用するストーリーと構成で、最後まで集中して見れました。
溌溂としていたポーラが、グレゴリーの策略によってどんどん病んだようになっていきます。
あまりにポーラが受動的なので見ててイライラしましたが、洗脳の怖さを十分に感じました。
情報の遮断、友人知人と接触させない、妄想や幻聴と思うように仕向け自分の正気を疑わせる、やることは今も昔も同じですね。
イングリットバーグマンがとても美しく、細いウエストを強調するドレスも素敵でした。
タイトルの「ガス燈」が効いてます。
nanapinoさん [CS・衛星(吹替)] 6点(2020-08-22 20:18:36)
2.ネタバレ 精神的に追い詰められている過程はそれなりに見応えはあるものの、ストーリーになんのヒネリもないし、結局は宝石欲しさというしょうもない動機で拍子抜け。宝石盗むのになんでこんなに手の込んだ事する必要があるのかと。
東京50km圏道路地図さん [CS・衛星(字幕)] 4点(2021-02-23 18:06:24)
1.ネタバレ “Gaslight”邦題まま。ガス灯の街灯は国内でも限られた場所でしか見られないけど、もっと灯がゆらゆらしてるもんだと思っていたわ。
また、相手を自分の思うままに操るために、相手の記憶や正気に疑いをもたせるような、些細な嫌がらせをする心理的虐待を、“Gaslighting”『ガスライティング』と言うそうな。この作品と、元になった同名の演劇から、'70年代に生まれた言葉だそう。公開当時はこの心理的虐待を、なんて呼んでたのかな?

映画ではポーラ側の視点となるけど、ブローチ紛失や手紙の行方など、グレゴリーのやってることが、かなりえげつない。客人を追い返し、落ち込ませ、急に外出しようと言い不安にさせ、サプライズだとホッとさせ、大喜びのところを絵が無くなったと叩き落とす。今で言う“モラハラ”だ。更に追い打ちを掛けるように家政婦に確認。この時代にここまでネチネチした“モラハラ”を題材にした映画(演劇)を創る懐の深さが凄い。

一方でグレゴリーの目的が宝石強盗(泥棒?)で、それを成すための執拗な『ガスライティング』だった。というのがこの物語の顛末だけど、アリスの姪と結婚して、宝石のある家に住むことも出来たなら、ポーラに対し、そこまで回りくどい嫌がらせをする必要があったのか疑問。消えた手紙と、元から無かった手袋の片方。出来過ぎにも思えるけど、一本のサスペンスとして上手に伏線を回収出来ていた。
ただもちろん、この映画の見どころはサスペンスの結末(オチ)ではなく、徐々に精神的に追い込まれ、弱っていくイングリッドを愛でる映画…なんて少々悪趣味な気もするけど、そっちだと思う。
最後助けを求めるグレゴリーに、立場が逆転したポーラが突然まくしたてる展開にはビックリ。「おやまぁ!」って感じ。
印象深い顔つきのナンシーが、若きジェシカおばさんだったのにも驚き。
K&Kさん [DVD(字幕)] 6点(2023-10-23 22:42:11)
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マーク説明
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《新規》:7日以内に新規投稿
★《更新》★:2日以内に更新
《更新》:7日以内に更新

【点数情報】

Review人数 49人
平均点数 6.41点
000.00%
100.00%
200.00%
324.08%
424.08%
548.16%
61428.57%
72142.86%
8510.20%
912.04%
1000.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 7.33点 Review3人
2 ストーリー評価 7.00点 Review4人
3 鑑賞後の後味 6.50点 Review4人
4 音楽評価 6.50点 Review2人
5 感泣評価 5.00点 Review2人

【アカデミー賞 情報】

1944年 17回
作品賞 候補(ノミネート) 
主演男優賞シャルル・ボワイエ候補(ノミネート) 
主演女優賞イングリッド・バーグマン受賞 
助演女優賞アンジェラ・ランズベリー候補(ノミネート) 
撮影賞ジョセフ・ルッテンバーグ候補(ノミネート)撮影賞(白黒) として
美術賞(白黒)エドウィン・B・ウィリス受賞 
美術賞(白黒)セドリック・ギボンズ受賞 
脚色賞ウォルター・ライシュ候補(ノミネート)John Van Druten、John L. Balderston

【ゴールデングローブ賞 情報】

1944年 2回
主演女優賞(ドラマ部門)イングリッド・バーグマン受賞 

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