映画『愛のコリーダ』の口コミ・レビュー(2ページ目)

愛のコリーダ

[アイノコリーダ]
(愛のコリーダ2000(リバイバル))
In the Realm of the Senses
(L'empire des sens)
1976年上映時間:104分
平均点:6.22 / 10(Review 49人) (点数分布表示)
公開開始日(1976-10-02)
ドラマ犯罪もの実話ものロマンスエロティック
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2016-03-13)【イニシャルK】さん
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監督大島渚
助監督崔洋一
キャスト松田暎子(女優)
藤竜也(男優)吉蔵
中島葵(女優)トク
殿山泰司(男優)老乞食
小林加奈枝(女優)芸者菊竜
芹明香(女優)松子
小山明子(女優)「満左喜」の芸者
脚本大島渚
製作若松孝二
アナトール・ドーマン(製作代表)
配給東宝東和
ギャガ・コミュニケーションズ(リバイバル)
美術戸田重昌
下石坂成典(装置)
編集浦岡敬一
照明岡本健一[照明]
あらすじ
料理屋の女中として住み込みで働く定(松田暎子)は、店の主人吉蔵(藤竜也)と互いに惹かれあい、性交を重ねる。 やがてお互いを求めて止まない二人は、駆け落ちし、淫らの限りを尽くす。 愛欲の果て、二人の行き着く先は…。 昭和11年5月、東京で起きた、かの有名な「阿部定事件」を大島渚監督が描いた話題作。 本作の写真や脚本をまとめた単行本は「わいせつ文書」として摘発され、昭和57年の無罪確定まで物議を醸すことになる。
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💬口コミ一覧

29.むかし、むかし、名画座で見ました。このての映画は、客もまばらなのが普通ですが、この映画は満員で、女性もいました。興奮した男性客の一人が思わず煙草に火をつけ、はっとしてもみ消したのを思い出します。もちろん修正版でしたので、そそられ度は他のポルノ映画に比べどうということはなく、またドラマとして見た場合にもいまひとつ物足りなさが残りました。結局、ポルノとしてもドラマとしても中途半端で、単に「話題」だけに終わってしまった感があります。
駆けてゆく雲さん 6点(2004-01-24 21:34:56)
👍 1
28.「2000」を見ました。 私は「阿部定」さんに興味があり色々な本などを読んでこの映画も見たのですが・・・・。性の描写が多いのはいいんです。でももう少し彼女の内面を出して欲しかった。何故あんなに二人は惹かれあったのか?映画ではただの好きモノにしか見えなかったのが残念です。肉体的な描写よりも精神面の方に力を入れて欲しかったです。しかも当時本人はまだ生きていたのですし、実名を使っているのだから。 本人が見たらどう思ったでしょう?
あずきさん 3点(2004-02-19 07:09:21)
27.好きな世界だけど、話としては退屈。(ビデオ)
zero828さん 7点(2004-02-23 01:28:09)
26.この頃からもう日本映画は失速し、巨匠・大島渚は海外資本の協力なくしては映画が撮れなくなっていたという‥‥ 性愛描写以外は、けっこう普通です。ネットで無修正が当たり前の今の時代に、あまりどぎついものを期待すると、拍子抜けするかもしれません。ただし、精神的にクル卑猥さは、ネットリとからみつくほど濃厚です。
伊達邦彦さん 6点(2004-02-23 16:24:26)
25.一体大島監督はこの事件の「何」を描きたかったのか。
濃厚な性描写はいい、それなくしてこの事件は語れないだろうから。しかし、定がああまで吉蔵の肉体に執着した心理などがまったく描かれていないのはどういうわけか。
例えば、定の生育歴や初体験、その後の境遇などから、女としての定の不幸を描く必要はなかったか。この犯行の背景として、私には必須とも思えるのだが。
また、実際ふたりは、一時別れており、それが定の吉蔵への執着を深めているが、その間の身悶えするような本妻への強烈な嫉妬などはほとんど描かれていない。おざなりに台詞で言わせているだけだ。
この事件の強烈な印象は、あくまでも「殺害」ではなく「局部切断」だが、この行為に至る定の心情にも一切触れていない。
実際の犯罪の奇矯さばかりに目を向けた監督の軽薄さが透けて見えるようだ。
あるいは、監督がこの事件を通して男女の究極のエロスを描きたかったのだとしたら、あまりにお粗末と言うほかない。
映画の中で徹底して繋がっている様は、あれは性愛と言うより交尾だ。
これでは「世間から変態のように云はれるのが口惜しう御座います」と供述していた定があまりに憐れだ。
思うに定とは、ある意味ある種の男性にとっての理想だと思う。
時に童女のようで、稀代の妖婦であり、儚く強く美しい。
この事件は、もっと美しくも、もっと猥褻にも、もっと哀しくも描けたはずなのに、とまったく残念に思う。
ただ、本作の公開によりその後法廷で争われることになる、わいせつ論争などは非常に有意であり、その功績にのみ3点献上したい。
poppoさん 3点(2004-05-10 17:26:53)
👍 2
24.ネタバレ 気にはなっていたけれど初めて観ました。大島がタブーに挑戦の意気込みでフランス資本の支援で作った映画らしいけれど、日本での公開は相当に制約があったとは知っていました。それで内容ですが全く評価のしようがありません。場末のストリップ小屋から出てきたような映像をわざわざ映画として配給する必要があったのでしょうか?この少し前の篠田の「心中天網島」の映像美とかと比較するのも情けないです。ホテルとかのポルノビデオ程度の必然性すらない筋書きです。松田瑛子も自分で納得の上での出演とは言え、これで本番女優のレッテルで使い捨てされてしまった。事件そのものも表現に制約のあった当時のマスコミの事実ならかまわないとの商業主義が誇張したものだと思われるし、実際問題として性愛行為中の過失による死亡事故などは一般のひとの間でも起こり得る事件です。それよりもこの映像を通じて芸者は売春婦以下の行為を行う職業との偏見が世界に撒き散らされたとすると恐ろしいことで、大島の責任は重大です。
たいほうさん 2点(2004-05-20 23:31:03)
23.歯止めのきかなくなった定、疲労してゆく吉蔵が、とてもリアルに描写されています。米国の劇場で観たのですが、上映中、幾人もが席を立ちました。たいへん疲れる映画でした。が、その疲労はむしろ、本作にすれば成功を示しているように思います。大島渚による最後の下手なナレーションは、失敗。テロップですませてほしかったと思います。
DONGYAOSさん 8点(2004-06-08 05:54:12)
22.映画として評価しようと思ってもとても難しい作品だな~と感じます。
定役の女性の存在感が方向性を決めている点では単体物のAVに近い。
だのにDVDは早送り出来ない様に作られている。不便である。
大島監督が頭の中で観た事件の全容が作品の全てであったとしても、
こう妖しい匂いを強調しては用途は限られてしまうと思います。
o-zさん [DVD(字幕)] 5点(2005-10-29 02:33:03)
21.映画として見た場合、基本は出来てます。映像、音声等は、良いです。しかし、あまりにもHシーンだらけ(100分/120分ぐらいHシーン・・・)で、はっきり言って疲れました。ストーリー構成をもう少し見直したほうが良かったのでは??
ぱんこさん [DVD(字幕)] 5点(2006-01-22 23:13:52)
20.ネタバレ 知ってしまったことを知らないこととするのは難しい。重ねたからだの血と肉の細胞どうしが互いに蹂躙しあい、あるいは混じりあい溶けて常ならざるものに変容してゆく性愛、肉が肉ではなくこころがこころではなくなる濃密な交接を表現するには、これほどの密室が必要だったということか。とはいえ不親切といえば不親切である。多くのシーンをセックス描写に費やさなければならなかったこともあろうが、定と吉が世事を放擲して曖昧宿に逗留し続ける事情や、ややもすると説明になりがちな二人の背後の物語には惜しげもなく鋏を入れられているうえに、宿代のため身を売る定とそれを甘受する吉蔵の表情は観客が心根を推しはかるにまかせられている。だがそれも大島監督のネライにすぎない。多大のケレンを含んで「これはポルノグラフィーです」と見得を切った監督の意図は「知らない人は吐き気をもよおしてもかまいません。知っている人はコーフンした上で涙を流してください」と開き直ることだった。欧米とりわけヨーロッパでの評判が高いわけは云わぬが華のもうひとつのスパイスがある。オレンジ色の行灯の光を障子に映えさせた耽美な映像は、定と吉蔵の血と肉の照り返しであった。私は初回の公開当時、その無残を通り越して滑稽ともいえる検閲に「金返せ」と叫んだクチだが、2000バージョンを劇場で観てようやく積年のウップンを晴らしたというわけだ。上記の感想は当然ながら新版に対するものです。大島監督の一世一代の傑作に満点を捧げたい。惜しむらくは今なお残る検閲のキズアトだが、ならば性器を撮らなければよかったのかということになりかねないので、減点はしません。



ただすけさん [映画館(邦画)] 10点(2006-04-25 16:46:23)
👍 1
19.どんな言葉も評価もいらない、見るなら見ろ!という映画。定がどういう女であろうが、どういう人生を歩んだ人であろうが、そんなことどうでもいいんじゃない。監督のラストのナレーションに-1。
longsleeper21さん [DVD(字幕)] 9点(2006-04-27 10:49:46)
18.常に物議をかもし日本映画界を困惑させてきた大島監督にしてみればこの露骨なまでの性描写こそが意味のあるもの。つまり露骨な性描写は芸術価値を高めるものではなく、あくまで監督の反骨精神の表れなのだと思う。そういう監督がいてもいいと思う。そして海外での高評価もまたたんなる日本の慎ましやかなイメージと過激なエロスの融合からくる大胆さでしかないような気がする。私自身も作品の中身よりも作品そのものの衝撃が先行してしまい、では映画の評価は?と聞かれると特別に気を惹くようなところは少なく、むしろここまで露骨にしなくたって、、と思ってしまうのです。ただ、二人の情愛で埋め尽くされた映像の中にあって兵隊の行進という一見そぐわないシーンがそぐわないからこその異様さを放っていて、大島監督がこの映画の中で描きたかったものってたぶんここだけなんだろうなと思った。体制批判がトレードマークの監督ゆえに情愛に溺れる二人を肯定したシーンとなっています。あとは全部とは言わないがやっぱり閉鎖された日本映画界への威嚇なのだろうと思う。
R&Aさん [ビデオ(邦画)] 5点(2006-09-08 13:50:24)
17.純粋な愛の形の一つとして分かる気がします。愛の極限と狂気は区別が無いのかも。藤竜也が良い仕事をしています。
クロさん [インターネット(字幕)] 8点(2006-09-10 12:29:09)
16.ネタバレ 最終的に愛する者の命を奪うのはある種の美学としては成り立つと思う。ですがそれは犯罪。でも単純に美しいかそうでないかを考える時、平和な恋人達もこちらもどちらも同様に美しいと感じる。これは本来ならただのラブストーリー。ただ赤いビデオはちょっと借りるの恥ずかしい。
Vanillaさん [ビデオ(邦画)] 8点(2006-11-20 23:46:13)
15.ネタバレ 行為・密室・現実からの隔絶→疲れてゆく吉蔵・貪り続ける定→破滅という図式は当然で、見ていて疲れました。「女性が相手男性の性器切断」には、延々と行為を見せるだけでは何だか不足していると思います。何故あれだけ男性に執着したか、精神的な部分とか伝わるものが薄かった。それとも究極、全てを排除しても肉体的な快楽だけのみで男女は繋がれるということだったのでしょうか。
にーなさん [ビデオ(邦画)] 6点(2007-01-07 21:55:30)
14.私は阿部定の二番煎じと言われるんだろうな。
Michael.Kさん [ビデオ(邦画)] 5点(2007-01-23 23:19:24)
13.ネタバレ なんかこの映画の定って、とっても可愛らしい。実際の「阿部定事件」の概要だけ見ると、かなりドロドロしているのかなあと思っていたんだけど。定が嫉妬しているときだって、どこか冗談っぽいし。実はこの二人、とってもジョーク好き、そしてエッチ好きで、面白おかしくしているうちに、こんな事態になっちまったみたいな。もちろん愛し合っていたんだと思うけど。でも二人にとってこの愛は、ずっと貫けるものとは思ってはいなくて、いつか終わる刹那的なものであった様な気が二人の様子から、なんとなーく伝わってくるんだよね。究極の愛とかそういうんじゃなくて、洒落好きな男と女の、愉しくみだらな恋愛模様を描いている、そんな映画です。
ぷりんちょうさん [DVD(邦画)] 7点(2008-12-08 23:41:59)
👍 1
12.アメリカで、英語の字幕つきで鑑賞しました。最強度の入場者制限指定がかかっていました。もちろんノーカットです。観客はホワイトカラー族、カップルが多かったですね。さて、映画ですが、熱のこもった素晴らしい作品と思いました。藤竜也の演技からはこの作品に賭ける彼の意気込みが伝わってきます。しかし、大島渚はこの映画を作るのが時代に対して少し早すぎたかもしれません。いや、早すぎたからこそ大島渚、ともいえますが。松田暎子にもう少し華があればと感じました。いっそのこと、大島渚は小山明子で撮るガッツを見せて欲しかったと思います。エンドロールでは場内「オー・マイ・ゴッド」の嵐でした。大島渚の最高傑作です。
ジャッカルの目さん [映画館(字幕)] 9点(2008-12-11 21:12:37)
👍 1
11.ネタバレ 実際に起きた猟奇事件の中で阿部定は津山事件の都井睦雄と並び最も有名ですね。ネットなどでも事件の内容、彼女や吉蔵の写真など見る事が出来ます。文章だけでも生々しいこの事件をどう映像で表現してくれる(た)のか期待して見ましたが、結果はがっかりなものでした。こういったセンセーショナルな事件の映像化は、思いきった性描写だけではなく、その裏に何があったか、こういう思いがあったのではないか、いや、こうではないかという内面を描いてこそ挑戦と言えます。しかしこの作品が表現出来ているのは事件の上っ面だけです。彼女は淫乱で自分の性欲を満足させてくれる絶倫男に惹かれた。そしてより深い快楽を求めた結果、事は起こった。こんな事は事件を文章で読めばわかる事。彼女の生い立ちや先天的ニンフォマニアだった事、そんな彼女がなぜ吉蔵だけに惹かれたか、大宮五郎はどういう存在だったのか。こういうものを中心に彼女の内面を描いて欲しかった。結局大半を性描写に費やしたこの作品は、実在事件の名を借りたポルノでしかありません。
オニール大佐さん [インターネット(字幕)] 2点(2009-03-13 18:33:06)
10.ネタバレ 女の名が「阿部定」と分かった時点で、既に結末は分かってしまう。
しかも、内容はひたすら性交渉のみ。
大島渚監督の果敢なチャレンジ精神と、藤竜也の一世一代の熱演は評価に値するが、映画として良かったかというとそうでもない。
ただし、婆さんとの絡みはインパクトが物凄く、類い稀なる作品であることは実感できた。
殿山泰司の、あっちがダメな乞食もついでにインパクトあり。
それにしても、子供のアレをつまむシーンって、かなり問題があるんじゃなかろうか・・・
にじばぶさん [ビデオ(邦画)] 5点(2009-09-21 05:01:20)
マーク説明
★《新規》★:2日以内に新規投稿
《新規》:7日以内に新規投稿
★《更新》★:2日以内に更新
《更新》:7日以内に更新

【点数情報】

Review人数 49人
平均点数 6.22点
000.00%
136.12%
248.16%
348.16%
400.00%
5816.33%
6612.24%
7510.20%
8612.24%
9714.29%
10612.24%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 8.66点 Review3人
2 ストーリー評価 6.00点 Review4人
3 鑑賞後の後味 6.25点 Review4人
4 音楽評価 6.25点 Review4人
5 感泣評価 5.75点 Review4人

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