映画『モスキート・コースト』の口コミ・レビュー

モスキート・コースト

[モスキートコースト]
The Mosquito Coast
1986年上映時間:119分
平均点:7.07 / 10(Review 43人) (点数分布表示)
公開開始日(1987-02-07)
ドラマ小説の映画化
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2019-09-17)【Olias】さん
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監督ピーター・ウィアー
助監督マーク・エガートン
キャストハリソン・フォード〔1942年生〕(男優)アリー・フォックス
ヘレン・ミレン(女優)アリーの妻
リヴァー・フェニックス(男優)チャーリー・フォックス
ディック・オニール(男優)ポルスキー
マーサ・プリンプトン(女優)エミリー・スペルグッド
脚本ポール・シュレイダー
音楽モーリス・ジャール
撮影ジョン・シール
製作ジェローム・ヘルマン
ワーナー・ブラザース
製作総指揮ソウル・ゼインツ
配給松竹富士
美術ジョン・H・アンダーソン(セット装飾)
衣装ゲイリー・ジョーンズ[衣装]
編集トム・ノーブル
録音クリストファー・ニューマン〔録音〕
字幕翻訳戸田奈津子
スタントヴィク・アームストロング(ノンクレジット)
その他ストラットン・レオポルド(プロダクション・マネージャー)
あらすじ
 アリーは天才発明家。「愛するが故に今のアメリカは見ていられない」と、突然家族と共に未開の地、モスキートコーストへの移住を決行する。ジャングルの中にある町(というか集落)を買い、町長となり、そこに独自の文明社会を築いていく。その父親を支える家族と町の人達。しかし、ある訪問者が訪れたことをきっかけに、事態は予想もしない方向へと急転していく・・・
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💬口コミ一覧

43.おっと、ハリソン映画にこんな秀作があったのかと、嬉しくなった。ここまで無謀でワイルドな親父はちょっと面倒だけど、・・・家族っていいなぁとつくづく思わせてくれる一作でした。一生に一度くらいはこういう経験してみたい・・・。
桃子さん 10点(2003-11-13 12:42:09)
42.単純に、忘れた頃に、見たくなります。あんな頑固親父になりたい、頑固親父の模範かも、笑えます。「映画って素晴らしいです」彼の主演の映画の中では、この映画が、好きですね。インディージョーンズより、宇宙船の船長より、デッカー刑事だっけ、あれより、この映画、庭に、あの冷蔵庫の家庭版が、ほしい。私のキャンピングカーに、小型版が入っていますが、やっぱり、あの大きさでしょう、アンモニア冷蔵庫は、ただ、ひとこと、欲しいです。欲を言えば、父親を殺さずにアメリカに帰る、最後にして欲しかったです。
yasutoさん 10点(2003-11-07 01:29:11)
41.初めて“独りで”観に行った思い出の作品。ですが実は「当時、あんまり話題にならなくて、誰も誘えなかった(私一人、観たい観たいと盛り上がってた)」という事の裏返しなんですけどね~。ピーター・ウィアー監督は、前作『刑事ジョン・ブック/目撃者』で、現代文明を拒絶する人々、アーミッシュを取り上げてましたが、今作では逆に、科学技術を信奉する変人発明家が主人公。前作ではまだ若干ヒーロー色の残っていたハリソン・フォードがユニークな役作りでこの変人役に挑戦しております。この主人公もまた、現代社会から距離を置いた特異な存在、映画において現代社会を相対化し批判的に眺める存在である点は、前作のアーミッシュと同じとも言えます。彼は雇われの身でありがら、雇い主の要求に応えず自分の発明に没頭。資本主義に対して批判的、米国社会を憂いているが、購入しようとしたテープが日本製と知ると「国産品を出せ」と怒るあたりを見ると、愛国者には違いない。父なる国を愛する余り、その現状に耐えられない彼は、自分の理想実現のため、全てを投げ出しジャングルへ移住。家族もこんな親父によくついていく。食器洗いの最中に引越しという突拍子の無さにも、妻は笑顔で帯同する。さて、いよいよジャングルに移住した一家、親父の発明品の数々に囲まれた、理想の村をここに実現していく。この辺の描写は、「本当にこんな事実現できるの?」というツッコミは抜きにして、「発明」なる香具師的イメージが生み出すファンタジー世界、ユーモラスな味わいがあります。密林の中の巨大冷蔵庫。ちょっと“フィツカラってる”映像ではありませんか。しかし、“宗教”あるいは“銃(武力)”といった外部からの侵入者の前に、理想世界は挫折していく・・・。主人公が忌み嫌った「押し付けがましいアメリカ国家」、しかし結局は彼自身が家族にとって、その「国家」と同じ存在になっていく。父権を乱用し、意志を強制し、仲間を野蛮人呼ばわりし、果ては息子を裏切りもの呼ばわりする・・・。映画のラスト、主人公の息子の独白は、父を愛し、父を受け入れ、その上で「僕の世界は広がった」と語る。つまり、我々もまた、父なる国家を、その欠点を認た上で愛せよ、そして視線は自国に偏ることなく世界へ向けよ、ってな感じのメッセージ、ですかね。まさかこの息子が父と同じ“インディ・ジョーンズ”になっちまうとは、当時想像もしませんでしたが。
鱗歌さん [映画館(字幕)] 9点(2007-10-21 09:09:57)
👍 2
40.傑作です。脚本もハリソン・フォードの演技力も最高ですね。こんな冷笑的な冒険コメディーは他にないですね。
アキラさん 9点(2003-03-30 16:06:35)
39.傑作でした。前半の部外者3人を殺すまでは凄く楽しく見れたし、後半は凄く考えさせられる作品でした。
魚紳さん 9点(2003-03-23 23:41:10)
38.自分勝手でどうしようもない親父なんだけど、見捨てることはできない。家族の団結力っていうか、そーゆーのがすごいなぁと思いました。あと、リバー・フェニックス、本当に良かったです。
さん 9点(2001-09-24 23:32:30)
37.期待しないで観た分だけ、もの凄く考えさせられる映画だった。主人公は狂信的な家族をも自らの思想を押し付けて中南米ホンジュラスへと分け入る男。しかし彼の中にも自己矛盾がある。必要なものは全て揃っていると言いながらも、ジェロニモの村に冷凍技術を伝導したりと彼なりの矛盾がある。徹底的な完全主義を貫き通そうとするが、エゴ丸出しの生き方は難があることを知らしめてくれる映画だと思うし、またそういった人間に対する意思表示についても考えさせられた。そんな中に相反する物質社会への警鐘もしっかりとされているところはなかなか見事である。壮大なスケールで描かれた作品だけど、ピーター・ウィアーの作品にしては比較的異質な作品かな。
チャーリーさん 9点(2001-08-23 17:43:52)
36.ネタバレ やればできるじゃないか、ハリソン・フォード!(失礼)。彼にこれほどテンションが高い演技が出来るとは、もうびっくりです。『刑事ジョン・ブック』での実績もあるし、監督のピーター・ウィアーはまさに“ハリソン・フォード遣い”の名人ですね(笑)。 この主人公の人物造形がまたうまく、良くいる自然回帰派のナチュラリストかと思ったら実は自分の王国を造ってそこに創造神として君臨したいだけ、つまり『地獄の黙示録』のカーツ大佐と本質的に同じ人間なわけです。バベルの塔の様な彼が発明した製氷機が爆発・炎上するシーンは、『地獄の黙示録』のカーツ王国の崩壊のシーンとそっくりです。彼に翻弄されるヘレン・ミレンやリバー・フェニックスの家族たちが家族崩壊の寸前まで追い詰められながらも、最後はハリソン・フォードの死を看取ってあげるラストは良かった。劇中ハリソンは妻であるヘレンを名前じゃなくて“Mother”と呼び続けるのがとても奇妙に思えたのですが、これはきっとヘレンがハリソンの聖母だったことを表しているんだと最後には判りました。
S&Sさん [CS・衛星(字幕)] 8点(2013-10-07 20:50:29)
35.ネタバレ  アリー(ハリソン・フォード)は文明社会とアメリカという国家・組織に背を向け、未開の地へと旅立ち、そこに自分の文明社会を築こうとする。「使わないものを買い、使えるものを捨てる今のアメリカ。」に始まって、何かとアメリカのことをぼろくそにこきおろし、正しい文明社会というものをまるでこれがお手本だと言わんばかりに築いていく。 
 しかしアリーが築く文明は、やはり現代文明を色濃く反映していて、冷凍装置を使ったクーラーの設置はまさにその典型。しかも、その機械が社会を滅ぼしてしまう危うさを秘めたものだという重大な事実は、あの大事故が起きるまで本人しか知らなかった。まるで現代の原発のよう。
 そして、それまではその冷凍装置やアリーが築いた文明の恩恵を受けていた住民達が、事故が起きるや否や、アリーに向ける敵対的な視線。(ほんのワンショットではありましたが・・・)まさに、大多数の人々が、その仕組みを理解できないままに恩恵だけを享受している現代文明社会への痛烈な警鐘を感じます。震災と原発事故があっただけに・・・
 さながらあの3人組は津波のような存在でした。
たきたてさん [DVD(字幕)] 8点(2012-01-04 04:05:43)
👍 1
34.ハリソンフォードの暴走ぶりは見事。
影の代表作なのでは?
ファン必見の映画と思いますが、レビューが少ないですねー。

東京50km圏道路地図さん 8点(2003-12-24 01:55:31)
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33.ハリソンの演技は この作品が一番光っているように感じました。目立たない作品ですが、かなり面白いです。おすすめします。
ケンジさん [映画館(字幕)] 8点(2003-11-10 19:08:06)
32.ハリソン・フォードの個性がよく出ていると思います。この映画は、起承転結をきちんと描いて、情景の美しさや、普遍的なテーマ(文明への警鐘、家族の愛、エゴイズム、人種問題、生と死)を自然な流れで盛り込んだ、「傑作」です。なんでこんなに地味な扱いなのかな?「死者が川を下る」という、啓示的なラストまで完璧なのに。
pikuoさん 8点(2003-01-20 03:39:23)
31.リバーフェニックスよかったなあ。ハリソン演じる父親はすごい強引すぎるあまりなんかかわいそうでした。
ビビンバさん 8点(2002-08-29 11:25:47)
30.トニー父さんと僕とは、どこか似てるものがある。管理社会が嫌いだったり、祖国を愛してるから見れなかったりする。あんなに淡白じゃないけど。銃を持った3人組は本当に邪魔だと思ったが、まさか殺すとは、、、、ふんわりした音楽もいい。これはよかったよ。確かにあの生き方はかなり強引なところはあるが、ラストは、、、、
あろえりーなさん 8点(2002-02-17 19:55:11)
29.このハリソンフォードって切なくなるんだよな。勝手なんだけど全否定できないものを感じてしまう。
ひよこさん 8点(2002-01-12 01:46:04)
28.変人の父親を持つと大変だねえ。メッセージ性の強い良い映画でした。
ななさん 8点(2002-01-06 13:20:57)
27.ネタバレ 天国を求め探しに行って、地獄を見つけたという感じの映画。前半は長くてだれるが、爆発後くらいからはあまりの悲惨さに逆に釘付け。ドキュメンタリーを見てるかのようだった。怖い!ハリソンフォードのイカレっぷりの表現良し。そもそもハリソンフォード主演じゃなきゃ見てなかったはずだけど。自然回帰といいながら文明の利器に頼ろうとする、核戦争を怖がりながら大爆発で村が吹っ飛ぶとかの矛盾の表現良し。爆発のシーンの迫力良かったなあ。自分には発明の才があると信じ込まそうとしてももう時代からは取り残されている、原始の村なら自分の存在感が示せるはずリーダーにもなれるという卑屈な心根の面白さがある。そして、エレンミレンが色っぽかった。今のエレンミランのおばあさん姿しか連想できないので驚き。
タッチッチさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2016-10-29 17:59:06)
26.ネタバレ 
文明(キリスト教)を憎むがゆえに、ジャングルで生活をしようとして家族に迷惑をかける親父のお話って書いたらおもしろくなさそうやし、実際DVD裏の解説を読んでもいまいちピンとこなかった。
ところが演技陣の頑張りや、テンポのいい展開でなかなか楽しめた。
文明、家族、宗教とクサかったり、重くなりがちなテーマをうまいこと消化している。
とても観やすい。
ハリソンフォードの怪演もさることながらリヴァーフェニックスの存在感がすごい。
重要なシーンは全部こいつの独り占め。やはり天才やったんやなぁ。
次男もなかなかいい味出してる。この監督子役を使うのがうまいと思ったら刑事ジョンブックの監督か。納得。
どうでもいいけど連休はバーベキューで自然を満喫とか言ってる人は家でこの映画を観ながら過ごしてほしい。
CBパークビューさん [DVD(字幕)] 7点(2014-05-11 01:52:13)
25.ネタバレ 国家というものに失望し、無駄にモノが溢れる文明社会に失望したアリーは家族を連れて未開のジャングルに移住する。そこで現地の人々と理想郷を築き上げていたはずが・・・。

皮肉にもアリーが築いた村はあたかも鎖国した国家のようであり、アリーは周囲の情報や訪問者を遮断し独裁者のようになっていく。「アメリカは核戦争でほろんだ」はそんな国家が国民に対して行う情報操作であるかのようです。

文明を批判した彼が未開のジャングルで築いたものは周りの環境とはアンバランスな巨大冷凍庫。その巨大冷蔵庫が爆発するシーンは、今に見直すと福島第一原発事故を連想してしまいました。

やがて彼らは自然の猛威にさらされ生命の危機に直面します。人間自らが発明したモノですら何かの拍子で制御不能に陥る。人間の思い上がりや過信に潜む危険性というメッセージ以外にも考えさせられることを色々と含んだ作品であり、気分良く終わる映画ではないですが、ラストのリバー演じる息子の語りに救われた思いがしました。
とらやさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2013-03-16 20:23:56)
24.ハリソン・フォードってこんな役もできるのね。
akilaさん [DVD(字幕)] 7点(2011-09-04 00:50:18)
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マーク説明
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【点数情報】

Review人数 43人
平均点数 7.07点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
400.00%
5511.63%
61227.91%
71023.26%
8920.93%
9511.63%
1024.65%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 7.66点 Review3人
2 ストーリー評価 7.50点 Review4人
3 鑑賞後の後味 5.00点 Review5人
4 音楽評価 6.00点 Review3人
5 感泣評価 6.00点 Review2人

【ゴールデングローブ賞 情報】

1986年 44回
主演男優賞(ドラマ部門)ハリソン・フォード〔1942年生〕候補(ノミネート) 
作曲賞モーリス・ジャール候補(ノミネート) 

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