映画『セーラー服と機関銃』の口コミ・レビュー

セーラー服と機関銃

[セーラーフクトキカンジュウ]
1981年上映時間:112分
平均点:5.25 / 10(Review 92人) (点数分布表示)
公開開始日(1981-12-19)
アクションドラマシリーズもの青春もの学園ものヤクザ・マフィアアイドルもの小説の映画化
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2025-05-20)【イニシャルK】さん
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監督相米慎二
助監督黒沢清
榎戸耕史
森安建雄
キャスト薬師丸ひろ子(女優)星泉
渡瀬恒彦(男優)佐久間真
三國連太郎(男優)太っちょ・三大寺一
風祭ゆき(女優)三大寺マユミ
大門正明(男優)目高組トリオ・政
酒井敏也(男優)目高組トリオ・明
林家しん平(男優)目高組トリオ・ヒコ
柳沢慎吾(男優)高校生トリオ・智生
光石研(男優)高校生トリオ・周平
佐藤允(男優)松の木組組長・関根
柄本明(男優)黒木刑事
北村和夫(男優)浜口物産社長・浜口
寺田農(男優)萩原
藤原釜足(男優)星流志
斉藤洋介(男優)刑事
石山雄大(男優)男先生
奥村公延(男優)火葬場係員
円広志(男優)尾田医師
栗田よう子(女優)
角川春樹(男優)風鈴の屋台をひく男
飯島大介(男優)
原作赤川次郎「セーラー服と機関銃」
脚本田中陽造
音楽星勝
作詞来生えつこ「セーラー服と機関銃」
作曲来生たかお「セーラー服と機関銃」
編曲星勝「セーラー服と機関銃」
主題歌薬師丸ひろ子「セーラー服と機関銃」
撮影仙元誠三
柳島克己(撮影助手)
佐光朗(撮影助手)
製作角川春樹
多賀英典
細野辰興(製作進行)
角川春樹事務所
キティ・フィルム
プロデューサー伊地智啓
配給東映
美術横尾嘉良
小川富美夫(美術助手)
衣装小川久美子(スタイリスト)
編集鈴木晄
冨田功(編集助手)
田中愼二(ネガ編集)
録音紅谷愃一
照明熊谷秀夫
安河内央之(照明助手)
吉角荘介(照明助手)
加藤博美(照明助手)
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💬口コミ一覧

92.わが青春のアイドル薬師丸ひろ子が、天下を極めていた頃の作品。劇場で3回も観たのは、あとにも先にもこの映画のみ。純情だった中学時代の良い思い出。点数はあくまで個人的な思い入れ。しかし…あれからずいぶん時がたったんだなぁ。。。いま「カ・イ・カ・ン!」って言っても誰もわかってくれません。うぅ、さみしい!!。最後に先日亡くなられた相米監督のご冥福をお祈りいたします。合掌。
代打、八木!!さん 10点(2001-09-27 22:27:18)
91.ネタバレ 相米映画は荒唐無稽な反面、いつもその「重心」をしっかりと大地におく。主人公たちは絵空事の住人でありながら、まるで万有引力に則るようにその足を地に着ける。相米慎二は本作の薬師丸ひろ子をはじめ起用した数々のアイドル女優たちにシゴキの一環としてたびたび四股踏みをさせたというが、四股はまさに大地を両の足で力強く踏みしめる行為だ。彼女らは突飛な世界を生きながらも現実世界の私たち同様、ふわふわと空を翔る自由ではなく、重力に従い地上につながれる不自由=体重を持つのだ。たとえば『台風クラブ』の工藤夕貴は教室の窓枠に頭を挟み、自らの体の重みを感じる。『雪の断章ー情熱ー』の斉藤由貴も、バイクの後部座席でのけぞりアスファルトすれすれに重心を傾ける。重力を体感するように幾度となくプールや川の水に落ちる『ションベンライダー』の河合美智子もそうだ。幽霊として存在する『東京上空いらっしゃいませ』の牧瀬里穂ですら、つかのまの生命と引きかえに確かな重みをもって地上へと落っこちてきた。相米映画において「生きる」ということはつまり、大地を踏みしめる自らの体のその「重み」なのだ。重力に負け、落下するピンポン球よろしく「重み」を汚泥に突き刺す『台風クラブ』の三上祐一はその逆説だろう。本作『セーラー服と機関銃』の薬師丸ひろ子も例外ではない。まるで両手で地球を支えるような「えび反りブリッジ」という異様な体勢で登場し、地べたに座り込み、さらには堂に入った四股踏みまで見せる彼女は、ヤクザの居並ぶ校門へとおっかなびっくり、けれど一歩一歩踏みしめ進む。彼女はその意味でまさに相米映画の申し子と言える。だからこそ彼女に迫る危機は、クレーンやら十字架やらに吊るされること=その足を地上から切り離されることとして表現される。遠景の長回しで延々捉えられる雑居ビル屋上での終盤、表情すら識別できぬ豆粒のような薬師丸がそれでもやるせないかなしみを強烈に発散させるのも、豆粒ながらけなげに動き回る彼女の一歩の重みがちゃんとそこにあるからだ。王道アイドル映画的ラストも同様だ。地下鉄の通風孔の上、翻るスカートから覗く薬師丸の脚。履きなれない赤いハイヒールでそれでもゆるぎなくしっかりと、彼女はそこに立つ。はちゃめちゃでくだらないこの物語を駆け抜けた薬師丸ひろ子の、そして星泉の、小さな、けれど確乎たるその生命の輝きと重みが、間違いなくここにはある。
BOWWOWさん [DVD(邦画)] 9点(2010-04-02 16:32:27)
90.やばいっす。まじ面白すぎっす。クレーンのシーンもすごいしバイクのシーンも凄いし。ふとっちょの棲家はなんですか?あれ。ものすごい。ロングショットと長回し、すんなりと見れてとても良かった!特にロングショットは不思議と記憶に残る。そして薬師丸ひろ子ってなんてかわいいのだろうか。
kanekoさん 9点(2003-12-02 23:08:05)
89.ネタバレ 今でこそ円熟期を迎え、お母さん役などを演じている薬師丸ひろ子さんですが、私にとっては幾つになっても薬師丸ひろ子と言えば、このセーラー服と機関銃のイメージ。

特に『カ・イ・カ~ン』のシーンは思春期の初見の時から、オッチャンになった今現在までも強烈に脳裏に焼き付いている名場面でして、もうそれだけで私の中では映画として成功なのです(主題歌も含め)。

だから、仮装大会の欽ちゃんじゃないけど、ひろ子ちゃん健気に頑張ったよぉ~、もうちょっと平均点上げてあげてよぉ~・・・って気分なのです。
ぐうたらパパさん [DVD(邦画)] 8点(2014-01-18 19:27:16)
😂 1
88.これを観たのは確か14才でした。ヒコが泉ちゃん乗せて走る夜のバイクシーンがいいなぁ。ナンかくすぐったくて。それを筆頭にファースト・キスをあげてしまうだのオトナのセックスを目撃してしまうだの組長にされて冒険してしまうだの”ああいう状況下に置かれた16、7の少女の話”って説明されたら観てみようと思うわオレ。結局すべて祭りの後というか、おままごとお終いというか、できあがった関係が全部無くなってどう生きて行くのかなというラストであの「ばんばんばんばん・・・(スカートふわぁ~)」ええわー、ええわー、泉ちゃん。アナタの日記読み聞かせて欲しい!←バカ?
シュールなサンタさん 8点(2003-05-05 00:23:26)
87.ミーハーなので、歌が好きで映画を観たクチです。銃乱射もいいですが、その後、セーラー服に赤いハイヒールを履いて雑踏の中を歩く彼女が印象に残ってます。あれを見て、当時中学生の私は赤いハイヒールに憧れたものです。大人へと変わろうとしている一人の女の子の姿はステキですね。
MOONさん 8点(2002-05-30 16:07:46)
86.ラストの「ばんばんばんばん!」って人ごみの中(ホントスゴイ人ごみ)で機関銃を撃つフリをする、次第にカメラが引いていきあのテーマ「さよならはわか~れ~のぉ~…」いいですよね。渡瀬恒彦の死体にファーストキスをささげるシーンもじわっとこみ上げる物がありました。男らしかった二番手が襲撃の前に渡瀬恒彦を思いつづけてたのが解ったときは笑いました。
さかQさん 8点(2002-01-07 06:24:44)
85.実は薬師丸が使っていたのはグリースガンなんですよ。もっと派手に銃撃戦してくれればよかった…だだだだ…。(マニア入っててスマン)
たつろうさん 8点(2001-11-25 13:08:36)
84.あの映画ってなんだったんだろうなぁ、ってのが第一印象です。赤川次郎の読み物自体があまり好きでなかったので、周りが騒然としている中、一人で「誰が行くもんか」と思ってました。この当時の薬師丸ひろ子はなんだかデビュー当時の少女体系でもなく、もうちょっと後の女っぽくなってきた時とも違う中性的な感覚があって実は好きではなかったんです。いざ映画を見てみると、脇を飾る人達が実にいい演技しているんですよ。薬師丸ひろ子本人もまだそれ程の演技では無いけど、上手くなっている途中だというのが感じられました。相米監督の撮り方や演出の上手さが随所に出ているいました。セーラー服のスカートが地下鉄の通気口でふわっと持ち上がっているシーンをラストに持っていくところがさすがだよね。
奥州亭三景さん 8点(2001-10-02 19:31:19)
83.ネタバレ 角川のYouTubeチャンネル期間限定配信で視聴。画質も音質も良好で、ようやくちゃんと観れた感じです。
父親のような男と女子高生の恋物語という意味では『雪の断章』と似たような題材です。ピエロのからくり人形とチンドン屋を映したカットの不穏な寂しさとか、死の予感が北海道に結びつくところも『雪の断章』や『魚影の群れ』のモチーフに通じている。全編にわたってロングショットの長回し演出は堪能できるし、スクリーンに時代劇を映すところにも相米らしい趣味が垣間見えます。前半だけなら9点ぐらいつけたいほど面白い。
しかし、太っちょのアジトに潜入して以降の展開はあまりに子供だましで安っぽく、赤川次郎の犯罪トリックもつまらないし、女子高生に依存していくヤクザのセンチメンタリズムも陳腐だと思う。『雪の断章』は原作を無視することで相米イズムを貫いたと思いますが、本作は原作に忠実にしてる分だけ映画としては見劣りがします。
まいかさん [インターネット(邦画)] 7点(2025-01-09 23:04:35)
👍 1
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82.ネタバレ 子供ながらに何だかなぁと思った展開もありましたが、結構面白かったってのが当時9歳の僕の感想です。オカンが観たかったのかな?この時期よく連れてってもらったような気がする、その中でも一番覚えてる作品ではある。当時は二本立てだったはずだけどもう一方は全く覚えてない。
確かに大フィーバーで人気でしたが外見的には他のアイドルの方が可愛くね?と思っていました。

覚えてるのは「カ・イ・カ・ン」と言いたいところだけど他の方のレビューでそういやあったなぁと思い出した感じ、ブリッジと「歩けるんかい!」ってのと、ラストにキスするところが一番印象的だった。
ないとれいんさん [映画館(邦画)] 7点(2024-05-01 16:09:07)
81.ネタバレ およそアイドル映画とは思えない撮り方の映画、まさに相米慎二らしいと言えるでしょう。薬師丸ひろ子の登場シーンではブリッジしているうえにセーラー服のリボンがかかって顔が見えないし、やたらに望遠レンズや魚眼レンズまで使って薬師丸の顔が小さくしか見えない、アイドル的な女優が主演していてこれほどアップが少ない映画ってのも珍しいんじゃないでしょうか。それまでの角川映画の配給先だった東宝と揉めて東映に変えたという事情もあって、角川春樹がほとんど口を出さなかったというのも大きかったのかも。ストーリー自体はかなり荒唐無稽なんだけど、思った以上にヤクザ映画的なシリアスな撮り方だったと思います。やはり当時を知るものとして思い出に残るのは、この映画が公開された時の薬師丸ひろ子フィーバーの凄さで、まさに社会現象でしたね。そして彼女が歌った主題歌の大ヒット、作者来生たかおのデモテープを聴いた角川春樹は「こんな曲はクソだ!」と言ったそうで、ほんとこの人はセンスがない(笑)。いまやアイドルソングとして80年代を代表する名曲と評価が定まっているのにねえ。有名な「カ・イ・カ・ン」のシーンも、改めて観ると官能的ですらあります。薬師丸ひろ子は御存じのように今や大女優ですが、私の中では青春真っ只中の彼女が映像に焼き付いている本作が一番です。
S&Sさん [CS・衛星(邦画)] 7点(2024-01-28 23:26:21)
80.ネタバレ 『ねらわれた学園』を劇場で見たときのショックが大きすぎて
以降薬師丸ひろ子の映画は避けていたのですが
30年たった今
薬師丸ブーム(といっても彼女の歌う曲にですが)が自分の中におきていて
そのタイミングで見てしまいました。
ここでのレビューで予習していてとても不安だったのですが
いやあ
とても抒情的に
少女が大人の女になっていこうとする様が丁寧に描かれているではないですか。
あの「カイカン」のシーンは
少女でなくても男でもおばさんでも皆がカタルシスをおぼえる名シーンですよね。
で佐久間にキスしてしまうに至るまでも丹念に積み重ねがあるので
自然に感情移入して涙してしまいました。
角川映画をちょっとこう
斜めに見ていた部分があったのですが
見方が変わりました。
監督さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2011-05-14 20:08:31)
👍 2
79.薬師丸ひろ子の出世作。演技もなんもない頃だが存在感がすごい。それと、タイトルが秀逸。
わさびさん [地上波(邦画)] 7点(2009-08-19 10:25:32)
78.中学時代、長い間この映画のチラシを下敷きに挟んでガッコ通ってました。しかも「ねらわれた学園」「野性の証明」のチラシと週替わりで・・・。今人気絶頂長澤まさみ嬢でドラマ化リメイクされているようですが、時間的に観られません。駅プラットホームの宣伝広告を観る限りじゃ、彼女に当時の薬師丸ひろ子ほどのカリメロ性、もといカリスマ性がそれほど感じられないのは、自分が枯れてきたせいでしょうか?いや、でも同世代(←なのか?)蒼井優、沼尻エリカあたりの演技+αにはココロを動かされるので、単に好みの問題なのかなと。だいじょうぶ、俺はまだ枯れちゃいねえぞおぉぉぉ~っ!!と激コミ通勤電車の中自分に言い聞かせつつ、日々長澤まさみのポスターと対峙してます。いや、むしろお隣の「鉄板少女あかね」の方が・・・。
放浪紳士チャーリーさん [映画館(邦画)] 7点(2006-10-22 10:54:37)
😂 1
77.ネタバレ 真面目に観なければ面白いです。しかし、真面目に観れば有名な「カイカン」ってシーンは口と音声がおもいっきりずれてるし、ラストシーンでおじんとのキスシーンは気持ち悪いし、肝心なヒロインは"当時はあれで可愛いといわれていたのかー?"だし…。それらをしらけずに笑えれば面白い映画です。
Syuheiさん [地上波(邦画)] 7点(2006-10-09 02:16:05)
76.アイドルを女優に開眼させることで名高い相米監督の手腕が光ってます。思えば、当代きってのアイドルの映画に、裸やらエッチシーンやらを出すなんて、角川春樹はなんて優れたプロデュ-サ-なんだろう、と妙に感心したりして。ヤクザの世界を垣間見ることで彼女は少し大人になったけれど、彼女の出現によって、ヤクザ達も少しずつ素直になっていったのが印象的。ひとりは雨の中で本心をせつせつと吐露して、ひとりは母親に甘えるようにぎゅっと抱きついて。これはかなり切ないシーンでした。監督や脚本家の思い入れは、ここにあったのね、きっと。この年で再見して解りました。
傑作ではないかもしれませんが、いい映画です。ひとつの時代を築いた角川映画に改めて感謝を。
showrioさん [地上波(字幕)] 7点(2005-11-08 23:32:40)
👍 3
75.基本的にへっぽこ映画なんだが引き込まれるモノがある。衝撃的だった。
KINGさん 7点(2004-06-17 10:05:33)
74.薬師丸ひろ子が人気の頂点に上り詰めた作品。結構好きでした。本作品を知らない方も居るのでしょうか???その後彼女もいろいろありましたなあ。がんばって欲しいです。
<追記>数十年ぶりに再見。薬師丸ひろ子の稀有な存在感(当時は新しいタイプの女優の登場に、あたらしい時代の到来を感じた)が、相米慎二の独特なスタイルによって更に魅力を増すという相乗効果が生じている。元々映画女優(歌手ではない)として売り出しているので「アイドル映画」という批判には疑問(そんな事言ったら若手俳優の主演映画は全部アイドル映画になってしまう)があるし、赤川次郎にしてはヘビーなヤクザ映画のストーリーであるにも関わらず、体当たりの演技で堂々と主役をこなしている点も単なるアイドル映画とは一線を画している。本作で薬師丸ひろ子は確固たる地位を築いたわけだが、その後40年が経過しても、女優として第一線で活躍している事が、女優としての実力を証明していると言えるだろう。余談だが、現在放映中の朝ドラ「エール」では光石研と夫婦役を演じている事に本作からの因縁を感じる次第である。
東京50km圏道路地図さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2004-01-13 04:13:45)
73.当時は、かなり衝撃でした。でもストーリーは??でした。印象に残る場面は結構あるんですけどね。残念なほど酷評多いですが、現在の目線で見ればそれも仕方ないですかね。
たかちゃんさん [映画館(字幕)] 7点(2003-12-15 23:40:09)
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【点数情報】

Review人数 92人
平均点数 5.25点
011.09%
100.00%
266.52%
388.70%
41213.04%
52527.17%
61920.65%
71213.04%
866.52%
922.17%
1011.09%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 6.83点 Review6人
2 ストーリー評価 3.60点 Review10人
3 鑑賞後の後味 4.66点 Review9人
4 音楽評価 5.88点 Review9人
5 感泣評価 3.60点 Review5人

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