映画『去年マリエンバートで』の口コミ・レビュー

去年マリエンバートで

[キョネンマリエンバートデ]
Last Year at Marienbad
(L'Année dernière à Marienbad)
1961年上映時間:94分
平均点:6.96 / 10(Review 25人) (点数分布表示)
ドラマモノクロ映画
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2009-03-16)【S&S】さん
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監督アラン・レネ
助監督フォルカー・シュレンドルフ
キャストデルフィーヌ・セイリグ(女優)
サッシャ・ピトエフ(男優)
脚本アラン・レネ
アラン・ロブ=グリエ
音楽フランシス・セイリグ
撮影サッシャ・ヴィエルニー
配給東宝東和
フランス映画社
美術ジャック・ソルニエ
衣装ココ・シャネル
ベルナール・エヴァン
編集アンリ・コルピ
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💬口コミ一覧

25.生涯のマイベスト10にはいる、傑作。サッシャ・ヴィエルニーのなめるようなカメラの美しさは、筆舌に尽くし難い。過去と現在、未来と、時間が自由に交錯し、果てしなく続くかと思われるような無意味な台詞の応酬は、ただただ頽廃的で、眠気に襲われるほどだ。
ククルさん 10点(2002-06-24 15:53:48)
24.その始まり方からして何とも不思議な映画です。時間、空間が交錯して、独特な作品世界を形成しています(しかもプラスアルファがいくつかあります)。その世界観は何だか解釈を拒んでいるようにも見えます(僕自身は「解釈狂」だと自分では思っており、この映画についても既に解釈を強引にしてしまいましたが・・・)。しかし何はともあれこの映画が、気だるく、幻想的で、そして無機的な美しさを備えていることは間違いないと思います。
マーチェンカさん 9点(2002-07-07 13:23:40)
👍 1
23.この映画、とても苦手です。ビデオに録画して10回くらい観たのですが、いつも1時間くらいで寝てしまいます。不眠症にもってこいの映画です(苦笑)。 <2003年12月11日追記>タルコフスキーの「サクリファイス」は好きな映画です。もちろんお目目はパッチリです。キューブリックの「2001年宇宙の旅」も寝ないで観られます。アッテンボローの「ガンジー」だってノープロブレム! ホントに私に何かを訴えてくるなら、感じ取れるはずだ。庭園が出てくる。男と女が出てくる。同じ事の繰り返し。ダメだ、逃げちゃダメだ、逃げちゃダメだ、逃げちゃダメだ・・・気がついたら、またビデオが巻き戻っていました(苦笑)。体調万全だったんだがなぁ。 <2004年1月20日追記>早送りを含めて、最後のクレジットまで観てはおります。未見でもないし、途中でやめてもいません。
オオカミさん 5点(2002-07-19 17:17:32)
22.まるで白昼夢のような映画です。そのせいか、見ているこっちまで本物の白昼夢を見そうになってきます(笑)なんともいえない暖味な迷宮に入ったような感じ。特に、あの庭園がすごく美しく、不思議な魅力を感じます。
あろえりーなさん 6点(2002-08-27 01:56:46)
21.今まで観た中で一番好きな映画です!時間、記憶、主観、客観、・・・全体を通して、これらのことを深く考えさせられました。何より雰囲気がお洒落だしね!
んどうさん 10点(2002-09-03 19:09:39)
20.え? これは10点でしょう。むかし、自主上映の団体があって、赤字がひどくなると、この映画で急場をしのいだ訳です。
おら、はじめちゃんさん 10点(2002-11-08 04:19:35)
😂 1
19.結局のところ難解な映画ってのはいくらでもとっかかりがあるわけで、自分なりの解釈が許されるわけですから、食わず嫌いしないで観てもらいたいですね。
じゅんのすけさん 8点(2003-06-01 18:09:20)
18.ずっと、この庭園を歩いてみたいと思っていました。だいぶあとにドゥービーブラザースの「ホワット・ア・フール・ビリーブス」を聴いた時に、この映画を思い浮かべました。得点が低めなのは名画座で「暗殺のオペラ」と2本立てで見たせいです。
omutさん 5点(2003-07-08 13:05:08)
17.流麗な移動撮影にしろ、端正な構図の画面設計(あの幾何学的な庭園!)や美術、華麗なココ・シャネルの衣装にしろ、一見まさに映画そのものであるように思えて、実のところこれは、すべてのカットやシーンがアラン・ロブ=グリエの脚本(=文学)の一語一句を、文字通り形象化したものにすぎないのでは…と、ぼくは見ました。それはそれでアラン・レネ自身が意図したものであるのかも知れないけれど、一方で「映画」とは決して文学の…コトバの”従属物”ではないと信じる者にとって、これは一種の映画の「敗北宣言(!)」みたいなものではないか、と。ためしに、ぜひかつて単行本として出版された脚本を読んでみてください。たぶん、映画化された本作以上にイマジネーションをかきたてられる、スリリングなものであるはずです。確かにこの映画は見事な「イメージ=(映像)」の構築品ではあるけれど、その実これは「(映画的な)イマジネーションの廃虚」であると、畏れ多くもぼくは「否!」と叫びたく思うのです。ファンの皆さんの、「何をエラソーに」とお叱りを受けるのを覚悟の上で。
やましんの巻さん 4点(2003-11-17 16:45:51)
👍 1
16.何が現実で何が夢なのか、全てが現実かもしれないし、全てが過去かもしれない謎に包まれた映画ですが映画そのものが一種の小
宇宙を形成しており、直ちにこの独特の異空間に吸い込まれてしまった。感覚が高鳴る映画であることは間違いないと思う。
たましろさん 9点(2003-11-29 23:11:14)
👍 1
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15.空前絶後のつまらなさ。
anemoneさん 0点(2003-12-13 01:22:45)
14.好き嫌いのはっきりわかれる作品です。この作品を理解しようと思って観るものではありません。左脳ではなく、右脳で受け取るべき作品なのです。ちなみに、映画史上、音楽のほとんどをパイプオルガンのみで通したのは本作のみです。お好きな方はすみやでサントラをご購入されることをおすすめします。
伊達邦彦さん 10点(2004-02-23 04:29:54)
13.こんな、映画無いです。
(ビデオ)
zero828さん 9点(2004-02-25 22:03:53)
12.紙芝居...ビデオで5倍速サーチで見ると丁度良いです。
マイケルさん 5点(2004-03-16 15:15:33)
11.つーかね、俺が悪いんだ。徹夜で大学行って授業の後、図書館で『惑星ソラリス』(3時間弱)観たんです。その後に何を間違ったか本作を立て続けに観たんですね。はい、ここ笑うところですよ~。…頭よじれるって!!思考回路はショート寸前ですよ!!いや、ホントに。「えっ?この男は詐欺師?」「ん?この女がハメてんのか?」「いや…違う?この男言うてることオカシイぞ…」「女は記憶がないのか!?」「うわっ、またこの音楽鳴った!何事や!?」あわわわわわわわわ。結局、本当にマリエンバードだったのかどうかもわからず。何がわかった?何もわからず。ただただ頭がフル回転。今回はそういうことにしておいてやろう。今度会う時は負けないぞ!!でもこういう刺激的な映画はもっと観たいですね。つまらないという印象がないということは何か僕にわからないところでこの映画感は統一されていたってことでしょう。
ようすけさん [ビデオ(字幕)] 8点(2005-10-12 00:59:57)
10.あるパーティーで出会った男女が去年起こった出来事について回想していくという、正しく「去年マリエンバートで」というタイトルが指し示す通りの物語。発想は良かったのですが、余りにも前衛的というか実験的すぎる作品なのでイマイチ入り込むことが出来ませんでした。というかそれがこの作品の売りなので受け入れられなければ全く駄目なのでしょうが…(汗)。現在と過去、そして思い出が交錯していく手法は当時にしてもかなり斬新だったろうと思われるので、個人の好き嫌いは関係なく技術面は高く評価します。事実、音楽とカメラワークは超が付くほど素晴らしかったです。どうやら自分は完全にこの映画の招かれざる客だったようですが、いつかこの映画の良さが理解出来る日が来ることを願いつつ6点で保留にしておきます。それではまた来年!(何が)
かんたーたさん [ビデオ(字幕)] 6点(2005-10-16 21:16:17)
9.ネタバレ デルフィーヌ・セイリグがひたすら美しい。カメラも全篇彼女の美しさに陶酔しているようです。フランス語の響きの気持ちよさも堪能できます。
藤堂直己さん [ビデオ(字幕)] 10点(2006-08-01 12:02:44)
8.前衛的手法や前衛的思想のもと作られた映像というのはそれだけで価値があるのかもしれないが、残念ながらこの作品は私を魅了させてくれなかった。全くわけがわからん映画に魅力を感じることは多々あるわけですが、その魅力がどこから来ているのかが自分でもよくわからんことも多々あるわけで、反対にこの作品がなぜ私を魅了しないのかもよくわかりません。アラン・レネの代表作であり世界的にも評価の高い作品ゆえに悔しいです。最初の数分は静止する人物をカメラがス~っと移動しながら捉えた画に、おぉ!っと思ったのですが・・・。けして長い映画ではないのですが、長く感じました。ただ、絶賛されているコメントを読み、再見してみようかなという気になってきています。でも、もうちょっと時間を置いてからね。
R&Aさん [ビデオ(字幕)] 4点(2006-09-27 13:51:56)
7.この苦痛感に敬意を表して3点で!
にじばぶさん [ビデオ(字幕)] 3点(2007-10-13 00:02:45)
6.ネタバレ 映像が物の客観を伝えるもの。しかし、事柄は、各人格の主観のからみでしか、浮き上がらせることはできない。男の主観が語る、女の主観が語る、現在を描写する客観が挟まる。その客観をカメラが補足する、もう一人の男の話が客観として割り込む。そういう構成で、作者は考えた。後は、どう組み合わせるか、この組み合わせのはめ込みに、工夫を懲らそうか、む、それが芸術だねって感じでおしゃれに行こうか。ばらばらにはめ込んでね。時間という客観を破壊しなきゃ。舞台が同じだから、過去と現実をちょっといじくってみようか、ほら、過去の回想場面に現在の会話をいれるとか、その逆だとかおもしろいんじゃない? マイナーな役の人は、ちょっとじっと静止してくれない。そうすると、ほら、なんかマネキンを配したみたいに、映像に立体的な感じが出るし、全く本件に関係ない外野って感じもでるし、思考が回る瞬間の一瞬を表していそうで、頭の中がくるくる回るって感じが出るでしょう。それに、フランス語の語感も、なんか、アンニュイな感じ、これを繰り返すと、不思議だが、心の苦しみの感じでたりしてね。バラック風なBGMも苦悩を表現するのにいいよね。画面のシンメトリーも映画自体が細かく作られていることを表すのにいいよね。または、人間心理の構造を示しているし、心理主義かって…… なんて、考えて作った映画なのじゃないかしら。話は、三角関係でどっちを選択するのかって、単純なんですけど。でも、最初は、男性の妄想と、女性の恋に対する、恐ろしいばかりの、忘却、って、平行線で最後までいくのかな、とか思ったら、(そこら辺を「羅生門」を参考にしたんでしょうけどね)、それなりに、女性の葛藤があって、普通のエンディングになりました。平行線のままのほうがよかったりしてね。
K-Youngさん [DVD(字幕)] 9点(2010-05-05 22:30:17)
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マーク説明
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【点数情報】

Review人数 25人
平均点数 6.96点
014.00%
100.00%
200.00%
328.00%
428.00%
5312.00%
628.00%
728.00%
8312.00%
9520.00%
10520.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 Review0人
2 ストーリー評価 Review0人
3 鑑賞後の後味 Review0人
4 音楽評価 10.00点 Review1人
5 感泣評価 Review0人

【アカデミー賞 情報】

1962年 35回
脚本賞アラン・ロブ=グリエ候補(ノミネート) 

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