映画『リリイ・シュシュのすべて』の口コミ・レビュー(8ページ目)

リリイ・シュシュのすべて

[リリイシュシュノスベテ]
All About Lily Chou-Chou
2001年上映時間:146分
平均点:6.11 / 10(Review 224人) (点数分布表示)
公開開始日(2001-10-06)
ドラマ犯罪もの青春もの音楽もの小説の映画化ネットもの
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2021-07-01)【イニシャルK】さん
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監督岩井俊二
キャスト市原隼人(男優)蓮見雄一
忍成修吾(男優)星野修介
伊藤歩(女優)久野陽子
蒼井優(女優)津田詩織
松田一沙(女優)神崎すみか
郭智博(男優)多田野雅史
勝地涼(男優)寺脇仁志
沢木哲(男優)犬伏列哉
杉本哲太(男優)レストランの中年男
市川実和子(女優)島袋
高橋一生(男優)池田先輩
田中要次(男優)恩田輝
上田耕一(男優)中古CDショップ店長
稲森いずみ(女優)星野いずみ
大沢たかお(男優)高尾旅人
鷲尾真知子(女優)パーマ屋の客
樋口真嗣(男優)オタク
伴杏里(女優)井沢紀子
馬場喬子(女優)遠藤佐知
細山田隆人(男優)佐々木健太郎
内野謙太(男優)仲貝弘和
田中丈資(男優)加藤
藤井かほり(女優)保健の先生
笠原秀幸(男優)清水恭太
五十畑迅人(男優)飯田侍典
原作岩井俊二
脚本岩井俊二
音楽小林武史
撮影篠田昇
プロデューサー橋本直樹(ラインプロデューサー)
制作永田琴恵(制作主任)
編集岩井俊二
録音柴崎憲治(音響効果)
滝沢修〔録音〕
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💬口コミ一覧

84.ちょうど中学生の時、この映画が一部の女子の間で流行っていたのですが、レイプとかいじめとかが題材で、歌が超いい!とか聞いたばっかりに萎え、ずっと見ることありませんでした。ナルシストしか好きになれない映画と思ってたもんですが何年か経って見ると、中学生時代のいたーい世界を思い出しました。中学時代と似たりよったり、映像うんぬんよりも私は人物描写にリアリティーを感じました。当時の窒息感を思い出します。机の配置とかもうあれだけで息が詰まりそうです。現実はあれよりももっと痛々しいとこもあれば、もっとさわやかな部分もあります。ただ作品中ずっと流れてた腹にくる重いものは、現実の中学時代と通ずるものが確かにありました。
山本りんださん 9点(2004-08-23 16:20:05)
83.ネタバレ 圧倒的な映像の鮮やかさの前に、精神の揺さぶりを感じた。少年の心と対比するような、田園の緑には、病みつきなる美しさがある。この映画が他の同じ題材、素材を扱った映画と一線を画すところは、やはり客観性にあると思う。すべての人物を等価に扱っていて、こういうテーマで陥りやすい、安易な押し付けがましい、メッセージを排している。監督は、あくまで少年たちの、内面世界を画くことに徹している。鬱屈とした彼らの叫びを、青臭い心のフィルターを通して、表現することに成功している。映画中に散らばったシーンの断片が繋がるとき、映画と僕との距離は確かに狭まり、同時に溶け込んでいくような感動を覚えた。篠田昇の映像美は、痛々しいほどの叫びとの、対比なのか、それとも、彼らの心の奥底に、確かに鼓動している小宇宙の象徴なのか。ラストのシーンから大きな希望を感じるのは僕だけではないはずだ。閉塞された世界から未来への成長を感じる。どんな青春映画より、感情移入できたし、これは傑作だと思う。
K・Tさん 9点(2004-08-27 20:23:50)
👍 1 😂 1
82.ネタバレ 無駄なシーン多すぎ。沖縄のとこなんか、あんなにいらんだろ。他もダラダラしてて、こういうの大嫌いなんだけど、そんなことが小さく思えるくらい、映像の美しさと中学生たちの心情描写に圧倒された。死人は出ないまでも、荒れてる学校だったらあれくらい起こりうることだし、そこから抜け出せない子供達の気持ちも伝わってきた。いじめる側の星野@青猫が美化されたまま終わったら怒り心頭だったけど、制裁を受けることになるし、主人公の子が自殺するかと見せてしなかったところも現代っぽくてよかった。大衆娯楽作品ではない、問題作ですな。
ダブルエイチさん 8点(2004-08-30 19:20:49)
81.これは映画館で観たんやけど、もう、ほんと衝撃作やった。すっごくのめり込んで、かたずをのんで見入った。観てる間中はずっと不安感に襲われて。んで、劇場を後にするときは、めちゃめちゃ重い気持ちで疲れました。まさに痛い映画。でも不思議とまた観てみたい気もするねん。なんてゆーのかな、この世界観に囚われてしまった感じかな。俺は岩井俊二の映画観るとタイガイ、そーなってまう。(「Love Letter」も「スワロウテイル」もしばらく余韻が残った)。だから、とーぜん、この映画観た後、ネットにアクセスしてもーた。んじゃホームページ上でも、やってるねやん。映画と同じこと。みんな映画とシンクロするよーに。ネットでの匿名性をいかした言葉の羅列。ネットだから繋がる関係。んで観た人達はまた浸れるというわけ、この映画の世界に(うーん手段がブレアウィッチっぽいな)。それが、なんの意味があるのかよくわらんけど、みんな色々抱えてるんだなーとなんとなく思う。そして、この映画は只者じゃないと思う。確かに生々しすぎて不快感をともうし、虐めなどを題材にしてるけど、その先に何を描きたいのかイマヒトツ伝わってこない。だけど若さに潜む色々な感情をつきつけ、観る人の感覚を刺激する一種の毒はもってるんちゃうかな。そしてその毒に少し麻痺してしまいたいと俺は思えてしまった。人間、そんなに綺麗じゃない。でも、それを認めてからが勝負なのだ(書いてて意味不明)。ちなみに俺は中学では虐められた事あって、思春期のサバイバルをなんとか切り抜けた感じ。今じゃそれも思い出として悪くないかな。
なにわ君さん 10点(2004-09-03 03:13:22)
80.まあ中学生の物語なんだからしょうがないんだけど、字幕の書き込みの内容・やりとりがイタくて興ざめする。(余談。あーゆー書き込みをたまに本当のネット上で見かけるけど、本人はかっこいいとでも思ってるんだろうか・・)映像はきれいでしたが、岩井俊二の限界を見た気がする。ちなみにこの後、リリイ役の女性は本当に「呼吸」というアルバムを出しました。どーせ岩井俊二はこれがヒットして「一人の歌手を発掘した監督」として一躍名声を得ようと思っていたんだろう。
DELIさん 3点(2004-09-07 12:02:54)
👍 1
79.大きなため息と、脱力感に襲われた。すごい映画というのはわかる。だけど素直に面白いと言えない。苦しさ、怒り、憎しみ、吐き気がする。
ボビーさん 5点(2004-09-29 17:23:44)
👍 1
78.ネタバレ 「映画はストーリーではなく、シーンやカットをよくみてくれよ」かつて伊丹十三が若い編集者に語った言葉だそうだ。岩井俊二の映画もまた然りであると思う。作品によって相当好き嫌いはあるが『映像作家』という肩書きがよく似合う監督だ。
michellさん [映画館(字幕)] 3点(2004-10-22 18:24:28)
77.ネタバレ 援助交際とかイジメとか万引きとか親の離婚とかレイプとかは、別にそれである必要性はなかったんだと思う。なんだって良かったんだと思う。私自身を振り返ると、中学生って、自分の身に起こったことを生まれて初めて自分ひとりで受け止めた年齢だったと記憶しています。岩井監督が描きたかった14歳のリアルは、その「初めて」があまりに耐え難いものだったとしたらという仮説なんだと思います。だから仮説が具体的に何であるかはどうでもよかったんだと思う。神様(=岩井監督)に弄ばれる少年少女。もう少し大人だったら上手い受け止め方とか自分なりの結論が出せるんだけど、まだそんなことができるほど器用じゃない。逃げ方も分からないし解決法も思いつかない。ただ必死で藻掻くけれど何処にも辿り着けない、そんな苦しさを描きたかったんじゃないでしょうか。あのエンディングは、二人がそれぞれの結論を出して次に進む決意をしたことを意味しているんだと思います。二人に拍手を送りたいです。
キュウリと蜂蜜さん 8点(2004-11-11 20:27:58)
👍 1
76.中学生の日常に散りばめられる、いじめ、喧嘩、部活、万引き、援交、かつ上げ、自殺、夏休み、合唱祭、レイプ、、、、、 などが、物語性を排除したように、雑然と、脈絡なく、配置されていました。、、、、、一貫していると感じられたのは、下地として満たされている、エーテル感、透明感。そのエーテル感に同調するとき、ふと14歳くらいの自分を包んでいた空気が微かに感じ取れたような、、、、、、。ただ、最初から、最後まで、「で、何が言いたいの」という疑問が頭を離れませんでした。、、、、、でも今思うと、具体的に何かの物語を与えようというのではなく、見る人一人一人が、作中に散りばめられた出来事を、好きなようにつないだり、捨てたりしながら、自分にとってかけがえのない物語を作り出して欲しいというのが制作意図ではないかと思えます。作者自身が語るのではなく、見る人が想像を紡ぐための場を提供し、その場をエーテルで満たすのだ、といったように、、、、、。だとすれば、久野さんを主人公にしてもよいし、星野君、津田さんを中心にしても良いわけです。、、、、、自分と重なり合う物語が上手に作れた人には、素晴らしい映画になるに違いありません。、、、、、しかし残念ながら、私は上手に作ることができませんでした。散在する出来事をどう結びあわせても、閉塞した物語しかできないように思え、そんな物語を描いてどこに救いがあるのだと思うからです。、、、、、リリィの歌だけが救いだった?、、、甘ったるいエピソードが欲しいというのではありません。例えば、ただ無心に壁にボールを投げたり、あてどなくチャリをこいだり、誰かに密かに思いを寄せたり、、、、ささやかな救いの要素は、商業化された音楽以外にも、色々にあるはずなのに、そういう部分がひどく欠落しているように思うのです。、、、、、14歳くらいの世界を描いたものなら、例えば石田衣良さんの方が小説ですが圧倒的に好きです。
王の七つの森さん 6点(2004-11-18 15:14:09)
75.ネタバレ とてもインパクトがある。それはなにか幼年時代に求めたものを具現化してくれているからかもしれない。しかし無駄に長い。沖縄旅行しかり、音楽祭しかり。そこまでひっぱって結局レイプや自殺だなんて終わり方にがっかり。もっとすっきりさせたほうがこの少年の世界が分かりやすかったのではないだろうか。
ぷりんぐるしゅさん 4点(2004-12-02 09:23:15)
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74.稲中卓球部をおバカな中学時代を理想化させた作品だとすると、この作品はこの時期に生まれる様々な感情の流れ、人の汚い部分を具現化させた寡作だと思います。ここまで極端な悪事はなかったでしょうが、差別、いじめ、嫉妬など誰もが中学時代に経験し、目撃する出来事ではないでしょうか。舞台は地方都市なので、一度自分の立場を決定されると逃げられないという閉塞感もあるでしょう。岩井氏の美しく優れた映像技術で我々の記憶がよみがえられされるとともに、人が子どもから大人になる前に持つ最後の攻撃性を見せ付けられ苦いもの感じる。大人になれば露骨ないじめなんかはしませんから。
バチケンさん 8点(2004-12-23 23:11:24)
73.ネタバレ 素晴らしい。これだから映画を観るのはやめられない。最初から最後まで引きつけられっぱなしだった。一シーン一シーンを克明に覚えている。素晴らしい。
ぶらっくばぁどさん 10点(2005-01-24 23:06:55)
72.心臓をナイフで一突きされた 血がどんどんあふれてくる 押さえてるのに止まらない 
どうしようどうしよう アァーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ぺぷとりじさん 10点(2005-01-31 20:15:38)
😂 2
71.犯罪的なこと(万引きとかレイプなど)は抜きにしても俺の14歳もこんな感じだったし、考え方もこんな感じだったと思われる。よーわからん音楽にハマり、よーわからんイジめをし、イジメられ、よーわからん合唱コンクールに参加し、部活も一回戦突破できれば良いくらい。平々凡々ってのはそんなもんだろ~、そういった意味でこいつはリアルだと言いようが無い、むしろ隠しカメラで俺の私生活覗かれてたんじゃないかのリアルさ。だからこそ今になって言える感想がある。それは・・・「あなた方はそんな生活をしていて何が楽しいのですか?」と言うことだ。もちろん過去の自分にも当てはまるわけだが・・・。決して健全に生きろって言うわけではないんだけど、楽しく無く無味無臭な人生ってのが一番体に悪い気がします。だからこの映画は面白くもなんとも無い反面教師なだけな映画なのです、気づいてください、憧れないでください、ささやかでも明日に希望を・・・。ま、いまだにあの頃のネガティブさだけ引きずっている俺が言えたことじゃないですけどね。むしろ気づいた分、今の方が悪化してます・・・
taronさん 8点(2005-03-19 18:10:30)
70.本当に素晴らしい映画を見たって感じです。合う合わないは、人により分かれるかもしれませんが、本当に素晴らしい映画だと思います。私はこの映画を何回も見ていつもいつも引き込まれてしまい、色々考えさせられ、共感し衝撃を受けます。役をやっている人達も凄くリアルさがでています。音楽もかなり聴きこんでしまうくらい良い!映画を見て早速リリィ・シュシュのサウンドトラックを探しに行き購入してこっちも何度も聴いてます。何度も心にしみて来るようなそんな音楽と映画でした。なんといってもこの映画(監督?)の独特な世界間や表現が恐ろしいほどに映画に引き込んでくれます。
今までにこれほどリアルに少年、少女達の痛み、切なさ、そして純粋さを描いた映画は見た事ないです。きっと忘れられない映画になると思うので興味ある人は是非是非見て欲しい作品です。
Ⅴ.I.ッKU-Sさん [DVD(字幕)] 10点(2005-05-16 03:55:40)
69.素晴らしい映画というのは理解できるが、やはり吐き気がする。音楽は嫌いじゃない。
FHARCYDEさん [DVD(吹替)] 6点(2005-06-12 14:01:50)
68.私にはこの映画のリアリティは全く解りませんが、少なからぬ人がそれを感じてる所を読ませて貰うと、リアルなんだとは思う。しかし公開から3年も経たない内に、「小学6年生の女児」が「自分のホームページの掲示板」のトラブルから、「学校で同級生を殺害する」という事件が現実に起きた。その時点で本作のリアリティは、一瞬にして陳腐化してしまった…。確かに【リンチ】さんの仰る通り、岩井俊二という人に普遍的な作品は撮れない様に見える(また、多くの方が書かれてる様に、本作は無駄に長すぎます。映画作りが巧いんだか下手なんだか良く解りません)。でも私は、映画には同時代性も重要だと考えてるので、彼のセンチメンタリズムと少女趣味こそが、今現在を「リアルに」映したものの様にも感じます、5点献上。
sayzinさん [CS・衛星(字幕)] 5点(2005-07-01 00:07:42)
67.14歳、中学生。その世代をいじめとか万引きだとか援交、レイプ、そして殺人で表現している。何処が悪いというわけでもないが全編に漂う青臭さがイライラさせる。14歳という不安定な時期に様々な体験をする、その多くが初体験でありそれらを少年らが重く受け止める様を衝撃的に描いた。ちょっと冗長過ぎるかな、結局何が言いたかったのかわからない。カメラの手ぶれ、アレも抑えればもう少しマシになったんじゃないかなとも思う。田園でCDを聞くシーンは割と綺麗だと思います。
HIGEニズムさん [CS・衛星(字幕)] 6点(2005-07-28 23:04:34)
66.駄目だぁ。虐めとか身近で見てるから、こういうの受け付けられない。
映画なんだって自分に言い聞かせてもまともに見れなかった。
途中から苦痛で仕方なく、最期にもなんか救いないなって感じでした。
ひで太郎さん [DVD(字幕)] 2点(2005-10-30 16:18:27)
65.他人を傷つけたくなるというより、どうしようもなく他人から傷つけられたくなる。
自分の人生においてとても大事にしている映画。
さん [DVD(字幕)] 10点(2005-11-01 17:45:08)
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マーク説明
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【点数情報】

Review人数 224人
平均点数 6.11点
094.02%
162.68%
2135.80%
32410.71%
4146.25%
5229.82%
62912.95%
7229.82%
82712.05%
92511.16%
103314.73%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 7.00点 Review7人
2 ストーリー評価 5.25点 Review12人
3 鑑賞後の後味 3.93点 Review15人
4 音楽評価 8.60点 Review15人
5 感泣評価 6.20点 Review5人

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