映画『最前線物語』の口コミ・レビュー

最前線物語

[サイゼンセンモノガタリ]
(最前線物語 ザ・リコンストラクション)
The Big Red One
1980年上映時間:113分
平均点:6.73 / 10(Review 33人) (点数分布表示)
公開開始日(1981-01-31)
ドラマ戦争もの
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2025-01-13)【TOSHI】さん
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監督サミュエル・フラー
助監督アーン・シュミット
ルイス・ティーグ(第二班監督)
キャストリー・マーヴィン(男優)軍曹
マーク・ハミル(男優)グリフ
ロバート・キャラダイン(男優)ザブ
ステファーヌ・オードラン(女優)ワル―ン
チャールズ・マコーレイ(男優)将軍/第一次世界大戦時の大尉
モーリス・マルサック(男優)ヴィシー政府軍の大佐
サミュエル・フラー(男優)従軍カメラマン(ノンクレジット)
小林清志軍曹(日本語吹き替え版【TBS/テレビ東京】)
神谷明グリフ(日本語吹き替え版【TBS】)
津嘉山正種ザブ(日本語吹き替え版【TBS】)
石丸博也ビンチ(日本語吹き替え版【TBS】)
三ツ矢雄二ジョンソン(日本語吹き替え版【TBS】)
塩沢兼人(日本語吹き替え版【TBS】)
村松康雄(日本語吹き替え版【TBS】)
池田勝(日本語吹き替え版【TBS】)
石森達幸(日本語吹き替え版【TBS】)
鈴木れい子(日本語吹き替え版【TBS】)
仲木隆司(日本語吹き替え版【TBS】)
郷里大輔(日本語吹き替え版【TBS】)
稲葉実(日本語吹き替え版【TBS】)
鈴木清信(日本語吹き替え版【TBS】)
安西正弘(日本語吹き替え版【TBS】)
沢木郁也(日本語吹き替え版【TBS】)
島田敏グリフ(日本語吹き替え版【テレビ東京】)
山寺宏一ザブ(日本語吹き替え版【テレビ東京】)
大塚明夫シュローター(日本語吹き替え版【テレビ東京】)
脚本サミュエル・フラー
音楽ダナ・カプロフ
作曲ヨハン・シュトラウス2世“Roses from the South”(ノンクレジット)
フレデリック・ショパン“Nocturne in E Flat Major No. 2”(ノンクレジット)
撮影アダム・グリーンバーグ
製作ジーン・コーマン
配給日本ヘラルド
特撮キット・ウェスト(特殊効果)
編集デヴィッド・ブレザートン(編集スーパーバイザー)
録音デイヴィッド・ドッケンドルフ
字幕翻訳清水俊二
その他ダナ・カプロフ(指揮)
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💬口コミ一覧

33.映画史上のベストワンを選ぶなんてとうてい出来っこないけど、戦争映画のベストワン作品を選べというなら、文句なしにこの映画を小生は推す。ストーリー的にはサミュエル・フラーの『鬼軍曹ザック』の焼き直しではあるものの、どんな状況下においても日はまた昇り、人は生き、そして死んでいくという「真理」を、ここまで簡潔に、美しく見せてくれる映画はない。そんな、永遠の1本です。《追記》リー・マーヴィン演じる、苦虫を噛み潰したような“鬼軍曹”のヘルメットを、花で飾る幼い女の子。ナチスの収容所で助け出し、ヘルメットを被らせて軍曹が肩車をしている時に、命の灯が尽きて死んでいく男の子。…はじめてこの映画を見てからすでに20年以上(!)もの歳月がたっているのに、この2つのシーンがいつまでも頭から離れない。ヘルメットと子供たちをめぐる、一言も台詞のない小さなエピソード。しかしそこには、フラー監督の「祈り」が込められている。ささやかだけれど、はっきりと、力強く、世のすべての「無垢なるもの」に唱えられた祈りが。そして、あたかも「戦時下」のように子供たちの命が簡単に奪われていく現代ニッポンにあって、その「祈り」の声は、何と切実で悲しく響いてくることか、と思う。・・・以上、この映画の評価とは何の関係もないタワゴトです。すみません。ただ、そういう“想い”をさせることにおいても、やっぱりこの映画はぼくにとって永遠のベストワン作品です。 《追追記》フラーの戦争映画におけるヘルメットは、ひとつの「イコン」ですらあると思う。そしてこの晩年近くの本作で、『鬼軍曹ザック』にはじまるフラー作品の“ヘルメット・クロニクル(?)”が完結した感があって、それゆえいっそう胸をしめつけられたことを今もありありと憶えている・・・。何か中途半端に“再評価”されかけて、また忘れかけられている気がするけれど、フラーは、「カルトな作家」というより本当に「偉大な監督」さんだったんだと信じております。
やましんの巻さん [映画館(字幕)] 10点(2003-05-23 21:45:01)
32.ネタバレ アンソニー・マンの傑作「最前線」のパワーアップ版とも言える作品。
「最前線」も素晴らしい映画だが、サミュエル・フラーのリアルタッチの戦場空間はより凄味がある。
地雷に「去勢用」なんてあるのか・・・初めて知ったわ。
特に海岸での銃撃戦から一転して“抱き合う”場面・・・コイツらさっきまで殺し合いしてたんだぜ?スゲエよ。
ギラ付く太陽、泥と砂にまみれた肌、黒い“勲章”の中からギラギラ輝く眼光・・・。
「ノルマンディー」における内蔵が丸見えになった遺体のリアルさは強烈だ。
第一次大戦の戦場から始まるストーリー、二つの大戦を股にかけた男の生き様。
リー・マーヴィンの激戦をくぐり抜けて来たという面構えがカッコイイ。
こんなにカッコイイリー・マーヴィンを見たのは初めてかも。
マシンガンでも必ず生きて帰って来る不屈の精神。
その下で戦う四人の部下たちも個性のある良い面構えだ。
どんな戦場でも必ず生き残る5人の戦士たち。生き残ると予言されていても、いつ死ぬか解らないというスリルを感じられる。
鬼軍曹が率いる「第1師団」は様々な戦場を駆け抜ける。
海、砂漠、市街、平原、森・・・幾多の戦場と散っていく仲間たち・・・それでも奴らは生き残る。
戦闘の中で垣間見える人間の狂気、潜伏者と犠牲者・・・取り敢えず熟女とババアに目覚めそうになるシーンもあった。
ババア結婚してくれ。

「停戦」に始まり「停戦」で終わるストーリー・・・狂気として片付けるには引っかかるシーンも幾つかあったけど、それでもこの映画の面白さは揺るがない。
傑作。
すかあふえいすさん [DVD(字幕)] 9点(2014-01-31 10:52:29)
31.約2時間の劇場公開版も十分素晴らしいのだが、S・フラー監督の本来意図したと思われる約3時間のバージョン(スタジオによる再構築版)はカットされたショット・エピソードの大幅な復活と再編集によってさらに充実し、作品の深みを増している。元々が大戦中の断片的な挿話を積み重ねていくスタイルのドラマ構成にさらに複数のエピソードが追加された形だが、散漫になるどころか、逆に旧版では解りづらかった部分もより明瞭になり、「生き残る」という主題がより強烈に印象付けられるものとなっている。木陰で休憩する四銃士たちの会話。ドイツ側スパイとの攻防。『フルメタル・ジャケット』(1987)の先駆けともいえる古城での戦闘。リー・マーヴィンに花で飾ったヘルメットを少女が手渡す美しい場面の後に綴られていた残酷な顛末、、。埋もれていた印象深い断片の数々が加わることによって、戦闘/休息、大人/子供、悲惨/ユーモア、正常/異常、敵/味方、生/死といった諸相はさらに渾然とし、クライマックスである収容所の場面の静かな感動は間違いなく「短縮版」以上だ。

ユーカラさん [DVD(字幕)] 9点(2009-11-02 21:18:31)
30.ネタバレ 「開戦」と「停戦」という線に挟まれた中で行われる、戦争という狂気の物語。そこでは平時に違法となる行為が目的となり合法となる。その狂気性は、例えば「精神異常者を殺すのはまずいが、正常な人間を殺すのは構わない」という皮肉な言葉で語られる。かつて「汝の隣人を愛せよ」と説いた男の像が、彼の教えに従っている(筈の)者たちが殺しあう様を、虚ろな目で見下ろす。■そんな物語を切り裂くかのように走る、幾筋かの亀裂。例えば少女が花で飾った鉄兜。あるいは戦車内で行われる、ユーモラスな出産シーン。敵だけでなく部下にすら冷酷な鬼軍曹が、収容所から助け出された少年に見せる、父親のような優しさ。■亀裂と言っても良い、奇跡と言っても良い、観客に束の間の「自由」の感触を感じさせてくれる瞬間。自分はそれを観たいがために、映画に触れるのだろう、と思う。観た後、腹に重いモノがズンと残る、そんな体験を久々にした。
ぐるぐるさん [DVD(字幕)] 9点(2006-06-13 18:40:54)
29.ストーリー性のあるドキュメントって感じでした。
亜空間さん 9点(2004-02-19 23:45:41)
28.いやはやなんでどうしてストーリー的にものすごくよくできていたので泣くほどではないが感動した。鬼軍曹の役者が最高にかっこいい演技を魅せてくれた。ハードボイルド映画という物を初めて味わうことが出来た。戦闘シーンに迫力がなかったので一点を引かせていただく。しかし、戦闘シーンのリアリティを見たければ他のCG技術を使った物を見ればいい。パソコンゲーム(FTP)をやったりとか。この映画は80年に制作された物なのでリアリティは見ている人の想像に依存する。ということは減点する必要はないな。。。あと、5人があらゆる戦場で生き残るというのは絶対にあり得ない、と思うので一点減点。だが物語としてとても面白かった。
moguroさん 9点(2003-06-12 22:35:42)
27.ネタバレ この映画は、戦争映画としては低予算だけどサミュエル・フラーが手掛けた作品ではもっともバジェットがかけられているみたいです。これもプロデューサーであるロジャー・コーマンの弟ジーンの手腕の成せるわざでしょう。ほとんど全編がイスラエルでロケされていてイスラエルが魔改造したスーパーシャーマン戦車をイスラエル軍から調達してドイツ戦車として登場させています。もちろんそれらしい雰囲気は皆無ですけど、この戦車は近くで見るととても元がシャーマン戦車とは思えない重厚さ、映画で使われるのは珍しいので貴重です。 この映画は、じっさいに第一歩兵師団にカメラマンとして従軍したサミュエル・フラーの経験をもとにしたオリジナル脚本の映画化で(中盤では従軍カメラマン役でフラー本人がカメオ出演しています)、たとえとしてはヘンかもしれないけど言わば戦争映画版ロードムービーという感じです。この師団にアメリカ参戦時に所属して終戦まで生き残れば北アフリカとヨーロッパを巡る旅を経験したことになるわけです。主役はもちろんザ・軍曹とも言うべきリー・マーヴィンなわけですが、相方みたいな位置づけでドイツ軍にもシュレーダーというナチスに凝り固まった下士官がいて、つねに同じ戦場で相まみえていたというのが面白い。まあ思想的なことや国籍は違うけど、マーヴィン軍曹もシュレーダーみたいに殺しはしないけど部下には必要あらばかなり非情になれる男ではあります。前大戦でのトラウマをシュレーダーの命を救うことで克服するラストは、ここにこそフラー脚本の妙が凝縮されていると思います。 戦車の中での出産や精神病院でのエピソードそして強制収容所での哀しい別れなど、随所にフラーらしさが見られるストーリーテリングでした。血なまぐさいシーンもあるけれど、不思議な詩情に満ちた戦争映画だったと思います。
S&Sさん [CS・衛星(字幕)] 8点(2019-10-12 23:49:24)
26.ネタバレ タイトルと同様、中身も戦争映画にしては地味でした。しかし、それがかえってリアルでいい。幸いにして本物の戦場は知りませんが、緊張あり弛緩あり、だいたいこんな感じだったのかなあという気がします。それに、ラストの皮肉も効いてます。戦闘中か停戦合意かによって、瀕死の敵兵を殺すか救うかが決まる。哀しいような笑えるような。
願わくば、ほぼ同時期に派手で〝スター〟な戦争も疑似体験したマーク・ハミルに、両者の違いを聞いてみたいところです。
眉山さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2017-07-04 02:10:57)
25.第2次大戦下のヨーロッパを転戦していく、軍曹と4人の兵士。なぜか彼らはうまく生き残り、残ったら残ったで次の戦線へと送られてしまう。とりわけ優秀という訳でもなく、特にお互い支え合うというでもなく。リー・マーヴィン演じる軍曹、第一次大戦の生き残りである歴戦の強者で、頼りになる親分肌、と思いきや、ノルマンジー上陸などでは非情な一面も見せたり。4人の若者が生き残れたのもおよそ運が良かっただけ、代わりに大勢の補充兵が死んでいく。
しかし映画はあえてそれを皮肉だと声高に叫ぶことはしなくって、戦闘の壮絶さと、その合間のホノボノ感をそのまま提示してみせる。そこに皮肉を感じてもよし、単純に彼らへの愛着を感じてもよし。ただし、軍曹には、ラストで特大の皮肉が突きつけられます。このヒト、役名もただ「軍曹」という、名もなき男。ちょいと気の毒にもなったり。
何もかもが起こりうる、一言で言い表せない世界、それが戦場、っていうところでしょうか。
鱗歌さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2016-09-10 03:27:40)
24.かなり昔に1度観たきりなので記憶が多少とんでいるが、素晴らしい作品なのは間違いない。M・ハミルが出てなかったら未公開になっていたかも知れないなぁ。当時の私のオタクノートによると...「主演男優賞リー・マーヴィン」て書いてある。な、何の賞????
nizamさん 8点(2004-03-27 16:47:28)
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23.人はいつか死ぬ。今日生き残ったのは偶然だと実感する。だから自分が今やるべきことをせいいっぱいやる。そんな映画だとおもう。
やな太郎さん 8点(2003-06-01 01:50:08)
22.けして出来の良い映画じゃないけど、だから故に変なリアリティがありましたよね。マーク・ハミルの成長が著しいと感じました。【Y-N】さんも書いてますけど、ホントに表情が良いですよ。
奥州亭三景さん 8点(2002-10-18 22:49:16)
21.まさかこの作品がDVD化されていたとは知らなかった。しかもウィンドー・ショッピングさながら、初めて入ったCD&DVDショップで見つけた時には、これを買うためにここに呼ばれたんだろうかと、本気で思った。日本で、それもTVでオン・エアされた時には、マーク・ハミルが出ているから見てみよ、という程度の気持ちで観た作品で、実際、第2次大戦の戦争映画としては、「史上最大の作戦」や「遠すぎた橋」に比べれば小粒の感を免れない。ただ、設定が「鬼軍曹と四銃士」といった斥候小隊の作戦行動が基本で、大規模な作戦行動だけを主眼に置かず、サミュエル・フラー監督自身の軍隊経験を元に描かれたというだけに、妙に心に残る映画である。目当てのマーク・ハミルは、漫画を描くのが得意な、腕はいいが臆病な射撃手という役を、実に達者に演じている。リー・マービンの鬼軍曹ぶりはさすがというものだが、随所に見るハミルの表情が、いい。最初の作戦行動で敵兵を撃てずに、「人は殺せません」と言ったハミルが、戦時下でいっぱしの兵士面のなっていく過程は、改めて観ると、むしろ胸が痛む。時々の作戦行動をサラサラと流して描きながら、兵士は歯車どころか消耗品だというメッセージは、綺麗事を交えないだけに痛烈である。録画したビデオは15年以上の歳月で劣化していた為、このDVDとの出会いは、本当に「呼ばれたのかなぁ」という気分だ。
Y-Nさん 8点(2002-09-22 22:45:36)
👍 2
20.ネタバレ 帰還を許されない兵士達が、最前線に留まりながら、空間と時間を滑走する物語。
彼らは、最小限の身振りで音もなく、時には踊りながら、異物(平穏な街にとっての兵士)を華麗に排除していく。それは殺人というより、掃除に近い感覚さえ抱かせる。
暴走する物語のスピードに振り落とされまいとするように、彼らは空間と時間を飛び越えて、ただ戦場を駆け抜ける。
彼らには安息の地も安らげる時間も、帰るべき場所も用意されてはいない。宴のカットが変われば、直ぐに次の戦場(最前線)に放り込まれてしまうのだから。
激動の戦争が終わり、敵兵を背負った老兵の顔には、それでもなお叙情性や徒労感の影はみられない。
ちゃじじさん [DVD(字幕)] 7点(2017-10-23 18:49:29)
19.ネタバレ 長い版があるとは知らず、2時間弱のバージョンで見ました。

戦場の悲惨さを熱くならず、クールに描いたところがよい。エピソードの連続なので、時にホッとしたり笑えたりするところがあるのもいいです。「生き残った者が勝ち」というのは、戦争のみならず人生そのものに当てはまることで、そういう点でも評価したいです。4人の若者はそれほど個性的に描かれていたわけではありませんが、現実的にはこんなものかと思います。
アングロファイルさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2016-11-20 10:54:16)
18.ネタバレ 好きな映画です。連合軍の侵攻に合わせて戦地を巡る小隊に起こる出来事を横に並べてゆく構成にストーリーのうねりは無い。また、局地戦での勝敗や連合軍の勝利は重要視されていない。それを散漫と感じるかどうかで評価は分かれるでしょう。私は物語の根底に押しつけの無いヒューマニズムが感じられて、劇場で観たときからお気に入りです。原題はこの小隊の名称だけど、邦題も良い視点を持っていると思う。最前線は兵士が死んでゆく場所。そこでは命の価値が暴落します。この小隊は常に最前線に身を置きながらも死を回避し、やがて終戦にたどり着く。決して彼らの命が高値を付けた訳ではなく、暴落しながらも価値を保った風情です。でも、それが生き残るということ。長く大きな戦争を生き延びた生命と兵士たちの人間味がリンクしてほのぼのとした感慨が湧いてくる。戦争映画には珍しく、あたたかな見応えを残してくれる作品です。老兵に指揮された若者たちが生き残る様は、親ガモに見守られた子ガモが巣立つようで、青春映画の趣きもありました。学生時代以来で約30年ぶりの鑑賞でしたが、アメリカもこの戦争までは戦う大義があったからか、空気が爽やかです。ベトナム以降の戦争映画と比べると、とても健康的に映ります。
アンドレ・タカシさん [映画館(字幕)] 7点(2011-04-13 21:58:47)
17.これは良い映画です。戦闘シーンとか、ヒューマン・ドラマとか、各部は平均点ちょい越えって感じなのですが、見終わると総合的にはなかなかでした。第二次世界大戦のヨーロッパ戦線を網羅的に描いてくれています。「バンド・オブ・ブラザース」と比較しながら見ると楽しいです。リー・マーヴィンの存在感が光っています。
ジャッカルの目さん [DVD(字幕)] 7点(2007-08-25 16:57:45)
16.ネタバレ 北アフリカ、イタリア、イギリス、ベルギー・・・各地で行われる諸作戦、その最前線を、ただ見せつける。作戦の背景や目的は明かされず、語られず、ただ生きるために殺し、殺されないために生きる。戦争下において殺しとは生活の営みである。花で飾られたヘルメット、棺桶を喜ぶ少年、分娩を手伝う四銃士とそれを見守るドイツ兵、一時の幸せを感じ軍曹の肩で息絶える少年。それらと同列にみなされる殺しという営み。時を刻み続ける死体の時計がその現実を突きつける。 リアリズム、センチメンタリズム、ヒューマニズム、ペシミズム、そんなものよりも映画は時としてこうした雑多なファンタジーにこそ詩情のごとき個性を与える。紛れもなく映画らしい映画。映画の力を得た映画である。
stroheimさん [ビデオ(字幕)] 7点(2006-12-29 02:28:11)
15.ネタバレ とってもおもしろかった。
最近の戦争映画は、知ってる顔が多すぎて、映像がきれいすぎて、うそ臭くて好きじゃない。戦闘をリアルに再現しても、心にはリアルに感じられず。
むしろ、戦争していたころは今より昔で、古い時代なんだから、古めの映画のほうがしっくりくる気がする。
淡々と、すすむストーリーだけど、2回くらい泣いてしまいました。私は、軍曹の鉄兜にお花を飾る女の子とのシーンのやりとりが好き。

杏と蛍さん [ビデオ(字幕)] 7点(2006-04-11 13:08:50)
14.戦争はいつ見ても残酷。ってかリー・マーヴィンの髪が白髪過ぎてなんかあまり共感できなかった。退役してるだろ~って思っちゃいましたが。
M・R・サイケデリコンさん 7点(2004-11-01 14:14:23)
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【点数情報】

Review人数 33人
平均点数 6.73点
013.03%
100.00%
200.00%
313.03%
413.03%
5618.18%
639.09%
7824.24%
8721.21%
9515.15%
1013.03%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 7.75点 Review4人
2 ストーリー評価 6.25点 Review4人
3 鑑賞後の後味 7.20点 Review5人
4 音楽評価 6.00点 Review4人
5 感泣評価 6.66点 Review3人

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