映画『日本沈没(1973)』の口コミ・レビュー(5ページ目)

日本沈没(1973)

[ニホンチンボツ]
1973年上映時間:140分
平均点:6.38 / 10(Review 85人) (点数分布表示)
公開開始日(1973-12-29)
ドラマサスペンスSFパニックもの特撮もの小説の映画化
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2025-04-30)【イニシャルK】さん
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監督森谷司郎
助監督橋本幸治
大河原孝夫
キャスト小林桂樹(男優)田所博士
丹波哲郎(男優)山本総理
藤岡弘、(男優)小野寺俊夫
いしだあゆみ(女優)阿部玲子
中丸忠雄(男優)邦枝
夏八木勲(男優)結城
二谷英明(男優)中田
島田正吾(男優)渡老人
中村伸郎(男優)野崎特使
神山繁(男優)吉村運行部長
滝田裕介(男優)幸長助教授
村井国夫(男優)片岡
垂水悟郎(男優)総理府長官
高橋昌也〔男優・1930年生〕(男優)山城教授
地井武男(男優)ヘリのパイロット
鈴木瑞穂(男優)科学技術庁長官
細川俊夫〔男優・1916年生〕(男優)官房長官
斎藤美和(女優)総理夫人
中條静夫(男優)本部委員
中村哲(男優)国連委員
名古屋章(男優)DI公安係
松下達夫(男優)通産大臣
早川雄三(男優)防衛庁統幕議長
内田稔(男優)調査団員
伊東光一(男優)外務大臣
角ゆり子(女優)渡老人の孫娘・花江
中田勉(男優)
中島春雄(男優)山本総理の運転手
新田昌玄(男優)小野寺の兄
山本武(男優)運輸大臣
加藤和夫【俳優】(男優)三村秘書官
小松左京(男優)
加藤茂雄(男優)
記平佳枝(女優)
オスマン・ユセフ(男優)
津田光男(男優)
田中友幸(男優)
大河原孝夫(男優)
市川治ナレーション
辻村真人横須賀基地、PS1
神谷明自衛隊、警察無線
原作小松左京「日本沈没」
脚本橋本忍
音楽佐藤勝
撮影村井博
木村大作
製作田中友幸
東宝映画
配給東宝
特撮中野昭慶(特技監督)
神澤信一(特殊技術 助監督)
川北紘一(特殊技術 助監督)
富岡素敬(特殊技術 撮影)
井上泰幸(特殊技術 美術)
森本正邦(特殊技術 照明)
浅田英一(特殊技術 助監督)
渡辺忠昭(特殊効果)
美術村木与四郎
酒井賢(美術助手)
小林知己(石膏助手)
安丸信行(石膏チーフ)
編集池田美千子
照明佐藤幸次郎
粟木原毅(照明助手)
その他小松左京(特別スタッフ 作家)
IMAGICA(現像)
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💬口コミ一覧

5.当時の大スペクタクル邦画。
特撮がショボくても今見て熱いものがこみ上げるのは、役者が役者だからだろうか。
特に丹波哲郎の演じる総理大臣は素晴らしい。静かに涙するシーンにはもらい泣き。

ただ、いしだあゆみさんの移動範囲は謎。
movie海馬さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2021-05-04 19:47:44)
4.ネタバレ 小さい頃、ウルトラマンの感覚でこの映画観て、怖かったなぁ。
今でも小さな地震さえ怖いのは、私の根底にこの映画の記憶があるからかもしれない。
OPの地殻変動の地球と、映画のセリフっぽくない先生のマントル説明を見ると、本当に日本が沈没しても不思議じゃないなって思える。
関東大震災から50年目「火さえ出さなければ大丈夫だ!」という、お爺さんの教訓を覆す予想外の大津波。
建物倒壊で小路に逃げ込む人たち。そこに逃げてくる服に火の付いた人たち。逃げ道が無くなり炎に包まれる人たち…あぁ、火災に巻き込まれる人って、こうやって死んでいくのか。あそこに自分が居たらと思うと、怖くって仕方なかった。
着水する飛行艇(US-1?)や自衛隊のUH-1ヘリの大群が飛び立つ様は迫力満点だ。
…だけどお腹がパカッと開いて消火カプセルを落とす特撮は、今見るとちょっと可愛い。

生放送で大暴れする田所先生。表舞台に出しちゃ駄目なタイプの人なのに、政府の責任回避の生贄に使われるなんて、腹黒い。
小野寺の「逃げるんだ!」も、群衆の中で唯一、日本の行く末を知っている身として苦しい気持ちが伝わる。その後災害救助に当たる藤岡弘の眼力がスゴイ。
3つの案を聞き「何もせん方がいい」と言われ涙を流す山本総理。疎開先が思うように決まらず「1億人でなく10万人なら」も充分わかる。個人の想いと総理大臣の立場の苦しみが良く出ていた。オーストラリアめ。
姪っ子の花江。木村文乃ソックリ。角ゆり子というのか、綺麗な人だけど一言も喋らない。

国の統制を映画では非常措置要綱と言ったか。いま緊急事態宣言が各地に出ているが、映画ほど重たく捉えられないけど、これが正常化バイアス?
最後の方のテロップ“地球のどこかで”という文字は、きっと“いい日旅立ち”の歌詞に影響を与えたに違いない。
K&Kさん [地上波(邦画)] 6点(2021-05-09 15:11:27)
3.ネタバレ ジャンルとしてはSFになるかもしれませんが、この後に2度の大震災を経験しているだけに、単なるフィクションとは思えません。まして竹内均先生まで登場し、教育番組さながらの解説を加えているわけで、そのうち本当に沈むんじゃないかと思うほどリアルでした。
特に私にとってのハイライトは、中盤に丹波哲郎が老人と静かに語り合うシーン。日本人をどこへ逃がすかという話の最後に、老人が「何もせず、列島とともに海に沈んだほうがいいという意見もある」と語ると、丹波哲郎が一言も発さずにポロッと涙を流すんですよね。このシーンはいろいろ予想外で、かなりグッと来ました。
悪く言えば「一億玉砕」の発想ですが、では他国から土地をもらって移住して新日本を建国したり、あるいは世界中に分散したりして救われるかといえば、たぶんそうではない。虐げられたり、排斥されたり、子々孫々はもっと悲惨なことになりかねません。だったらいっそ潔く…、という選択もなくはないかなと。そんなことを考えると、映画の本筋とは離れて背筋が寒くなりました。
なお映画としては一本調子。本当に沈没するだけ。「奇跡の一本松」のような、物理学的または生物学的な〝希望〟も見たかったかなと。 
眉山さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2021-05-18 03:11:24)
👍 2
2.ネタバレ 長年食わず嫌いで観てはいなかったのを
BSでの放送があったので初めて視聴。50年前の作品として評価すれば
頑張って作った感は十分ありました、その後の関西や東北の大地震を
経験し、首都直下型や東南海地震の可能性の高まりなどを受けて単な
るSF作品以上のものではあると思います。
但し、はやり50年前の作品で全て模型と実写だと迫力の点では見劣り
せざるを得ないし、壮大な物語を映画の尺で表現すること自体がそも
そも難しかったのだと思います。
ヒッチコックのように小松左京さんが顔を見せていましたが、本人は
この映画をどう思ったのでしょうか。

全編を通じて科学者の視線で日本の滅亡が描かれており、経済的な視点
が欠落していると思います。もし日本が近々水没するとなれば、国債は
暴落、円も暴落、株価も暴落し、人々の脱出パニックの前に経済パニック
が起こるのではないかと思いますが、その部分が全く描かれなのはやや
リアリティに欠けていたように思います。

原作では玲子ではなく母性の象徴のような麻耶子という別の女性を登場
させ彼女と共にシベリア鉄道で西に向かうところで終わったと記憶して
いますが、映画では玲子に両方の役を演じさせて終わっています。
果たして作者の意図が見る側に伝わったのかどうか。

とにかく役者さんが皆若いですね。バブル前夜の高度経済成長期末期の
夢のある時代でした。
キムリンさん [CS・衛星(邦画)] 6点(2023-02-16 20:18:12)
1.ネタバレ 「なにもせんほうがええ」
フィクサーの老人は自費で学者三人を雇って、日本民族の存続のために今後取り得る方策を策定させた。
冒頭の言葉は、3つ策定されたプランの最後に附された番外である。
老人から、じつは三人の学者が意見の一致を見たのがこの案だったと聞かされる首相。そして涙する。

ここ。
おそらく現代の日本人にはちんぷんかんぷんなのではなかろうか?

じつはここは、敗戦と大きく関係がある。
そして、これは誰も語らないし、俺もまたいまだに整理できていない。
つまりさ。本当は戦時中に言われていた通り、一億総玉砕しておいたほうが、スジが通ったんじゃないか。(日本民族は存続していい民族ではないのではないか)

これは言ってみれば、共感なのだ。
この感覚は表立って言われなかったが、高度経済成長という見せかけの繁栄を享受しながら、じつは本当はこんなことやっていてはいけない、という感覚をぬぐいきれずにいたのだ。それとは裏腹に、当時は企業戦士とかモーレツサラリーマンとかになることが求められた時代でもあった。(補足:俺は高度経済成長期に子供時代を過ごした)

話しを戻す。この言及があったればこそ、この物語は普遍性を獲得したと思う。
ところが、ここに気付かない現代人からしてみると、地震とか、国家滅亡の危機に際してリーダーはどうあるべきかといった表層的な部分にしか反応できないのであった。

日本沈没とは、戦争そして敗戦の比喩であった。

だが。
今や誰もそんなことは憶えちゃいねえ。
幸福な人たち。
おら、はじめちゃんさん [DVD(邦画)] 7点(2023-08-14 07:46:33)
👍 2
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【点数情報】

Review人数 85人
平均点数 6.38点
000.00%
100.00%
222.35%
322.35%
444.71%
51315.29%
62428.24%
72327.06%
81011.76%
944.71%
1033.53%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 8.00点 Review5人
2 ストーリー評価 5.28点 Review7人
3 鑑賞後の後味 5.14点 Review7人
4 音楽評価 3.75点 Review4人
5 感泣評価 4.20点 Review5人

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