映画『テルミン』の口コミ・レビュー

テルミン

[テルミン]
Theremin: An Electronic Odyssey
1993年上映時間:83分
平均点:5.90 / 10(Review 40人) (点数分布表示)
ドキュメンタリー音楽もの
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2011-09-27)【とらや】さん
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あらすじ
電子楽器の先駆け、テルミン。独自の発想からそれを創作し、自らその普及に勤しんだテルミン博士の波乱の人生。本人と関係者のインタビューを中心に綴られる音楽ドキュメンタリー。
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💬口コミ一覧

40.ひとつの電子楽器に、20世紀の歴史と、ひと組の男女の数奇な運命が隠されているなんて、どんなドラマよりドラマチックだなあ。それをひとつひとつ解きあかし、全編をこの不思議な楽器の音色が響きわたる、ドキュメンタリーとしちゃ相当な傑作です。旧ソ連の科学者がアメリカに渡って1世紀近くを生き延び、残された助手で密かに彼を愛していた女性が、テルミン奏者としてこれまた生き続けただなんて。しかも、遂に再会を果たすまでを描いたなんて、スゴすぎる! …それにしても、ビーチボーイズのブライアン・ウイルソンって、やっぱりちょっとアブナイ?
やましんの巻さん 9点(2003-08-12 17:39:30)
👍 1
39.理不尽な国家権力によって翻弄された生涯には、ご自身は一言も語られませんが数知れない苦悩や葛藤があった事が想像出来ます。それでも生き抜かれたところに感銘を受けます。音程が外れる、外れないが紙一重の危うさを感じるテルミンの音色に生を授かった者が生きてゆく姿が重なりました。映画に関して、テルミンという楽器に関しての知識が皆無の状況で出会えた本作。この喜びがあるので映画鑑賞はやめられません。
The Grey Heronさん [DVD(字幕)] 8点(2009-08-09 17:43:42)
👍 1
38.ドキュメンタリーなのに、ストーリーがとても面白い。テルミンという楽器と博士の波瀾万丈の人生が、観るものを惹きつけてしまう。指先のテクニックでなく、両手と身体で自在に音を奏でるテルミンは、最も人間的な楽器だと思う。電子楽器なのに、感情があふれてくる。
ちくわさん 8点(2005-02-21 17:28:11)
👍 1
37.以前、中古CD屋でたまたま見つけた「The Art of the THEREMIN」というCD。クララ・ロックモアが有名な小品をテレミンで演奏しているもので、音程が狂うか狂わないかの瀬戸際ながら、何とも味わいのある音色が魅力的です。そのロックモアが演奏する光景をこの映画で見ることができたのは感激!どう考えても無理のあるこの楽器に情熱を傾ける人々の姿には頭が下がります。テレミン博士の数奇な人生にも驚かされます。なお、テレミン博士の親戚として登場するリディア・カヴィナもテレミンの名手で、大変ユニークなアルバムを出しています。
鱗歌さん 8点(2003-05-24 00:07:06)
👍 1
36.テルミニスト(テルミン奏者)は、演奏時の姿勢が美しい。それは、本当に美しい。博士の人生を象徴している気がしないか?
aksweetさん 8点(2002-11-17 17:27:13)
35.ネタバレ 恥ずかしながら、僕は本作でテルミンという楽器とテルミン博士の功績を知った。アメリカに渡り多くの人に愛された楽器の素晴らしさは、実際に博士と楽器の魅力に触れた人達が語る回想が全てを物語っています。

まずは冒頭、その不思議な楽器に驚かされました。箱状の物体の前に奏者が立つ。奏者はその箱状の物体に指1本触れず、その前で指揮者の用に両腕を小刻みに動かす。すると箱状の物体は何とも温かみのある音を生み出す。

温かみを感じる一方で、作中でも引用されますがヒッチコック作品をはじめ多くのサスペンスやスリラー映画でも実に効果的な音を生み出す。更にブライアン・ウィルソンが登場します。作中でも使われる代表曲”good vibration”の不思議な音色がテルミンだと分かり感慨深いものがありました。これらのエピソードの全てがテルミンという楽器の奥深さを如実に物語る。

その後KGBなどのソビエトのシステムに利用され、波乱の人生を生き抜き、すっかり年老いた博士がアメリカを再訪し、かつて博士が愛したテルミン奏者と再会する。奏者は博士に最大限の敬意を示す。博士がかつてこの奏者に贈ったテルミンの音色があっという間に長年の空白の時を埋めていく。その様子は実に感動的でした。
とらやさん [DVD(字幕)] 7点(2011-09-24 13:59:13)
34.不思議な映画でしたねー。なんつっても楽器であるテルミンそのものが音と言い形状といいSFチックだからなぁ。最初は「明和電気?」って感じだったんですけど、だんだん楽器としての面白さとテルミン博士の波乱の人生が絡んでとても興味深かったです。ぐあっと盛り上がりそうなところを敢えて押さえているあたりがまた不思議な味を出していました。あと、現在その自伝映画が公開中であるシンセサイザーの父ロバート・モーグ博士も登場!ナルホド、シンセサイザーのヒントはテルミンにあったのか。他の人の演奏はちょっとどーよ?って感じでしたが、クララ・ロックモアの演奏は純粋に音楽として素晴らしかったです。バイオリンのような人の声のような深い音には驚き。ところでこの映画の音楽はハル・ウィルナーだったんですね。どーりでセンスがいいハズだ。彼は一時期いくつかのトリビュートアルバムをプロデュースして話題になった人でセロニアス・モンク、クルト・ワイル、ディズニーなど面白いトリビュート・アルバムを作ってて好きでした。映画では「ショート・カッツ」か。ラストのテルミンとクララの再会シーンはステキでしたね。ところでトッド・ラングレンは何しに出てきたんだ?
黒猫クロマティさん 7点(2005-03-23 13:50:09)
33.つい先日も新聞紙上で紹介されていましたが、最近はマトリョーシカ型テルミン(マトリョミン)が販売されていて、静かなブームなのだとか。そして、その推進役をかって出ているのは日本の方なんですね。もともと名前だけは知っていましたけれど、演奏風景は初めて見ました。なんとも奇妙で魅力的な楽器です。趣味嗜好によって評価、というか好みが極端に分かれるでしょうけれど、ドキュメンタリーだから通常の映画以上にやむを得ないことでしょう。強いて言うなら、あまりにストレートな作りなので、もうひとひねりメッセージ性が欲しかったかなと思います。でも、私としては非常に興味深く楽しめたので7点献上。あぁ、テルミン欲しいかも。
タコ太(ぺいぺい)さん 7点(2005-02-04 06:36:22)
32.NYダウンタウンシーンで妙に流行ってたなと思ったらこういう映画があったんですか… ラストがいい感じ。
番茶さん 7点(2004-03-14 23:48:14)
31.ブライアン・ウィルソン、イっちゃってるね!
kさん 7点(2004-02-12 12:11:14)
😂 1
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30.テルミンには前々から興味があったのでこの映画のおかげでその存在に近づけて良かった。あのロバート・ムーグ博士が若い頃はテルミン作りに明け暮れていたということで、俺もいっちょ作ってみっか、と思ったのはいいものの現在のテルミン作成キットは注文制でしかも説明書が英語…ネットで作り方が載ってたがなんでかな急に熱が冷めてしまいました。でも、いつかは作ってみたいな。テルミン
Keith Emersonさん 7点(2003-11-13 00:26:17)
29.テルミンの音の高低を決定づけるものは、演奏者の耳が全てで、奏者の個性や心の動きがありのままに音として表現されるらしい。非常に面白い楽器だと思った。
きのすけさん 7点(2003-07-12 20:09:36)
28.ビーチボーイズの回想にちょっとぐっときました。あんな所に確かに良く聞いてみれば…テルミンって良いと思った。映画自体はドキュメンタリーとしては中庸で、映画館の大音響で耳をつんざくようなやつを聞けたのでテルミンの良さが少し伝わってきたと思う。
てっつんさん 7点(2003-04-17 03:11:58)
27.世界初の電子楽器テルミンを最初に知ったのはもう何年前だろうか、、、。それはそれは衝撃的だった。それ以来、このテルミンという楽器は僕の頭から離れず、ちょっとした知識を少しずつ身に付ける程度であった、、、。そんな僕が前々から見たいと思っていた本作。ついに見る事ができた。テルミン博士について、彼は発明家だったこと、踊りを踊って音楽を発するとい発想は実にたまげたし、同国人に連れられて米国を退去させられたりと、その人生に僕はまたまたたまげた。あぁ、いつか僕もMYテルミンを自分の部屋に置いてこっそり練習して自慢したいものだ、、、。
あろえりーなさん 7点(2003-03-11 01:54:10)
26.これって本当にドキュメンタリーで実話だったのですね!!最初から最後まで、そしてこのページに来て、なおかつインターネットで調べるまで「テルミン」っていう楽器や、あのストーリーも全て創作だと思ってました(ウッディー・アレンの「ギター弾きの恋」みたいに)。ブライアン・ウィルソンが真面目に語っているのもすべて演技だと思ってました。ヒッチコック映画も殆どみたことが無かったので(バーグマンの顔ぐらい覚えておかないといけないけど、、)この映画「テルミン」の為に50年代風にわざわざこのシーンを作ったのだという目で見てました。パロディーなら5点ぐらいだと思っていたのですが、本当のドキュメンタリーだったと分かったので7点です。
kazooさん 7点(2002-07-13 10:04:25)
25.始めてテルミンを知った~!!あの楽器自体かなり興味がそそられてたし!!ドキュメンタリーということで、当時は辛い状況にあったのねぇ。。とにかく、最後のうでをくんで歩いていくシーンがとってもホホエマシィ!
ロッタさん 7点(2002-07-07 10:15:55)
24.時代に翻弄されたテルミン博士の生涯に感動。そして勉強になりました。あのビーチボーイズの曲と映像の組み合わせもよかった。テルミン博士が生涯を通じて米国にいたら、歴史的な発明がもっと生まれていたかも。
KARINさん 7点(2002-06-12 13:59:37)
23.不思議な電子楽器・テルミンを開発したレオン・テルミン博士の生涯は、まさに米ソ冷戦の影響で波乱に満ちていて、映画としても感動モノ。別れ別れになった知人と久しぶりに会うイベントは、ほんとイイものを観た気がした。そしてそれまで知らなかったテルミンがいろいろなジャンルで用いられていて、確かに音色は奇妙だけど愛着があるし、改めてテルミンの功績を認識した。
びでおやさん 7点(2002-01-16 00:32:46)
22.テルミンという楽器は知ってたけどテルミンてどんな楽器なのかは全く知らなかったのでこのドキュメンタリーを見て初めてどんなのかを知りました。でもこの音楽、どっかで聞いたことあるなぁ・・と思ってたらやっぱり。モノクロ映画でめっちゃ使われてたんですね(笑)知ってからもっかい見たらより楽しめるだろなぁ、早くこの映画を見ればよかった。おまけにソ連のエジソンことテルミン博士の天才的(?)な頭脳はなかなか興味深いです。
M・R・サイケデリコンさん [DVD(字幕)] 6点(2009-04-16 12:37:46)
21.ネタバレ テルミン誕生と共に、テルミン博士の人生が語られる…というのでしょうか。ソ連~アメリカ~ソ連と、時代に政治に翻弄されたテルミン博士、波瀾万丈です。テルミンというと恐怖場面で用いられることが多かったのですが、後半での再会シーンでのテルミンの調べにはちょっとウルリときました。タクシーの窓から、再びアメリカを眺めるテルミン博士。愛弟子の演奏が思い出とともに流れる終盤は、涙腺が刺激されました。再会へのクララの迷い、再会した後の2人の後ろ姿。2人の月日が重く、切なく、感じ入るものがありました。 テルミンという楽器と2人の愛の物語でした。

泳ぐたい焼きさん [DVD(字幕)] 6点(2009-01-10 14:17:33)
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【点数情報】

Review人数 40人
平均点数 5.90点
000.00%
100.00%
212.50%
337.50%
437.50%
5922.50%
6615.00%
71332.50%
8410.00%
912.50%
1000.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 9.33点 Review3人
2 ストーリー評価 6.33点 Review3人
3 鑑賞後の後味 7.75点 Review4人
4 音楽評価 8.75点 Review4人
5 感泣評価 6.00点 Review2人

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