映画『光の雨』の口コミ・レビュー(2ページ目)

光の雨

[ヒカリノアメ]
ビデオタイトル : 光の雨 連合赤軍事件
2001年上映時間:130分
平均点:5.91 / 10(Review 34人) (点数分布表示)
公開開始日(2001-12-08)
ドラマ小説の映画化
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2024-04-18)【イニシャルK】さん
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監督高橋伴明
助監督瀧本智行
キャスト萩原聖人(男優)阿南満也
裕木奈江(女優)上杉和枝
山本太郎(男優)倉重鉄太郎
池内万作(男優)玉井潔
鳥羽潤(男優)黒木利一
小嶺麗奈(女優)今村道子
板谷由夏(女優)月田てる子
西守正樹(男優)松村伸
山中聡(男優)夏目洋太
一條俊(男優)戸張善二
金子貴俊(男優)新川次郎
高橋かおり(女優)高田ゆみ(高取美奈)
金山一彦(男優)三橋信之
塩見三省(男優)大山賢一
大杉漣(男優)樽見省吾
川越美和(女優)浦川秋子
蟹江一平(男優)北川準
原作立松和平「光の雨」
脚本青島武
音楽梅林茂
撮影柴主高秀
製作石川富康
松竹ブロードキャスティング
プロデューサー青島武
配給シネカノン
特撮大屋哲男(VFXスーパーバイザー)
美術金勝浩一
編集菊池純一
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💬口コミ一覧

14.平板な「突入せよ!あさま山荘事件」よりも本作のほうが面白いとは思います。題材が題材だけにストレートに製作できなかったのかもしれなませんね。劇中劇で役者が役者と素の個人を演じるという二重構造、失踪した大杉漣演ずる監督と萩原聖人演ずる代理監督との認識のギャップ、役者が自分が演ずる赤軍派メンバーの行動について考えるインタビュー風のモノローグなど、「気持ち」としては分るのですが、時代背景の説明などもモノローグに頼るのではなく、もっと観客を意識した映画であって欲しかったと思います。極限状態に負いこまれた若者の狂気・暴走・破滅を描きたかったのか、時代の流れに押しつぶされた理想主義者の挫折を描きたかったのか、その中途半端さが「劇中劇」という形態を選択させたのかもしれません。私は「日本連合赤軍」という世界史の中でも特異な集団について、肯定でも否定でもなく思想的なものを排除して描かれた映画を見てみたいと思います。極限の狂気が観たい方には「鬼畜大宴会」がお勧めです。
ぶくぶくさん 6点(2003-05-19 13:33:38)
13.赤軍のメンバーの凄惨な事件を初めて映像として見た。劇中劇にすることにより、出演した若者が居酒屋で“総括”を求めるなど現代の若者にも団体行動をすることによりあのような事件を起こす可能性が出てくるということが分かった。それだけにメンバーと現代の若者との相違、大杉漣の降板、出演後の若者のコメント、ラストの立松和平のナレーションなどもう一工夫欲しかった。
よっふぃ~さん 6点(2003-02-24 14:30:26)
12.考えさせられる難しい映画でした。裕木奈江はいい味出してました。私生活もあんな感じなのかなーと思いました。
アマゾンさん 6点(2002-01-28 09:24:25)
11.ネタバレ 映画の出来はともかく、胸クソ悪い内容の話でした。劇中劇というかたちで残虐性を中和していましたが、それでも見ていて気分が悪くなりました。まぁ好き嫌いはあるでしょうが、映画としては悪くないと思うし、裕木奈江の演技はすごいと思います。それに、初めて連合赤軍の背景を知り「そういうことだったのか」と納得した部分もあります。学生運動や70年安保が一番盛り上がった当時、自分はまだ幼稚園か小学生でしたが、なんとなく時代の空気感は覚えています。また高校生の時、部活の先輩に、他校の生徒たちも集まるイベントや集会に連れて行かれ、「インターナショナル」や「原爆許すまじ」など歌ってました。後にそれは、共産党傘下の民青同盟の集まりだと知りました。高校生が勉強会を開いたり普通にパーティなどを楽しんでいただけでしたが、共産党絡みだとわかると、まわりからは「こわいから関わるな」「頭のおかしい集団」と、かなり白い眼で見られていたのは、きっとこの人たちと同じだと思われていたんですね。学生たちが当時は本気で「革命で日本を変える」と信じて活動していたことは共感できる人も多いと思いますが、そこからこの映画のような狂人集団が生まれたため、みんな一斉にドン引きしちゃったんですね。それに、民青同盟の人も、今から思うと、もう一度学生運動の時のようなエネルギッシュな充実感を味わいたいだけだったのだと思いました。この映画、なんとなく懐かしさを感じましたが2度と見ないと思います。うたごえ喫茶で「ワルシャワ労働歌」でも歌いたい気分です。 今ちょうど、AKB48のメンバーが恋愛問題で頭を丸坊主にして謝罪していましたが、「これって総括なのでは?」と思っちゃいました(笑)
ramoさん [CS・衛星(邦画)] 5点(2013-02-03 16:16:40)
10.なんだか惨めな学生たちです。マルクス主義を信じていたというより、、なんていうかホントに彼らの心境が理解できません。傑作ではないですが多くの人に見てもらいたいですね。
トニー・モンタスキューさん [映画館(字幕)] 5点(2008-12-08 15:50:27)
9.私の両親の時代ですから、いろいろな話を聞いています。否定も肯定もできない青春時代、後で考えれば屁理屈でかためた経典を追いかける信者のようなものだけれど、それでもその時は真剣だったと言って欲しい。当時を生きた人ならば、心にひびくセリフがいっぱいあるんだろうなと思いました。
私目安さん 5点(2004-02-22 15:26:34)
8.連合赤軍事件を映画にするということに、まず敬意を払いたい。イデオロギー的に左右どちらからも糾弾されかねないからだ。劇中劇という形をとったことで、救われる気がする。そのまま描いたのでは、やりきれないだろう。
ジブラルタの星さん 5点(2003-03-01 00:04:06)
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7.劇中劇という発想は面白いと感じました。現代においてあの事件がどのような評価をされうるかというのは非常に重要だと思うからです。単に「バカだ」とか「ただの殺人者、異常者」と決めつけていいものか。実際にそのような意見は劇中で出てきます。
しかし発想は良いものの、それが成功しているかどうかは別問題であって、映画としては満足できませんでした。監督の失踪する件や映画と現実が交互に繰り返されること、「光の雨」の無理矢理な入れ方などなどダメな点ばかり目についてしまいました。結果的につまんないです。
Balrogさん [DVD(字幕)] 4点(2009-09-13 23:40:07)
6.ネタバレ 連合赤軍モノがわりとスキなので、小説やら事件内容の書籍やら
読んで予備知識があったせいか、事件の内容をただなぞっているという
印象を受けました。
それにしても、自分たちの力で世の中を変えようと本気で思っている若者の暴走の
恐ろしさ。
若さゆえに突っ走り、自分たちの手に余っても後戻りすることも出来ず。
怖いですね。実際に話だから尚更。
やはり人間が一番恐ろしい。
あずきさん [DVD(字幕)] 4点(2007-02-28 19:18:57)
5.ネタバレ この映画を見た当時、がっかりした。
自分の世代の疑問としてまず、「何があったか」を知りたかったのであるが、当事者たちの心境に迫ろうとしながら距離を置く構成は卑怯に感じた。
だから再現ドラマとして事実の行動を確認できた以上の「何があったか」はわからない。
劇中の監督が迷って悩んで逃げてしまい、この時代を知らない若手の監督にまかせるというストーリーは、そのまんまこの映画の監督の心象であろうが、作り方としては情けなさすぎる。
彼らの行動を一切描かず、対極の警察側から描いた某映画の方がはるかに潔いし、その映画も好きである。
この事件を描きたいし思い入れもあるけど、この事件に共感してる人ではないですよと、映画の中で言い訳している映画も珍しい。
ここまで迷うなら作るなと言いたいが、この映画がその後の傑作実録映画を生み出すきっかけになったと思えば、意味のある企画だったのだと思います。
しかしこの映画を見た当時、長谷川和彦だったら「何があったか」教えてくれただろうと悔しい思いもしました。もはや叶わぬ夢です。


どっぐすさん [映画館(邦画)] 3点(2012-06-18 03:37:33)
4.ご丁寧にも、この映画にはさらに40分を超えるメイキング(本物)+出演者インタビュー(生)のビデオがあって、プロモーション用に無料レンタルされている。DVカムで撮ったと思しきそっちの映像のほうが、本篇よりよかったりするのが悲しい。ちなみにそのビデオを見ると、若手俳優たちが連合赤軍事件について本当に無知で、『突入せよ!あさま山荘』程度の想像力しかもっていないことがよく分かる(語り手=坂口役の池内万作と、永田さん役の裕木奈江を除く)。立松和平の原作もつまらないし、こんな映画を見るぐらいなら、彩流社が出している当事者たちの手記を読めと言いたくなる。
青人さん 3点(2003-04-27 03:05:40)
3.革命的同志愛をもって総括する。「この映画は反革命であり0点である。」、、、、、途中、これは何かのギャグではないだろうか、或いは連合赤軍は単なるネタで一番の狙いは現代的な何かなのだろうか、とも思いましたが、最後の立松氏のナレーションを考えても、どうやらベタでマジに作られているようです。、、、、、再度声を大きくしていいたい、「救いようのないあほ映画だぁ」、、、、、最も断罪すべきは、この映画が、この時代、この事件を真剣に理解し取り上げようとしていないこと。、、、、、で、どうしてそうなるのかというと、映画の作製者が、今の時代と真剣に取り組もうとしていないからに違いありませんっ。、、、例えば、今の時代はこの時代よりも悪くなったとか最後に裕木奈江に言わせていますが、そう思うのだったら、なぜ戦わないっ。他人行儀の冷笑で格好つけんな。それともこんな映画作ることがあんた達の今の戦いなのか。じゃあ、この映画に、政治的なもの、社会的なものがどれだけあるのか。政治的なことは一切なく、私小説的世界を描いているだけではないか。がるるるる、、、、、、。確固とした価値意識を持っていたとしても、私たちを取り巻く状況は日々、刻々と変化し、敵がいったい何であるのかを見定めるのは大変に難しいことです。この映画を作った人達は、状況の変化の中で敵を見失い、その挙げ句、自分たちの価値意識も喪失してしまっているように思えます。だから、この時代のトロツキスト達が、敵をどのように見失ったのかということを正確に記述することができないのです。それで、結局、真の総括ができず、ノスタルジーに陥没したり、いい加減なアイロニーを垂れ流すだけになっている。、、、、、、どうでもいいことですが、個人的にはインターナショナルよりワルシャワ労働歌の方が好きです。あややの渡良瀬橋も好きだけど。
王の七つの森さん 0点(2004-12-15 00:07:56)
2.当時の彼らと今時のレイプ集団学生となんら変わりません。こんなカス学生の犯罪行動に0点。
亜流派 十五郎さん 0点(2003-07-19 10:42:05)
1.問題提起的にしたいのかもしれんけど、くだらん。全共闘世代がノスタルジックに過去をきれいな思い出にしたがってるだけ。語る必要まるでなし。共感なんて何もなし、いじめられっ子が理論武装してしかえししただけ。
木根万太郎さん 0点(2003-03-10 11:34:03)
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マーク説明
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《更新》:7日以内に更新

【点数情報】

Review人数 34人
平均点数 5.91点
038.82%
100.00%
200.00%
325.88%
425.88%
5411.76%
6720.59%
7720.59%
8617.65%
925.88%
1012.94%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 9.00点 Review1人
2 ストーリー評価 9.00点 Review2人
3 鑑賞後の後味 8.50点 Review2人
4 音楽評価 8.00点 Review1人
5 感泣評価 7.00点 Review1人

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