映画『汚れた血』の口コミ・レビュー(2ページ目)

汚れた血

[ヨゴレタチ]
Bad Blood
(Mauvais sang)
1986年上映時間:125分
平均点:7.22 / 10(Review 45人) (点数分布表示)
ドラマサスペンスSF犯罪もの音楽ものロマンス
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2010-03-09)【にじばぶ】さん
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監督レオス・カラックス
キャストドニ・ラヴァン(男優)アレックス
ジュリエット・ビノシュ(女優)アンナ
ミシェル・ピッコリ(男優)マルク
ジュリー・デルピー(女優)リーズ
ミレーユ・ペリエ(女優)
セルジュ・レジアニ(男優)
レオス・カラックス(男優)(アンクレジット)
脚本レオス・カラックス
音楽セルゲイ・プロコフィエフ
シャルル・アズナヴール
デヴィッド・ボウイ
セルジュ・レジアニ
撮影ジャン=イヴ・エスコフィエ
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💬口コミ一覧

25.洒落てはいるが婉曲に過ぎる台詞は理解も共感も及ばないところにあって、最後まで一ミリも心を動かされることはなかった。主人公アレックスの恋する気持ちもまったく伝わってこない。これが現実なら、単に思い込みの強いやつなんじゃないかと疑うくらいだ。でも「愛のないセックスで感染する死病」という魅惑的な設定を用意しておきながら直接物語に関わってくることがなかったのを見る限り、アレックスは純粋そのものだったのだろう。ラストシーンでヒロインが頬についた血を拭わないのは、それが決して汚れた血であるはずがないとわかっていたから。にしても、映像がかっこよすぎる。ゴダールの再来といわれたそうだけど、そんな呼称はカラックスに失礼だろう。おかげで物語はどうでもいいのにこれっぽっちも退屈しなかった。アートという言葉を退屈の言い訳に使う作品は嫌いだ。本来これくらいの吸引力を持っていてこそのアートだろうと思う。
no oneさん [ビデオ(字幕)] 8点(2006-01-17 13:20:02)
👍 1
24.アメリカ女が出てきた時点で、これはフランス映画とその中で誕生するヌーベル・ヌーベル・ヴァーグの物語と解釈してしまった。以下、私の妄想的解釈。アメリカ女=アメリカの映画会社のプロデューサー。謎の病気の蔓延とハレー彗星接近による世紀末的状況=フランス映画の低迷。ワクチンがあり、彗星もいずれ通りすぎるので低迷は一過性のもの。殺された男は偉大なるヌーベル・ヴァーグ?息子は父と同じく手が器用=ヌーベル・ヴァーグを引き継いでいる。息子の名前はカラックスの分身・アレックス。新たな世界へはばたきたいアレックスは資金調達のために父の仲間と共にある計画を実行する。盗み=引用?仲間はアメリカ女を恐れる男とスタイルに拘る男と謎の女。やっぱり出てきたガラス張りのアジトは映画そのもの。今度の“新しい波”はとてつもないスピードを見せつける。腹話術=直接言葉で伝えない?アレックスは死ぬが映画は死なない。疾走する映画は女に受け継がれた。頻繁に出てくる髭剃りのシーンは?パラシュート降下は?さぁ、みんなで考えよう!って適当なことを長々とスイマセン。でも、透き通るような美しさとはまさにこのこと!と思わせる二人の女優を見るだけでも価値があると思います。女優を美しく撮るって重要なことです。
R&Aさん [DVD(字幕)] 8点(2005-07-12 16:12:25)
👍 2
23.男の悲哀を個性の強い主人公が表現していて見応えあります。おっさんになっても見ることが出きる青春映画です。不思議感覚を覚える映像が効果的です。
ケララの狸さん 8点(2003-11-21 14:56:43)
22.ネタバレ 前半が長すぎるかな。特にスイスに高飛びする→パラシュート練習しようのシーンは無理があるし、ストーリー的にも不要。後半は面白い。ジュリーデルピーもジュリエットビノシュもこの世の物とは思えないくらい美しいのに、演技もしっかりしてる。こういった人達の作品が世紀を超えて残っていくのは当然だと思うし、逆にルックスだけで演技ダメな人を使った作品(まあつまり多くの日本の作品)が残っていかないのも当然だと思った。
なすさん [インターネット(字幕)] 7点(2020-01-23 12:48:33)
21.ネタバレ レオスカラックスの名前がこのところ、よく上がる。某レンタル会社の企画でアレックス3部作がDVD化され、またカラックス監督の新作が公開されるからであろう。映画ファンとの話の中で最近、確実にみんなの口から彼の名が出る。3部作の中で最後に観たのはこの作品だった。やはりヨーロッパの感性でしか描けない映画がそこにあった。次の「ポンヌフ」ではさらに痛々しいほどの感性をさらけだす、その予兆は確かにこの作品にあった。顔のアップが多い。音楽もそれほど多用しない。しかしそれを使うときのインパクトと言えば!我々は作品世界に引き込まれる。二人の女優の美しさでもあろう。何より映画とはこんなに可能性を秘めたもんなんだ!と自由に創っている。決して美男ではないアレックスをここまでチャーミングに見せる監督の、この男優の起用にこだわる理由は分からないが、アレックス3部作がここまで個性的なのは、この配役が成功しているということだろう。まるで深夜の映画館で観ているような、閉ざされた世界を描いていた「ボーイミーツ」と、一気に市街全部が舞台の「ポンヌフ」との間にきちんと収まる、このラブストーリーはやはりカラックスが映画の世界で産み落とされた幸せな人材だったことを印象づけた。
トントさん [ビデオ(字幕)] 7点(2013-05-23 00:11:14)
20.画的にはとても好き。美しい映画です。ドニの腹話術、セクシーです。それぞれのシーンは1枚の絵のように撮られていて詩的な作品かな。疾走シーンが目玉なのかな。「モダン・ガール」で走るドニ。バイクで走り抜けるジュリー・デルピー。滑走路を走るビノッシュ。ただ、ストーリー的にはどうなのかな?新種のウィルスがどうのって解説がついてたんだけど、なんだかそれほど重要でもないし。綺麗な女の子達を観賞するための作品でしょう。
としこふさん 7点(2003-12-28 23:32:14)
19.まず、ドニ・ラヴァンにびっくりしました。アレックス三部作のアレックスは当然、カラックス自身なのでしょうね。この時のビノシュはかわいかったです。もっとかわいかったのがジュリー・デルピー。かっちりとした色彩設計に、ここまでするかと面食らった。なにか全体にビシビシ、ピシピシとした神経質なものを感じる作品でした。でも話の内容、もっていきかたはけっこう好きです。
デヴィッド・ボウイの「モダンラブ」でドニが疾走するシーンはいいわ。あそこだけ観てもいいかな。新種のウィルスに感染した血、金庫やぶりの父から受け継がれた血、アレックスが流す血、アンナが昔つきあっていた男と飲んだという、混ぜ合わせたふたりの血(げっ!)いろんな血が出てきました。しかし愛のないセックスをすると感染するとは思い切った設定にしたもんですねえ、目には見えず人によって、受け取り方与え方、感じ方次第でどうにでもなることだし。レオス・カラックスという人はかなり難しいお人柄のように感じます。
ダイブのシーンはひとりもスタントを使わず、俳優自身が飛んだということです。
envyさん [映画館(字幕)] 7点(2003-12-28 01:28:50)
18.お、【STING大好き】様が珍しく超辛口のコメント、この後で本作を褒めるのが私の勇気の見せ所だ。しか~し正直言うと、残念ながらこの映画のストーリー、ようわかりませんでしたチーン。よし、色んなHPでちょっと調べてみよう。ガーン。どれを読んでもよくわからん。っていうか、要はストーリーなんて大して無かったのね。でまあ、そういう映画は苦手気味な私が、若干睡眠不足の時に観たというのに、全然眠くならなかった! これは実にスゴイ事、という程でもないけど、まあまあスゴイ事、ではないかと。やっぱし映像の積み重ね方や場面転換がうまいんでしょう。でも、これって逆に言うと、一種のウィンドウショッピング的な楽しさ、ってなところかも知れませんけどね。そういや前半のスカイダイビングシーン、どう見ても本当にジュリエット・ビノシュ自身が飛び下りたようにしか見えなかった!ほんとにダイブしたのか!? どうやらこの瞬間に私の眠気が覚めたらしい。
鱗歌さん 7点(2003-11-22 20:26:06)
17.ネタバレ あの自分に拳銃つきつけて「動くな」なんて、そらもう驚きました。そうか、そういう手があったか。ビノシュは可愛いというより、恐かった。ちょっといらいら・・・。
きなこ餅さん 7点(2003-11-07 00:49:25)
16.ビノシュがとっても可愛い。でもそれ以上にデルピーももんのすごく可愛いです!!カラックスはいつも分かりにくいけどこの映画は特に分かりにくい。でも、この洗練された映像はやはり素晴らしいですよね。それだけの映画だけど、好きです。
さみーさん 7点(2003-04-21 21:49:45)
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15.進行中の恋愛の話か、昔の恋愛の話か、バラバラしていてまとまりがなかった感がある。切っても切れないとは思うが、もう少し話を練れなかったものか。
afoijwさん [DVD(字幕)] 6点(2012-01-15 02:44:57)
14.多様なジャンル性を持つ作品で、音楽・近未来SF・ロマンス・サスペンス・犯罪などの要素が複雑に絡み合い、なお且つヌーヴェル・ヴァーグ的な風味を併せ持ったフランス映画だ。

主人公アレックスが、音楽にのって右へ右へくねりながら疾走するシーンは特に印象的。
そして、レオス・カラックスならではの、青や赤や黄色を使った色使いも美しい。

前半は小難しいフランス映画と思い、嫌気が差し始めたが、後半になるにつれその不思議な世界に酔いしれるまでになった。
二度三度見たら、いや見る気は起きないが、もし見たらその世界観に更に浸れるかもしれない。

次は『ポンヌフの恋人』を見ようかな。
にじばぶさん [CS・衛星(字幕)] 6点(2010-03-08 23:41:24)
13.ネタバレ 原色を効果的に使ったデザインを見ているような映像や実験的な作風はゴダールを思い出させましたね。

 内容も若さから来る衝動のようなものが上手く表現されていると思います。もう少し若い頃に出会いたかったですね。リアルタイムで見ていたらきっと夢中になっていたと思います。
TMさん [ビデオ(字幕)] 6点(2009-03-18 15:19:52)
12.滑稽サスペンス。各所に天然キャラ的なものがあります。ちょっと狙いすぎの場面が多く、片腹痛くなった。しかし、感情中心という視点で落ち着いた空間を描いているのは、欧風映画の良いところですね。
チューンさん [ビデオ(字幕)] 6点(2008-05-04 22:30:00)
11.ところどころ漂白剤をぶちまけたような映像が印象的。
形だけのストーリーなんて逆に無い方がいいんじゃないかな。
さん 6点(2004-01-17 19:16:23)
10.カラックスのニ作目。まず、舞台設定がダメ。ヤクザの親分-ボス-が企業秘密を盗み出すという訳のわかったような、わからないようなストーリー展開になっているが、カラックスに合っていないと思う。ボスとその情婦と主人公という三画関係だけをみると結構面白い(それがもう一つのメインのストーリー展開になっている)が、ラストで情婦がやっぱり主人公の方を愛していたのだ・・・という結論に持っていったのは無理がある-女はそういうふうには思わない-、カラックス 28歳 若い(?)と思う。
Tomoさん 6点(2002-03-03 18:34:45)
9.ネタバレ これ若い時に観ていたら色々刺激があったんじゃないかと思う。
40を疾うに過ぎたオッチャンの初見としては、アレだが・・・(アレって何だよ)。

映像的には洒落ている思う(軽い言い方でスンマセン)。
猿顔の主人公が、デビッド・ボウイの『モダン・ラブ』で疾走するシーンが印象的で気に入ったのと、序盤の近未来でも確り避妊をしているのが好感と思いつつ見習わなくては・・・と。

ふと、尾崎豊氏の『15の夜』を思い出したりもした映画でした。

ぐうたらパパさん [DVD(字幕)] 5点(2014-01-26 05:47:10)
8.何故かジュリエット・ビノシュはおっさんが好きで、ビノシュを好きな主人公はそれが納得出来ない、と。気持ちは分かるが、世の中そんなもんなのかも。物語の背景にあるのは、やっぱりエイズなんでしょうね。タイトルからして重たい感じ。
マックロウさん 5点(2004-06-30 20:25:01)
7.カラックスの映画でもかなり好きかな。何て言ってもデルピーが良い!この映画の彼女ほど良いのは無い!そう思える映画だよね。ビノシュもそれなりには魅力的だったけど、デルピーの妖精的魅力が爆発した作品じゃないかな。映像的にも良かったし、カラックスもポンヌフ・・までが良かった気がする。デルピーの映画に置いても高レベル、高水準以上。しかし万人向けじゃないのが欠点。
愛雀さん 5点(2003-01-24 16:41:35)
6.どうもカラックスって私にはいまいちピンとこないくさい!良さが全くわっかりまっしぇぇん!!!+ビノシュって別に私なんかされたってわけじゃぁないんですけどなぜか気に障るんですよ、あの女。個人的に好きじゃないのです。本当すいませんえん。
クロエさん 4点(2005-02-15 22:27:17)
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マーク説明
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【点数情報】

Review人数 45人
平均点数 7.22点
000.00%
112.22%
200.00%
312.22%
448.89%
536.67%
6613.33%
7715.56%
8817.78%
9920.00%
10613.33%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 9.66点 Review3人
2 ストーリー評価 6.33点 Review3人
3 鑑賞後の後味 9.33点 Review3人
4 音楽評価 9.00点 Review3人
5 感泣評価 9.33点 Review3人

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