映画『田園に死す』の口コミ・レビュー(2ページ目)

田園に死す

[デンエンニシス]
1974年上映時間:102分
平均点:7.16 / 10(Review 45人) (点数分布表示)
公開開始日(1974-12-28)
ドラマ青春もの小説の映画化
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2024-12-01)【イニシャルK】さん
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監督寺山修司
キャスト菅貫太郎(男優)
高野浩幸(男優)少年時代の私
高山千草(女優)私の母
八千草薫(女優)人妻(化鳥)
春川ますみ(女優)空気女
原泉(女優)幻婆
三上寛(男優)
大前均(男優)大男
木村功(男優)映画批評家(特別出演)
粟津潔(男優)詩人(特別出演)
原田芳雄(男優)嵐(特別出演)
原作寺山修司「田園に死す」
脚本寺山修司
音楽J・A・シーザー(音楽/演奏)
撮影鈴木達夫
製作寺山修司
九条映子
ATG
企画葛井欣士郎
配給ATG
美術粟津潔
編集山地早智子
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💬口コミ一覧

25.まずはその映像美にひかれる。その後に何かが残る。映画には内容を共感し感動、興奮するものと、見た後なんだったのかよく解らないが、ずーっと自分の中に残っている映画がある。両者共とてもいい映画だと思う。もちろん田園に死すは、私にとって後者だ。寺山の作品はどれも、皆の思春期に訴えかけてくる。ある種自分のトラウマというか、そういうものに触れてくるのだと思う。だから鮮烈にイメージに残るしどこか共感してしまうのだ。
MxXさん 8点(2003-05-20 14:35:54)
24.青森のいや東北の貧しさの中での強烈な母と子の関係を始めとしたタブー。見ていて辛かった。でも見たい。まさに見せ物小屋。それだけじゃないのかもしれないけれど、強烈な印象。思春期に見ていたら人生が変わってしまうかも。
てっつんさん 8点(2003-04-17 03:05:32)
23.いやかっこいいよ。
えたひにんさん 8点(2003-04-08 13:23:49)
22.ネタバレ 当時はサイケでシュールな最先端映画だったのだろうが、技術の革新で映像から古びてくる。鑑賞したフィルムの状態も悪くて、それもマイナス要因。ラストのどんでん返しで、新宿の街に行くのは、初めて見た人は驚愕(そして真似)しただろうが、今では手あかのついた手法。残念。
にけさん [映画館(邦画)] 7点(2019-01-24 16:49:20)
21.とてもわかりやすくアングラの世界を紹介している作品です。決して理解しようとしてはいけません。なんたってアングラなんだから。
la_spagnaさん [DVD(邦画)] 7点(2013-09-23 14:40:46)
20.ネタバレ 母を否定することが物語の原点。母は毎日小言を言い、狂った時間で拘束し、東京(外界への憧れの象徴)行きの汽車に乗ることを許さない。父は不在。イタコの口を借りて会話はできるが、母はそれも否定する。華やかな見世物小屋(理想的な世間の象徴)があるが、その実態は不健全で変態的なものだと知ってしまう。隣の人妻と駆け落ちをするが失敗。母がいる限り自由は無く、成長も無い。貧しくて、猥雑で、因襲に縛られた東北の寒村に縛られ続けるのだ。それから20年。男は大人になり、東京に出たが、依然として母親と暮らしていて、拘束は続いている。男は自分の惨めで汚れた過去を変えることが出来ないかと、理想的に脚色した自伝映画を作ってみた。それでも過去は変わらなかった。あるとき「3代前のおばあちゃんを殺したらどうなる」という知人の言葉から、母殺しを連想する。だが現実に母殺しはできない。母が存在しなかったら自分も存在しない。それならば昔の自分にやらせればよいではないかとう発想で、男は恐山で昔の自分と対面する。恐山は死者と生者、過去と未来が交差する賽の河原。「過去を改変するには二人の共同作業が必要だ」言葉巧みに母親しをけしかける。だが昔の自分は東京帰りの女に童貞を奪われ、汚れてしまい、女と東京へ駆け落ちしてしまう。変な風に過去が改変されてしまった。仕方なく男は母殺しを決意。実家にいくと、母は何の疑念も見せず、未来の息子を受け容れる。息子のことなら何でも受容してしまう圧倒的な存在感。男は母殺しは到底出来ないと悟る。母と自分は一如、血と呪縛は断ち切れない。次の瞬間、時代は現代に戻る。二人は現代も未来もこうして生活(食事)を続けるのだ。母を否定した男は田園(過去の故郷)に死す。【象徴】①3人の女は母の女性性の象徴でもある。共に不幸であることが特徴。隣の人妻は貧しくて、愛なき結婚をし、昔の男と再会して心中する。儚い女だ。間引き女は父無し子を産み、村の因襲に抗えず、子供を川流しにして失踪する。悲しい女だ。空気女は夫が浮気しても、嘲弄されても、誰かに殺されそうになっても許してしまう。愚かな女だ。間引き女と交わったことは、近親相姦を暗示する。②赤ん坊を流したとき、雛流しの発想から雛壇が流れてくる。雛壇は鎮魂の象徴。③白粉は恐山(時空の交差する超空間)の住人であることを表している。④原色=思い出は醜く、美しく、エロティック。
よしのぶさん [DVD(邦画)] 7点(2011-09-18 23:59:11)
👍 1
19.斬新な映画だった。人間の記憶をうまく表現できていているとおもう。
ホットチョコレートさん [地上波(邦画)] 7点(2008-01-03 19:21:55)
18.すごいな、寺山修司の世界。一歩足を踏み込めばそこから逃げ出せないような妙な感覚に陥ってしまう。そして見ているとぞくぞくと鳥肌が立ってしまった。いきなり恐山、白塗りの人々、異様なサーカス団、、時間と空間のねじれた間で物語はすすんでいくようだった。三代前のおばあちゃんを殺したら自分はどうなるのか?と問われ、その答えを探し過去の自分と出会う。過去なのかと思ってみたら現代だったり、ことごとく期待を裏切られた。これは日本人にしか描けない世界なのだろうな、あの映像、、。この世とあの世をつなぐ場所、恐山はまさにぴったりであった。余談になりますが、主役の高野浩幸君、昔「なぞの転校生」などにも出てたのですが、今彼はどうしてるのかなと、思ってしまいました。
fujicoさん 7点(2004-04-02 15:12:39)
17.強烈です。ほんとに強烈です。鑑賞後はあんまりいい気分ではないが嫌いな作品と言うわけでもない。もうこれは、寺山修司のディープな暗い世界へと引きずりこめられてしまったからでしょうか。ふるさとに対するイメージの映画はすきだが、これもその一種でしょう。でもおれはタルコフスキーやアンゲロプロスのほうが好きだ。
たましろさん 7点(2004-02-05 00:19:33)
16.ネタバレ まったく意味が分からない。
ただ映像的な魅力と気合は感じた。

いくつかの考察サイトを見てみるとこういうことかな。

過去を美化している自分がいる。
悩む主人公は「過去は過去、振り回されるな。」的なアドバイスをもらう。
過去を切り捨てるために記憶の中の母を殺そうとする。
ここでの過去は美化されておらず悲惨な感じ。
でもやはり母を切り捨てられないままズルズルと生きていく。

たぶんこんな内容なんかな。
Dry-manさん [インターネット(邦画)] 6点(2021-05-08 23:40:19)
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15.詩の芸術性とかよくわかんない。その方面に対する見る目が私には全く備わってない。さらにアングラ演劇が苦手(よく知りもせず苦手も何もないんだけど)。この作品のアングラ演劇的な演出にいちいちいやーな感じを抱く。いやーな感じを抱きながらも素直に凄いとも思う。かっこだけじゃない、狙って出せるものじゃない本物の独創がある。というのはわかる。だからだろうけど見た当時の点数は7点らしい(メモにそうある)。だけどそれ以降再見せず。再見しようとも思わなかった。数年後の今は、いやーな感じだけが記憶に残ってる。よって6点にする。ストーリーは奇抜なようで意外に筋が通っててわかりやすい。
R&Aさん [ビデオ(邦画)] 6点(2011-10-18 15:42:09)
14.冒頭のかくれんぼから持って行かれた。映像の一つ一つが何を象徴しているのかを考えながら観ることほど野暮な事はない。ただ、身を任せればいい。
カタログさん [CS・衛星(邦画)] 6点(2011-09-08 23:25:38)
👍 1
13.今まで観たどの映画にも似ていませんでした。
よしふみさん 6点(2005-02-26 13:13:30)
12.自らを見つめ直して、自滅したインテリ馬鹿風の前作からグッと個人的なテーマで普遍的なイメージを描こうとしたことには好感が持てます。故郷を三途の川の畔に見立て、生者と亡者がひしめく地獄の一歩手前に設定したのには共感しさえする。陳腐なアングラ演劇臭も、前作同様の田舎者コンプレックスにマザー・コンプレックスを足しただけの陳腐なテーマを描くのには合ってる(江戸っ子の上、マザコンの気が全く無い私には通用しないけどね)。でもとにかく、この映画は単純に面白いよ。最後まで観てて飽きない。ということで、えも言われぬ空気女のエロティシズムに、6点献上。
sayzinさん 6点(2004-09-24 16:10:43)
11.懐かしのATG映画作品ですよね。たしか中学のときに公開されたと思います。友だちと「砂の器」を見に行った時に予告編を見ました。私がこれを見ようと思ったきっかけはただひとつ、高野浩幸くんが出ていたから。ポスターも彼がガクラン着て時計を持って立っているのね。NHK少年ドラマシリーズ「なぞの転校生」の岩田くんね。民放のドラマでも活躍してました。劇場で見たわけではないです。中高生のころ夜中にATG映画がたまに放送されていてこれもひとりでこっそり見たなあ。あのころの私には奇抜で気味悪くてわけがわかんなかった。「ひゃ~高野くんがこんな映画に出てるぅ」とただただショックだったわね。この点数はドラマでは見られない高野くんが見られたことに対するものです。ミーハーですいません。
envyさん 6点(2004-08-31 20:24:39)
10.この幻想的な世界は鈴木清純に近い。まあ、寺山の方はカルト的な雰囲気が感じられるけど。
まあ、個人的にこういう作風はあまり好きじゃないんだけど、母と子っていうテーマが面白かったので6点。
夏目さん 6点(2004-08-31 11:24:36)
9.映像はすごく好きですけどね、、、、話がさっぱりわかりせん、、、。自分と、自分の子供時代との対話、、、、。色合いが印象的です。
あろえりーなさん 6点(2002-08-08 21:06:52)
8.邦画史上最大といっても過言ではないくらい妖しく美しい映像には、寺山修二の才気が感じられる。
しかし、個人的に気に食わなかったのは音楽。古臭い。
音楽一つでここまで映画は古くなるものか。
J・A・シーザーの音楽に-3点
せかいのこどもさん [DVD(字幕)] 5点(2010-12-11 22:24:04)
7.自己表現を突き詰めた結果 シュールになっているものには心が動かされるものですが、これはシュールにしようとしている感が出過ぎていてシラけてしまいました。表現方法の必然性をほとんど感じることが出来ませんでした。
くろゆりさん [CS・衛星(邦画)] 5点(2008-05-16 12:23:09)
6.イメージとしては面白いと思いましたが、自分探し的なものを延々と見せられただけのような気がしました。それは恐山やイタコといった東北独特な風景を背景にしてはいるが、僕がこの地に抱く恐れにも似た畏れをほとんど感じなかったせいかも知れない。期待していたが結局は何も感じぬまま終わってしまった。本も含め、寺山修二にはあまり縁がなさそうだな。音楽は良かったんだけどね。
カリプソさん [DVD(邦画)] 5点(2008-01-23 01:21:12)
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マーク説明
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【点数情報】

Review人数 45人
平均点数 7.16点
000.00%
100.00%
224.44%
312.22%
400.00%
5511.11%
6817.78%
7613.33%
81328.89%
948.89%
10613.33%

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