映画『姿三四郎(1943)』の口コミ・レビュー(2ページ目)

姿三四郎(1943)

[スガタサンシロウ]
1943年上映時間:79分
平均点:6.36 / 10(Review 53人) (点数分布表示)
アクションドラマシリーズものモノクロ映画スポーツものスポコンもの青春もの小説の映画化
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2023-04-26)【イニシャルK】さん
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監督黒澤明
助監督杉江敏男
キャスト藤田進(男優)姿三四郎
轟夕起子(女優)村井小夜
大河内傳次郎(男優)矢野正五郎
月形龍之介(男優)檜垣源之助
志村喬(男優)村井半助
花井蘭子(女優)お澄
高堂国典(男優)さいづち和尚
菅井一郎(男優)三島総監
清川荘司(男優)戸田雄次郎
河野秋武(男優)壇義麿
小杉義男(男優)門馬三郎
青山杉作(男優)飯沼恒民
瀬川路三郎(男優)八田
中村彰(男優)新関虎之助
津田光男(男優)
原作富田常雄「姿三四郎」
脚本黒澤明
音楽鈴木静一
撮影三村明
企画松崎啓次
配給東宝
特撮向山宏(合成)
編集後藤敏男
その他キヌタ・ラボラトリー(現像)
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💬口コミ一覧

33.映画そのものよりも、端々に語られる説法が印象強く残った。
 今となっては古臭くも感じられるが、CGを駆使した現在の映画でもそうは変わらないともいえる。黒澤映画がブランドとしてあるがために変な先入観もあったがやはりよいものはよい。 戦いは迫力こそ少ないが、緊迫感はすばらしいものがあった。
Jane.Yさん [DVD(邦画)] 7点(2008-01-05 15:32:36)
32.内容的には別段大したものではないが、単なる柔道作品をここまでの映画にしてしまうのはやはり驚愕。三四郎の不器用でしかし実直な性格に人は魅了される。ただ、肝心な部分のフィルムが散逸していたのは非常に残念ではある。
CPAさん [DVD(字幕)] 7点(2006-07-15 00:38:49)
31.ネタバレ ♪姿~三四郎~ 姿~三四郎~ セ~ガサタ~ン しろ~(違)と、これで掴みはオッケーっと(爆)いきなり古いネタかましましたが、これが黒澤監督のデビュー作品な訳ですね。今でいうところのスポ根ですが、それをこの時代から既に完成させていたってのはやっぱりすごいですよ。特に、後半の村井師範との対決での、投げられながらも必死で立ち上がろうとする村井師範の姿には、不屈の精神を感じましたし、試合が終わってもお互いが敵同士でなく、互いを認め合った好敵手(ライバル)として「お大事に」といった三四郎には何か大きなものを感じさせられました。ただ残念な事にフィルムが完全ではなく短縮版なため、これのみではイマイチ評価に困るという点です。ということで今回は、本来8点のところを短縮版であるため1点を引いての総合7点を献上したいと思います。
クリムゾン・キングさん 7点(2004-09-20 18:09:53)
30.古い作品だけに、見辛い、聞き辛い点があるのは残念ですが、内容は素直に楽しめる作品だとおもいます。今も色あせないものを確かに持っています。
shakuninさん 7点(2003-10-23 15:17:15)
29.ネタバレ 黒澤明の監督デビュー作であるが、戦時中の製作で検閲で17分も勝手に切られるし戦後はGHQに“反民主主義的”とされて上映禁止にされるわ、色々と面倒に巻き込まれてしまった作品です。こんなに武士道的な価値観をメインにした映画がなんで検閲に引っかかるかと不思議だったが、戦時中のフィルム不足や電力節約で尺を80分以内に納めなければいけなかったらしいです。でも同じ藤田進が主演した44年の『加藤隼戦闘隊』や『雷撃隊出動』は前者は90分以上、後者に至っては110分も尺があります。これは陸海軍協力の戦意高揚映画だから特例扱いなのかもしれないが、官尊民卑もいいとこです。占領時代はチャンバラ映画や時代劇がすべて製作禁止されていたそうなので、GHQは武道ものだからという理由で深く考えずに禁止したんじゃないかな。 小中学校時代に柔道を嗜んだ小生としては、この映画の柔道や柔術は単なる格闘技にしか見えなかったですね。まあまだ柔術が加納治五郎によって柔道に整備される前の頃のお話しなので、〝一本!”や〝技あり”で勝負が決まるわけでもなく、下手したら相手が死ぬまで組み合っているのでこりゃブレイキング・ダウンよりおっかないですよ。藤田進の三四郎は体の動きが固すぎてちっとも強そうじゃないし、因縁の相手である月形龍之介=檜垣源之助もただ一人いつもマントまで羽織った洋装でとても強い柔術家には見えないんですよ。流派の雌雄を決する試合の相手も志村喬なんで、そりゃあ藤田進が勝つよなって感じです(笑)。でもストーリーテリング自体はさすが黒澤明って感じで、ラストの野原での決闘もその激しい雲の動きを巧みに織り込んだ撮影は見事です。 字幕で説明される欠落部は三四郎が特訓によって真の柔道を体得するシークエンスだったみたいで、これが観れないとなるとこの映画の正当な評価を下すのはちょっと難しいかも。でもいくら戦時中の映画とは言え、まるでサイレント時代の映画みたいな状態のフィルムは、何とかならなかったんでしょうかね?
S&Sさん [CS・衛星(邦画)] 6点(2025-02-22 23:24:21)
28.ネタバレ 黒澤明・初監督作品。私が観たのは79分版です。原作小説の連載からおよそ半年後に公開。1年後の再上映の際に、約18分ぶんがカットされていたそう。検閲で引っ掛かったシーンがカットされたのかな?なんて思ってましたが、戦争中の節電目的のため、上映時間を80分以下に短縮しなければいけなかったというのが、実際のところのようです。シーン同士の繋ぎ目的で入る文字の説明が、何とも盛り上がりを欠いてくれます。ここに説明文が入っている仕様なので、恐らくGHQの上映禁止が解除された'52年版なんでしょうか?

三四郎が強敵たちを倒し、最強の柔道家になっていく様子が描かれます。柔道と柔術の闘い。他流派との試合ということもあり、後のジャッキー・チェンのカンフー映画に通ずるものを感じましたが、そんなノリで楽しんでいい映画だと思います。
でも、私たちの格闘技の目が肥えてしまったのか、本作の柔道家も柔術家も、観ていてそんなに強そうにはみえません。相手が軽々と吹っ飛んでいく演出のせいもありますが、登場人物が“強い柔術家を演じている役者”から抜け出せていません。

時代劇(チャンバラ)や西部劇(撃ち合い)は、色んな人の手で、色んなパターンが練りに練られて、見得の切り方やカメラワークに工夫が重ねられ、熟成されていきました。そのため俳優が刀や銃の達人でなくても、格好良くみせる手法が確立していたんでしょう。でも柔道や格闘技は、まだ映画の題材として取り上げられていなかった時代というのもあり、誤魔化しが効きにくいのかも知れませんね。
それでも、短時間だったというのもあるけど、飽きずに楽しく観られました。
K&Kさん [DVD(邦画)] 6点(2024-08-19 23:35:16)
27.ネタバレ 活劇的な映像。テンポのあるストーリー。でも、映像・音が悪すぎる。
にけさん [映画館(邦画)] 6点(2019-01-18 07:26:31)
26.検閲がなければどれだけ面白い映画だったのか。小津安二郎が「100点満点中120点!おめでとう!」と喝采したほどの映画がこのような形でしか残っていないのは本当に残念だ。
カニばさみさん [DVD(邦画)] 6点(2016-05-24 08:35:12)
25.ネタバレ かなり検閲されカットされてしまっているようで残念ですね。つながりの悪い場面が多く突然文字だけの画面になったり…当時の検閲の厳しさが伺えます。カットされてないオリジナルが観たかったですね~。黒澤監督の監督デビュー作というだけでも感慨深い作品であるとオモイマス
Kanameさん [CS・衛星(邦画)] 6点(2015-04-11 14:01:03)
24.黒澤映画ならではの、水彩画の様な美しいモノクロ映像。
華奢な月形龍之介が柔道家というのも、少々ミスキャストにも感じたが、淡いモノクロの映像美を活かしたシンプルなストーリーには、嫌味も感じず、すっきりとした後味が残った。
にじばぶさん [CS・衛星(邦画)] 6点(2011-04-29 14:56:47)
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23.ネタバレ 投げ飛ばした時のカメラワークが工夫されていて面白かった。
osamuraiさん [DVD(邦画)] 6点(2010-02-18 22:08:13)
22.明治頃の街並みや風景が楽しめた
ホットチョコレートさん [ビデオ(邦画)] 6点(2009-07-09 20:36:08)
21.面白いお話というわけでもなく、後の三船敏郎のような圧倒的な俳優がいるわけでもない(志村喬御大除く)、黒澤明のデビュー作という”付加価値”を除けば、別段優れた作品というほどには思えませんでした。柔道の試合のシーンは何というか…モロにマンガです。投げ飛ばされてあんな風に飛んでいくか!
とかげ12号さん [DVD(邦画)] 6点(2008-03-15 21:24:48)
20.志村喬、轟夕起子の親娘とともに食事をする藤田進。そこに月形龍之介の登場。和気あいあいの空気が凍りつくシーンなのだが、その絶妙な間の悪さは古典ギャグのお手本のように完璧で、でもシリアスな流れの中にあって素直に笑えないのだが、それでも月形の間抜けぶりをしばらく映し続けるという悪魔のような黒澤演出と、もうこのシーンにおいてはケンドーコバヤシにしか見えない志村のバツの悪さを強調するリアクションにはやっぱり笑った。一番の見所はなんといっても藤田と月型の草原での野試合なのだが、もちろん格闘そのものではなくその格闘がなされるときの暗雲立ち込める空である。この空を撮るためにどれでけ待ったか知らないが、生死を賭けた決戦を演出する最高の舞台になっていることは間違いない。全体的に単調だったり、シーンの繋ぎに違和感がある箇所があったりするのはカット版ゆえなのでしょう。完全復刻版を観るまではとりあえずこの点数で。
R&Aさん [DVD(邦画)] 6点(2007-09-10 13:55:09)
19.時間経過のシーンを下駄で見せる作法には見事!だが柔道シーンはあり得ない位に投げ飛ばせれギャグマンガでも見ている感じ、完全主義の黒沢からは想像できない感じでしたがまあ当時の娯楽映画としてはこの位大げさのほうが良かったのかな
月読さん [DVD(字幕)] 6点(2005-10-29 14:24:00)
18.柔道の創生期、柔道対柔術などを題材にしており、荒々しさ、猛々しさの中に心技体を求める三四郎の姿が良いのでは無いでしょうか。ただラストの死闘があまり迫力が伝わってこない。
亜流派 十五郎さん 6点(2004-02-08 12:44:50)
17.うーム。途中、説明入ってるし、微妙だなー 大根役者の藤田進はいい味出してたんだが
たましろさん 6点(2003-11-05 23:06:16)
16.黒澤監督の映画と言っても、戦時期の規制で尺は短くカットされてるわ、検閲はあるわ、作り手も観る方も残念と言うほかはない。
minさん [CS・衛星(邦画)] 5点(2012-12-23 20:13:15)
15.戦時中の混乱期に製作された作品ということもあり、当時の海外の名作と比べると完成度はどうしても見劣りしてしまう。戦前の映画の中のアクションといえばチャンバラと相場は決まっていたと思うので、柔術のシーンを本格的に映像化するは初めてに近い試みだったかもしれません。ダイナミックに見せようとしているのか、柔道一直線のような投げ飛ばされ方が今見るとギャグに見えてしまうのが面白い。
ラストで写る蒸気機関車がすごくレトロなのが個人的には良かった。
きーとんさん [DVD(邦画)] 5点(2010-07-19 00:52:05)
14.紛失したフィルムの間をト書きで繋いでいる。普通じゃ観れたものじゃないけど、黒澤明の監督デビュー作という意義を持つ作品。確かに、すでに黒澤映画らしい空気があります。その黒澤監督の製作姿勢を語るとき、イメージ通りの天気になるまで粘るってのがあるが、本作のラストシーンなどはその典型だろう。山の稜線の向こうを雲が駆け抜けて行く。風雲急を告げる。まさに決闘シーンの為の空模様でした。姿三四郎って「バガボンド」の佐々木小次郎のように、その道で天才的な優男ってイメージを持っていたんだけど、藤田進はドカベンでした。このお方、東宝の怪獣映画や戦争映画に親しんだ自分には軍人以外に見えなくて、終始軍隊に号令しそうな錯覚を覚えておりました。本作は柔道が柔術を駆逐して行く話だけど、今は格闘技として柔術の方が勢いがありますな。
アンドレ・タカシさん [CS・衛星(邦画)] 5点(2010-06-01 00:38:55)
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マーク説明
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★《更新》★:2日以内に更新
《更新》:7日以内に更新

【点数情報】

Review人数 53人
平均点数 6.36点
000.00%
100.00%
200.00%
323.77%
4815.09%
5611.32%
61324.53%
7713.21%
81222.64%
947.55%
1011.89%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 7.50点 Review4人
2 ストーリー評価 6.20点 Review5人
3 鑑賞後の後味 7.00点 Review5人
4 音楽評価 7.00点 Review4人
5 感泣評価 7.50点 Review2人

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