映画『39 刑法第三十九条』の口コミ・レビュー(4ページ目)

39 刑法第三十九条

[サンジュウキュウケイホウダイサンジュウキュウジョウ]
Keiho
1999年上映時間:133分
平均点:6.35 / 10(Review 81人) (点数分布表示)
公開開始日(1999-05-01)
ドラマサスペンス法廷もの犯罪もの小説の映画化
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2024-03-08)【イニシャルK】さん
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監督森田芳光
助監督杉山泰一
キャスト鈴木京香(女優)小川香深
堤真一(男優)工藤啓輔(柴田真樹)
岸部一徳(男優)名越文雄
杉浦直樹(男優)藤代実行
樹木希林(女優)長村時雨
江守徹(男優)草間道彦
吉田日出子(女優)小川祐子
山本未來(女優)工藤実可子
勝村政信(男優)砂岡明
笹野高史(男優)手塚
春木みさよ(女優)畑田恵
菅原大吉(男優)館林刑事
國村隼(男優)柴田利光
土屋久美子(女優)野上頼子
小林トシ江(女優)精神病院の看護婦
吉谷彩子(女優)工藤温子
原作大森寿美男(原案)
脚本大森寿美男
音楽佐橋俊彦
撮影高瀬比呂志
佐光朗(応援撮影)
沖村志宏(撮影助手)
製作松竹
企画大森寿美男
プロデューサー三沢和子
配給松竹
美術江川悦子(特殊美術)
大庭信正(装飾)
編集田中愼二
録音橋本文雄
照明小野晃
疋田ヨシタケ(照明助手)
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💬口コミ一覧

21.鈴木京香は役によって、美人にもいまいちにもみえる。まだまだ可能性を感じます。
cocoさん 6点(2003-03-02 22:03:31)
20.確か公開当時、鈴木京香のスッピンが話題になったと思うんですが。でも手の爪がやけにピカピカしてたのが気になりました。化粧もしない女が爪に気を使うはずがない!!まぁ、そんな小姑のような指摘はいいとして・・。鑑定人の二人のぼそぼそとしゃべる感じがものすごく不愉快だった。あんなので、被告人の精神鑑定なんて本当に出来るのでしょうか?納得いかない感じです。それに、主人公の父親のエピソードも中途半端な感じでした。オチもだいたい予想がついてしまうし。でも、最後の法廷での公開による精神鑑定のシーンだけは本当によかった。せりふの一言一言が考えさせられる。言いたいことが痛いほど伝わってきた。いろんなことを考えさせられたし、私にとって見る必要のある映画だったと思ってます。
はにわさん 6点(2003-01-13 19:37:44)
19.サイコな導入部から緊迫「しない」法廷劇へ、そして哀しく壮絶な人間ドラマを経て意外な真実へと流れていく本格的な社会派映画。アメリカ映画では古くからある題材ですが、邦画としては異例と言ってもいい問題提起がなされています。性悪説の立場を取り、目には目を当然と考え、被害者に比して加害者の過保護を歯痒く思う私には非常に共感できる物語です。特に全くやる気の感じられない裁判シーンは秀逸。しかし、この森田芳光の人物造形とカメラ・ワークや構図は、やりすぎのような気がしないでもない。そういうことで、6点献上。
sayzinさん 6点(2002-11-01 03:13:57)
18.ネタバレ まず、堤真一の二重人格の演技は率直に凄い(最初の二重人格シーンまでの40分間が正直一番面白い)。その他助演陣も揃って出色の出来(特に岸部一徳と樹木希林)。

ところが、主演の鈴木京香に関して(本人というよりは)キャラの設定にかなり疑問符が付き、どうも感情移入できない(極めて情緒不安定かつ頼りなさげで、鑑定人など全く務まる感じでは無い)。シナリオも相当に良く出来ていると思うが、それでもやはり公開鑑定の流れと事件の真相にはかなりの無理があると感じる。面白いサスペンスだとは思うが、完成度としてはあと一歩な印象。

あと、刑法三十九条についての批判が根底にある作品なのだが、無責任能力者を罰しないのは至極合理的な法制度であり、一面的に捉えての批判には違和感がある。詐病により正義が実行されない可能性があるとしても、それは制度運用上の問題であって、そういうものを十把一絡げに批判している様に見える点で、テーマ面がはっきり言って幼稚だと思う。
Yuki2Invyさん [インターネット(邦画)] 5点(2019-11-15 23:35:18)
17.ネタバレ 日頃アイドル映画のようなものばかり見ている立場としてはかなりまともな映画を見た気がした。全体として重厚な印象で、映像の作り方や役者の演技など、わざとらしいところ、不快なところを含めていかにも映画的に見えて感心する。ただストーリーとしては不可解・不自然な点や作り過ぎ・やりすぎの面が目立ち、激賞する気には全くならなかった。

テーマとしては題名の示すとおりだろうが、こういう問題提起はかなり以前からなされており(個人的には昭和の特撮番組「怪奇大作戦」の欠番エピソードのあたりから)、これ自体はそれほど目新しい気もしない。しかしこの映画では犬山の遺体映像や、加害者側の弁護士が業界の常識を遺族に説明してみせたあたりで、改めてこの問題の存在を強く印象づけていたようである。
ただ自分が見た限り、この映画が本当に39条の存在自体を問題視していたのか、それとも39条を悪用することの方が問題と考えていたのかよくわからなかった。わざわざ精神鑑定を持ち出した意味としては、誤審の恐れがあるので死刑は廃止という主張と同様に、精神鑑定はいい加減なので39条を廃止せよということのようにも思えるが、その割に主人公のやっていたことは、条文の正しい運用を促すために悪用を阻止してみせただけのように取れる。しかし仮に悪用の方が問題なのだとすれば、まずは犬山の事件が悪用の事例でなければならないだろうがそのようにも見えず、かえって少年法との関係で焦点がぼやけている。
さらに主人公のいう「人権」が父親の事例から導かれるとも思われず、むしろ40条(現在はすでに廃止)との関係を示唆しているかのようで混乱する。特定の結論なしに問題提起だけというつもりならこれでいいかも知れないが、単にまとまりがつかないまま拡散して終わった印象の方が強かった。

ちなみに主人公と母親のエピソードが本筋とどう関わっていたのかもよくわからない。かなり面倒くさい感じの母子関係のため、これが最後に破綻して終わりになるのではないかと危惧していたが、途中で主人公がそれらしい解決を図ったようで安心した。この主人公には愛がある。
かっぱ堰さん [DVD(邦画)] 5点(2016-06-15 23:38:40)
16.非常に惹かれるテーマで役者の演技力が一段と際立ったがこの不条理な刑法39条を観点に置いたときしっくりこない。
気持ちがついていかなかったのでもっと違う描き方があったんじゃないかと少しおもうところもある。
mighty guardさん [DVD(邦画)] 5点(2016-04-21 22:30:15)
15.ネタバレ 設定にはおかしな所が有りましたが、話の展開は非常に面白かったです。
登場人物のキャラクター付けも工夫していて良かったですが、無駄な演出が多い気がしました。
奇抜な演出や映像を撮りたいのならば、映画監督ではなくミュージックビデオの監督や、前衛的と呼ばれる映像作家にでもなった方が良かったのではないでしょうか。

「刑法39条は人権を守る事では無く人権を奪う事では無いのか。」と香深の台詞にあったが、心神喪失者が犯した罪に対しての罰を負うという義務の免除であって、彼等の人権を奪うものでは有りません。
仮にそうなら、彼等が被害者になった時も法による基本的権利を主張できない事になるが、実際はそうでは有りません。
恐らく彼女の言いたかった事は人としての権利ではなく、人としての尊厳だと思います。結論から言えばそれも違いますがここでは書きません。
問題なのは虚偽による悪用や、酒や薬物等による一過性の心神喪失を何処まで認めさせるかという被告人の罪を軽減する為の利己的な拡大解釈だと思います。

また彼女は「精神鑑定は鑑定士の主観である。」と言っていましたが当たり前です。
「だから何なんだ?」って感じです。
裁判自体主観です。
法律や過去の判例に照らし合せても裁判員によって判決は異なります。
人が人を判断したり裁く時点で完璧な結果にはなりませが、それでも人が結論を出さなければなりません。
神様は宗教やお伽話の中にしか居ませんし、タヌキやコオロギが人を裁いてはくれません。
クライマックスでの主人公の一番大きな声での台詞が、私には尽く理解出来ないものになってしまったのは残念です。
刑法39条は社会的弱者といわれる心神喪失者を包括している私達の社会構造の中で必要不可欠なもので、これを否定する事は互助的な社会福祉や社会的倫理観を根底から否定する事に繋がります。
中途半端な問題定義をして底の浅い結論付けをするよりも、あくまで話の要素の1つとしてサスペンスに徹した方が良かったのではないかと思いました。
しってるねこのちさん [CS・衛星(邦画)] 5点(2015-04-25 18:43:34)
14.ネタバレ ガムをクチャクチャ、ねっとりギトギトした刑事役をやってた岸辺一徳がやけに記憶に残る。相当濃ゆい演技をやってた堤真一なんかを差し置いて、鈴木京香や岸部シローなんかよりも以上に記憶に残ってる。(そもそも岸部シローなんて出てないが ) 良い役者さんだと思う。でも言っちゃ悪いが、間違いないのは、吉ギュウなんかで是非とも隣の席には 座って欲しくないタイプのオッサンだ。
3737さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2011-01-21 19:34:11)
13.この監督は、トーンを前もって頭で作りすぎているのではないか。その分、映画が萎縮してしまっているような気がする。鑑定医がことさらおどおどしているのが、演出上の“発明”なのかもしれないけど、意味ありげな小細工という印象を持たされてしまい、ここらへんが萎縮感。たしかに精神障害だからすぐに責任能力がないというのは、裏返された差別であり、そこらへんを突くのはいいんだけれども、今度は一方的に被害者の側からのみ眺めるってのでは進歩がない。無垢でもバケモンでもない精神障害者像を描き出すのが芸術の仕事であろう。樹木希林が意外とよくない。
なんのかんのさん [映画館(邦画)] 5点(2008-12-08 09:33:50)
12.ネタバレ この作品は存在理由に疑問が残る。
刑法第三十九条に凶器を突き刺したいという訴えは理解できるが、
復讐殺人を美化する内容は法の存在理由を否定してしまっている。
感情論で言うなら、復讐殺人に同情もできるが、それなら法に苦言を呈すのではなく、
感情に従って復讐を遂げ、法の裁きを受け入れるべきなのだろう。
刑法第三十九条を逆手に取って復讐するという発想自体が
法の不備によってその死が報われなかった亡き妹に対する侮辱にも感じる。
この作品の中で最も的確に刑法第三十九条の問題を指摘しているのが
畑田修であるというのがなんとも皮肉である。
もとやさん 5点(2004-04-08 03:46:33)
👍 1
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11.すごい前から観たかった映画だったんだけど、ちょっと期待ハズレだったかも。でも、あの犯人の過去がちょっと悲しくて感情移入しちゃったり。。
アイコ十六歳さん 5点(2004-01-19 01:15:27)
10.39条についての問題を提起しつつ最後のどんでん返しにつなげてあり、話としてはうまく作ってあるなと感じた。
北海道日本ハム優勝さん 5点(2003-09-19 13:24:01)
9.映画観てから本読んだらこんがらがった(笑)お話自体は結構好きなんだが、下の方と同じくセリフが聞き取りにくかった、雑音がうるさいのかな・・
恥部@研さん 5点(2002-12-17 12:03:27)
8.とりあえずハッキリ喋ってくれぇぇぇ。「なにを喋ってるか」に気を取られて内容がわからん!きっと大事なことを訴えたい映画なんやろうに・・・。
ぽんこさん 4点(2003-05-28 13:08:43)
👍 1
7.重いテーマを扱って重厚な演技してるでしょ?ってアピールがひしひしと感じられます(苦笑)
・岸部さん若いねぇ~堤も若い。
・笹野さんもついでに若い。
・そういや杉浦さん亡くなったんだよなぁ~しかしあのおどおどした演技はどうなんだ?
・吉田さんのメシ美味そうだな。でもあの量だと大食い自慢のオレでもちょっと喰い切れなえな。
・そういや江守さん最近見ないよな。
・鈴木京香、地味な女を頑張って装ってるけど眼鏡を外すとたちまちフェロモンがあふれ出すね。
・山本未來って別に美人じゃないけどいい女だよな。
・樹木希林さんいい味出してる。さすが名女優だね。亡くなられたのが残念。
ちなみにストーリーは全く記憶に残っておりません。詐病を扱うのならそれは一番最後に出したらよかった。
中途半端に小出しにするから訳が分からなくなる。まあ、邦画らしい残念な映画ですな。
イサオマンさん [地上波(邦画)] 3点(2018-10-18 21:57:34)
6.「あにやんさん」の疑問に同じ。でもわたしはそれが致命的に思われるので評価は低くなります。(「山の郵便配達」も、やはりストーリーの大前提がわたしには許せないものでした。) また、監督の役作りにも難があり、リアリティに著しく欠けるところが散見され、「模倣犯」よりも低い評価となりました。
karikさん 3点(2004-06-13 23:34:53)
5.誰も彼もひたすら暗い。セリフもボソボソで殆ど聞き取れない。演出なんでしょうが。共感できるキャラが一人もいないのもつらいです。疲れました。
愚物さん 3点(2002-11-07 01:14:01)
👍 1
4.話題になってた映画だし・・・と思って、聞き取りにくいセリフにも我慢して頑張って最後まで観た私がバカでした。殺された少女の生々しい死体現場の映像だけが頭に残ってしまって、これほど後味の悪い映画は他にありません。不愉快~!
しゃかりこさん 2点(2003-06-01 19:14:07)
3.ネタバレ 井原裕先生「精神鑑定の乱用」に引用?されていたので興味をもって鑑賞

この作品はサスペンスなんでしょうけれど、サスペンスとしては今一つですよね
復讐のために戸籍を変えてたなんて単純でありきたりすぎるし、復讐のためだけに人生をささげている人たちの動機というか背景が弱すぎる

だとすれば、これは刑法39条の批判のために作ったんですかね?

もしそうだとすると、今度は不勉強すぎるんじゃないでしょうか(影響力のない映画でよかった)
そもそも15歳の少年の殺人強姦は刑法39条がなくったって死刑にならないだろうに(映画のなかでも少し触れられているのに)、なぜ刑法39条の不条理をそこまで人生かけて追及するのかの説得力を失わせてる

そして、映画をみていて感じるのは、刑法39条の問題ではなく、鑑定医の腕の問題で、「鑑定医の腕によって結果が左右されるのはいかがなものか」ということになると思います
確かに、鑑定がかなり微妙(解離性同一性障害なんていう診断をつける場合とか)な場合はあろうし、そういう場合は複数鑑定がでるということになる(その結果、複数鑑定で鑑定結果が違うので、鑑定が疑わしいということになるのだが、そういう場合は、「精神鑑定を根拠に何かを決定するのは難しい」という判断にはなると思う)

また、最終場面で、鈴木京香が「裁判長、精神鑑定は綿密なデータと知識に支えられていますが、所詮精神鑑定人の主観にすぎないのです。精神鑑定の結果、刑法39条のもとに被告人を無罪にしてしまうことは、被告人の人権を守ることではなく逆に奪うことではないでしょうか」と朗々というのですが、むしろ、これは正しいんですよね(ただし、「所詮精神鑑定人の主観にすぎない」というのは、鑑定人が犯行時の善悪の弁別能力に言及するとすれば妥当だが、前半はちょっと言い過ぎ)
刑法39条というのは、もともとは被告人の利益のためにあるのではなく、被告人が心神喪失という人としての能力や責任を失った状態であるとして差別と引き換えの免責を与えるもの(井原先生は「乱心者」「二級市民」と呼んでいます)なんですからね

刑法39条があたかも「被告人の利益」になってしまっているのは、、①現実を知らぬ刑法学者の「責任主義の乱用」思想、②ひたすら無罪を勝ち取りたい弁護士の近視眼的思考、③専門知識を有する司法官に協力したい一心で、精神科医として判断しようもない「犯行時の善悪の弁識能力」を答えてしまおうとしてしまう鑑定医、の三者の合作ということになるらしい(井原先生の著書を一部を雑駁にまとめました)、そうすると問われているのは、現実的に精神科医ができることに立脚した刑法39条の運用をしなきゃいけないということなんでしょう

森田監督の映画は、「作ったような映画」なのでどうも好きになれませんが
この映画も、その1つです

同じようなベクトルに市川昆があるけれど、二人はかなりちがう
私は森田芳光は嫌いで、市川崑が好きです
みんな嫌いさん [インターネット(邦画)] 0点(2025-04-03 21:10:15)
2.当時は堤真一が好きで、公開直後に劇場に飛んで行って見た。途中、隣の隣に座る高校生(?)ギャルのケータイが何度も鳴り、挙句そのギャルは電話に出た! 隣席の友人が堪り兼ねて「電源切ってください!」と小声で注意・・・、というハプニングを差し引いても、見終わった後、配給元会社に「カネ返せ~」と電話の一本も入れてやりたくなる気分。もう、本当に、私は森田芳光という監督がダメ・・・。あの意味のない演出の数々、特にどの映画でも“ボソボソ喋り”を俳優陣に強いる意図は何? スクリーンの中で、堤真一も鈴木京香も“死んで”いた。ストーリーもイマイチ。見終わった後、徒労感と疲労感だけが残った映画でした。
すねこすりさん [映画館(邦画)] 0点(2007-06-20 11:57:31)
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マーク説明
★《新規》★:2日以内に新規投稿
《新規》:7日以内に新規投稿
★《更新》★:2日以内に更新
《更新》:7日以内に更新

【点数情報】

Review人数 81人
平均点数 6.35点
033.70%
100.00%
211.23%
333.70%
411.23%
51012.35%
61720.99%
73037.04%
81012.35%
933.70%
1033.70%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 Review0人
2 ストーリー評価 7.66点 Review3人
3 鑑賞後の後味 6.00点 Review3人
4 音楽評価 10.00点 Review1人
5 感泣評価 8.00点 Review1人

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