映画『アイリス(米英合作映画)』の口コミ・レビュー

アイリス(米英合作映画)

[アイリス]
Iris
2001年上映時間:91分
平均点:6.60 / 10(Review 47人) (点数分布表示)
公開開始日(2002-12-07)
ドラマラブストーリー医学もの伝記もの
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2019-06-30)【Olias】さん
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監督リチャード・エアー
キャストジム・ブロードベント(男優)ジョン・ベイリー(老いて後)
ヒュー・ボネヴィル(男優)ジョン・ベイリー(若き日)
ジュディ・デンチ(女優)アイリス・マードック(老いて後)
ケイト・ウィンスレット(女優)アイリス・マードック(若き日)
クリス・マーシャル(男優)ガジョン医師
ティモシー・ウェスト(男優)モーリス(老いて後)
ジュリエット・オーブリー(女優)ジャネット・ストーン(若き日)
ペネロープ・ウィルトン(女優)ジャネット・ストーン(老いて後)
鈴木弘子アイリス・マードック(日本語吹替)
坂口芳貞ジョン・ベイリー(日本語吹替)
日野由利加若き日のアイリス(日本語吹替)
牛山茂若き日のジョン(日本語吹替)
谷育子ジャネット・ストーン(日本語吹替)
安井邦彦モーリス(日本語吹替)
久保田民絵サマヴィル校の校長(日本語吹替)
原作ジョン・ベイリー〔作家〕「愛がためされるとき」
音楽ジェームズ・ホーナー
ジョシュア・ベル(ヴァイオリン演奏)
編曲ジェームズ・ホーナー
撮影ロジャー・プラット
製作スコット・ルーディン
製作総指揮トーマス・ヘドリー・Jr
アンソニー・ミンゲラ
ハーヴェイ・ワインスタイン
シドニー・ポラック
ガイ・イースト
配給松竹
美術ジェマ・ジャクソン(プロダクション・デザイン)
衣装ルース・マイヤーズ[衣装]
編集マーティン・ウォルシュ
字幕翻訳古田由紀子
あらすじ
若き日のアイリスは、小説家をめざし、知的で、奔放で、魅力的な女性。ジョン・ベリーは、そんなアイリスに惹かれ、彼女に振り回される日々。しかしアイリスが選んだのは、ジョンだった。熟年夫婦となった二人、ジョンのアイリスへの崇拝は変わらない。アイリスは、小説家として成功し、ジョンも大学教授。二人は尊敬を集め、充実した日々を送る。そんな日々、アイリスが自らの異常に気がつく。必死に介護につとめるジョンだが…。夫ジョンの原作「アイリスとの別れ」に基づく実話。アイリスは20世紀イギリスを代表する作家。
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💬口コミ一覧

47.この映画は見てて痛かった。人間の老いたる姿、不変の愛、そんな中を若かりし快活な頃の映像を随所に入れて見せてくるからその対比が悲痛で痛かった。痛すぎた。私はまだ若いが、見終わると前の席の老夫婦が大泣きしてた。たしかに老いた身で見るとさらに悲痛の痛みを感じると思う。ケイト・ウィンスレットがよかった。見終わってすがすがしくはなれないが、重い意味でいい映画だと思う。
ダブロンさん 10点(2004-03-12 06:25:15)
46.ネタバレ これを観たのは銀座。ミニシアターデビュー。その頃は僕は二十歳になりたての新米大人。そんな僕にはアルツハイマーの人が身近にいる感覚が分からなく、もっぱら結婚生活すら実感がわかない。だけど、介護するだんなさんの気持ちはとてもよくわかった。一度、疲れ果てて極限状態になっただんながヒステリーをおこす。でも二人をがっちりとくっつけている〝愛”が過去の回想を通して美しく描かれる。だから、どんなにだんなが辛くなっても、愛するアイリスへの愛があるから、僕はとても幸せな気持ちになれた。崖から転落した婆アイリスが助けに来ただんなに対して「I…I…love you…」っていう。少々臭い台詞だが、僕はたくさん泣いた。彼が僕の老後の目標になった。
no_the_warさん 10点(2004-02-20 23:29:54)
45.何か平均点低くないですか…?もう切なくて切なくて、すっごくいい映画でした!後半はほぼ泣きっぱなしでした。ジュディ・デンチの演技が最高にうまい!何で主演女優賞が取れなかったのか、不思議でなりません。ぼけ方が本当にリアルなんです…。リアルすぎて本当に切ないよ。。。最近のシリアスな映画の中では、一番良かったです。若き日のアイリスと老いてからのアイリスの描写が対比的で、とても心打たれます。あ、駄目だ、タイプしながら思い出してる内にまた涙が……。
Ronnyさん 10点(2004-02-16 00:04:26)
👍 1
44. 予告編で既にはまってしまいました。本作をみてやはり心が震える映画でした。結婚して,ちょっと疲れているあなた(たちに)おすすめの映画。その他の事は下に書いていらっしゃる方々が実に上手く書いています。ので。。。
蝉丸さん 10点(2003-09-23 17:54:02)
43.このアイリスという人がイギリスにとってどんな人がというのがわからなければこの映画の全てを理解することはできないだろう。
それでも愛することは親切にすること、幸せにすること、寄り添うことだというこの映画の主題は伝わってくる。でもジョンにとってはアイリスという存在それ自体が愛だったのかもしれない。goodの意味ってこんなに多彩なんだと思わせてくれた。
涙がとまらない作品でした。
momonokiさん 9点(2004-03-10 17:17:53)
42.ジュディ・デンチのくたびれた感がなんとも言えなく…哀愁さえ感じ…姿・表情を見てるだけで胸が締め付けられる、キレイに描きすぎって思うけど…これはこれでイイのかもって…
レスマッキャン・KSKさん 8点(2004-10-15 01:51:55)
41.テーマは重いが、とてもとても穏やかな映画でした。
sparklecowさん 8点(2004-05-12 11:34:22)
40.ネタバレ イギリスの女流作家アイリスと文芸評論家ジョン・ベイリーの愛の軌跡。老いた2人と、若いころの2人の映像が、ともすれば淡々と流れていく映画なのですが、じわじわ心に染み込んできました。
老いてアルツハイマーになってしまう妻アイリス。それを支える夫ジョン。若いころのシーンで、湖で泳ぐシーン(ケイト・ウィンスレット真っ裸)、自転車で競争するシーンが何度も挿入されるのですが、これがまた印象的。ラストシーンも静かに終わるのですが、何か不思議な余韻が残りました。
夫ジョン役。若い頃はヒュー・ボナヴィル、老いた頃はジム・ブロードベントが演じているのですが、まるで同じ人がやっていると思うくらいソックリ。ジム・ブロードベントは良いおじいちゃん、といった感じでした。
老いたアイリスを演じたジュディ・デンチが上手い!!ただただ、驚嘆しました。若い頃のアイリスはケイト・ウィンスレットが演じているのですが、『タイタニック』のローラと同じ人とは思えないくらい別人に見えました。
脇役でも、アイリスの友人の女性ジャネットやモーリスがいい感じ。特に若い頃のシーンに出てきた「あの人」の再登場には、「おお!」と思ってしまいました。
年を取った時、大切な人と一緒に観たいな、と思える映画でした。
ムレネコさん 8点(2003-11-15 10:38:13)
39.ほとんど正気を失ってる中で「愛してる」が言えてよかった。そしてこんな状態になっても尚、愛してくれる人にめぐり合えたアイリスは本当に幸せ者!誰かに愛され続ける…そんな人生を私も送れる様に愛を持って生きていきたいな。
桃子さん 8点(2003-10-02 14:54:26)
38.ネタバレ まず、配役が素晴らしいというのが第一印象です。どの俳優も若年と老年とすぐにつながる雰囲気や容姿をしているのに驚きました。(友人だけでなく、モーリスまで!)また、それぞれ演技が巧み!コレだけでもかなり高得点ですね。生気に溢れ、美しく、奔放で知的なアイリスには、ジュディ・デンチとケイト・ウィンスレット以外ありえないと感じられました。こんな形の愛もあるのだなと考えさせられる作品でした。何故、アイリスがジョンを愛したのか?ソレこそ「言葉で語ればウソ。」になってしまいます。モーリスを含め、他の男友達は、アイリスを下世話な言葉で定義し、自分のものになるようにおとしめようとしているように感じました。でも、ジョンは違います。彼女のことを簡単に言葉で表現したりしません。彼女の著作、行動、言動すべてを受け入れ、追いかけていきます。彼女も追いかけられることを望んでいるように思われました。だからジョンには過去を話し、秘密も語り、小説さえも渡しました。すでに言葉を失ったアイリスに、ジョンが「うちへ帰ろう。そして明日、明後日、その次の日と、僕らはだんだん一つになっていくんだ。」と語るシーンに涙が止まりませんでした。欲を言えば、もう少し長く時間をとって、二人のこの恋の余韻に浸りたかったので8点献上。
にゃんたろうさん 8点(2003-09-10 14:25:20)
👍 1
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37.ジュディデンチの演技がすばらしい。後半から涙が止まりませんでした。
シルビアさん 8点(2003-03-14 23:22:08)
36.前半は主旨がわかりずらいけど、後半は映画が伝えたいことがはっきり見えてきて、いい作品です。人生を語った一作です。
としちゃんさん 8点(2003-03-06 22:25:53)
35.テーマや展開はありふれたもの。でも4人、特に年老いた2人の演技と印象的なセリフが多く、心に残る映画となった。ジュディ・デンチは相変わらず上手い。
nojiさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2014-02-16 23:00:41)
34.アイリスがジュディとケイトにのりうつったかと疑うくらい完璧ですね、ジョンを演じた二人もパーフェクト。名高い哲学者、作家をこんな風にしてしまう病は実はいつ。誰がなっておかしくないというのが恐ろしい。もし、自分が、自分の家族が、、と思ってしまうのですが、またすぐに怖くなって打ち消したくなりますね。。。そむいてはいけないと思いつつも。
HRM36さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2013-11-20 11:07:03)
33.題材としてはよくありますし、今後もこうした映画やドラマは作られるでしょう。本作はイギリス映画らしく、淡々としていて感情的にならない。こうした作品が陥りがちなお涙ちょうだいや大げさな悲劇的展開にならないところがいいです。2人の過去と現在を平行して描くのは、目先が変わって飽きてきませんが、やや散漫に思えるところもあります。しかし、過去の関係があってこそ現在の関係が生きてくるので、この構成自体はうまいと思いました。ただ、アイリスがなぜジョンを選んだのかはよくわかりません。原作が夫の書いたものですから、そこはあたりまえなのか……。しかしそこがこちらにもわかれば、終盤の展開ももっと説得力のあるものになったと思います。
ところで、ジム・ブロードベントは助演男優賞なのですが。主演でもよかったような気がしますが。
アングロファイルさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2013-06-28 20:28:25)
32.言葉を失うことは作家としての生命を失う、そういうアイリスを大仰なくリアルに描いている。またそのアイリスを愛おしみ最後まで支え続ける夫ジョン、二人を演じたジュディ・デンチとジム・ブロードベントはとてもすばらしく、どちらが賞を受賞しどちらが逃したかの問題ではないと思う。
それに対し若きのアイリスは自由奔放さが際だち、ケイト・ウィンスレットは美しかった。また若き日のジョンを演じたヒュー・ボネヴィルは驚くほど顔立ちがジム・ブロードベントと似通っていた。
映画は自転車でサイクリングするシーン、二人が水に潜るシーンなど印象に残る。ジョシュア・ベルの独奏ヴァイオリンを含むジェームズ・ホーナーの音楽もまたすばらしかった。
ESPERANZAさん [DVD(字幕)] 7点(2012-08-17 06:56:25)
👍 1
31.ネタバレ 地味だけれど、しんみりとしたいい作品です。
ジョン役の俳優さんが、ヤングと現在で同じ人かと思うほど雰囲気が似ていました。クレジットをしげしげと見るとやはり別人ですよね。大したものです。
アイリスは…残念ですが小柄で釣り目(白人にしては)のデンチとケイト・ウィンスレットの顔には隔たりがありすぎる。これは別人です。デンチにこだわらなくてもよかったのではないか(どうせあんまりセリフないし)…ていうとウィンスレット優先思考みたいですが。
2つくらい言いたいことがありますが、認知症について。この作品を見ていると、認知症にかかるとは、まるでやりたい放題にふるまった若い時代に復讐されているかのようです。人生は必ず収支が合うようになっているのだと。
なんの根拠もありませんが、それはそうかもしれない、と思う。アイリスの奔放ぶりを見せつけられますと。いっぽう地道な性格のジョンはボケていない。地道に生きてもボケる時はボケるのでしょうが。
人が老いると、体にガタが来るか頭がボケるかどちらかのタイプだとよく聞きます。「徘徊老人」は体が比較的元気だから発生してしまう。もしも老化のタイプに選択の余地があったならどうしようかと迷う。認知と見当識を失うことはひょっとして快適なのだろうか。
もうひとつは男性の選び方について。アイリスは尻軽でしたが男性の好みは良かったのです。
男性を選ぶ基準はなんでしょう。スポーツや旅行やセックスはどうせ老いればできなくなります。見た目もいずれ衰えます。それなら当然お金です。
お金で選ぶのが嫌だとか、お金で選ぼうにも相手に選んでもらえないとかいう場合、アイリスのように選ぶのが正解ですたぶん。死ぬまでにどれくらい笑わせてくれるか、です。
アイリスが「笑い」基準で選んだということは、ラストのジョンの言葉に象徴的です。明日、妻が死ぬかもしれなくても、前の日にはすかさずジョークを用意するのです。…。ちょっと泣けますね。
日本のすべての女の子たちよ、お金はもちろん大事だが、アイリス基準で選ぶのもアリだぞ。その効果は数十年後にきっと出るぞ…。
パブロン中毒さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2009-03-11 21:02:24)
😂 1
30.ネタバレ 「ジョン」と「アイリス」を演じた4名の役者の素晴らしい演技の共演が見事である。
特に、ジュディ・デンチの演技は恐ろしいほど完璧だ。
同年のハル・ベリーはなかなか強敵ではあったが、このような演技にこそ、アカデミー賞を送るべきだろう。
演技だけでなく、映画としてもなかなか奥深いものがある。
ジョンからは、アイリスと分かり合いたくても、分かり合えない辛い気持ちが伝わってくる。
一緒に寝ている呆けた妻に向かって、何もしていないのにボロクソにけなすシーンなど本当に素晴らしい。
ただ単に献身的に介護するだけでなく、このような感情を露(あらわ)にするシーンがあるからこそ、彼の愛情の深さを知ることができる。
二人の出会いのときから、アイリスの死によって二人を分かつまで、あの二人は完全には分かり合えなかったのかもしれない。
しかし、「分かり合えなくても、一緒にいるだけでよいのではないか」ということが本作から伝わってくる。
本当の「愛」とはこういうものなのではないか。
アイリスもアイリスなりに、ジョンの愛情を受け入れようとしているのがきちんと現れていると思う。
ラスト間際の、車から飛び降りたジュディ・デンチの「I LOVE YOU」というセリフだけでなく、若い時代に出来上がった小説を見てもらおうとする際のケイト・ウインスレットの演技もかなりの出来だ。
また、若者の時代から老人の時代になり、アイリスが病気になることに伴い、二人の関係で変わってしまったもの、変わらないものも味わい深く感じることができる。
派手さは全くないが、いい映画とはこういう映画をいうのではないか。
六本木ソルジャーさん [DVD(字幕)] 7点(2008-06-08 00:38:56)
👍 1
29.女がボケて最初に忘れるのが旦那の顔で、男がボケても最後まで忘れないのが嫁の顔、という嘘のような本当のような話しを昔聞いたことがあるが、この映画はその辺りの、例え老夫婦であっても変わらない男と女の関係の微妙さが上手く描けていたように思う。 狂ってしまった大切な人から聞く「I love you」は、あまりにも切なく、あまりにも重く、そして心にしみる。
永遠さん 7点(2004-05-18 19:12:59)
👍 2
28.印象的なシーンが多いが、流れとしてはイマイチ。
でも、感動します。(ビデオ)
zero828さん 7点(2004-02-23 01:42:30)
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マーク説明
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《新規》:7日以内に新規投稿
★《更新》★:2日以内に更新
《更新》:7日以内に更新

【点数情報】

Review人数 47人
平均点数 6.60点
000.00%
100.00%
200.00%
324.26%
424.26%
5919.15%
6817.02%
71429.79%
8714.89%
912.13%
1048.51%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 Review0人
2 ストーリー評価 10.00点 Review1人
3 鑑賞後の後味 10.00点 Review1人
4 音楽評価 8.00点 Review1人
5 感泣評価 7.00点 Review1人

【アカデミー賞 情報】

2001年 74回
主演女優賞ジュディ・デンチ候補(ノミネート) 
助演男優賞ジム・ブロードベント受賞 
助演女優賞ケイト・ウィンスレット候補(ノミネート) 

【ゴールデングローブ賞 情報】

2001年 59回
主演女優賞(ドラマ部門)ジュディ・デンチ候補(ノミネート) 
助演女優賞ケイト・ウィンスレット候補(ノミネート) 
助演男優賞ジム・ブロードベント受賞 

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