映画『八甲田山』の口コミ・レビュー(3ページ目)

八甲田山

[ハッコウダサン]
1977年上映時間:170分
平均点:6.33 / 10(Review 83人) (点数分布表示)
ドラマアドベンチャー歴史もの実話もの小説の映画化
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2024-08-18)【イニシャルK】さん
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監督森谷司郎
助監督神山征二郎
中田新一
キャスト高倉健(男優)徳島大尉
北大路欣也(男優)神田大尉
三国連太郎(男優)山田少佐
加山雄三(男優)倉田大尉
緒形拳(男優)村山伍長
秋吉久美子(女優)滝口さわ
加賀まりこ(女優)徳島妙子
栗原小巻(女優)神田はつ子
大滝秀治(男優)中林大佐
島田正吾(男優)友田少将
丹波哲郎(男優)児島大佐
小林桂樹(男優)津村中佐
藤岡琢也(男優)門間少佐
前田吟(男優)斉藤伍長
佐久間宏則(男優)長谷部一等卒
森田健作(男優)三上少尉
玉川伊佐男(男優)沖津大尉
江角英明(男優)進藤特務曹長
田崎潤(男優)鈴木貞雄
菅井きん(女優)斉藤の伯母
東野英心(男優)伊東中尉
下條アトム(男優)平山一平卒
花沢徳衛(男優)滝口伝蔵
加藤嘉(男優)作右衛門
山谷初男(男優)沢中吉平
浜村純(男優)中里村の老人
丹古母鬼馬二(男優)福沢鉄太郎
樋浦勉(男優)佐藤一等兵
神山繁(男優)本宮少佐
浜田晃(男優)田辺中尉
新克利(男優)江藤伍長
竜崎勝(男優)永野軍医
山西道広(男優)野口見習士官
大竹まこと(男優)青森歩兵第五連隊兵士
加藤健一(男優)高畑少尉
金尾哲夫(男優)中橋中尉
伊藤敏孝(男優)花田伍長
仲野裕(男優)井上見習士官
堀弘一(男優)渡辺伍長
五頭岳夫(男優)鬼島軍医
原作新田次郎「八甲田山 死の彷徨」(新潮社版)
脚本橋本忍
音楽芥川也寸志
東京交響楽団(演奏)
撮影木村大作
加藤雄大(撮影助手)
岸本正広(撮影助手)
製作橋本忍
田中友幸
野村芳太郎
東宝映画
企画佐藤正之
川鍋兼男
馬場和夫
配給東宝
美術阿久根巌
編集池田美千子
南とめ(ネガ編集)
録音東宝録音センター(整音)
吉田庄太郎
照明高島利雄
その他芥川也寸志(指揮)
IMAGICA(現像)
木村大作(4Kデジタル修復版監修)
あらすじ
ロシアとの戦争の可能性が強くなった1901年末、第四旅団指令部は八甲田山での雪中行軍訓練の実施を決定した。行軍計画は、青森第五連隊からの部隊と弘前第三十一連隊からの部隊が八甲田山中ですれ違うというものであった。第三十一連隊の徳島大尉(高倉健)率いる部隊は、少数精鋭で出発するが、第五連隊の神田大尉(北大路欣也)隊には、上官の山田少佐(三國連太郎)が加わり、大部隊で出発した…。
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💬口コミ一覧

43.無謀な雪中行軍を企画した軍のお偉方や、神田隊をかき回す馬鹿な大隊長なんかを見ていると、昭和になって中国との泥沼の戦争に突入し、太平洋戦争に至った軍上層部の愚かさが重なってしまう。官僚制度の弊害、極限状態におけるリーダーシップの重要性を教えてくれる作品です。
shakuninさん 7点(2003-11-12 10:34:06)
42.アホな上司を持つと命取りですね。実際にこんな事があったのかと思うと恐ろしい限りです。
カズレーさん 7点(2003-08-08 00:12:52)
41.史実を忠実にやっていると言う事で、この評価なのだけど、ちょっと出演者が格好良すぎな気がする。当時の記録等を見るともっと泥臭い面が露骨なまでに出てるのだけどね。あ、それじゃ映画に出来ないか。(笑)【じふぶき】さんが言うように映像で極寒のリアリティを表現するのはするのは本当に難しいと思います。でも当時としては結構良く出来ていたとは思いますけどね。
奥州亭三景さん 7点(2003-08-05 18:27:47)
40.新田次郎はすごいですよ。山岳愛好者で気象観測員で富士山レーダーつけた人だけあって、描写のすごさは感動ものです。この映画もなかなかうまくかけていると感じました。
みんみんさん 7点(2003-04-28 22:44:34)
39.50回見たら傑作とわかる。
earegukurisuさん 7点(2003-02-05 22:55:48)
38.ネタバレ 2025.6.14観賞。
実話に基づいた歴史冒険大作。当時の邦画スタッフとキャストを総動員させたような、集大成の様相を呈する。日露戦争に備えた八甲田山での雪中行軍訓練。双方向で出発した2つの隊がすれ違う計画。零下40度レベルの猛吹雪による極寒で、続々と斃れる隊員。寒さによって場面が硬直、観ている側も何だか寒気を覚えちまう。二隊は現地で相見えず。遺体となった欣也さんと、見えることになった健さん。仮想の冬将軍、半端ねえ。3普連の富良野演習みてえだ。
獅子-平常心さん [DVD(邦画)] 6点(2025-06-15 01:14:51)
37.新田次郎の「八甲田山 死の彷徨」は何度か読んだことがある。遭難事故は事実だが、新田次郎が脚色しているので、フィクションだと思って鑑賞しないと変な方向に考えてしまう可能性がある。
吹雪で暗かったり、夜だったりするので、誰が誰だか分らん。
「バックカントリーも含めて、冬山には十分な装備と情報を持って挑みましょう」ってことを後世に伝えているわけだと認識しています。
あきぴー@武蔵国さん [DVD(邦画)] 6点(2025-03-10 15:41:31)
36.「女性案内人に敬礼」のところが良かった。
すたーちゃいるどさん [DVD(邦画)] 6点(2015-08-11 09:44:21)
35.ネタバレ まぎれもない大作です。そして、実際にロケ隊が遭難しかかったというのもよくわかるぐらい、全編に渡り吹雪いてる。観ていて寒々しくなるので、真夏に観るにはもってこいかも(笑)。ただ、3時間弱の尺は正直長く感じました。2時間ぐらいにしても別に問題ないのではないかと思う。基本の主軸は、有能なリーダーと無能なリーダーの対比、それに尽きるでしょう。無能なリーダーのせいで、多くの隊員が正気を失い、命を落とした。そしてそのリーダー自身は、隊員たちによって最後まで生かされたという切ないラスト。さすがに自責の念で最後は自害されてたけど、そもそもこの訓練てどれほどの意味があったのかしら、ていう思いもありますよね。案内人の女性に対して徳島大尉が「案内人殿に、敬礼!」と言うシーンが一番良かったです。
あろえりーなさん [DVD(邦画)] 6点(2012-08-20 14:06:47)
34.小学校のとき。大好きで、3回も映画館に行き、”雪中行軍、かっこいい”と、ポスターの雪中行軍の絵を何度も描き、休み時間は友達と一緒に”軍歌ー!雪の進軍!”で廊下をねり歩き、図書館で八甲田山のレコードも借り、雪の中で裸になって発狂してしまうひとのマネを教室でし、先生に笑われ、とにかく、いろいろ楽しめました。うーん、小学生は、何をかんがえているやら。 それから、2008年12月現在、神田大尉は白い犬になってしまった。
男ザンパノさん [映画館(邦画)] 6点(2007-03-04 01:10:11)
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33.青森や東北地方出身なのに、なぜか東北なまりのない標準語をしゃべる主役級のスター俳優たち。高倉健演じる徳島大尉が滝口さわ(秋吉久美子)に敬礼をするシーンは狙い過ぎのファンサービスにしか映らず、感動というよりむしろ興醒め。このようにスター俳優たちのヒロイズムを前面に出すと、本来作品が放つテーマ性から遠ざかってしまいリアリティも薄くなる。というものの、雪が吹きすさぶ厳冬の雰囲気描写もまずまずで、しかも史実を基にして作られているだけあり胸に迫ってくるのもまた事実。監督は森谷司郎で、「日本沈没」「動乱」など大作モノを数多く手掛けているわけですが、どれもみな商業色は強いものの最後まで飽きずには見せてくれる。
光りやまねこさん 6点(2005-01-07 22:42:50)
32.新田次郎の原作をほぼ忠実に再現しているし、日本の歴史の一端を知るという意味では価値のある作品だと思う。ただ、この新田次郎の原作自体が「完全な史実ではない」ということを忘れてはいけない。両大尉の出身から生い立ち(名前も)も史実とは異なるし、誰が指揮していたか、実際のところ未だにはっきりとした確証はない。映画としての「八甲田山」であって、この映画を史実としてとらえての歴史批評は避けなければと思う。でも、こういう事件が実際あったと知る上でいい映画だと思う。
トラッキーさん 6点(2004-01-21 21:15:52)
31.ネタバレ 雪国育ちの私には信じられません。あんな軽装備で雪山に行くなんて。裸になった役者さん、家族に「死ぬかもしれない」と告げて、撮影に臨んだとか。そのシーンが特に印象に残っています。
MORIさん 6点(2003-08-08 11:48:46)
30.雪の映画は大抵そうなのだが、この作品も雪のリアリティはない。雪質は湿っているので極寒にはみえないし、風の音だけの吹雪も壮絶さがない。確かに描写は難しいと思うが、もっと追求してほしい。また映画はノンフィクションを元にしたフィクションなので、真実には遠く及ばない。真実はもっと悲惨である。この事件は無謀な計画、無知、組織の失敗が原因の、完全なる人災であって、決して美談ではないのだから。ともあれ良く製作したなとは思う。大変な撮影であったろう。映画が八甲田山の遭難を改めて世に知らしめた功績は大きい。
じふぶきさん 6点(2003-04-15 13:51:05)
29.ネタバレ この映画ね、封切り当時は親父と見に行きましたね。山歩きは私も親父も好きなんですけど、映画鑑賞前にパンフレットを買い、俺は原作本についている地図を見ながら(もっとも映画館が暗くて読めなかったが)鑑賞したのを覚えている。

実家にはビデオテープもあったが、1回程度しか見た記憶が無い。親父は夏場に見返していたな。

今回2024年の東京が大雪になる前に、BSのを録画してあったのを鑑賞。

この季節にこの映画かよ。そう思いつつ。じっくり見るけど、、、

え?字幕出ないの? セリフが聞き取りにくいし、冬山では誰が誰やらわからん。若大将(加山雄三)だけが鼻声で判りやすい。

冬山装備の説明についてはあまり時間をかけていない。もっぱら軍隊の組織体系の事ばかり。

(これ、『剣岳 点の記』でも同じ感想。こっちは装備については一切の映像無し)

おしっこ漏らすだけで「死」までの過程がわかりにくいし、説明も少ない。

大竹さんの迫真の演技が、いきなり始まるような感じがするのは私だけ?

で、こいつら今どこにいるんよ? リビング鑑賞ではネットで過去の記録と地図を見ながらできるけど、これ、わからんわ。

確かに撮影には大変だったろう。しかし、理解できない行動を何十分も見せられるのは、今の時代(2024年)無理だわ。

日時、場所、予測でもいいから天候、気温 が画面に出ればいいけどな 無理かなぁ

どこかの新人監督が「シン・八甲田山」作らんかね? 字幕だらけかも知らんが、後世には残る。

ともあれ、撮影には苦労されたのは伝え聞くけれど、わかりにくい作品は追いやられて忘れ去られる。

この悲劇を伝えるなら、映画はリビルドするか、または現状の映像に位置データなどを付加するようにしてほしい。

それか、自ら調べながら鑑賞するのをお勧めします。

封切り時の感動を思い起こせば、8点。だけど今では見るのがキツイので5点。

追伸:山田甲八 と反対に読んだのはうちのばあちゃん 以来、我が家ではこの映画のビデオテープは「やまだこうはち」だった。
亜輪蔵さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2024-02-19 09:26:16)
28.ネタバレ 無謀な雪中行軍の計画が、多くの人命を奪ってしまった。
指揮する上がバカで考え足らずだと、付いていく下の者たちがもろに被害を食らう。
信じて付いていくしかなかった部下たちが哀れで仕方ない。
山田少佐は決して悪い人ではないのだが、致命的に無能。
神田大尉も指揮官としての役割を果たしていない。
上層部の認識不足や、硬直した組織での率直な意見が憚られる雰囲気が招いた悲劇。

冬山の恐ろしさは、今まで何度も遭難のニュースもあって広く知られるところだが、当時はそういう認識も薄かったのか。
整備されたスキー場でも天候によって恐怖を感じることがあるというのに、この八甲田の吹雪の中で道に迷うことを考えると、文字通り身も凍るほど恐ろしい。
こういう訓練は最悪の状況を想定した上でするべきで、途中の天候悪化で中止にせずに強行してしまったことも不用意な選択だった。
いろんなミスが重なっての大惨事は、近年では2009年の大雪山系トムラウシ山遭難事故を想起させる。
関連の本を読んだことがあるが、これにも壮絶なサバイバルドラマがあった。
杜撰な計画と判断ミスが重なり、リスクマネジメントができなかったための惨事だったが、この八甲田山とダブってみえた。
自然の前では人間なんてひとたまりもないことを思い知らされる。

撮影は苛酷を極めたことが伝わってきて、その生半可ではない苦労が偲ばれる。
ただ、映像が暗いのでかなり見づらいし、170分はさすがに長くてダレてくる。

この映画は今までずっと見る気にならず、健さんが亡くなる数日前にたまたま初鑑賞。
役者としても人間としても好きだったのに。
作品の中だけでなく、人柄を偲ばせる数々のエピソードにも他の人にない魅力を感じていた。
個人的にとてもお世話になった人が健さんと同い年で今年亡くなっていたのもあって、あれこれ感じることも。
なんか淋しい。合掌。
飛鳥さん [DVD(邦画)] 5点(2014-11-23 22:47:18)
27.撮影大変だったろうけど、映画としては盛り上がりなし、少し退屈。
nojiさん [CS・衛星(邦画)] 5点(2013-07-29 00:00:27)
26.ネタバレ ただでさえとんでもない作戦なのですから、どこでどういう考えがあってそれに挑んだのか、その状勢的背景はどのようなものであったのか、当事者たちはそれに臨むにあたってどのような思考や葛藤があったのか、というところを十分に下地として築いていないと説得力がなくなるのですが、何と、将校の一言であっさりと実施が決定し、登場人物もさしたる逡巡もなくあっという間に決行に至っています。それが第一の難点。また、せっかくの豪華キャストを投入していながら、演技や表情がほとんど見えません(脚本自体、表現でどうなるものでもありませんが)。それが第二の難点。手間がかかったであろう撮影の苦労がもったいない。
Oliasさん [CS・衛星(邦画)] 5点(2012-12-19 23:02:12)
25.ネタバレ 無能な者の誤った判断のために、多くの部下が苦しみにのたうって死んでゆく。正視できない酷さです。山田少佐の自決にプラス5点。明治の人は恥を知っていたようです。
The Grey Heronさん [地上波(邦画)] 5点(2009-11-17 16:16:12)
24.森谷監督は「海峡」でも感じたことだけど、ロケ撮影の天候の見せ方に徹底した拘りがあるようです。雪中行軍に入ってからは、ほとんど人が判別できません。でも、軍服の雪の付着の仕方を見ていると、何時間も雪の中に居たとしか思えない。凄まじい撮影だったことは容易に想像できます。きっと黒澤明の助監督時代に学んだ姿勢なのでしょう。史実としての遭難事件に脚色が加えてあるようで、この映画から、行軍計画のどこに間違いがあったかを論ずることには意味が無いように思います。話は変わりますが、この映画は一時期、邦画の興行収入記録を持っていた作品らしい。制作費の多くを広告に投下し「天は我を…」という流行語まで生み出した。でも今作が興行収入に見合った魅力を持っていたかというと疑問符が付きます。重い見応えがあるので評価自体は悪くないと思いますが、劇場へ足を運んだ人は満足したのだろうか。よく邦画は面白くないから観ないという人がいますが、こういう大作が持つイメージがそのまま邦画全体のイメージとなり、その後の洋高邦低の流れを作ったのではないかと推察します。邦画ファンの意見でした。
アンドレ・タカシさん [CS・衛星(邦画)] 5点(2009-10-31 23:11:53)
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マーク説明
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《新規》:7日以内に新規投稿
★《更新》★:2日以内に更新
《更新》:7日以内に更新

【点数情報】

Review人数 83人
平均点数 6.33点
022.41%
100.00%
222.41%
322.41%
4910.84%
51416.87%
6910.84%
72125.30%
81214.46%
989.64%
1044.82%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 8.33点 Review3人
2 ストーリー評価 7.75点 Review4人
3 鑑賞後の後味 7.20点 Review5人
4 音楽評価 9.33点 Review3人
5 感泣評価 8.00点 Review3人

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