映画『不思議惑星キン・ザ・ザ』の口コミ・レビュー(2ページ目)

不思議惑星キン・ザ・ザ

[フシギワクセイキンザザ]
Kin-Dza-Dza
(Кин-Дза-Дза)
1986年ソ連上映時間:135分
平均点:7.59 / 10(Review 70人) (点数分布表示)
公開開始日(1991-01-12)
ドラマSFコメディ
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2025-04-23)【タコ太(ぺいぺい)】さん
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監督ゲオルギー・ダネリア
キャストスタニスラフ・リュブシン(男優)ウラジミール・マシコフ
ゲオルギー・ダネリア(男優)アルファの知事
エフゲニー・レオーノフ(男優)ウェフ
ユーリー・ヤコヴレフ〔1928年生・男優〕(男優)ビー
脚本ゲオルギー・ダネリア
レヴァス・カブリアゼ
音楽ギヤ・カンチェリ
撮影パーヴェル・レーベシェフ
あらすじ
街に自分は異星人だと言う男が現われる。偶然この男に話しかけたウラジミール(おじさん)とゲデバン(バイオリン弾き)は、男が持っていた空間転移装置でキン・ザ・ザ星雲の惑星ブリュクに飛ばされてしまう。砂漠が広がるブリュクではなぜかマッチが貴重品。貧富の差も厳しく、身分制度により差別があり目上の者に対して妙なポーズで「クー!」という奇声を発し挨拶しなければならない(しかもほとんど〝クー〟で日常会話可能)。果たして二人はこの惑星から無事に地球へと帰還できるのか? とにかく〝クー〟な旧ソ連製作のSF映画。
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💬口コミ一覧

50.「資本主義者か?」得体の知れない者に対して吐かれる台詞。そこで、ああ、そうか、これは旧ソ連製作の作品だったんだ、ということを思い出す。脱力系の音楽に乗せて終始進行する、脱力系SFストーリー。しかしいつしかこのゆるぅ~い物語の中に巧みに詰め込まれた比喩隠喩に気付き始める。コミカルなのに強烈にシニカル。長閑さの中にも絶対的に存在する強烈な毒。ひょっとしたらこれはとても深遠な作品なのかも知れない、そう思ってしまった時点でもう負けだ。この奇妙で珍妙で辛辣で深遠な世界にハマってしまう。感覚を麻痺させる卑怯なハイセンス。ちなみにDVDの選択画面を放置していたら、延々と続く「クー」画面が始まる。これは実に気に入っている。
ひのとさん 9点(2003-11-29 17:02:23)
👍 3
49.ネタバレ 史上稀に見る…と言って好いレベルで「頭で理解するのが難しい」という映画かと思いますね。そもそも、こ~んなグダグダをフル尺の映画で観せられて、んで何故にそもそも(お笑い的に)コレがこんなに面白いのか⇒更にソレだけではなく、観てるとまた他にも様々な感情が何故にこんなにココロに沸き起こってくるのか(喜怒哀楽は無論、後半は友情やらナンやら、最後には確実にちょっと感動までしてまう始末でありまして)。理に適った説明という意味ではまず非常に困難だと思いますし、率直にいまレビューも極めて書き辛いです。でも、私としては今作もやはり確実に一種の奇蹟=天才の為せるワザ、だったかとは思うのですよね⇒とゆーか、やっぱラストでアレだけ謎に感動してしまったのだから、コレはも~「そう思わざるを得ない」という方が近いです。

一点だけ、小賢しいお世辞文句も並べておくのなら、コレ、日本人たる我々にとっては、言語がロシア語だった=英語じゃなかったのが、なお一層「効いてる」よーな気もしてますよね。こーいうシュールなコメディって、むしろ日本でこそ(映画でも)見かける頻度は(特に西欧~アメリカと比べたら)多い様な気もするのですケド、逆に近年の日本のシュールコメディが諸外国ではどのようなモノに見えてるのかとゆーのは、今作を観た後だと(その観点から)少し気になる様な気もしますかね⇒まあ、今作とは違って邦画のその手のヤツって、言語的な笑いが(やっぱ)より多い気もするので、広く観られてるって状況では絶対にないとも思いますケド。
Yuki2Invyさん [インターネット(字幕)] 8点(2024-01-21 23:45:59)
48.旧ソ連の共産主義体制下で、「こんなのよく許されたな」と思う遠慮の無い社会風刺と、かつヤケクソかと思う程どうしようもないギャグばかりのこんな映画が作られたことが、奇跡と言うか何と言うか。やはり一度は見ておくべき映画と思います。
wayfarerさん [DVD(字幕)] 8点(2020-06-14 02:33:01)
47.ネタバレ 不思議だ、、、こんなにぬるくてだらだらなのに(笑)観ていて飽きないねぇ。砂漠に掘っ立て小屋がポツーン、のチープな感じとシュールさときたらww 面白い、いやほんと面白さの「振り切れ」方が半端ないよマジで。あのポーズをできたならあなたも立派なキン・ザ・ザ体験者(笑)。(顔を)ポンポン、クーーーー! 最高です☆
Kanameさん [DVD(字幕)] 8点(2016-02-06 12:04:48)
46.ネタバレ 


クーク~~~~クーーークーーー~~



クーーーク~クーーク~~~クー、


ク~クーーク~~~~クー?



クー!?クーーー、ク~~ク~クーー!!


キューーーーーーーーーーーー!!!!


アンヌさん [DVD(字幕)] 8点(2010-12-12 01:42:29)
45.すべてにおいてツボ。世界観は誰も真似できない!
どうやったらこんな不思議ワールドを考え付くことができるのか?
ひたすらこの監督のセンスに脱帽です。
さすがカルト映画と呼ばれるだけある。
絶対一般受けはしないけど。
とまさん [DVD(字幕)] 8点(2008-09-07 21:54:38)
44.今は無きソビエト連邦で作られた映画。当時タイマンしていたかの国は、「バック・トゥ・ザ・フューチャー」とか「ゴーストバスターズ」なんて大衆娯楽SFが大ヒットしていた。ならばこっちはシュールかつシニカルに行っちゃうよ!てなわけでこの映画は産まれた。しかし抑えるべきツボをしっかり押さえつつ、退屈d…失敬、先の読めない展開、ビジュアルもアイディアも結構質が良く、最後の「クー」のようなじわっと浸みるシーンもある、「未来世紀ブラジル」の対抗馬のような斬新な作品が出来上がった。これを観たゴ○ビーが「タイマン止めて『クー』しよう!」と決心し、数年後のマルタ島では偉い人たちが揃って『クー』しまくっていたことは、各通信社がスルーしたためあまり知られていない。(※この文章はフィクションです。)
のはらさん [DVD(字幕)] 8点(2008-06-17 01:01:36)
43.一見バカバカしいようでいて最後ほろっとする映画。久々のヒットでした!
frhunさん [DVD(字幕)] 8点(2008-04-03 18:13:03)
42.ほんと言うと1点つけるべき映画だと思う(笑)。1点のほうが作者も喜ぶだろう。逆説的ではあるけれども、満足度で8点をつけました。バカになれる賢者が作ったお手軽ワンダーランド旅行が体験できる映画。現実逃避にもってこいです(笑)。
ClocheRoseさん [DVD(字幕)] 8点(2007-07-26 22:24:53)
41.ネタバレ 表面ではすごくバカな描写が多いのですが、とてもシニカルでよくできた作品です。テンポが遅いので、前半ちょっと辛かったです。
色鉛筆さん [DVD(字幕)] 8点(2007-07-23 09:35:57)
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40.何年も前からマニアには話題のコレ。いつかは、と思っていましたが、ようやく観ました。そりゃ、人に会ったらクーってやりたくなりますよ。まったり感が楽しめる人ならハマれるかも。ハリウッド的なものが好きならやめておいた方が無難です。舞台とか小物とか登場人物とか、一見チープなんだけどちゃんと考えられていて(考えすぎ?)、気に入っています。
まるおさん [DVD(字幕)] 8点(2007-06-05 00:27:26)
39.ネタバレ ひたすら「クー」に終始している映画。まったりしている。前半はいいのだが、後半の感じがちょっといまいちだったので2点減点してこの点数。しかし国費を使っただけあるトンデモ映画。
θさん [DVD(字幕)] 8点(2006-12-19 09:54:38)
38.クー!! クー!! 両手を下へ 手のひらは相手に見せるように、 足を(膝だけ)ちょっと広げて 皆さん、ご一緒に・・・・クー!!
yoshi1900olololさん [ビデオ(字幕)] 8点(2006-02-20 05:03:26)
37.けったい~な映画でござんすな。しかししかしであります、人、物、風景、音楽、・・・たれパンダのようなこのフィルム空間に身を委ねた時の心地よさ。こんな映画は話のつじつまを合わせずただ不思議惑星の不思議を浴びていればいいのでしょう。森林浴ならずフィルム浴とでも言いましょうかね~。♪ぐっとかみしめてごらん・・・私はこのフィルムから照射されるイオンをパルナスイオンと名付けました。数多登場する乗り物の造形はお口の中にしみとおります。こんな映画にはもうドン・キホーテに突進してもらうしかないですな。マカロニを買ってきてちょうだいな。
彦馬さん 8点(2005-03-23 12:17:41)
36.クー
malvinasさん 8点(2004-02-24 21:48:07)
35.とても愛おしくて、ぶあつい映画。自分の中で、ピアノ線は見えなかったことになってる(^^;)。煙草の箱に100円ライターを入れていることが無性に不安になり、一時ドトールのマッチを一緒に入れてたことも。僕のハンドルネーム“クー”はこの映画からきてます。全てが“クー”と“キュー”で解決できたらいいのですが(?)。
クーさん 8点(2003-06-15 07:44:39)
34.売れない芸術家が作ったような鉄の宇宙船?マッチには凄い値打が・・・変な言葉を喋る異星人は、どう見ても地球人のおっさんだ!ショボイSFが好きな人には絶対オススメ!?
クロマスさん 8点(2003-04-15 21:11:01)
33.ネタバレ 面白かった。
ただ、「傑作映画である」って事前知識が無ければ冒頭で見るのを止めてたのは想像に難くない。
カルト的人気が出るのも頷けるし、「クー」はクセになる。
かみさんにやって見せたらポカンとされたから彼女は異星人ではないらしい。
悲喜こもごもさん [インターネット(字幕)] 7点(2025-05-14 11:44:45)
😂 1
32.ネタバレ 遅れ馳せながら鑑賞。カルト的人気と評価を得た作品という世間の評判を聞いていてずっと気になっていました。

大きく分けて二通りの見方が出来るのかと。ひとつは、ベタでスベリ無視の強引なコントで全編埋め尽くされたあくまでもコメディ、それも旧ソ連製のレアなSFコメディとしての見方。もうひとつは、一見すると現代社会(文明社会或いは資本主義社会)への批判的・否定的な論調に見せつつ、実は逆に隠喩を駆使した強烈な体制批判を放つ作品という見方。

あ、別に分けて考える必要はないですね。実に上手くミックスされていて、登場人物のキャラ設定、台詞、絶妙なBGM、そして思いのほか大掛かりなセット等々と相まって不思議な魅力に包まれています。

勿論、ダメな人にはダメですね。この空気間はある程度観る者を選ぶかも。私は冒頭からピンポイントで惹き付けられましたが、最初のちょっとを見てリタイアする人がいたとしても納得です。

ただ、惹き付けられたとは言うものの、ちょっと気に入らなかったと言うか引いてしまったところがあるとすれば、それはウラジミールおじさんのキャラ。建築士とは到底思えないオレ様キャラ。常に支配的であろうとしていて排他的。如何にも旧ソ連的イメージ。それが後半から終盤にかけて急に人間味を前面に押し出して来る。高圧的で冷酷な人間のようでいて、我が国の支配層は温情溢れる素顔があるんだよ、みたいな体制批判的なのかなと思っていたのに実は裏では体制側に擦り寄ってるような印象が無きにしも非ず。これってちょっと気に入らないどころか作品自体が気に入らないという話になっちゃいかねませんが。

約40年前の作品。芸術面では素晴らしい一面を見せ続けて来た国が生み出した新境地、と公開当時は言って良かっただろう作品。ただし、今の彼の国の状況を見てしまうと複雑な気持ちが生まれてしまうのも正直な感想。今の彼の国の人の目にはこの作品はどう映るのか?少々、てか大いに気になったりもします。
タコ太(ぺいぺい)さん [インターネット(字幕)] 7点(2025-04-23 18:27:58)
31.ネタバレ 一見、失笑物の映画である。がしかし、これはロシアという国を考えるうえで重要な映画かもしれない。長い映画だったが、こんな状況の中で、どう生き残るか?とばかり自分は考えていた。でもロシア人は(極寒のシベリアのような土地ですら)とにかく情を大事にすれば、道が開けることもあるかもしれないという哲学があるんじゃないのか?自分だけ助かろうという気持ちは本当にないのだ。ただただ出会った人種(異星人でも)に対して、丁寧に義理を尽くして生きていくうちに道が開けるのを身をもって知っているんじゃないのか?アメリカ映画とは、また違うテイストだ。国際関係を考える上でヒントになるような映画だった。日本にいて平和ボケの自分は、劇中何度も地球に帰れるチャンスがあるのに、仲間(?)のことを考えて、それを棒にふる主人公たちに対して、恥ずかしながら「い~じゃん、あんな連中ほっといて」と何度も考えた。でも主人公たちはそうしない。ただいつでも人として大切なものを失うことなく誇りを持って生きていき、そしてあきらめる中ででも前向きに頭を使って幸せをつかんでいく。この大陸的な人間の大らかさに、ちょっと自分のセコさを恥じた。
トントさん [DVD(字幕)] 7点(2017-04-30 00:18:37)
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マーク説明
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《更新》:7日以内に更新

【点数情報】

Review人数 70人
平均点数 7.59点
000.00%
100.00%
200.00%
311.43%
400.00%
522.86%
61420.00%
71622.86%
81622.86%
91622.86%
1057.14%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 7.36点 Review11人
2 ストーリー評価 7.54点 Review11人
3 鑑賞後の後味 8.16点 Review12人
4 音楽評価 8.44点 Review9人
5 感泣評価 5.66点 Review6人

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