映画『黄金(1948)』の口コミ・レビュー(3ページ目)

黄金(1948)

[オウゴン]
The Treasure of the Sierra Madre
1948年上映時間:125分
平均点:7.72 / 10(Review 47人) (点数分布表示)
ドラマアドベンチャーモノクロ映画小説の映画化
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タイトル情報更新(2020-08-19)【イニシャルK】さん
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監督ジョン・ヒューストン
キャストウォルター・ヒューストン(男優)ハワード
ハンフリー・ボガート(男優)ドッブス
ティム・ホルト(男優)カーティン
ブルース・ベネット(男優・1906生)(男優)コーディ
バートン・マクレーン(男優)マコーミック
アルフォンソ・ベドヤ(男優)ゴールド・ハット
ロバート・ブレイク〔男優・1933年生〕(男優)(ノンクレジット)
ジョン・ヒューストン(男優)スーツの男(ノンクレジット)
パット・フラハーティ(男優)(ノンクレジット)
久米明ドッブス(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
井川比佐志カーティン(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
川久保潔(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
塩見竜介(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
脚本ジョン・ヒューストン
音楽マックス・スタイナー
レオ・F・フォーブステイン(音楽監督)
撮影テッド・マッコード
エルスワース・フレデリックス(カメラ・オペレーター〔ノンクレジット〕)
製作ヘンリー・ブランク
ワーナー・ブラザース
製作総指揮ジャック・L・ワーナー
配給セントラル
美術ジョン・ヒューズ〔美術〕(美術監督)
フレッド・M・マクレーン(セット)
編集オーウェン・マークス
その他マックス・スタイナー(指揮〔ノンクレジット〕)
あらすじ
1925年のメキシコ。一文無しのドッブス(ハンフリー・ボガート)は、山師のハワード(ウォルター・ヒューストン)の言葉を信じて、カーティン(ティム・ホルト)と三人で砂金を発掘に出かける。首尾よく金を見つけたのはいいが、「金は人を変える」とハワードが言うとおり、ドッブスが徐々に疑心暗鬼に陥り始めた・・・。
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💬口コミ一覧

7.これは大画面のスクリーンでこそ観たかった映画。DVDでの鑑賞だと、メキシコシェラマドレの地面やゴツゴツした岩肌から立ち昇るギラギラした熱気や臭気、それによって引き起こされる主要人物三人のジリジリジリジリした焦燥感や葛藤がストレートに伝わってこない。もちろんヒューストンの演出が巧みなので伝わってはくるんですが、それは約二割ほど割引された状態で稀薄になってしまってるような。「カサブランカ」以前のボガートは、悪役が多かったって事ですが、その頃の様子が大体どんなだったかはこの映画で確認できます。よって、これは鑑賞状態がDVDだったが故の採点です。
放浪紳士チャーリーさん [DVD(字幕)] 7点(2021-03-14 08:21:52)
6.こんな名作の存在を知りませんでした。ハンフリー・ボガートといえばキザでグールな「カサブランカ」で記憶が停止していたので、対極的なキャラ変に驚き。まあ役者冥利に尽きるという感じですかね。
それはともかく、ちょっとした思考実験をしてみたくなります。彼らはいったい、今日の日本円でどれくらいの金を掘り出したのか。仮に1人あたり100万円程度だとしたら、3人分を独占すれば300万円。殺意まで抱くかどうかはともかく、「あわよくば…」と考えないこともないかもしれません。もしくは「奪われるかも…」と疑心暗鬼になったとしても不思議ではありません。
しかし、1人あたり100億円だとすれば、もう十分なので独占しようという欲も湧かないでしょう。では1億円なら? 1000万円なら? 結局、「金持ちケンカせず」という虚しい結論に達するだけなんですが。
眉山さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2021-03-29 23:49:02)
5.ネタバレ けっこう駄作も撮っている巨匠ジョン・ヒューストンですけど、彼の最高傑作はやはり本作じゃないかと思います。 この時代のハリウッド看板スターにしては珍しく、ボギーが演じるドッブスはまさに人間のクズみたいな輩です。ほとんど悪役といっても過言じゃないくらいで、あの『カサブランカ』の気障な男を演じたのと同じ役者だとは信じられないぐらい。すでに大スターの座を揺るぎなきものにしていたボギーをこんなキャラにしちゃうし、彼に冒頭で三度も施しを与える白スーツの男をヒューストン自身が演じているし、実はヒューストンはオットー・プレミンジャーに負けないサディスト監督だったのかも(笑)。でもボギーも、ヒューストンとコンビを組んだ作品ではどれも彼の持ち味が最大限に引きだされており、やはりこれは名コンビだと言えるでしょう。 三人の男が金を掘り当てるために協力しあうというプロットは、タランティーノならお得意の三すくみのギトギトの欲望劇にしちゃうのは間違いなしですが、カーティンやハワードにもちょっと怪しげな感じもあったけど、やはりドッブスの悪逆な小物感が突出していますね。そこはウォルター・ヒューストンの対照的な大人感があるので余計に目立つわけで、ラストでハワードに豪快なバカ笑いされちゃあカーティンも一緒に哄笑するしかないですよね。終わってみればウォルター・ヒューストンが美味しいところを全部持って行ってしまったわけですが、これこそジョン・ヒューストンの親孝行じゃないでしょうか。
S&Sさん [CS・衛星(字幕)] 9点(2021-05-31 22:22:12)
4.ネタバレ かなりの力作、楽しめました!
物乞いならぬ、金乞いをしていたドッブスが、大量の金(キン)を目の当たりにして疑心暗鬼になり、自滅していく様が面白い。
最後に大笑いをする爺さん、これには思わずこちらもニヤリとしました。
にじばぶさん [インターネット(字幕)] 8点(2021-07-09 11:29:12)
3.よれよれでボロボロの服、ボサボサの髪や髭の小汚さ、ロケ中心でナイトシーンも明るすぎず自然です。1940年代のハリウッドでここまでリアリティを追及している作品は貴重だと思います。ハンフリー・ボガードほどのスターが文字通りの汚れ役を演じているのも珍しいですが、無名時代は悪役での出演が多かったのであまり抵抗はなかったのかもしれませんね、逆にそれが彼の強みになったのでしょう。この作品に限ったことでもないですが、ハリウッドでも隣国のメキシコ人だと安易に英語を喋らせずにちゃんと現地の言葉を喋らせる傾向がありその点も違和感を感じさせにくいです。ドン底にいる男たちが人生の逆転をかけて人間のエゴを剥き出しにするような営みに参加する、この映画のプロットはいわば現代のデスゲームものに似ているんですよね。そのため現代人でも共感しやすい内容だと思います。デスゲームが現実の競争社会の寓話であるように、黄金探しも良心と欲望の狭間で揺れ動く人間の弱さを描く寓話なわけです。今見ると素朴すぎるきらいもなくはないですがやはり人間の強さではなく弱さを描く物語にはいつの時代にも通じる普遍性があると思います。
Сакурай Тосиоさん [インターネット(字幕)] 8点(2023-04-17 23:45:53)
2.ネタバレ 馬の耳に念仏。ロバの荷駄に金。話のプロットは面白そうだし緊張感が強い場面があり手に汗握ったりハラハラどきどきするが、無駄にだらける場面も多いし長い。人生訓のようなものを含んでいるようにも感じるがありきたりといえばありきたりだしいかんせん長い。最後は黄金郷っぽいものが見つかってよかったね。
ほとはらさん [インターネット(字幕)] 4点(2023-05-25 12:38:10)
1.モノクロの古い洋画だが、面白い。
ハンフリー・ボガードといえば『カサブランカ』のハードボイルドな色男のイメージだったが、ここでは全く違う汚れ役でイメージを覆された。
飛鳥さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2024-06-26 15:16:22)
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マーク説明
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【点数情報】

Review人数 47人
平均点数 7.72点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
412.13%
500.00%
6714.89%
71021.28%
81634.04%
91123.40%
1024.26%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 7.66点 Review3人
2 ストーリー評価 8.83点 Review6人
3 鑑賞後の後味 8.83点 Review6人
4 音楽評価 8.00点 Review3人
5 感泣評価 7.00点 Review2人

【アカデミー賞 情報】

1948年 21回
作品賞 候補(ノミネート) 
助演男優賞ウォルター・ヒューストン受賞 
監督賞ジョン・ヒューストン受賞 
脚色賞ジョン・ヒューストン受賞 

【ゴールデングローブ賞 情報】

1948年 6回
作品賞(ドラマ部門) 受賞 
助演男優賞ウォルター・ヒューストン受賞 
監督賞ジョン・ヒューストン受賞 

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