映画『鉄道員(1956)』の口コミ・レビュー(2ページ目)

鉄道員(1956)

[テツドウイン]
Il Ferroviere
1956年上映時間:115分
平均点:7.78 / 10(Review 46人) (点数分布表示)
ドラマモノクロ映画ファミリークリスマスもの
新規登録(2003-07-03)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2024-07-26)【にじばぶ】さん
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監督ピエトロ・ジェルミ
演出山田悦司(日本語吹き替え版【1976年テレビ朝日】)
キャストピエトロ・ジェルミ(男優)機関士 アンドレア・マルコッチ
ルイザ・デラ・ノーチェ(女優)母親 サーラ
シルヴァ・コシナ(女優)長女 ジュリア
レナート・スペツィアーリ(男優)長男 マルチェロ
エドアルド・ネヴォラ(男優)末っ子 サンドロ
カルロ・ジュフレ(男優)食料品店員 レナート
サーロ・ウルツィ(男優)同僚の鉄道員 ジジ・リヴェラーニ
加藤和夫【俳優】機関士 アンドレア・マルコッチ(日本語吹き替え版【1969年テレビ朝日/1976年テレビ朝日】)
麻生美代子母親 サーラ(日本語吹き替え版【1969年テレビ朝日】)
栗葉子長女 ジュリア(日本語吹き替え版【1969年テレビ朝日】)
西沢利明長男 マルチェロ(日本語吹き替え版【1969年テレビ朝日】)
三輪勝恵末っ子 サンドロ(日本語吹き替え版【1969年テレビ朝日】)
江角英明食料品店員 レナート(日本語吹き替え版【1969年テレビ朝日】)
高木均同僚の鉄道員 ジジ・リヴェラーニ(日本語吹き替え版【1969年テレビ朝日】)
石丸博也長男 マルチェロ(日本語吹き替え版【1976年テレビ朝日】)
今西正男同僚の鉄道員 ジジ・リヴェラーニ(日本語吹き替え版【1976年テレビ朝日】)
納谷六朗食料品店員 レナート(日本語吹き替え版【1976年テレビ朝日】)
神田隆機関士 アンドレア・マルコッチ(日本語吹き替え版【TBS】)
前田敏子母親 サーラ(日本語吹き替え版【TBS】)
榊原良子長女 ジュリア(日本語吹き替え版【TBS】)
大塚芳忠長男 マルチェロ(日本語吹き替え版【TBS】)
神山卓三同僚の鉄道員 ジジ・リヴェラーニ(日本語吹き替え版【TBS】)
安原義人食料品店員 レナート(日本語吹き替え版【TBS】)
原作アルフレード・ジャンネッティ(原案)
脚本ピエトロ・ジェルミ
ルチアーノ・ヴィンチェンツォーニ
音楽カルロ・ルスティケリ
撮影レオニダ・バルボーニ
製作カルロ・ポンティ
エンニオ・デ・コンチーニ(スーパーバイザー)
イタリフィルム
配給ニッポンシネマコーポレーション
イタリフィルム
美術アルフレード・ジャンネッティ(美術アドバイザー)
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💬口コミ一覧

26. 冒頭でお父さんが同僚をからかった時、横で爆笑している少年の顔が最高ですね。
 私は他のレビュアーと違って、この時代に作られたイタリアのホームドラマは限りなく昭和のホームドラマに似ていると思います。
 ただ一つ違うことは、日本のドラマは母親主体の所謂「母性愛」をテーマにしたものが多いのですが、イタリアは父を尊敬する息子という設定が主になっているものが多く感じます。もちろん例外も多々ありますが……。
 父の尊厳は父親自身が固辞するものではなく、その家族全員が認めるもの。この時代のイタリア映画の多くにそれを感じます。
 こんなお父さんだったら、ちょっとくらい酒飲みだろうと私は簡単に尊敬しちゃいます。
クロエさん [CS・衛星(字幕)] 8点(2009-09-04 21:32:28)
👍 1
25.イタリア人と日本人って明らかに気質が違う民族ですよね。お国柄基本的に楽天的で陽気なイタリア人、シャイでわりかし静かな日本人といったイメージ。無論近年は必ずしもそうでもないかもしれませんが・・・。なんとなしに、この映画が日本人の琴線の深い部分に触れてくるというのは、この頃両国ともに第二次大戦敗戦の痛手からようやく立ち直りつつある時代に製作された映画だったからなのかなって考えてしまうんです。私はストレートな家族モノのは大の苦手なんですがこの映画は別。憂愁漂うテーマ曲とともに忘れられないモノクロ映画秀作の一つ。(25年前「TBS名作洋画ノーカット10週」にて鑑賞→)
放浪紳士チャーリーさん [地上波(字幕)] 8点(2009-07-06 11:20:33)
👍 1
24.ネタバレ 映画館で観たときに、ストのピケを押し分けて乗務し畳まれていたパンタグラフをガシャーンと持ち上げるときのシーンは、まさにその快感のために運転手になっているのだと共感を覚えさせるものがありました。スト破りとか言われても本望だったのでしょう。
たいほうさん [映画館(字幕)] 8点(2009-06-12 13:49:23)
23.4回目の観賞か? 親子の情愛溢れる作品。テーマ音楽と子供が忘れられない。またコシナのグラマラスな容姿も・・。でも少し暗い一面がある。
ご自由さんさん [CS・衛星(字幕)] 8点(2007-04-11 20:10:00)
22.ネタバレ 心温まる映画ですね。最後お父さんが亡くなった後、子供を送り出すときのお母さんの疲れたような表情が切なかった。お父さんが自殺を図った青年を不注意でひき殺してしまったときその責任が飲酒運転に向かなかったのは、まだ飲酒を規制する政策罰が法定されていなかったからだろうか?今なら大問題になってると思うが・・・。
こまごまさん [ビデオ(字幕)] 8点(2006-12-31 10:13:56)
21.この映画の家族、すごくありそうな家庭です。それ故共感する所も多い。よかれと思ってやった事が悪い結果を呼ぶ。軌道修正できないままにどんどんと別の方向に走り続けた列車はいつしか本来の場所から遠く離れてしまう。そんな大人の意地の張り合いを幼い少年の純真で素直な目を通して見せることによって優しく戒めています。色んなものを得て、失って、それでも人生は続いて行く。優しくて美しいラストに涙。
黒猫クロマティさん 8点(2005-01-21 12:55:16)
👍 2
20.高倉健主演の鉄道員(ぽっぽや)を激しく憎悪するワタクシの母親が「鉄道員(ぽっぽや)なんてぇのは鉄道員(56)のパクりにしか過ぎないんだよォ!」と言い放ち、ろくでもないものを見続ける私に対し「本当に映画が好きだったらこういうももを見なきゃいけないんだよォ!」と喧嘩を吹っかけてきた作品です(ぽっぽやを嫌悪する理由は高倉健、大竹しのぶ、広末涼子という三大“嫌”優がでてるからなんだそーです)。…確かに、母親が言っていた事はわかると思います。酒びたりで暴力をふるう父親や、それでも尊敬の眼差しを向ける末っ子。反抗する長男と長女、事の成り行きを暖かく見据える母親、そして、一度は崩壊した家庭だが、最後には皆ここに戻ってくる…。いつも居るはずの人が欠けて初めてその人の存在の大きさを知る…幸せって、やはりお金とかじゃなく、いつも自分のことを養子っている人がそばにいてくれるということなんですね。幸せな時期が訪れ、またすぐに過ぎ去ってしまうというラストの余韻がとにかく印象的です。
クリムゾン・キングさん 8点(2004-01-13 02:49:12)
19.新規レビュー一覧に『鉄道員』の文字を見つけたので「おっ」と思ってクリックしたら、高倉健がどうのこうのと書いてあってビックリ。慌てて検索し直したのですが、この名作に対するレビューがあまりに少ないのにまたビックリ。『鉄道員』を“ぽっぽや”としか読めない映画ファンが、僕は不憫でなりません。
Pewter Allさん 8点(2003-11-25 16:28:40)
18.頑固で酒浸りの父親、そんな父をひたすら尊敬している可愛い末っ子、不良息子、頑固親父に反抗する娘、ひたすらやさしい母親、貧しくどこにでもありそうな一家が淡々と描かれる。可愛い坊やと哀切な音楽がこの映画の泣き所をさらに刺激する。この頃のイタリア映画は日本人にも共感しやすい同じ土壌があったんだと思う。
キリコさん 8点(2003-08-29 16:21:20)
👍 1
17.ネタバレ 頑固おやじに振り回される家族の情景。モノクロのしっとりとした質感とイタリアン美女に天使のような子どもの画でちょっと敷居が高くも感じますが、往年のテクニカラーを施して昭和感を出せば向田邦子脚本のドラマのような親しみやすさが一気に出ますねきっと。本質同じだもん。
親父はガンコで、でもそんなに強いわけではなくて。家庭を支えているのはしっかりした優しい母親の方で。そして幼い末っ子はいつも大人たちの秘密を知る立場で、「黙っていてね」と守秘義務を課せられる笑。結局筒抜けになっちゃうんですけども。
イタリア映画の人間ドラマによく見る「俯瞰した姿勢」が本作にも顕著で、人物らは状況を切り開こうと必死に動いたりしないです。なるようになるからね人生は、というスタンスが昔の日本映画の淡々とした味わいにも似ているなと感じます。
ガンコ親父を取り巻く環境は浮いたり沈んだり、ささやかな友人の思いやりが大きく周囲を感化して、ほっとする終幕に落ち着きます。優しい脚本に心なごみます。
tottokoさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2022-01-26 18:22:24)
👍 1
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16.ネタバレ 内容は深刻でも、少年の純粋な目で見る世界はかがやいている。
家族とは、父親の幸せとは、生死とは、等、色々考えさせられた。
ところで、酒の飲みすぎには注意ですね。
チェブ大王さん [地上波(字幕)] 7点(2019-10-27 22:43:49)
15.ネタバレ この独特な雰囲気はとてもイタリアらしいなぁ。酒好きで頑固なおやじさんを支える奥さんがいじらしい。60年近く前の映画なのだが何か共感できるというか、懐かしいというか、心に訴えかけてくるものがありますね。で、の、子役の子がかわいい~~これまたいかにもイタリアの子な感じがとてもいい! 。お酒について寛容なのは時代のせいかとは思うけど小さいこの子にお酒飲ますのは(そう見えた)いくらなんでもダメっしょ。そこらあたりはちょいと時代と国民性?を感じた次第でゴザイマス
Kanameさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2015-03-20 08:40:59)
👍 1
14.ぶどうに乾杯!
ホットチョコレートさん [地上波(字幕)] 7点(2012-07-17 21:31:56)
13.ネタバレ イタリアのホームドラマ。いろいろあって家族離散するが、最後は丸く収まるという、ありがちなお話。逆に言うと正統派のストーリーであり、それなりに見せる要素は持っている。親父が単なるいい人ではなく、酒飲みで暴力を奮うというのはあまりいい気持ちがしなかったが、家族思いのいい面も描かれていて、そのあたりにリアルさを感じさせる。なかなかよかったです。
アングロファイルさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2009-07-26 21:03:45)
👍 1
12.ネタバレ 日本人受けしそうなストーリー展開。泣いたりしなかったが、確かに良い映画だった。この手の作品は溢れてるから、オチが読めてしまったのが残念だった。
TOSHIさん [DVD(字幕)] 7点(2009-06-12 11:18:42)
11.やっぱこれ名作なんですね~イイ映画でした。モノクロであろうが、イイ映画に古さとかないんやな~って思いました。心暖まるありがちなストーリですが、卒なくいい感じでストーリーにも入っていけるし。シンプルなイイ映画でした。
レスマッキャン・KSKさん 7点(2005-01-25 22:42:50)
👍 1
10.一般的な鉄道員一家の、それぞれの生活の機微を真摯に描いた名作ホームドラマ。酒好きだけど、仕事熱心で陽気で、でも頑固な父親。貧しさをやりくりし、家族全員に優しい母親。只今自分探し真っ最中のフラフラした長男。昔気質の厳格さに嫌気が差している長女。そして、家族全員のことが心から大好きな幼い弟。多くの方が指摘されてる様に、ここには日本のホームドラマに通じる多くのものがあります。ま、今現在、この日本に一般的な家庭ってものがあるのかさえ怪しいので、今の人が観てどう感じるかは判りませんけど…。それでも観て損は無いと思います、7点献上。
sayzinさん 7点(2005-01-11 01:09:19)
👍 1
9.家族が居場所もそして心もバラバラになってしまうけど、最後は家族がまた一つの場所に戻ってくる心暖まるストーリー
ちちょりーなさん 7点(2003-06-29 17:14:29)
👍 1
8.ネタバレ 『自転車泥棒』と同じく庶民の厳しい生活を背景にしたイタリア映画の古典的名作だが、どこか昔の日本のホームドラマのよう。
不器用な頑固親父のせいで家族がバラバラになりながらも、最後は家族の絆を取り戻す。
今は日本も子供と友達のようなマイホームパパが主流だけど、ひと昔前は珍しくなかったタイプの親父像。
昭和の家庭をみるようで、だから日本人の共感も得やすいのだろう。

酔っ払ってクダを巻いてばかりの親父は、スト破りで仲間を裏切るろくでなし。
見てるとイライラしてくるが、それを自覚して自己嫌悪に陥る姿が身につまされる。
それでもそんな男を受け入れてやる家族と仲間の温かさ。
サンドリノ少年の存在が抜群で、子役の良し悪しがいかに大きいかを実感できる。
古い映画では特に、日本と外国の子役のレベルの違いが気になる。
飛鳥さん [ビデオ(字幕)] 6点(2013-10-07 20:17:52)
👍 2
7.ネタバレ 一家の亀裂がくっきりする散々なクリスマスで始まり、みんながよかったよかったと祝福しあうクリスマスで幕を閉じる構成。その祝福の日がお父さんの最期なんだけど、みんな笑顔で終われる。そのあとの朝のシーンがなかったら、孤独なお父さんの最後の夢だったのかも、と思ってしまうぐらい「夢のような好転」なんだな。どういう努力があって一家に幸福が戻ったのか、という経過をドラマにしようという意志はあまりなく、「人生楽ありゃ苦もあるさ」という達観を提示するだけでうなずいてしまう。そこらへんイタリアと日本は似ている。状況を変えようとする努力より、その中で耐える人々に共鳴してしまう。ファシズムが起こりやすい国民性だが、戦後の復興に気合いがはいる国民性でもある。だいたいが家族のドラマだが、鉄道の仕事仲間の部分もあって、そこらへんのほうが今見て新鮮だった。スト破りをして「組合仲間」からは白い目で見られるが、それと「仕事仲間」とは違うんだな。スト破りにしろ、降格された彼が久しぶりに機関車の運転台に座れる喜びに引っ張られた「鉄道屋気質」のなした行為で、そこらへんを同じ気質を持つ「仕事仲間」は分かってくれたんだろう。そういう仕事の「ファミリー」の感じが酒場のシーンで出ていた。こういう酒場好きの「ファミリー」が、会議好きの「組合」に取って代わっていく時期だったのだ。もう一つのファミリーだったお父さんの仕事場へ走っていく少年で始まり、もうお父さんのいない家から学校へ走っていく少年で終わる映画でもあったわけ。
なんのかんのさん [CS・衛星(字幕)] 6点(2012-07-24 10:20:07)
👍 1
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マーク説明
★《新規》★:2日以内に新規投稿
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★《更新》★:2日以内に更新
《更新》:7日以内に更新

【点数情報】

Review人数 46人
平均点数 7.78点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
412.17%
512.17%
6613.04%
7919.57%
81634.78%
9817.39%
10510.87%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 7.66点 Review3人
2 ストーリー評価 6.80点 Review5人
3 鑑賞後の後味 7.40点 Review5人
4 音楽評価 8.00点 Review4人
5 感泣評価 6.25点 Review4人

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