映画『エル・スール』の口コミ・レビュー(2ページ目)

エル・スール

[エルスール]
El Sur
ビデオタイトル : エル・スール -南-
1983年スペイン上映時間:95分
平均点:7.57 / 10(Review 44人) (点数分布表示)
公開開始日(1985-10-12)
ドラマ
新規登録(2003-09-08)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2024-03-18)【Yuki2Invy】さん
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監督ヴィクトル・エリセ
キャストオメロ・アントヌッティ(男優)アグスティン
オーロール・クレマン(女優)イレーネ・リオス/ラウラ
脚本ヴィクトル・エリセ
撮影ホセ・ルイス・アルカイネ
配給フランス映画社
字幕翻訳吉岡芳子
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💬口コミ一覧

24.感情や思いを明るく口に出せないことはセツナイ。エストレリャ、父、母・・・それぞれの気持ちに、つい感情移入しそうになる。かもめの風見鶏、並木道、原野、日本の田舎に似た情景に郷愁をかきたてられるけど、どこか違う。内乱による不安と重たさか?陽気でマイペースなスペインのイメージの裏にある歴史を垣間みて、心に染み入る作品。
草川ひゅー馬さん 8点(2004-11-29 11:14:05)
23.観る人それぞれが少女の父親のイメージを作り出し、それぞれに想いを馳せる。きっと観た人の数だけ父親像が出来るはず。エリセはすごい!
mimiさん 8点(2004-10-30 21:14:33)
22.心の中の「父」を想い、そして心の中にある「南」を描くことが、この映画の主題なんだろうなあ、と思っていました。『エル・スール(南へ)』という表題ですが、あえて南の風景を映像として出さないことで、南への想いを際出たせてるんだろうなあと思ってた。 でも、原作では、ちゃんと後半に「南」の話が出てくるんだそうですね。映画でも当初は「南」の部分まで撮るつもりだったそうな・・。 わたし的には、「南」を描かないことで、かえって映画の素晴らしさが増したと思う。静かな感情が持続する美しい映画。
まいかさん 8点(2004-03-30 03:42:50)
👍 1
21.ネタバレ 親父にあんな死なれ方したらたまらん。でもラストの彼女には強さがあった。美しくて悲しい映画。
黒猫クロマティさん 8点(2003-12-02 17:24:30)
20.タルコフスキーのノスタルジアに少し似ているだろうか?南を捨てた親父に対する娘の想いが監督独特の詩的な映像で綺麗に描かれている。昔の女を忘れられずスペイン内戦の暗い過去のなかで苦悩する親父 その親父を子供独自の視点と成長した視点から見る娘の描き方がうまい。
たましろさん 8点(2003-11-07 20:00:29)
19. 光と影の映像交響詩。詩の朗読を聴きながら良質な絵画を観賞したような後味が残った。
 子どもにとって異性の親はある種ミステリアスな存在。自殺した父親の謎に興味をひかれる少女が真実を追い求める。スペイン内戦を背景とした父親の苦悩と葛藤・・・それを理解しようとする娘。“南”への旅立ちが彼女の成長を物語る。
風小僧さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2025-03-16 20:36:38)
18.ネタバレ 綺麗な映像で綴られる年代記。ゆっくりとした時間を楽しめる。少女が、大人の女性に変わるのを、自転車に乗っての1シーンで描いたのは、びっくりするとともに、感動した。
にけさん [映画館(字幕)] 7点(2019-01-06 16:09:27)
17.ツタヤで借りたDVD、パッケージと中身が違っていて、間違って借りてきてしまったのがこの映画でした(笑)。というわけで、前情報もまったくなく見始めましたが、少女の可愛さにひかれ、最後まで鑑賞。地味ながら、ある秘密を持つ父親と、それを知った娘の関係がセンス良く描かれていて、いい映画だったと思います♪ 映像も美しく、説明し過ぎない、でしゃばり過ぎない演出とうまく合っているように感じました。
ramoさん [DVD(字幕)] 7点(2015-10-18 19:11:09)
16.同じ監督でも、『ミツバチのささやき』よりは見やすいですね。あちらが勝手に自己完結していたのに対し、こちらはまだ観客というものを意識しているように思えます。しかしあいかわらず、あれこれ解説するのはどうかな~というような代物。まあやはり、私の好みではありませんが。少なくとも、こうした映画を称揚しようという気にはなりません。
アングロファイルさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2013-07-01 13:50:54)
15.南の方へ。父親の脱アイドル化と共に少女の成長が描かれる。移動なのだ。移動。
Balrogさん [映画館(字幕)] 7点(2013-01-17 23:38:21)
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14.ネタバレ 少女の着ている青いセーター。布張りのノート。それらを収めるトランク。小物ひとつひとつをとって見ても上質な、きちんとした佇まい。門へと続く木のアーチ、まっすぐ国境へ伸びる道。カモメの家。光と影に縁取られた室内は胸が締め付けられそうな切ない美しさ。この感性が南の色彩と陽光をどう捉えるのか観てみたかった。少女の瞳に何を映すのかも。語らず逝った父のためにゆるやかに家庭が崩壊するのだけど、少女を通して見ると大島弓子のような詩的な物語になるのが不思議だ。でも南の空気が必要なのはお母さんの方ではないのかな・・。
tottokoさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2012-03-20 00:07:44)
13.絵的には「ミツバチのささやき」よりこっちのほうが好み。青空と陽光を受ける雲が個人的にツボなので。幼い頃は尊敬し、神秘的な存在だった父のイメージが事件をきっかけに崩れ始めるところはすんなりと入り込めました。ホテルで父が語る初聖体拝領の思い出をエストレリャが淡々と聞き流してしまう演出は素晴らしいです。ホテルに残る父の孤独な姿と悲劇的な結末、ここまでは良かったんですが、それだけにラストが尻切れトンボ感が強いのが残念です。あえて父のイメージを想像させるという見方をするにしても、「南編」への未回収の伏線が多く、「未完成」の印象が残ってしまうのです(シリーズ物の中篇のような感じ)。やっぱり、これは「南編」あってこその作品なのではないかと。
マイカルシネマさん [DVD(字幕)] 7点(2005-12-01 00:23:41)
12.落ち着いていて、最近流行りの慌ただしいハリウッド映画とはまったく違う雰囲気の佳作。
終始どんよりと立ち込めた曇り空で、少女の視点で父親との関係が描かれるだけの地味な内容。
だが淡々としたなかに、映像の美しさと深いエピソードや会話など魅力が詰まっている。
忘れたころにもう一度観たい。
mhiroさん [CS・衛星(字幕)] 6点(2025-03-18 10:15:24)
11.良さそうな映画に見えて、そこまで中身があるとは思えない映画。
aimihcimuimさん [DVD(字幕)] 6点(2014-08-20 01:42:34)
10.ネタバレ この監督の作品は「みつばち~」とこれだけしか観てないのですが、幼少の頃の記憶とかを凄く大切にする監督なんですかね?
小さい頃の視点ってとても素直で純粋で、それだけでもう、ひとつの芸術として成り立ってしまうような感じ。
また「みつばち~」同様、周りの大人たちも子供を相手にしているだけあって、凄くシンプルで愛情溢れるような語り口なものだから、観ているこっちまで不思議と幼少の頃に戻ったかのような気持ちになってしまいます。
映画を観終えてから、自分が小さい頃、親父ってどんな存在だっただろうかと考えてみると、まぁ、息子と娘とでは父親に対して持つ感情は違うだろうけど、中学生の頃までは少なくともエストレリャのように、父親としてどう思うかの他に1人の人間としてどんな過去・恋愛遍歴を辿ってきたかとかいうことに関して興味が向いたことは一切なかったと思う。
現実の世界で実際にどこかで聞いた話だが、いきなり風呂に入って来た親父に驚いて慌てて逃げるようにして風呂から上がったその数日後に、その親父が自殺してしまったという話があるように、フランス語の授業サボれないかと聞いてきた父親に一瞬ゾッとしてしまい、独りになった父親が凄く小さくて寂しそうだったのがとても印象に残った。
最後は尻切れトンボで凄く残念。ロードムービー好きの自分としてはかなり不満な印象。しかも、自分のための旅ではなく、父親のルーツを探る旅というのが何かいい。映画のストーリーとして聞いただけで胸が高鳴りそうなテーマなだけに非常に惜しい感じがしました。
もっつぁれらさん [映画館(字幕)] 6点(2009-12-25 01:20:46)
9.ネタバレ 冒頭、少女が目覚め、枕の下から振り子を取り出してじっと見つめるが、そのシーンが象徴するとおりに、じっくり、ゆったりと時間が流れ、静謐で神々しい空気すら感じさせる作品である。肝心の父親の内面の描写はそれほど深いとはいえず、観念的に流れる部分もないではないのだが、聖体拝受式の日の主人公の超絶的な可愛らしさに免じて+1点。
Oliasさん [映画館(字幕)] 6点(2009-01-11 12:55:03)
8.エリセ映画は刺激は少ないが、観た後にとても強い印象を残す。
あぁ、「マルメロ~」も観てみたい!
にじばぶさん [ビデオ(字幕)] 6点(2007-10-04 11:19:02)
7.ネタバレ う゛おー! どう評価すりゃいいんだこれ! エリセ監督が10年1作という超寡作家であるが故に、長い間見るのをためらっていた本作。DVD解説によれば未完、しかも後半になるはずの「南」パートがゴッソリ(お蔵入りならまだしも)製作中止だとか。だがしかしそこはエリセ御大、話半分でもすんばらしく面白い。撮られざる南パートも、本作で描かれた「父の前半生の襞」が解き明かされる内容とは思えないので、この「北」パートでも十分評価する事は可能。だけどオイラは見たいんだよー。信心深くも底抜けに明るく陽気な「南」側のスペインを。そこで癒されていく(であろう)少女エストレリャを。このあたりを勘案して、点数は低めに設定しときます。もー血の涙を流しちゃうよオイラ。いつか、別作品でもいいので「南」をテーマにした映画を作って下さい。エリセ様。そりゃーもちろん何十年でも待ちますから…本気で期待してまっせ。
エスねこさん 6点(2004-09-08 22:13:18)
👍 2
6.
虎尾さん 6点(2003-10-15 01:16:47)
5.見ていて決して退屈はしなかったのですが、これといったプラスの材料も見当たりませんでした。少し期待しすぎていたのでしょうか。
川本知佳さん [DVD(字幕)] 5点(2014-05-24 15:40:01)
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【点数情報】

Review人数 44人
平均点数 7.57点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
400.00%
5511.36%
6715.91%
7715.91%
81227.27%
9920.45%
1049.09%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 8.25点 Review4人
2 ストーリー評価 6.00点 Review3人
3 鑑賞後の後味 7.60点 Review5人
4 音楽評価 8.00点 Review5人
5 感泣評価 6.33点 Review3人

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