映画『木曜組曲』の口コミ・レビュー

木曜組曲

[モクヨウクミキョク]
2002年上映時間:113分
平均点:6.80 / 10(Review 35人) (点数分布表示)
サスペンスミステリー小説の映画化
新規登録(2003-10-09)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2011-04-11)【イニシャルK】さん
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監督篠原哲雄
助監督アベユーイチ
キャスト鈴木京香(女優)絵里子
原田美枝子(女優)静子
富田靖子(女優)尚美
西田尚美(女優)つかさ
加藤登紀子(女優)えい子
浅丘ルリ子(女優)重松時子
竹中直人(男優)刑事
原作恩田陸「木曜組曲」
脚本大森寿美男
撮影高瀬比呂志
配給シネカノン
編集奥原好幸
録音橋本文雄
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💬口コミ一覧

35.とても上質なミステリー。
女優たちの演技にも言うことなしです。
浅丘ルリ子さんのなんと綺麗な眼でしょう。
どんな濃いメイクをしてもきっと美しいと思います。
雰囲気もあり声もとても素敵。
加藤登紀子さんの静かな演技もとても素晴らしかったと思います。
みなさん一癖もふたくせもある今の邦画に欠かせない女優ではないでしょうか。
05さん [DVD(字幕)] 10点(2006-01-08 16:40:02)
34.ネタバレ 「死」を覚悟した年老いたカリスマ女流作家が言う。
「余韻」を残せない人生をなど絶対嫌だと。

彼女の想いがほとばしるように、この映画のラストは、衝撃と甘美を併せ持った上質な「余韻」に埋め尽くされる。
もう3度目の鑑賞となると思うが、その余韻に対する感慨は更に深まったような気がする。

4年前に死んだカリスマ女流作家のもとに集う5人の女たち。五角形の食卓の上で交錯するそれぞれの疑惑と偽りによって展開していくストーリーの構成力が凄 い。
4年越しの疑惑が更なる疑惑を呼び、ついに導き出された真実。そして、それを更に包み込む壮大な“くわだて”には衝撃を通り越してため息が出る。

数日前に初めて恩田陸の原作小説を読んだ。
物書きの死をめぐる物書きたちの精神を、緻密な文章世界で表現した秀作だった。

その一方で、数年前にすでに観ていたこの映画作品の完成度の高さをまざまざと思い起こさせた。
この作品は、数少ない原作小説を越えた映画の一つだと思わずにはいられない。
原作世界の世界観を完璧に踏襲すると同時に、テーマに対するディティールを深め、より深遠な人間模様とその精神世界を表現することに成功している。

上質なミステリアスによって導きだされた本当の人間の姿。

もうそこには、サスペンスの驚きを遥かに越えた感嘆しか存在しない。
鉄腕麗人さん [DVD(邦画)] 10点(2004-02-06 18:24:17)
33.完璧なリズムで進んでいくストーリーに完璧にのみこまれました。最後は「なんてすごい話なんだろう」と圧巻、感動。そんなすごいストーリーに負けず勝ちすぎない素晴らしい演技と存在感のかっこいい6人の女優達。これこそ、観てからのお楽しみという作品。
tomomiさん 10点(2003-08-05 18:17:05)
32.既存の推理物と、ある種一線を画す傑作。例えば、一連の横溝作品が伝統的な懐石料理なら、こちらはちょっと小粋なフランス料理かイタリアンといったところか。しかも路地裏にありそうな、隠れた名店って感じ。登場人物も少なく、舞台もほぼ洋館しか出てこない。この限られた素材(極上だが)で、ここまで上質の料理(作品)に仕上げたシェフ(篠原監督)の腕に乾杯! とにかく、雰囲気作りが絶妙。あと、登場人物の駆け引き・台詞のやり取りで魅せている作品だから、舞台でやってみても面白そうな感じ。女優陣のバトル、生で観てみたい。
なおてぃーさん 9点(2004-04-26 00:34:22)
31.いい。邦画でここまでよくできたサスペンスは、なかなかお目にかかれないのではないだろうか。唯一の難点は加藤登紀子の演技の弱さかな?
重要な役柄だけに、もっと老練な女優を配したら作品が更に締まったと思う。 
woodさん 9点(2004-02-26 18:27:15)
30.とてもよく出来たサスペンスで、ストーリー、雰囲気、キャスト、五角形のテーブルなど今までの座り位置を考えるし、それぞれの人間関係など抜群です。ただ惜しいのは家の外に出ているシーンが・・・全てあの家だけに収めて欲しかった。
亜流派 十五郎さん 9点(2003-10-18 19:46:44)
29.ネタバレ この映画は紛れもなく傑作だ。劇場公開時からタイトルやキャスト陣・スポットで物凄く面白そうな感じはあったんだけど、これほど満足できる上質なサスペンスだとは思わなかった。4年前に謎の死をとげたカリスマ女流作家のもとに集う5人の女たち、豪華な食事の間で交わされる虚偽と疑惑、導き出される真実、そして大いなる謀りごと……。一定の場所と限られた人数でサスペンスフルな展開を描き出した演出が非常に見事。事の真相にはきっと驚かずにはいられない。
スマイル・ペコさん 9点(2003-10-14 15:50:51)
28.なるほど、やられた。展開に着いていきながらラストが読みようが無い。サスペンスの醍醐味が面白い。
スルフィスタさん 9点(2003-10-13 19:00:46)
27.ネタバレ 加藤登紀子は時子じゃなくてえい子で 
時子というのは浅田ルリ子で 
西田尚美は尚美じゃなくって つかさという名で 
尚美というのは富田靖子で 
なんか、なにかとややこしい役名の付け方でしたね ちょっとそのへんどげんかならんかったのでしょうか  一つのテーブルを囲んで五人の会話で成り立つミステリーなだけに名前と顔がピタリと一致しなければ物語の中へと集中して入れないし落ち着かない ちょっとそのへん不親切でもあり変でした。だけどそんな難癖いざ知らず、この中にきっと犯人がいるはずよ さてと犯人は一体誰なのか ゆっくり探っていきましょうよとブレイクタイム。このブレイクタイムの取り方こそがこの作品のセンスの良さだと感じた。最後には結局 犯人誰だったのやら答え出ずして解散してしまったわけですが、 でも判らぬままでそれでよいんだ 後味悪くないです (実は辻褄合っていないところがかなり多かったみたいだがww )
3737さん [CS・衛星(邦画)] 8点(2015-04-01 21:30:18)
26.これはミステリーとして観れば、ネタはしょぼかったです。でも各人物の性格設定など、サスペンスとしての魅せ方は十分堪能できました。年に一度みんなで集まって、という設定は、小説ではありきたりですが、映像としては初見だったこともあり、新鮮でした。果たして時子さんは誰に殺されたのか?という謎を、最後の最後まで引っ張り、観ている僕をやきもきさせる。真相を知っている者の締めくくりも丁寧に作り上げてある。真犯人?の回想も人間ドラマがあって非常に良い。お金はかかってなさそうですけど、経験豊富な女優さんたちの演技でお腹いっぱいになりました。浅丘ルリ子の目が変だったので、8点です。
どんぶり侍・剣道5級さん [地上波(吹替)] 8点(2005-12-19 16:46:54)
😂 1
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25.この物語に登場する女性達がみな物書きであるように、この映画自体がまるで一つの小説で、僕は彼女達が作り上げた文章を読んでいるような、そんな不思議な雰囲気の中に序盤から吸いこまれるように見入っていました。この映画の面白い所はいくつもあって、例えば彼女達一人一人にしっかりとしたエピソードがあったり、個性があったりと、一つの家の中だけの範囲に収め、そして詰め込まれたストーリーの濃厚さがとてもよかったです。それに彼女達の会話一つ一つ、そして一語一語がとても面白く、最初から最後まで彼女達の会話の輪の中に一緒に座っているような臨場感もなんとも楽しかったです。この映画の分囲気は僕にとってとても新鮮で、すごくすごく魅力的な存在でした。
ボビーさん [DVD(字幕)] 8点(2005-08-16 21:18:54)
24.こういう「大邸宅一同集合ミステリーもの」大好きです!クリスティの「そして誰もいなくなった」やフランス映画「自殺への契約書」(1957)を彷彿とさせる展開で冒頭からワクワクしながら観ました。しかもよくぞここまで集めたりと思わせる、いかにも業の深そうな曲者女優たちの競演、こりゃもう出来が悪くなりようがないでしょ。後半ツメがやや甘いかなと思ったけど大負けしてこの点数。やっぱ、モノ書く女には必要以上に近づかんほうがよさそうだなって思いました。結局のところミートソースの缶に毒は入ってたんでしょうか、それとも賞味期限切れの為の単なる味の変化?
放浪紳士チャーリーさん [DVD(字幕)] 8点(2005-04-22 00:06:00)
23.これをみた後、しばらく何もせずに余韻を楽しんだ。高級洋菓子の味わいにも似た極上のミステリ。最近の、えげつない驚かしばかりの作品群にうんざりしてる方にお薦め。殆どのシーンが、山奥の洋館の中で繰り広げられる為、必然、豪華女優陣の演技バトルの様相を呈す、とはいっても、ありがちな、髪振り乱し、金切り声をあげてのオーバーアクション対決に成り下がっていないのでご安心を。小道具の懲りようにも目を引かれる。グラス、食器へのこだわり、本の装丁。そして何よりも特筆すべきは音! いちいち挙げたらキリがないが、職人的こだわりをここにもふんだんに見ることができた、いや、聴けた。冷たい雨の降りやまない木曜の夜、一人きりの部屋の中で観るのがいいかも知れない。
水の上のハイウェイさん 8点(2004-02-07 15:35:28)
22.(疑惑をかけられている状況で)「その話は夕食の後で、それまでは他の話で盛り上がりましょう。」なんて言う女にもビックリだし、そしてここで「そうねそうしましょう。」なんて言って納得する女達にも思わず苦笑い。女たちの間のいい距離感とそこに流れる軽く心地よい空気が映画を包容し、それが見る者をあきさせないテンポを作り出していた。本当はものすごく毒々しい内容なのだけど、さらっと画けてしまうのはこのテンポのよさと女優たちの演技ゆえだろう。
K・Tさん 8点(2003-12-29 13:54:45)
👍 2
21.それぞれのキャラがきちんと描かれており、最後までサスペンスが残る作品でした。飽きずに集中して見られたし、率直にこんなにおもしろいとは思わなかった。篠原監督のイメージが変わりました。
もちもちばさん 8点(2003-11-07 01:39:13)
20.ネタバレ 同じ屋敷で生活する五人の女流作家のうちの一人が謎の死を遂げる。その謎解きという意味では誰が何を企んでいるのか?その真相についての解き方、これが楽しめるか楽しめないかでこの映画の評価は大きく変わってくると思います。私には派手なサスペンスには無い品の良さ、そして、女優陣が繰り出す疑惑の行動などを見て楽しむことが出来た。全体的に説明臭い台詞で通すというのはマイナスであるが、それでもこの映画には雰囲気作りの上手さがある。浅丘ルリ子演じる重松時子の謎の死の真相をどのようにして、解いていくのか?という興味、他の四人の中ではやはり原田三枝子がダンドツに良い。全ては自分が犯人である。とばかり言い切る彼女の心意、女の怖さ、執念深さ、時子への恨み、同じ女流作家としてのプライドの高さなど色んなものが感じられる。ミステリーとしての弱さや緊張感という意味でもあと一押し足りない気もしなくもないが、私はこの映画は人間の怖さ、特に女って怖いということを改めて教えられた作品として楽しむことが出来た。それにしても四人が一緒にテーブルを囲んで食事しながら人殺しの話をしているのを観ると折角の美味そうな料理がと思ってしまい、そういう意味でも怖い映画でした。
青観さん [DVD(邦画)] 7点(2010-07-24 13:28:49)
19.ネタバレ (だいぶ雰囲気は違いますが)「オリエント急行殺人事件」にも似たテイストに、女同士ならではの火花散るサスペンスを加えた、ほとんど舞台劇の様な密室ミステリー(密室じゃありませんけど、テイストがそうなんです)。個人的に狂言というオチではむしろ意外性が薄れると思うので、鈴木京香の推理を結論にした方が物語的に一番意外性があって面白かったとは思う(殺意がありながら、しかし無意識的な殺人共犯というのも刺激的なテーマ)。加藤登紀子や、特に富田靖子の芝居芝居した演技もマイナスですけど、話題性だけで製作される中途半端な推理モノに比べれば出色の面白さだとは思いました。でもこれって、監督や脚本家よりも原作(もちろん未読です)に拠る所が大きいんじゃないのかなぁ…、7点献上。
sayzinさん 7点(2004-08-16 13:35:01)
18.予備知識まったくなしにスカパーで見ましたが、なかなか面白かったです。舞台劇の雰囲気が。これはこれで良いのですが、別の女優さんでも見てみたい。
かもすけさん 7点(2003-10-26 22:10:27)
17.上質なミステリーとして楽しめたが、最後がどうも腑に落ちなかった。加藤登紀子さんの他に時子さんがいて、西田尚美さんの他に尚美さんがいて紛らわしかったけど、それは末梢か。
ESPERANZAさん [DVD(邦画)] 6点(2014-08-26 21:32:38)
16.密室劇っぽい感じでなかなか良かったです。でも話の筋がわかりにくいのが残念でした。見終わったあと「なんで?」って思うところが多かった。
紫電さん [DVD(邦画)] 6点(2008-05-22 22:52:01)
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マーク説明
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《更新》:7日以内に更新

【点数情報】

Review人数 35人
平均点数 6.80点
000.00%
100.00%
212.86%
312.86%
412.86%
5720.00%
6720.00%
738.57%
8720.00%
9514.29%
1038.57%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 Review0人
2 ストーリー評価 6.00点 Review1人
3 鑑賞後の後味 7.00点 Review1人
4 音楽評価 8.00点 Review1人
5 感泣評価 Review0人

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