映画『永遠のマリア・カラス』の口コミ・レビュー

永遠のマリア・カラス

[エイエンノマリアカラス]
CALLAS FOREVER
2002年スペイン
平均点:6.39 / 10(Review 38人) (点数分布表示)
ドラマ音楽もの
新規登録(2003-10-13)【いざ、ベガス】さん
タイトル情報更新(2014-01-26)【イニシャルK】さん
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監督フランコ・ゼフィレッリ
キャストファニー・アルダン(女優)マリア・カラス
ジェレミー・アイアンズ(男優)ラリー・ケリー
ジョーン・プロウライト(女優)サラ
脚本フランコ・ゼフィレッリ
作曲ジャコモ・プッチーニ歌劇「蝶々夫人」より「ある晴れた日に」「ジャンニ・スキッキ」より「私のお父さん」他
ジョルジュ・ビゼー歌劇「カルメン」より「ハバネラ」「ジプシーの踊り」「闘牛士の歌」他
撮影エンニオ・グァルニエリ
配給ギャガ・コミュニケーションズ
字幕翻訳古田由紀子
あらすじ
全盛期の声をすでに失っているオペラ歌手マリアカラス(ファニーアルダン)は昔の彼女の録音した声を使って口ぱくによるオペラ映画「カルメン」の主演をやってみないかと相談される。カムバックを賭ける彼女は悩んだ末に承諾する。いまや伝説となっている天才オペラ歌手の晩年にスポットを当てたミニシアター映画。劇中展開される「カルメン」は必見。
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💬口コミ一覧

38.ネタバレ 映画としてはまあまあ。当時こんなプロジェクトがあったら面白かった。最も当時の技術では無理だろうけど。この映画のオペラシーン、全編見たいです。そして絶対DVD買います。カラスは有名ですが決して美声ではなかったし(美声と言えばジョン・サザーランドのような歌手を言うのではないかしら)欠点をカバーしてドラマチックかつ内面的に歌を歌った人ではないでしょうか。
 それはとにかくオペラシーンだけでも10点あげたい。
naosukeさん 10点(2004-03-22 16:56:30)
37.マリア・カラスの歌声を初めて聞いたが、鳥肌モノだった。劇中劇のカルメンは迫力があり、ファニー・アルダンの演技もとてもいいし、静の美しさがある。カラスの人生についてもっと知識を蓄えてもう1度見たい。唯一、オープニングがあまり好きではないので-1点。
いざ、ベガスさん 9点(2003-10-14 00:23:39)
36.ネタバレ 80を過ぎてもなお歌えるオペラ歌手もいるのに、20世紀最高のプリ・マドンナと呼ばれたマリア・カラスの声の衰えは著しかった。40を過ぎると下り坂、50を超えた日本公演ではさんざんなできだったという。すでに伝説の存在となり、オナシスとの思い出と若き頃の自らのレコード音楽に浸る隠遁生活。そこから夢よもう一度という物語なのだが・・・。
マリア・カラスを演じるファニー・アルダンは秀逸。物語が進むにつれ、本当のマリア・カラスに思えてくる。そして吹き替えに使った30代のカラスの歌がすばらしい。
合成されたカルメンで大成功かと思いきやというラストがまた良い。
ESPERANZAさん [DVD(字幕)] 8点(2012-07-11 23:04:16)
35.ネタバレ オペラにあまり詳しくない方のため一言。劇中劇の「カルメン」の主役カルメンはソプラノ(マリア・カラス)ではなくメゾ・ソプラノかアルトの役柄です。わたしもマリア・カラスが歌っている「カルメン」のCDを持っていますが、マリア・カラスにしてみれば(劇中でも「カルメンは別物。」と言っていますが)「頼まれたから自分の得意分野ではないけれどしかたなく歌ってあげた作品」なので、口パクも簡単に引き受けたのだと思います。「トスカ」は引き受けたような引き受けてないような・・・。彼女の十八番はやはり「椿姫(ラ・トラビアータ)」です。椿姫(ソプラノ)が歌うアリアの難度は非常に高く、声量が要求されるのでマリア・カラス以外の痩せ型ソプラノ歌手がうまく歌えた例は極めて稀なようです。肺病で死にかけているはずの椿姫の役を太ったソプラノ歌手がやって上演期間中笑いの種になったこともあります。だから、中年を過ぎて美貌とすらっとした体型を保ったカラスが口パクのビデオ版「椿姫」の製作を許したのか・・・恐らく頑強に拒否したのでしょうね。おまけですが、一流俳優の口パクに上の中程度の歌手の声を載せたビデオ作品にはソフィア・ローレン主演の「アイーダ」があります。プレイボーイとして名高い(実際は堅物)のプラシド・ドミンゴ(テノール)が歌うモーツアルトの「ドン・ジョバンニ(バリトン)」も聞いてみたいです。主役のあまりのワルさ加減のせいでいくらうまく歌っても主演歌手はカーテンコールで拍手してもらえないんです・・・でもあんなに太ったドミンゴではやはりうけないかもしれません。
かわまりさん [DVD(字幕)] 8点(2012-04-16 02:51:27)
34.歌声が素晴らしかった。劇中劇をもっと楽しみたかった。ホントの伝記にして欲しかったなと言う気持ちもある。
paruruさん 8点(2003-11-27 12:56:42)
33.名匠ゼッフィレリ監督の小粋な佳作。オペラシーンだけでも1本にして見たい!シャネルの衣装もすてき。カラスに興味なくても感動できます。もっとこういう映画が見たい。
mimiさん 8点(2003-10-18 18:31:30)
32.マリア・カラスの事はな~んも知らなかった。CDすら聞いたことがなかった。だいいち、オペラを観た事が1度もない。で、まあ、観たわけですが。物凄く綺麗な声だと言う事は分かる。でも、私にはそこまで。よっぽど音楽のセンスがあるか、マリア・カラスのファンでないと一番良いところが楽しめないかも。でも、マリア・カラスを知らない世代でも十分楽しめる。感動できる。監督はじめ製作者と出演者に愛があるからでしょうね、マリア・カラスに。
山岳蘭人さん 8点(2003-10-18 17:41:42)
31.アルダンのカラスが最高~ 容姿は似てないのに雰囲気でカラスそのものに見える。彼女なくしてはこれほどのカラスを再現できなかっただろう。劇中のカルメンのオペラはほんの一部だけど演出と衣装が本格的で見ごたえがある。彼女と親交の深い監督ならではだが、失恋や納得できる歌が歌えなくなって苦悩する生々しいカラスが描かれる。作品で使われたカラスの最盛期の歌はもちろん、本人が失敗だったという日本公演の歌でさえ素人耳には素晴らしかった。
キリコさん 8点(2003-10-17 17:05:29)
30.カラス役はファニー・アルダン。なんかこう大きくて、ざくざくっと男っぽいんだけども、そのぶんフェロモンも奥ゆかしさ無く全開で迫ってくるものがある。好きです。劇中劇のカルメン、赤と黒の衣装が強烈に似合って、まさに“スター”といった風格。すごい存在感だ。カラスなのかアルダンなのかどっちに魅かれてるのか分かんなくなったりする。どこまで実話に沿ってるのかは分からない。アーティストである以上、カラスが偽りの興行に同意するとは思えないけども、自らを静かに見切ったラストのアルダンの表情は哀しいけど美しかった。
tottokoさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2013-09-13 23:57:06)
29.二度目の鑑賞。カルメンはすてき、いい構成だとおもう。惹かれました。
HRM36さん [DVD(字幕)] 7点(2011-03-25 09:11:41)
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28.最近オペラに強い興味を感じているため、やはり本作は必見ものだろうと思って観たのですが、まさにタイトルどおり『マリア・カラス』を堪能するための作品ですね。よく言われているようなマリア・カラス像を巧く表現していると思います。ラストシーンで見せた、あのような重たい言葉を彼女が言えたかどうかは別として、監督の熱い思いを感じさせてもらえました。
ロウルさん [DVD(字幕)] 7点(2006-12-06 11:57:37)
27.皆さんが言っているように、「カルメン劇」が素晴らしい。 私は息をするのも忘れてカルメンのシーンを見入ってしまった。 はっきり言って、あのオペラシーンを見るだけのためだけでも、この映画の観る価値はあると思う。それくらい圧巻の名シーンだった。カラスという人の人間性に関しては、決して都合の良いようには描かれておらず、それがかえって偽善さを感じないので良いのではないか?と思う。 天才にありがちな自我の強さと、闘牛並みの気性の激しさを兼ね備えた女性に感じた。 ただこのカラスという主人公以上に、ゲイのプロデューサーの男のほうが私としては見ていて面白かった。 カラスに振り回されるだけ振り回されて、色んなものを失ってしまう。カラスに対して「次は何が欲しい?私の腎臓か?」というジョークがせつない・・
花守湖さん [映画館(字幕)] 7点(2005-02-20 00:32:54)
👍 1
26.ネタバレ 才能が枯渇したとき、若さを失ったとき、人はどう生きるか。もはや取り戻せない輝いた時間を思いながら、老いを受け入れ、生きていくことの苦さ。マリア・カラスという天才をモチーフに、普遍的な物語を描きあげている良作な映画だと思う。ファニー・アルダンが、ファンが思い描くとおりの美貌のマリア・カラスを演じていて素晴らしい。途中から、ファニー・アルダンという女優の物語のような気もしてくる。普遍性のある物語なのが、裏目に出ているような感じもする。謎に包まれて伝説になっていたマリア・カラスの晩年に、「こんなこともあったかもね」という、あくまでも想像の話として作られた物語だということだが、実話風につくっちゃったために、有り得ない~と思ってしまうのも、難点。でも、映画の中では、マリア・カラス役としてのファニー・アルダンが演じたカルメンの映像に、実際のマリア・カラスの声が当てられているわけで、オペラファンとしてはちょっと幻想的な世界である。発想としては非常にうまいところをついている物語だと思う。個人的には、ジェレミー・アイアンズの長髪が、妙な軽薄さを生んでいて、面白かった。ロックもバレエもプロデュースする仕掛け人として成功してるけど、本当の芸術も追究したいという、欲張りな男のロマンを、女がたしなめるラストが、印象的だった。
ルクレツィアの娘さん 7点(2004-08-16 22:50:03)
👍 1
25.オペラでの歌声はマリア・カラス本人のものだけあって迫力がありましたね。内容的には今一歩というところもあるんですが、晩年のマリア・カラスは寂しいと切ないのとで哀れに思えてしまう面もありました。どんなに才能がある人も結局老いには勝てない、改めてそれを感じました。関係ないんですけど、前にテレビ番組でマリア・カラスの究極のダイエット法がクイズ形式で紹介されてたんですけど、確かサナダ虫という寄生虫を体に入れて痩せるという荒業なんですが、流石にそれは映画の中では描かれてませんでした。
カーマインTypeⅡさん 7点(2004-07-25 12:54:34)
24.全盛期が偉大であればある程衰える事は辛い。昔に戻れないと分かっているであろうに夢を見てしまったカラスとラリー。夢の部分である「カルメン」。オペラの知識が無い自分には、理屈ぬきで胸に響いた。このまま突っ走るのか、どこで夢から覚めるのかと観ていたのでラストの二人は切なかった。早くに逝ってしまったカラスは、第二の人生の舞台は自身考えられなかったのかと思うと悲しい。威厳に満ちた姿、美しさ、痛々しさ。ファニー・アルダンの演技は圧巻。
The Grey Heronさん 7点(2004-04-26 08:20:16)
23.ネタバレ ♪ラリーィ なぜ泣くの カラスの勝手でしょ~
ファニー・アルダン様をお慕い申し上げるかーすけ、ほんとはけなしたくないのだけど、ラストの急転、これはサスペンス並みに驚かされ&がっくり~。パクパク苦悩をもっと掘り下げて欲しかった。これも書きたくないけど、監督さんがお年を召されていることが裏目ではないかとさえ思う。自分はカラスを熟知してます、実力に反して彼女自身の苦しみはこれこれで、多少の誇張も入れて表現しました、観客の皆さんなら容易に理解していただけますでしょう・・といった老練なる自信である(私の思いすごしであってほしいです)。中盤までは皆さんが書いておられる通り、それはそれは盛り上がったので、最後にヘナッと気が抜けてしまった私でした。アルダンの英語はちょっと気になったけど、ハンデ克服努力が画面一杯に感じられたし、稽古中にキレるところなどは(ギリシャ系?の)カラスに似せて叫んでいたように思う。「ある晴れた日に」は良かった、生声付きやし。もっと気になったのはロン毛が超違和感のジェレミー・アイアンズ・・正面から映しても病弱な老人に見え、意欲満々の製作者という風格を感じられませんでした、演技は言うまでもなく素晴らしいんですが・・。ああ、大好きなジャンルなのにケナすだけになってしまいそうだ、、老女メイド役:ブルーナを演じた女優さんが祖母コン心をグラグラ揺らしてくれたので+1点。旧作になったらも一回観ます。
かーすけさん 7点(2004-03-18 00:51:47)
22.ネタバレ 確かにオープニングはアタシもちょっとのけぞっちゃったわ。 これってマリア・カラスの映画だったわよね!?みたいな。 アタシはマリア・カラスが死んだ頃に生まれてるらしいので、もちろんリアルタイムでは彼女を知らないんだけど、あの有名な三角関係といくつかの写真は知ってたの。 でもどんな人だったのかは全然知らなかったんだけど、この映画を見てなんとなく彼女の人物像がわかったような気がするわ。 アタシが思うに、マリア・カラスってきっと世間が思ってるような美貌と完璧な歌声に恵まれた「天才」じゃなくて、コンプレックスと異常なまでの完璧主義に悩まされ続けた「秀才」タイプだったんでしょうね。 実際誰よりも練習熱心だったっていうし、サナダ虫ダイエットは有名だし。 もちろんあまりに仕事にストイックだったために周りから誤解されることも多かったようだけど。 まあ要するに不器用な人だったってことかしら。 でも、その他人には理解できないほどの歌に対する熱心な態度が、死んで30年近くたってもこうして映画ができたり、いまだに彼女を超えるオペラ歌手はいないって言われたりすることにつながってるんでしょうね。 やっぱり常人とは違うのよ、感覚が。 ってことでモロ常人のアタシには感情移入はできなかったけど、やっぱり歴史に名を残すような人は違うなあ、とアタシは素直に感心しちゃったわ。 …マリア・カラスのオペラ、実際この目で見てみたかったわー。
梅桃さん [試写会(字幕)] 7点(2004-03-09 00:22:04)
21.オープニングシーンが何故かすごく安っぽい。70年代を背景に
した映画だからか?って思ってたらすぐにゼフィレッリらしい映像に。とにかくこの映画の見所は、ここまでやれば女優冥利に尽きると思われるアルダンの演技。余すところなく晩年のカラスの苦悩を表現し非常な好演。ゼフィレッリの分身ともいうべきゲイ
のプロデューサーを演じたアイアンズも影が薄い。
放浪紳士チャーリーさん 7点(2004-01-15 12:05:37)
👍 1
20.ネタバレ 絶頂期を過ぎた晩年のオペラ歌手マリア・カラスとそのプロデューサーの苦悩の日々が哀愁漂うタッチで綴られています。オペラ歌手としての峠を越した彼女は口パク―音声技術の細工で表現された一大歌劇「カルメン」は結局偽りのものでしかありません。そのことを誰よりマリア本人が悟った寂しさが滲むフィナーレ。
獅子-平常心さん [DVD(字幕)] 6点(2013-04-02 00:49:51)
19.栄光に駆け上っていくマリア・カラスも見たかった。
さらさん [DVD(字幕)] 6点(2008-07-30 15:42:32)
👍 1
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マーク説明
★《新規》★:2日以内に新規投稿
《新規》:7日以内に新規投稿
★《更新》★:2日以内に更新
《更新》:7日以内に更新

【点数情報】

Review人数 38人
平均点数 6.39点
012.63%
100.00%
200.00%
300.00%
437.89%
525.26%
61436.84%
71026.32%
8615.79%
912.63%
1012.63%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 8.00点 Review2人
2 ストーリー評価 6.00点 Review4人
3 鑑賞後の後味 7.25点 Review4人
4 音楽評価 8.50点 Review6人
5 感泣評価 7.00点 Review2人

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