映画『リプリー』の口コミ・レビュー

リプリー

[リプリー]
The Talented Mr.Ripley
(Ripley)
1999年上映時間:140分
平均点:5.86 / 10(Review 195人) (点数分布表示)
公開開始日(2000-08-05)
ドラマサスペンスシリーズもの犯罪もの青春もの小説の映画化
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2019-05-21)【Olias】さん
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監督アンソニー・ミンゲラ
キャストマット・デイモン(男優)トム・リプリー
グウィネス・パルトロウ(女優)マージ・シャーウッド
ジュード・ロウ(男優)ディッキー・グリーンリーフ
ケイト・ブランシェット(女優)メレディス・ローグ
フィリップ・シーモア・ホフマン(男優)フレディ・マイルズ
ジャック・ダベンポート(男優)ピーター・スミス=キングスレー
ジェームズ・レブホーン(男優)ハーバート・グリーンリーフ
セルジオ・ルビーニ〔男優〕(男優)ロヴェリーニ警部
フィリップ・ベイカー・ホール(男優)アルヴィン・マッキャロン
ステファニア・ロッカ(女優)シルヴァーナ
リサ・アイクホーン(女優)エミリー・グリーンリーフ
石田彰トム・リプリー(日本語吹き替え版【VHS/DVD】)
渡辺美佐〔声優〕マージ・シャーウッド(日本語吹き替え版【VHS/DVD】)
沢海陽子メレディス・ローグ(日本語吹き替え版【VHS/DVD】)
大木民夫ハーバート・グリーンリーフ(日本語吹き替え版【VHS/DVD】)
水島裕トム・リプリー(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
日野由利加マージ・シャーウッド(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
平田広明ディッキー・グリーンリーフ(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
塩田朋子メレディス・ローグ(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
宮本充ピーター・スミス=キングスレー(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
稲垣隆史ハーバート・グリーンリーフ(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
坂口候一フレディ・マイルズ(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
原作パトリシア・ハイスミス「太陽がいっぱい」/「リプリー」(河出書房新社 他)
脚本アンソニー・ミンゲラ
音楽ガブリエル・ヤレド
アンソニー・ミンゲラ(音楽プロデューサー&スコア・プロデューサー)
ウォルター・マーチ(スコア・プロデューサー)
編曲ガブリエル・ヤレド
撮影ジョン・シール
ブノワ・ドゥローム(ニューヨーク班撮影監督)
製作ミラマックス
パラマウント・ピクチャーズ
製作総指揮シドニー・ポラック
配給松竹
特撮ジム・ヘンソン・クリーチャー・ショップ(視覚効果)
美術ロイ・ウォーカー(プロダクション・デザイン)
衣装アン・ロス〔衣装〕
ゲイリー・ジョーンズ[衣装]
編集ウォルター・マーチ
録音ウォルター・マーチ
字幕翻訳松浦美奈
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💬口コミ一覧

195.陽気なイタリアを舞台にしているはずなのに全体的に陰鬱な雰囲気が漂う。
光が当たらない陰の男だったリプリーが友達や女が集まる太陽のような眩しいディックに出会い、最初は一緒にいられるだけで良かったかもしれないが、徐々に欲求が高まり最後は悲劇的な結果に陥る。デイモンの戸惑い、憧れ、嫉妬、苦悩が非常に上手く描けている。
しかし運命の悪戯が、リプリーを陰の男から憧れの太陽の男に変化させてくれる。
ただ嘘をつき続けることによって、逆に本当の自分を「秘密の扉」の中に押しやっているようにみえて非常に切なくて苦しい。
ラストのピーターに自分の良さを語ってもらいながら首を絞めるところなんて、本当の自分が何者で何をしたいのか分からなくなっている感が上手い。
キャスティングも豪華でブランシェットのお嬢様役もかなりいい。
デイモンも良かったと思う、ボート上で告白した後の「オマエは退屈だ!」のセリフを聞いた後の渋い顔をしたデイモンは忘れられないね。
ちなみにオリジナルは見てません、見てないほうが比較しなくていいので楽しめるのかもしれない。

六本木ソルジャーさん 10点(2004-04-21 20:40:32)
194.私はマット・デイモンがおフロにはいってるところがドキドキでした。あの体がすてき。
シエスタさん 10点(2003-01-20 19:25:49)
193.最高に良かった。観る前に描いていたイメージとだいぶ違います。この作品って結局、恋愛映画でも何でも無いんだね。終ってみればマット・デイモンのサイコ映画だったと言う訳。良い意味で期待外れでした。
イマジンさん 10点(2001-09-25 12:08:41)
192.マットデイモンはまりすぎーでもジュードロウとは似ても似つかねーそんなジュードロウもはまりすぎー顔が左右対称ーそんでもってケイトブランシェットまで出ちゃって贅沢やわーこれはね、おもしろいよ
ドレミダーンさん 9点(2004-07-18 17:36:06)
191.「太陽がいっぱい」よりかはハイスミスの原作寄り。アラン・ドロンのほうは計画を周到に用意して犯行に臨むが、マッド・デイモンのほうはかなり行き当たりばったり。このあたり、旧作よりも「リプリー」のほうが緊張感を感じた……ような気がする。でもこれは、観る順番によっても印象が違ってくると思うけど。ちなみに私は、「リプリー」のあとで「太陽がいっぱい」を観た。
Kさん 9点(2004-01-31 20:54:36)
190.私自身が「太陽がいっぱい」を愛しすぎているということを差し引いて考えても、素直に面白かったと言える作品でした。そういう意味では、もしかして凄い傑作なのかも?とさえ思います。普通、オリジナルに思い入れが強かったらこんなもの受け入れられませんよね。まず第一に、アラン・ドロンと比べようにも比べられないマット・デイモンを連れて来たところがさすがです。重めの展開で、前作では描かれなかったリプリーの卑屈さ、富と名声に対する強烈な劣等感を前面に打ち出して来た点で、前作とはまた違った重厚感が出ました。出しゃばりすぎずキチンと締めたフィリップ・シーモア・ホフマンなど、脇役の使い方にもセンスが感じられていて良かったです。何よりジュード・ロウの強烈な存在感と、色男を捨てた凄惨な殺されっぷりが異常な緊張感をかもし出して、特殊メイクにも驚嘆しましたし前作への未練も完全に断ち切ることが出来ました。リメイクとしてここまで成功した例が他にあったか?と考えると、高い評価をせざるを得ません。あくまでも別の作品として、一個の映画として非常に良く出来ていると思います。
anemoneさん 9点(2003-12-29 13:03:48)
189.ネタバレ  ある意味「太陽がいっぱい」を超える傑作。人物描写や筋立てがとても丁寧。 「太陽がいっぱい」は、鮮やかな色彩と軽妙なタッチで描かれた水彩スケッチって感じでフランス人独特のハイセンスが印象に残ります。 一方、リプリーは重厚な油絵って感じです。作り込まれてます。 リプリーがジュード・ロウに抱く憧れをアメリカ人が抱くヨーロッパへの憧れを背景に描く監督の構成力は非凡です。 マットは言わずもがな役者全員、演技がすばらしい!全体的に高い知性を感じます。
BAYSONGXさん 9点(2003-07-08 12:53:19)
188.ジュード・ロウってそんなに素敵とは思わなかったな。アホ息子の役には似合ってたけど。マージは原作どおりの頭悪い女にした方が良かったと思うし。マットは流石に上手いと思った。ピーターが凄く素敵な人だったしトムともお似合いでいい雰囲気だったのに2人のシーンが少ないのが残念。もっとそのへんをふくらましてほしかった。ラストのトムの涙とピーターのトムへの優しい愛の告白が 残酷な別れが 切な過ぎて泣けました。
かよこさん 9点(2003-02-26 10:17:54)
187.ストーリーにぐいぐいひきこまれてしまった。うまく人間の心理を現していると思う。良作。
Mさん 9点(2001-02-20 02:20:28)
👍 1
186.ネタバレ オリジナルより先にこちらを見るとこれはこれで悪くない。マット・デイモンに感情移入し、結構ドキドキできた。確かに太陽がいっぱいの方が綺麗で傑作然としているが、この映画は面白い、楽しめた。
竜ヶ沢中段さん [DVD(字幕)] 8点(2014-03-23 23:09:31)
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185.リメークした作品の大概はオリジナルには及ばないのが定説のようですが、元の話自体がしっかりしているからでしょうか?私個人としてはこれは例外と思うほど良かったです。起用された配役陣も全てがいい感じに当てはまってました。
白い男さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2009-10-02 22:04:48)
184.とても好きな映画です。4,5回は見ました。マット・デイモンは、「ボーンアイデンティティ」でのようなカッコいい役より、こっちのどうにも救いようのない暗くてじめじめした何考えてるんだかわからない役のほうが、断然光っていると思う!マット・デイモン万歳!!
乃駄目さん [ビデオ(字幕)] 8点(2006-09-21 17:31:28)
183.実はオリジナルを見た事が無いので、比較は出来ないけど、人間ドラマとしては秀逸な作品だと思う。

リプリーの行動には無理があるし、計画らしい計画も無く、すべてが行き当たりばったりだけど、それだけに妙なリアリティがある。

特に今作は、オリジナルの「持つ者と持たざる者」というテーマよりも、お互いの「相手に対する想いの温度差」が招く悲劇という普遍性をクローズアップしている点が重要。そこに感情移入できない人は、この作品の本質も理解できないと思う。

こういう相手との温度差は、友人関係、恋人関係に拘らず、どんな人間関係でも日常的によく感じる事だろう。実際、自分も親しい友人に裏切られた経験がある。ところが、相手は自分を裏切ったと言う意識すら無かったようで、むしろ、その相手の自分に対する「無関心」こそがショックだった。憎悪や裏切りは、まだ相手に対する感情の発露ゆえに、少なくとも無関心ではない。よく言われる事だが、「愛情」の対義語は「憎悪」ではなく「無関心」なのだ。

この作品でも、結局、リプリーの存在はディッキーにとって「どうでもいい」程度の事でしかなかった。言わば、始めに相手の存在を「抹殺」したのはディッキーであり、その冷酷で非人間的な感覚の前では、リプリーの絶望感や憎悪の発露は当然であり、むしろ人間的なものだろう。

ただ、惜しむらくは、ディッキーを殺してからが長過ぎるところ。本来は「ディッキー殺し」こそが最大の山のはず。その後をダラダラと続けてしまったために、本来のテーマが霞んでいる。惜しい。

FSSさん [ビデオ(吹替)] 8点(2005-07-07 11:20:13)
182.ネタバレ 何度か観てるので展開がわかってるにもかかわらず、つい話に引き込まれてしまう。自分の過去とか犯した間違いとか本来の自分自身から目をそらしてただ逃げ続けようとするリプリーは、弱くてひたすら正しくない人なのだけど、私もそんな彼を他人事として切り捨てられるほど強くて正しい人ではないです。ディッキーが殺されるシーンは、そこに至るまでのやりとりも含めて生々しくってそこいらのホラー映画より恐い。背景になってるイタリアの景色も美しかった。
羊飼いさん 8点(2004-12-21 22:43:35)
181.ネタバレ リプリーのホモセクシュアルが巧みに描かれている。ディッキーに「一緒に風呂に入りたい」という辺りは唐突に思うが、「君が愛しているのは僕だ!」と言い切るところで納得すると共に度肝を抜かれる。この時点で、「太陽がいっぱい」とは筋書き以外全く異なる映画であると思い知らされる。・・・今夜の放送ではカットされていたが、フレディの「覗きか?」列車でのディッキーの「気味悪い」ボートでの「退屈だ」という言葉(どの言葉も、執拗に繰り返される)など、性が陰湿であるリプリーへの、ネアカたちの生理的で根の深い軽蔑もよく描かれている。だから愛憎劇もすんなり飲み込むことが出来た。(愛憎が殺人の動機となっている点が、「太陽・・・」との根本的な違いだと思う。)また、殺人シーンもショッキングだ。ディッキーの死体に寄り添って、海をボートにて漂っているシーン。フレディを使徒の胸像でころしてしまうシーン。だが最も不気味なのはラストだ。リプリーのホモ的性質に注意して話を追っていくと、彼にとってピーターが如何に必要な男かがわかる。彼らの友情はそれを示すシーンこそ少ないが、ピーターが教会音楽の指揮を執りつつリプリーに微笑むシーンなどは、リプリーの美点を受け入れる友人が遂に登場したことを指している。秘密がリプリーを追いたて、ついにその友人をも殺すことになり・・・リプリーに乞われてピーターがひとつひとつ彼の美点を挙げていき、最後には「君を想うと胸がくるしくなる」と怪しい発言が飛び出て、一方のリプリーも泣きじゃくりつつ・・・首を絞める。怪しすぎる。
フランシス=ライオネルさん [映画館(字幕)] 8点(2004-07-18 05:12:05)
👍 1
180.「太陽がいっぱい」を観ていないので別物として自然に受け入れて観ました。マッドの動機がイマイチ分かりにくかったけど・・・。「まあ面白かったな」って感じです。「太陽がいっぱい」を観たくなりました。でも果たして「太陽・・・」を見た後に「リプリー」を観たくなっただろうか?
あずきさん 8点(2003-12-08 20:46:23)
179.けだるい南仏のイメージが、美しくもあり、悲しくもあり。全編を貫くのは、絶望感。一方、ストーリーは二転、三転し、サスペンスとして十分楽しめるので、視聴後の満腹感がある。
ジュード・ロウとグウィネス・パルトロウのカップルがビジュアル的にとっても奇麗。
よしのさん 8点(2003-11-22 15:04:14)
178.楽しかった。長いと感じなかったし。音楽や映像も美しく、もう一回観てもいいと思える映画。1950年代の雰囲気も出てたと思います。警察や探偵が近付いたり、主人公のついた嘘が周りにバレそうになる場面などが多く散りばめられているんだけど、あんまりハラハラドキドキできないのが・・・難点かな。「見た後、率直に面白かったなぁ・・・」なので、基準に忠実に従い、ここは8点にしました。
RTNEE USAさん 8点(2003-10-26 01:04:15)
177.ネタバレ 最後にマットで慰問が泣きながら船室から出てくるシーンが凄く印象的でした。
malvinasさん [映画館(字幕)] 8点(2003-10-20 21:51:23)
176. 敢えて高得点にしました.“太陽がいっぱい”とは別物と考えたい.ミンゲラもデイモンも違う方向を目指したのでしょう.朴訥で勤勉で温厚そうで垢抜けない青年が冒頭“スターバト・マーテル”の伴奏をしている.この旋律がこの直後からの展開の節々に、低くはあるがしっかりと鳴り響いているような効果がありました.Mr. Ripley は、“The Talented“であり、外見とは裏腹の暗闇と狡猾さ(はじめは小器用というレベルなのだが)を併せ持ち、暗闇に堕ち続けなければならない哀しみを持つ人間である、という解釈を、M. デイモンは忠実に大仰でなく演じたのだと思います.目を背けたくなる人間の醜さと凡庸さなんて容易に同居できるのだ、という視点を評価したい.
シャリファさん 8点(2003-10-13 10:22:20)
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マーク説明
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【点数情報】

Review人数 195人
平均点数 5.86点
010.51%
100.00%
221.03%
3136.67%
42010.26%
54824.62%
64523.08%
73115.90%
82613.33%
963.08%
1031.54%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 6.00点 Review3人
2 ストーリー評価 5.50点 Review6人
3 鑑賞後の後味 4.83点 Review6人
4 音楽評価 5.80点 Review5人
5 感泣評価 3.50点 Review4人

【アカデミー賞 情報】

1999年 72回
助演男優賞ジュード・ロウ候補(ノミネート) 
作曲賞(ドラマ)ガブリエル・ヤレド候補(ノミネート) 
美術賞ロイ・ウォーカー候補(ノミネート) 
衣装デザイン賞アン・ロス〔衣装〕候補(ノミネート) 
衣装デザイン賞ゲイリー・ジョーンズ[衣装]候補(ノミネート) 
脚色賞アンソニー・ミンゲラ候補(ノミネート) 

【ゴールデングローブ賞 情報】

1999年 57回
作品賞(ドラマ部門) 候補(ノミネート) 
主演男優賞(ドラマ部門)マット・デイモン候補(ノミネート) 
助演男優賞ジュード・ロウ候補(ノミネート) 
監督賞アンソニー・ミンゲラ候補(ノミネート) 
作曲賞ガブリエル・ヤレド候補(ノミネート) 

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